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案ずるな。
貴様達と同じ地平に立つ用意は出来ている。
――BigFireとワレワレの科学を結合させた力――見せてやろう!
ヲレはクロノ!!!
宇宙を跳ぶものクロノだ!!!
[ドッ。
両腕を組んだクロノの頭上に、空気を震わせ、天球儀によく似たBigFireが現れた。
恐らく、戦艦から射出されたのだろう。8つの天体軌道環を持つ、真鍮色をした、地球のそれとは違い、奇怪さを感じる天球儀だった。
天球儀の中央には、惑星――ラントの母星――が、幾らか簡略化されて鎮座している。
地球の太陽系によく似ているが、二つ違う所がある。
母星以外の惑星軌道環は6つ、ラントの月と太陽の軌道環2つが中央の母星を示す球体型のBF本体を回るという、地動説ではなく”天動説”の構造である事だ。
後方に控えた人型兎達が、一糸乱れずにクロノに敬礼を行った。]
「あの……。」
[大会スタッフが乗った小型BFが戦艦の切っ先に近づき、クロノに呼びかける。]
何だ邪魔するなら、先ず貴様から……
「大会の受付をすませないと参加は出来ません。」
…………。
[数刻後、人ごみが自然左右に割れていく中、大会本部受付へ向かうクロノと側近達の姿があった。]
ENTRY NAME
――――――
宇宙(ウミ)を跳(ト)ぶもの クロノ
BigFire Name
――――――
狂気のアーミラリースフィア メテログラフト
メテログラフトはラント語。
機体自体は、鈍足だが、5M程の距離を跳躍(リープ)する事が出来るBF機体。
他の機能は未定。(多分ない)
搭乗者は、BF機体に触れる事で、とぷん、とまるで水に潜るように中に入れ、パイロットスペースに収まる事が出来る。
BigFire Arm
―――――
★8つの環(バリア)
BFメテログラフトの周囲を回る8つの環。
8つの環が各自回転する事で弾幕を弾き返す。内2つは逆回り。
各環が交差する部分を狙われると弱い。全部の環が破壊されれば、バリアは消失する。完全消失しなくても、環の隙間を潜り抜ければ被弾する。
★ラガリアの刺塵(BF外部弾幕兵装)
不定形の刺塵型弾幕兵装。ただし、弾幕を放つ時は固化し、固化した状態であれば砕く事が出来る。
★カ・エディーリの歯車(BF内弾幕機構)
BFの装甲内側がそうである。
BFの機体破壊が進めば、一時、弾幕放出も出来なくなるかもしれない。
★見よ、ワレらがメテログラフト(BF内弾幕機構・弾幕開放)
BFの最深部手前に展開されている。
この機構が発動すると、いわゆる発狂弾幕が放たれる(生温い弾幕ではなく過激な弾幕攻撃と見るが良し)
見せてやろう、ワレワレの科学力を!
Manufacturer
―――
ラントの科学技術省が仕切る全宇宙向け製品を提供している企業、地球名で言えば「ClockWorks.rant」製。
日用品から軍用品まで、あらゆる科学技術製品を取り扱う、ラント唯一の企業である。
メーカーロゴは、クロノのBF機体そのもの、ラント母星を象っている。
備考:全てがラント製であり、かつ複雑である為、長いピットイン時間でしか修理出来ない。(PL補足:強くなりすぎない為とギリギリの演出をする為の制限)
また、刺塵はその特性上、完全破壊されると機能しない(修理出来ない)弾幕兵装とする。(まあ、ここらへんは制限緩めるのもありですが)
経歴
――
ラント。兎人(とじん)とも言う。
地球からは物凄く遠い銀河の異星人で、宇宙の中でも知能が跳びぬけている種族である。
現実に思想を合わせるのではなく、思想に現実を合わせるという行動の癖があり、自分達の母星が太陽の周囲を回るのではなく、母星の周囲を太陽が回るようにした。
かといって過激な性質かといえば、そうではなく、どちらかといえば全体的に性格は温厚な種族である。
ただ、ラントの軍閥はそうではなく、温厚派と過激派があり、勿論クロノは過激派である。
だが、現在彼らの母星は滅んでいる。
数週間前、平和を保っていた筈の母星で急に戦争が発生。戦争の末、その星に居たものは全て死に絶え、母星の生命兆候の一切が消えた。
クロノ一同は戦艦を率いて母星を離れていた為、無事だった。しかし、彼らがどんなに願っても母星に調査の為に降りる事はある理由により出来ない。
その事実が分かるまでに3名の部下をクロノは喪っている。
現在、母星の調査は、宇宙連邦の手で行われているようだ。
という事で、何だか自棄や逆切れも甚だしい限りの勢いで、クロノは戦艦を率いたまま地球の「大会」に殴りこみに来ました。
(余談だが、クロノ自身はBFの大会には前々から出たがっていた模様だが、素直にそうは言わず、複雑な心境をいだいてたりします:PL裏話)
補足
ラントは、躊躇う事なく自分達を遺伝子操作し寿命を無くしている。ただし、身体能力は鍛えなければ普通レベルである。
クロノは200才程度。部下にはクロノ隊長と呼ばれているかもしれない。
因みに、グレンの相棒の白兎とは全くの別物なのでよろしく。
おい、受付の机が下がらないとはどういう事だ!
[受付に来たクロノは、どんどん!と受付机下の側面を叩く。因みに側近達は受付机に充分足りる背丈である。
受付スタッフは、ぐるりと回りこんでクロノの元へ…]
分かっているだろうが、ヲレが勝てば、チキュウはワレワレのものだ。
[受付スタッフは、クロノの言う言葉をはいはいと適当に流しながら記入を続けさせている。ある意味、凄い人物なのだろう。]
おい、聞いてンのか!?ナめてんのか!コラ!
[殴りかかろうとした所を、クロノの側近達が床に押さえ込み、じたばた。]
お前ラ、ヲレを押さえ込んでどうする!離せ!
チッ……サインなど、これでいいだろうが!
[記入は終わっていたので、最後に受付スタッフから薄い電子ペーパーのものを差し出されると、バコンと拳で叩いた。兎とも人とも言い難い手の形が記され、参加者登録処理は終わったようだ。]
フン!行くぞ!
[服の襟首を直し、後ろも見ずに受付を後にするクロノ。
その後姿が見えなくなった頃、一緒についていかなかった側近が受付スタッフに近づき、そっと一枚のカードを差し出した。]
「大会に規定以上の被害が起こった場合、これでお支払い下さい。」
[僅かに苦痛を滲ませながら、囁いて頼む。]
「……それより、何が起こっているのか理由を聞かせて頂けませんか。」
[暫し、受付スタッフは考え込んだ後――、そう口を開いた。側近は、口を開くのも辛そうな表情をした後――…]
オイ、お前ら、少しボコってやれ。
[大会本部を出て、暫く歩いた頃、クロノは側近達に告げた。「え?」という表情をする側近を見――]
少し喧嘩して来いってンだ、―――よ!
[側近の背目掛け、ドロップキック。
タン、と着地すると、クロノの胸元で、時計の短針長針とハートを組み合わせたような飾りが揺れる。
一方、蹴られた側近は、何処かの酔っ払いとぶつかり、早くも喧嘩が起こり始めている。]
おい、お前らもやれ。
[次々に側近達を蹴りまくり、その場は混乱の坩堝となった。]
フン。
[たす、たす、と両手を払い、傍らにあった酒店へと近づく。
チキュウ人ではない店主に、充分な金を渡す。]
喧嘩が収まったら、ここにいる奴ら全員に奢ってくれ。
[それだけを言うと、クロノは一人その場を後にした。その背に、ふいに寂寥感が漂う。だが直ぐに、人ごみの中に紛れ分からなくなった。]
―― 格納庫 ――
お前ら、ピットインに「「ClockWorks.rant」の技師達は連れていっただろうな?
チキュウ人達に、ヲレの機体は任せられん。
[別の側近が頷くのを当たり前と見、自分のBF機体を見上げた。精緻で荘厳。芸術品の域に達するBFだった。]
「隊長。」
ヲレは知らん。
[部下に背を向けたまま、クロノは告げる。]
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