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…。
[…だから。周りと、身長で競ったし、フットボールの上手さで競ったし、誰が早く恋人ができるかとか、俺のじじいは日本人だったとか、何を、俺は貴族の血を引いてる、とか、俺なんて親父がミュージシャンだぞ、とか、そんなことだってアピールし合った。]
…。
[「特別」になるために。]
…。
[まだ、スペインに住んでいた頃の話。]
…。
[日本に来たのは。
有り体に言えば、貧乏だったからだった。]
…。
[父は雇われ料理人の仕事、母は観光客相手の仕事をしていたが、働けど働けど、という感じだった。]
…。
[どうやら、二人は、俺にいい教育を受けさせたいらしかった。いいボールと靴、そして自転車も買い与えたいらしかった。]
…。
[ついでに、自分たちももっといい暮らしがしたいらしかった。二人の夢は自分たちで店を持つことだった。]
…っ、
[一寸背を反る。]
仕返しなんだから。
[と、手を離す]
振り返られると、なかなか、前には進めないか。
そうだな、笑顔だ。
お前の笑顔――なんだか眩しい。
[これはひどい名台詞の無駄遣い。
御手洗、英雄王(ある意味)の科白にご期待ください。]
わたしが助けられてると思ってるから、
いいんだよ。
[――笑った。]
…。
[だから、日本へ来た。
当時の日本は試験的に移民受け入れの条件を緩和し、教育や就職などの面で支援を行っていた。]
…。
[俺たち家族は、日本人になった。]
…。
[元々、母は日本人とのハーフだったと聞いていた。祖父が日本人らしいのだが、詳しくは知らない。]
…。
[日本で親類に会ったこともない。]
やあ、ミヤコ。
ミヤコもお茶飲む?
[向かいに座った葛城に熱いお茶を差し出す]
……娯楽室が?
オッケイ、おやすい御用だよ。
じゃあ、そのお茶を飲み終わったら行こうか。
[立ち上がる碓氷に手を振り、お茶ずずず]
…。
[ただ、母は日本語を話すことができた。]
…。
[日本人になるにあたって、そういうことは、有利に働いたかもしれないし、その後日本に適応するにも、有利に働いただろう。母がいれば、日本人とのコミュニケーションに大きな不自由はなかった。]
…。
[自分自身も、日本語にはそこまで苦労しなかった。父は違ったが、それでも他の移民たちに比べれば早く適応した方だっただろう。]
…。
[だが。日本国籍になっても、そこそこ日本語が話せても、「日本人」の血が流れていても。]
…。
[そこでの俺は「ガイジン」だった。]
…。
[小汚くて貧乏で学がない、犯罪の温床になるに決まっている、そのくせ税金でもって支援を受けている、図々しい、「特別移民」だった。]
…。
[やがて思うようになった。
ああ、「特別」は、甘えなんだな、と。]
…。
[「同じ」だから、特別を求めるんだ。]
…。
[特別が気持ちいいのは。
根底で「同じ」だからなんだ。]
ん……可愛い仕返しだな。
[手が離れれば、引っ張られていた所に指で触れる]
ああ、笑顔ってのは大事だから、な。
でも無理して笑うのもダメだ、笑えない時は頼ってくれ。
笑顔にすることは出来なくても、抱きしめて顔を隠すぐらいはできるから。な。
[自分の笑顔を言われれば、そうか?と少し照れ臭い様子を見せた。
御手洗なら英雄王じゃなく童帝とかになりそうで怖い。]
……そうか、青がいうなら、そうなんだろうな。
[文句なしの笑顔に、少し照れる。]
ちなみに。
男共は、あれはあれでがんばっとるよ。
見当違いな方向ばかり行ってるかもしれないけど、生身の男なんてこんなもんだ…(遠い目
男には、女の気持ちなんて一生わからんのさ。
そういうものだと割り切って妥協する部分は妥協しないとどうしょもない。
ん?いや、別に僕一人でもいいけど。
そういえば、ミヤコしばらく体調が悪かったみたいだし、無理しない方がいいかもね。
それじゃあ、行ってくるよ。
[お茶をぐいっと飲み干して、娯楽室に向かった]
…む。もっと、怖い仕返しがいいのか?
[といってもあまり思いつかない。
首を伸ばして軽く頬を食んだだけ。]
――、…。
……――ん。
ありがとう。…なんだ、その。
……本当、…お前はいい男だな。
[最後の方は声も小さくとても眼を逸らした。
照れくさそうな様子をちらと流し見て
くすりと笑い]
――そうだよ。
[そのまま笑顔を見せる。
というかひどい 帝 だな おい。]
[知らない間に色々と終わっていたようだ。
ちなみに今は中辻モード。
阿太郎は軍事訓練中だってさ。]
御手洗様は、照れ隠しとかじゃなくて。
本当に、私が御嫌なのかもしれないね。
[中辻は、困ったように笑った。]
どうすれば振り返ってくれるかと、そんなことばかり考えていたけど、……実は既に意中の人がいたりするとか。
困らせてしまったかな。
[今日も今日とて石を積む。
活動時間と睡眠時間以外の幕間。
こうして河原の石を積むのが中辻の日課。]
ひとつ積んでは、父のため。
ふたつ積んでは、母のため。
みっつ積んでは――
[しゃがんで積む表情は、笑顔で変わらず。
ぐらぐらと不安定な石の柱。
崩れてはまた積み、崩れてはまた積む。
不孝した子供の義務とばつ。]
いや、別に望んではねぇけど。
ってこら、食べるなよー。
[頬への感触に、苦笑しながら反応する。]
―――…っ、…そうだ、ろ?
惚れてもいいぞ……って、今更だったな?
[からかうように、笑いながら頬を寄せた。
まぁ、それにはかなりの照れ隠しが混じっていた訳だが。]
ああ、仕方ねぇな。
納得しておくとする、か。
[ある意味御手洗にぴったりの称号。
むしろ、童帝王とかでも。]
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