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ほかのひとが起こしたイベントの収拾つけるの苦手なのよね。どこを着地点にするつもりなのか汲み取るのが苦手というか。
やりたいことを途中で切っちゃうのはあまりにも悪いし。
自分でおこしたイベントなら、やりたいこと終わればさっさときっちゃうんだけど。
はい、幸せにしてくださいね
[自分の幸せが、ユウトの幸せに繋がることはわかってるから。
だから微笑み返して、再び目元に拭うようにキスを。]
――え、え、ユト?…ふにゃぁっ
[甘噛みされた耳を片手で押さえて。軽く涙目なままユウトを見上げた。仕返しに同じことをしようかと思ったけれど。たくさんふってくるぬくもりを前に、できたのかどうか。
どちらにせよ、最後には赤く染まった顔をユウトの胸に埋めてぎゅ、っと抱き着くのだけれど]
―回想:学園祭前―
はー。どうしたらいいんだろうな…。
[部活の帰り道、一人ブランコに乗り、考えこんでいた。]
答えは決まってるのにな…。
[今の私には、ケインと離れることはできない。
でもこないだの演奏会での、初めての音楽のワクワク感。今までこんなに楽しく、音楽をやったことはなかったから。]
欧米にいったら、またワクワクした気持ちになれるのかな…。
[レリアは悩むうちに、ますます留学への思いは、大きくなっていただろうか*]
[ぎゅっと抱きつかれて。赤く染まった顔と、その仕草が、いとおしくてたまらなくて。
そっとソファの上に押し倒す。]
ルヴィはかわいすぎるんだってば。
……狼になっちゃうぞ。
[ぎゅーっとぎゅーっと抱きしめて。
翌朝、寝不足であくびをかみ殺しながらトレーニングをしていたとかしていなかったとか*]
>>@336続き
[当選したチケットに関して、商店街会長からパンフレットを渡された。詳しく注意事項が記されている。
2名で使えるペアチケット。現地との往復の交通費と宿泊費。ツアー内にオプション1つ。
当選者以外の利用不可。後はキャンセル時の取扱やら、日程についてやら]
……誘ってみようかなぁ。
でもご両親が何て言うか……。
[寮に帰って、ベッドの上で寝転んでごろごろ。
やがて意を決したように携帯を取り出した]
『To レリア
11月の28日から29日って空いてる?
良かったら、旅行に付き合って欲しいんだ。
』
[要件のみのメール。自分で打った文章を眺め、しばらく悩んだ末に、送信ボタンを押した*]
……ん…
[押し倒されて目をぱちくりさせるけれど。]
…………ユトはネコ科なのかイヌ科なのか謎です…
[抱きしめられながらそんなことを言って。
どちらもネコ目で大きく見れば一緒?とか思うのはきっと朝方になってから*]
― 幕間・ルディの工房にて ―
[シルヴィアに隠れて、時間をひねり出して。ここ最近こっそり通っている工房。クリスマスまでになんとか間に合わせようと、結構な頻度で来ている。]
「ユト、それじゃだめだよ。つけたときに曲がっちまうぞ?」
[本職の彫金師のルディにお願いすれば、きっと半日どころか1時間で終わる作業なんだろうけれど。どうしても、自分でやりたかった。
一生懸命、がんばって、苦手な料理を自分のためにつくってくれた恋人にお返しするのは、自分で仕上げたものじゃなければ嫌だった]
うあー、おもったよりむずかしいねこれ……
「だれでもできるようなもんだったら、俺の飯の種がなくなっちまうだろ。ただでおしえてやってるんだから頑張れ」
あう。がんばる。
[つくっているのはブレスレット。シンプルで、ほとんど飾り気もない代物だけれど。すこしだけ、意向を凝らして文字を彫ることにしている。]
ルディ、ルーターの使い方がうまくいかない……
「それできないと文字なんか彫れないぞ?いいか、こうやって……」
[こうして悪戦苦闘は続くのだった]
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