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[暖かい背中の温もりと規則正しい呼吸が、気持ち良さそうな居眠りを連想させた。]
ウッカリ寝ちゃったのかな?
ここは暖かいから風邪ひいたりも、しないよね。
[ホッと笑うとキッチンへ。
料理は出来ないが、更科のような大惨劇を起こす程美味しい設定では無かった。
湯を沸かし、先日もいできたマンゴーを剥いて氷と一緒にジューサーにかけた。
湯が沸いたらお茶を入れ、パックご飯をレンジで温め、インスタントのお味噌汁に冷や奴の朝飯完成。
2人分のマンゴージュースと一緒に食堂へ運んで太郎の朝のはじまりはじまり]
―食堂―
待って…!そのトラックまだ出さないで下さい!今すぐ窓口の方に持っていきますから……っ!!
[叫びながら、がばりと起きる。]
………夢、か。
[悪夢、超悪夢だった。
まるで〆切を1週間余裕越えしたあげくに、クロネコの受付に電話で泣きついているような、酷い夢だ。]
あれ、山田……
…っと、もう朝、か?
[色々と時間軸がおかしい気もしたが、長い人生そんな事もある。たぶん。
立ち上がろうとすると、肩からバスタオルがはらりと床に落ちた。]
みやちゃん、大丈夫?
[なんだか切羽詰った夢を見ていた様子の葛城に、笑いをこらえながら尋ねる。
テーブルの上には、2人分の朝食とジュース。]
アタシ料理できないから、こんなもので口に合うかな?
[バスタオルが落ちるのに気付いて、腰を浮かしかけた葛城の背後のバスタオルを拾う。]
―207→―
[文庫が終端に至った。
阿太郎は何度か前のページに戻る作業を繰り返し、
――やがてそれも限界を迎える。
文庫をどこかへしまい、新たな文庫を取り出――さない。
立ち上がり、椅子を引いてまた中央に戻す。
ずるずる、きいきい、いやらしい音。
手を離すと、止まった。
完全に元あった位置には戻らなかった。
特に表情は変わらないまま、部屋を出る。]
ありがとう…
[バスタオルを受けとると、なんとなく頭から被った。
目の前に朝食が並べられると、申し訳なさそうに山田の顔を見る]
なんか、色々、ありがと…
[いただきます、と言ってお味噌汁をずずず]
―廊下→―
[沛然(はいぜん)と降る雨が、ログハウスを包んでいる。
窓を見ればそこに眺めることの出来る景色。
滴る音は、どこか遠い出来事を伝えるかのよう。
踵を返し、窓を背にして階段へ歩く。
霞がかったノイズを除けば、いつもの静謐な朝の空気だ。]
[何をどう考えても、目の前の葛城の様子はおかしい。もともとキャピキャピ騒ぐようなタイプの女子ではなかったが、さりとて塞ぎこむようなタイプでもないと思っていた。]
ううん、いいよぅ。
友だちだもん。
[聞いてよいのか悪いのか。判断出来ず小さく笑って答えると自分も食事を始めた。]
―→食堂―
[とん、とん、たすん、とん。
とんとん、とん、たん、たたん。]
[階段を降りきり、立ち止まった。視線の先にはエントランス。
更科と風峯のプログラム終了の報せは、まだ貼ってある。
味気なくも黒い印字が、ノイズの中で踊っていた。
数瞬、目を瞑り。
空白の後、方向を転換して食堂へ向かった。]
―食堂―
[背後から降る、中辻の声。
阿太郎は返すことも、振り返ることもしなかった。
食堂の扉を開けると、二人分の影が見える。
味噌汁を啜る葛城と、これまた食事をしている山田。
阿太郎は二人におはよう、と挨拶をした。
上げた顔は先ほどまでの無き表情ではなく、笑顔。]
あ、タイツおはよ。
[しかし、彼はもうタイツを被って居なかった。]
ふぅん……。
[そうか、もう幼き頃のショッカーに憧れた日々から卒業し、タイツを脱皮し、まさに大人の階段を上るところなのだろう。
まさか中辻と会談できる能力をもっているなどとは露知らず、そんな事を思いほほえましく笑顔を返す。]
キッチンにジュースとか、あるよ。
[山田太郎に、持ってきてあげよう的なサービス精神という文字はなかった。]
ジュースか。飲もうかな。
ありがとう山田さん。
[座ったばかりの椅子をあっさり立ち上がる。
山田に礼を言った表情はまた薄っすらと笑んでいた。
白い人の形は、いつもと変わらぬ足取りでキッチンへ向かう。]
―→キッチン―
[程なくしてジュースを発見すると、コップを探した。
幾つか大きさがあった。
少しの間見比べてから、一番小さいものを取り出した。
注ぐと、マンゴーの甘い香りが鼻をつく。
半分少し過ぎたくらいまで注ぐと、その場で飲んだ。
もう一度注ぐために手を伸ばしかけて、引っ込める。
コップはその場で洗うことにした。
流水が排水溝へと流れていく。
換気扇の向こうから、相変わらず雨の音が聞こえている。
目はどこを見ているのか分からない。
――結果、黒い瞳は手からつるりと滑るのを映し損ねた。
カシャアン、と、小気味悪い音がした。]
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