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[どんなに仲良くしようと思っても、それは男子同士というかぶっちゃけオカマ扱い…
フラグを立てに行けば、スルリと逃げられる…
鏡を見ては、溜め息をついた。
何とかして、自分がスタート地点に立つ方法を考えないと、せっかくのチャンスを棒に振ってまた、御曹司としての生活に戻る羽目になるっていうか、自分のための特別プログラムで待ち構えて居るのが、本当に
"見た目はオンナ機能はオトコ"
という、なんとも複雑極まりない展開にもなりかねない。
*如何にして男子とガッツリ恋に落ちるかを、色々と考え込んでいた*]
[ずっとここにいるのもなんだと思い。
キッチンから出る。
音を立てないよう食堂から出た。]
そういえば。
[エントランスに来たところで、行ってない場所があるのを思い出した。
――娯楽室。
自分が行くのはなんだか憚られていけなかった場所。
そっと覗いた。宇留間がいた。]
三発…。
[見てはいけないものを見た気がして、又閉じた。]
投票を委任します。
矢口 恵子は、結城 丈二 に投票を委任しました。
……。あれ?
なんだか憐れみを受けた気がしたけど。気のせいだったかな?
[宇留間は不思議そうに扉の方を見た。扉は閉じられている]
そ、そういえば、碓氷さん遅いね。
[キッチンに行ったまま結構な時間が経っている。多分。
先ほどのことを引きずってか、どもってしまった。]
結城くんもどこかへ行っちゃったし……。
もしかして僕。
自覚ないだけで、魔除けが擬人化したとかだったんだろうか。
[また訳の分からないことを。]
んー、まぁそりゃ仕方がないんじゃねぇか、な。
あんだけやって消さなかっただけマシだマシ。
[髪を撫でられながら、座れよ、と自分の横に目線。]
投票を委任します。
西野 義則は、結城 丈二 に投票を委任しました。
[扉を閉じてしまってから、少しの時間そこで宇留間が何をしていたのか考えた。
何かの特訓だろうか。
でも風峯はすでにいない。
なんとなく気になって、又ドアを開けてみた。]
[宇留間はゴム弾を使ってお手玉をしていた。右手一本で3(8)個ほどのゴム弾を空中に踊らせている]
[ゴム弾は時々7(8)個になったり8(8)個になったりした]
……。
[視線を感じた]
……宇留間君、何してるの?
[お手玉をするようすが目に入った。
数が増えていったのは何処で調達したのだろう、と注視する。]
お手玉?
ん。碓氷かい?
[宇留間は右手で次々とゴム弾をキャッチし、そして消した]
気分転換だよ。物事を考えたくない時に、時々やるんだ。他の事に集中すれば、気にする余裕がなくなるからね。
[そう言ってから、碓氷の方へ顔を向けた]
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