人狼物語(瓜科国)


481 変態達の馬鹿騒ぎなエスエムら


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宇留間 悠介

水は苦手じゃないよ。ただ、泳いでも泳いでも進まないし、……そのうち沈んじゃうんだ。人間が水に浮くなんて、僕には神秘の世界だよ。
愛美ちゃん、結構得意なのかな。手取り足取り教えてくれる?

[愛美をのぞき込んで、そのまま勢いで軽くキスをした]

格好良いって言ってくれてありがとう。うん、まあ、愛美ちゃんのかわいさには負けるけど、さ。

僕らなら、きっと歩いていけるよ。根拠なんてないけど、そんな、気がするよ。

[袖をつかんだ愛美の指を一つ一つゆっくりと外す。そして、自分の指を絡めてゆく]

ね?

[優しく笑いかけた]

( 85 ) 2010/05/30(日) 22:33:37

二越 鈴

あ――、のね。
私ずっと、言いそびれてたことが あって。

[少しだけ、視線が合う。
握った手を、そのまま、自分の頭からゆっくりと降ろした。
代わりに、自分の両手でそっと包む。

ただ、伝えるだけなのに。どうして此処まで緊張するんだろう。

あの場所を出てきてから、たくさん考えて
だからこそ、目を覚ましたら、言おうと思っていた。
――けれど、其れを意識したら、喉の奥で何かが引っ掛かって

考えていた言葉なんて何処かに消えてしまって

…嗚呼、上手いこと、言葉に出来そうにない。]

( 86 ) 2010/05/30(日) 22:34:24

二越 鈴

[もう一度だけ、西野を見た。
もしかしたら、なんてマイナスへ思考を巡らせたら
何だか、余裕なんて無くなってしまった。

酷く切羽詰まった顔を、しているのかもしれない。]



――私も、好きだよ。

[西野くんのこと。

伝えなきゃ、いけないと思っていた。ちゃんと、自分の言葉で。
相手にとって、もしかしたら重いものなのかも しれないけれど。
そう思ったら、もう少しだけ、手に力が籠った。]

…ずっと、言ってなかったから。

( 87 ) 2010/05/30(日) 22:34:56

碓氷 愛美

海水なら、より浮きやすいんじゃないかなぁ。
水に入ると自然と力が入ってるのかも。
泳ぎは得意って言うほどじゃないけど、ちゃんと泳げるか…。――。

[覗き込まれた拍子に、唇が触れた。
次の言葉が出ないでいるうちに、袖を掴んでいた手に指が絡まる。]

うん、そうだね。
歩いていけたら、いいな。悠介君となら、歩いていきたい。

[少し背伸びをして、言葉の代わりに口付ける。]

( 88 ) 2010/05/30(日) 22:43:52

西野 義則

[伝えられた言葉は……今さらと言ってしまったら、今さらで。でも、よくよく考えてみれば、聞いていなかったかも知れなくて。
 少しキョトンとしてから、そして笑った。

 身体が震えるたびに痛みが走ったけれど、それすら心地よくて……]


―――ありがとう。僕も……君が好きだ。鈴。


[ようやく言ってから、握られた手に少しだけ力を入れて、握り返した**]

( 89 ) 2010/05/30(日) 22:46:03

宇留間 悠介

[愛美からの口づけに少しびっくりした]

ん。なにか負けた気分だ。

[ぼそりとつぶやく]

じゃあ、行こうか。何処へ行きたい? 以前言ってた美味しいお菓子のお店にする? それとも早速、水着でも買いに行こうか?

[宇留間は微笑して、絡めた指に少しだけ力を込めた。伝わるぬくもりが肩を軽くする]

[もう過去は、重荷では*なかった*]

( 90 ) 2010/05/30(日) 22:55:31

二越 鈴

[本当は、もっと もっと。
相応しい言葉とか、あった筈なのだけれど。
一度頭が真っ白になってしまったら、それしか出て来なかった。

――嗚呼きっと、今の自分は凄く赤いんだろう。]

…うん、こちらこそ。

[呼ばれた名前。
返ってきた言葉に応じるようにして、握られた手に触れる。
言葉にしようとしても、今度は胸が苦しくてやっぱり出来なかった。

ただ、綻ぶように小さく笑う。]


ありがとう、義則くん。

[*好きになってくれて*。]

( 91 ) 2010/05/30(日) 22:57:59

碓氷 愛美

もう。
恋愛は勝ち負けじゃないよう。

[呟きが聞こえると少し口を尖らせた。]

えっとね。――じゃう、お菓子のお店、かな。
少し、お腹もすいたし。
水着は…行くって決まってからの方が、いいかな。
だってサイズ変わったりしたら、ね。

[少しだけ先導するように、指を絡めたほうの手を引いて、宇留間を見た。
まだ少しだけ恥ずかしいけれど。

微笑んだ顔がとても心に擽ったくて、少しだけ胸を押さえる。

今度、先生に紹介しに会いに行こう、と*思った*]

( 92 ) 2010/05/30(日) 23:02:56

鶯谷 阿太郎



――――――― おまけの話


 

( 93 ) 2010/05/30(日) 23:03:50

鶯谷 阿太郎

[島での出来事が終わり、2-Fの皆が無事に帰還しました。

人知れず活躍した結城丈二。山田太郎。
その内の一人は、消えてしまいました。
彼女がどこへ行ったのか……。
クラスメイトだった子供達は、きっと察しているのでしょう。

それでも学園での日々は続いて行きます。
あの突然の日々が嘘であったかのように、
……けれど、確かに何かを少しずつ変えて。
変わらず、時間は、進み続けました。

欠けた席を、過ぎた日々を、新たな思い出が埋めて行きました。


これは、そんな日々から少し経った、未来のお話。]

( 94 ) 2010/05/30(日) 23:04:47

矢口 恵子

― 3 years later (IF?)―

あー……楽しかった、な。

[――久し振りに、クラスメイトと会った。

クラスメイト。
その言葉は、私にとって、2年F組の皆のことを示す。

……そう。
忘れることができない、あの島での生活。
その記憶は、鮮烈に、脳裏に刻み込まれている。
おそらく、きっと。
あの、楽しく哀しく。
笑って泣いた幾日かを忘れることは、絶対に、ない。

――それに。あの何日間かの生活は。
その後の学園生活を、大きく変えることになったのだ]

( 95 ) 2010/05/30(日) 23:08:36

矢口 恵子

……みんな、幸せそう、だったな。

[いつまでも、同じままではいられない。
それは判っていた、けど。
島から戻ったあと、それは、直ぐに訪れた。

杏ちゃん、鈴ちゃん。いつも一緒にいた、親友たち。
彼女たちの二番目(ふたりにとっては、お互いが一番目だ!)は。
手と手をつないだふたりの、もう片方の空いた手を、握るのは。
もう、別の誰かになっていた。

勿論、一緒にいるときは、それまでどおりに、親しく接してくれる。
けれど、女の子同士で遊び歩く機会は、極端に減った。
上る話題も、そうだ。城がどうした。西野くんがどうした。そういう、話。
それは、愛美ちゃんも都ちゃんも、似たようなもので。

あの、"プログラム"でクラスのほとんどがカップルと化して以降。
希釈された疎外感が、私の心を満たし。何かの拍子に、それが顔を出す。そんなことが、続いていた]

( 96 ) 2010/05/30(日) 23:09:23

矢口 恵子

――……あー、あ。
早く、いい人、見つけないとな。
先輩に誘われてたコンパ、いってみようかな。

[夜空に向かって、呟いた。

別に、風峯くんのことが忘れられない、とかいうこともなく。

本当に、ただ。良い出会いが、なかっただけなのだ。

鈴ちゃんあたりは、テンションが上がると、
『ちぇこちゃんの可愛さは異常だから、放っておく男が異常なの!』と、力説してくれたりするけど。
そういう意味では。あのクラスで、私は男運を遣いきってしまったのかもしれない]

( 97 ) 2010/05/30(日) 23:10:15

矢口 恵子

[――風峯くんがいて。宇留間くんもいて。
西野くんや、ガルシアくんも気になった。
それに――鶯谷くん。事情はどうあれ、私を、好きといった男の娘]

……鶯谷くん、か。

[かれは――島から、戻らなかった。
いや、正確にはちがう。
島から、戻ったあと。入院先の病院から、消えたらしい。
いずれにせよ。かれは、クラスから姿を消したのは事実だった。
まあ、それは、鶯谷くんひとりだけでは、なかったけれど]

( 98 ) 2010/05/30(日) 23:10:24

鶯谷 阿太郎

―ビルの屋上―

[ごう、と一陣の風が吹き去った。
矮小な体は安定を崩さず、暗い空で雲だけが流れる。
眼下には、乱立した摩天楼。
そして狭間を行き来する人の粒。]

――――。

[暫く、人の流れを眺めた。
くたびれたサラリーマン。シャツをはみ出した学生。
ベビーカーを押す女性。募金箱を掲げる男性。
日本を脱出した時から、寸分違わない光景があった。]

( 99 ) 2010/05/30(日) 23:13:09

(キャストオフ) あたろー

[一通り眺めた後、マスクをさっと外す。
ポケットから徐に無線機を取り出し、口を開いた。]

見えました。はい。
……はい。間違いなく目標です。
は。…ええと。――威嚇、ですか?
狙撃ではなく。

[聞こえてくる男の声。
阿太郎は、目を細めた。空気が少し冷たくなった。
別に男の娘に反応したわけじゃない。]

( 100 ) 2010/05/30(日) 23:14:28

(キャストオフ) あたろー


範囲B圏内に治安機関が存在しています。
銃声を察知され、網を張られる可能性も。

……。そうですか。

では、威嚇射撃を敢行します。
作戦後は。……D地点で合流ですね。分かりました。
はい。幸運を。


[無線機は、ノイズに包まれた。]

( 101 ) 2010/05/30(日) 23:16:42

(キャストオフ) あたろー

[床に立てかけたままだった黒い塊。
片手でそっと持ち上げ、もう片手を添える。]

―――。

[スコープに目をやった。人差し指は既に引き金へ。
安全装置は、とうに外れている。]

( 102 ) 2010/05/30(日) 23:16:59

鶯谷 阿太郎

[肌を叩く風の音。
マスクを被る。

撫ぜてゆく風が止まるのを待って、――引き金を引いた。]

( 103 ) 2010/05/30(日) 23:18:27

(キャストオフ) あたろー

―街路・スクランブル交差点―

[威嚇射撃を敢行してからビルを下り、
街中に紛れ込むまで十数分程度。
引き金を引いた余韻を確かめるまでもなく、走り出した。
銃砲は屋上に放棄した。検問で引っかかると何かと厄介だ。
手袋もしていたし、他の証拠にも十二分に気を使った。
問題はないだろう。]

……変わらないな。ここも。

[周りの人の息遣いは聞こえても、白髪の男の息切れは皆無。
呟いた声も、静かに溶けて消えていくだけだ。
日常に及ぼす影響は一つとしてない。]

( 104 ) 2010/05/30(日) 23:19:27


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