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(なんか妙な雰囲気だな)
ねえ、アンタ本当にタイツなの?
なんか、こないだアタシと喋ったときと全然雰囲気違うんだけど。
そりゃあ、今まではタイツ越しだったから、脱いでも雰囲気違わなかったら怖いけどさ。
アタシに説教かましたアンタはどこいっちゃったのよ。
[そこまで言って、おっと男言葉を喋っていないことに気づいた、ミステイク。]
……まぁいいか。
部屋の修理代とか金関係はもろもろ御手洗に任せよう。
住めなくなったら一時的に更科の部屋に住もう。
しかし、なんでもありだなオイ。
御手洗は便利屋か何かか。
あ、うん―――
殺風景な部屋だが、な。
それでもよければ。
何でもありだな…。
さすがと謂おうか…。
御手洗なら、御手洗ならきっと何とかしてくれる。
気にしねぇよ。
青がいれば、それだけで十分だ。
……まぁ、あの島からしてなんでもありだったしな。
ふぅ。
[自分の肩をすとんと落としながら、葛城の肩に手を置いた。]
ちょっと脱力って。
ねえみやちゃん、辛いことがあるならいつでも話してね。
[心配そうな表情で見つめ返し]
……それとも気晴らしに、ゲームでもして遊んだほうが良かったり、する?
[山田の言葉に、目を瞬かせた。
呆然とした様子で、山田を見た後、目線を彷徨わせた。]
…………遠い昔のお話です。
ある山奥に、小さなちいさな村がありました。
これと言って特色のない村でした。
しかし、村には一つだけ言い伝えがありました。
山に入った子供は、神隠しに遭うというのです。
それもただの子供ではない。何もない、要らない子供。
…………ある日、言い伝えを聞いた若者が言いました。
おれが、子供を探し出してやる! イタズラに違いない!
村では昔、一人の少女が姿を消していたのです。
そのことが、言い伝えに信憑性を与えていました。
……ですが都会の若者は、信じようとはしなかったのです。
―203号室―
[夢を見ていた。子供の頃に読んだ児童図書。
『子ネコを連れてきた黒ネコ』という物語。
ある日、子供はガレージに汚らしい黒ネコが住みついているのを知った。ひどく人を警戒し、近づけばぱっと逃げてしまう黒ネコ。
だが、子供が根気よくエサを与えているうちに、だんだんと黒ネコも子供にだけは気を許すようになり。いつしか子供は黒ネコをお風呂で洗ってやるほどに仲良くなっていた。
洗っても毛並みはボサボサでお世辞にも綺麗とはいえない黒ネコが、ある日、自分そっくりの子ネコを連れてきた。黒ネコはオスだ。どこかに捨てられていた子ネコが黒ネコに懐いたのだろう。子供は、子ネコも一緒に世話をするようになった。
ところが。その関係は長くは続かない。子供は引っ越すことになったのだ。引っ越し先はペット禁止。黒ネコも子ネコも連れてはいけない。幸いにも子ネコはすぐにもらい手がみつかった。だが…年老いた黒ネコなど、引き取り手がみつかるわけもなかった。]
[街では最近、保健所による野良ネコ対策がはじまった。ほうっておけば捕まって、殺処分となるだろう。それはネコにとって、とても苦しい殺され方だという。
獣医にもっていけば、安楽死という苦しまずに死なせてやれる方法があるそうだ。しかしそれはつまり、自分の手で黒ネコを死に追いやる方法だ。子供はなんとか黒ネコを助けてやれる方法はないかと探し続けた。
しかしなんの手立ても見つからないままやってきたのは引越しの日。
子供は自分の貯金箱を手に家を飛び出した。涙を堪えながら帰ってきた子供の手に貯金箱はなく、庭の隅、黒ネコがよく昼寝をしていた場所には、いまもぐっすり眠っているかのような・・・・・・。]
若者が山に入ると、不気味な鳥の音が聞こえてきました。
葉と葉が擦れあう森の嘆きが聞こえてきました。
唐突に書き分けられる、草叢を息吹を聞きました。
夜空に浮かぶ、髑髏のように白く丸い月を聞きました。
若い男は更に奥へ踏み入りました。
鳥が一斉に劈く様を聞きました。
森が一斉に憤る様を聞きました。
そして――肩に置かれた、ひんやり小さい手を聞きました。
とてもとても小さな、可愛らしい子供の声でした。
振り返ると、そこには誰もいませんでした。
―――というのはどうかな。
その子供が僕、ということで。
[また一つ、笑みを浮かべた。]
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