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(後は地点に向かうだけだけど。…………。)
[地点D、というのは、作戦前に頭に叩き込む仲間との合流場所だ。
地点A〜Dまで用意されており、状況に応じて合流場所を変える。
仲間、と言っても目的が同じで、たまたま協力しているというだけのことだけれど。]
…………よし。
[合流地点へは指定された時間に向かわなければならない。
尾行に場所を知られてはいけないとか、待ちぼうけしている間に追っ手が来たら地点から離れることになるとか、万が一作戦が失敗した時のこととか。
色々な理由があるのだが――紙面的理由で省くことにする。
とにかく、まだ時間的余裕がある、ということだ。]
[交差点を渡って、オフィス街から向かいの並木通りへ。
……道なりに真っすぐ進めば、懐かしい母校があったりする。
一度立ち止まり、暫くそちらを見つめてから、踵を返した。
足元で、一枚の葉が風に浚われていった。]
―スーパーの中―
[向かったのは、これと言って特徴のないスーパーだ。
施設にいた頃や、独り暮らしをしていた頃はよく世話になっていたスーパー。
……残念ながら、レジに見知った店員はいないようだった。]
(こっちかな。)
[案内板を見上げながら歩く。
探しているのは生鮮野菜でもなくお肉でも、冷凍食品でもない。
のんびりとした足取りで、たまにすれ違う誰かに軽い挨拶を返しながら、目的の棚を探した。]
――――。分からん。
[ようやく棚を見つけたと思ったら、次の試練が待っていた。
陳列された商品。明らかに目的の物であることは分かる。
分かるのだが―――。
「それ」の知識がない阿太郎には、どれも同じにしか見えなかった。]
ふぅ。
[睨みつけていても始まらない。
適当に二つを手にとって、無駄に成分を確認した後、レジへ向かう。]
[レジで清算したのは、豆の入った二つの袋。
――コーヒーの淹れ方なんてよく分からないが。
少なくとも、コーヒー以外のものになってしまうことはないだろう。]
―並木道―
[そもそもスーパーのコーヒーであの時の味が出せるのだろうか?
などと思いながら、袋をぶら下げて途切れ途切れの木陰を行く。
一度しか飲んでいないような気がするし、今一覚えていない。
けれどここに帰ってきたら、何となくもう一度飲みたい気分になったのだ。
甘すぎず、苦すぎず。
けれどあの頃の自分にはほんの少し苦かったコーヒー。
生来そう器用な方でもない。
父のおじやの時のように、習得には時間がかかりそうだ。
――と。
ポケットの中で、通信機が小刻みに震えだした。
無線が入ったポケットとは違う場所。
取り出して耳に当てたのは、特に何の変哲もない携帯電話だ。]
[通信記録の残る電話は、基本的に使用しない。
だからそれが使用される時は、「例外」の時だ。]
鶯谷です。何か――。
……。待った。待って。
落ち着いて。状況を整理して話して欲しい。
[電話から聞こえてきたのは、酷く慌てた男の声だ。
数日前に知り合いになったばかりの、今回の任務仲間。
確か彼には、周辺の警戒を頼んでいたはずなのだが――。]
………。なるほど。追われてるのか。
何人いる――いや、振り返らなくていい。気配で分からないか。
……そうか。複数か単数かは?
[否定の声だけが帰る。
息遣いからして、走っているのは間違いないようだ。
或いは走って逃げた後、どこかに隠れたのか。]
……周りには、何が見えるかな。
[相手とは対照的に、静かな声でそう返す。]
――――。うん。うん。
なるほど。……分かった。
[ほんの少しの沈黙の後、ぽつぽつと周りの物が伝えられてきた。
阿太郎は周辺地図を思い浮かべ、彼がどこにいるのかを把握する。]
そこからなら地点Cが近い。……地点Cは分かる?
うん。良かった。
――そうだな……。10分だ。
10分で地点Cに迎えを寄越すから、飛び乗って逃げろ。
時間はギリギリだと思うけど、全力で走れば君の足なら間に合う。
[一度言葉を切って。
何かを返そうとする声を上から塗り潰すように、言った。]
振り返らずに走れ。全力でだ。
まっすぐ前だけを見て。いいね。絶対に振り返っちゃダメだよ。
片道キップだから、乗り逃したらもうどうしようもない。
振り返るのは、後からでも出来るから。
……。うん。幸運を。
[電話を一度切る。
そして、今度は掛かってきたのとは違う番号に駆け直した。]
[長いコール音の後、今度は女の声が聞こえた。
別にいかがわしい関係ではない。今回の協力者の一人だ。]
ごめん。鶯谷です。
時間がないから用件だけ伝えるよ。
……うん。えっとね、井本が追われてる。
地点Dに向かってる増岡に電話を入れて、地点Cへ向かわせて欲しい。
―――。僕はどうにかするよ。
心配ありがとう。適当に暇でも潰してから逃げるさ。
……。え?
いるよ。
いるけど、きっと向こうは僕のことも覚えてない。
…うるさいなあ。でも、きっと生涯独身だろうってのは否定しない。
悔しいけどね。
[朗らかに笑った。
最後に「幸運を」を互いに言い合い、そして電話を切った。]
―夜・スクランブル交差点―
[辺りをぶらぶらしていると、日が落ちるのは瞬く間だった。
空は橙に染まり、やがて日が落ちた。
幸運なことに、追っ手に見つかることはなかったらしい。
交差点に戻ってくると、人の数が増えていた。
紛れるには丁度いい人ごみだ。
おあつらえ向きにレジ袋もぶら下げている。一般人に見えない方がおかしい。
多分あのおっちゃんは、仕事で嫌なことがあったんだろうな。
――なんて周りを見回していると。]
?
[首を傾げた。
何か、見覚えのある人影が、紛れていたような。
見回してみるも、「御手洗万歳!」とか訳の分からんことを言っている酔っ払いが視界をふさいでくる。邪魔だ。]
あれ。
…………。
[人ごみの間に、漸くその姿を見る。]
――――。
[一度、背後を見て。追っ手がいないことを確認してから。
見覚えのある背中の方へ歩いた。]
[歩み寄っても、気付く気配がない。
がっくり肩を落としているようにも見える。
暫く、どうしようかと考えた後。]
はろー。
[レジ袋で、頭を小突いてみた。]
――……うぇ!?
[突然に。ビニール袋で、頭を、小突かれた。
理不尽な暴力には立ち向かえ。
杏に習ったお陰で、47COMBOくらいはできるようになっている。
痴漢かと構えて、振り向いて。立っていたのは、男ではなく。白髪の――]
え、ぁっ、う、は、……はろー?
ええと、どな、た……?
[ぐるんぐるん。混乱と、先刻までのアルコールで鈍った頭で、問いかけた]
[振り向いた矢口は、目を丸くしている。
……というかとろんとしているような気がするのは気のせいか。いやほんのり顔が赤いので酔っているのだろう。]
矢口さん、……だよね?
覚えてないかな。僕のこと。
……覚えてないなんてひどいなあ。
[ちょっとだけ意地悪く笑ってみた。]
……う?
[唐突に現れた、白髪をなびかせた美女――それを、覚えている、とか、いないとか。
それは一体、全体。どういうことなのか。
……ああ、いや。待て。
世間一般からすれば、若い白髪の美女など、まったく特殊の部類に入るが。
私は、ひとり。白髪の、女っぽい、知り合いがいる。
いや、知り合い――といっていいのか、判らない。
――3年前。あの島での記憶が、鮮烈に、甦った]
……えっと。鶯谷、くん?
[美女って何だ。それはともかく。
丸かった目が益々丸くなっていく様を見つめた後。
口から出た名前に、朗らかに笑って見せた。]
――うん。久しぶり。
……元気だっ……たって感じじゃないね。
こんなところで一人、どうしたのさ。
危ないよ? さっき変な酔っ払いもいたし……。
[あいつは御手洗を何か関連があるのだろうか。
周りを見回してみたが、どうやら消えたようだ。]
[返ってきたこたえに、まじまじと、美女を見詰める。
やっぱり、そうだ。声は、覚えのある、あの。
ああ、でも。背は、いつの間にか私より、高くなって。私より、綺麗になって]
……え、いや。
杏ちゃんとか、鈴ちゃんとか……F組で、会ってて。
[混乱したまま、言葉を紡ぐ]
――……くんとことか、もう、二人目ができてて。
[というか、かれは。いままで、どこにいたのだろう]
――……ちゃんとこも、その、子供ができちゃって、もう、籍、入れるって……。
[脈絡もなく。"あのとき"のクラスメイトの消息を、語りながら。
誰もが気にしていた、ひとりを。じっと、みた]
え? ああ、うん。
同窓会かな。……そっか。ここからなら学校近いもんね。
[矢口はやはり酔っているのだろう。
脈絡もなくクラスメイトのことを語り始める。
[風峯 駿]のところが二人目が出来たとか、[城 譲]のところも子供が出来て籍を入れるとか、そんなことを言っている。信憑性は定かではない。]
………。そうなんだ。
[でも、ぽつり、ぽつりと呟く言葉は、どこか寂しそうで。
相槌を打ちながら聞いていた。そして――視線を向けられ。
瞬いた。何だろう。しかし、微妙に聞きたいことも出来た。]
――、矢口さんは――
[どうしたの、と続けようとして。
不意に、視線は矢口をはずれ、上を見た。]
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