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―――1Day
どうやらこの中には、村人が15名、人狼が2名、C国狂人が1名いるようだ。
反忍 京四郎が「時間を進める」を選択しました。
だいたい、無防備すぎるんだよ都は。
どうせ、昔っからの付き合いで僕がなにもできないと思っているんだろう。おめでたい頭だね。
まあいいさ。今の僕は昔の僕と違うんだ。気付いたときにはもう遅い。その身体に色々刻み付けて教えてあげr
−キッチン−
[お日様と共に目が覚めて、今日も元気に楽しい一日が始まる。
と思ったら大間違いだ。
若干目覚めは憂鬱だったが、さくさくと持ってきていた
私服のTシャツと短パンに着替えて朝から食事の支度です当然です。
16人分は流石に人数が多いのでちょっといつもより時間もかかる。
何故ってこの人はパンから焼くからです。そりゃあ時間もかかる。
厚切りのベーコンに野菜とチーズオムレツ、根菜スープにシトラスジュース。
特に何も言われなくても動くのは、他にする事がないから。
自分はというと昨日の残りの肉をパンにはさんでさくさくと独りで朝食を済ませて、
あとはみんながいつ起きても温かい朝食を食べられるように
キッチンでのんびりと紅茶と共に読書の時間]
おーい。
「どうかしました?」
いや、今回も内部に報告して来る調査員いるんだろ?
ほれ、見習い構成員の。
まだ報告こねーの?
「あー、だってまだ通信機のスイッチ入れてませんし。
そのスイッチ入れるの戸田さんですよ?」
え……、マジ?
……コレでよしっと
[通信機のスイッチを入れる。
これで事前に渡されている通信機によって調査員同士と船との通信が可能になった筈だ。]
HAHAHAー、誰にでも忘れる事ってあるよな!
「………。」
それじゃ、通信があったらまた報告してくれ。
俺は自室に戻ってるから。
特に恋愛しそうな組とかの報告があれば逐一頼んだぞ。
「解りましたー。」
―204号室―
[シャワーを浴び、取り敢えずは
葛城が此方に来るまでと起きていた。
眠りが訪れるのは遅い。
それでも流石に3時を超えるとうつらうつらとしてくる。
夜明け―――
太陽の光で目が覚めた。]
…… …朝か。
[常より若干低い声で呟いた。
落ちかかる前髪をかき上げた。]
/*
というか、これに関しては男女混合な時点でGM権限で
振ってしまったりしないと本当に動かないと思うんだ。
村が村だし。
まあ、とりあえず決まらなさそうなので城か西野って無茶ぶりしたけど。
二人とも巻き添えにしてごめーんね★
……ん。
[窓から差し込む日の光で目を覚ます。
服装やら記憶やらによると、片づけが終わり次第力尽きて、一番近い部屋にはいって眠ってしまったらしい。]
風呂入らねぇと、な。
[そのまま部屋にあるシャワーに入ろうとした所で、大浴場があったのを思い出した。]
……せっかくでっけぇ風呂があるなら、入らねぇと損だな。
ー朝・205号室→大浴場ー
[着替えやその他諸々を持って大浴場へと向かう。
大浴場はそれなりの大きさがあり、ちょっとした銭湯といえば信じられるほどだ。
しかも常時湧いているときた。]
いや本当、設備が色々とおかしいな……。
[しみじみと呟くも、感謝こそすれ悪いことは無い。
さっさと脱衣所で服を脱げば、体を洗い始めた。]
―203・夜―
……っ。
[首の痛みで目が覚める。無理な姿勢で寝ていたせいか、頭の奥が鈍く痛む。]
うー……
[寝ぼけながら傍らを見ると、誰も使っていないベッドが目に入った。]
……。
[椅子からふらふらと立ち上がり、ぽてっとベッドにうつ伏せに倒れると、そのまま寝息をたて始めた。]
―207号室―
ふう…
[足をかばいながらも数度の戦闘を終えた御手洗様は、そのままごろんとベッドに横たわったのでありました]
そうか、ジャージを借りる約束をしていたな・・・
[疲れが勝っているのか、どうしようか悩みながら横になっている]
――大浴場――
[――起きると、お湯のなかでした]
……う。
[お湯が常に注がれているので、ずっと、温かい。
お陰で風邪を引くことはないだろうけど、それは、それで。
よく生きてたなとか、なんだとか。取り敢えず、まあ、その]
……み、水……。
―朝・204号室―
[まだ少し寝惚け眼で着替えた服は
ややオフショルダーの黒いTシャツに、スキニーデニムであった。
首にはぐるぐる巻かれた首飾り。金の飾りがしゃらりと鳴る]
…着替え足りるのか…
……洗濯すればいいか。
……あ…
れ …?
[――――葛城は、結局此方には来なかったようだった。
首を傾ぎ、扉を開く。]
→廊下へ
[リンゴンと。i-podであったはずの物体からアラームらしき音が鳴る。]
あ、、、。
[なんとか身を起こし。i-pod――いや、機能がONになった以上、これは立派な通信機だ――を手にして…。]
、、、、、、、、、、、、。
[椅子に腰掛ける葛城が未だ眠り続けているのを確認し、寝室を出る。ドアに耳を寄せ、足音のないことを確認すると施錠する。そして、シャワールームに身を隠した。]
――朝・野外――
……死ぬかと思った。
[というか、よく生きてた。
脱衣所に、何故か大量に置いてあった瓶牛乳を続けて3本流し込んで、ひとごこちついて。
身体の熱を逃がすため、朝の新鮮な空気のなかを、ふらふらと]
―朝・2階廊下→食堂付近―
…、
[203の扉の前、2度ほどノックした。
控えめだったせいか、返事はない。]
……後でいいか。
[結論付けると階段を降りて、
食事の匂いに眼を瞬かせる。]
……おはよう、双海
……豪勢だな…
[笑み、]
ありがとう、まかせっぱなしですまないな。
……料理はどうしても、な。
あー、あー。こちら“ウルフ”こちら“ウルフ”
[通信機を通して、船へと呼び掛ける。]
連絡する。こちら“ウルフ”こちら“ウルフ”
伝達事項は、ひとつ――――――。
[のんびりとキッチンに流れるフレンチポップ。
足音が聞こえたので、パタンと小さな音を立てて読んでいた文庫本を閉じる。
見えた更科の姿に、軽く手を持ち上げて、それから振った]
おはようさん。どうせいつもしとうことやで、量が多い以外は問題あれへんしええよ。
んー、豪勢…なんかな。でも、朝はちゃんと食べんと。
今オムレツ焼くで、ちょっと他の食べながら待っとって。
チーズとパプリカ、食べられる?
[腰かけていた椅子から立ち上がると一応聞いてみる]
−大浴場→1F廊下→食堂−
[のんびりと風呂で暖まり、紙を整えて廊下へと。
風呂上りで暑いのか、身に着けているのはジーンズだけで上半身は裸だ。
ある程度体が冷めたら着るのであろう、黒のタンクトップがその手に掴まれている。]
おー、すげぇ。
メシできてんじゃねぇか。
その量が、すごいんだよ。
[ちいさく、いいな、と呟いてから]
…ん、そう、だな。
朝は適当なもので…すましてるから。
[椅子を引いて、腰かけた]
うん、すきだ。
[食の好みについてはうなずいて]
―203号室・深夜―
[結局、シャワーを浴びることにした。
長い時間をかけて熱いお湯を浴び。それから火照った身体を冷水で一気に引き締める。]
、、、、、、ふぅ。
[きゅ、と音を立てて捻れば水は止まり、後は残った水滴が身体をつたい流れ落ちていくだけだった。]
ああ、おは…
[風峯が入ってきたのを見て、思いっきり目が据わった。
恥ずかしいとかそういうものはかけらも無い]
…お前、まず服をまともに着んかい。
食事はそれからや。女子がおんねんで。
[もう、昨日の飲酒といいこの件といい、
双海の中で風峯の株は世界恐慌なみの大暴落中だった]
― 廊下→食堂 ―
[今日も宇留間はするりと現れる]
……。
[現れて、双海・更科・風峯の姿を順に見渡し、風峯の上半身に目をやって]
今朝はお楽しみでしたね?
[ぼそっと]
―203号室・深夜―
[今度はちゃんと服を着て。バスタオルでガシガシと髪を拭きながら浴室から出てきてみれば。]
あれ、、、。
[ベッドで眠る、葛城の姿。もはや無防備というレベルさえ通り越している様に、知らず小さなため息のようなものが零れる。
つまり、自分は全然、異性としてみられていないのだ。正直仕方がないかとも思うが、些かの落胆は否めない。]
まあ、、、いいか。
[おかげで却って冷静になれたともいう。実際、現在の状況を考えればそんなどぎまぎしているような場合じゃないのだから。
葛城に布団をかけてやり。隣のベッドへと潜り込む。]
・・・・・・・・・おやすみ、都ちゃん。
[瞳を、とじた。]
[眠たげな目を覚ますため、洗面所で顔を洗う。
それでも目が覚めず、のろのろとした動作で着替える。
とりあえず自分の部屋ではないことを確認し、そういえば修学旅行に来たのだったかと発展させ、そしてやっと現状を思い出した]
……ふーむ。朝に弱いのだけは、克服できない。
[腕を組み、頷く]
―食堂―
ん、ああ、風峯か、おはよ ――…っ!?
[手にしていたものを落としそうになった。]
…莫 迦か、服を着ろ、服を…
此処は海水浴場ではないのだぞ。
[双海の言葉に次ぐ形となる。]
……宇留間もおはよう?
…?
[ぼそっと謂った声は上手く聞き取れなかったようだ。]
そうなん、かな。まあ、ええけど。
[朝は適当と聞けば肩を竦めて]
こらー、朝はちゃんと食べな駄目よ。
せめてトーストとヨーグルトとオレンジかリンゴジュース。
それだけでもだいぶ違うんよ?
[好きだ、と還ってきたので大丈夫だろう。
フライパンにバターを落とし、あらかじめ解いておいた卵を加えると、
じゅー、といういい音とともにふんわりと卵の匂い。
途中でパプリカやピーマンと共にダイスのチェダーチーズを加えて
綺麗にくるむとお皿の上へ。別のフライパンで温めていたベーコンと、
人参のグラッセや茹でたブロッコリーを添えて更科の座った席の前に置いた]
服って……着てるだろ?
[自分のズボンを指差して。]
別に男の上半身なんか隠す所ねぇだろ。
まぁ着ろっつぅんなら着るけどよ。
[風呂上りだとタンクトップでも暑いんだよなー、と手に持つタンクトップをしぶしぶ身につける。]
―203号室・朝―
あ、、、。
[失敗した。起きてみればすでに陽は昇っている。早めに起きて葛城をなんとかしておかなくては、と考えたはずなのにはずだったのにログにないけれどはずだったら。]
どうしよ、う。
[半身を起こして頭を抱える。隣のベッドには未だ起きない葛城の寝顔。
部屋の外にはすでに幾人かが活動している気配がある。これ、目撃されたら色々と大問題になるだろう。]
[驚く更科をキッチンの中から見つければ可愛いなあ、なんて思いながら]
宇留間もおはようさん。
今オムレツ焼くからちょっとまっとって。
…ああ、牛乳も、一緒に用意しよか。あっためたほうがいい?
[昨日ホットミルクを持っていった事を思い出して首を傾げて尋ねた]
――― 205号室 → 食堂 ―――
[風峯と同室にしたのは、更科のことについてさんざんからかうつもりだったからだが、疲れていたのかすぐ寝てしまったらしい。惜しいことをしたと思いながら階段を降りていく]
……うーす。おはよう。
[食堂にはすでに双海の料理が並んでいて、何人か席に着いていた。軽く手を挙げながら、テンションの低い挨拶を投げる]
暖めてくれると喉をゴロゴロと鳴らすよ、きっと。
[双海が首を傾げたのに合わせて、宇留間も首を傾げる]
将来良いお嫁さんになりそうだ。
[ぼそっ]
おう、宇留間か。
[おはようさん、と挨拶すると共に、お楽しみの意味を把握して苦笑する。]
あー、そうだったら俺はもう島にいねぇっちゅう話だよ。
ってわけで残念ながらお楽しみはなしだ。
眠いさ! 眠いね!
朝はなぜ来るのか考えたことはあるか? 僕への嫌がらせのために来るんだ。
おお、世界の夜明けよもう少し僕に手加減できないのか!
[風峯や宇留間の挨拶に、急に声を張り上げる。朝はテンションがおかしくなるようだ]
喉?なんや、ほんまもんの猫みたい。
[宇留間の言葉に小さく笑って、牛乳を注いで、ほんのちょっとだけ砂糖を足したカップを
レンジへ入れるが、まだレンジのスイッチは入れない。
風峯がちゃんと服を着たのを確認したので、二人分のオムレツプレートを用意する。
二つを閉じたところでレンジをスタート。こうすれば温まりすぎないから、上に膜が張りにくい。
こうしてできたオムレツプレートが二つ。宇留間にはちゃんと混ぜて
カップの中身の温度を均一にしたホットミルクも添えて出してやる]
―203・朝―
……。
[窓から降り注ぐ明るい日差しに、眩しそうに目を瞬かす。]
……あれ、朝、か…?
[いつ眠ってしまったのか、まるで記憶に無い。
首を傾げると、何故だか慌てた様子の結城と目が合った。]
……。
[一瞬の間の後。
力いっぱい枕を投げつけた。]
―203号室→食堂(入り口)―
[結局、葛城はそのまま置いてきた。室内にかけてあったルームキーで部屋の鍵はかけてきたし、誰かが勝手に覗くという展開は避けられるだろう。
後は葛城が目を覚ましたら自分で出て行くことを期待しつつ、人の声が多い食堂へと顔を出した。]
えっと、おはよう。昨日はなんか寝込んじゃって、ごめん。
[食堂の皆になんとか聞こえるんじゃないかな、くらいの声で、挨拶。]
[宇留間の言葉をハイハイと流しながら、朝食を食べる為に席に着く。]
おーい双海、服着たからメシ恵んでくれー。
[寝て起きたら腹減っちまったわ、と首を鳴らす。]
おお、そうそう。
海水浴といえば、だ。更科。
[更科の言葉で昨日発見した物を思い出す。]
娯楽室に、水着が大量にあったぞ。
他にもビリヤードとか卓球とかカラオケとか、娯楽施設はここはって突っ込みたくなる様な物が大量に。
んー?これでもお弁当屋でアルバイトしとるさかい。
家でも毎日料理しとるしなあ。
[其れなりには手慣れている。
キウイとか面倒やったらジャムとか蜂蜜かけるだけでもええのよ、と更科にアドバイス。
それから現れた西野の分も忙しなく焼き始める。
手慣れているのは数をこなしているからというだけの話かもしれない。
程無くすればバターの良い香りと共に西野の前にもチーズオムレツの乗ったプレートを置く]
……。
風峯、木の杭はあったっけ? 銀の弾丸でもいい。
[西野の演説をうやうやしく拝聴したあと、宇留間はごく自然に真顔で風峯に尋ねた]
うん、見るからに美味しそうだ。見た目通りなんて嬉しい事ないね。
[そう言って更科にほほえんだあと、双海からオムレツとホットミルクを受け取る]
神よ、今日もお恵みを賜ること、そして彼が此処に居合わせた事を心から感謝します。
[宇留間はごく自然に祈る仕草をした]
[ひとしきり悩み、なにやら気配を感じて顔をあげれば。]
、、、、、、、、、、あ。
[激しく目が合ってしまった。]
や、やあおはようみやこty
[目を逸らし、挨拶をしかけたところにクリーンヒット。]
[西野のハイテンションをも受け流しつつ、宇留間の言葉に。]
あー、倉庫に俺の腕ぐらいの木の杭ならあったぞ。
ついでにハンマーも。
[使うなら協力するが、ばれない場所に捨てなきゃならんな、と暫し考えるふりをする。]
―食堂―
……。
……どうした西野。
[少し心配そうですらあったかもしれない。]
ん?何だ。
……は。水着が?
[風峯の言葉に瞬きひとつ、
西野のテンションに感じた驚きとは
また別の驚きだった。]
遊びたい放題か――プロジェクトさえなければ
一級の娯楽施設だな、此処は……。
ありがとう双海。やはり君がいるといいな。ぜひこのプロジェクトでは最終組にまで残ってくれ。僕はしばらく抜けられそうにないからな。
[本心から言った。爽やかな笑顔だった]
[風峯の死体に対する懸念をくみ取って]
屍はきっと土に還るよ。問題ない。何も、問題はない。
土を土に、灰を灰に、塵を塵に。
[どこまで冗談なのか、その表情からはつかみにくい]
水着?え、何、泳げるん?
…ああ、でも海あるんやったっけ。
[風峯の言葉に首を傾げた。
水泳部としては興味があるところなのだが]
…。
[何かを考えたあと、しばし無言。
再び朝食の準備に戻る]
お前、それはつまり食事係として残れっちゅーことやんな。
シバくぞ。
[言葉が汚いのは仕様です。
西野の爽やかな笑顔に、思わずその顔面に
熱々のフライパンを叩きつけてやろうかと思った。
が、思うだけ。
今のところは、思うだけ]
おいおい、宇留間と風峯は僕を殺す気か? 悪いが僕を殺すなら小さなナイフで事足りる。けして化け物の類じゃないから物騒な話はやめてくれなさい。
そして更科、今の僕が大丈夫に見えるなら君の目は節穴だ。
いやでもよ、一応ここって政府の監視下だろ?
もしバレたらめんどうじゃねーか。
[此方もいやに真剣に、言葉を返し続ける。]
あ、でもアレだぞ宇留間。
西野は俺たちが手を下すまでも無く、双海にヤられるかもしれん。
ってそういや双海は水泳部だったな。
砂漠とかもあってクソ暑いわけだし泳げるだろー。
な、な、な、
[なんで貴様がここにいるんだっ!と怒鳴りはぐって、はたと気付き、手をぽむっと打つ。
どうやら昨日の事を思い出したらしい。]
……こほん。
[一つ咳払いをして、ベッドの上に正座で座り直す]
おはよう、丈二。
[手をぴっと上げ、挨拶]
双海は食事係は嫌か? 進んでやっているようにも見えるが。
しかし君がいなくなったら誰が飯を作ると言うんだ。皆が恋する前に餓死してしまうんじゃないか?
ああ! なんて非情な女なのだろう! 君は僕らの命より愛を選ぶのか!
―食堂―
……そうか。
ならわたしの眼はしっかり正常らしい。
取り敢えず適度に正気に戻れ。
[オムレツを綺麗に平らげた更科は
そんな風に謂ったのだった。]
砂漠は暑かったな…
この後一寸海でも見に行ってみるか。
[ふと2階の階段の方を見やる。
葛城と結城は起きただろうか。]
キウイ、美味しくて可愛いよな。
[鳥も果物もまとめた。
更科が言っているのはきっと形のことだろうなあとは何となく理解している]
…いや、泳ぐんも悪かないけど、ええと、その。
[女子には色々あるものです]
ナイフ、ねえ。銃剣でも構わないか?
[西野に真顔でお伺いを立てる]
双海か……いや、「レディかっこかりかっことじる」の手を汚すのはやめておこう。赤い雨をかぶるのは僕らの役目だ。そうだろう?
水着、か。
……。
…………。
………………。
僕は遠慮しておこう。
暑いんかな?
そっちのほうまで行ってへんし、解らんけど。
[風峯の言葉に首を傾げたが、
西野の台詞に本気でボウルの一つでも投げかねない勢いだ]
あんな。誰がそういう話をしとんねん。
…ま、ええわ。どうせ此処におる間はずっと食事作るつもりやし。
それがいつまでになるかどうかは、知らんけど。
[一日たった今でも、やっぱり恋愛なんてピンとこない]
そうだな、何時の時代も汚れ役は男がやらなきゃいけねぇ。
男である以上、その覚悟は必要だ、な。
[宇留間の言葉に重々しく頷く。
一体どこまでが冗談なのだろうか?]
お、更科も行くか?
俺も朝の筋トレ代わりに泳ぎにいこうって思ってたんだわ。
ん……どうかしたか、双海。
[若干様子がおかしい双海に疑問を抱くが、深く突っ込むと何か自分が被害をこうむりそうだと直感が告げている為、深くは聞かないことにした。]
銃剣か。宇留間、本気だな? ここが政府の監視下にあると知って!
ならば、僕の血は西の砂漠に浸してくれ。きっと美しき緑の糧になるだろうからな!
[ほぼ反射で口にしているため、何を口走っているか自分でも良く分かっていない]
そうだな、何時の時代も汚れ役は男がやらなきゃいけねぇ。
男である以上、その覚悟は必要だ、な。
[宇留間の言葉に重々しく頷く。
一体どこまでが冗談なのだろうか?]
お、更科も行くか?
俺は朝の筋トレ代わりに泳ぎにいこうって思ってるんだけどな。
ん……どうかしたか、双海。
[若干様子がおかしい双海に疑問を抱くが、深く突っ込むと何か自分が被害をこうむりそうだと直感が告げている為、深くは聞かないことにした。]
―川べり―
[朝。
誰もいないのを良いことに、朝から阿太郎はあたろーだった。
手にはその辺の丈夫そうな枝で作った竿。
先端から伸びる糸は、水流へと漂い――。]
フィイイイイイイッシュ!
[勢いよく沈んだ。同時に振り絞る力。
髪を振り乱し、逃がすまいとあたろーは竿を引く!]
[宇留間が、なんかかっこかりだの何だの言っているのは
ホットミルクを飲んでいる姿が妙に和むのでスルーしてやることにした]
気が進まない、ってわけでもないけど。
…ああ、でも今の時期やと少し遅いけど潮干狩りできそうやん。
この辺、貝ってとれるんかなあ。
見に行くんやったら、更科うちと一緒に潮干狩り試してみる?
[開いた皿をさくさくと回収して洗って片付けながら、更科を見て首を傾げた]
[海を忌避する双海の様子に気付き、にやりと笑って顔を近づける]
双海。あれか。僕がカナヅチだから水泳部の君は僕に遠慮しているワケか?
西野、もちろん本気だよ。君はいま双海に酷い事を言っただろ?
「恋愛をせずにずっと食事係として残ってそのまま行かず後家になっちまえ」と。
ああ、酷い。まったく酷い。これは酷い。
[拡大解釈はすすんでするべきだ。宇留間はいつもそう思う]
―食堂―
いいから大人しく食べないか。
[西野に突っ込んだ。]
ん、トレーニングか。
風峯は熱心なんだな、
確か、部活に所属しているわけでもないのだろう?
行くよ、海を見てみたい。
[皿を片付けて洗い場に持って行った。]
[だが]
……………。
[無情にも引き上げた糸はだらりと垂れ下がっている。
どうやらこの川の主に食いちぎられたようだ。]
いいだろう。
お前がそう来るのなら、僕も本気を出そうじゃないか!
[阿太郎は(ピー)から新たな糸を取り出した。
その糸は黄金の輝きを見せている。
何たる高貴! 何たる神聖!
再度あたろーは餌を針につけ、川へと投擲する。]
さあ来いサブプライムローン!
お前をこの不況という名の激流から釣り上げてやる。
この僕、鶯谷阿太郎の挑戦を受けられたし――!
ええいっ!だから、泣くなと!
[ベッドの上で正座のまま、ぷりぷりと怒る。
泣かした原因は自分なわけだが。]
と、とにかく、だ、な!
[少し赤くなって、シーツに頭からくるまる]
……寝起きのへんな顔、見ちゃ、だめだ!
今すぐ回れ右!
[びしっと、命令]
別にー、何でもあれへんわ。
[風峯の不思議そうな顔に首を横に振った。
水着、という単語に後でこっそり見に行ってみようとは思いつつ、
こう、何か薄い体型をカバーできそうなものはないかというのが
最大の条件であるからして、今は泳ぎたいとは言えないというのが現実だった]
別に金づちでも何でもかまへんけど、きしょいから顔よせんといて。
[遠慮なく鳩尾に肘を沈めておいた。
宇留間の誇大解釈が、あまりに面白いのでその辺は無言で聞いておく]
おや宇留間、それは違うぞ。僕は双海には幸せになってほしいと思っている。僕らは仲間だ。そんな発想が出る理由がない!
……というか宇留間。お前の拡大解釈にはどこか故意が見える。お前は僕を殺したいだけじゃないのか。
―食堂―
潮干狩りか、
…懐かしいな、いつ以来だろう。
[皿を持っていこうとしたら
片付けてくれたのでありがとう、を双海に伝え]
山の幸の次は海の幸、
悪くない。
ああ、西野は酷い奴だな。いや凄い奴だな。
この双海にそこまでの事を言ってしまうとは、お前の冒険は此処で終わってしまうだろう。
[宇留間との悪乗りは止まる事を知らない。
嗚呼、共通の目的を持った人とは此処まで心を通わせることが出来る物か。]
ん、おお。
部活はな、時間を拘束されるのがいやなんだわ。
好きな時に好きな事をする、が俺のモットーっちゅう話だ。
まぁ、更科も双海も一度娯楽室覗いてみたらどうだ?
遊ぶ物の量もそうだが、水着の量も頭おかしいぐらいあって逆に笑えるぞ。
(だ、誰か来る。
でも今、こいつとの勝負に逃げるわけには……。
どどどどどうしよう。)
[阿太郎は勢い良く引かれる釣り糸を見つめる。
流れる川。重い獲物。迫り来る気配――。
あたろーは獲物の重みに身を任せ、釣具ごと川へ飛び込んだ。
今は近づいてくる誰かから身を隠すのが先決だった。]
[林のなか。
目印になる川沿いに、ぶらぶらと。
散歩がてらに、歩いてきて。なにか声が聴こえて、来てみれば]
……ええと。お、おはよう?
[どうみても、昨日の、島の精霊(仮)が、そこにいた。
聞いてはいけない雄叫びは、川のせせらぎに紛れて、聞こえたような、聞こえないような]
あ、、、ご、ごめん!
[言われて慌てて回れ右。
――――そして一拍の間。
葛城の言葉を脳内で反芻してみれば、いつも気丈な葛城からとは思えないあまりにも可愛らしい苦情に。]
、、、ぷ...く、くくっ
[思わず吹いていた。]
探せば熊手とかあるんちゃうかなー。
[何せ政府だs。
綺麗に西野の鳩尾に肘を沈めた
その流れで更科から皿を受け取ってお片付け]
アサリがとれたら酒蒸しやんなー。
愉しみー。
[採れる前からすっかりうきうき。
アウトドアと食べものにはやはり目がないようだ]
[声をかけようとした、その途端に。
精霊(仮)は、川へと消えてしまった]
……ちょっ、ええ?
[まさか、本当に人外のなにか、なのだろうか]
……いや、でも、川に消えるとか。えええ?
……ああ、目が覚めた。
[双海の肘鉄にひとしきり咽せてから、髪を掻き上げ顔を上げる。いつもの顔だった]
やはり朝はダメだな。何も考えられん。
双海、すまなかった。そして起こしてくれてありがとう。飯をいただくよ。
[宇留間の言葉に口元を歪める]
なるほど、たしかにそれだ。こいは見つけた相手にしっかり込めて投げかけろ。
……だが僕を殺すのはやめてくれ。死に場所は自分で決めると心に決めている。
その程度の権利を剥奪されたら、僕は今生きていることにすら苦笑してしまう。
[釣竿は握ったまま。でももうヌシの手ごたえはない。
そして何より矢口は川を覗き込んでしまっている。
というか声をかけられた。絶望的だった。ウォール街だった。
それでも最後の意地を通して、隠れ続けようとしたのだが、息が続かず、酸素を求めて体は急浮上してしまった。]
はーっ、はーっ……
[幸い川はそこまで浅くない。
だが、乱れた呼吸を整えるには時間がかかるようだ。
それよりの何よりも。
川の中に立ったままの阿太郎は、顔を上げられなかった。]
[流石に、見間違えではないだろう。
水音もはっきりと、聞こえたし。
でも、なにも上がってこない。はて]
……ううん?
[首を傾げ傾げ。川面に向けていた視線を、岸へと戻した。
人がいた気配も、なきにしも、あらず]
―食堂―
[風峯と宇留間のやり取りは
とどまるところを知らないようだった。
やれやれと少し首を傾ぎ。]
嗚呼――そうか。部活は時間が決まっているしな。
自由人なことだ。お前らしい。
[風峯に微かに笑う]
ん、では少し見てくるよ。
娯楽室だな?
ご馳走様、双海。酒蒸しか、いいな。
熊手があるかも探してみる。
[謂って、娯楽室へ向かった]
→娯楽室
【時間軸 朝】 -208号室-
[結局施錠したまま朝まで眠り、静かな朝を迎える。
パジャマを手早く脱いで、細身のジーンズとシャツに着替え、その姿を鏡に映す。]
……判ってるわよ。
[ややツリ気味の瞳で己の顔を睨む、あばらが浮きそうな細い身体、キュッと締まった尻。
クラスメートの女子たちの、ふわふわした柔らかい可愛らしさなんて、哀しいかな自分には無い事。
子どもの頃から、ママはアタシに青い服ばかり着せた。ズボンばかり履かせた。小さな頃は髪の毛もショートだった。]
[後ろ姿の結城から、くぐもった笑い声が漏れ聞こえる。
かあっと頭に血が昇って]
ぷちん
[どっかキレた]
…………。
[無言のまま、結城の首根っこを掴むと、ドアを開け、廊下にぽいと投げ出した。]
はいはい、おはようさん。
さっさと冷めんうちに食べたらええ。
[今更目が覚めたのかという西野へのツッコミはなしなのだろう。
水着の量。そんな事を言われるとうっかり期待してしまうので
是非やめて戴きたいのだが今さらだ]
…まあ、気が向いたら。
[でもきっと見に行ってしまうんだろうなあ、とちょっと自分が情けなかった。
とか言ってたら更科が見に行くらしく]
さ、更科、待って、うちも行く。
…び、ビリヤード台とか、見てみたいし。
[余りに取り繕った理由だが今を逃したら見に行けない気がする。
片付けもそこそこに更科のあとを追って娯楽室へ]
おー、2人ともいってこーい。
……さて、むさ苦しい食卓となったが。
さっさと食っちまうかね。
[2人を見送ったあと、残った朝食を片付けるべく椅子へと座りなおす。]
―202号室―
[昨夜はバーベキューを食べたことまでは憶えている。
飲み物を貰って、それからが、記憶になかった。]
ん、まだ、眠い…。
[真面目でも朝には弱い。頼みの綱の目覚まし時計は、セットを忘れていた。]
逃げるなら……
[双海の華麗なる肘打ちを見て]
いや、もう遅いか。
[つぶやいた]
ん。その程度の権利なら……いや、双海が買いたがるかもしれないな。売り惜しみすることを勧めるよ。
[西野に真顔で言った]
―娯楽室―
[階段上を見上げたが、203の2人は
まだ寝ているのかなとそんなことを思う。
後からついてきた双海に笑んで、行こうか、と共に娯楽室へ。
覗き込んだ娯楽室の様相に
更科は呆れ交じり感嘆の息を零した。]
…これはすごい。
[探検気分だ。
見れば、謂うとおり水着も山のようにある。
デザインも豊富だ。]
日恋もよくやる……。
やっぱり入り込めていない私。
初回吊りを狙おうかと思ったけど無理みたい。
むしろこの参加時間では色々と無理が出ている気がする。
昼間ログ読めないのは痛いなぁ。
西野君を狙っていいですか。
一番ジェラなのはあれでそれですが、愛美たんは別にジェラってないので。
でも西野君は人気っぽいのね。
風峯君が戸田さんにしか見えない件。
キースより戸田さんに見える。
―203号室→2F廊下―
わ、ごめん、みやこちゃん、ごめん、わーーー…
[放り出されてしまった。]
、、、えーっと。
[謝りにいっても火に油。ひとまず。]
先に下降りてるねー。
[それだけ声をかけると、階段へと向かうことにした。]
[ようやく自我が芽生え、髪を伸ばすことを覚えた。
それでもママは、スカートを履く事を許してはくれなかった。]
アタシだって、可愛いスカートが履きたい。
つけ睫毛バッチバチでウインクしてみたい。
中野ブロードウェーを、金髪ウイッグにメイド服でそぞろ歩きたい。
コミケでBL本を買い漁りたい。
スイパラでガールズトークに花を咲かせたいよ。
[宇留間に神妙に頷いた]
個人的には、襲い来る凶刃から女子をかばって死ぬとか、そういうシチュエーションが好みなのだがね。
ところで宇留間、君は誰かに変質的な恋をしていないか? できればいい女がいい。双海でもいいぞ。だが更科はダメだ。僕よりその役に相応しいヤツがいる。
−娯楽室−
[パタパタと追いかけていくと、更科が待っていてくれたので、
頷いて一緒に扉をくぐる。
やってきた娯楽室は口実に選んだビリヤード台よりも]
…わぁ。
[思わず間抜けな簡単が零れてしまう。
本当に、山のように水着だ]
何考えとんのやろ日本政府…。
[凄いと思う反面、本当に国家権力が心配になってきた]
[だけどパパは、二言めにはこういうのだ。
「お前は山田財閥の御曹司。跡取りなのだからそれらしく振舞いなさい。」
パパは、アタシに経営学の本ばかり与えた。
お料理もお裁縫も禁じて、ゴルフばかりさせた。]
……パパなんて……
[ふと、かばんの中に突っ込んでいたiPodnanoから発信音がする。
かばんに手を突っ込んで、iPodnanoという名の通信機の電源をオンにして口元に当て]
[1.逃げる。
2.矢口の口を塞いで矢恵子にする。
3.「一緒に釣りをエンジョイしようよ」
4.諦める。現実は非情である。
5.記憶を失うまで擽る。]
−娯楽室−
本当だな……
……まあ、…其処を憂いても
今は仕方ない か。
なかなかいいのが揃っている。
[デザイナーズブランドのものもあった。
大丈夫か日本政府。]
折角だから幾つか見繕って行っても
罰は当たらないだろう、というくらいだ。
水着を服のように着替える発想ができてしまうな、怖い。
[その数時間後、通信に関しての報告が戸田になされた。
その内容は
「たすけてー!」と「バカー!」
だけだったという。]
―――どないせいっちゅうねん。
恋はしていないねえ。そう簡単に恋をできるような性分なら、
・・・・・・・・・・・
きっと僕はここにいない。
相応しいヤツ、ね。ああ、少し期待してるよ。彼らがどんな花を咲かせるのかをね。
[宇留間は誰かの顔をちらと見た。それは西野ではない]
……なんか、お前らの視線に妙に生温いのは気のせいか?
つーか、何が言いたいんだよ。
[朝食を全て平らげてから。呆れ気味に2人を素早く交互に見た。]
−娯楽室−
…せやんな、今更やんな…。
[このプログラムが、日蓮が、実際に国家の意向で動いているというのだから。
もうこりゃあ日本も駄目に違いない]
まあ、確かにもって来た服よかようさんあるしなあ…。
?
[何か上のほうから響いてきた罵声に軽く首を捻った。
更科を見て、なんやろうね、みたいな顔をして]
[何処からか叫び声が聞こえた。気がしたが、二度寝敢行。]
ぐう。
[お腹がなった。]
…起きよ。
お腹すいたし。
[大きなあくびを一つして、のそりと起き上がる。昨夜覚えてないながらにもパジャマに着替えたらしい。制服が床に畳んであった。
上だけ新しいシャツを出して着替えると、顔を洗ったり手を洗ったり。
支度を整えて部屋を出る。]
[阿太郎は川からばっと飛び出した。
そして勢い良く矢口へと平手を伸ばし――
――その横を通り抜け、置いてあったバケツを取った。
中には大量の魚。ぴちぴちぴち。
振り返り、矢口へ魚入りバケツを差し出した。
ついでにこれから矢さんと呼ぼうと決めた。]
―娯楽室―
[双海にしみじみ頷いた]
これなんか、双海、似合いそうじゃないか。
[ワンピースの、パレオつきのものを示したのと
叫びは同じくらいのタイミング。]
…叫びたい気分なのかな。
[分からないでもない。続いて
何か滑る落ちる音がすれば流石に娯楽室から走り出た。]
おい、何事だ。
[突然の叫び声に足を滑らせてしまった。星が、星が飛んでいる]
あ、たたた、た。
[ひとまず気を失ったりはしていない。強くうった腰をさすりながら、片耳にはめていたi-podのイヤホンを外した。なぜだか耳もキーンとなっている。]
いや、だから何がだよ……。
[もちろん、薄々はわかってはいるが。
昨日も矢口に似たような事を言われたばかりだ。
小さく溜息をつく。]
ま、いいけどな。
[つい口から出た言葉はどういう意味だったのか。
それは自分でも良くわからなかった。]
んで、あのアナコンダは生きてるのか?
昨日から何度も生命の危機に陥ってる気がするが。
[結城の元まで来て、怪我がないか確かめる。細かな擦り傷や打撲はあるが、骨折のような酷いものは無いように見えた]
結城。大丈夫か? 死んでないか? 実は二人ほど男子が死んでもおかしくない男女比なんだが、何か陰謀に巻き込まれたりはしてないか?
……え。
[なんだか殺気を撒き散らして、精霊(仮)さんが、川からざぱーっと上がってきた。
表情を隠す長い髪からぽたぽたと水滴が垂れて、とっても貞子ライズ。
これは、まさかのまさか。
精霊(仮)の水浴びという見てはいけないものを見たから、殺されてしまうのか。
残念、私の冒険はここで(ry]
――……!?
[悲鳴を、あげかけて。と、数秒。
おそるおそる目をあけると、精霊(仮)さんが、魚の入ったバケツを持って、ずずいと差し出してきた]
……えっと。……くれるの?
あ、大丈夫。大丈夫だよ。うん。
[落下の騒動で絡まってしまったイヤホンのコードを直しながら、顔をみせた西野と更科に向けて苦笑する。
まだ、痛みで立てない。]
なぁにがおんぞーしよね。アタシおんぞーしなんかじゃないっちゅうの。人目ばっか気にすんのも、いーかげんにせーっちゅうはなしよね!
ま、今回の件で、アタシが日恋のプログラムに選抜されたとかで、親に説明言ってるって話だし。
政府の言うことじゃ、断れないっしょ。
今頃、パパもママも、困り果てておろおろしてんじゃないかしら。
あーーー、いーーーきみよ、イーキミイーキミ!!!
[鏡の中の自分をもう一度睨みつけ、鞄の中からiPodnanoを取り出すと音楽を聴きながら、部屋を出た。]
[宇留間の声を聞いて、本気で厄除けでもしてやろうかと思ったが監視下であることを思い出してやめておく。無事にここを出られたら、いつかしてやろうと思っていた]
[こくり。]
…………、
[釣竿失敗作の棒を拾い、地面に文字を書く。]
『とても美味しい。
とれたてぴちぴち。生が一ばん』
[漢字が分からない様を装う為に「番」は漢字にしておいた。
一発変換で出てこなかった腹いせとかでは決してない。
棒を置き、バケツの中から一匹を掴み矢口の顔へずずいと近づける。魚はぴちぴちしてアピールしている。
私を食・べ・て♪]
[こくり。]
…………、
[釣竿失敗作の棒を拾い、地面に文字を書く。]
『とても美味しい。
とれたてぴちぴち。生が一ばん』
[漢字が分からない様を装う為に「番」は平仮名にしておいた。
一発変換で出てこなかった腹いせとかでは決してない。
棒を置き、バケツの中から一匹を掴み矢口の顔へずずいと近づける。魚はぴちぴちしてアピールしている。
私を食・べ・て♪]
―1F廊下階段付近―
…結城…。
[お祓いを、とか陰謀を、とか
そういうちょっとふざけても聞こえる言葉も
真剣に考えてしまいそうな、災難ぶりに眉を寄せた。]
足捻ってないか。
無理に動くな。
[姫藤院も、音を聞きつけて顔を出したりしていたろう。]
−娯楽室−
うち?…うちが着るには、幾らかおとなっぽすぎないかな…。
更科のほうが似合いそう。
[何せ胸がうすべったいので、デザインを選ぶ事この上ない。
軽く首を傾げてみたけれど、酷い音がして
流石に更科の後ろを追いかけた]
ああ、結城は気付いてないのか。
我々のクラスは男が二人ほど多い。それを思い出した。トーマスはそれについて何も言ってこないから、何らかのサプライズが用意されているとは思うのだが……。
[顎に手を当てて、真剣な顔で]
未だにその謎を解明する事はできていない。
[階段へ向かおうとした辺りで、どこかの扉の開く音がした。振り返ると山田の姿。]
おはよう山田君。
って、聞こえないかな。
[イヤホンをしているらしいのが見えた。]
さっきの雄叫びってひょっとして山田君?
人の安眠妨…じゃなかった、うん、朝から大声出すのは気持ちいいわよね。
男女比?
……〈TransSexual Fiction/性転換物〉な展開を期待されてるのか、な。
[流石に本気では言っていない]
……あ、字、かけるんだ。
って、え。お刺身とかじゃなくて、このまま?
[流石に、生きた魚を丸のまま食べたことなんて、ない。
でも、精霊(仮)さんはつぶらな瞳で、ぴちぴちの魚を勧めてくる。
お魚さんもつぶらな瞳で、ぴちぴちと暴れている。
これが精霊(仮)の流儀なのかもしれない。だとしたら、断るのは失礼なのかもしれない。
あれ、いやでも昨日、この子、おじや食べてたよね?]
……え、ええと。その。
[杏がいれば、きっと、一瞬でおろしてお刺身にしてくれるのだろうけど。
……どうしよう]
ん、、、まだちょっと痛いけど、大丈夫。ありがとう更科さん。
[大丈夫だという証拠に、笑顔をつくる。
無理に動いたりはしない。災難は慣れている。慣れたくはなかったけれど。]
階段おりてたら突然叫び声が聞こえて、、、踏み外しちゃったんだ。
[説明しながら、ゆっくりと身体を動かす。おかしな痛み方をしているところは、ないようだ。]
性転換か。面白いことを言うな宇留間。正式発表されていなくても、政府にはそういう医術があるかもしれん。
山田が聞いたら、きっと自ら志願する。
………。
[矢口が戸惑っているようだ。無理もない。
そもそも川魚など処理なく生で、など生臭くてとても食べられたものではないだろう。阿太郎は一端魚を引き、バケツに戻した。
塩焼きにでも出来れば美味しいのだが、さて残念ながら近くに串はない。変な枝を使って矢口を食中毒にさせるわけにはいかないだろう。
ならば魚では矢口の口を塞ぐことは出来ない。
バケツを川べりに置く。
そして、川中にある飛び石へ、ぴょん、ぴょんと飛んで渡った。
対岸へ着くと、矢口を手招きする。]
やぁだぁ、まなみんじゃな〜い♪
おっはよー
[前方のドアから出てきたクラスメートが振り返るのを見て、片耳イヤホンを外すと駆け寄った。]
って、あれれ。
聞こえちゃった?
ここの部屋の壁って、意外と薄いのね。にゃんにゃん施設だと思って甘くみてたわ〜
[魚が、すっと下げられる。ちょっと、涙目でほっとした。
……おねえさんは、文明人なんだ。ごめんね。
心のなかで、可愛い精霊(仮)さんに頭を下げる]
ん……来いって、ことだよね。たぶん。
[精霊の国にでも、案内してくれるのだろうか。
精霊(仮)がやったように、ひょいひょいと、石を跳んで、川を渡ってついていく]
―1階階段下―
…、ん、それならいいが。
結城、本当気をつけろよ。
[宇留間の呟きは冷静。
だが負傷でなど、見過ごせるはずもない。]
さっきの叫びは、…山田だったのかな?
[階段から碓氷が降りてくるのが見えたなら
小さく片手を上げておはよう、と謂った。]
ん、“生贄”とは、どういうことだ。
―夜、モニター室―
…。
[バーベキューの喧騒を抜け、モニター室へ。
自分の荷物を探し当てたところで、疲れが出て、そこでそのまま寝入ってしまったようだ。]
…。
[立ち上がり、外へ出る。
喧騒は過ぎ去り、片付けもされていた。
ゴミ袋がまだ残っていて、きちんと分別されていた。]
…。
[火が全て消えているのを確認する。
竈は無事その役目を果たし切ったようだった。煤けてはいるが昨日とほぼ同じ体でそこに残っている。]
―1F廊下階段付近―
…何やの?結城、なんかしたん?
[今日はまだ危害は加えていない。
少なくとも、今のところは]
薬箱、もってこよか。
あと、タオル濡らしてくる。
[更科が見聞しているのを見て、昨日虫よけスプレーを出した
記憶を頼りに水回りへ行ってタオルと、それから一応救急箱も]
階段から落ちたんか?朝から間抜けやなぁ…。
[結城にかける言葉は相変わらず朝から酷い]
宇留間。政府を舐めるなよ。
集団拉致だの、砂丘だの、酒だの、ヤツらは現状で常に僕らの予想の斜め上を行く。思いつく限りのことが可能性と考えた方がいい。
性転換技術。無いとは言えない。
…山田君、にゃんにゃん施設って、何?
[駆け寄ってくる山田を待って立ち止まる。]
でも薄いとかじゃなくって、山田君の声が大きかったんじゃないかな。
眠ってる私のとこまで聞こえたもの。
…疲れたな。
[という声が耳に入って、自分の声と気付いてから、遅れて疲労がやってきた。
ほとんど1日寝ていたせいか目だけがやけに冴えていて、しかし体が重かった。]
新たな世界観を受け入れるのは。
いつだって、大変なことだ。
[だが、そうしていかなければ、淘汰されるだけ。]
あらやだ、ほら、ここって子作りバンザイなプログラムの施設って事なんじゃなかったかしら〜?
だから、てっきり防音設備完備かと思って、ちょっと油断しちゃったの。
[いいつつ、碓氷と一緒に階段を降りようと。階下にはクラスメイトが数人。]
でも、起こしちゃったのなら、ごめんねぇ。
おお、碓氷おはよう。そして山田もいるのか。おはよう。
ちょうど今、山田の事で盛り上がっていた所だ。
[爽やかな笑顔で]
お前、まさか性転換手術などされていないだろうな?
子作りバンザイってわけじゃないと思うけど……。それなら、もっと強制で部屋割りとか決まるんじゃないのかな。
あくまで恋愛させるためみたいだし。
恋愛できたからっていきなりは、うん、ないわ。
…山田君って、私服? 女の子の格好は、しないんだ?
[横を降りる山田に目を留めた。]
>>133
うん、昨日ちょっと考えていたんだkわ、ととと。
[軽くバランスを崩し、傍にいた西野の肩につかまって転倒を免れる。]
このプログラムって少子化対策なんでしょ?だったら、お祭り騒ぎ的にカップルが成立したって意味がないよ。すぐ別れたらお終いだもの。
じゃあ、結婚して子供を作るくらいまでの深い絆を結ぶ必要があるんじゃって思ったんだ。
…あ、ありがとう双海さん。
[薬箱をもってくる>>135という双海に礼をいい。]
大きな危険や困難を共に乗り越えた男女は、お互いをずっと必要としあうんじゃないかな。
例えば………。
[一度、言葉を区切り。]
クラスメイトの大半が殺されるような、事件とか。
―1F階段付近―
まだ来ていない者も居るがね。
ゆっくりできたか、碓氷。
山田も、おはよう。
発声練習は恙無く済んだようだな。
[首を傾ぐ、しゃらりと首飾りが鳴る。]
…ん、すまん、双海。
[手際よく治療を行う双海に其方は任せることとした。]
西野は西野でお前何謂ってるんだ。
みんな、おはよー♪
[くるりとその場の皆の顔を見て、西野に視線を向けた。]
おはよ。
何よ朝からいきなり、恐怖カマキリ男、恐怖蜘蛛女的なネタ振りなんかしちゃって〜
誰が改造人間よ。
突然、どういう風の吹き回し?
[空に近い場所で、林の木々がさわさわと揺れている。
一匹だけ寝坊したのか、それともそういう習性なのか、幾らかの鳥が葉の間から雲間へと飛び立った。
時折矢口がついてきているかを振り返りながら、奥へ、奥へと進む。途中で大きな根っこが盛り上がっている度に飛び跳ね、ずぶぬれのままの白い髪を揺らす。
適当に拾った棒で藪を突付きつつ、随分な距離を歩いた。]
西野君も、おはよう。
って性転換手術…?
[西野の声に挨拶を返してから、改めて山田を見た。昨日観察したときとたぶん変わっていないように見える。]
それならもっと、山田君嬉しそうなんじゃないのかな…。
見殺しは一見魅力的だけど、減ってしまっている人口を更に減らしてしまう事になる。国益に繋がるとは思わないね。
[結城に淡々と述べる]
[そして真面目に性転換手術のことを語る西野にまたきょとんとした]
その発想を受け入れる西野がすでに僕にとって予想の斜め上だよ。むしろZ軸違い?
………。
[やがて周囲を囲っていた林が途切れる。
たどり着いたのは、野草も苔も生えていない、殺風景な一面岩盤の荒野。
そこは丁度、林と山の境界となる場所だった。
そして山の麓となる場所に、洞穴がぽっかりと真っ暗な口を開けている。
ここまで来たら矢口を振り返ることはせず、白い髪の子供は洞穴へ向かって歩いていく。]
[と、もう少し言葉を続けかけたが、自分が落下する原因を作ったらしい人物が現れた。
階段の上の人物をじとりとにらみあげ、挨拶する。]
あ、おはよう山田。うん、大迷惑だった、よ。
[そして山田と一緒に降りてきた碓氷にも気付き。]
おはよう碓氷さん。碓氷さんも、山田の声で?
…。
[いい機会だ。]
…。
[建物の中を見て回る。
巨大なモニター、設備の整ったキッチン、整然と準備された食材や道具、大きな浴場、娯楽室までついている。
2階へ上がると多数の扉。これが件の寝室だろう。]
…。
[少し考える。
皆、ここで眠っているのだろうが。
誰がどの部屋にいるか分からない。]
運動部やし、そんな大変なんやなければ其れなりには、ね。
[更科の言葉に小さく肩を竦めながら様子を見る。
何処が痛いか、とか、どのへんぶつけたか、とかそんな事を結城に聞きながら、
必要に応じて必要な応急処置をするだけの話だ]
……は?
[治療の途中、結城の言いだした言葉に口を噤み]
何やのそれ。どういう意味。
…自分、下らん雑誌やら漫画の読み過ぎなんちゃうの。
[呆れたように一蹴する]
うん、ゆっくり出来た、ていうか、憶えてないわ。
誰かがお酒を持ってきてたみたい。飲んだら記憶がないのよね。
ちょっと頭痛もするし。
[更科の言葉に苦笑して、頭を押さえた。]
皆も、おはよう。
[結城の姿が見えると、昨日のは大丈夫だったのかと思って心配そうに視線を向ける。]
まなみん、男は狼なのよ。恋愛した途端にパクッ!
[と言いつつ、横にいる西野や結城に視線をおくり]
な〜んてね。
相変わらず、ママはアタシに女物の服を買ってくれないの。
前にこっそり買ったスカートだって、一度も履く前に捨てられちゃったんだから。
[半べそ]
あ、さらりんもいるー♪
おはよ、さらりんこそサクヤハオタノシミデシタカ?
改造人間か。確かに改造されたら腕にバズーカくらいはつけるな。これは盲点だ。
[山田の姿を改めて見て、腕にバズーカが着いてないことを確認する]
ヤツらがその程度のロマンを理解できないとは思えない。
すまなかったな、山田。どうやら僕はすでに、思考のドブにはまりつつあるらしい。
なんだ結城、アナコンダをやられて頭もついでにやられたか?
てか単にガキ作らせたいだけなら幾らでも方法あんだろ。
非人道的な手段を取るってぇ条件ならだが、な。
[皿を運び終えて、結城の方へと歩み寄る。]
口に出すのもむかつく方法使えば、ガキを作らせるのは簡単だ。
出産までいっちまえば、街中にはいくらでも閑古鳥が鳴いてる孤児院や国営の保育所があるっちゅう話だよ。
恐らくだが、たった16人を拉致するよりも遥かに効率的で金もかからねぇぜ?
[洞穴へ入ったはいいが、矢口がなかなか入ってこない。
と思ったら足音が聞こえてきたので、追いつくまで暫く待った。]
………。
[手を繋ぐのが一番の方法なのだがそれはまずい。前日に色々とこのフォルムで気まずいことをやらかしらばかりである。
せめて大丈夫か怖くないか、離れないように気をつけてね、というメッセージをこめて顔を見つめてみた。
ちなみに洞穴はあまりホイホイ奥へ行くと酸欠で大変なことになる。良い子のみんなは気をつけよう。]
なによぅ、ジョージったら大迷惑とか、一体なんのこと?
[自分の叫びで階段を滑り落ちたことなど露知らず]
うるるんにアンちゃんも。
皆こんなとこで、立ち話〜?
―1F・廊下―
…あくまで例えだな?
めったなことを謂うものじゃないが。
[結城には、そう謂って。碓氷にそうか、と頷き
食堂のほうだろうか、風峯の方を横目で見た。]
…嗚呼、…そうだな、うん。混ざってた、な。
気をつけないといけない。
[山田の言葉には瞬いて]
っ …、
山田、お前も何謂ってるんだ。
おたのしみもなにも、なにもない ばか。
…。
[まあ、いい。
もう自分はたっぷりと寝た。
このまま起きていようと決める。
朝になったらどう部屋を割ったか聞けばいい。]
…。
[階段を降り、再びキッチンへ。
昨日食べ損なったらしいいくつかのものが巨大な冷蔵庫の中やラップをかけられた皿の上に残っていた。]
…。
[無言でそれらをつまみ食いしていく。]
…。
うまい。
[デザートに少しいびつなバウムクーヘンを食べたところで、満足した。
黙って、しかも冷めたところを食べてしまった。
心の中で料理と料理人に謝罪する。]
ああ、結城君、うん、目覚しいらずだったわ。
もう少し眠ってたかったんだけど。
[結城に頷く。]
スカートじゃなくてパンツスタイルでも女の子っぽくはできると思うけど…。山田君だと、「女の子」になりたいならやっぱりスカートなのかなぁ。
お楽しみ?
[更科へと向けた言葉に首を傾げかけたが、納得したのかくすりと微笑んだ。]
殺人事件か。まあ僕も実際考慮には入れているのだが、あのトーマスがそこまでするか?
せいぜい攫って行方不明者を出す程度だと思うが。
[顔を洗って206から出てきた。
昨夜は片付けでへとへとになったため、誰と同室だかわからないままばたんきゅう]
おはよー。
んー、いい匂いがするね。
メイラード反応の香ばしい香りだ。
ん……だいじょぶ。
[暗いなかで、精霊(仮)さんがじっと見上げてくる。
まずい、可愛い。でも、往ったらだめだ。
ここには鈴がいないから、戻ってくるのは難しい]
よっしー、アンタいっつも小難しい顔して考え事しすぎー。
アタシは腕のバズーカより、胸の巨乳砲のがいいなー☆
[西野のおでこを指先でつついた]
きゃー、さらりん、ちょっとほっぺ赤くな〜い?
もー、さらりんてば、かーわい♪
殺人事件とか、物騒ね。
恋愛をするために集められたのなら、そこまでしないと思うけど…。
それに、少子化で呼ばれた若者を殺すのって、変よ。
行方不明者も、行方不明扱いなだけで、生きてるんじゃないかな。
…。
[結城の言葉に、幾らか無言になったけれど、立ち上がる]
朝ご飯、用意するわ。
更科すまん、選ぶんは、またあとで。
[そう言えば薬箱を抱えて立ち上がり、更科に小さく謝ってから
キッチンのほうへと再び戻る]
…。
[静かだ。]
…。
[しん、という音が聞こえそうなほどの静寂。
あまりに、静かだった。]
…。
[この場所の近辺には、何とかという組織の構成員がいるのだろう。しかし、この施設の管理は基本的に自分たちがやらなくてはいけないのだろう、と考える。
外部の人間が何か動くとすれば、こうした時間帯をおいて他にないからだ。
ひょっとすると全ての場所を全時間帯において監視し人のいない時間と場所を選びながら様々な行動を取っているのかもしれないが、コストパフォーマンスが悪すぎるだろう。]
[i-podに向かってこっそりぼそりと。]
(耳がバカになるじゃないか、バカー。
――通信、終わり)
[イヤホンは、はめていない。]
?
[何やら矢口の様子がおかしいが、恐怖とはまた違うようだ。
本当に大丈夫なのだろうか、とよく顔を見ようとしたが、視力0.2では顔を近づけようとしても距離を誤ってしまうことがある。
目をごしごしとぬぐってから、再度矢口を見た。]
…………………。
・・・・・・・。
[とりあえず、何かあっては危険だろう。
罪悪感がどうとか、姿がどうとか言っている場合ではない。
矢口を牽引して奥へ向かうために、そっと手を伸ばした。]
[食堂へと入っていく結城の背中に向けて声を掛ける。]
ま、あんま考えすぎんなよ。
なる様になる。
なる様にしかなんねぇ、それだけっちゅう話だ。
[背中を軽くぽんと押すと、同じく食堂へと入っていく双海を見送る。]
あれ、更科。
双海もお前ももう帰って来たのか?
もうちっとゆっくり水着見てくるもんだと思ってたわ。
[現在進行形で山田にからかわれている等知る由も無い。]
そっか。
[碓氷の言葉にしばし考え込んだ後]
ねえまなみん。アタシ、こんな服しか持ってないの。
あの。その。
良かったらサ。
まなみんの私服、一日だけ、借りてみても、いいかな?
こんな時じゃないと、そゆこと、出来ないから。
あ、カルロス君もおはよう。
[すり抜けていくカルロスにも挨拶をして、もう一度お腹が鳴った。]
う。
どれだけお腹すいてるの私。
…?
[顔が赤い、という山田の言葉に更科の顔をまじまじと見た。確かに、少し赤い。気がした。]
更科さん…あの。焦らなくても更科さんは大丈夫だと思うんだ。
[何が。]
…。
[と、ここで考え直す。
この施設、このやり方の時点で莫大なコストがかかっていることだろう。
もっと他にやりようがあるんじゃないのか。]
…。
[だが、まあ、何をやったって完璧にうまくはいかないだろう。今や少子化は多くの先進国が抱える爆弾だ。少子化が内包する多くの問題を解決するために多くの国が様々な方策を採り、しかし万能薬は見つかっていない。そんなものがあれば、こんなことをする理由がない。
ましてやこの国だ。この国に来たばかりの頃、色々なことがとてもいびつに見えたものだった。さっき食べたバウムクーヘンよりも、はるかに。]
…中身がおいしければ。
それでもよかったのかもしれないが。
[そう積極的に、感じたこともない。]
え?
……私の、服?
[山田のお願いにびっくりして戸惑う。]
……でもサイズが合うかわからないし…山田君が着てみてサイズが緩かったら少しショックだし…。
でも、ワンピースくらいなら。
[割と真剣な様子に承諾する。]
[矢口の手を引いて、奥へと進む。
空気が薄くなってくるが、息苦しいわけではない。
暗闇の奥。
――ぎらりと光る瞳。
「それ」が住んでいる以上、呼吸が可能な場所ということなのだ。]
[矢口の手を引いて、進み出る。
獰猛な輝きを持つ気配の前へ。
そこにいたのは、暗闇の中で息を潜める――野犬の姿だった。
野犬は阿太郎を見ると、伏せの体勢から立ち上がり、こちらへタシタシと歩み寄ってくる。]
ん、すまん。
ご飯食べてない人は今からあったかい分用意するで、中はいりや。
[更科にもう一つ謝ってからキッチンへ。
そうすれば、消し忘れのフレンチポップが流れる中で
さっき娯楽室へ行く前同様にチーズオムレツを人数分作り始める]
……。
喜んでいいのか悪いのか。
[宇留間は更科に常識に沿うと言われて苦笑いをした。そして、]
ん。
染めるうちはまだまだかな。
[ぼそりとつぶやいた]
ん、ああ。
そういや凄い音だったしな。
そっちまで聞こえたのも当然か。
[此方に顔を向けない更科を不思議に思いながらも、顔に少し赤みが差しているのを目敏く見つける。
ある意味凄いのか、どうか。]
なんか顔赤くねぇ?
風邪とかひいたか。
[気ぃつけろよー、と更科の額に手を当てる。]
わ〜〜、ありがとー!
だから、まなみん大好きよ〜
[了承の返事を聞き、思わず碓氷の両手をとって握り締める。]
多分サイズは大丈夫だと思うの。
あ〜、夢みた〜い
[ひとしきり喜ぶと碓氷の手を離し、傍に並んでいる更科と風峯両人の顔を順番に見、意味有りげに微笑みかけ]
きゃっほー
[スキップでエントランスから外に*飛び出した*]
おはよう城君。城君も良く眠れたみたいね。
焼きたてのパン…美味しそう…。
[更科からの突っ込みに口元を押える。]
うん、更科さんはかわいいなってことよ。
このクラスの男子だと……。
[考えた。いい人選が思い浮かばなかった。]
風峯君が、やっぱりまともな部類に入るのかな…。
…。
[風呂は常に沸いているようだった。]
…。
[そのうち、掃除をしなくてはならないかもしれないな、と考える。するとこの広さは大変だ。]
…。
[煙もかぶったから、と思い、風呂に入った。]
…。
[カラスの行水。
サウナという気分でもなかった。]
…。
[更衣室のそばに、全自動の洗濯乾燥機が備え付けられている。そこに洗濯物を放り込み、スタートボタンを押す。]
…。
[洗濯機の前の四脚椅子に、ゆっくりと腰を下ろす。昔壊したことがあって、トラウマになっている。]
考えすぎ、か……。
[山田の言葉に、深い意味は無いのだろうが]
相手の底さえ知れれば、もう少し気楽になるんだが。
[ぽつりと言った]
[と、いうか。どこに連れていかれるんだろう。
ちょっと空気が、ケモノくさい。そう、思っていたら。
割と大きな、犬だった。え、なんぞこれ]
……ま、まさか。私、食べられちゃう?
精霊(仮)さんは、ペットの餌にするために、私を連れてきたの……?
[おかーさんおとーさん。けーこはおうちにかえれないっぽいです]
双海さんありがとう! 昨日も手際よかったし、朝ごはん期待してる。
[キッチンへと向かう双海へと声を掛ける。]
う、うん。そんなに喜ばれると、ちょっと嬉しい、かな。
[両手を取られると抵抗なく揺らされて。
漸く離れたところで息を付いた。]
大丈夫、かな。大丈夫なのも、それはそれでショックなんだけど。
あ。山田君ご飯、食べなくていいのかしら。
[エントランスから飛び出していく様子を見送った。]
[ぎょっとした。
が、なるほど言葉を話さないまま連れ回すというのは、相手に与える印象も随分違うのだろう。
――言葉を話したとて、阿太郎の胸中が分かるかは別として。]
(ふる、ふる。)
[矢口の顔を見て、首を横に振る。
そして、歩み寄ってきた野犬を軽く撫でた後、視線で矢口を示した。
野犬はそれで全て理解したようだ。
矢口の隣で、はっはっはっと息を鳴らしながらお座りしている。]
そういえば、僕もまだ途中だったか。
[いろいろなことがあって忘れていたが、食事は半分も食べていない。冷めてしまっただろうかと一瞬考え、冷めても美味いだろうと考え直す。
あくびをしながら、食堂へと向かった]
−キッチン−
ん?ああ、ええんよ別に。うちが何となく好きでやってるだけやし。
[他に出来る事も無いし、やるべき事も無い。
学校で勉強しているわけでもなく、修学旅行でもない。
手持無沙汰、それが現状。
だから、碓氷に声を掛けられて小さく苦笑をしただけ。
バターを落とすスプーンの軌跡も、卵をフライパンに落とす流線も、
パプリカとチーズを落とす重力も、いつも通り]
食べる準備できてる人からはよおいでー。
[キッチンにいるままだけど、テーブルへとつけばオムレツとベーコンと
温野菜の乗ったプレートと根菜スープが目の前に出される。
シトラスジュースはピッチャーの中。朝から捏ねたパンは籠の中]
[解説しよう。
阿太郎は
「犬(ペット)をあげるのでさっきのことは見なかったことにしてください」
と言いたいのだ。
だが肝心の矢口がまだ気付いていないことなど知らない。]
む、大丈夫ならいいけどよ。
医者なんざ居ねぇんだ。
体調悪けりゃすぐに言えよ?
[いや、もしかすりゃ呼べば来てくれんのか?等思うが、
健康な事に越したことは無いだろう。
額に当てていた手を離す。]
それどうだったよ。
なんつーかもう、すごかったろ?
…。
[しばし、待つ。
静かで、緩やかな時間。
とても生活的だ。]
…。
[不思議な感覚だな。]
…。
[乾燥の音が止む。
服を取り出すと、少し熱い。
そのまま自分の鞄の中へしまっておく。]
私も、朝ごはん食べてこようっと。
[更科と風峯の様子に肩を竦めると、食堂の方へと向かう。美味しそうな匂いがしてくると次第に表情は明るくなった。]
美味しそうな匂い……。匂いだけで幸せになれそう。
ありがとう双海さん!
え、と……うん、よしよし。
[取り敢えず、わしわしと犬の頭を撫でる。首のあたりも、もふもふとしてみる。
犬より精霊(仮)さんを撫でたい気もするが、まあ、これはこれで、可愛い]
……首輪とか、ないみたいだけど。
捨て犬を、おうちのひとに隠れて、飼ってるとかかな……。
[無人島でないのなら、有り得る、かもしれない。精霊(仮)さんが、人間としての話だが]
んー……もしかして。飼ってくれる人、探してたとか?
[精霊(仮)さんのきらきら光る期待の眼差しに、推測をひとつ]
…。
[ゆっくりと立ち上がり、移動。
荷物を再びモニター室へ置き、外へ出る。]
…。
[倉庫を探ると、懐中電灯があった。
空がほんの少し白んでいる。
大丈夫だろうとは思ったが、一応だ。]
…さて。
[周囲の様子を見ておこう。
そう決めて、歩き出した。]
碓氷、今日はずいぶんご機嫌やね?
[そんなに朝から何か楽しいことでもあったのだろうか。
いつもは教科書やら参考書を読んでいる姿を見ることが多いので
ちょっと新鮮だったこともあって思わず尋ねてみた]
あ、城もおはようさん。
[ひょい、と軽い挨拶を投げてからコンロの前へと戻り、
再びオムレツを作り始めれば、フライパンに卵が落ちて広がる、じゅわっという音]
嬉しいことは、そんなに有るわけじゃないけど。
この美味しそうなご飯は、充分嬉しい事に含まれると思うわ。
朝からすごくお腹がすいてたの。
[テーブルに着くと、ジュースとパンを片手にオムライスをじっと見た]
でも、そんなにご機嫌に見える?
−朝・207号室−
ふう・・・
[貴族の朝は遅い。嘘をつきました。とりあえず外に・・・・・・]
・・・・・・
[2度見。何かいる。ジャージがある。いやそっちではなく]
えと、あの・・・
[どうも体調が優れない様子だ。確か姫藤院とか言った気がする。何となく居心地は悪いが普段から居心地は悪いわけだ。とりあえず布団をそっとかけ、ジャージに着替えて外出する事にした]
?
[川辺りの一件から。
バレバレの演技に付き合って貰っているのかと思っていたが、矢口からそんな雰囲気を感じない。
……何よら別の意味で怪しげな輝きは燻っているが敢えて気にしないことにしよう。身の危険的な意味で。]
(こくり)
[理由が違えど、この犬の飼い手が見つかるのは嬉しいことだ。
そもそも、無人島だとか何とか言っていたが、砂漠があったり何だりで自然の島とは言い難い。なのにこの犬は野生として住み着いている。最初からいたわけではないだろう。
きっと、漂着したのか、捨てられたのか。
そうでなければ、昨日の夜が初対面だった自分や、矢口にこうも擦り寄ってはこないだろう。
だから、矢口の問いに頷いた。]
ふう、しかし。
[朝だというのに少し騒がしい。どうやら既に起きて行動している人間がいるようだ]
まあいい、日課の散歩と読書でもしようか。
[そう一人ごちながら林のほうへと歩いていった]
ん?昨日よりは、ずっと楽しそうに見えるけどなぁ。
まあ、たまの羽伸ばしやと思ったら楽しまなそんやしね。
あらー、そこまで言ってもらえたらうち、嬉しいわあ。
ほな、お昼も碓氷の為にうち頑張ろうかなー。
[決して男子の為でないところがきっともう駄目だろう。
城のまえにプレートとスープのカップを用意しながら、碓氷の言葉に笑った]
美味しいご飯があれば、それだけで機嫌は良くなっちゃうよね。
[碓氷の言葉に相槌を打つ]
でも、確かになんとなく機嫌良さそう。
いい笑顔だよ。
だろ?
そういや大浴場も凄かったしな。
なんつーかもう、ちょっとしたレジャー施設だわ此処。
[風呂上りに卓球という王道とかも出来んぞ?と話していた所に城が通りがかる。
おはようさんと軽く肩を叩いて挨拶。]
俺はもう少し腹がこなれたら泳ぎに行くつもりだけどよ。
[どうする?と言外に尋ねる。]
てか行くなら中でメシ食ってる奴も誘うか。
…喋るか食べるか、どっちかにせえよ。
[城の様子に苦笑して、まるで親みたいなたしなめ方。
使ったものは、まだ使うもの以外残してさっさと洗ってしまう。
洗いものはためると邪魔だからだ]
昨日は、だって初日だったし、こんなところに連れられてきちゃったし。
今日は、覚悟を決めた感じ、かな。
別に恋愛するって訳じゃなくって。
だめよ双海さん。頑張るなら、嘘でも男子のためにとか言っておかないと。
あのいかつい顔の人が何処で見てるかわからないわ。
[パンをちぎって食べ始めた。一口一口を美味しそうに口に入れる。]
――……城君も、今日も口がうまいのね。
機嫌がよいのはいいことだが、その理由がこの料理だけでないなら暇つぶしの話題くらいにはなるのだがね。
何かいいことが他にあったか?
[碓氷の笑顔を見て問いかけてみた]
……ふむー。
[さて、どうしたものだろう。
連れて帰るとして、犬嫌いの子は、いただろうか?
まあ、いても、ログハウスから少し離れたところに繋いで、餌をあげればいいだろう。
問題は、この島から出るときのことだ。出れるとして、だけど。
連れていける、のだろうか。というか、連れていって、家で飼うのは許して貰えるだろうか]
……う。
[犬が、小さく声をあげて、足に頭を擦りつけてきた。ええい。もう、どうにでもなれ]
……おーけー。おねーさんに、任せなさい。
たぶん、暫くは、この島にいるから。
この子に会いたくなったら、昨日のところ、おいでね。
杏ちゃんに、ご飯、お願いすれば作ってくれるはずだから。
[ご飯、で、思い出した。流石に、朝ご飯も食べずに林をうろついていたのだ。お腹が減った]
……ええと。
じゃあ、その、私はそろそろ帰るからね?
―1F廊下付近―
ああ、そうか。大浴場もあったな。
広いのか。…よくよく、豪華なことだな。
[なるほど王道だな、まるで温泉だと
そんな受け答えもしつつ。]
ん、そうか。
わたしは、海にはもちろん行くんだが
泳ぐのはどうしようかな…。
嗚呼、そうだな、大勢で行くほうが
賑やかで楽しかろう。
!
[矢口のはっきりとした任されなさいに、阿太郎の表情も晴れる。
何らかのボディランゲージで喜びを示したいところだったが、さすがに手をぶんぶん振り回したり抱きついたりその他ビープ音はまずい。
帰る、と言われれば一瞬表情を曇らせもしたが。
普段からいてもいなくても同じような自分が、待っていると言われたことが嬉しくて、素直に頷いた。
矢口にぴったりな犬に、小さく手を振る。
犬は応じるように小さく鳴いた。]
西野君まで。
別にいいことなんて、ないわ。
朝から雄叫びで起こされるし。
ワンピース貸す事になっちゃったし。
大好きって言われるのは嬉しいかもしれないけど、山田君だとどう受け取って言いのかわからないし。
[全部山田関係である事に気づいた。
嬉しいことだと認識してはいなかったが、やや恥ずかしい。]
なるほど。それで元気なわけだ。
でも、笑ってるほうが碓氷かわええから、もっと笑たらええよ。
[なー、と城と西野に話を振りつつ]
んー?
そら、そうかも知れんけど…でも事実を覆すんはうちは嫌やしなあ。
今は食事作ったりたい男子もおらんさかい、別にええやろ。
[呑気に笑いながら、軽く昼の支度だけはしておくことにした。
米はといでおけば、昼食べなくても夜食べればいい。
昨日の炊き込みご飯もまだあるので、とぐ量は人数に対して少なめに]
どちらも楽しいから、選べないよ。
[双海の言葉に困った顔をする]
でも、アンって、ごく自然に皆の世話を出来るから素敵だよね。
そういうアンを知れたことは、日恋に感謝してもいいかな。
……マナちゃん、僕はお世辞を言ってるつもりはないよ。
素直に思ったことを言っただけ。
それに、マナちゃんもマナちゃん自身の変化を認めてるわけだし。
−林の中−
静かだな。
[広い庭で朝のさわやかな風に吹かれながら、読書に耽る。これが優雅といわず何だと言うのでしょうか。近くの大木の根に腰掛け、懐に入っていた小説を取り出すのです。心穏やかな時間]
[問題は、その本が”俺の妹がこんなに可愛いわけがない(電撃文庫)”だという事だ]
ああ、そういや浴衣もあったぞ。
大浴場の脱衣所に大量に。
[政府の目的がわからなくなってきた。
もしかしてこれは、政府が市民の為に新しく開発しているレジャー施設のテスト運用なんじゃなかろうかとすら思えてくる。]
なんだ、更科泳ぐの早そうなのにな。
んじゃ食堂の連中に声かけてみようか。
他の女子も行くとして、もし水着選ぶなら少しかかんだろ。
碓氷は十分面白い体験を朝からしてきたな。
しかし、山田も面白いやつだ。この状況でああも自然に振る舞う。
[双海の、食事を作ってやりたい男子もいない、発言に少し視線を動かす。その先には城]
/*
御手洗さまwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
御手洗さま電撃文庫wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
よりによってそれなのwwwwwwwwwwwwwwwwwwww?
*/
――林――
[川沿いに、もときた道を歩く。
犬は、ほとんどぴったり、足許についてくる。
歩きにくいのには困ったものだが、まあ、なんというか、可愛い。
と、ほとんどログハウスの近くまで戻ってきたところで、何やら、知った人影が、ひとつ。
誰かを認めて、少し顔をしかめたが、無視はしない]
や、ほ。おはやう。
……こんなところで、何やってるの?
か、かわいいなんて、二人とも…お世辞がうまいんだから。
私だって、まったく笑わないわけじゃないのよ。
面白ければ笑うし。
後難解な問題を解けたときとか、思わず喜んだりするし。
[少し照れてオムレツを一口二口三口、口に運ぶ。]
それでも行儀がよろしくないのは赦さん。
[勿論、お残しだって許さないのだけれど。
米を炊飯器に入れて立ち上がったところで、
城の褒め言葉が聞こえて]
んー?そうなんかな。ただのおせっかいやと思うけど。
[素敵と言われてもいまいちピンとこない。
首を捻ってみても、後ろでむすんだ髪と左右の髪が揺れるだけ]
[一人と一匹がいなくなると、洞穴は急に黙り込んだ。
さて自分もそろそろログハウスに戻らなければお腹が、と考えて、思い至る。
そういえばまだ着替えてない。
タイツを取り出すべく阿太郎ポケットを探る。
だが、手は止まった。]
………あれ?
[何度漁っても、感触が見当たらない。
――そういえば矢口と遭遇した時にどうしたっけと考え、ああ川に飛び込んだのだと思い出し――。]
流された?
[まさかそんな面白い話があるわけない。
川辺りの茂みに隠したのだったかと推測して、洞穴から林へ向かった。]
西野君は、いつも面白そうな体験をしてそうよね。
[西野の言葉にまじまじと見る。]
山田君は、どこに行ってもああじゃないのかな。
マイペースっていうのかな。
双海さんは、笑うとかわいい。普段は、かっこいいけど。
このクラスに選ばれたの、判る気がするわ…。
[にこ、と笑って双海を見た]
[早朝。ぱちりと目が覚めた。
同室はもちろんまだ寝ているようで、静かに寝台を抜け出すと
そっとカーテンの外を見やる。…ようやく外が明るくなってきた頃だ。]
は、早起きし過ぎた…。
[確かに目覚めは良い方なのだけれど、此処まで早起きした事は無い。
…流石に色々あって緊張してたんだろうか。
いつもならそれなりに夜更かしするのだけれど、昨日は…、…昨日は?
昨夜片付けをして、部屋のシャワーで汗を流して…までは覚えている。
逆を言えば、その後恐らくすぐに寝てしまったという事なのだけれど。]
……、散歩でもしよっかなー…。
[再び寝れれば良いのだろうけれど、
結構目が冴えてしまったみたいでどうにも寝れそうに無い。
修学旅行用に持ってきた私服を鞄から取り出す。
7分袖のシャツと、スカートにスパッツ。身支度を整えて
てこてことログハウスを出た。]
[海の方までゆっくり歩いて、砂浜を横断して再び戻る。
そういえば川があるとか林だとか、さては砂丘まであるとか聞いた。
……砂丘は行ってみたいな。とちらりと考えた。
ここから戻っても、鳥取まで行く機会は無さそうだし。
のんびりしている内に、既に空は青くなっていた。
そろそろ戻らないと流石にやばいか、と思い当たってようやく
ログハウスへ至る帰路へつく。]
ただいまー。
……?ん? …おじゃまします?
[扉を開いて、こそっと頭だけ先に覗かせた。あ、良い匂いだ。
ただいま、と言いかけてそういえばここは家じゃない。
おじゃまします、というのも変な気分だ。…あれ?]
うちが最近笑ってへんのはどう考えても何処かの誰かの行動のせいやと思う。
[おもに飲酒とか。飲酒とか。しょうも無いコントとか。
どう考えても最近笑う回数よりもコンボを決める回数のほうが多い気がする。
笑ってたほうが、なんて言われても昨日一日で何回コンボを決めたかのほうが
自分の脳裏にはっきりと思い出せるくらいだというのに]
そう?てっきりうち、炊事班やと思っててんけど。
[それ以外に、自分がこんなクラスに選ばれる理由なんてあまりピンとこない]
―1F廊下―
浴衣も…?
[眼を丸くした。]
……此処をレジャー施設として解放したほうが
色々メリットがあるんじゃないか…?
ああ、泳ぐのは好きだぞ。
水が冷たいと――と思ったんだが。
まあ、折角だし泳ぐかな。
ん。そうしよう。泳がなくても、
潮干狩りもできるみたいだし――
はい、ごめんなさい。
[双海の言葉にぺこり]
アオちゃんもそうだけど、本当に相手の事を考えてくれた結果のおせっかいって、素敵だと僕は思うなぁ。
それが自然に出来るのは、アンやアオちゃんの魅力だよ。
……駿も素直に認めればいいのに。
[最後の一言はぼそりと呟いた]
−廊下→食堂−
[食堂の入り口から、中に向かって姿を現す。
ゆっくりと談笑しながら食事を取っているようだ。
邪魔しちゃ悪いかとも思ったが、声を掛けなければ始まらないのもまた事実。]
おーい。
とりあえず海行こうと思うんだが、いかねぇか?
水着なら娯楽室に政府の頭を疑うほどあるから、泳ぎたい奴は適当に見繕えばいいっちゅう話だ。
面白そうな体験か……困ったな。おそらく現状を一番楽しんでいるのは僕かも知れないという結論に辿り着きそうな僕にとって、その言葉はまったくもって否定しがたい。ある意味でもう恋などどうでもいい。思うに、僕はここに何をしにきているのか分かっていない。まあ連れてこられたわけだが。しかし恋とか愛とか必要かどうかの前に怖いね。そんなものが僕の中に芽生えてしまったら僕自身が僕でなくなってしまう。この、狭間を住処とすることができなくなってしまう。それは怖い。勘弁願いたい。しかし竜戦の軌跡の大会は待ってくれない。困った。
[謝る城の姿に少しだけ拍子抜けで目を丸くしたけれど]
…ああ、更科はええ子よな。
飲酒だけはよろしくないと思うけど美人やし、
さりげなく気ィ使うんもうまいし、大人やし。
風峯?
[何で更科の話になって風峯なのか。
一つ首を傾げて、ああ、と小さく手を打った。
喋っていたら、丁度風峯が現れたものだから
思わずそちらを見てにやにやと笑ってしまうけれどこらえられないものは仕方ない]
誰かの行動のせい、ね。
ああそうだ。昨日はすまなかったな、双海。
酒を飲んだのはさすがにまずかった。こういう場とかそれ以前の問題だったよな。
[タイミングを逃してから、切り出せなかったことを謝る]
二十歳までは飲まないことを誓おう。
アンはお酒が苦手なんだね。
僕もそう。
あまり良い思い出がないから。
駿たちも悪気があったわけじゃないと思うんだ。
許してやって欲しいな。
[いいタイミングで風峯の誘い]
海かぁ、いいね。
行こうよ。
[風峯の提案に同意した]
あ、ああ君か。これは恥ずかしいところを見せてしまった。
日課の読書をしているんだが、最近読んでいる小説があまりにも感動的で。どうしても泣いてしまうのだ。
[ジャージ姿でありつつも、ポケットからハンケチを取り出しながら]
非日常的な世界観の中にある真理。そこにある可能性を求めた故の悲劇。この作者は才能に溢れている。
……え。
[御手洗は、なんでか泣いていた。
……アニメ調の女の子が描かれた表紙の本を、読みながら]
……あ、うん。読書中なのね。邪魔しちゃ悪い、かな?
―朝、林の中―
…。
[広大な敷地。
自然には考えにくい地形と、その上に違和感なくたたずむ自然。大層なものだった。]
…。
[闇雲に歩き回ると迷う可能性すらあった。
途中で危ないと思い地形を記憶しながら、目印をつけながら、歩いた。木や岩にログハウスの方向が細くなるように傷をつけて回った。]
…。
[まあ、公共物破損の罪には、問われないだろう。]
いや、そろそろ今日の読書の時間を終わろうとしていた所だ。
・・・が、君は何で番犬を連れているのだ?
[第四巻を大事そうに懐にしまいながら。ちなみに第五巻からは作風が変わるという話なので検討中]
[靴を脱いで、ぺたぺたとエントランスを抜ける。
話声が聞こえるけれど、モニター室…ではなさそうだ。
食堂かな、と適当に当たりをつけてそちらへと向かう。]
…おはよー?
[押し開いた扉から、顔だけ覗かせて中の面々へ挨拶を投げる。
ちょうど先に風峯が入室した直後なのか、
その背後からにょきっと顔を覗かせる形になった。]
海? って何の話?
……ていうか、ジャージ。
いつも、無駄にゴージャスな服、着てるのに。
[そこはまあ、意外といえば、意外な一面だった。割と、庶民的だ]
え? ああ、この子?
ええと、話すと色々と難しいんだけど……。
[数秒、考える。あれこれ省いて、要約する]
島の精霊(仮)さんに、飼ってくれって頼まれた。
…。
[そろそろ皆起きだしている頃のはずだ。]
…。
[建物の方向へ歩いていく。
地形的に高くなっているところで視界が開けていれば建物の2階部分が見えるところもある。
よほどひどい方向音痴でなければ、帰り着けないということはないだろう。]
…。
[そんなところまで計算されてこの島が作られているわけではなかろう、とは思うが。]
…謝るくらいやったら、最初っからせんかったらええねん。
[頭を下げる西野に、少しだけこっちがばつが悪い気分。
小さく肩を竦めて]
苦手いうか、未成年は未成年らしく酒以外のものにようたらええの。
良くないから禁止されてるものを、敢えて踏み倒す意味も解らんし。
[城のとりなしにも、幾らか唇を尖らせたか]
…別に。
ああ、海……海…。
[風峯の言葉に結局先程の展開に逆戻り。
まあいざとなったら潮干狩りでごまかそうと本気で思いながら頷いた]
ジャージは・・・まあ、色々あってな。あのスプラッシュさえなければこんなことにはならなかったのだ。
[双海が置いていったのはまさかのChampion。あまりにジャストフィットすぎてたまらない。だが一つ問題がある。何故かぽっけの表面に「双海」としっかりゼッケンが装着されている点だ。これは後々面倒な問題になりそうな気がしたが、気がしただけで優雅にスルーした]
精霊・・・・・?
君は熱でもあるのか?
[さっきまで”おれ妹”を読んでいた人間がよく言う]
…。
[建物の付近まで来ると、話し声がした。
御手洗と矢口だ。]
…。
[ほのかに、建物の方からいい匂いがする。
換気扇や窓から出たものであろう。
誰かが朝食を作ったのか。]
…。
[政令、精励、精霊…。]
…。
[何の話なのだろうか。]
バーベキューで浮かれていたからな。あれは楽しかった。
だから、不快な気分にさせたのは本当に悪いと思っていたんだ。悪かった。
[双海に再度謝って、少し苦笑い。
視線を外し、風峯の誘いに考える]
……海か。
[静かに目を閉じ、ふっと笑った]
海…そういえば潮干狩りとかなんとか聞いた気する。
私泳げなくはないけど、水着はいやだなぁ。
風峯君は更科さんのをみたいだけじゃないの?
[水着を勧める声に半眼になる。]
でも、海に行くのはいい案ね。
あ、二越さんおはよ。
[顔を見せた二越に挨拶をする。]
実は細かいことをやっていて、カルロスは人と話す時はゆっくり、間を空けながら話しているように書いているんだけど、独り言はするっと話してる風に書いていたりする。
実は日本出身じゃなくて日本語が不自由な時期があったからその時からの癖でゆっくり話すんだよ。
誰も気付かない伏線なんだ。ふふ。
ちなみにカルロスの中の人は日本出身だけど日本語が不自由なんだよ。致命的だよね。
……スプラッシュ? まあ、いいけど。
[――矢口は、"双海"の文字には気付かなかった。
御手洗は、運がよかった。
矢口がそれに気付いていれば、昨日と同じ蹴りのうえ、
自分の足元で戯れる頼もしい護衛をけしかけて、食い千切らせたかもしれない。
――いや、冗談だが――たぶん]
熱とかは、なくて、いや。そのね。
杏ちゃんとか鈴ちゃんとか、都ちゃんとか西野くんとか。
あの辺に聞けば、判るけど。
無人島のはずなのに、凄く可愛い子が。湧いて。だから便宜上、精霊さん、って。
[……と、かくかくしかじか]
…うち?うちは…そうやなぁ…。
………船?
[城の質問に首を傾げた。
口からつるっと出てきただけなので、特に何に酔うかと言われてもピンとこない。
結局、あんまり得意じゃない乗り物の名前が出てきた]
あ、鈴。おはよ。
朝ご飯食べる?オムレツやけど。
[入ってきた片割れに首を傾げて尋ねる]
へぇ、アンは船酔いするのか。
三半規管を鍛えないとだね。
ヨッシーは砂の城を作るといいよ。
ヨッシーの砂の城はすごいよ。
[自慢げに言った]
うん、おはよ。風峯くん。
[律義に挨拶を返してきたクラスメイトにこくんと頷いて
続いた言葉に、ぱちりと瞬いた。]
う、ん。 確かに暑い、けど。
…水着? 娯楽室に?
[そんなものまであるのか。という何とも言えない顔を顔を隠さなかった。
このお金はどこから出ているのか。確か政府推奨機関なんだから、政府から?
つまり、税金? だめだこの国はやくなんとかしないと。
碓氷と城から投げられた挨拶にも、おはよー、と再び言葉を返して]
え?う、うん。 私は、いいよ?
海で泳ぐの、好きだし。
[男性陣からの誘いを、快諾する。一応、日焼け止めも持ってるし、
もし持ってなくてもここならありそうな気がしてきた。
こくこくと頷きながら、ちらっと、杏の方を見た。 …ん?]
[なんとなく背筋がぞっとした。命拾いした気分]
ふむ・・・精霊か。本当にそんなものがいるならば確かに見てみたいが。きっと君たちは白昼夢でも見たんだろう。かつて集団白昼夢を見たという事例もあるぞ。暗示がきっかけだったらしいが。
とはいえ、暗示にかかりそうもない人物もいたのか。これは由々しき問題だ。
[誰の事ですか]
それにしても、本当に大丈夫なのかその番犬は。もしかしたら牙に毒をもった犬かもしれんぞ。あまり衛生上よいとはいえないなあ。
[次の瞬間。咬まれた]
ぎゃーーーー!!
ん、泳げなくても波打ち際で遊んでりゃいいんじゃね?
釣りとかしてもいいかもなー。
[全員の返事を聞きつつ、碓氷の言葉に首をかしげる。
一度更科の方へと視線を向け、また戻し。]
そりゃ見てぇけど……。
見たくない奴なんているのか?
[平然と言ってのける、ちなみに何も考えていない。]
/*
あっ!
ちなみに、杏ちゃんと双子が成立してから
主に「杏ちゃんを引き立てる会 (会員一名)」の活動を行っているので
すごく 売れ残る気 満々でs… あれ?駄目だそれは。
実質、9:6になっちゃったもんな…男女比が…。
*/
三半規管ていうか…船いう乗り物自体が駄目っぽい。
コーヒーカップとかは、平気。
[自分でも何が違うのかさっぱりなのだが、船だけは駄目なのだ。
取り敢えず、さくさくと鈴の朝ご飯を作ることにした。
片割れひいきで、オムレツに昨日のチキンと玉葱のおまけつき。
何だか鈴が不思議そうにこっちを見ていたのに気づいて、
ちょっとぎこちなく首を傾げた]
ジョジョ、僕に砂の城を作れと言うのか。
たしかに自信はある。造形物というより、建造物を造る自信がな。
しかし、服が汚れるのでそんな真似はしたくないな。
[というか、そんな真似をしたら引かれる気がする]
二越も行くのか。それはいい、大人数の方が楽しいに決まっている。
あー、あー。
こんな可愛いのに、毒があるとか、いうから。
……こら、めっ、離したげて。噛んでいい時は、私がそういうから。
[犬の鼻先を、ぺちり。素直に口を開いた犬は、その手をぺろり]
で……噛まれたとこ、大丈夫なの?
…大丈夫か。
[御手洗が噛まれたところで、声をかける。
どうやら話の流れを聞くに、せいれいは「精霊」のせいれいだったらしい。]
…。
[人に慣れた犬のように見える。
頭も良さそうだ。]
…。
[狂犬病の予防注射は受けているだろうか。
なんにせよ手当てはした方がいいだろう。]
…。痛そうだな。
[まだ犬は御手洗を噛んでいた。
ただ、本気で噛んではいないようだ。
少しほっとする。]
ふー、ふー・・・・・・
[どうやら動く足のほうを咬まれたらしい。しかし両足とも負傷した事になる。暫くは歩くのが困難だ]
まあ、大したことはない。しかししつけのなっていない犬だ。今度主人に対しての忠誠とはどういう事かをしっかりと教えてやる。
[主人ではないですが。とはいえ御手洗様は幼少期に犬を数匹飼われており、しかも御手洗様自身が育て役だったのでそういった事には慣れているようで]
だが、ちょっと歩くのが辛くなってしまったようだ。少し肩を貸してくれないか。
[スティックをつき、さらに樹を支えに立ち上がる]
足元と繋がるどこかが地面と接してないと駄目なのかな?
それって、何かの心理作用だよね、たしか。
アンにも苦手があったんだ。
皆アンを無敵の存在っぽく思ってるけど、そういう弱みを見せてくれると安心するっていうか、距離が縮まるよね。
心理的に。
……へぇ。
[城は西野をちょっと見直した]
うん、皆行くなら。
だってほら、折角なら皆で楽しい方がいいし。
[西野の言葉に、こくんと頷いた。
…が、続いた言葉にちょっと前言撤回しようかと思った。
そうも堂々と言われて、若干水着に着替えるのが
悩ましくなるのは仕方が無い事だと思う。非常に思う。
ててっとコンロの近くへよって、
片割れが手早くオムレツを形にしていくのをニコニコ見守る。
器用だなぁ、真っ黄色で綺麗だし、ふわふわだし。
ホテルで食べるやつみたいだ。]
?
[あまりにぎこちない首の傾げ方だったので、
今度は逆側に、かくんと首を傾いだ。]
ん?君は確か・・・・・・
[ええ、御手洗様はクラスメイトの顔と名前を一致なされているのです]
カンダタか。丁度よい所に来た。すまんが足を負傷したみたいだ。歩くのを手伝ってくれないか。
[間違いありません、かの者はカンダタにございます]
うーん。どうなんかなあ。
…何。苦手なもんがあったらいかんの。
[苦手なものがあった。と言われると何だか妙に歯がゆいというか、何と言うか。
取り敢えずあまり心地よくはないのは事実。
水着を見るのがどうのとほざいている男子達を余所に、
自分は碓氷と一緒に潮干狩りでもしていようと決めたが]
…どないしたん?
[ポン、とひっくり返したオムレツは綺麗なオーバル。
鈴が近づいてきたことに首を傾げる。
オムレツを整えるのが珍しい、ということではないと思うのだけれど。
今は海にかかわるエトセトラを悟られたくないので、
はい、とオムレツのプレートを渡して]
||
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ←カンダタ
∩∪∩
(・∀・| | ウヒョー
| |
| |
∩∪∩∪∩
(・∀・(・∀・| | ウヒョー
| | |
⊂⊂_⊂⊂____ノ
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ←カンダタ
∩∪∩
(・∀・| | ウヒョー
∩∪∩
(・∀・| | ウヒョー
∩∪∩
(・∀・| | ウヒョー
∩∪∩
(・∀・| | ウヒョー
∩∪∩
(・∀・| | ウヒョー
| |
⊂⊂____ノ
|| , ;''つ'つ
|| ./.// ノノ←カンダタ
∧/ ./
( / r" ネンショーケー♪
| |-、 | ネンショーケー♪
∪ ∪
…どうした、動きにくいのか。
面倒だ。運んで、しまおう。
[探せば、手当てをする道具もあるだろう。
あれだけの準備がされた施設だ。]
矢口は、よく分からないが、その、精霊の犬を連れて、ついて来てくれ。
[そう言うと、御手洗の体をひょいと持ち上げる。
いわゆるお姫様だっこの形だ。]
…。
[その態勢になったところで、じろりと御手洗の顔を見て、言う。]
カルロス、ガルシア、だ。
カンダタでは、悪人だな。
カンダタと言った男を噛んだった、とどちらがうまいだろうか。
カンダーラ、カンダーラ、They say it was in India.
んーん。
杏ちゃん、どうしたの?
[質問を、同じ質問で返す。
聞かれたから答えただけであって別にはぐらかした訳ではない。
が、渡されたプレートに乗った真っ黄色のオムレツに、
ぱぁ、っと顔が輝いた。質問した事を忘れ去った。]
ありがとー杏ちゃん!
[…片割れに餌付けされるのもいかがなものか。]
別に悪いとは言ってないよ。
アンは弱みを見せてくれないっていうか、あんまり僕らに甘えてくれないから、なんとなく嬉しかっただけ。
少しくらいは、頼って欲しいからね。
……まあ、僕らが頼りないからなんだろうけどさ。
[寂しそうに笑って、オムレツを頬張った**]
・・・・・・失礼、カルロス君。よろしく頼む。
[かの第悪党と間違えるとは優雅ではない失態だ。それはそれとしてカルロスに奇妙な体制で運んでもらう]
いや、もうちょっとこう背中におぶるとか他に方法が無いのかね。
[なんというか。ここ数年で一番のなんともいえない気分である]
ん?なんか変?
ほら、はよ食べんと冷めるで。
[オムレツできれいに忘れてくれたようなのでちょっとほっとした。
我が片割れながら、実に食べ物につられやすくて助かる。
あと食べていないのは誰だろう。少なくとも、父親のジャージを貸した御手洗は来ていない。
これだけは確かだ、間違いない]
/*
んーと。
風峯くん→青ちゃん でしょ?
結城くん→都ちゃん だし
城くん→杏ちゃん っぽくって。
…、あってる?
あってるよね? たぶん!
*/
甘える?
[何でそんな話になっているのかさっぱり理解できない。
城の言葉に首を捻りながら、オムレツの皿を持たせた鈴をテーブルに送り出す。
言われた言葉を反芻してみたのだが、どうも自分に当てはめるとピンとこない。
山田含め他の女子が甘えるところを想像すればそれは可愛いのだが、
自分をいざそういう場面に当てはめてみると]
…。
……ないわ。
[どう考えても脅迫している図しか思いつかない]
ま、そっちはまだ時間かかりそうだし、俺は先行ってるわ。
結構腹もこなれてきたし、歩いてりゃちょうどいい具合になってんだろ。
[いつもの筋トレ時間も過ぎちまいそうだしなー、と体を捻る。]
釣竿とかは俺が運んどくから、お前らは自分の荷物以外手ぶらでいいぞー。
っと、火とか炭もっていきゃ向こうで釣りたての魚焼けるか?
[泳いでいるうちに昼時になる可能性が高いだろう。
あるに越したことは無い。]
んじゃさくっと用意していきますかねー。
あ、そういや更科はもう食事済んでたんだっけか?
[お前も先に行くか?と視線を更科の方へと向けた*]
[ガルシアに担がれながら、建物へと戻ってくる。朝食の匂いから、また今朝も双海が調理しているのが予想される]
ガルシア、と、とりあえずここらへんでもう大丈夫だ。ここなら建物の壁づたいに歩ける。
[こんな姿を他の皆に見られたら何を言われるか判ったものではない。ガルシアの腕から開放され、えっこらえっこらと朝食の匂いがするほうへと歩いていく]
…足が、使えないなら。
背負うのは、大変だ。
…そう、かもしれないな。
まあ、俺は、図体が、大きいからな。
ある程度、力もある。
[1人50kgと考えれば、女子2人は、持ち上げることができるだろう。うまく固定できるなら、だが。
しかし、体重の話は地雷になることもあるらしいので、それだけを言って、御手洗を運んでいく。]
うん、食べる!
[しっかりつられた片割れの方は、プレートを受け取って席へと着く。
ふわふわオムレツ、チキン、玉ねぎ――どれを見てもおいしそうだ。
…こんな朝ご飯は随分と久しぶりな気がする。
いただきます、と丁寧に手を添えて口をつけ始めた。]
ん。向こうで、魚焼くの?
…運ぶの手伝おうか?
[風峯の言葉に、ぱちりと瞬く。
それは確かに楽しそうだが、すると随分と荷物が多いのではないか。
必要ならば、と手伝いを一応申し出てみる。
もちろん、不要と言う事ならば、遠慮なく食事に勤しむけれど。]
あー…そういえばそうやんな。
[ご飯。風峯の言葉に、納得して、少し考える。
それを考えると、朝ご飯用に焼いたパンが結構多いので
そちらを昼食用に用意するほうがいいだろう。
中に入れるものもなるべく痛まないもののほうがいい。
むしろ、その場で貝が取れれば酒蒸しにするのはありなので
カセットコンロと鍋と水と塩、それから料理ワインと油と、昨日収穫のきのこ。
こうやって考えていくとあっという間に荷物が増えて大変なことになった]
風峯、更科はお前より先に食事終わっとる。
…てゆか、更科は水着選び終わったん?
[自分で思い出したくない単語を蒸し返すのは癪だが、
更科がどんな水着を選んだかは見てみたい。
ついでに言うなら、自分で部活用以外の水着を選ぶだけの自信も無い。
つまりは、水着選びを手伝ってくれたら嬉しいという物凄く遠回しなお願い]
そうか。気をつけて、歩け。
悪化を、させないように。
[御手洗を開放する。]
…。
[少し笑う。
あのまま食堂あたりへ出向けば、おそらく皆が驚いたことだろう。色々な意味で。]
…。
[うまそうな匂いがする。]
…俺たちは、今日も食事を、取れそうだが。
その、精霊の犬は、どうしたものかな。
[思案する。
さすがにドッグフードのようなものが準備されているとは思えない。味付けをせずに調理したものを与えればいいだろうか。]
/*
うおおおQPやりたい私この村だったらQPの立ち回りでいいwww
そもそも私の中身に、
この子を動かせるような
可愛さはwwwwないwww
というか、あえて特徴減らしてるからな…!
双子の姉妹大好きで、大人しめで、ほわほわ。
…うわぁ、自分が一番苦手なタイp(
*/
[匂いに釣られ、またジャージのお礼も兼ねて朝食の在処へとたどり着く。どうやらあの騒動のお陰で他の人間の食事は一通り終わっているようだ。騒がしくなくてそれはそれで良い]
さて、今日の朝食な何だろうか。
[水着。部活以外ではあまり喜ばしくない単語である。
鈴が食事を始めるのを眺めつつ、そんな事を考えていたら、ガルシアと]
…御手洗、似合うやん……。
[貸したジャージが異様に似合ってていて流石に驚いた。
その後ろから矢口も現れたか]
三人とも、ご飯まだやんな?座って座って。
今からオムレツのプレートとスープ用意するさかいに、先にパンとジュースで。
[そう告げると、キッチンで三人分のオムレツの用意を始める。
犬の食事を求められれば、軽く首を傾げてから
昨日の鶏の骨辺りを与えてみることにした**]
…。
[取りあえず精霊の犬のことは料理をしてくれている女子たちに話してみようと思い、中へ入る。
自分の食事も取りたい。
精霊の犬は、矢口の指示にしっかり従っているようだ。本当に頭がいい犬だ。]
…。
[行き交うクラスメイトに手を挙げて挨拶しながら、食堂へ向かう。]
・・・悪かったな。だがジャージ助かった。恩に着る。
[そう言うと、テーブルに着き朝食を取り始める。黙って口に運ぶが、密かに味わっているようだった**]
…。
[食堂へ入ると、何をも言うより前に、双海が食事を準備してくれた。ありがたい。]
…ああ、頼む。
[精霊の犬の食事は、なんとかしてくれるようだ。]
…あまり、塩分は、強くない方が、犬にはいい。
人間の味付けでは、濃すぎて、体に悪い。
あの犬については、俺は、よく分かっていないが。後で、矢口に、教えてもらえば、いいだろう。
…。
[少し笑う。]
今日は、温かいうちに、皆で、食べられそうだな。
ありがとう、双海。
…。
[確かに、御手洗のジャージ姿は、珍しくはあったが、似合っていないことは全くない。
違和感なく着こなしているように見えた。]
…。
[まあ、こんな場所でいつもの格好では気疲れがするだろうから、それでいいのだろうと思う。]
おはよう、御手洗君。
……に、似合うね。
[ジャージ。 褒めたつもりなのだけれど詰まった。
非常に似つかわしくないようでいて、想像以上に似合っている。
しかも、本人もしっくりしていて気慣れていない訳でもなさそうだ。
…どういうことなの?]
わ。ちぇこちゃん。
そのワンコ、どうしたの? おとなしいね!
[かわいい!と声を上げて近寄る。
鳥の骨は、噛み砕いた時に鋭くなって喉に刺さっちゃうからだめだよーと
杏に告げて、キッチンバサミを借りた。器用に軟骨の部分だけ剥がす。]
……お。お手!
[軟骨をぶら下げて、右手を差し出す。…やってみたかった。
してくれてもしてくれなくても、上げる心算では居るけど。]
…。
[静かに料理を食べていく。]
うまい。
卵の、焼き加減が、素晴らしい。
スープは、温かく、優しい味付けで、胃がゆっくりと、目覚めていくようだ。
[旨いものには言葉を尽くして旨いと言うのが礼儀だ…と、そういう風に父から教わった。]
[やはり元は人に飼われていたらしく、しっかりとお手。
ついでにおかわりとお座りと伏せまでして見せた。]
このワンコ賢い! すごいねちぇこちゃん!
[わぁわぁ、と感心した声を上げながら軟骨を献上。
食べている間に戸棚を漁って、少し深めのプラスチックの器を出してくる。
よし、これはワンコのエサ用ね!と勝手に決めた。
…本当は陶器とか金属製が良いのだけれどそうも言ってられない。
骨をばきばきとキッチンバサミで細かく切っていく。
ちょっと硬いけど、何とかした。力技だ。
細い骨や、折れてとがったモノは取り除いて、
器へごろごろと転がした。]
えーと。えーと。ハムとか…ちくわとか、ある?
[無い筈が無かった。蒲鉾があったので、
板から外して一笹まるごと上げることにする。
まだまだ蒲鉾備蓄はあるので、大丈夫。]
…このジャムは、手作りのものだな。
懐かしい、味だ。
[木苺のジャムをいただく。
甘酸っぱい。]
…。
[朝食の旨さと二越の様子に自然、笑顔になる。]
必要なら、首輪などを、作るが。
…大丈夫、そうか。
[御手洗は噛まれていたが…。
まあ、手当てより朝食を優先させているくらいだから、大丈夫なのだろう。]
あ、昨日作ったジャムだよ。口に合うと良いんだけど――…、…
…首輪って、作れるものなの?
[ガルシアの言葉にぱちりと瞬いた。そういえば付いてない。
あの島の妖精(仮)の飼い犬かとも思ったが、矢口曰くやっぱり野犬らしい。]
そっか、飼うんだったらある方がいいかなぁ。
すると名前もつけてあげたいよね。
[お前汚れてるね!って小さく笑ったら、犬も一度だけわんと鳴いた。やっぱり賢い。
洗ってあげた方がいいだろうか。でも、今から海って聞いたし。]
あ、そうだ。さっき風峯くんたちが、海行こうって。
娯楽室に、水着が沢山おいてあるらしい、よ?
[矢口と御手洗とガルシアの三人に、先程聞いた話をそのまま伝える。
あと、昼ごはんもそこでするらしいとか何とか、という話も付け足した。
ワンコにお前も行く?って聞いたら、じっと見られた。
うん、わからない。]
とても眠い。
眠いを通り越えるくらい眠い。
多分今日のひとりログでバレる人にはバレた。
カルロス君の中の人。
まあひょっとするとそれより前からとっくにバレてたかもしれないけど。
/*
しかし。
「二越鈴」というタイプの女の子は、心底苦手d(
イライラするよイライラwwww
こう、もっとwwwwもっとさぁwwww
こういう子あえてやろうと思ったのは自分だからいいんだけどww
*/
浜辺で取れたものを焼いて食事、か
浜焼きだな。それもいい。
泳がず、潮干狩りでもいいだろうし。
[と、西野に対して謂った。
筋トレの時間が、という風峯には、きっちりしてるな、と少々感心した様。]
わたしはもう食べ終わっているな。先に行こうか。
――といってもまだ水着を選んでいない。
[と、風峯を見上げて答えた。]
まだ選べてないよ、双海。
さっき見繕っていたところだからな。
皆であの大量の中からお気に入りを選ぼうか。
[――そう、笑んだところで やたらジャージの似合う御手洗の登場だった]
……。似合うな。御手洗。
矢口、ガルシアもおはよう。
…犬もか?矢口は動物にも好かれるほうだったか。
[二越と犬の戯れには微笑ましげに。
食堂に半分背を向けつつ、]
先んじて水着を見繕っているよ。
双海、皆、娯楽室で待ってる。
そういうわけだから、風峯、
此方は別途しばらく時間が掛かるかもしれん。
――お前も水着を選ぶかい?
[最後に小さく付け加えた一言。
少しだけ早口になったのには
本人も気づいて居ないかもしれなかった。]
→娯楽室
ああ、まだ選んでなかったのか。
[まだ時間もあるので付き合う事に。
ちなみに電池が切れっぱなしだったケータイは充電したが、電波が届かなかったので現在はただの時計と化していたりする。]
水着選ぶっていっても、男の水着なんてどれも似たようなもんだけどな。
[水着の山の前で、適当に水着を選ぶ。
選んだのは……
1.黒のブーメランパンツ
2.極普通のトランクスタイプ
3.紅に染まった男の神器、赤褌
2(3)
]
―203→1F―
[酷い仏頂面で、どすどすと階段を降りる。
考えてみれば、荷物や着替えはモニター室に置き去りだし、まだ風呂にも入っていない。なんたること。]
…む。
[廊下で更科と風峯に遭遇。膨れたままおはよう、と挨拶をした。]
海。
[完全にレジャーだな、と思って少し苦笑する。]
いいな、用意が済んだら後で合流するよ。
ありがとう。
……部屋はさっさとそっちに潜り込んでおく。
じゃ、また後で。
[ひらひらと手を振ると、モニター室の方に歩いて行った]
なんか暇なので、再びマクロで部屋割りしてみようタイム!
201<<二越 鈴>><<風峯 駿>>
202<<双海 杏>><<西野 義則>>
203<<風峯 駿>><<ガルシア河村 カルロス>>
204<<西野 義則>><<山田 太郎>>
205<<風峯 駿>><<姫藤院 知奈>>
206<<双海 杏>><<二越 鈴>>
207<<宇留間 悠介>><<双海 杏>>
208<<西野 義則>><<鶯谷 阿太郎>>
ぬ、意外とマトモだ。
えーっと普通な所を抜き出そう。
同じ奴が居る所は↑優先で。
201<<二越 鈴>><<風峯 駿>>
202<<双海 杏>><<西野 義則>>
って、2組だけか。
じゃあ片方だけのを削って・・・
201<<二越 鈴>><<風峯 駿>>
202<<双海 杏>><<西野 義則>>
203<<ガルシア河村 カルロス>>
204<<山田 太郎>>
205<<姫藤院 知奈>>
206
207<<宇留間 悠介>>
208<<鶯谷 阿太郎>>
そんじゃ空いた所をレッツマクロ!
*優先度は↑と←
203<<御手洗 業>><<結城 丈二>>
204<<碓氷 愛美>><<姫藤院 知奈>>
205<<御手洗 業>><<西野 義則>>
206<<二越 鈴>><<ガルシア河村 カルロス>>
207<<更科 青>><<二越 鈴>>
208<<城 譲>><<城 譲>>
201<<二越 鈴>><<風峯 駿>>
202<<双海 杏>><<西野 義則>>
203<<ガルシア河村 カルロス>><<御手洗 業>>
204<<山田 太郎>><<碓氷 愛美>>
205<<姫藤院 知奈>>
206
207<<宇留間 悠介>><<更科 青>>
208<<鶯谷 阿太郎>><<城 譲>>
あれ、凄く普通です……。
―娯楽室―
……なんで褌まで置いてあるんだ?
[覗き込んだ男子側の水着置き場。
これまたとりどりだが色々酷い。
着る方法まで説明書があった。]
…わたしはこれがいいかな?
半.ワンピースタイプ
丁.ビキニタイプ
[手にしたのは+半+]
わからん……大丈夫か政府。
ああ、似合うと思うぞ。
線細いしな、お前。
[更科が手に取った水着への感想を述べた。]
つーかお前ぐらいレベル高いと何着ても似合うっちゅう話だよ。
[そんじゃ用意していくか?と持っていく物を指を折りながら確認する。]
海に来て泳がないなんて邪道よ。
……とは思うんだけど、海で泳げないし、水着になるの恥ずかしいし。
置いてある水着ってスクール水着じゃないんでしょ?
西野君、水着を見に行きたいんなら、もっとたくさん女性のいるビーチの方がいいんじゃないのかな。
ここにいる現状じゃ無理だけど。
[そうしている間に何処からか帰ってきたらしい三人の姿を見た。]
おはよう、お帰り?
御手洗君て結構ジャージ似合うんだ…。
[少し感心したように呟く。と、犬に目を留めた。]
犬? えっと、いなかったよね。どうしたの?
[大人しそうにしていたのでほっとしてオムレツを食べるのに戻る。
風峯と更科が一緒に出て行くのを見送り、自分も食べ終わるとどうしようかと思案気味に辺りを*見回した*]
大丈夫じゃないかも知らん…。
[今更だった。
それから、幾度か瞬いてから、
照れたような色を交え]
…、…おだてても何も出んぞ。
[水着を畳んだ。
わたしは女子たちを少し待つよ、と口にした。
思い浮かべるは双海の顔。]
タオルはこちらかな。
[――準備を整え、女子たちの水着を選べたなら海へ向かう。
双海には、胸元にふわりとフリルの飾りがついたものを然り気無く薦めた++]
[鈴が犬の相手をしてくれている間に、御手洗とガルシアと、食事を囲む。
犬と戯れる鈴の声には、時折、相槌を打つ]
名前、そうだねえ……。
海? うん、もちろん、いくよ。
[大量の水着の用意については、曖昧に笑う。
まあ、サイズ計られて、ピッタリのが人数分用意されてても、やだ]
あれだよなー。
更科って良く見ると、顔に出るよな。
[その表情の変化に、つい笑ってしまう。]
大丈夫だ、俺に世辞をいう器用さはねぇよ。
[軽く肩を叩いてから外へと向かう。]
んじゃ俺はのんびりと先行ってるわ。
更科も用事が終わったら来るといい。
[そのまま外へと出て諸々の用意をしてから、風峯は海へと向かった+]
[探し回った挙げ句にタイツを見つけた。
元の川辺りに忘れていたようだ。
誰にも拾われなくて良かったと思いながら、着替えを終える。]
さて。これからどうしよう。
[引き続き作戦に必要なものわ……と思ったが、ここは農村でも漁協でもない。
今必要としているものは、日恋が「農業しようよ!」とでも催促していなければ存在しないだろう。]
そういえばあの山の向こうって……。
行ってみよう。
[木々の間から薄く見える山の端を見る。
何か新しい発見があればいい。
一度は時間と疲労の関係で断念した山越えを行うため、林を掻き分けて歩き出した。**]
[いただきますを言っただけで、後はほぼ無口に食事をとっていた。箸先でチーズオムレツを一口サイズに分け、ぱくり。卵が口の中でとろりとほどけ、とても美味しい。男の子にしては珍しく肉よりも野菜が好きな丈二である、根菜スープが口とお腹に幸せな感じだ。
だがそうした感想を述べるでなく褒めるでなく、丈二は箸を進める。そんな気の利いた態度がとれるなら無口な人見知り少年になんか育っていない。]
あ、おはようカルロス。
、、、、、、なんだろう、久しぶりっていいかけた。
[言いかけて飲み込んだはずの言葉を結局口にして、苦笑した。]
[箸を置き、目を瞑って両手を合わせる。]
、、、、、、ごちそうさま。
[食事をとっているクラスメイトたちの会話に混ざれなかった。いつものことだ。自分から混ざるのは苦手。
結局そのまま食事を終え、空いた食器をキッチンへと運び、シンクで洗い始めた**]
―娯楽室―
…ぅ、よく見なくていい。
[風峯が笑うと少し眼を逸らした。
肩を叩かれたならもう一度見上げて]
ああ。また後でな。
[それから人が来るまで、
顔に出やすいというのを気にしてか頬を摘まんでいた*とか*]
→次は海
−食堂−
くそっ、そんな事に感心しなくていい。
[皆の注目を微妙に集めてしまったらしい。不本意ながら]
海か、まあ庶民の考えるような遊びだ。私はここでゆっくりさせてもらう。
[何しろ御手洗様は足が不自由故泳ぐことがままなりません。浜辺でゆっくりするのも考えましたが、あまり気は進まない様子]
―203号室―
[食器を洗い終えて、部屋へと戻ってきた。
葛城の姿はない。どこかで行き違いになったのだろう。ひとまず、一晩同じ部屋だった、という事実は広まらずにすみそうだ。]
ん、、、。
[意味もなく背伸びをする。背骨が小気味よい音を鳴らす。全身に血がめぐっていくのが、判る。]
よし。
[走ってこよう。
ジョギングは習慣になっている。これでも合気道を習っているのだ。期待したムキムキマッチョにはならないしメンタル面もちっとも鍛わらないけれど――身体を動かすのは、好きになれた。
階段下で、一笑に付された自分の想像が妄想であるべきだと。
丈二は独り島の周りをぐるり走ってくるべく、鞄からジョギングシューズをとりだした。]
―ログハウス前―
[入念に柔軟体操。下半身を中心に筋をよく伸ばす。ほどよくほぐれた頃には、身体もひとまわりあたたまってきた。]
さて、と。
[ひとつ、軽く跳ねてから走り出す。i-podからはテンポのよいinfixの曲。快晴だ。心地よい風も吹いている。
いいジョギング日和だなと、呑気なことを考えた。
向かった方角は北。なにやら、山だ。]
ああ、もう。
[脱力しながら走り続ける。山田の遊びに付き合う余裕はない。
そう、組織からの返信がないのだ。基本的な行動は、成立しそうなカップルの報告。それだけではあるのだが…。
それ以外にも幾つかの行動指示が入るとのことだったがどうなっているのだろう。なにより。]
返信、こないな、、、、、、。
[なんとかしてもらえないと、アナコンダが瀕死でピンチでデンジャーだ。これ以上の打撃を受けては再起不能に陥ってしまう。]
[食事の片付けを終えて、水着を選ぶ。
なんか天の声が聞こえたので、ビキニにしておいた。赤い。ちょっと派手だ。
でも背が低いので、残念なことに、青みたいにセクシーにはなりそうにない]
あ、私、山田君に約束したワンピース、選んでくる。
その後合流でいいよね。
水着には着替えないし。
潮干がり用の道具あるのかな。
[そういって食堂を出て行くと、2階へと向かった。
202号室に戻ると、荷物を取り出す。
昨日着ていたシャツや下着を集めると、洗濯用にビニール袋へと入れる。]
確か、洗濯機置いてあったよね…。
[何気にチェック済。]
[修学旅行、制服で行動するのに私服はそれほど持ってきていない。
淡いミントグリーンのシンプルなワンピースを取り出し、広げてみた。]
……これでいいかな。ふわっとしてるし、身体のラインでないし。
丈も膝下だから山田君が着ても大丈夫、なはず。
[又丁寧に折りたたむと、ベッドの上において部屋を出る。]
水着、まだみんな選んでるのかな。
[呼びかけたが反応がない ただのしかばねのようだ]
んもー。
万寿夫もジョージもつれないなあ。
アタシのすぺしゃる美声を披露してるっちゅうのに。
あーあー
こちら"ルー"こちら"ルー"
本部応答せよ
これより、海辺で、「ドキッ、男も女も水着だらけのラブラブ大会」開催よ〜ん
[水着の山の前で、適当に水着を選ぶ。
選んだのは……
1.黒のブーメランパンツ
2.極普通のトランクスタイプ
3. 紅に染まった男の神器、赤褌
1(3)
]
[水着の山の前で、適当に水着を選ぶ。
選んだのは……
1.黒のブーメランパンツ
2.極普通のトランクスタイプ
3. 紅に染まった男の神器、赤褌
3(3)
]
ーログハウス→海ー
ふぅ……。
[息を大きく吐きながら、海から上がる。
濡れて額へと張り付いた髪を両手で後へと流せば、元通りのオールバックへと戻った。]
かーっ、やっぱ海は良いねー。
[海の温度は少し冷たい気もするが、それでも十分泳げる程度だ。
むしろ風峯には心地好く感じられた。
そのまま砂浜へと腰を下ろし、海を眺める。]
―海砂浜―
[驚いたことに白い砂浜は鳴き砂だった。
此処はどんなリゾートだ、と内心思う。]
風峯、もうひと泳ぎしたところか。
[片手を上げて呼びかけた。
娯楽室で選んだ水着を身につけ、肩からタオルをかけた状態だった。]
お、やっと来たか。
山田も来てんの……か………。
[言葉が止まる。
なんというか、予想通りに予想以上だった。]
いや、更科。
似合うとは言ったが、マジで似合いすぎっちゅう話だわ。
[個人的に思うことだが、ビキニタイプよりもワンピースタイプの水着の方が敷居は高いと思うのだ。
似合うというレベルまでいくには、だが。]
や、いや。
[手癖のように長い前髪を手で梳いた。]
そうか、そうだろうかな、
ええと。
…ん、ありがとう。
[散々言葉がさまよった後そう謂った。]
そう謂われるとなんだ、
なんだ。その。…照れるな。
[おだてても――、とは謂わなかった。
さっき否定されたからだろう。]
[更科の様子にクックッと笑いを噛み殺しながら。]
いや、ホント更科は解りやすいわ。
何、お礼を言いたいのはむしろこっちだっちゅう話だ。
[眼福眼福、と顎を撫でながら一人頷く。]
どうする、早速泳ぐってなら付き合うぞ。
[あ、でも日焼け対策が先か?と話し掛けながら体を捻り軽い準備運動。]
…笑わなくてもいいだろう。
[バスタオルの端を押さえるようにして
腕を組んだ。眉を寄せる。]
……。
…、どう、いたしまして?
[謂ってから首を傾いだ。
適切だったろうか。]
ああ、泳ごうかな。
日焼け対策――いや、わたしは特には。
[無頓着、だった。]
むっ。
[誰かが助けを求めてる。
どこかで誰かが叫んでる。
急げ御手洗 御手洗スマッシュだ。
手元にきらめく 貴族スティック]
[つまり、今しがた何処かで何か面白そうな事件が起きたのではないかと言う貴族センサーが発動したのである]
まぁまぁ、怒んなって。
可愛らしいって褒めてるんじゃねぇか。
[変わらず笑いを噛み殺しながら、フォローなのかわからないフォローをする。]
え、特にって……。
[思わず言葉を無くし、まじまじと更科を見てから溜息。]
お前それ、あとから来る女子連中に言ってみろ。
下手すりゃ泣くぞ?
[泣くで済めばいいが。]
ま、とりあえず泳ぐとするか。
泳いでりゃそのうち他の連中も来るっちゅう話だ。
か、…
からかうんじゃない ぞ。
[ますます眉間に皺が寄った。
酷く怒っているわけでも、ないのだが。]
……?…。
…、は。そう、かな。
いや、双海には怒られるのだ。
後々大変だぞと。
…今度店に連れていってもらおうか…
[ううん、と悩む所作を見せる。]
ん。そうしようか。
水は冷たかったか?
[タオルを置いて波打ち際で指先を水面に触れさせたりした。]
―山の空洞―
うーん……。
[鈍痛と共に、意識の暗闇から目を覚ました。
景色が霞んで見える……のは0.2の視力としてはいつものこと。
目を覚ます前、とんでもない殺人未遂を犯した気がしたのだがきっと気のせいだ。うんそういうことにしておこう。]
ああっ。結城くん!
[辺りを見渡せば、そこには何故か結城が倒れている。
……どうして彼がここにいるのかさっぱり分からないが、とにかく気を失っているようだ。助けを求めようとして、周囲の状況に言葉を失った。]
……ここはどこ?
[結城が阿太郎を背負い、踏み外して崖から落ちた着地点は。
草や葉で隠れされていた落とし穴だった。]
[周りは真っ暗でよく見えない。
自分達が落ちてきた穴だけが明かり取りになっている。
山の中ということもあって、空洞が出来ていたのだろう。
とてもではないが、落ちてきた穴へ自力で上れそうもない。]
どこか別の脱出口を探さないと……。
でも結城くんをこのままにしておくわけには。
[ちなみに、落ちてきた騒ぎでタイツとか剥がれてしまったのには気づいていない。
結城を揺さぶってみるが、反応がなかった。
ついでに結城の下半身着衣がはだけて、………マウンテン。
阿太郎は視線を逸らした。]
−たぶん事件現場付近−
ここらへんの筈なのだが…
[ご都合主義の移動能力を優雅に発揮し、結城と御手洗の転落事故の現場の付近へ。きっとここにはドキドキの冒険が待っているはず]
誰かいないのかー?
[ついそんな3流TVドラマ捜索ものの台詞を叫んでみた]
どーいたしまして。
[まあ、正確にはご迷惑をおかけしましたなのだけれど。
御手洗にそう返しながら、三人にオムレツと根菜のプレートを出す]
…そ、そこまで褒めやんくても。
[ガルシアの言葉に、目を丸くした。
流石にそこまで手放しで、しかも真顔で褒められると流石に恥ずかしい。
でも、悪い気はしないのでちょっと照れたまま洗いものやら
持っていくものの準備やらパタパタと忙しく]
…そなの?
[鈴がやけに犬に詳しいと思いながら、それを見守る。
犬と戯れる鈴。普通に可愛い。愛でたい。
双子でどうしてここまで違うのだろうと思いつつ、
その様子を見守る視線は和やかだった]
[更科がまだ水着は選び終わってないというので、
ちゃっかりそれに乗っかることにした]
ほんま?じゃ、後で更科がどんなん選ぶか見よー。
[返事をしたまではよかったが、何だか更科と風峯がすっかり
日蓮の罠にはまりきっている気がして、思わず向けた表情はぬるい笑み。
結城が黙々と食べ終えるのを見るのは小動物の食事を見ている気分だ]
はい、おそまつさんでした。
…ああ、そうや。結城、葛城と鶯谷しらん?あと、知奈も。
まだご飯食べに来とらんで、見かけたら声かけたって。
[結城に伝言を頼んで、それから持って行く物は全部まとめておいた]
はっ。
[神如き神々しさを放つ結城のチョモランマに見とれている場合ではない。上の方から誰かの声が聞こえたようだ。]
おーい! 誰かタスケテー!
[意味はないが、両手を振りながら叫んでみる。
――叫んでしまってから気づいたのだが、叫んだら上にいる人物も落とし穴に近づく→落ちるのコンボを決めてしまわないだろうか?
……………。]
や、やっぱ来ちゃだめ――!
[警告が届いたか否かが、上の人物がヒーローになるかコメディアンになるか、はたまたペリカンになるかの分かれ目だろう。]
ふむ、なるほど。
[悲鳴。だが多分ここは転落事故現場。つまり足を踏み外すファクターがそこにある。さすが学生兼経営者、普段の愛読書がたとえラノベであろうともぬかりない。むしろきっと普段の愛読書がラノベだからここから先のお約束展開を察知できたのだろう]
そうわいかんぞ、このスティックはこういう時にも活用出来るのだ!!
[手元のボタンひとつで、なんとスティックはロッド状態にトランスフォームした!!
そして声が聞こえるほうへとだらんと垂らしてみる]
さあ、これが見えるか?見えるならつかんで軽く引っ張ってみろ。
[いやいや、からかってなんかねぇぞと言いながら、再び海の方へ。]
あーそれは双海が正しいな。
確かに更科が無頓着ってのは、もったいねぇわ。
[……いや、むしろそれが更科の良さか。
いつも自然体だからこそ、一緒に居る奴の気が休まると言うのもあるだろう。]
ま、少しは冷たいが大丈夫だぞ。
入っちまえば気にならねぇ程度だ。
[ほれ、と。
ざぶざぶと海の中へ歩いて行く。]
[掛け声と共に、上から謎のスティックが伸びてくる。
なんと上の人物は自分しか持ち得ないスティックを使って危険を回避したのだ。なんという危機管理能力。なんという男爵。
まさに御手洗業がヒーローと化した瞬間である。ステキ! 結婚して!]
う、うん。
ちょっと待ってね。
[御手洗のスティックを掴む前に、結城をどうにかしなければならない。釣り糸のあまりがあればよかったのだが全部消費してしまった。]
う、うーん!
[結城を引っぺがし、体格差はあったがぷるぷる震えながら背負う。……背中に熱いものが当たっているのは気のせいということにしておこう。
ちょ、お前突くな! 身動ぎするな!
そしてその状態で、御手洗のスティックを掴む。
スティックは硬くて長くて太くてたくましかった。
別にその感想に他意はない。]
結城くん。もう少しで助かるよ……。
[死亡フラグを口にしてしまったが気づいたのは後の祭り。
二人分の体重がロッドへのしかかる。]
・・・・・・まさか。
[そんなラノベ的お約束が多重で発生するのか。御手洗様はそう瞬間的に感じたのです]
こら、まず軽く引っ張れとしかいってないではないかああああああああああああああああああああああ!!!!
[ミイラを採りにいったらミイラになったでござる、の巻]
[取り敢えず、やることはやった。
食堂を出ると、水着はちょっと的な碓氷を見送ってから鈴と矢口と
三人で更科のあとを追って娯楽室へ入ったまではいいが]
…。
[何で風峯が出てくるんだろう、いやそれよりも
何なのこの新婚の朝の御見送りなアレでソレな空気。
本当こいつらは日蓮の罠にはまりすぎている。そんな風にしか見えない。
視界からフェイドアウトさせておくべきだろうか。しかしそれでは更科に対してあんまりだ。
顔をむにむに引っ張っている更科をからかいつつ、水着を選び始める。
更科がさりげなく振りるものを選んでくれるあたり、きっと理解されているとは思うのだが]
(…フリルってうちのキャラとちゃうやんな…)
[何せこう、底上げするものすら乏しい、類稀なる絶壁なれば]
[ロッドを引っ張る。
さすれば上からの力で引っ張り挙げられる――はずだったのに、ふっとロッドを引いたのはこちらの方で、つまり上ったのはこちらではなく落ちてきた向こうの方で……。
要約すると、お約束VS二次元ヒーローの一次大戦が終わった。
二人はこれからも激しい戦いを繰り広げていくであろう。その歴史に名を残す最初の戦となったのだ……。]
え、ちょ、わ、なにぶっ
[別に御手洗の部活を訊ねたわけではない。
落ちてきた物体Mの下に敷かれてしまったのだ。
結城は背中から離さなかったが、ほんの少しずれてしまい、ええとその、結城のエッフェル塔が、落ちてきた御手洗の腹に――。]
[荷物番(自分たち以外に客などいないため、まったく無意味)をしながら、体育座りで海を眺めている]
……聞こえているか、トーマス。
もし水着で1キロ沖へ行って策謀を巡らした場合でも、君らはそれを把握できるのかね?
僕には実行できないが。
[暗く、憂鬱に、ため息と共に呟いた**]
[夢を…。夢を見ていた。
楽しかった、あの頃の夢を。
さておき、ところで夢を見ているときというのは基本的に身体が非常にリラックスしているときである。このとき、人は副交感神経により身体の各部位のストレス解消作業の真っ最中だったりします。
その一環として夜間陰茎勃起現象…即ち朝立ちなるものが発生するわけです。
けっしてえっちな夢をみたからなってしまうというわけではないので男の子はこれを恥ずかしがる必要もなく、なんにせよなってしまっているそれに落下エネルギーを込めて男子高生クラスの重量が突然一気に圧し掛かればそれはそれは見事に危険な私の股間がフジヤマヴォルケイノ…]
ぐぼおおおおおお!!
[落下のダメージもさることながら、まさかここに来てグングニルエクスティンクションをボディに頂くことになるとは夢にも思っておらず。御手洗様はさぞかし悶絶したそうです]
げふっ、げふっ、こ、ここは一体…
[どうも眼前のエッフェルについては見覚えがある、否、殴り覚えがある。しかしうっすらと闇の中に見える人物は記憶の中にいない。ちなみに御手洗様は視力2.0で夜目も効くのです]
君は、誰だ?
ま、好きにすればいいさ。
自分で後悔しない様生きてれば、それが正解だっちゅう話よ。
ただまぁ、個人的な意見をいえば、だ。
[水の中へと入ってくる更科の方へと振り返る。]
折角見た目良いのに勿体無ぇってのは、思うわな。
そこらへん気にしねぇ所が、お前の良い所でもあるんだろうが。
[そうニカッと笑ってから、他の連中が来るまでに5kmぐらいは泳いどくかぁと風峯は水に飛び込んだ。]
[耳を劈く男のヒメイ……穴の内に響き渡る大音量。
穴から覗く高い空を、鳥が慌てて羽ばたいていった。
ねえ母さん、どうして空は青いんだろう鳥は飛ぶんだろう――。
などと現実逃避をしている場合ではない。]
ああ御手洗くん、よかった無事、――え?
[彼の目が(結城のヒメイをBGMに)こちらを見つめている。
瞬いた後、はっとして阿太郎は自分の顔をぺたぺた触れた。]
あ、いや、その、ぼ、わた、し、は――
[全力で顔を背ける。
……結城が全力で痛々しいことは関係ない。ないってば。]
[上手い嘘が思いつかない。ここは――
1.阿太郎の妹です。
2.島の精霊と呼ばれています。
3.あなたの婚約者です。
4.あなたの妹です。
5.逃げる。
2(5) 。]
し、シマの精霊……と呼ばれています。
西野、という人が名づけてくれました。
[視線はとてもじゃないがあわせられない。
なんかもう色々とただの痛い子だ。
……結城は物理的な意味で痛い目に遭っている子だ。]
[すでに意識の状態からさらに意識を失うというのはなんという感覚なのだろう。いっそなにかが昇華していくかのような、身体が軽くなり、、、心だけの存在になってしまったかのような錯覚と共に、しかしその意識は暗く深く仄かなどろりとしたぬめりの中にある不思議な不可思議な物質に包み込まれていくように。]
、、、、、、、、、。
[その、失った意識の中で丈二はぼんやりとした景色を眺めていた。
家族や友人たちと並木道を歩くように、曲がり角を曲がるように、僕らは何処へ行くのだろうかと、何度も口に出してみたり、熱心に考え、深夜に恋人のことを思って、誰かのために祈るような、そんな気にもなるのかなんて考えたりするけど、、、。
You've got to get into the moon.]
し・・・縞の精霊・・・これはまた、暗くて良く見えないが大変だったろうに。
[きっとスイカみたいな表面なんだろう。幼少期はいじめられたに違いない]
そんなことあるかああああああ!!!!!
[絶叫]
残念だが私はそういったオカルトやSF、さらにはオーラ力まで超常現象というものを一切信じていない!!
精霊だっていうならなんでこんな穴にはまったまま人間に助けを求める!?島だか志摩だか縞だか嶋(大輔)だか知らないが、そんなヌシだっていうなら早くこの優雅な私とここのスカイツリーを上に持ち上げろ!!
[あ、こういうところは正論吐くんですね]
ご、ごめんなさい。
[御手洗の勢いに押されてつい謝ってしまう。
だが阿太郎はセチの成功を祈っています。]
確かに僕は精霊じゃないよ。人間です。
……ただ、西野という人や、城という人や、ハウスにいたみんながそう見ていたから、何だか言い出せなかったんだ。
がっかりされてしまいそうな、気がして。
[結城をちらりと見る。
なんかビクンビクンしているのは気のせいだろうか?
まるで事後の魚みたいだ。]
僕はあなたの言う通り、ニンゲンです。御手洗くん。
でも、普通のニンゲンというわけでも、ないんだ。
これ以上は御手洗くんを巻き込むことになるから言えない。
……この十字架は、僕がお墓まで背負っていくものだから。
[勿論大嘘なわけだが。]
でも御手洗くん。
知らない間にこの島に一人ぼっちだった、というのはあなたと同じなんだ。僕にも、僕がどうしてここにいるのか分からない。
でも、そうだな。
[ひゅう、と髪が揺れる。
阿太郎は微かに微笑んだ。]
ここをずっと歩いて行けば、外へ出られるよ。
[髪を揺らす風が吹いてきた暗闇の先を指差す。]
迷ったら、風の導きに従って。
………それとも、肩を貸そうか?
[御手洗の杖と結城の状態を比べ視て、進言してみる。]
…更科すまん、うちはやっぱりフリルは無理かも知らん…。
[大体、そういうのは知奈とか鈴とか山田が着ればいいと思っている。
自分のキャラ的にちょっと無理だと判断した。
て言うかそれ以前に普通に水着の日焼けあとが薄くは残っているわけだ。
どう頑張っても部で使っている水着と同じ型じゃないと無理だった。
最近は競泳用でも可愛いのがあってよかったなあとしみじみ思いながら、
黒地で左肩から左腰に大きく和柄が入ったものにやっとたどり着く。
ありがとう日本政府。ありがとう日蓮。ほんのちょっとだけ感謝してやってもいい。
矢口と鈴がキャッキャしながら其々可愛い水着を選んでいるのを横目に
もう、切ないから上にパーカーでも羽織っていようと思った]
う、、、、、、。
[生物とは、厳しい環境に耐え得るよう進化していく存在である。
度重なる激痛に再起不能となるでなく、逆に丈二は回復までの期間が短くなっていた。]
あれ、、、ここ、は?
[下腹部の激しい痛みに顔をしかめながら、霞む目をこすり半身を起こした。]
起きたかい。結城くん。
[もうどうにでもなれーと演技を続ける。
彼の方を振り向……目のやり場に困った。]
ここはニンゲンが来てはいけない場所だよ。
……でも、不可抗力で落ちてきたんだもの。きっと結城くんは許される。
さあ、御手洗くんと一緒に帰るんだ。
ふむ…なるほど。それなら仕方ない。
[なんとミステリアス]
そうだな、君の言うとおりこの道を進んでいけば元の場所に戻れるのだろう。すまないがマドモアゼル、お手をお借りしても宜しいか?
ってそう簡単に納得するとおもうかこの不審者ああああああ!!!!!!
[スティックをふんずとつかんだつもりだったが、どうやらスカイツリーを間違って全力で握ったつもりだったようだ。うまく持ち上げられずに何度もムギュムギュしてしまった。まだ気がついてない]
そもそもノーマルな人間ではないと言うが、もし君が身体的にノーマルだったとしても今までの言動を見る限りアブノーマルだろう!
なるほど君の言っている事は筋が取っているな納得。
いや納得していい事ではない!!
[ムキー!!スティックと思ってつかんでいるスカイツリーをぎゅーっぎゅーっと締め上げる!!]
で、出来れば納得して欲しいんだけど……。
[御手洗がナニを握っているのかばっちり見えている。
阿太郎は頬を赤らめ、視線を背けた。]
ぼ、僕は……その、お邪魔……だろうか。
[♂♂的な意味で。]
え、君は誰n
[合気道とか描写していてよかった!
見慣れぬ少女に誰、と問いかけたその瞬間。無意識が身体を即座に反応させた。握られたその瞬間には御手洗の手をつかみ、ぐるりと捻れば相手は力の流れに逆らうこともできずに投げ飛ばされるだろう。ムギュムギュとか幻なのだ。]
あれ、いま、なにが。
[ずずん、という衝撃と共に我に返る。いいのか無茶な確定型返し。]
−船内−
島の精霊って……学園のメンバーだろこいつ……。
[先程、島に精霊が居るという意味不明の報告を受けて島中の映像と音声をチェックしていた。
結果は、まぁアタロー。]
他の二人の報告も意味不明だし……どないせいと。
[後ほど、頃合を見計らってモニター室に映像を出そうかと思っていたが、もし精霊の事に関して質問されたらどうするべきか。
普通なら正体を言えば良い話なのだが―――。]
―――なんか、面白く出来ねーかなー。
[悪乗りが大好きな戸田が、そんな事をするわけがなかった*]
・・・っ!!!
いい加減に、、、、。
[耐性がついてきた。そのくらいではへこたれない。]
しろーーーっ!!!!!!
[御手洗の右腕をつかめばぐるりと捻れば相手は力の流れに逆らうこともできずに投げ飛ばす。合気道とか描写しておいてよかったね!]
ええと、それで君は、誰?
[ずずん、という衝撃の先には目もくれず。いいのか確定型返し。]
―ログハウス・大浴場―
[かぽーん]
…ふー…。
[大きな湯船に肩までつかり、至福の表情。]
大きい風呂は、やっぱりいいな…。
昼風呂最高。
[そのままつかりながら、しばらく白い湯気がゆっくりと上がるのをぼんやりと眺めていた。]
……ん?
げふっ!
[スカイツリーに投げ飛ばされた!!]
…ふっ、強くなったな少年。
ちょっと待て、君もしらないのか、この子を。だって一緒にここにはまっていたではないか。
[見ると、奥の壁に外開きのドアがある。
建物の構造上、あそこから先は野外のはずだ。]
…と、いうことは…
[頭に乗っけていたタオルで身体を隠しながら、おそるおそるドアを開いてみる。]
……ビンゴ。
[そこには、広々とした露天風呂が]
[結城の顔をじっと見返す。
性的な危機は去ったようだ。]
………、ひと以外に見えるだろうか……。
[名前を聞かれているのは分かっている。
だが正直に言ったとて、今後がやりづらくなるだけだ。
俯き加減に、物憂げな困った笑みを浮かべたりして。]
今は島の精霊、ということで納得はしてくれないかな。
だめかな……。
[広々とした……いや、やけに範囲が大き過ぎる。
誰もいない事を確認しつつ、辺りを見回すと、壁伝いに自分が出てきた扉とは反対側にもう一つの扉を発見した。]
……もしや、これ混浴か。
うーん…
[もう一度辺りを見回して、再度誰もいない事を確認してから、そろそろと湯船に足を踏み入れた。]
…誰か来る前に、さっさと上がればいいだろ。
− →海! −
[一度部屋に戻って着替えると、パーカーとタオルと、それから日焼け止めを塗り。
きっと更科は塗っていないだろうと思ったので、持っていく。
必要な食材、必要な荷物、あと熊手とバケツ!これ重要。
海に行く女子組の準備が整えば、知奈を探す。
確か昨日ジャージを届けに行ったらいたので207の扉を叩いてみたら、
ちょっと調子が宜しくないようだ。繊細な女子は大変である。
取り敢えず鈴と矢口には先に行っていてもらって、あっさり目のおじやを
用意してからまた知奈の部屋を訪れる。よくよく冷まして食べさせながら]
…うちら海行くけど、どうする?ちょお日ぃも強いし、無理にとは言わんけど…。
ちょっと調子見て、もし来れそうやったらおいでや。日傘とか、ある?
[なくても日本政f(ry
少し休むということだったので、食器を一応下げる。
お腹すいたらまだ下の鍋にあるから、レンジで温めて食べる様にすすめてから
食器を片づけて今度こそ自分も海。海だー!!]
―海―
[――ヒャッハー!もう我慢できねえ!
……とばかりに、わんこが波打ち際に突進する。あとで、フリスビーでも投げてみよう。
思いながら、取り敢えず、荷物を置く。
なんやかやで、割に大荷物だ]
……西野くん、無人島なのに、荷物番?
[鬱々としたオーラを放つ西野に、視線をちらり。
朝食がずれたのでカナヅチだとは知りません]
おうたに?
ああ、鶯谷くんか。
そういえばさっきまでいたはずなんだけど。
[きょろきょろ。]
ここで待っていてと言ったはずなんだ。
でも、そうだね。確かにいない。
[周りを見渡す。
洞窟を這う闇は、こぞって結城と御手洗も呑み込もうとしているようだ。……実際は日の差し加減でそう見えるだけなのだけど。]
……あれだけ、動いてはいけないと言ったのに……。
[悲しげな面持ちで視線を落とす。
ここでホラーテイストはお約束です。]
―脱衣所―
あー…、良いお湯だった。
[浴衣を羽織って、髪をタオルでがしがしと。
サービスシーン?他の人に期待してください。
ふと見ると、脱衣所にはマッサージチェアーまで置いてあるではないか。なんてサーヴィス。]
…そういえば、朝食がまだだったな。
食堂に行けば何かあるだろうか。
[浴衣の帯をぎゅっと締めなおしてから、*廊下に出て行った*]
[更科が此方へと泳いで近づき、浜辺の方へと視線を向ける。
おそらくは後続がまだ来ないのか様子を見ているのだろう。
先程西野が来たのは見えていたが、泳げない為か荷物係となっている。]
あいつらおせぇなぁ……っと、やっと来たみたいだぞ。
[更科と共に浜辺のほうを見た時、丁度幾つかの人影がこちらへと向かって歩いているのが見えた。]
どうする、一度浜に戻るか?
[更科に問う。]
…
[不審な目]
何でもいいが、君がもしSHIMANO精霊だと言い切るのであればだ。
先程私の足をしこたま噛んだあの犬、あれの飼い犬は君だと言う事でいいのかな?
[ああっ、今度こそ正しいスティックを手にとりその構えはゼノンウィザード!]
ふむ、つまり前世の彼氏だという事か。一応ファンタジーやSFやファティマの存在は否定するが、宗教的な思考については理解しよう。
[え、そんな話?]
言い訳無用!!
[一応手加減はするんですね]
まあ、これで気分はすっきりした。こんな所にいてもしょうがない。志摩野君とライダーマン、ここを脱出しようじゃないか。
―海―
ん、まあそう謂うな。
片付けとかしてくれてたんだろう。
[風峯に謂い、双海の姿を見つけると手を振り返した。]
ああ…そうだな。
揃ってきたし、一度戻るか。
…犬も嬉しそうだ。
[くすりと笑うと、
すい、と水を掻いて浜辺の方へと向かい泳いだ。]
はいはい。もういいから、行くよ。
・・・・・・て、どこから出るの。ここ行って本当に大丈夫?
[色々脱力しつつ、次回作云々とおかしなことを語る島の精霊と貴族を連れ、横穴の先目指して歩き始めた**]
[海!海だ!水辺に来ると三割増しで元気な双海です。
更科に手を振り、荷物を下ろせば矢口が何かをぼやいているのを聞き]
…まあ、今更やん。
[毛頭出すつもりも無いというか何というか。
肩を竦めて生ぬるい視線を向けることしばし]
ま、ええわ。うちらも泳ご。折角来たんやし!
[パーカーをぽいと放ってさっきまで悩んでいたのが嘘のように海へとダッシュ。
早速波と戯れている犬と一緒に海へ突撃。水を得た魚とは文字通りこのことである]
……ま、そだね。
よし、杏ちゃんに続けー!
[ちっちゃな体に実った果実、矢口いきまーす、とばかりに羽織った上着をキャストオフ。
日が暮れるまで、遊び倒そう]
―海―
[足がつくくらいのところで、
双海がまるで魚のように鮮やかに跳ねるのが見えた]
双海、さすがだな。
[あは、と笑って額に手を翳した。
浜辺の会話は聞こえない。]
[浜に着くか着かないかの所で、入れ替わるかのように双海と矢口が海へと突撃する。]
おーおー、元気だな。
[そのまま浜へと上がると、西野にお疲れさんと声をかけてから座る。]
俺はちょっと疲れたわ。
ノルマも終わったし、少し休んでから再度突撃するかね。
[5kmを泳ぎきったかどうかは、きっと誰かが知っている。]
―海―
5キロ泳ぐなんていうお前も元気だよ。
[楽しげに笑って、
ぱしゃりと双海、矢口らに水をかけた。
犬もはしゃぎっぱなしだった。
ずれた肩紐を時折直しながら――――]
[ざばざばと波に混じって矢口と鈴と三人で犬と一緒に
はしゃぎまわることまるで夏の湘南江ノ島海岸。
ビーチボール?そんなもの要りません。ビーチバレーやりたいやったら誰か用意。
お約束の水の掛け合いからなにから海で連想できそうな女子の戯れの構図]
こいつも随分海に慣れとるんやなあ…っわ!!?
[器用に浅瀬をちゃぷちゃぷ泳いで回る犬に興味津々でいたら、
後ろから何か水が飛んできた。
ゆらーっと振り返る]
…さ。ら。し。なー…。
ええい、水の中でうちに勝てると思うなー!!
[えーい!更科の胸に飛び込むかのようにダーイブ!
後ろ?まあ海だから当然のように海水ですけどね!]
油断大敵、なんてな。
[眼を細めて少々悪戯っぽく。
しかしながら水泳部双海、
水のなかでは更に俊敏!]
ふあ!?
[胸にタックルを受け、
ついでに犬のじゃれつき重なれば
ざばーんと派手に波しぶき]
ほ、わっ?!
[犬のじゃれつきは予想外で、口から零れた声は思わず変なものに。
ざっばーん。そりゃあもういい波飛沫だった。
それほど深くも無い海面から最初に顔を出したのは
呑気な犬だったかもしれない。わん!
ぷは、と小さく息を吐き出して海面から顔を上げ]
くっ…うちよりも上手やと…やるな、犬……。
[折角なので、更科が体勢を立て直す前に
御胸のサイズを測らせていただきました。失礼しまーす。
計測アイテム?もちろん手ですが何か]
あはは、いいぞわんこー。杏ちゃんを沈めろー。
[沈んで浮いて、わんこと張り合う杏に大笑い。
杏に揉まれる青にむけ、さっきのお返し、とどめとばかりに、ばっしゃーん。
別に、杏ちゃんに揉まれているのが羨ましいわけじゃない。ねっ、鈴ちゃん]
双海、流石は水泳部、
だが…っ!
ひゃ、
ちょ、っと 待っ、こら 何して―― わっ
[あわてて腕やら押さえたところで
上手く身動きできなかった件。
更に水の追い討ちで序に一緒に沈んだ。
矢口が心の中で鈴と双海について通じ合ってることをやっぱり知る由もなかった]
―精霊の洞窟(?)―
うう……痛いよー。
[御手洗にフルボッコにされてしまった。白い手袋を出し損ねたお陰でアタックフォルムにはなれなかった。
アタックフォルムになれば、いつか御手洗に戦いを挑みたいのだ。それは阿太郎としてなのか、精霊としてなのか…。]
こっちで間違いないよ。
ほら、吹いてくる風の音が、こんなに悲しいもの。
[あたろーはスプーンを握っている。
解説しよう。
阿太郎はスプーンを握ることでエスパーフォルムへとチェンジするのだ! その能力は絶大。
なんと、風の音で明日の天候を当ててしまうのだ。]
明日は冷えるかもしれない。
西野くんに聞いたけど、暫く島で過ごすんだろう?
風邪を引かないように気をつけてね。後。
夜は、あまり出歩かない方がいい。恐ろしい奴らがいるから。
[阿太郎は犠牲になったのだ……の流れはどこへやら。
だが、きっと日恋が動くなら目立たない夜のはずだ。
気をつけるに越したことはなかった。]
ん?
[やがて歩いていると、暗がりの中に何かを発見した。
精霊(?)はしゃがみ、それを掴み取る。]
……なんだろう、これ。
[謎の古ぼけた機械部品。
まるで巨大ロボットのシステム部のようだ。
有体に言うならばオーパーツ。]
………。嫌な予感がする。早く出よう。
この辺りは空気が薄くなっているから気をつけて。
騒いだり喚いたりしちゃだめだよ。
[二人を牽引し、風が吹いてくる方へと向かう。]
だがー?なんやてー?
[更科を攻撃だ!しかし犬の奇襲にあった!
どうも矢口と鈴がけしかけているようにしか見えない]
わ。ちょお待て、犬!待って待って!
[ざばーん。
5月だというのに波のしぶきのまあきらきらと輝いて美しいことったら。
まさか片割れと矢口が何か通じ合っちゃっているなんて知らない。
知らないったら知らないんだったら!]
[それで鶯谷はどこへ行ったのだろう。見つけて連れて帰らねば。
それからこの少女だ。島の精霊といっていたがさすがにそれはないだろう。現在、この島は確実に危険だ。保護しておくべきだと、丈二は考えながら少女の後をついて・・・]
、、、、、、なにこれ。
[少女が立ち止まり、見遣った物体はあまりにも現実味を持たない塊だった。
古びた、しかしそれでいてゴウンゴウンという脈動にも似た音を立てるそれは、眠りの中で自身の主がやってくるのを待っているかのようだった。]
ちょ、こわいこわいこわいこわい。
[足早に立ち去ろうとする少女の後をそそくさとついてその場を後にした。]
ん?
これが気になるのか。
[歩きながら結城にさっきのモノを見せる。
小さな掌の中でビクンビクンと脈打っている。
そのくせとてもメカニカルな物体なのだ。
いわゆる機械生命体の破片といったところだろうか。
少なくとも見た目はそう見える。謎の物体Xだった。]
よくあることだよ。
それよりも、ほら、もうすぐ出口だ。
[示した先には光の筋。
――メカニカルミーストローフが光に照らされて超キレイ。]
―海―
ふ、
[手の甲で顎を拭ってから前髪をかき上げる。
しかしながら焼け石に水だった。]
矢口はすっかりそいつのご主人様、――わっ
[犬の水を払う仕草の餌食になった。
双海はすっかり犬にじゃれ付かれているようだ。
仰向けに倒され気味の体勢になっていたが
隙を見て身体を起こす。
更科がなで肩気味である所為か
肩紐がずれていた。
1.肩少し下くらい。
2.二の腕くらいまで
3.危険な位置まで
4.寧ろ解けてた――4(4)]
[何だか肩が頼りなげなのに気づく。
あれ、おかしいな――とばかり。]
… !!!
[このワンピースの肩紐は
片方がリボンのようになっているのだが
―ー解けるタイプだったらしい。
綺麗に結ばれていたので気づかなかったのだが]
わ、ぅあ、…す、すまん、見るな!
[慌てた。両手で押さえた、押さえたが!
気づかない間はきっと――
酷くあわてて結ぼうとするのだった。
そのまま海に沈む勢いで。]
[はらり、と。
――矢口は、紐のほどける音を幻聴いた。これが世界の選択なのね]
――って、青ちゃん、紐、紐ーー!!
[身体を起こした青の、さて、水着はどこまでずれたのか――]
―海―
わ、わかって る…!
[矢口の声に更に混乱した。
きっと酷く赤いだろう。
ちょっと沖のほうへ行って沈んでくる…!
とばかり。
太陽傾く海は美しいな――と
逃避している場合でもない。]
……ああ、西野。
さっきの俺の動きなら、40ヤード走を4秒で走れる自信がある。
[目隠しを解きつつ、再び砂浜に座り直す。]
つーか、体が勝手に動いた。
どうしたんだ、結城くん。
[洞窟を出た三人。阿太郎の手には――何もない。
あの機械生命体の痕跡も、卑猥なビクンビクンも。]
気分が優れないのか? それとも白昼夢でも視たのか?
なら、もう少しだけなら肩を貸してやれるが……。
[そういえば何故打撲した結城ではなく御手洗に肩を貸しているのだろう。一体全体何がどうなっているというのだ。
とりあえず、林の向こうの方を指し示す。
此処からならログハウスにも、ビーチにも迎えるだろう。]
帰れそうなら、この道をまっすぐ行くといい。
[・・・・・・・・・・・・。
なにがなんだかわからない。]
と、とにかく。一度みんなのところに帰ろう。
いや、その前に鶯谷を捜さないと・・・。
[御手洗がいるのを確認し、少女の手をとると見える山をおりるべく歩き出した。]
……
[多分白昼夢という奴だろう。よく分からない何かがさっきまでうごめいていた気がする。が、現在は何の異変も無い]
ま、まあいい。ともかく、君を助けるつもりが最終的には助けられた事になるな、礼を言う。
しかし、君これからどうするんだ?
そもそもなんで君はここにいるんだ、と聞きたいところだがまあいい。
―海―
す すまん
とりみだした
[犬はやっぱり跳ねたりしているんだろうか。
ちらと浜辺の方を窺って
こちらを見ているものがあれば
再び水に潜らんばかりだった]
…く、…不覚だ…
[夕暮れの光の所為で目立たないが
多分顔が赤かったのだった。]
……いいよ。僕も一度はご飯を貰いました。
でも、御手洗くんたちには御手洗くんたちの帰る場所がある。
だけどそこは、僕の帰る場所じゃ―――うわ、った、た
[御手洗へ顔を向けていたのがいけなかたのだろう。
我を忘れたらしい結城に手を引かれ始める。]
ちょ、ちょっと、結城くん、結城くんってば!
[なんか結城の目の焦点がやばい気がする。]
御手洗。この子も連れていくよ。
ほうっておいたら、危ないと思うんだ。
[この場で問いかける御手洗にいって。]
いい? ついてきてほしいんだ。
[少女の手を取ったまま。そう頼んだ。
鶯谷を捜すのは、この少女を保護してからのほうがいいかもしれない。そう考えはじめながら。]
痛々しい! お前は見ていて、すごく、とても、ベスト痛々しい!
ラブか。これがラブなのか。純なラブなのか! 僕のねじ曲がった心が悲鳴を上げている。助けて! もう見てられないわ!
[両手で目を覆い、嘆くように首をぶんぶん振る。本当に心が悲鳴を上げているのはご愛敬だった]
それとも何か切っ掛けが無いといかんか。
それならば僕が更科に告白して撃沈して見せ、お前が早くしないと他に取られるかもと焦るって筋書きはどうだ?
ああ! しかしその場合、もしまかり間違って更科が僕にOKしたらどうなるのだろうな!
ちょっ…!!
[風峯より近いところで見てやったざまあみろ。
じゃなくて、逆に慌てたのはこっちだ。
なんかもう、御免とか謝る状況じゃない。
今更更科に申し訳なくなってきて]
…ええと。
す…
すまん更科っ!!
[沖までわんこと遠泳に出て反省してきます!!]
いやまて、落ち着け西野!
突然すぎてわけがわからん!
お前のテンションが寝起きの時のお前に逆戻りしてるっちゅー話だ!
[つーか声でけぇ!とつい首根っこを掴んで砂浜へと押さえつけてしまう。]
[水泳部の本領発揮で沖へと突き進む杏。
その姿はまさにマーメイド。むしろ魚雷。
水の抵抗が少ないスリムボディで高速航行なのです]
……まあ、わんこがついてるから大丈夫かな。
ええと……青ちゃん、とりあえず、浜に戻る?
そのままだと、また、ほどけちゃうかもしれないし。
[青の水着の。ちょっとくずれた結び目に。
不安を感じて、浜を指す。
そこで交わされる会話など、聴こえる由もなく]
な、な、な。
[ばなな。いや違う。
結城の力が強い。これがあの美しかった惑星ゾネスなのか…じゃなくて、あのあまり目立たない結城なのか。
だがその目は焦点が合っていないわけではない。
ただ、燃え滾る情熱を宿しているのだ。
ニンゲンならばきっと、それを覚悟と名づけるだろう。]
……っ。
わ、わか、った……。
[その、なんだ。
ちょっとかっこよかったので、俯いて頬を赤らめた。
何たる不覚だろう。]
― →海辺 ―
……。
[明るい色の私服姿で、水着なんて手に持ちもせずに、ゆらりと宇留間は現れた。それはいつものように唐突で、そして気配無く]
……。
[そして風峯と西野を見て]
邪魔をした。
[通り過ぎようとした]
[こっそりと、手に持つi-podに報告。]
知らない娘を保護しました。
プログラムに混ぜますか、それともそちらに引き渡すべきでしょうか。というかこの子、それ以前にもとからプログラムに関わってたりします?
うむ取り乱した。大丈夫、僕はもう寝起きではない。
[砂浜に押さえつけられながら、冷静に腕を組んだ。襟から入ってきた砂の不快感に微妙な顔をする]
だからお前も落ち着け。僕は水着じゃない。制服が汚れてしまう。
―海―
[向こうの浜でなにやら風峯と西野が
戯れているのが視界に入ったが
この距離では声が聞こえるはずもなく――
双海が詫びるのには少し深呼吸。]
い、いや、うん、その、
だ、いじょうぶだ、とりあえずは
あっ、双海!
[夕日の海に向けて犬と一緒に
遠泳に行ってしまった。
慌てて手を伸ばした。
そろそろ日が傾いて冷えるのに大丈夫なのか。]
[考えてみれば、内気な自分としては異例のできごとだった。
女の子の手を取り、まっすぐ顔をみて話すなど。
異常体験が連続したため、精神のどこかが極度の緊張状態を保っているのだろう。鶯谷が顔を赤らめていることなど気付きもせず、ただ頷いたことに安堵し、笑顔を見せた。]
よかった、、、ありがとう。
それじゃ、行くよ。御手洗も。
ちょ、まて宇留間!
何処行くんだよ!
[突然の通行人にすかさずツッコミ。]
ああ、正気を取り戻したか西野。
そりゃよかった……。
まぁ、制服に付いた砂は諦めろ、洗濯機とかもあったしなんとかなんだろ。
[青のことばに、少し首を傾げる。
杏は、短距離長距離、どちらの選手だったっけ。
まあ、格好のよい杏のこと。どちらも容易くこなすはず]
水泳部だから、大丈夫でしょ。限界以上には、いかないと思うよ。
[応えて。鈴と青と、浜へ向かってちゃっぷちゃぷ]
−通信室−
「戸田さん、丁度今調査員から通信ありましたよ。」
お、今度はどんな内容だ?
……そもそも、マトモな報告なんだろうな。
「それがですね……。」
……。
限定封切りの映画「海でキャッキャウフフ」を観にやってきたつもりだったんだけど。どうやらヒロインは男だったみたいだね。
僕は無関係だから、収録をどうぞ僕に構わず続けてくれ。
[無表情]
[報告の内容を聞いて、呆れたように溜息をはく]
よし、変われ。俺が直接話す。
あーこちらトーマス。
ウルフもといアナコンダ、聞こえるか?
[まだ、鶯谷がみつかっていないという問題はあるも。
とりあえずなんだか大変な事態からは脱したらしい状況に少しづつ緊張が解けてきた。
ジャージのポケットを探ればi-podの感触がある。イヤホンのコードを伸ばして片耳にはめ、てスイッチをいれる。
一世風靡セピアの力強い曲が勇気を分けてくれるような気がした。]
―海―
……そうか。…そうだな。
[もう一度鮮やかに泳ぎ去った双海の方を見て、
海の水飛沫を上げながら浜へと戻った。
其処にはのんびりと海を見守っている者達や]
……何やってるんだ?
[男3人、何やら取り込み中か。]
いや、もしこのメンバーでやるとしたら
"消えた男、砂の中に潜む死体"
だな。
あ、そしたら俺犯人じゃねぇか。
やっぱダメだ、上映中止。
[手の砂をパンパンと払いながら。]
……お、帰ってきたみたいだな。
[ハマへと戻ってくる人影に視線を。
沖へと勇ましく船出をしている一人と一匹についてはまぁスルーで。
双海なら大丈夫だきっと。]
ん。よくわからないけど。
[更科に対して素直な表情のまま]
風峯が西野に強引に迫ったら、西野が「いや、此処じゃ駄目。みんなが見てる」って押しとどめた所、かな?
[人間万事適当が華]
ああ、更科。
突然だが僕と一緒にこのプロジェクトを抜けないか?
お前はいい女だからきっとこの後の人生も楽しくなる。日恋を欺くことばかり考えていたが、そっちも悪くないことに気付いた。
[軽く手を挙げ、あっさりと言った]
おう、お楽しみだったな?
[浜へと上がってきた更科と矢口に声をかける……が。
視線は更科のほうへ。
此処で風峯がするべき行動は……。
1.「良い物見せてもらった。」
2.「その……大丈夫か?」
3.「俺も胸計って良いか?」
4.せっかくだから俺は無言で胸を触るぜ!
[>3(4)
]
[海から浜へ、ざばー。上陸決行。
ここは誰が指揮をとっている?
大尉です、ミラー大尉が先任です!
風峯と青の第一声が楽しみだ。いえい、弾持ってこいアパム]
おお、エージェントMrアナコンダ。
君が言っている謎の人物だが……。
―――それ、鶯谷とかいうお前のクラスメイトだ。
タイツとか呼ばれてる奴。
…は?
[まず聞こえてきたのは西野の言葉。
未だ少々動揺残る頭で理解、
する前に]
…!!?!!
[風峯のなんという一言。
見られていた――と解けたほうに思考が行き
見る見る顔が赤くなった]
[何やってるんだろう。何が起きたんだろう。
男子がいるんだから、もう少し大人しくしておけばよかった。
しかし海が自分を呼んでいる。呼ばれてなくても呼んだことにしておく。
これじゃあ浜辺で潮干狩りのあとのワイン蒸しどころじゃない。
何気に犬がついてきている辺りが凄いと思うがそれも今はそれどころじゃない。
とか思っていたら]
いっ たー?!!!
[ごいん。手をぶつけた。派手な音がした。
思わず泳ぎが止まる。
あれ、なんか目の前に船が]
[真っ赤な顔で振り返り、少女の掌を握っていた右手をぱっと離す。なんだか勢い任せにすごいことをしていた気がする。]
あ、いや、、、、ええと。
[言葉を探すも、いい言葉が見つからず。]
うん、なんでもない。なんでもないよ。
とにかく、ログハウスまで戻ろう。
[それだけいうと、少し足早に歩き始めた。]
[更に更に、いたたまれなくなって
ちょっと涙目]
っ 駄目に決まってるだろう!!!
ばか!!!
[恥ずかしさに任せて盛大に平手打ちをかました。
そしてそのまま、ログハウスに向けて逃げた。]
まあ、連れて行くには構わんが・・・
[なんとも、その四万の精霊とやらとライダーマンがいい雰囲気のようだ。この御手洗そこまで無神経なわけではない。とはいえ彼らがいないと歩くのもままならないわけだから、建物に戻ったら二人だけの時間を作ってやろう、と考えている]
[分の悪い賭けは嫌いじゃない。
何故かそんな言葉が頭に浮かんだが、まぁ今は関係ない。
ちょっとした冗談……そう、冗談だ。
しかしその冗談に予想以上の反応をされ、逆に自分が慌ててしまう。]
あ、いや……その、だな。
冗談だ、冗談だから、な!?
[顔が赤くなる更科に、慌ててフォロー。]
あ、
[手を離され、ついぼんやりした言葉が出てしまう。
それからゆっくりと、足早に歩く結城を確認し、残念そうな目で手を下ろした。]
わかった。
…………そして御手洗くんは余計なことは考えなくていい。
[むーと御手洗をにらんだ。
煩悩丸出しだぞ御手洗刑事!]
[しかし、遅かったようだ。
平手打ちにより視線は音速で真横に。
その隙に更科は走り去ってしまった。]
痛ってー。
流石にアウトだったか。
[当然だ。]
[全力で噴いたのが預かり知らぬ海組についてのように思えなくもなかったがさておいて。
トーマスから聞いた真実に驚きがとまらない。なんだ、なにがどうしてどうなった。確かに鶯谷は軽かった、軽くてそして柔らかかった。しかしなにがどうしてちょっと待て、やつは男か女なのか。もはやてんで判らない。]
――トーマス、こちらウルフ。アナコンダが判りません。
それはともかく鶯谷について、了解しました。
すごい気になるんですがプログラム的に男と数えるべきですか女と数えるべきですか。
[冷静を保とうと、後ろの二人にバレないよう通信を続ける。]
さすがかざみね、おれたちにはできないことをへいぜんとやってのける。そこにしびれるあこがれる。
……。
〈DELICACY/でりかしー〉って知ってるか?
[杏がこの場にいたら、
風峯は"消えた男、砂の中に潜む死体"になっていただろう。
けど、杏はこの場にいない。なら]
……アウトだったか、じゃ、なくて。
追い掛けて、さっさと謝る!
ん、Mrアナコンダ。
一応性別は男だが、別に気に入ったならそっちの道に行っても俺個人は止めないぞ。
まぁ1人や2人ならごまかせるし、好きにやっちまえ。
んじゃグッドラック!
[そして通信は切れた。]
[はっはっは、まあいいではないか。日恋のミッションもクリア出来るわけだし、何一つマイナスなことは無い。You突き合っちゃいなYO!!]
・・・と心の中でテレパシってみたが届いたか?死魔の精霊。
…?
[ぺたぺた。目の前にあるものを触る。
船ですね、どう触っても。ブイとかじゃないんですよこれが。
何処まで泳いできたんだろうと思ったら]
…えーと…。
[浜が見えない。犬と顔を見合わせた。これは参ったぞ]
[なお、ポロリもあるよの現場は見ていない。見ていたら一周して楽しい発言が出ていたはずだ]
うん、そうだね。矢口の言う通りだ。さっさと追っかける。
でないと、きっと荘厳な砂の城ができあがるよ。人柱入りの。
いや……インパクトのある事件にはもっとインパクトのある事をいえば忘れるかなって思ったんだが……。
――インパクトありすぎたか。
[風峯なりの、水着へのフォローだったらしい。]
ってぇ、解ったってば矢口。
勿論追いかけるっちゅう話だよ。
[荷物は頼んだと言い残し、ログハウスの方へ走り去る。]
うん。
ばっちり。
[あ。
いつのまにかグーにした右手には白い手袋。
よく分からないけど蒸気が上がってます奥さん超熱そう。
スローモーションのように滑らかに、御手洗へストマック!]
―逃げた先:ログハウス―
っ…
[走ったので息が切れた。]
…、なんてことだ…
[自分の手を見る。
思い切り叩いてしまったことを悔いるような。
小さくくしゃみをする。
日が落ちれば気温も下がる。
身体を温めるべきか。
着替えをもって風呂に沈むことにした。
――山から帰還しつつあるものが居ることをまだ知らない。]
[ごいん。]
あら?
どうしたんさね、今の音は。
「ええと、人のようなものが突撃をしてきたようで」
え、なんて?
[食べていたチーズをぽろりと落とした。]
まったく。
[青は、水着がほどけたときに、浜をさかんに気にしていた。
つまりは、そういうことなのだ。クールにみえたって、青ちゃんだって女の子。
気にしてる男の子に見られた上に、あんなことを言われて、大丈夫なはずがない]
……女の子の気持ちが判らない男って、さいてー。
[と、まあ、割と複雑に、溜息ひとつ。
帰るとき、青の荷物も持ってかないとなあ]
風峯、うまくやれよー。
[ようやく笑いがおさまり、走り去る背中に声をかけた。
まるっきり人ごとだっただってあんなの僕のせいじゃない]
[笑い転げていた西野を、じろり]
西野くんも、笑わないの。制服のまま、海に放り込むよ?
青ちゃんは少なくとも、真面目にショックだったんだから。
(すっかり海で迷子やなー…)
[こいつは参った。
犬と顔を見合せながらどうしようか、なんてちゃぷちゃぷしていたら]
あ、どうも。
[人が出てきた。予想外過ぎる。
いや、沖に船がある時点で人はいるだろうが。
遠泳に付き合ってきた割にわん!と元気な犬と共に出てきた人を見上げた]
…ちょお、頭を冷やそうと思って泳いでたら
ま、迷子?に?
[てへ。首を傾げてみたがそんなことでごまかせる段階ではない]
[しかし、突然通信が繋がる。]
そうそう、お前のアナコンダ。
平常時24cmって化け物だろ、流石に負けたわ。
[それだけをいうと、再び通信は切れた。]
うん、困ったね。なんというのかな。
ここへ来て最初に皆に尋ねようと思った事が、「なにか僕の興味を惹くような事は起きたかい?」だったんだ。
第一声を封じられて、うん、少し、困った。
―204号室―
ほろ?
[食堂で美味しい食事を堪能した後、少しベッドでうとうとしていたら、外はもう薄暗くなっていた。]
……しまった。海行きそびれたか。
[後で更科に謝ろう、と思いながら、ベッドからよいしょっと立ち上がる。]
更科がショックか。たしかにな。
だが、どうにかなるさ。否、どうにかするさ、か。我らがヒーローがね。
[彼らが走り去ったログハウスの方向を見ながら、楽しそうに言った]
以後、余計なことを考えないように。
さあ逝こうか御手洗くん。
[ストマック炸裂された御手洗を引きずり、結城の後を追いかける。姿が見えなくても、案外草を分ける音で分かるものだ。]
男って、サイテー。
[矢口の言葉に追従するように声を重ねた。
しかしこの言い方だと、男全般が最低部類に掛ってしまうが
あんまり気付いてないっていうか、今は大差ない。]
むしろちぇこちゃん。
ゴーゴー。
[海を指差して拳を突きあげた。放り込めと言いたいらしい。
我が片割がこの場にいたら、きっとやってくれるに違いないが。
……そういえば、杏はどこまで行ったのか。
…沖を眺めたが、見当たらなかった。
あれ?]
―2F廊下―
[壁に手をついて 深く息を吐いた。]
……ばかめ
[呟いた理由はいまひとつ自分でも
理解できていなかったかもしれない。
荷物を置いてきてしまったことを思い出すが
戻る気にはなれず204号室へ――]
ん、…あ、葛城?
……ひょっとして、ずっと此処に?
まいご、ねえ。
[じと目。でもすぐに笑顔。]
そんじゃ、お姉さんが送っていってあげるさね。乗りなさいな。
[にっこりと手を差し伸べた。]
え。
[送っててくれるの。ラッキー!とは喜べない。
この双海杏、苦手なものは船と注射である。
どうしよう。どうしよう。わん。
思わず犬と顔を見合わせて]
あー、っと。いや、それはちょお、申し訳ないんで。
…なんか、浮みたいなもんあります?
それもらえたら、どうにかして自力で帰りますさかい。
[返事が体育会系過ぎた]
おや、二越と矢口がおかんむりだ。
[舌を出して、そして気付いた。悟った顔で言う]
どうやら、本日は僕が一番損な役どころだったらしい。
「それなんですか?」
[通信が終わった後、戸田が信じられないような目で見ている報告書に関心を寄せる。]
ん……見ないほうが良い。
どうしてもというのなら構わないが……後悔するぞ?
[その発言にビビりつつも、部下Aは戸田から報告書を受け取った。]
「な………っ!」
信じられるか、だが実在するんだ。それは。
[さらにもうひとつ、小石を蹴り飛ばしたところでぷしゅうと蒸気が抜けていく。
ジョギングに出たはずがいったいなにがどうしてこうなっているのか。ここまでのことを思い返すと何度でも顔が赤くなる。
特に最後。島の精霊と名乗る少女の手を握って歩く自分とか、やったにも関わらず想像ができない。なにをやってしまったのかとひとりわたわたしている。]
「まさか……。」
認めろ現実を。
[部下の肩をやさしく叩く。
その報告書にはただ、こう書かれていた。
アナコンダ
――――平常時、24cm。]
西野、骨は拾ってあげるから、心置きなくシバかれてくれ。
[涼しい顔でそう言うと、きょろ、きょろ、と辺りを見渡す]
あれ、スティーヴン・セガールがいない、ね。
[ぼそっ]
おっと。
[何やら神妙な顔をした更科と遭遇する。]
ああ、すまない…ついうっかり寝てしまった。
せっかく誘ってくれたのにな…
[更科から、潮の香りが微かに漂う]
海、楽しかったか?
シャワー浴びてないなら、風呂に入ってくるといい。
広くて気持ちいいぞ。
奥には露天まであった。…すごいだろ。
ふむん?自分で帰れるのは迷子っていわないんじゃないのかねぇ。
[にんまり笑顔。]
子供は遠慮なんかするもんじゃないさね。ほら、おいでおいで。
[再度のお誘い。]
[前を行く結城の様子が相変わらずおかしい。
目に炎を点しているのは相変わらずだが、蹴った小石にまで炎が燃え移っている。まさに小林サッカーをするために生まれた男・結城丈二。
ちなみにショウリンさっかあではなくコバヤシさっかあだ。]
おーい。
[呼びかけてみる。
無論、御手洗で散乱する石をガードしつつ。]
―ログハウス―
疲れが取れてなかったのかな、
泳ぎには、また行けばいいから…
[少しだけ笑った。]
…海は、……
[口元覆って少々紅くなり眉を寄せた]
いや、楽しかった。
楽しかったんだが、まあ。
……、…露天風呂?
そんなものまであるのか、ここは。
[眼を丸くした。
だが、気分転換には丁度よさそうだった。]
ん…
[陰りがある表情に、なんとなく更科の頭を撫でた。
なにかあったのかもしれない。落ち着いたら、尋ねてみようか。]
良ければ、一緒に入るか?
背中でも流してやるよ。
[呼ばれて我に返って振り返り。]
あ、や、ええと、、、。
[目が合えば一気に顔を赤くして。]
なんでもない、なんでもないよ?うん、なんでもないから。
[すぐにまた前へと向き直りi-podのボリュームをあげる作業に専念しはじめた。]
……。
まぁ、あとで風峯君にも何かしらの制裁は施してあげるから
心配せずに行ってくると良いよ、西野君!!
[西野の言葉に、少しだけ困った顔をして、
ログハウスの方を見て、矢口を見て、沖の方を見て。
結果、宇留間君の言葉に続けてぐっと拳を握り締めて見せた。
言動までは追いつかないまでも、ほら。ね。
杏の血縁であるからして。
というか、冗談でもクラスメイトの男子に胸の大きさ測らせろって言われたら、
通常どんな空気でも、即笑顔でドン引き請け合いである。
事故が合った直後にそんな事を言われては、倍率ドンである。
次の日には一気に噂は全クラスの女子へと渡り歩いて、逢う女子逢う女子に冷ややかな視線とともに、目の前でこそこそ話されて虫けらを見るような目で見られる待遇は避けられない筈である。しかし今回この空間には一クラスしか存在しない事にむしろ感謝をすべk…
話が逸れた。
ちなみに、それはその場で笑った者も、同罪です。]
−ログハウス−
[全速力で走ってみたものの、道中で追いつくことは出来なかった。
しかし、どこから探していいものか……。]
つーか、なんて謝りゃいいかねぇ……。
[バツが悪そうに、頭を掻く。]
[鈴のサインに、笑顔でかえす。おっけー]
……大丈夫だよ、西野くん。
あなたは死なないよ――私が守るから。
[――だって、死んだら、そこで楽になっちゃうし]
[次なる小石を迎撃しようと御手洗をヌンチャクにしようと試みていたが、結城からの反応が返ってきた。
しかし、何やら彼の顔が赤い。]
?
[何か耳に入れている。音楽を聴いているのか。
そんなに興奮する音楽なのだろうか、とちょっと気になった。]
……でも、邪魔をするのも悪いな。
[御手洗を元の肩貸しの体勢に戻し、せめて離れないようにぴったり後ろを陣取る。]
ねえ、御手洗くん。
やはり青春というのはああいうものなんだろうか。
[好きな音楽を聴いて感極まったり。
小石を蹴って帰路を楽しんだり。]
―ログハウス―
[頭を撫でられて少し驚いたように。]
……ん、すまん
[なぜかなんとなく謝って。]
そうだな…入ろう か。
日が傾くと流石に冷え込むみたいでな…
[苦笑した。]
着替え、とってくる。
いや。遠慮しときます。遠慮さして下さいってば。
[プルプルと首を横に振った。
船嫌い。船嫌いったらきらーい!
わーん!!
とか思っていたら犬がお姉さん?の手にお手ってしてました。
可愛いな。いや、そうじゃない。取り敢えず帰らないと]
…。
[はて。そこまで考えて、首を捻る。
ひょっとして、この人についてったら、普通の生活に帰れるんじゃないか、なんて]
―ログハウス→風呂―
[苦笑され ああ、とまた苦笑を返す。]
すぐ行くから。
[――そう答え、着替えを持って
風呂へ行くまでにそう時間は掛からなかった。
なんと謂うか、
広い。豪華だった。
洗濯機があるのも確認した。
どうやら全自動だ。]
……。何処まで…
[呆れかけて、先に葛城の姿を探した。]
ぐふっ…
[どうも大量のダメージをおった気がする。しかし貴族たる御手洗、そのようなダメージを表面に出すわけにはいかないといいたいが無理]
しかし、青春か。まあそういうものなのではないか。
[苦い思い出しか無いが]
え、いや、うん?
[なんか今会話がおかしくなかったか?]
あら、じゃあ無理強いするのも悪いやねえ。
[ぽんとお手をした犬と杏に名残惜しそうな手を振る。]
ん?やっぱ乗るのかい?
[考えている風の杏に首を傾げながら微笑み。]
そういうものなのか。
……よく分からないな。
[結城の背中を見つめてみるが、答は出てこなかった。
しかし、唐突に発された御手洗の疑問に目を丸くする。]
は?
何故、いきなりそんな話になる。
―露天風呂―
[大浴場の方の扉が開く音がしたので、大声で、こっちー、と呼んでみる]
足元、岩場な上に滑りやすいから気をつけてな。
[あれ、なんか忘れてる気がする]
−ログハウス−
[考えても始まらないと、ログハウスの中へと戻り更科を探す。
しかし食堂や娯楽室、モニター室にも姿は無かった。
意を決して部屋に行くも、空振りとなり頭を抱える。]
あー、どうすっかなぁ。
……つーか体が痛てぇ。
[海水に浸かった後、シャワーも浴びずに探し回っていたのだ。
体が赤くなり始めていた。]
しゃあねぇ、とりあえず風呂はいってから外探すか……。
[自室に戻り、簡単な用意をしてから大浴場へと。]
いや、だって君…さっきから会話内容が男くっさいぞ。
[なんかさっきから、言葉のチョイスに女性らしさが欠けてきているような。というかそもそもこの精霊の性別についてもう少し考察するべきだった]
[なんだっけ、なにか。
首を傾げながら辺りを見回して、手をぽむっと。]
…ごめん、石鹸切れてるみたいなんだ。
先に浸かっててくれ。探してくる。
[慌ててそう告げると、ざばりと水音を立てて脱衣場の方にダッシュ]
[矢口に引きずられ、海へと入っていく。足首が漬かり、膝が漬かり、腰が濡れる。
海に入るのは久しぶりだった。
こうした、自然の水の中に入るのは久しぶりだった。
そう、それはとおいとおいきおく]
ああ、悪い矢口。やっぱりこれは無理だ。
[ひょい、と。矢口の手を簡単に引きはがした。顔は笑っていたが、頬を汗がだらだらと流れていた]
………………。
[長い沈黙の後。]
どっちも。
[ぽつりと呟いた。]
どっちもついている、と言ったら御手洗くんは信じるのか。
……オカルトやファンタジーは信じないと言ってたし。
どうせ信じないだろう。
[いや、それはオカルトやファンタジーではありませんけどね。
阿太郎はほんの少しふてくされ気味に、頬を膨らした。]
……。
二越って、意外と乗りが良かったんだな。
[西野の命運を厳粛に観測しつつ、ふとつぶやいた]
[セガ……ではなく双海のそばで大人しくしている印象しか無かったらしい]
―海―
1番、カルロス・ガルシア。
「海底火山噴火」を、やります。
[そう言うと、浜に突き出た岩の突端に立つ。
そして、くるりと海に背を向けた。]
…。
[ああ――空だ。
なんて、美しい。
こういう瞬間にだけは、世界が美しく、そしてそこに生きることのできる人生も素晴らしいものなのだと実感することができる。]
…。
[しかし、空が見えるということは、つまり。
後ろへ、倒れ込んでいるということである。]
…ええと。
[犬とまた顔を見合わせた。
どうしよう。今の状況を説明したら、家に帰してもらえるだろうか。
目の前の人が、関係者じゃなかったら、の話だ]
(でも)
[今の状況だと、帰れるのは自分だけである。
考える。考えて]
…浮きを、貸してもらえれば。
[自力でどうにかして帰る。
やっぱりその選択肢を選んだ。
だってまだ、島には鈴だっているし、皆だって]
どっぱーん。
[図体ばかりがやたらでかい自分が腕を広げて海へ背中を向け落ちたらどうなるか。
すなわち、大量の水飛沫が上がる光景だ。]
―浜辺―
[走り去っていく更科。追う形の風峯。ボーっと眺めていたが一度首を傾けただけ。
又視線を海に戻すと、沖合いに船が見えた。]
船? 助けがきたのかしら。
ってそういうんじゃないわよね。監視船とか?
[その手前にいる双海の姿は目に入らない。]
―大浴場―
あ、うん。そっちか。
……っとと。
[タオルを手に、露天風呂のほうへ向かった。]
え?石鹸?……ああ、そうか。
わかった、じゃあ浸かって待ってる。
[葛城を見送って、
湯の温度を指先で確かめてから
ゆっくりと身を沈めた。]
無理って、なによ。青ちゃんは――……、
[ひとつ、息を呑む。
飄々とした声で、胡散臭い笑みを張り付けたまま。
西野の顔は真っ蒼で、大粒の、粘度の高い汗が浮かんで流れて――]
――え。ちょ、ちょっと。西野くん?
[尋常ではない様子の西野に、不安が満ちる]
…。
[しかしこれは、捨て身の芸である。]
…。
[背中に激痛が走り、これまでの人生が走馬灯のように…ああ、父よ、母よ。俺をこの世に産んでくれて、ありがとう――]
−大浴場・男湯→露天−
お、なんだ露天風呂があんのか。
朝は気付かなかったなー。
[葛城が走り去って更科が露天へと浸かった少し後、風呂場の奥に露天風呂へと続く扉を発見した。
折角だし入るかー、とその扉を開く。]
うおっ、すげぇ湯気だなオイ。
[幸か不幸か、その大量の湯気によって誰かが既に中に居るという事に気付く事はなかった。
そのまま湯船へと入り、肩まで浸かる。]
ふー……しっかしどうすっかねぇ。
泣いてた、よなぁ?
[誰に言うとでもなし、独り言のように呟く。]
そうかい?そいつは残念だねえ。
[にっこりと笑い。]
はい。気をつけて帰るんだよ。
[ボートに置いてあったシャチのフロートを投げてよこした。]
謝って許してくれるかっちゅう話だよ。
[腕でバシャっと顔に湯をかける。]
しっかしまぁ――。
[思い浮かべるのは、3人の女子の水着姿。
こういう事に優劣を付けるべきではないのだろうが……。]
――更科が一番可愛かった、か?
[個人的な感想では、不思議とその結論が即座に出ていた。]
うん?
[矢口と西野をぼんやり観測しつつ、宇留間の言葉にぱちりと瞬いた。
ノリ。乗り? そう言われて首を傾ぐ。
自分はずっとこういう心算だったけれど、言われてみれば
あまり人の多い所で羽目を外すことは少ない。気がする。]
…あー。
杏ちゃんが、しっかりさんだからかなぁ。
[あとたまに、その確りしている筈の片割れが
思いがけない方向(主に物理的な方面で)暴走したりするものだから
そのフォローに立ちまわっている事は多い気もする。
だっぱーん。
海からの大飛沫に、思考が途切れた。]
[ばしゃーん。なんて水しぶきは上がらなかった。
何だかわからないが、フロートが落ちてきた。
犬と思わず顔を見合わせて]
おおきに!
[シャチのフロートの取っ手につかまって、船の上の人に手を振って泳ぎ出す。
暫くしたところでよいしょ、ってよじ登ると自分の上に犬が乗っかった。
そのまま、既に夕暮れというよりは夜に近い空の下、
のんびりとフロートとわんこと共に漂流開始するのだった]
―露天風呂―
[誰かが入ってくる気配にびくっと顔を上げる。
響く、男の声だ。そしてよりにもよって]
……!?!…、…っ
[なに…!?と口にしそうになって
慌てて口を押さえた。
混浴だなんて聞いてない。湯気の向こうに
男子風呂への通路があるのだろうが
今はよく見えなかった]
……
[風峯 と、唇だけ動かして呟いた表情は
酷く困ったような、うろたえたようなものだった。息を殺す。]
……ありがとう。
[御手洗は「納得した」以外の響きを持たなかった。
それは彼なりに言えば優雅、となるのかもしれないが。
軽蔑されたりされなかった分、阿太郎にとっては嬉しい答だ。
だから、自然と感謝が口に出た。
ちら、と御手洗を見れば、さっきの小石の傷跡。
それに、転落した時の擦り傷のようなもの。]
さっきは盾に使ったりしてごめん。
ハウスに行ったら、手当てをしましょう。
[肩を貸したまま、結城の後を追う。]
[どこかでカルロスが落ちた、派手な音を聞きながら]
やあ、やはり僕は……。
[薄れていく意識を手放した。先ほどのものより数段小さい、水の音]
[肩を借りながら]
そうか、君がそういう理由で言いづらかったのか。それを聞き出すようなことをしてしまった事を素直に詫びよう。紳士としてあるまじき行為だ。
だが君は自分の中では男性なのかね、それとも女性なのかね。こういう身体的特徴を持っている方は精神的にはどちらかに寄っている事が多いという知識がある。
それが自分の中ではっきりしているならば、男性らしくでも女性らしくでも振舞えばいい。顔を気にしているならば心配はいらないだろう。男性にしては端麗、女性にしては気丈と思われるかもしれないが。
悩みは多いだろう。私が同じ特徴を持つというわけではないが、私も悩みを抱えている人間だ、少しは気持ちが判るつもりでいる。
決して君は人と違うわけではない。君は胸を張って生きていけばいいし、もし君を忌避する人間がいるならば、それは君に劣る存在だ。相手にする必要はない。
[どこかで大きな水音が上がる。水飛沫があがったのが見えた。]
誰か落ちた?
飛び込んだのかな。
そろそろ中に戻ろうっと。
[立ち上がる。海に連れ込まれた西野が沈む姿が目に入った。]
そうか。うん。でも、双海の影に隠れるのは勿体ない。乗りの良い二越の方が楽しくて、いいな。
[宇留間は何かを想像している。漫才コンビを結成している女性二人の姿だったりするのかもしれない]
さっきの豪快な炸裂音は誰が何をした結果なんだろう。
1.何事も無く普通に風呂に入る、気付かれない!
2.生まれたままの姿で更科の前に登場、湯気無し
3.何故かこけて、素っ裸で風呂にダイブ、着地点に更科
2(3)
……。見ない振り、駄目? よね。
矢口さーん、西野君が大変みたい。
[その傍にいた矢口へと声をかける。
制服についた砂を払うと、ログハウスの方へと向けて歩き出す。]
[後ろの二人のやりとりには気付きもせず。
鶯谷をどうするべきか考えながら歩いていれば、すでにとっぷりと日も落ちていてううんとうなる。]
大丈夫なんだろうか、鶯谷。
[ひとつ呟き。みればログハウスもすぐそこだ。そういえば朝食を食べたきりだった腹がぐぅと鳴く。身体中についた土ぼこりを考えれば風呂にも入りたい。]
うん、きっとだいじょうぶ。きっと。
島の精霊が語った話では鶯谷は自分で歩きまわれているようだからと頷いて。とにかくログハウスの扉を開くのだった**]
[眼前で、西野が。糸が切れるように、海に崩れ落ちた。
ぱちゃん。小さい、水の音]
……え。
ちょ、に……にしの、くん?
[冗談半分に引き摺ってきた、だけだ。
それが、なんで。からかわれている、わけでもない。
演技で、あんな顔はできない。じゃあ、なんで]
真面目に恋愛モードやイベントモードやってる人たちの間に全く意味のないログを挟んでしまった。
反省はしていない。
これからも乱暴に入れていきますよ。
−大浴場・露天風呂−
[かすかな水音が聞こえる。
其方のほうに目線を向けると、湯気の奥に何か人影らしきものが。
―――ここで取るべき行動は。
1.「おーい、誰か居るのか?」声をかける
2.「ん……気のせいか?」スルー
3.「んだよ、誰か居るなら一緒に入ろうや」傍に行く
[>3(3)]
[勿体無い。ぱちりと瞬く。
杏といるのは楽しいし、そう考えた事はなかったのだけれど。
かくん、と首を傾いで、何かを考えた後にこくりと頷いた。
…流石に、漫才コンビまでは想定していないけれども。
その脳内が見えたら、多分人生初の力強いツッコミが宇留間の額に右ストレートだったかもしれなかった。]
んー。そっか、頑張ってみる。
ありがと!
[えへらと小さく笑って、続いた言葉に同じように視線を海へと向けた。
既に大飛沫は収まっている。]
…凄い大きなものを落としたとか、投げたとか…かなぁ。
自分の中で………。
[そうか、と思う。
自分と母親の違いは、結局のところ何に誇りを持っていたかということで、母親は女性として父を愛したのだ。]
……ずるいな。
そんな励まし方をされたら、僕は返すものがないよ。
でも、うん。
[そうだね、と微笑んだ。]
頑張ってみる。
……まだ少し、迷いは棄てられないかもしれないけれど。
いつか、………。
[御手洗のように生きてみたい、といいそうになって。
彼も何かに悩んでいるらしいことを思い出し、「御手洗のように生きてみたい」は禁句だろうと思い、口を噤んだ。]
む…。
[水着を探すのが面倒だったのもあり、白い長袖のシンプルなシャツと半パンを着てきている。
こういう展開では幸いだった。
水着だったら、日焼けでとんでもないことになっていただろう。]
…。
[しかし。
頭へ手をやる。
そこには、いつもの通りの、白い布。]
…。
[これは、額に面白い日焼けあとができてしまう可能性がある。なんということだ。]
・・・なんだ?
[気負いも無く、かといって何かを恨むことも無くなってしまった御手洗にとっては、至極当然の話をしたつもりだった。だが、あたろーの表情を観て、少し言い過ぎてしまったのかと彼なりに反省した]
うむ、まあその、日々の激務に負われてどうも説教癖というか、余計なことを言う事が多くなってしまったみたいだ。気にしないでくれ。
[御手洗くん反省。少し*黙ることにした*]
[どうやら西野が大変らしい。さすがにそのまま去るのもどうかと思い、波打ち際まで歩いていく。
念のため靴と靴下は脱いでおいた。]
矢口さん、西野君大丈夫?
お医者様っていないわよね。
とりあえず陸にあげた方が良くないかな。
―露天風呂―
……っ !? …
[慌てて傍の大きめの岩に隠れようとした
が、待て。それは待て 近づくな。
いや、声を出すとばれるが外に出たら出たで
大問題だ。タオルを手にして胸の前で抱いたりなんだり]
…っ、…――
[考えた末取った行動は、
1.隠れる。
2.「来るな」って謂う
3.お湯をかける
――1(3)]
―ログハウス―
いや、むしろ嬉しいよ。
……御手洗くんの言葉には説得力がある。
というか、今の僕に力をくれたんだ。
[結城に続いて、ログハウスの扉を潜る。
浴場の方には人の気配があっただろうか?
とにかく、御手洗を手当てするのが先決だ。]
参ったな。
浴場には誰かいるようだし、体が洗えない。
[いわゆる「お背中流しましょうか? 御手洗様」である。]
一旦避難しよう。
……御手洗くんの宿泊部屋はどこ?
[とにかく休もうと進言して、二人御手洗とティナの*207号室へ*。]
[愛美の声で、ようやく、我にかえる。
ごぼごぼ、ごぼり。海中から上がる泡音は、危険な香りがする。
なにがあったのか、わからねーと思うが、
私もなにがあったのか、わからなかった……
演技とか、ドッキリとか、そんなチャチなものじゃあ、ない]
……あ、え、そうだ。西野くん!?
[ざばー。襟首を掴んで引き上げる。
返事はない。ただのしかばねのよう――じゃ、困る。
パニック状態のまま、愛美の呼び声に応じて、浜へ]
ありゃ?
[人がいると思った咆哮へと向かったが、あるのは大きな岩だった。]
っかしいなー、確かに誰かいたと思ったんだが。
[湯気が凄い中、岩を軽く覗き込む。
結果は――
1.見つける
2.見つからない
[>1(2)]
うん、矢口さん、襟首はやめといた方がいいかも。
でも濡れたまま浜に降ろすと砂塗れになっちゃうし…。私も手伝うから岩場まで連れてった方が良くないかな。
と。
[辺りを見回して男手を借りようとした。]
って、わ。わ!?
ちぇこちゃん…、っていうか西野くん大丈夫?
[ようやく事の重大さに気付いたのか、バスタオルを抱えて
浜へ上がってきた二人と先に駆け寄った愛美の所へ
急いで駆け寄った。…ううん、ぐったりしている。]
あ、あれ?溺れちゃった…とか?
でも、そんな深いところ行ってなかったよね?
とりあえずここ寝かせて。
[そう言って、バスタオルをとりあえずひいた。
男手が来たら、動かせばいいけれどとりあえず寝かす方が先っぽい。]
―露天風呂―
…、!!
[――自分にはステルス技能は
備わっていないようだった。
膝を折ってタオルで身体を隠した状態ではある が]
っ、 な
…… なに は
こっちの 台詞、 だ…!!
[否そんなこと言ってる場合でもないと
普段なら思えるのだが混乱の極み。
隠れたのが岩の裏だったので逃げ場が。]
ありがとう二越さん。
溺れたってほどじゃなかったと思うけど…
水が苦手なのかも。
海が怖いとか、溺れたことがあったりするとそうだよね。
[バスタオルに寝かせられた西野を見下ろす。]
え、だって、ホレ!ここ男湯、だろ!?
[まだ頭は混乱している、が。
岩陰から見えてしまった更科の姿に逆に冷静になった。]
……って、スマン!
[すぐに後ろを向き、更科と逆の岩陰に体を沈める。]
…。
[いかんな。早く帰らないと、暗くなってしまう。暗くなったらこれは、「遭難」と言うやつが見えてくる。]
…。
[立ち泳ぎへと移行。
正直泳ぎは得意ではないが、泳げないというほどでもない。海なのでおかしな動きをしなければ浮く。]
…。
[目を凝らして、周囲を観察する。
視力はいい方だ、と思う。]
…。
[と。遠くに、黒いものが見えた。
少し尖っていて、水面にちらりちらりと映る。]
…。
[…。]
…。
[…。]
…。
うん、結構手前だったから、
溺れる場所ではなかったとは私も思ったんだけど。
…確かに水自体が苦手だと浅瀬でも大変かもね。
…おーい、西野くん。ダイジョブ?
[碓氷の言葉に、困ったようにこくこくと頷きながら
寝かされられた西野の顔を覗きこむ。軽くペチペチと顔を叩いた。]
え、ええと息してる?大丈夫?
なあ、犬。
[わん]
…砂浜にたどりつけないのは、何でやろなー…
[わん。一匹とひとり。
シャチフロートでぷかぷかするのはいいのだが、
空気だってそのうち自然に抜けてくる。
さてどうしたものか。もう既に、空が紫を通り越して黒く変わろうとしている]
…そろそろ真剣にあかんかも……。
[まいった。どうしたものか]
さ。
[さ。]
さ。
[さ。]
鮫だ。
[鮫だ。]
鮫だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
[鮫だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!]
……。
[とどめを刺した方が楽かな、とは言わなかった]
少し水を飲んだかな?
[西野の制服を見て、上着のボタンを外す。まずは気道を確保した方がよさそうだ]
[水揚げしても、西野は動かない。
プランクトンの餌にしてしまおうとか、そんなつもりでは、なくて。
ちょっと、懲らしめようとしただけのつもりだったのに]
……足が。私でも足、つくところで。脅かすだけのつもりで。
[半泣きで、おろおろと]
―露天風呂―
違うだろう!わたしは女湯から来たんだぞ!
[思わず声を盛大に上げた。
――つまりそう、混浴。
何たることか。
風峯が
岩を背に力なく座り込むと湯に肩まで浸かった]
…、……なんて 日だ、 今日は
ばかめ。……
[俯いて水面を見つめた。]
/*
ガルシアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
暗くなってきたし。
宇留間君がいるならログハウスまで運ばない?
濡れたままだとみんな風邪ひくし。
西野君だって。
……鮫?
[何処からか聞こえてきたカルロスの叫びに顔を上げた。]
は、女湯から……?
[運良く、といっていいものか。
丁度風が吹き、一時的に霧の大部分が晴れた。
ああ、確かにだ。入り口が二つある。]
……す、すまん。
[日恋、流石にこれは怨むぞ……と思いながら、どうしていいかわからず頭を掻いた。]
さ、更科。
あのよ、海の時ごめんな。
なんて言っていいかわかんねぇから、ごめんとしか言えねぇっちゅう話だけどよ。
泣かせちまったし、な。許してくれなんていえねぇけど。
[最後にもう一度、ごめんと謝る。]
――と、とりあえず、俺あがるわ。
あはははは! やっぱり山にするべきだった!
[突然起きだし、大笑いする。やけっぱちな笑い。だが、心底楽しそうな笑い]
宇留間。矢口。二越。それに碓氷もいたか。
心配かけたな。これだから水は、海はダメなんだ! なんせ、僕は悪魔の実を食べてる。ゴムゴムの実って言うんだ知っているか?
だ、大丈夫だよちぇこちゃん。
流石に、死ぬことは……、
[宇留間が呼吸音を確認しているのを見ながら、
おろおろする同級生に落ち着いて、と肩を叩いて。
が。少しだけ血の気が引いた。
息してないのかよ! と三○風ツッコミが頭をよぎった。
しかも追い打ちを掛けるようにして、鮫とか。サメとか。]
…、さめ。
[8本足の虫だろうがげじげじだろうがGだろうが
ある程度対処できるだけの根性はあるが、流石に鮫は及びでない。
しかも杏ちゃんはワンコと共に沖に出たままだ。
そろそろ日も暮れる。 …食べられてたらどうしよう。
その目撃されたサメ。 もといシャチに
その片割れがぷかぷか乗っているとは知る由も無い。]
/*
あ、うっかり消去してまった。
くそう。消去誤爆pt勿体無い。
まぁいいか、西野君の発言もあったし折角だからちょっと変えよう。
*/
……息、してない、って。
[宇留間のことばに、砂に膝をついて。
人は簡単に死んでしまうと、いうけれど。そんな、まさか。
自分のせいだ、と、涙がこぼれかけた、そのときに]
……え。
[唐突に起き上がった西野を見上げて、別の意味で呆然と]
だ、大丈夫だよちぇこちゃん。
流石に、死ぬことは……、 に、西野くん大丈夫?
[宇留間が呼吸音を確認しているのを見ながら、
おろおろする友人に落ち着いて、と肩を叩いて。
突然大笑いし始める西野に、ぱちりと瞬いた。
けれど大丈夫なら、いい。 と、少しだけ安堵しかけて――
しかも追い打ちを掛けるようにして、鮫とか。サメとか。]
…、さめ。
[8本足の虫だろうがげじげじだろうがGだろうが
ある程度対処できるだけの根性はあるが、流石に鮫は及びでない。
しかも杏ちゃんはワンコと共に沖に出たままだ。
そろそろ日も暮れる。 …食べられてたらどうしよう。
その目撃されたサメ。 もといシャチに
その片割れがぷかぷか乗っているとは知る由も無い。]
え?
[息をしてない、という宇留間の声に驚いて西野を見る。と、起き上がった。]
……西野君、冗談は時と場合を考えなきゃ駄目よ。
でも、無事でよかった。
所で、カルロス君の声で鮫って聞こえたんだけど…。
鮫? ってこの辺りにいるの?
…鱶?
[はて。そんなものこの辺にいるのか。
まあ、ここが東北のほうだったらあり得るかもしれない。
ふかひれスープが食べたい。いや違うそうじゃなくて]
…犬、今、声、どっちから聞こえた?
[自分の上に乗っかった犬に尋ねると、犬が海面へと落ちた。
いや、正確には飛びこんだ。犬というのは帰巣能力に長けた動物である。
彼?彼女?まあ、どっちでもいい。
取り敢えず、自分もフロートにつかまって泳ぎ出した]
[二越の声に反応する。逃げるように。逃避するように]
鮫? 鮫か! 出るのかここにこの政府のお膝元に!
だとしたら大変な失態だな政府も。僕らの命が危険に晒されている真っ最中だ! 双海は大丈夫か? 戻ってきているかな?
-海の傍の岩場-
さむ〜
[どうやら、うっかり眠っていたようだ。風峯と更科がいちゃいちゃと海で遊んでいる所まで目撃して、そのまま眠っていた。
だが、陽はとっぷり暮れている。
遠目に見れば、海辺ではクラスメイトがわいわいと、楽しそうに大騒ぎをしている ように見えた。]
んー。アタシは一足先に戻るかな〜。結局今日は寝て過ごしちゃった〜
[碓氷の忠告に吹き出す]
それは悪かった。いや、自制が吹っ切れると冗談が飛び出してね。
これは僕の本質的な部分だと思うんだが直す方法はあると思うか?
[言いながら、しかし本当に双海は戻ってきてない事に気付き海を見る]
[掛けっぱなしだったiPodnanoを掴み]
こちら、"ルー" 本部聞こえますか〜?
ドキッ☆学生だらけの不順異性交遊ポロリもあるよ☆
は、本当にポロリもあったらしいと、浜のカモメさんから聞いちゃった。
現在、風峯と更科マーク中よん。
―露天風呂―
……、……
[声がする。水音もする。だがしかし、
振り向きもできない。]
――ん
[嗚呼。日恋め、と半分茹った頭で思う。]
ばか…、 …ないてなんて、ない。
[泣いてたんだろうか。
俯いたまま答え]
…… わたしこそ
叩いたりして …… 悪かった な。
[さてそれは、聞こえただろうか。]
そうだ、双海さんは?
ひょっとしてさっき船がいたから連れて行かれたとか…。
そんなわけないか。
でも、鮫って。
叫んだカルロス君の姿も見えないし。
[辺りを見回す。]
じょう、だん……。
1.西野をあとで殴る
2.西野をあとで引っぱたく
3.西野をあとで蹴る
999.泣きながら西野に抱き着く。
[> 1(3) ]
[犬の先導ですっかり暗くなった空の下を泳いでいく。
黒いフロートに黒い水着。
犬が時々止まるので、動きが何とも本物のそれっぽい。
犬はどうやらガルシアの座場座場やっている音を聞きつけたのか
そっちへと猛烈に水を搔いて目指す。
まあ、自動的にシャチフロートを引いている水泳部員も一緒です。ええ。]
[のほほんと海を背にログハウスへ向かう。色々海のあちこちでアレなイベントが起きている事など、いつものように気づかない。ましてやログハウスで以下略]
カモメが鳴くからか〜えろ
サメ……。
[そんなものいるのか? と疑問に思いつつ]
日恋に駆除してもらわないといけない、かな。
「海辺で赤裸々な交流を図れない状況では貴殿らの高貴なる期待に添う事が困難となる。速やかなる改善とついでに罵詈雑言を真摯に受け止める窓口を望む」とかなんとか、適当に言いくるめてくれ、西野。
[……あとで、ぜったい、ぶん殴る。
やっていい冗談と悪い冗談がある。心に決めて、気を取り直す。
そうだ。サメ。杏がまだ泳いでるのに、サメが出たなんて]
サメなんて、そんな。
[流石の杏でも、本職のサメの泳ぎには敵わないだろう。
あのわんこは、サメに勝てるだろうか。望み薄だ]
……船?
[碓氷の言ったその単語に、頭が急速に回った。
監視役は近くにいると思っていた。彼らは自分たちを監視し、管理しなければならない。”本当にやばいときに薬を持ってくる”程度の事はするだろう。近くに拠点はあると考えていた]
……海上か。
[見つけたところで移動する。追えば拠点ごと逃げる。そもそも自分は海に入れない。
可能性は高いと思っていたが、最悪のケース]
[露天風呂から出る直前、声が聞こえた。
まったくとんだお人好しだ、と苦笑する。]
更科は何も悪くねぇだろ。
まぁなんだ、もしお前が許してくれるってんならよ。
あとで、卓球でもしようや。
[それだけ言ってから、男湯に戻る。
あまりにも突然の出来事に、もう一度湯船で落ち着いてからあがろうと考えてふと気付く。
更科は、何時から居たんだろうか?
もしずっと前から居たとすれば、だ。
独り言も聞かれてたというわけで。]
……俺、何かえらいこと言わなかった、か?
[一個ちぇこちゃんの前に出てきた選択肢の中で
どう見ても選ばれないモノが見えた気がしたけれど
多分幻だった。そんなことなかった。]
…に、西野君が無事なのは良かったけど。
……杏ちゃん、遅いな…。
[沖へ探しに以降にも、流石にどちらの方へ行ったのか判らないし
鮫が出たとなれば流石に危ない。
ど、どうしよう。]
…それにしても、犬、お前体力あんのな…。
[しみじみとその後ろを泳いで追いかけながら呟いた。
どう考えても、自分より小さい体で自分より泳いでいる。
途中休憩があったにしても頑張りすぎだ。
あとで鈴に聞いて、犬の好きそうなものを食わせてやろう]
…?
[何やらがぶがぶいっている音がする。
何だろう、と思いながら、一匹と一人と一個のフロートはガルシアのほうへと向かっていく]
名前 山田 太郎
性別 ???
HP 238
力 30
技 560
速さ 300
魔力 186
運 450
LV 12
特技 カモメの言葉がわかる
…呼んでみた方が早くないかな。
向こうからもこっちが見えづらくなってくるだろうし。
明かり、誰か持ってない?
[薄暗くなる辺りを不安げに見る。]
…。
[鮫は最初こそ様子を見るようにゆっくりと近付いてきていたのだが、こちらが逃げられないのを見て取ると、するするとこちらへ向かってきていた。]
…。
[さらに慌てて水をかくと、さらに体が沈んでいく。
おかしい。]
…。
[ぶくぶくぶく。
父よ、母よ…以下略。]
鮫か……日恋の馬鹿どもは信用ならないしな。
[助けに行くべきだとは思った。が……。
問題点:身体が海の方へ向かってくれない]
情けないことだ。
[口の端を下げて、せめて目を凝らす]
−大浴場→大浴場前廊下−
[暫く頭を抱えたあと、考えても仕方がないと開き直った。
勢い良く風呂から出ると、常備されているコーヒー牛乳を一気飲みして浴衣に着替える。]
……あー!
[でもまぁ、あまり振り切れて居なかったり。
取りあえずは体と頭を覚ます為に、大浴場の外にあるベンチへと座りぐったりする事にした。]
-ログハウス-
[大浴場周辺には、人の気配があった。
そもそも大浴場を使う予定がないため、そのまま真っ直ぐキッチンへ。BBQ以来何も食べて居なかった。]
このまま、涅槃への旅立ちも出来そうな感じだわ。
[波を掻き分け雲を追い抜け、犬と一匹と一個は何処へ行く。
残念ながら今のところはガルシアのところ以外に選択肢がない。
本人達に選択した意図があろうとなかろうと、だ。
犬が急にスピードを上げた。慌ててそのあとを追う]
…何か、おんの?
[誰だろう。ちょっと泳ぐのを止めると、ぶくぶくいっているほうに
シャチフロートを掴んで投げた。
何となく、進行方向に何かいるのだろうかという心配から
お試しで投げてみただけなのだが]
―露天風呂―
……、…。
…酷い音がしたから
[――揺れる水面の下、自分の手を見た。]
…ん。
[去る直前の言葉には頷いたが
それは届いたかどうか。
気配が遠ざかると 肩の力を、漸く抜いて]
…――
……、… は、
[両手で顔を覆った。
色んなことがぐるぐると回る。
聞いてよかったのか、聞いてはいけなかったのか。聞いてしまっては、どうしても]
[キッチンには、すっかり冷めてしまった一人分のパンやスープ、オムレツが、丁寧にラップをかけて置いてあった。]
あ。
[今朝、朝食を食べずに出た事を思い出す。]
アンちゃ〜ん、これ、アタシの分であってるのかな?
ありがとね〜
[その場に居ない料理人に、声をかけてから食べ始めた。]
―露天風呂―
……、なにをしてるんだ
わたしは
[ぽつり、呟く。
浸かったままだったので
頭がぼうっとしてきていた。
漸く石鹸を見つけた葛城が戻ってくる頃には
そろそろ上がりたい、と
音を上げる状態となっていた。]
……混浴だったんだ な
[言い忘れていた、と葛城から伝え聞けば
息を吐き、頭を抱えたのだった――]
…。
[鮫が――
鮫が、飛び込んで、来た。]
ああ…。
[覚悟を決める。
逃げられないならば。]
立ち向かうしか、ない…。
[両の拳を固める。]
おおおおおーーーっ!
[渾身の一撃を鮫の顔面に見舞う。
が、水の上なので当然踏ん張りがきかない。]
…っ
[何故。どうして。こんな時には、役に立たない。何のための大きな体だ。何のための筋肉なんだ。普段は、こんなもの、狭いところが通りにくいだけ。こういう時に役に立たなくて、何の意味があるのか。
自分の力の無さに、絶望する。
――なんて、無力。]
くそ、くそ…っ
[力ない拳が、鮫の顔面に到達する――]
ごちそーさま
[冷えた食事をぺろりとたいらげる。今日は一日一食色即是空]
さーてと。
まずは着替えなきゃ。岩場をなめてた。砂だらけ。
[ぽんぽんとお尻をはたきながら、2階へ]
―露天風呂→廊下―
[何があったかなど、謂えるはずもない。
さっきの声はなんだと聞かれれば
いや、なんでもないのだと
そればかりを押しとおした。]
……む
[ちょっと、湯あたり気味。
珈琲牛乳を手に、頬を冷やしながら息を吐く。
浴衣があったのでもういっそこれでいいとばかり
それを着て出たところで]
…あ、
[風峯がベンチに座っていたのを見つけた。]
?
[なんか、向こうのほうで呼ばれた気がした、が]
?!
[はねた。予想以上に。って言うか今、シャチ吼えなかったか!
何だろう、そんなヤバい生き物がいる様にはとても見えない。
なぜなら犬が呑気にまだちゃぷちゃぷ水かき中だからだ]
…ガルシア?何しとんのこんなとこで。
[跳ねかえってきたシャチを受けとめながら、首を傾げた]
−廊下−
[女湯のほうの扉が開いたかと思うと、出てきたのは更科で。
何を話していいかわからず、少し頭が混乱する。
そして、やっと口から出た言葉は
1.……よっ。
2.まぁ、座れろうや。
3.浴衣、似合ってるな。
4.なぁ、寝る部屋一緒にしてみねぇ?
[>3(4)]
あれ、今のカルロス君の声?
向こうからだったみたい。
[声がしたほうを指差す。]
西野君、何か見えた?
私、向こうみてくるね。
[そう言って雄叫びがしたほうへと歩いていく。]
―脱衣所―
[混浴だと伝え忘れた事を平謝りしたが、頭を抱えられたものの、更科の表情は心あらずのようで。
何かあったのかと聞いても、なんでもないと、言われるばかりだった。]
あ、更科…
[ふらりと脱衣所を出て行く更科の姿を、慌てて追いかけて行く。]
[208号室へ戻る。真向かいの部屋から、知奈の憤慨するような声なども聞こえてくる。
中々カオスな様子だったので、聞こえなかった事にして、iPodnanoのイヤフォンを耳に掛けると音量アップ
砂にまみれたジーンズとシャツを脱ぎ、手早くジャージに着替えた。]
おっせんたく〜 おっせんたくぅ〜
[洗濯物を抱えて階下へ]
…。
[呆然――。
あまりの手応えのなさに、一瞬、宇宙の法則が乱れたのかと思った。]
…。
[ゆっくりと、拳を開いていく。]
終わった、のか…
…っ。
[脱衣所の外に、更科以外の姿を見つけて、思わずすばやく身をドアの影に隠す。]
……風峯、か。
[そっと二人の様子をうかがうと、何となく、色々と察した。]
……ふむ。
更科、がんばれよ…。
[小さな声でエールを送り、そおっと二人に見つからないように階段の方へ駆けた]
沖? 沖にいるの?
どちらにしても呼び戻した方がいいと思うな。
暗くなってからだとわからなくなっちゃうし。
[声がしたほうへといくと、黒い海の中に動く物体が見えた。手を振る。]
カルロス君?
双海さんもいる?
早くあがった方がいいよーう。
[珍しく大きめの声を出して呼んだ。]
…。
[と、ちゃぷちゃぷという音が聴こえ、次いで、何故だろう、「わん!」という元気な鳴き声と「何しとんの」という聞き慣れた関西弁…双海の声が聴こえてきた。]
…おや。
―2階へと上がる階段―
[上へと駆け上がると、丁度降りてきた山田と目が合った。]
丁度いい所に!
ちょっと聞くけど、風峯の部屋って何号室だっけ!?
……え、遊んで?
じゃあ、サメって、え?
[目をこらす。なにも、見えない]
本当に杏ちゃんが無事なら、いうこと、ないけど。
……また、さっきみたいな冗談じゃ、ないよね。
[とりあえず、西野にじと目]
[ピーガー 本部おーとーせよ。
207号室、乱交パーティ開始のようです。目撃情報は一切ありませんけど!
メンバーは、おトイレとティナ姫、それに謎の精霊(仮)
…終わった?自分何言うとんの。もしもしー。大丈夫ー?
[シャチと犬を抱えながら、何やら沈みかけているガルシアの様子に
知らぬ存ぜぬのこちらは首を傾げるばかり。
つかまる?なんて、呑気にフロートの取っ手を差し出してみたりもした]
つーか、何でこんなところで自分漂流してやんの。
まあ…うちも迷子になった口やけど。
[尋ねるように軽く首を傾げた。犬まで同じ方向に首を傾げている]
[碓氷に頷いた。自分も立ち上がろうとして、やめる]
呼んでやってくれ。立てん。
[それは気を失ったからか、安堵したからか。後者だといいと思った]
あら〜ん、みやちゃんじゃな〜い♪
かざみぃの部屋?
うーん。アタシ、みんなの部屋割り実は知らないのよね。
でもサ、片っ端からドア開けてかばん見れば、かざみぃのかばんどれかは、アタシわかるよ。
でもさ、なんで?
そうか、じゃあ手伝ってくれ!
…実はさっき、風峯に頼まれたんだ。私と部屋を交換してくれないかって。
[大嘘ぶっこいた。]
なんか、今手が離せないから荷物運んどいてくれってな。
いや〜、女をこき使うなんて酷い奴だ、うん。
[大げさに手を広げて見せた]
…。
[色々と理解できた気がする。]
…そんなものを、どこから、出してきたんだ。
[フロートを指差す。]
…いや。
白昼夢を、見ていたようでな。
漂流して、混乱、していたらしい。
それにしても、美しい…いや。
[美しい流線形のフォルムだったな…と、口に出しかけて、口をつぐんだ。]
[葛城の言葉に目を思いっきり輝かせ、こそこそ話しをはじめた。]
ねえねえみやちゃん、みやちゃんの部屋ってどこなの?
誰と同室なの?
[尋ねながら、階段を上ってすぐ右手のドアを開け。]
あ〜、これこれ。
[即効風峯のかばんを発見。手に抱える。]
−207号室−
え、あ、いや私は何も。
[何故か先ほどから姫藤院に説教を受けている。体調が少し戻ったのはいいが、要するにこの詩間の精霊とやらを御手洗が連れ込んだと思われているようだ。無論貴族としては優雅に秘密保持を行ったうえで罪を被るのが美しいのだろうが、それにしても何故なんだろうか。女性という生き物は本当に判らない。
とりあえず結城に助けを求めるべく、部屋の脱出を試みた。さらば!!]
[御手洗は、優雅テレポーテーションを唱えた。優雅だ!]
…。
[フロートの取っ手を掴む。
先ほどまでの恐怖の対象が、今はこんなにも頼もしい。人生とは、分からないものだ。]
…。
[まあ、自分が、よく分かりもしないうちから騒いでしまった結果ではあるのだが。]
…。
すまんな。
俺は、泳ぎが、得意ではない。
助かる。
……それは。
[時々、どこか妙に達観したようなところはあるけれど。
皆で真面目に杏を心配するなかで、そんな、不謹慎なことは、しないだろう]
……その、ごめん。
さっきの。あれで。まだ、混乱してるみたい。
[西野に、謝って。
ふと、あとで殴ってやろうと決めたことを、思い出す]
−宿舎の廊下−
・・・・・・ふう。
[ふにょんふにょんふにょん、というい空間音が鳴ると、そこには御手洗様が。まさしく優雅。ちなみにビーズではなく自分をスティックで殴ろうとする事でこの秘儀は完成するのだ]
さて、どうするかなあ・・・・・・
んー、私の同室の相手、か?
[そう言いながら、速攻風峯の部屋を見つけた山田に拍手。]
…それは、私の口からは言えないなぁ。
今すぐ一階に下りれば、わかるかも…しれないぞ。
[くすりと笑った。]
これ?…迷子になってたら、貰ろた。
[なー、と腕の中の犬に伝えると、わん、と呑気に帰ってきた。
もしかしたら意外とこの犬と気が合うのかもしれない。
さて、そんな事をいいながらも既にとっぷり暗い]
…ま、とりあえず戻る?
優秀なガイド犬が陸まで連れてってくれるらしいで。
[たぶん。
でも犬がワンて吼えたからよしとしよう。
ガルシアが何か口にしかけたのを聞く前に犬がまた泳ぎ出したので
そっちに視線が行ってしまったのだが]
[――矢口は、軽く拳を握った。そして、]
00.君がッ 泣くまで殴るのをやめないッ!(殺人未遂ルート)
01〜22.とりあえず、殴る(±0ルート)
23〜76.殴った後で、謝る(+1ルート)
77〜99.謝りながら、軽く殴る(+2ルート)
100.心配かけてばかぁ、とか、そんな感じで殴る(イミフルート)
[> 24(100) ]
はいはい、ほな行こかー。
[声をかけると、ガルシアにシャチを寄贈して自分は自力で泳ぎ始める。
さっきまで漂っていた事もあって、ちょっとは体力も回復した。
陸までそれほど距離がなければ、このままガルシアの進むスピードに合わせて
のんびりと泳いでいくつもり]
[微笑む葛城の表情を眺め、風峯のかばんの横においてあったかばんを確認し、一瞬で理解した。]
そか!
みやちゃんってば……
よっしーと、もうそんな仲だったのね〜。きゃ〜〜
[葛城の腕をぺちぺちしながら、風峯のかばんを持って205号室を出る。]
で、どこに運べばいいのこれ?
[どうやら陸に向かって動いているらしい。
大丈夫かなぁと思いながらも、みんなのところへと戻っていく。]
こっちに向かってるみたい。
たぶん、大丈夫……かな。
[そう言って戻ってきたところで、]
や、矢口さん?
[拳を握る姿。]
[数秒。ぽつりと、ひとことだけ]
…………ごめんね。私のせいで、溺れちゃって。
[ゴムゴム?はよく判らなかったが。
少なくとも、海に引き摺りこんだのは、自分だ]
…。
[じ…っと双海の体を見てみる。
黒い競泳水着。
見間違えても、仕方なくはないか。]
…。
[と、双海はフロートを手放し、さっさと泳ぎだしてしまった。慌ててあとを追う。]
…。
[ばたばた。]
…。
[がぶがぶ。]
―1F廊下―
[――まさか部屋を変える話をされているとは
露ほども思わない。
珈琲牛乳のひんやりとした冷たさを
掌で弄びながら、立ち往生していたくらいである。]
ほみゅ?
よっしー?
[頬をぺちぺちされながら、頭上にはハテナマーク。
そうか、風峯と同室は西野だったのか。
何か誤解が生まれたようだ。まあ、後で説明すればよかろう。]
運んでくれるのか、ありがとう。
えっと、ここだ。
[204号室のドアを開けて、手招き。
ついでに、枕元に置いてあったメモ帳にさらさらと伝言を書く。]
『西野とらぶりに行きます 探さないで下さい。
訳:風峯の寝床は頂いた 怪盗 みやこん☆』
こちら"ルー"、本部へ追加連絡〜
現在、アタシの知る限り、3つの部屋が、男女相部屋になろうとしていまーす
ジョージはみやちゃんに振られちゃったのかな〜?
アタシが慰めてあげよか?
[矢口に小突かれる。地味に痛い。まるでキツツキが固い幹に穴を開けるような、深く鋭く内側へと抉るような痛み。
……だが舌打ちと共にするりと、死神が自分の脇を通ってどこかへ行った気もするのだ]
なんだ……この不可解な拳は。何の暗殺拳だ。
[ぶるりと身を震わせた]
…。
[進みが悪い。]
…。
すまん。
思いのほか、俺は、泳ぐのが、遅いようだ。
[精霊の犬までもが、自分を振り返りながら泳いでいる。今まではのんびりと浮かぶようにしか泳いだことがなかったので、自覚することはなかったのだが。
それは幸運だったのか、不運だったのか…。]
いーのいーの。
乙女が恋してきゅんきゅんしている様子を眺めるのは、楽しいものよ。お惚気ならいつでも聞くからね。
よっしーはちょっと、考え込みすぎな学者タイプだけどさ、あれでいて多分優しいのよきっとね〜
[メモを書く様子を、目を細めて満面の笑顔で見守る。]
で、みやちゃんのかばんはあっちに運ぶんでしょ?
荷物多かったら手伝ってあげるからね〜。
[風峯のかばんを部屋の奥に置くと、自分の洗濯物を抱えたまま部屋の出口で待機した。]
これでよしっと。
[まあ、西野にも後で説明しておこう。
奴ならばきっと、協力してくれるに違いないたぶんきっと。]
さて、私の荷物を205に運ぶかー。
[にこやかに自分の荷物を、バックに*詰め始めた*]
どうかしたか?更科。
立ってるのもなんだし、座れよ。
[空いてるぞ?と自分の横を指す。
こちらもまさか部屋替えが行われているなど露とも知らず。]
…ん?ああ、ええよ別に。
うちは部でも泳いでるで、気にせんと構わんし。
[首を傾げると、シャチのフロートを引っ張りながら泳ぐ。
浮力と波のおかげでそれなりに進んで行けば、陸も随分と近かった]
そうやなあ…海とか、水とか、そういうとこが好きになると、
自然と泳ぐのも楽しくなって今よりうまくなるかも知らんなあ。
でも、泳がんでも海は楽しいし。そんなに気にすることやないで。
[西野も金づちだと言っていたし、いい機会だから泳法教室でもやってみるべきだろうか。
そんな事を思いながら、犬のあとをついて泳いでいく]
[葛城が荷物を205号室に運ぶのを見届けると、そのまま階下へ洗濯に……行こうと思ったけど思い直した。]
はにゃ〜ん。
みやちゃんが言ってたアレはコレなのね〜。
[廊下には見慣れた光景が。]
あっちでもこっちでも、アチチアチチ〜
なんかもー、当てられちゃうわねもー。
[仕方がないので、洗濯物を抱えて廊下を引き返し208号室へ戻る。今夜は施錠もせずに*ベッドで眠りについた*]
[二越にこくり、と頷いてログハウスの方へと歩き始めた。ついでに宇留間の袖も引っ張った。]
ここは、二人にさせて上げましょう。ね?
[帰りに途中で脱いできた靴と靴下を拾い上げる。]
[西野義則はこう見えて武術に詳しい。やっているのではなく、知識として持っているのだ。そして一つの結論を持っていた。武術とは、いかに効率よく敵の戦闘能力を削ぐか、というものである。全ての武術で合理的に、真理的に、それは精錬される。
しかし、今の拳にはそんな生やさしいものでは推し量れない何かがあった。意志。そう呼ぶしかない何かが通り抜けたのだ。それが何なのか義則には分からない。だが、抗うことのできない何かであり、人という矮小な存在では決して理解することが叶わぬ何かであることを直感していた]
まて、碓氷。二越。宇留間。僕も連れて行け。
[振り向かず、声をかける。その身体は後から来た恐怖で固まっていた]
ここは危ない。呪われている。
む…。
海は、好きだ。
美しく、恵みがある。
[地中海に、思いを馳せる。]
…すまん。
[引っ張ってもらう。]
陸で何か、俺が手助けを出来ることがあれば、言ってくれ。何にも優先して、やろう。
[両手でフロートを掴み、足だけをばたつかせる。]
…ところで、このシャチ。
貰ったと言ったが、誰に、貰ったんだ。
[修学旅行先に予定されていた樹那町は、この季節に泳ぎが出来るような場所ではなかったはずだ。こんなものを持ってきたクラスメイトはいないはず。]
それに気付いたのは、義則が持つ血筋にも関係があるかもしれない。しかしそんなことはどうでも良かった。今はここを離れよう。そんな気持ちで頭がいっぱいだった。
[鈴と愛美が、帰り支度をはじめる。
そういえば、なんだかんだで、もう、かなり暗い]
……杏ちゃんとガルシアくんは……まあ、いいか。
[ある意味、最強のペアだ。戦闘力的に。
それこそ、鮫か熊でも出ないかぎり、大丈夫だろう]
・・・・・・
[真向かいの部屋が荷物の出入りが激しい。優雅テレポーテーション(恋の未確認)を行ってもすぐ外の廊下でしかないので、さっさと退散しなければいけないのだがあまりのバタバタに少しだけ目を奪われる]
全く、騒がしい建物だ。
[これがあと何日続くのかと思うと頭が痛い。とはいえ、ここから正常に脱出するならば恋愛をしなければならない。そこが悩ましい所だ。最後のほうまで残った上で誰かと偽装を行うのが一番手堅いのだが、日恋の調査力がいかほどか。そこが勝負の別れどころになりそうだ]
恵みなあ。海の幸も美味しいよなあ。
うち、タコのマリネとか好き。
[食い意地だけははっていた]
構わんよ、気にせんとき。
手助けかあ…せやなあ、何かあったら手伝ってもらお。そしたら。
[今のところはぱっと思いつかない。
取り敢えず犬にしたがってついていくと、爪先に砂が当たる。そろそろ立てそうだ]
ん?…何かよう知らん人。
うち、ちょっと青春まっしぐらばりに夢中で泳いでたんやけど、
そしたら船にぶち当たってもうて…その船の人が。
何や、送ろうかー言われたけど、浮きくれたら帰ります、てゆーたらこれ貰ってん。
[こくこく。碓氷に頷いた。
…しかし杏は大丈夫だろうか、遊んでいるという事だったから
怪我も無く大丈夫っぽいのだけれど、しかし置いていくには気が引ける。
少しだけ躊躇っている内に、結局は西野もログハウスへと戻りだした。
…しかし何だか今にも倒れそうです。彼は大丈夫でしょうか先生。]
西野くんも戻る?
…、えっとじゃあゴメン、みんな先に行ってて!
[そうなると、殆ど岸には誰もいなくなってしまう事になる。
既に時計代わりになってしまった携帯をぱかりと開けた。
周囲が暗いから、少しバックライトが目に眩しい。
…もう大分遅い。ガルシアもいるらしいが、流石に危なそうだ。
浜にひいたバスタオルを拾い上げて畳みながら、周囲を見渡す。
忘れ物は無いか探す心算だったが、
携帯の明かりで目がちかちかして、良く見えなかった。
…いいや、明日もう一度見に来たらいいよね。ごしっと目を擦る。]
タコか。
最初に見た時は、こんなものを食べるのかと、思ったが。食べてみると、独特な香りと、歯応えとが、とても良いと感じたのを、覚えている。
酸味とは、よく合うな。
[足がつくところまでたどり着いたらしい。]
…む。もう、大丈夫だ。
ありがとう。
[立って、歩きはじめる。]
あ、城くん。
皆戻るみたいだから、戻るなら先に戻ってて、いいよー?
私、杏ちゃんとガルシア君が戻るまで待ってるからー。
[少し離れた場所で仁王立t――違う。気のせいだった。
極々、フツーに佇んでいた城に声を掛ける。
流石に少々肌寒くなってきたし、…彼の恰好では尚寒かろう。
上着を持ってきていたら別だけれども。
ログハウスに戻るなら気をつけてね!とそれを見送って、
同様に待つ心算なら、そう。と一つ相槌を返した。
そういう自分は、杏が脱ぎ置いて行ったパーカーを
無断拝借してもそもそと羽織る。もちろん戻ってきたら返す心算。
ちょこーんと隅っこの岩場に座り込んで、戻ってくるまで待機。
目は悪くないのだけれど、夜目は利かないので
いまいち二人がどこら辺にいるのか判らない。]
む、船…か。
この島に、民間の船が近付くことも、あるのか。それとも、双海が、それだけ遠くに行っていたのか…。
ひょっとすると、例の、なんとかという組織に、関係のある船だったということはないか。
…考えても、答えは、見えんだろうが。
なんにせよ、危ないぞ。
鮫でもいたら、大事だ。
あまり遠くまで、泳がない方が、いいだろう。
−外−
[夜風も中々気持ちいいものだ。皆も寝たのか、静寂が戻り始めている。ふらっと外に出てきてみたが、こういう生活も悪くないのかな、と少しだけ思い始めている]
[しかし何故急に外に出たくなったのだろう。それはきっと優雅センサーがこっちのほうにドキドキの大冒険があるとうっすらと教えてくれているに違いない。いや既に終わってしまったような予感もしないでもないが]
ガルシアはタコ食べたことなかったんや?
[そう言えばどこの国から来たのか聞いたことがない。
まあいいや、日本の外からいらしった。これでいいだろう。
自分も立って歩くころには、犬はさっさと砂浜へと駆けて行ってしまった]
んー、どうなんやろ。結構夢中で泳いどったさかいに…
何処まで行ったかよう覚えてへんわ。
あ、そのシャチあげるな。海で遊ぶのに使うとええよ。
…そうやね、明るいうちだけにしとくわ。遠く行くんは。
[遠泳をやめる気はないようだ。
浜に上がれば、鈴と城の姿が見えてそちらに手を振った]
…。
[今どの辺りにいるのかとか、俺たちを連れて近くの港まで連れて行ってくれないかとか。
そういうことは聞かなかったのか…とは、思わなかった。漂流している時に考えるのは、何より陸へ帰ることだろう。]
帰って、来られたな。
よかった。
[ざぶざぶ、と歩く。
自分がおかしな遊びをやった岩ももう見える。
ほっとした。]
…。
[やがて、二越が岩場に座っているのが見えた。
精霊の犬と双海が走っていく。]
元気だ…な。
[最後にはやたら大きな荷物まで引っ張って泳いでいたというのに。]
あ。戻ってきた。おかえり!
[ワンコもおかえり!と駆け寄ってきた犬をわしゃわしゃ撫でる。
もっふもふの毛がぺたーと引っ付いて、細長くなっていた。おお。
…って、うお。ちょ、そこでブルブルと身体を震わせるのは禁止だ!ぬれる!]
杏ちゃんも、ガルシアくんもおかえり!!
[ぱたぱたと駆け寄ってきたのを見て、しゃがみこんだ岩場から立ち上がって
自分もぱたぱたと駆け寄った。乾いている方のバスタオルをばさぁと掛けてやる。]
パーカー借りちゃった。タオルで拭いたら着るといいよー。
風邪ひいちゃう。
カルロス君はスペインにいたというつもりでしゃべってるけど、中の人がスペイン語全然分かんない。
どうすればいいですかね。
「Venga!」は分かる。
「行け!」とか「頑張れ!」とかそう感じ。
スペインの自転車レースでよく沿道の観客が身を乗り出して手を叩きながら「Venga!Venga!」と叫んでる。
フランスなら「Allez!Allez!」。
うん、よかった!
[ガルシアの言葉に頷いてから鈴のほうへと走り出す。
城もいた。多分鈴一人で残すのは気が引けて残ってくれた。と、思っておく]
ただいま鈴、ごめんな。寒かったやろ。
ああ、パーカーは別にええよ。どうせすぐお風呂入るやろし。
[足元で犬が相変わらず元気な様子を横目に、
鈴がかけてくれたバスタオルを被る。やっと一つ息がついた]
はー、でも流石に陸にあがったらやっぱちょお足に来るなあ。
浮力ってすごー。
[両足をぷらぷらとさせたあと、きちんと整理体操]
…。
[わんこ、か。
精霊の犬が体を震わせる。
二越は濡れてしまったようだ。]
精霊の犬は、名前がないのか。
ペドロというのは、どうだ。
[…いや、雌かもしれないな。]
…精霊の犬は、男だろうか、女だろうか。
[完全に陸に上がる。]
…。
[冷たい。
上半身を覆うシャツだけを脱ぎ、軽く絞る。]
…。
[そこで、顔に水が滴ってくることに気付いて、頭の布を取り、こちらはきつく絞る。]
…。
[その布を再び頭に巻きつける。
そして、自分の体を見下ろした。]
…また洗濯を、しなければいかんだろうな。
ううんー、別に平気だったよ。
でも、杏ちゃんが冷えちゃうよ?
[直ぐに風呂に入ると言っても、それまでに冷えたら意味がない。
ワンコにも一枚バスタオルを掛けて、わしゃわしゃと拭いてやる。
それでも海水だから、乾いた時には若干べとべとだろう。]
後でお風呂一緒にはいるか!ワンコ。
[そしたら洗ってやれるし、ドライヤーもあったから確り乾かせるし。
一石二鳥。 と思ってみたら、凄い勢いで振ってた尻尾が垂れた。
…風呂は苦手か。そうか。]
ペドロ、…は、ううん…どうだろう。
お前オスなの?メスなの?
[ガルシアの言葉に、犬へ視線を向けて首を傾ぐ。
じっとこちらを見ていた。しかし、見られても、判らん。
大分渇いた犬から、バスタオルを離してハウス!と試しに声を掛けたら
たたーっと真っ直ぐログハウスへ走って行った。
おお。賢い。]
よーし、忘れ物とか無いなら、戻る?
風邪引いちゃうし、洗濯もしないとだし
お腹もすいたでしょ?
[その場の面々に聞きながら、杏が被ったバスタオルに手を伸ばして、
髪をわしゃわしゃ、と少しだけ拭いた後、手を離す。]
…やはり、首輪は、いらんのではないか。
[精霊の犬を見送る。
結局オスなのか、メスなのか。]
…そうだな、早く帰ろう。
この時間になると、そろそろ寒い。
風呂とサウナにでも、入りたい気分だ。
…首を傾げるような仕草が。
お前たち2人はよく似ているような気がするな。
[半ば無意識に口にした。]
…。
[犬と2人に続くように、ゆっくりと歩いて帰った。*]
ペドロ?またえらい雄々しい名前やなあ。
[髪を解きながら出た感想。それ以前に男子なのか女子なのか。
犬はすっかり鈴に懐いているようだが、矢口が連れて来た犬ではなかったか]
うちは部活で慣れとるで大丈夫。
…風呂はあかんくてもシャワーぐらいはしたった方がええかもなあ。
あったかいお湯が嫌なんちゃうの?水風呂入れてみるとか。
[鈴に提案してみるが、果たして通ったのかどうだか]
ご飯?そうやなー、早くお風呂入って着替えて用意せな。
[他の面子が用意しているならまだしも、
そうでないのならやはり自分がさっさと作ってしまうべきだと思ったから。
鈴の手が伸びて来て、髪をタオルでふかれれば、わ、と声が零れた]
ん?
[似ている。そう言われて、思わず鈴を見てしまった。
まあ、現実問題双子なので仕草よりも顔がまずそっくりなわけなのだが、
特にそこに関しては自分は口にしない。
鈴が何か言うなら、それに任せるつもり]
とりあえず、ログハウスもどろか。
城もはよせんと置いてくでー。
[取り敢えずその場に残っている面子を急かすようにログハウスへと戻る。
丁度、ログハウスに入るか入らないかのところで、
散歩に消えていったらしい御手洗の背中を見つけて]
…?
[足を止めたが、今は風呂を済ませることが先決だった]
−ログハウス2F−
[取り敢えずさっさと部屋の風呂へ入ってしまうつもりで部屋まで来たのはいいが]
…何で自分ついてきやんの。
[何故か部屋の前まで一緒の情に首を捻って。
思い切り訝しげな視線を向けたが、いやーな予感がして]
もし、かして。
[お互い昨日ベッドに速攻で沈んだのがいけなかったらしいという結論。
同室の相手を確認しないままに同じ部屋。何ということでしょう。
だが、それよりもさっさと風呂に入って食事を作る先決だ。
よって城をさっさと部屋から蹴りだして大浴場へ行かせると、
部屋付けのシャワーでこちらは済ませてしまう。
中継?あるわけない。どうせ想像するまでもなく立て板に水状態だ]
−キッチン−
[暫くすると、髪をよく乾かさないままで朝と同じ服装でキッチンで調理する姿。
まずはご飯のスイッチを入れてから、鳥の腿肉に下味をつけて漬け込んで暫く放置。
いつの間にか収穫されていたアサリは漸くここにきて白ワインで酒蒸しに。
ニンニクの香りとほんのり鷹の爪でスパイシーに。
それから軽く醤油で下味をつけたマグロの赤身とアボカドを刻んだ胡瓜や
山葵マヨネーズと一緒に湯葉でくるくると巻いて湯葉春巻き。
湯葉春巻きが落ち着くまで冷蔵庫に入れて、その間に鶏肉をパリッと揚げる。
揚がったものは、熱いうちに食べやすい大きさにして、たっぷりのレタスを敷いた皿に
乗せたあと白髪葱をのせて、色どりにパプリカとブロッコリーを。
最後に中華風のさっぱりたれをかけて今日のメイン。
今日の汁ものは白みそに玉葱と昨日収穫されたきのこをたっぷりのお味噌汁。
こうして本日も夕食完成でーす]
んー…オスでもメスでもつけられる名前にすればいいんじゃない?
えーと、こう…例えばペドロを縮めてさ。
……、ど、…ドロ?
[ペドは流石にどうかと思った結果がこれだよ!]
水風呂…、ワンコって寒さに強いっていうけど、
その場合はしっかり乾かして上げないとだね。
…あ、けど海水落ちるかな?
[今回はぬるめのお湯の方がいっかも。
杏の提案に、こくこくと頷きながらログハウスへとゆっくり戻る。
似ていると言われて、同じように杏へと視線を向けてしまった。
…双子だから。とも思うけれど、どうだろう。…ずっと離れてたし。
そっか、と一つ相槌を打つだけでそれ以上は何も言わなかった。]
[そう言えば鶯谷を本当に見かけていない気がして仕方がない。
彼は今どこにいるのだろう。少なくとも食事には出て来て欲しいと思う。
やっぱり人がいるところで食事をするのは抵抗があるのだろうか。
流石に食事の時にはタイツは、少なくとも首から上は脱がなくはいけないだろうし。
湯葉春巻きを崩さないように、注意して切れば切り口から覗く
アボカドと鮪のコントラストは胡瓜の深い緑に引き立てられてとても美しい。
こっそりと内心で満足するとともに]
(…また来おへんかったら、部屋に食事持ってったるか)
[そうすれば、鶯谷も気兼ねなく食事もできるだろうから。
ぼんやりと考えながら、お茶を入れるために薬缶に湯を沸かし始めた]
[しかし、よく考えたら鶯谷がどの部屋に入っているのかも知らない。
御手洗は、昨日ジャージを届けたのもあって解っている。
城はうっかりだが同じ部屋。他の面子はどうだったか。
鈴は多分矢口と一緒の部屋だろうと何となく思った。
ぼーっと考えていたら、薬缶のお湯が沸いていた。
慌ててコンロの火を消して、お茶を入れる。
意外とみんなの事を知らないなあ、とぼんやり自覚しながら]
[ログハウスに戻って、先にお風呂を済ませることに決める。
…犬も洗ってしまおうと、初めは部屋のシャワーを考えたが
そうするには、犬を部屋に入れなければいけない事に気が付いた。
流石に困る。室内でプルプルと水と飛ばされたら流石に困る。
暫し考えた結果、いっそのこと、と大浴場に一緒に入れてしまう事にした。
広いし、湯船にさえ入れなければ多分大丈夫だろう。]
よしワンコ、いくぞー!
ちぇこちゃんも愛美ちゃんも行かない?
[そういえば、この部屋は先程帰った面々ばかりだ、と誘ってみる。
もちろん無理にとは言わないけれど、折角だし。
シャンプー(犬用までは流石に無かったので、人用のを薄めて使った)
に格闘しながら、何とかお風呂であったまったら、
食事の準備を手伝いに食堂へ向かう。
…終わってたけど。*早いよ杏ちゃん*。]
[準備が終わったところで鈴の姿が見えた。
準備が早すぎると怒られもしたが、こればっかりは終わってしまったのでしょうがない]
夕飯出来たでー!
[取り敢えず、夕食が出来た旨は水泳で鍛えた肺活量を
おおいに有効活用してログハウス中に響かせる。
更科がきたら、さっきの件をちょっとだけ、でもきちんと謝ってから
ぱらぱらと集まってくる面子にご飯と味噌汁を出したり、
お茶がたりないところがあればついで回る。
洗いものをすませる傍ら、ボウルにさらしをかぶせて
そこにプレーンヨーグルトを開けるとさらしの口を縛ってから涼しいところで水切り。
明日の朝食に出すために、必要な準備は怠らない。
明日の分のパンは明日早く起きて焼けばいいのでここはスルーだ。
全部やるべきことが終わっているか確認してから部屋へと戻る]
−206−
[キッチンの用事は済ませてしまったところで部屋へと戻る。
髪もちゃんと乾かしていないから、面倒で下したままだ。
ドライヤーを使うのは嫌いなので、もうここまで来ると自然乾燥に任せるつもり。
洗濯物は…もう明日でいいかなあ、っていいたいところだ。
ランドリーもあるし、そこに乾燥まで出来る素敵家電があるらしいから]
(…眠い)
[文庫本のページをベッドの上でぺらぺらとめくっているうちに、
大きく船をこいで、は、と慌てて眼が覚めて目元を擦る。
流石にお腹いっぱいになって、恐ろしい距離の遠泳をして。
風呂を済ませて現在に至るまでに眠気が来なかったことが我ながら凄いと思った。
睡魔に負ける前にパジャマに着替えるのは、多分──*無理*]
/*
よーぐるとはあした鈴の木苺ジャムと一緒にしてフロマージュブラン風。
明日の朝飯は何にすべー…。
・パン(くるみ・ごま)
・サラダ
・ツナポテトオムレツ
・ソーセージ
・オニオンスープ
・フロマージュブラン的なアレでソレ
・りんごじゅーす。
/*
ん。いや。どうせならパンケーキ焼くか。
そうしたら鈴のジャムこっちにもつけられる。
・パンケーキ
・ジャーマンポテト
・熱々チーズソースのサラダ
・オニオンスープ
・ふろまー
・りんごジュース
こうだな。
しかし更新はリアル24h以上先だ俺よ…。
あと何気に黄色と赤が乗らないのが気になtt…
でもここに卵を入れると一日の卵摂取量があばばば。
…入れるか。
+スクランブルエッグ。
/*
いや、そうするとサラダは普通でいいな。ミモザサラダで白と黄色が乗るか。
カプレーゼとかが本当はいいんだが、あずまさんに生トマトは出せない。
カボチャとさつまいもも総団長がアウトだから基本は却下。
人参グラッセは出しちゃったしなあ。パプリカもしょっちゅう出してるしなあ。
スープをミネストローネにしてみるか。結城が野菜好きって書いてたから。
ジュースをパインジュースにすれば色は取れる…?
・パンケーキ(茶
・ジャーマンポテト(白〜茶
・ミモザサラダ(白・黄・緑
・ミネストローネ(赤
・ふろまー(白+赤紫
・パインジュース(黄)+宇留間にホットミルク
これで どうだろう… (どきどき
…今度なめたけおろしハンバーグ出すか。たきさんいるし。
/*
こう、本当はラタトゥイユとかさ…カボチャサラダとかさ…
そういうのも出そうかなとか中の人的には思うのですが…
苦手な人がいると出せない性格でしたとさ。
しかし、自分は貝は食わないがRPでは調理する。
マゾい話です。まあ、マゾだからしょうがないよね。
[折角なので、鈴とお風呂をご相伴。
というか、わんこを洗うなら、連れてきた張本人として、いかねばと。
ぴちぴちじゃぶじゃぶ。お湯から逃げるわんこに、悪戦苦闘。鈴と挟みうちにして捕まえて、わしわし洗った。
洗うと割にきれいな毛並みになった。みっしょんこんぷりーと]
……名前? メキシコに吹く熱風という意味を込めて、サンタナはどうかな。
[鈴にすごく微妙な顔をされた。ドロだってどうかと思うの!]
[犬の毛とか片付けて。あったまって。
髪を乾かして結び直すのに時間がかかったので、鈴より少し遅れて、食堂に。
杏の豪華ディナーにテンションは急上昇。
あ、でも、連日こんなに美味しいと、太っちゃいそうだ。とかなんとか思いつつ。箸はノンストップ]
[――露天風呂で聞こえた言葉を思い出すと
妙に考えてしまいそうになるので口にはせず。]
後で娯楽室で
皆で対戦もいいかもしれないな。
[皆が戻ってくると、おかえり、と出迎える。
双海の手際はあいも変わらず見事で、
少しゆったりしているうちに
食事の準備はすっかり整っていた。]
双海はすごいな…
[しみじみ呟く。
そんな裏、部屋入れ替え計画が
滞りなく進んでしまっているのだが――]
―倉庫―
[御手洗の消失の後、ぶつぶつと不満を呟きながら阿太郎は砂漠にいた。日が暮れてくると砂漠は冷えるのだが――。]
怪我の手当てをしようと思っただけなのに。
[でも、まあ、嫌だったなら仕方ない。
一方の阿太郎は、倉庫で何やら漁っている。]
(日恋も準備がいいね。逆に好都合だ。)
[勿論今はインテリフォルム。
タイツについては、何となく着る気分になかった。]
これでよし、と。
[物を風呂敷に包み、倉庫を出る。
……さすがにログハウスの中で作業するのは危険だろうと、人気も障害物もない砂漠の方へ向かった。]
(こっちなら、盗聴器はあっても監視カメラの心配はない。)
[あるとすれば衛星だが、まあ何とかなるだろう。]
―砂漠―
[適当に行ったところでダンボールを組み、タイツを着た。
作業するには肌分の多い格好は不適切だ。
空を見上げ、これくらいなら見えないだろうかとダンボールを調整する。そして、徹夜になりそうな作業を*今から始めた*。]
―食堂―
[今日酷い目にあったので暫く泳ぎは自粛しよう――と考えつつ。]
ん、
[山田の姿が視界を掠めた。
一瞬こちらを見た気がして首を傾ぐ。双海の号令が聞こえた]
食事か…楽しみだな。
本当に双海には頭が上がらない。
[立ち上がると、
風峯に「行こうか」と声をかけ食堂に向かう。]
双海、無事だったか。
遠くまで行ってしまっていたから大丈夫かと気になってな……
[ある意味大丈夫ではない海の劇場については、会話の端から零れたが全体像をとらえるには至らなかった。]
―205号室―
よしっと。
[荷物から黒のぴったりしたTシャツとジーパンを引っ張り出して、さっと着替えた。
小さめのポーチに、洗面用具などを入れていく。]
…こんなもんかな。
[階下から、双海の、夕飯という声が聞こえた気がしたが、西野と口裏を合わせる前に更科と風峯に遭遇してしまうのはうまくない。
とりあえず、西野が帰ってくるまで待って説明してから、自分は適当な女子部屋に潜り込めばいいだろう。その辺のソファーでも構わないけど。]
[夕食にアボカドが見えると
それは嬉しそうにした。
祈りの仕草の後、海の幸山の幸に舌鼓。
矢口の箸の勢いは素晴らしいものだった。]
ああ、荷物。…すまん。
[海に置いていった荷物を受け取り
部屋に戻ったところで]
―204号室―
……あれ、…葛城?
[三下り半のような
置き手紙があった。
――――広げてみれば]
……らぶりに?
[頭の上に?が大きくひとつ、それから氷解。]
…そんなに仲良かった、の か。
[それなら邪魔はできんか、と思う。
――では、今置かれているこれは、
誰の荷物なのか。
置き手紙を手にしたまま、じっと、見ていた。]
―203号室―
[階段をおりかけたところで気がついた。
いますごい格好だよ。土ぼこりがどうとかなんて話じゃない。ズボンが破れて下着がマウンテンだったじゃないか。
丈二は顔をまっかにして慌てて203号室へと駆け戻った。]
―205号室―
…。
……。
………。
[ベッドにごろんと寝転がって、足をばたばたさせる。
飽きた。どーにも飽きた。西野はまだ戻ってこない。
元々気の長い方では無い上に、腹の虫は先程から鳴りっぱなしだ。]
ああ、もう。
[廊下からは、先程から人の気配が現れたり消えたりしている。
たぶんみんな夕食を済ませて、自分の部屋に戻ってきているのだろう。]
……よっと。
[勢いをつけて起き上がると、ベッドサイトのメモ帳に、これまでの経緯と伝言を書き、西野の枕元に畳んで置いておいた。]
…これで、よし、と。
[ポーチを手に取ると、そっと扉を開け、廊下に誰もいない事を確かめてから、部屋を抜け出した。]
……は?
[西野の言葉に、一瞬ぽかんとなる。
冷静に考えてみたら、そうか、そういう解釈になるのかもしれない。
よっと、勢いをつけて起き上がる。]
いやいや、実はこれこれこういうわけで…。
[今までの経緯を西野に説明する。]
と、いうわけでだな。
風峯がこっちに戻ってくるのを阻止したいわけだ。協力してくれまいか。
[葛城の話を聞いて、頷いた。いつもなら冗談の一つも出てきただろうか。しかし今は疲れていた]
なるほど。そういうことなら協力しよう。
[風峯が入ってこないよう、ドアに鍵をかけた]
風峯のベッドはそっちだから、好きに使うといい。
[そう言って荷物から着替えを取り出すと、シャワーを浴びに行った]
ふむ?
[シャワーを浴びに行った西野の背中を見つつ、まあ話は伝わったようなのでほっと胸を撫で下ろす。]
鍵かけたら私が出られないじゃないか…
[鍵を開けて廊下に人の気配が無いか確認してから、するりと部屋を抜け出した]
[ふと目が覚めた。大分眠って居たらしい。再び洗濯する為に、ジャージ姿のまま身を起こすと洗濯物を手に廊下を出る。そのまま205号室を通り過ぎようとしたところで、話し声が聞こえ思わず扉に耳をあてた。]
ぶっ シャワー浴びたいとか言っちゃってる〜〜!!
[大興奮]
−食堂→205号室前−
[暫し大浴場前で談笑したあと、夕食を取る
その頃には既に夕食の用意が出来ていて、コレばかりは本当に双海の腕に感嘆する他無かった。
うまいという、それ以外に表現しようの無い感想を言いつつ、酒が欲しいなんて思ったりもしたが……。]
まぁ、ダメだよなぁ。
[流石に昨日の今日で、再び双海を怒らせるのは得策ではないだろう。
だがまぁ部屋でなら……と、食事が終わった時に周りの目を盗んで幾つかの缶をキッチンから取り出して2階へと上がった]
−205号室前廊下−
[缶を抱え、階段を上る。
途中で降りてくる葛城とすれ違ったが、なにやら妙な視線を感じたのは気のせいだろうか。
そして205号室の扉を開けようとして……]
ありゃ、鍵かかってやがる。
おーい西野ー!俺だ、あけてくれー。
[扉をドンドンと叩く。]
[そこで、トントンと階段をあがる足音がした。]
やばっ、デバガメ見つかっちゃ〜〜う!
[あわあわとその場を引き返し、自室へ……
辿りつく前に、階段から誰かの頭が見えた。]
ちょいお邪魔!
[手近にあった、203号室に飛び込んだ。]
―204号室―
[まあ気にしても仕方ないかと
ベッドに腰掛けた。
落ち着くと諸々思い出して困る。]
………
[片手で顔を覆った。
おちつけ、気にするな、と胸の内繰り返す。
既にそれは気にしてないことになっていないのだが]
――…ん?
[何やら廊下の方が騒がしいようだった。
不思議そうに扉を開けて確認する。
間一髪!山田は203号室に滑り込んだ後だった。]
―203号室―
[同じ展開を繰り返すのは甚だ心苦しいのですが、着替え中です。]
え゛、、、。
・・・なんだ、山田か。
[飛び込んできた人影に一瞬固まるも、その姿を確認しジャージのズボンを腰まで上げた。]
今度はどんな問題起こしたの?
[問題行動しかないと断言。]
そうそう、ここってジョージの部屋だったもんね。
こないだもみやちゃんにアナコンダ……って
[顔を手で多い、指の隙間から( 検閲 )を凝視]
アンタ、実は露出狂?
―204号室前―
…なにやってるんだ?
[斜向かいあたりで扉をたたき続ける
風峯を不思議そうに見た]
ああ、西野と相部屋なのか…って、
[鍵が掛かっている。
らぶってくるという置き手紙。
手紙の内容を信じたらしき更科は、
廊下の方へ歩みでた。]
あまり騒がない方がいいかもしれないぞ。
なんか、こんな手紙がおいてあったから。
普通に着替えていただけだよ。
ノックもしないで飛び込んできたのは山田だろ!
[顔を赤くして怒る。鍵をかけなかったのは素直に自分の失態だ。]
ん〜…アンタ、ドラえもんの静香ちゃんばりに、サービスしすぎよぉ。。。
[床にへたばったまま、飛んできた枕を頭に敷いて伸びている。]
まあ、自慢したくなる気持ちはわかってあげるけどさー。
誰にでも彼にでも見せびらかすのはどうかと思うのぉ。
[そろそろ扉を蹴破ってやろうかと考えていると、更科の声。
それに挨拶をしてからメモを見る……。]
へ、西野と葛城って仲良かったか……?
[クラスで普通に離しているのは目にしたが、鍵をかけて部屋に篭るほど親密な中という印象は無かったのだが。]
しかしまぁ、そういうことなら邪魔しちゃわりぃが。
……俺、どこいきゃいいのよ。
[中に荷物もあるっつうのに、とぼやく。]
見 せ び ら か し て い な い !
[さらに枕。ダブルベッド×2だし4つまであっていいんだよね枕。]
バファリン以外の薬全部没収ね。ろくなもの持ってこないね本当に。
[大きくため息。
人見知りであるはずの丈二がここまで手加減をしない存在、山田。言ってしまえばこいつ相手に遠慮をしていては確実に被害を自分が被害を被るのだ。この2年少々で嫌というほどに実感させられた。だから、面倒なので叩き伏せるようにした。]
―2階廊下―
……さあ、そこはわたしも
少々不可解なのだが、
置き手紙まで残してあることだし…
[まだ「?」の残る表情で
メモを綺麗にたたみ、ポケットの中に入れた。]
…困ったな、何処の部屋が誰なのか
今ひとつ把握してないんだが…
流石に開いてる部屋はないだろうな。
[荷物、でふと思い出したように]
そういえば、204号室に
誰のだか分からない荷物があったんだが…
あ〜ん、もぅジョージってば乱暴なんだからぁ〜。
だって錠剤がどうのってさっき言ったじゃなぁい。
痛〜いぃ もっと優しくしてよぉ〜
[と、そこは敢えてスイートボイスで返してみる。飛んでくるみっつめの枕をキャッチしつつ。]
んで、この枕は誰のなのん?
―砂漠―
[陽の落ちた砂漠が何故冷えるかというと、ええっと……なんだっけ。空気が乾燥していて湿気とか入り込む余地がなくて、熱気と大気がらぶらぶだかららしいよ?]
冷えるな。
[ダンボール二枚重ね。隙は大有り。
阿太郎は相変わらず手元で細かい作業を続けている。
ちなみに、今分解しているのはモニター室にあったデジタル時計だ。秒数まで表示される優れものである。]
−2F廊下→204号室−
……荷物?
204号室に?
[もしかして荷物まで放り出されたか。
ということは、この部屋の変更は一時的なものじゃなくてずっとって事だな、と頭で理解を。]
ちょっとそれ見に行くわ。
204号室だな?
[風峯、204号室へ。]
錠剤じゃなくて 罪 状 !
[ダメだコイツ、早くなんとかしないと。
くらくらする頭をなんとかしながら、寝転がっている山田の近くにしゃがみこむ。]
、、、、、、枕は知らない。この部屋は僕ひとりだし。
あのさ、いつまでもそんなだと本当にクラスで浮・・・・なんでもない。
[タイツとかタイツとかタイツとかもっと浮いているのが頭をよぎった。思わず右の掌で顔を被う。]
へっくしゅ!
[誰かが噂しているようだ。
良い噂ではないだろうとタイツは常にネガティブシンキング。
時計を分解しながら思う。
島の精霊が妙な形で広まってしまっている一方、最近自分はログハウスへ帰っていない。帰ったには帰ったがこの姿で帰った記憶がない。
せめて矢口には作戦を教えておかねばなるまい。
当初からは少し変更しているし、何より時機を選ぶ。]
よし。後は信管を……。
[何を作っているかはまだ秘密です。*暫くお待ち下さい。*]
―204号室―
うん。
[見覚えがあるような内容な荷物。
葛城のものではないことは確かだった。
見に行くと謂れれば頷いて招き入れた。]
これなんだが…。
[と、指し示す。]
ザイジョー、ザイジョー♪
仕事にゆけ〜♪
ザイジョザイジョザイジョザイジョ、ザイジョ〜ザイジョ〜♪
[特技その2は歌。特技その1はまだ内緒]
って、なによぅジョージってば。アタシにだけいっつも態度が違うんだから。
[ぷくっと膨れっ面]
ま、そんなトコがまたかわゆいんだけど!
[片手で顔を覆った様子を怪訝そうに見る。]
ああ、確かに俺のだわ。これ。
[更科に指差された荷物を見る。
紛れもない自分の荷物だ。]
此処に荷物があるって事は、寝るのも此処っにしろっちゅう話だよなぁ。
此処の部屋の同室って誰だ?
話して許可とっとかねぇと。
[知ってるか?と更科に視線。]
いやぁ、もぅ、やっばいわよ!
かざみぃとさらりんは、今頃クラス中の噂っぷるなんだからー。
あと、たった今仕入れた情報。
よっしーとみやちゃんがにゃんにゃんする時は、よっしーが先にシャワーを浴びるんだって!
―204号室―
……風峯のだったのか。
なんでまた。
[うなじにかかる髪を片手で撫でつけ梳きながら]
…は、
[今何と謂った。
瞬き1つ、まじまじと風峯を見た。]
……、……。
……この部屋の同室は、
[少し困ったような顔だ。]
わたしだ。
え、、、。
[後者の情報に固まるも、すぐに穏やかな顔になり。]
あ、うん。そう。
判った。それじゃ、経過をみて、完全にまとまったみたいだったらトーマスに報告しよう。それまでは、、、お邪魔虫が寄り付かないようにしなきゃね。
、、、かわいいとか言われても嬉しくない。
いや、うん。君には酷い目をみさせられ続けてるからね。
[特に入学当時。]
それで、いつまでそこに寝ているつもり?
[じと目で、ほおづえをつきながら。]
―娯楽室―
ふぅ…。
[双海の作った素晴らしい夕食を食べて夢心地。
なんかもう、いっそこのままここで生活したくなってきた。
傍らにあったソファーに深く座り込み、至福の表情。]
さて、どうするか…。
[幸いここにソファーがあるし、ここに寝てしまってもいいか。
現状、誰がどこの部屋何だかが皆目検討がつかない。下手に動かない方がいいだろう。]
なぁに? なぁに?
今、一瞬なんか考えたでしょ?
やっぱあれ?
アンタのアナコンダをもってしても、みやちゃんを落とせなかったのが、かなり絶望した感じ?
まあさ。
ほら、人夫々好みっちゅーもんもあるしねえ。
でもあれよ。
まだ、「ちょっとまったあああああ!」が効くかもよん?
それまでは、よっしーの報告はしないでおこっか?
[いや、一つは知っていた。]
……。
[一瞬頭に過ぎったが、すぐに頭をぷるぷると振る。]
…もう、お互い子供のままではないからな。
[少し寂しそうにそう呟くと、目を閉じた。]
あ? ああ?
あー。アレまだ根に持ってんの?
親に体育の授業を受けずに見学しろって言われてたアタシの代わりに、グラウンドを余分に回らせた事とか、水泳の授業も全部見学だったアタシの分まで、いつも2倍泳ぐ羽目になってた事とか、アンタがハンカチ忘れた日に貸してあげた男物のハンカチの裏にキティちゃんのアイロンプリントが仕込んであって、知らずに皆に裏側全開で顔ふいちゃっってたこととか?
[しばらくぼうっとしていたが、はたと思いだし、]
あ、おふろ。
お洗濯見てなくっていいかな。
使用中ってわかる……よね?
[念のために「碓氷使用中」の張り紙をしておいた。
着替えを取りに部屋へと向か。]
―――は?
[えーっと……。
あーそうだよなぁ、同室じゃなきゃ荷物が置かれてるって知らないよなぁ。
そもそも、同室だからメモがあったんだよなー。
気付かなかったわー。
などと頭の中で納得しつつも、言葉が出ない。]
えーっと、その。
なんだ……。
[此処でいうべき言葉は―――
1.「……俺、外で寝てもいいぞ?」
2.「その……許可くれたりするか?」
3.「更科か、そいつは嬉しい、な。」
4.「一緒に寝るか。」
[>3(4)]
え、、、?
や、うん。僕は都ちゃんが幸せになれるならそれでいいよ。
まとまってるって確証とれたら報告でいいんじゃない。
[にっこりと笑って、、、]
[202号室にもどる。204号室の方から声が聞こえて、ちらとみた。例の二人だったので見ない振りをして、部屋の中にはいる。]
そだ、ワンピース、後で山田君に持って行かなきゃ。
下着と、あ、浴衣がある。
矢口さんと二越さんはもう行った後みたいね。
上がっちゃったるかもなぁ。
[少ししょんぼりしてから、風呂道具を持って部屋を出た。]
[ように見えた一瞬、山田はころんと難を逃れる。ヒロインは常に危機一髪。]
って、なによぅ危ないわね〜。
顔はヤメテ! 乙女なんだからっっっ
[床にこぶしをめり込ませたっぽい結城を眺め]
アンタ、ほんとにばかねぇ。
び、び、び、、、びっくりしたじゃないかあっ
[山田を殴った反動でなんとか倒れずにすんだ。叩きこんだ拳から湯気がでている。]
じゃ、僕ご飯食べてくるから!
[そのまま山田をほったらかして部屋を出ていくことに。]
誰となら幸せかどうか、なんて。
本人にしか判らないよ。
[本人にしか。
さっきから……些か腹立たしい感情が沸いてくるのは……何故だろう。]
−206号室−
[問答無用で追い出され、大浴場で潮の香りを洗い流した。
夕食も美味しくいただき、一旦部屋へと戻る]
……アン?
[返事がない、ただの寝落ちのようだ]
お疲れさま。
[双海に毛布をかけて、静かに部屋を出た]
[叩いたのは床だったらしい。手が痛い。]
、、、山田がおかしすぎるだけだよ。僕はバカじゃない。
[・・・・・・たぶん。
最後の一言は聞こえないように、背中越しに言い返す。そして扉を開けるとそのまま部屋を出ていった。]
[女風呂に到着すると、誰もいないのを見てもう一度しょんぼりすると服を脱ぎ始めた。]
でも、一人なら広いよね、きっと。
泳げるかなぁ。
[タオルを持って風呂へと移動する。どうやら露天があるらしい。
身体と髪の毛を洗ってから、露天へと向かう。]
広ーい。おまけにすごい湯気。
お湯、熱いのかなぁ。
[湯温を確かめてから、そろそろと中に入った。]
[ちなみに体型は特別目立ったところもなく普通。
胸のサイズは大きい人を見るとうらやましがる程度。
ずるずると沈んでいくと、鼻が隠れたところで慌てて顔を出す。]
恋愛できなかったら、特別プログラムとか、言ってたっけ。
でもしようと思って出来るものじゃないし。
それに。
[思い返すのは中学生の頃。]
[パタン やけに無機質に扉が閉まる。]
ま〜ね。確かにアタシはおかしい。
[男物のシャツを着て、女言葉を喋っている。
屈服とささやかな抵抗。女言葉は、家の中では使う事すら許されていなかった。
ほんのささやかな、抵抗。]
ジョージは、ほんと相変わらずね。
[ぽつり。
そして、枕をみっつ拾うとベッドの上に戻し、自分の洗濯物を抱えて、203号室を後にした。]
あ、いや違ぇぞ更科!
いや、嬉しいのは本当だが、違うっつーか!
[自分が口にした言葉の意味を理解して更に混乱。
このままでは拙いと思ったのか、少し深呼吸。]
あー、とりあえず落ち着くわ。
すまん。
[荷物が置いてあるほうのベッドへと座り、抱えていた缶を床に下ろした。
そしてその中の一つを手に取ると、プシュっと音をさせ一口。]
あー……OK落ち着いた。
んでだ。
お前が嫌だっつーんなら別にいいぞ、結構あったかいし外で野宿とかも余裕だし、な。
[知っていた。3年間隣の席で。
結城のことは、色々知っていた。]
一番バカなのは、誰なんだろね。
[聞かせるでもない呟きが零れた]
[当時まだ普通の中学生だった彼女は、そんなに真面目というわけでもなかった。
担任だった教師との出会いが、彼女を変えたと言ってもいい。
淡い初恋。
意を決して告白すると、高校を出たらと言われて、それまでは勉強に集中しなさいだの何だのと結局ごまかされたわけだが、それに気付いてはいない。
それを約束と信じて高校に進んだわけだが。]
先生、元気かなぁ。
携帯くらい聞いておけば良かった。
[教師の笑顔を思い出して、頬を赤く染めた。もっとも、湯に浸かって赤くなっていたのでたいして変わらないけれど。]
さーびすしーんしゅうりょう(何の
入っててもいいけど反応できないのでどうにも。
と言うことで中学時代の担任の先生ラブで決めた。
ちなみにマシューだよ。
[だから恋愛なんて出来るはずもない、と本人は思っている。
しようと思って出来るものではないが、しようと思って無くてもできるものではある。
大きくため息をつくと、風呂の中で*泳ぎ始めた*]
す、すまん。
[いやお前の声のが大きくねぇか等という言葉は飲み込んだ。]
ん……じゃあいいのか?
お前と同じ部屋で寝て。
[文字だけ読むと大変アレなのだが、風峯は気付いていない。]
それなら、助かるっちゅう話だけどよ。
やっぱベッドで寝てぇし。
[浴室の傍にあると噂の洗濯機へやってくる。
蓋を開けると……]
ありゃぁ、先客。しかも、女の子かぁ〜
[男子のであれば、その辺に出して自分の洗濯を始める事も出来たが、女子のならばそうはいかない。蓋を閉める。]
にしても物騒ねぇ。
おトイレ辺りにパンティ盗まれちゃったら、どーするつもりなんだろ。
間違ってタイツが装着しちゃうかもしんないし!
うちのクラスって、地味に物騒よねぇ〜
ああ、んじゃ宜しく頼むわ。
[すまねぇな、ともう一度言ってから再び酒を一口。]
ほんとなぁ、もう部屋でしか安心して飲めないっちゅう話だよ。
見つかったら双海になにされるか……。
更科もどうだ……って、飲まねぇか。
[うまいんだけどなぁ、と手の中の缶を揺らした。]
つーか飲みたくもなるっつぅの。
バーベキューに海、更には露天風呂だ……ぞ……。
[何かを思い出しかけたか、少し言葉が詰まった。]
―204号室―
うん。
[普通に話せば、普通だ。
取り敢えずは昼のことは、気にしないが 吉で。]
多分明日の太陽を拝めないぞ。
流石に止められんかもしれん。
[神妙に頷いた。]
ん?ああ、遠慮しておく。
少しくらいならいけるだろうが、
お前も匂いが消えるまでは気をつけろよ。
…似合うな、強いのか、未成年。
む…――、 …何 …?
[なにやら、 沈黙]
なんだ、其処で身を挺して双海を止める更科に、俺が惚れるというイベントがあるかも知れねぇのに。
あ、男女逆だなコレじゃ。
[クックッと笑って顎をなでる。
既に一本目は空になったようだ。]
強いって訳でもねぇよ。
ただまぁ、自分がどれぐらい飲めるかってのは解ってるからな。
その手前で止めてるっちゅうだけだ。
[その後、暫しの沈黙。
この場を打開するには……。
1.「あー、なんか暑いな!」浴衣をはだける
2.「いや、何でもねぇ。気にすんな」
3.「露天風呂の時、なんか聞こえたか?」
4.「――いや、お前に見惚れてた。」
[>2(4)]
―204号室―
なんだ、随分ドラマチックに聞こえるが
お前それ、一寸情けないぞ?
[からかうように謂い空になった缶に眼を向けた。]
分かるくらいには飲んだと謂うわけだな、
酒飲みめ。
[可笑しそうに笑った。何でもない、と謂れれば
そうか、と答えるほかなく――少し考えるような間があったが]
ん――
[結城の声が聞こえ、振り向いた。]
結城、あれから見なかったが、
無事だったか?
[無事な訳ないが知らないので仕方ない。]
びっくりした、びっくりした、そうだよ風峯格好いいし更科さん優しいしお似合いだもんね。
気をつけなきゃ。すごいお邪魔しちゃった。
[ドアをがっちり押さえた形でどきどきしている。]
いや、でも双海だからな……。
反撃できない分、タチが悪ぃわ。
[缶を握り潰し、指先で遊ぶ。
酒飲みといわれれば、
それを言うなっちゅう話だよと苦笑した。]
待て、邪魔ってなんだ。
[扉を閉めた結城に。]
ふむ……。
[どうやら、ドアの向こうでパニくっているアナコンダがドアを押さえているらしい。
更科の視線を受け取り、ドアまで行く。
さて、結城をどかすには……
1.力任せにドアを押し開ける
2.「今から聞かれたくない事をするので向こうへ行け。」
[>1(2)]
、、、、、、。
あれ。
[必死に押さえていたドアノブが固まった。こちらからいじっても回らない。動かない。
イコール開かない。]
ぼ、僕、鍵探してくるねっ
[開かない扉を放置して逃げ出した。]
……あれ、誰もいねぇ。
[結城の言葉は聞き逃したようで。
ドアの向こうに誰も居なかったことにきょとんとする。]
まぁ、いいか。
つーか邪魔って何の邪魔だよ。
一体俺と更科がなにをするっちゅう話だ。
[なぁ?と更科に声をかけてからベッドに寝転がる。]
―204号室―
……、…なんなんだ。
[前髪を手で梳いた。手癖のようである。]
――そうだな、
まったく、日恋連中でもあるまいし…
[いやその計画の真っ只中なのだが。
ベッドに腰掛け足を組み、
寝転がる風峯を見た。]
…こういう状況だからな、
必要以上に――気になるんじゃないか。
気になる、ねぇ。
まぁしゃあねぇのかもな。
[確かに、恋愛をすれば此処から出られるのだ。
バーベキューの時、矢口も情報収集等といっていた。
これを機に告白、という奴も居るのかもしれない。
―――告っちまえよ。
不意に、西野の言葉を思い出してしまった。]
………更科は気にしてる感じがないよな。
その、なんだ。
気になる奴とか、いねぇのか?
うん。
――まあ、…皆それぞれに
マイペースに見えるがな。
[自分の腿に肘をついて片手で頬杖をつく。
ふと、つっこまれもしつつ、
矢口が謂った言葉やら、
そんなことが思考に浮かんでは消え――
声に瞬く。思考中状態から浮上した。]
…――まあ、わたしの考えは
前に西野に聞かれたとき答えたとおりだからな。
…気にしすぎたって、仕方がな――、
[――思わず止まる。]
…、…どう、かな。
そーいえば、館内まだよくわかんないのよね〜
[チラシの裏だと思ったのは、「碓氷使用中」の張り紙の裏だったことなど気付かずに、自分の洗濯物を小脇に抱えたまま、ふらっと目に付いた扉を開ける。
立ち入った先は、娯楽室だった。]
――わかんねぇわ、自分でも。
俺ってもっと解りやすい奴だと思ってたっちゅう話だよ。
[ハッと苦笑い。
そして、更科のほうに目線を向けてから。]
……ッ。
[突然目線を逸らし。]
更科、浴衣でそのカッコウは拙いっちゅう話だ。
あ〜らら。
[ソファにもたれて眠る人影。
そ〜〜っと抜き足差し足忍び寄る。]
み〜やちゃん
[ささやきかけるが、起きる気配がない。]
こぉんなとこで、無防備に寝ていると、アナコンダ突っ込まれちゃうよ〜。
ほんと、うちのクラスの女子って、無防備だなぁ
―204号室―
そう、か。…分からん …な。
お前でも そうなるか。
…まったく、困ったものだ。
…?
―――あ。
[止まった。]
ああ、す、すまん…。
[癖だった。きっちり座り直して
合わせをただした。
俯き気味に眼を逸らしたまま沈黙する。]
[横のソファに座り、暫く心地良さそうな葛城の寝息を聞いていた。
ふと、さきほどの会話での結城の表情を思い浮かべ]
ね〜ぇ、みやちゃん。
よっしーのこと、どんだけ好き?
どんな関係なの?
他に、気になる男子は、いないの?
[起こさないように、小さく囁きかけ]
[ねえ、もし、 がアンタのこと、好きだって言ったら、どう思う? と小さく尋ねることにした。]
ねえ、もし、<(キャストオフ) あたろー>がアンタのこと、好きだって言ったら、どう思う?
どうしよう、笑いすぎて肺がいたいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ん、ああ……いや。
むしろ良い物見せてもらったと言うべきか。
[フォローになっていないと気付かない。
妙な沈黙。
あまりにも耐え切れず、ベッドから立ち上がる。]
あーダメだこの空気、理性が持たん!
どりあえず、何かしねぇか。
アタシがあいつだったら、ここで眠るみやちゃんを姫抱きにして、自分の部屋までさっさと運んじゃうのにサ。
男どもはいったい、何してんだろね。
[解説 アイツとは<戸田 万寿夫>のことである]
―204号室―
…っ 要らんこと謂うな…っ
[フォローになってないとばかり
浴衣を押さえつつ睨んだ。
急に立ち上がるのを見上げて
瞬きをひとつ。]
は、理性。
[聞き止めておうむ返し。理性がどうしたと。]
何か。 …何か?…卓球?
[露天風呂での会話の一端だった。]
いや、気にするな。
[そろそろ理性がリミットブレイクしそうなだけだった。
流石にこれをランダムさんに委ねると、恐ろしい結果しかない気がしたので自重。]
そうだなー、食休みも出来たし卓球でもすっか。
付き合ってくれるか?
[目の前の葛城のことを、結城は好きなんだと乙女の勘が言う。
ならば、もし。
ならばもし、こんなことをしたら結城はどう思うだろう。
いっそ、酷く嫌われてみたい気さえしていた。]
[暫く葛城の寝顔を眺めていたが……
やおら手を伸ばすと、葛城の頬にそえ。
そのまま顔を近づけると、優しく唇を重ねようと……。
※未遂です]
−204号室→娯楽室−
……しっかしまぁ。
[娯楽室の中を見渡す。
卓球の他に、ダーツやビリヤードにルーレット。
トランプをする為のテーブルにカラオケルーム。
他にも色々と並んでいる。]
日本政府、やりすぎだろう。
[まぁ、あるからには楽しもうと気持ちを切り替え、ラケットを取る。]
/*
日本政府もだけれどおまいらも結構(
げふごふん!
ずっと覗いてたけど、この顔を出しにくい空気!www
楽しかったお腹痛い!
*/
[幾人か、他に食事中のクラスメイトがいたなら挨拶くらいは交わしただろう。
しかし食事中は無口だった。見てしまった逢瀬に頭がいっぱいいっぱいだ。]
あ、そうだ。お風呂、、、。
[食器を洗い、思い出して風呂に入ることにした。]
―204号室→娯楽室―
[のんびりと後ろをついて行っていた。
人とすれ違えば挨拶をしていた。
影にも、ふと気づいて]
――あ、やま
[だ、と謂いかけた言葉が止まった。
山田か葛城から離れる一瞬前を
視界に収めてしまったのだった。]
…
[山田と眼があった。]
―→大浴場―
[男風呂の様子を確認。よし、誰もいない感じだ。
だが丈二は誰の視線もないにも関わらずタオルを抱えるようにして前を隠しながら浴室へと入っていった。]
ふぅ。
[湯の手前に片膝をつき、桶で湯を掬ったらば右肩よりゆっくりとかけ流す。
熱めの湯が肌に心地よい刺激を与えて流れていった。]
あ。
[振り向けば、奴がいた。
それは今巷で話題のミッキー&ミニー的な、はたまたキキ☆ララ的な、はたまたチデジカと草薙くんのような。
現在ダントツノリノリ(何が何に)のカップルの片割れ、更科だった。]
あは〜ん、さらりんデート楽しんでるぅ?
[陽気に手を振ってみた]
―娯楽室―
[なにかなんだかすごい勢いで
並べ立てられた気がするが
空耳かもしれない。そう思いたい。]
お前、今、…えっと、
[が しかし突っ込む前に声をかけられた。]
ち、違
なんでそうなる、
デートじゃない。
―娯楽室―
……。
[近くで、妙に、あ☆かる〜いノリの声が聞こえた気がして、目を覚ます。
視界に山田と……更科と、風峯]
………っ!!
[がばりと立ち上がる。ここで二人に遭遇するのはマズイ。]
…ごゆっく、り!!
[さっとそこにいた面々に手を挙げて、逃げるように娯楽室を出て行った]
[湯につかる前にはきちんと身体を洗いましょう。よく泡をたて細かな円を描くようにほどよい力でこしこしと。
髪と頭も洗い終えた頃には身体もほどよく温まり、湯につかるに適した状態になっている。
そうそう、公共のお風呂場で湯船にタオルをいれるのはマナー違反です。判りましたか更科さん。]
ん、、、くぅ。
[湯につかれば、全身の毛穴が開いてゆくかの感覚に思わず声がこぼれた。
広いお風呂に入るのはいったいどれだけぶりだろう。丈二は両腕をあげると、上体を大きく仰け反らせた。]
ふぅん。
デートじゃない。
じゃぁあれか。逢引ね。まだまだ、日陰の身ってこと?
でも多分、風峯って風貌の割りにメチャ硬派で、今まで彼女が居るって噂、聞いたことないんだけど。だから堂々とデートだって宣言したって、全然ちーっともまったくもって問題ないはずよ〜〜♪
[きゃあきゃあ言いながら、更科と風峯を交互に眺めニヤニヤする。]
他の誰かに取られないうちに、さっさと既成事実作っちゃえば〜?
あぁ〜ん、なによぅ〜
[一瞬で立ち去った、まるではぐれメタルみたいな葛城の動きに慌てふためく。]
まってぇ〜
み〜やちゃぁぁぁん!
[そのまま、更科と風峯を放置して葛城を追って娯楽室を飛び出す。]
―1F・廊下―
……ふぅ、危ない所だった。
[うっかり寝てしまっていた。
考えてみれば、あの二人があそこに来る可能性もあったのだ。]
…さて、どうしたものかな。
[人が居なくなるまで外で星でも眺めていようか。
そう思うと、エントランス方面に歩いて行った。]
[背後から、山田の声が聞こえて振り向く。
小さく苦笑して、こちらに走ってくるのを待った。]
…山田。
いつから娯楽室に居たんだ。
起こしてくれれば良かったのに。
[少しだけ肩を竦めて]
[こちらを待っている葛城の姿が眩しかった。
なんとなく、後ろめたいきもち。]
てへ。
みやちゃんの寝顔が可愛くて、つい。
それよりさ、みやちゃん、その。。。
よっしーと、もう、にゃんにゃんしちゃった?
……は?
[あまりにも明後日の方向から球が飛んできたので、しばらく固まった。]
…ああ、そうか。
山田には話しておこうかな。誤解されたままだとアレだし…
[山田に今までの経緯を、これこれこういう事だと説明する。]
…というわけだ。
あ、これはまだ、みんなには内緒な。
[口に人差し指をつけて、しー、のポーズ]
なぁんだ、そうだったのぉ〜
[ホッとしたような、ちょっぴり期待外れだったような。そんな複雑な表情を浮かべた。]
でもさでもさ、ほんとーに、みやちゃん、よっしーのこと、何とも思ってないって感じ?
どさくさに紛れて実は的なアレはない感じ?
他に、気になる男子とかいないのぉ?
修学旅行の夜の定番よねこの話題☆
〜〜♪ 〜〜〜♪
[i-podから流れるフリッパーズギターの涼しげなサウンドに知らずハミングを口ずさんでいる。
防水加工ってすばらしいけれどこれはもちろんマナー違反ですぞ。]
[ものすごい勢いの山田の喋りにあっけにとられている間に、嵐のように山田は去っていった。]
デート……ってなぁ。
[頭を掻きながら、更科に振り向く。
さて、言う言葉は―――。
1.「とりあえず卓球、するか?」
2.「顔、赤いぞ?」
3.「既成事実、作るか?」
[>2(3)]
[A気なもんだねA気持ち♪
AことしてるねAじゃないか ナオンのオカマ♪]
わぷっ
[突然、i-podから流れてきた曲に思わず湯につっぷした。
顔をあげ、曲目を確認してみればバビロン大王のエロガッパとか書いてある。]
・・・・・・姉ちゃんだな、こんなのいれて、、、。
[Oh!Oh!Oh!どうせエロガッパ♪
正体不明 爆発寸前 知る人本当 エロガッパ♪]
―娯楽室―
な んなんだ、 一体…。
[嗚呼、と首を横に振る。
振り向く気配に、顔を向ける。]
――…は、
[指摘された。
指摘されると、ますます意識してしまうものであり顔が赤くなった]
き、気のせいだ!
気のせいにしちゃ、更に赤くなってんぞ?
[更科に歩み寄る。
そこで取る行動は―――。
1.「大丈夫か?」額に手を当てる
2.「大丈夫か?」額と額をくっ付ける
3.「大丈夫か?」抱きしめる
4.「大丈………!」近づこうとしてこけて押し倒す
[>2(4)]
西野の事か?
[首を傾げて考えてみた。]
うーん、良い奴だとは思うけど、今の所そういう対象で見た事は無いかな。
というか、私のようなガサツな女にそんな風に思われたら、相手の方が迷惑だろうよ。
[困ったように笑う。
なんだろう、山田と話していると、本当に女子と会話しているようで不思議な気持ちになった。]
気になる男子?
……。
…いるよ。
[これも内緒だぞ、と、もう一度指を口に当ててから、山田に手を振ってエントランスの方に*歩いて行った*]
よし出来たぞ。あそこは細かい調整を……。
そっちの方が時間かかりそうだなあ。
[ダンボールの中心で、動かないデジタル時計が置いてある。
仮名をはらはらする時計。
まあいわゆる、ちゅどーんってなるやつである。爆弾である。
破壊規模? ログハウスとその周辺くらいなら吹っ飛ばせるんじゃないかな……ということにしておく。]
こいつの名前は……どうしよう。
……ヤグチ一号? ミタライ一号?
[何故友人の名を借りるのかは不明である。阿太郎の考えは阿太郎の中で処理され、そして発露されていることだ。
何やらを弄ると、再び秒数が動き出す。
もう一息ついて、時計の進行を止めた。]
(さて、もう一仕事。)
[彼がこれを使って何をしようとしているのかは不明である。
全てが明らかになるまでもう暫くお待ち下さい。]
[ボートから戸田の船へと乗り込む。
室内に入るとモニターも見ずに寝ているサングラス発見。]
やっほぅ♪
[脳天にチョップ。真顔。]
報告しとくけどさ、島の娘が一人、夕方くらいに私のボートまで泳いできちゃったのよね。
ここ、島に近すぎるんじゃないかい?
[報告しつつ船に備え付けられていた冷蔵庫からブランデーの瓶を一本拝借。]
―娯楽室―
気のせいだ、見るな。
[無茶だった。]
大丈夫だ、問題な――
…!!!
[額と額が触れた。
大きく目を見開いて固まった。]
っ、…
ぬおっ!?
[突然の脳天直撃ショックで爽やかな目覚め。]
ばっかおめぇ、普通に起こせ!
この恨みはやはり、お前の上司の愛車にぶつけるしかないな……。
あー、相違や昨日海で泳いでたって話だったな。
[何があってもすぐに駆けつけられるようにと言う配慮だったが、流石に近すぎたか。
とくに男連中が短絡的な行動に出た時の保険という意味もあったのだが、今回のクラスにはそういう人物は居ないようだ。
ヘリも一応待機していることだし、一度沖合いまで出ても問題は無いだろう。]
そんじゃ、動かしとくかね。
電波が届く場所ってだけならかなり離れられるしな。
[船は、島から遠く離れた場所へと動き出した。]
ぬおっ!?
[突然の脳天直撃ショックで爽やかな目覚め。]
ばっかおめぇ、普通に起こせ!
この恨みはやはり、お前の上司の愛車にぶつけるしかないな……。
あー、相違や昨日海で泳いでたって話だったな。
[何があってもすぐに駆けつけられるようにと言う配慮だったが、流石に近すぎたか。
とくに男連中が短絡的な行動に出た時の保険という意味もあったのだが、今回のクラスにはそういう人物は居ないようだ。
ヘリも一応待機していることだし、一度沖合いまで出ても問題は無いだろう。]
そんじゃ、動かしとくかね。
電波が届く場所ってだけならかなり離れられるしな。
[船は、島から遠く離れた場所へと動き出した。]
[額をくっ付けたせいで、至近距離で目があう。
風峯の顔も少し赤くなったのは気のせいではないだろう。]
……少し熱い、か?
まぁ風邪って訳じゃなさそうだが。
[額を離し、軽く頭を撫でた。]
綺麗な目の色してるな、お前。
ま、色々とハプニングあったけどよ。
そろそろ卓球はじめっか?
―娯楽室―
[間近で眼を見てしまった。
動けなないまま息を詰めた。]
――、……
[離れてようやく、言葉を紡ぐ]
び、びっくりするだろう、…
…大丈夫だと、謂ったのに
[手の甲を頬に当てて自分で熱さを確かめつつ隠す。
眼について言われれば、瞬いて]
……あ、りがとう……
[気を取り直して――ラケットを手にとる。]
ん、あ、ああ。やろう、か。
−娯楽室−
[クク、と笑いをかみ殺した。
いや、本当に解りやすいというかなんというか。
まぁ、今の自分の顔を見ればそんな事を言えなくなるだろうが。
えてして、自分の事をほどわからないものだ。]
浴衣着て卓球、やっぱお約束だよな。
[道具置き場からピンポン玉を取り出し、更科に投げ渡した。
]
[計画は練り終えた。後はこれを誰かに打ち明けるだけだ。]
(だけど誰に打ち明けよう。少なくとも連携が取れる人。)
[真っ先に矢口と御手洗を考えた。
しかし何と言っても矢口は女の子だ。傷でもつけてしまったなら、どう責任を取っていいか分からない。それに万が一、彼女が協力者として告発されてしまったらそれはそれで心が痛い。
御手洗は一緒に泥を被ってくれそうだが、それでも彼には彼の気持ちがあるような気がする。まだそれを打ち明けてくれていないということは、信頼されてはいないのだろう。
いっそのこと島の精霊として打ち明けてみようかと思うものの、何度も御手洗を騙したいとは何故か思えなかった。]
よし。ここは――
[<<鶯谷 阿太郎>>に打ち明けてみようと思った。]
―娯楽室―
[卓球温泉、そんな話があったな、などと謂いもする。
小気味良い音でピンポンが跳ねる。
運動に関してはそつなくこなす更科は
うまく掬っては返していく。
続き始めると
卓球って結構熱い。]
−206−
…悪夢ゆーか、なんちゅーか。
[いっそ予知夢な気がしなくもない。
プルプルと頭を横に振ったところで、自分にかかっている毛布に気がつく]
?
[はて、いつ自分は毛布に潜ったのだろう。
記憶にないというか、確かトリスタンとイズーを読んでいたはずだ。
なにがどうなっているのだかさっぱり。
うーん、と首を左右に傾げて思い当たるのがひとつ]
…まさかねぇ。
[城だったら起こしそうな気がした。
なんとなくだが。なので自分で潜ったと思っておくことにした。
喉が渇いたので部屋を出て階段を下りてキッチンへ]
[対するこちらも、運動神経はかなりの物だ。
部活こそしていないが、体を動かすのは好きだ。
欠かさず続けている筋トレもある。
確かに反射神経や瞬発力も中々だが―――。]
よっ……!
[やはり力の強さが持ち味だろう。
パワードライブを多用するのが風峯のスタイルだった。
だが、更科はそれも返してきたりする。
カコンカコン。
ラリーは続くよ何処までも。]
―BBQ会場跡―
……ねえ、わんこ、どう思う?
[ぶらぶら揺らすゲタにじゃれついていた犬が、小さく鳴いて首を傾げる。可愛い]
……恋愛なんて、いっても、ねえ?
[杏や鈴、女の子同士でいるのが、楽しかった。
恋愛とか、付き合うとか、実感が湧かない。
できるとも、思えない。
人気者の杏とは、違うのだ。
男子の何人かは、ぜったい、杏を意識している。
杏にその気があれば、すぐにここは出れるはずだ]
―娯楽室―
っと、…!
[密かに負けず嫌いの精神で、
パワーのある玉を返す。]
っ!
[一寸のミスが命取り。
かなり続いたラリーを最初に途切れさせたのは更科だった。]
あぁ、ッ やられた…!
[悔しそうにピンポン玉を拾う。
言葉続けつつもう一打]
見た目通りのパワー型だな、やるな。
……杏ちゃんみたいに、なりたいねえ。
[格好よくて、可愛くて、優しい。料理はプロ級だし、運動神経も凄い。
贔屓目かもしれないけど、男女ともに、良い意味でも悪い意味でもスター揃いのクラスでも、一際、杏は輝いている]
―キッチン―
…それは、なんていうか。
[両手で包んでいた、マグカップを微妙な顔をしながら机へ置いた。
…何とも言えない夢だ。えげつないというか…
いや、でもえげつないの他に言い表す言葉があんまり思い浮かばない。
…こう、特に「キャッキャうふふ」の部分辺りが。]
――それは、…
…エスプレッソ、飲む?
[感想と慰めは、控えた。]
[いや、別に、杏じゃなくったっていい。
たとえば、鈴。ほにゃっと可愛くて、お菓子作りが上手くって、気配りができる。絶対、いいお嫁さんになる]
……鈴ちゃん、可愛いよね。
[青。背が高くて、美人で、性格もいい。落ちついてて、安心させてくれる]
……青ちゃんみたいに、背が高かったらな。
[ティナのようにお嬢様なわけでも、愛美みたいに勉強ができるわけでもない。
都のように、他人の恋に気を遣うような、配慮もできない]
……なにもないなあ、私。
[苦笑を、ひとつ。
また、犬が小さく鳴いた]
/*
私から見たら、杏ちゃんもちぇこちゃんも
どっちも すげぇ可愛いのにねぇ!(真顔)
何なのこんな可愛い二人とも放っておくなんてっ!
うちのクラスの男子ってば見る目ないっ!(*ノノ)私がもらっちゃうぞ!
…っていうか、いっそ二人を娶りたかったら俺の屍を超えていk(
*/
風峰くんとか、ちょっと格好よいなとか、思ってたけどねえ。
[まあ、馬に蹴られる気はないけど。
溜め息混じりに、犬をみる。なんか浮かんだ]
……わんこ、お前、男の子?
[……いや、人として、どうなのそれ。
いやでも、人面犬は、犬と人のハーフとか聞いたことが]
―食堂―
(おっと)
[ダンボールはある位置で止まり、何やらごそごそしている。]
(これでよし、と)
[作業を終えたなら、そのまま食堂を立ち去る。
まるで何事もなかったかのように。]
ありがとう。美味しかったよ双海さん。
[とても風景に溶け込んだステルスだった。]
って、ちょ、鶯谷くん
そんなナチュラルにステルスしようとしなさんな…!
[うっかり黄色い?マークが私たちの上に表示されてしまう。
「気のせいか…」とでも言って持ち場に戻ればいいのか!
させるか!]
今からデザート作るけど、食べないー?
[The・とっさに餌付け作戦。いや、デザート作るつもりではいたけど。
鶯谷くん相手だと成功率は7%ぐらいかもしれない。]
っしゃあ!
[思わずガッツポーズ。
それほど白熱したラリーだった。]
いやー、強ぇな更科。
俺のドライブの早さ、反応できない男も多いっちゅう話だよ。
[楽しげに話す風峯。
さて次だと思った時、何か変な感覚が。
同時に更科の大暴投。]
おーい、大丈夫か?
って、ちょ、鶯谷くん
そんなナチュラルにステルスしようとしなさんな…!
[ひょこひょこと動いていくダンボールを一寸見送…りかけて
あわてて、出て行った廊下を覗き込む。
うっかり黄色い?マークが私たちの上に表示されてしまった。
「気のせいか…」とでも言って持ち場に戻ればいいのか!
させるか!]
今からデザート作るけど、…た、食べないー?
[The・とっさに餌付け作戦。いや、デザート作るつもりではいたけど。
鶯谷くん相手だと成功率は50%ぐらいかもしれない。]
えっ。で、でざーと?
[揺れるあたろーゴコロ。
ダンボールの中で振り返ると、二人の顔がこっちを見ている。]
(うう、何だか気まずい……)
[じっと見られるのはとてもすごく恥ずかしい。
しかしデザートには興味がある。
ここは――
1.食べてみたいな。
2.ごめん、もう逝かなくちゃ……。
3.それより二越さんを食べたいな。
1(3)。]
た、食べてみたいな。
[ダンボールはくるりと旋回。
バックします。バックします。
まだ回らなきゃいけないところはあるが、後回しにしよう。
まだ、時間はあるはず。]
[目を覚ますと大きく伸びをして、慌てたように立ち上がった。]
いっけない。洗濯物とってこなきゃ。
[既に髪の毛は半乾き状態。
タオルを手に脱衣所を出て洗濯機のある場所へ。]
―娯楽室―
見事なドライブだよ、
あれは速い。
ああ、今のは悔しいな…!
[そんな中での大暴投。
致し方ない思念は強い。
じっと手を見る。]
…だ、だいじょうぶだ。
ちょっと手元が。
何だか一瞬変な感じがしてな…。
[そうして今一度緩く打ち始める。]
ご、ごめん。
[何故双海に殴られてしまったのだろうと阿太郎は思った。
だがなんか色々と自分に要因があるような気がした。
デザートは惜しいが、ここは一旦引こう。
ふらふらとした足取りで食堂を後にした。]
ん、じゃあ入れるー。
さっき更に戸棚漁ってたら、エスプレッソマシンまで出てきてね。
[せっかくなので飲んでたの、とこくこく頷いて
バックしてきたダンボールを見て、小さく笑った。
しかしここで3が出てたら、私の腹筋が耐えられないところだった。
あれ?なんのはなしかよくわからないよ!
じゃあエスプレッソ入れちゃおう、と
一人分のマグカップを戸棚から出した。
…少しだけ考えて、もう一つ。]
鶯谷くんも、エスプレッソ飲む?
そういやよー。
[カコン。
打たれた球を、打ち返す。]
更科って良く手を見るよな。
[なんかあんの?と聞きながら。
再び返された球を打ち返す。]
[シャワーから出る。葛城は帰ってきていない。それはそうだ。あれが出て行ってから、風峯が来る前に鍵を掛け直した。戻ってきても入れやしない]
失態。しかし、あいつも頓着しないやつだ。楽でいいが。
いや、面白いことが好きなだけか?
[普通に相部屋になったものと考えていた]
[洗濯機の前まで来ると、そこに張られた張り紙に気付いた。]
……中は、私のよね。
もう、誰よこんな張り紙したの。
[文句を言いつつ回収。
部屋で畳もうと腕に抱えて、その場を*後にした*]
[きっと二越とデザートとエスプレッソをいつか貰おう。
そう心に誓いながら食堂から逃げ出した。
俺達に明日はない。全てを手に入れるまで。
あれ? なんか最初の方おかしくなかったか?]
(とにかく残りを処理してしまおう。次は――。)
[大浴場の方へ向かおうとして、足が止まった。
エントランス、というか外の方から物音が聞こえるようだ。
有体に言うなら犬のハッハッ音。]
待ちや、鶯谷。
[ハリセンを何処かにしまいつつ]
…食事ぐらい、ちゃんとおいでや。
皆と食べるんがどうしても嫌やったらしゃあないけど。
[こほんと一つ咳払い]
[用意した服を着る。制服のブレザーから……制服のブレザーへ。もちろんスペア。
海水に濡れた方の制服は洗わなければならなかった。このまま乾けば臭ってしまう]
災難。面倒。自業自得。やれやれ。
[息を吐く。人の前にいるときは強がっていたが、一回意識を失っているのだ。まだ少々気分が悪い。だが、動けないほどでもない。
制服や他の洗い物を持って、洗濯をするために重い足取りで大浴場の更衣室へ向かう]
…………。
[皆で一緒に食事をする、というのはどんな感じだっただろう。
施設で一緒だったみんなは今頃元気にしてるかな、と思った。
一つの机を囲んで食事をすることは、遠い幻想のようで、それでもイメージとしては覚えている。まあ、電気の止められた電灯の下で、母親と食事をした記憶なのだが。]
……ごめんね。
[二越を……もとい二越のデザートを、三人で食べられなかったことを独り謝罪し、一度食堂を振り返る。
温かい明かりはここからでもよく見える。]
………さて。わんこはどこかなー。
[犬小屋でも建ててもらってそこにいるのだろうか。
エントランスから外へと歩いていった。]
[砂糖付のリクエストはきっちり受領した。
レバーをおろして、吹き出るスチームを見ながら
デザート作りに取り掛かることにする。
しかしエスプレッソマシンいいなー…。ほしい。]
何か用事があったなら、引き止めたのは悪かったかなぁ…。
まぁ、鶯谷くんの分も取り置けば良いと、して。
…んー。レアチーズケーキ食べたいなー。
[よし、そーしよ。 …チーズ駄目な子とか居たかな?
あーでも、ここに来てから結構食べてるから…太るかもなぁ。
…まぁいいか、甘いものが食べたいのは女子の本能みたいなものだ。
レシピ、覚えてたっけ。まぁ多分大丈夫。
グラハムクラッカーと、クリームチーズと、ヨーグルトと…。
うん、ケーキ型まで全部そろってる。さすが日本政府。すごすぎないか。
せっかくなので、まだ残ってる木苺も使っちゃおう。]
あ、鶯谷…
[行ってしまった。
まいった。まあ、自己責任なのであとで謝りに行こう。
どうも何だか、ここに来てから空回りしっぱなしな気がして、
椅子に座るとぺたーんと上半身をテーブルに預けた。
こっそり自己嫌悪中]
[風呂上がりらしき碓氷とすれ違う。軽く手を挙げて挨拶した。洗濯機に洗い物を放り込み、終わるまで本でも読むことにする]
……ブレザーって、洗濯機に丸ごと放り込んで良かったのか?
[ごうんごうんと洗濯機が回る音を数分聞いてから、ふと疑問に思い呟いた。普段はクリーニングに出している]
―娯楽室―
[軽く打ち返しながら、
ああ、と返事をした]
癖なんだ、
―――自分が反省したり、
考えたりするときの。
……手が、うまく動いてくれなくて
失敗して以来、な――― っ
[少し強めに打ち返す。]
―エントランス・外―
ふ…
[夜のひんやりとした風が、顔にかかって心地よい。
前髪を少しなびかせながら、空を見上げる。
そこには、満天の星。思わず感嘆の声を漏らす]
そういえば、最近星なんか見てなかったな…
[そのまま、長いこと夜空を見上げていた]
そうか、癖だったのか。
って、上手く動かなくて失敗?
[なんだそれ、って思うと同時に打たれる強い球。
考え事をしていたせいか、打ち損ねてしまった。]
ありゃ、やっちまった。
/*
大抵はネットに入れてドライ洗濯の日干しなら何とかなるけどなぁ、
と何故か突然思った。
とかactに入れようと思ったけど
うごうごしてやめてしまった!うごうごるーが!
*/
―ログハウス入り口―
[周りを見る。犬のハァハァは更に大きくなっていた。
どうやら近くにいるようだ――と見渡すと。
近くに星空を見上げる人影。それと、遠くに犬……と人影。]
(そうか。約束護ってくれたんだね。)
[面倒だったなら、括りつけておくとか、他の人に頼むとかあったはずだ。それもせず、矢口は犬と戯れていた。
尤も、その理由までは見当がつかない。]
(それにしても、何て言おう。)
[あれから、見た目だけで言えば進展はない。
後は仕掛け、時機をみて作戦始動するだけなのだが――。
それを矢口に言うべきか言うまいか、決めかねている。
何か知らんが、近くにいる人影と同じように星空を見上げた。
まあダンボールの隙間からですが。]
―娯楽室―
無意識だな、
そんなに見てた、かな。
―――ん、まあ
…、―…
……調理実習で酷かったりとか な。
まあ、そんな感じだ。
[黒歴史。
誤魔化すように打った。]
は、
油断大敵だ、風峯。
[首を少し傾いで眼を細めた]
―風呂→食堂―
[のぼせてしまった。長湯しすぎた。
せめてうだる頭を冷やそうと思ったのだが困った事に脱衣所に自販機はなかった。湯上りといったらコーヒー牛乳だろう。こんな大事なものを忘れるなんてなにをやっているんだ日本政府。
そんなわけでなにか冷たい飲み物はないかと食堂へ――]
あ、冷蔵庫は食堂じゃなくてキッチンか。
[食堂に入ってから、気がついた。]
はい、砂糖入りのエスプレッソ出来たよー。
[はい、と杏にカップを手渡しながら、クラッカーをミキサーに突っ込んだ。
本当はビニール袋に入れて叩き潰すのがいいのだが
それが非常に面倒なのでミキサーを中途半端に止めて、砕く。
細かくなるのが必ず出てくるが、それは多めにクラッカーを入れれば済む話。
…ほら、いつもなら勿体無いんだけど、日恋が用意してくれたものだし。ネ!
※良い子は真似してはいけません。
電子レンジでクリームチーズをやわらかくして、
その間にゼラチンと牛乳を混ぜておく。空いた時間で牛乳も温めて。
柔らかくなったクリームチーズと、卵と、ヨーグルトとレモン汁を混ぜた。
ポッカ最強説。
沸騰しかけた牛乳を慌てて止めて、ゼラチンを突っ込んだ。
よしよし、大丈夫分離してない。えい、クリームチーズも投入。]
ああ……、調理実習な。
[合点が言った。
トラウマ……とまでは行かないのかもしれないが、似たようなものなのだろう。
打ち損ねた球を拾いに行く。]
いいじゃねぇか、料理ぐらい。
それで更科の価値が決まるわけでもねぇし、魅力が落ちるわけでもねぇっちゅう話だよ。
そんなの帳消しにしてお釣りが来るぐれぇ、お前は良い所いっぱいもってるって。
[ほれ行くぞ、と球を打つ。]
!
[つんつくつんとつくつくぼーしされた。
隣のダンボールだったがさすが葛城だ。
さすがは伊賀の末裔、侮れぬアドレナリン……!
仕方ない。ここは秘奥義を出すとしよう。
1.煙玉(放屁的な意味で)
2.ダンボール軍団で押し倒す
3.愛と友情のサンライトクラッシャー!
4.結城を異次元召還する。
5.「セコムしてますか?」
3(5)。]
って違う!
あつい、熱いよ葛城さん!
火をつけない、あちちち
[ダンボールが燃えてしまった。からくも脱出したものの、このダンボールはもう使えないだろう。]
だ、だが、このダンボールが燃えても
第二、第三のダンボールが葛城さんを待っているぞ…。
[さすがゲーム脳。]
んー…
[イマイチ覇気のない返事をして、溜息を一つ。
鈴が動くのをぼーっと見ながらエスプレッソを飲む。
まさに気が抜けていると言うかなんというか]
[燃え盛るダンボールから、タイツが、いや、鶯谷が出現した。]
…って、おい、今までどこにいたんだお前…。
[言われて、つい鶯谷が連ドラのようににょ〜んと分裂する様を思い浮かべて、吹いた]
―娯楽室―
……うん、情けない話だ。
[色々あるのだ、他にも。
少し伏目がちになった。]
あんまり器用じゃないんだよ。
[料理に関してはあんまりですまない。
――風峯の方を見つめた]
……、風峯
[打ち返された球、はっとしてラケットに当て
それから、柔く、笑った]
ありがとう。
――いい男だな、お前。
―食堂→キッチン―
[浴衣は楽でいい。右手を懐に潜らせ左手は袖に引っ掛けながらゆらゆらと歩く。まだ頭がぼーっとしている。
どのくらいぼーっとしていたってなんか浴場の方にちゃんとコーヒー牛乳あったらしい。なんだしっかりしているじゃないか日本政府。]
、、、、、、。
あれ、双海さんと二越さんだ。
[やっと気がつき、声をかけた。]
え、あ、僕はその
[まさかプランを練ってプランプランしていたなど言えまい。
ここは嘘をつく場面なのだ。ここは――
1.影分身の術でごまかす。にんにん
2.君の心の中にさ。
3.ちょっと私用で。
4.いいダンボールを探していて……
5.砂漠に遺跡があったんだよ。
4(5)。]
いいダンボールがなかったから探していたんだ。
[ん、と今しがた葛城が燃やしたそれを指差す。]
また探しに行かなきゃ……。
ダンボールといっても、風に強いダンボール、雨に強いダンボール、睡眠に最適なダンボール、防犯に最適なダンボール、幼馴染の心をゲットするダンボールと色々あって……。
[うんちくあれこれ。]
[チーズと牛乳を混ぜたそれを漉して、
ふと、片割れがいつもと何か調子が違うことに気がついた。
ぱちりと、瞬く。 ……珍しい。]
杏ちゃん。どしたの?
……そ、そんなに、えげつなかった?
[夢。
冷凍庫から、昨日凍らしておいた木苺を取り出しながら
かくりと首をかしいで、ふとキッチンへ入ってくる結城に気がついた。
浴衣姿のところを見ると、おそらく風呂から上がったばかりだろう。]
あ、結城くん。お風呂あがり?
…んー?
[呼ばれた気がして視線を向ける]
何や結城…そんな温泉場の観光客みたいなかっこ。
[浴衣。コーヒー牛乳。
いつもより覇気の幾らか欠けた視線と声を向け]
……なんだ、今頃気付いたか?
[更科のいい笑顔にはニカッと笑って、球を打ち返す。
その時に言った言葉は―――。
1.「そんなお前が好きだぞ」
2.「今なら惚れてもいいぞ」
3.「ほれ、球いったぞ」
4.「って、うぉぅ!?」(更科の浴衣が肌蹴ていた。)
[>2(4)]
そうか、それは悪いことをしたな…
[あいにく葛城は、手持ちの段ボールが無かった。そりゃそうだ。]
…どこかにあったかな…
食材が置いてある所辺りに積んであるかもしれない。
探してこようか?
―――そうだね、だから幼馴染の心をゲットするダンボールなんかはとても貴重なんだ。50年に一つ出荷されるかされないかと言ってもいい。
学会では何の変哲もない梱包に混ざっているのではないかとか、砂漠の遺跡に封印されているのではないかとか、ムーの遺産ではないかとか、セチの実験が成功すれば突然変異で生まれるのではないかとか……色々説があるんだ。
[阿太郎先生の講義はここまで。
熱心に聞く葛城に、傾聴感謝とお辞儀をして、]
葛城さんはどんなダンボールがいいの?
[訊ねてみた。]
うん、温泉なんて久しぶりだから長湯したらのぼせちゃったかみたいで。
[言いながら二人の方へとゆらゆら歩み寄る。]
なんか冷たい飲みものってないかな。
夢のえげつなさは、まあ…。
[もはや口にするのも何だか。
ちら、と鈴に視線を向けたあと首を横に振った。
少し伸びをすれば、髪を下ろしてる事以外はいつもどおり]
[熱心に語っている間に葛城が探してくれる、と進言していた。
少々反省。次に生かそう。]
あ、いや、いいよ。
やっぱりダンボールは自分で探さなくちゃ。
服と同じで、自分に合ったものを、自分で見つけたいもんね。
それは、恋人だってそうかもしれないけど。
[自分に恋人が出来ることなんてあるのだろうか、と首を傾げたくなったが悲しくなったのでやめておいた。]
…そういうものか。わかった。
[話を聞いていると、恋人うんぬんの例え話より、ヤドカリの家探しの方が合っているような気がしたが、大人なので口に出さなかった。]
まあ、なにか手が必要ならいつでも言ってくれ。
手か……あ、そういえば。
[僕のことじゃないけど、と断ってから。]
結城くんの体調が悪いみたいなんだ。
……良ければ葛城さんが見てあげてくれないかな。
僕は、ほら、あまり友達がいないから。
[あまり、というかぜんぜん、なのだが。
そもそも御手洗や矢口を友人カウントして失礼にならないかとか、そっちの方が気に掛かっていた。]
冷たい飲み物なら、冷蔵庫にあったよ?
結構何でもあるみたいだけど、希望とかある?
[結城の言葉に、冷蔵庫の棚をぱかりと空ける。
お風呂上りだったら、定番は牛乳かコーヒー牛乳か、フルーツ牛乳か。
…うん、確か全部パックで冷蔵庫に入っていた。あとお茶も。
用意がいいな日本政府。]
……うん、まぁ。
えげつなさは、なんとなく判るけど…。
[杏の言葉に、そっと目をそらす。愚問だった。]
[神様が、サイコロ博打でいかさまをしてる気がする。
――なぜか唐突に、なんとなく、そう思った]
……さて、わんこ。どうしようか?
1.もう少しだけ、ここにいる。
2.食堂にいって、お茶でも飲む。
3.さっきの光のほうにいってみる。
4.冷えたから、もっかいお風呂。
5.娯楽室にいって、馬に蹴り殺される。
[>4(5) ]
結城が?
[言って、眉間に皺を寄せる。
またどこか痛めでもしたのだろうか。]
わかった、気にかけておこう。
鶯谷が心配していた事も伝えておくよ。
あ、そうだ。
[洗濯が終わった。洗い物を取り込み部屋へ持って行く。予想通りブレザーはしわくちゃだった。畳む気にもならず床に放っておく]
風峯は、うまくやったんだろうかな。
[呟いたのは、友人のことだった]
葛城の話を聞いた限りでは、心配ないと思うが。
[適当な椅子に腰掛け。]
じゃあ、なにか炭酸水があったらお願い。ありがとう二越さん。
[すでに湯上りはコーヒー牛乳という気分を通り越していた。炭酸水は命の水です。液体はこれさえあれば生きていける。]
あー…うん、まあ。
ちょお転寝しとって、その時に見た夢がちょお、なんていうか
[まさかその余地無が現実として近づいてきているなんて知らない。
小さく肩を竦めて]
…ああ、そうか。温泉あるんか、ここ。
冷たいもんやったら冷蔵庫にあるけど…
湯あたりしたんやったら、ぬるい麦茶とかのがええんちゃうかな。
[相変わらず水分があるところは大好きです]
[ドキリとした。
犬がいた方向から、カランカランと音が近づいてくる。
錆びたようにぎこちなく、首をそちらへと向け、]
や、やぐ、……、
[名前を最後まで言い切ることも出来ず、ダンボール(古)に隠れた。だが、葛城の言葉の続きを聞くまで離れるわけにはいかない。]
な、んだろう。
[鶯谷の手をひょい、と取り、小指を自分の小指と絡ませる。]
ほい、これで私とも友達だ。
ゆーびきーりげーんまーん うーそつーいたーら
はーりせーんぼん のーまーす
ゆびきった♪
[歌い終わってからにっこり笑って指を離す。
それから、鶯谷に手を振ってから建物の中に*戻って行った*]
[鶯谷の手をひょい、と取り、小指を自分の小指と絡ませる。]
ほい、これで私とも友達だ。
ゆーびきーりげーんまーん うーそつーいたーら
はーりせーんぼん のーまーす
ゆびきった♪
[歌い終わってからにっこり笑って指を離す。
それから、鶯谷に手を振ってから建物の中に*戻って行った*]
―娯楽室―
自信家だな。
[冗談めかして謂って、笑った。
しかしながら、風峯の口から出た言葉はそれだけではなかった。]
――は、
[こーん と 実にいい音を立てて玉は床を跳ね上がった。]
…っ、いかん、失敗。
[跳ねた頂点でボールをぱしりと取って少しの間、ボールを持った手を見遣った]
――あんまり 冗談で謂うものじゃ、ないぞ。
……本気にされたら、どうするんだ?
[出来うる限り軽く謂って
玉をもう一度打った。なんだろう。酷く気恥ずかしい気がした]
は、え、あ
[ダンボールに隠れた、と思ったのだがダンボールが古かったせいだろう。隙間から出た手の指を切られてしまった。いや物理的な意味ではなく。]
えっと……。
……………、
[指切った♪と言うべきなのか、それとも、と悩んで。]
ありがとう、葛城さん。
[建物に戻る背中へ、感謝を継げた。]
あー・・・。
夢見が悪かったりすると結構ひきずるよねー。うん。
僕もすごく嫌な夢とか見た日は一日暗かったりするし。
[いや、基本的にいつも暗いはずだが。]
あれ、そういうものなんだ。お風呂のあとは冷たいもので冷やすのがってなんかで読んだ気がしてたんだけど…。
じゃあ麦茶にしたほうがいいのかなあ。
[ぽてり、とテーブルに頭をのせた。]
どうした、うろたえて。
[クックッと笑いをかみ殺す。
しかし、ここで更科からの反撃が。
ここですべき反応は―――
1.「いや……えっと、その、だな。」
2.「嬉しいだけじゃねぇか」
3.「なんなら一緒のベッドで寝るか?」
[>1(3)]
友達、か。
[覆面を被ったトモダチ。いやそれは番組が違う。
ボクがトモダチだよ……。]
何だか、久しぶりに聞いた気がする。
[ありがとう、ともう一度心の中で呟いてから、
1.矢口から逃走する。
2.頑張って話しかける。
3.黙ってお守りを渡してやっぱり逃げる。
1(3)。]
炭酸水ね、えーとたしかあった筈…。
[少し奥を見たら、コーラ(メーカー各種)にラムネに
メロンソーダにカルピスソーダにファンタ各種他諸々。
……、多すぎだろう。
とりあえず手前にあったものを6つ取り出す。
1.ペプシ(あずき)
2.ラムネ
3.カルピスソーダ
4.ペプシ(しそ)
5.ファンタグレープ
6.ペプシ(キューカンバー)
…ひどくない。気のせい気のせい。]
ねー、結城君どれがいい…?
ご、ごめんっ、矢口さん……!
[阿太郎は矢口から逃げるために全力を尽くす。
そう、それは新技・アタライト2010!
ダンボールは増殖し、そして本体(古)は闇夜へ消える逃走術。
この阿太郎、逃げの一手に遅れは取りませぬぞ……!
アタライト2010を展開し、矢口と犬とすれ違うように、砂浜の方へ逃げる。]
引きずるというか、うん、まあそうしとくわ。
[エスプレッソをくーっと飲み干す。
甘苦い。これがやっぱり好きだ]
どうやろう。ただあんまり冷たいと、
体がびっくりするからいかんような気がするだけ。
麦茶は体の熱を取ってくれる飲み物やから、
そのほうがええかなってうちが思っただけやし。
ま、気にせんと…
[そういいながら鈴がならべたものを見て]
…旅立ってこい。
[なんか。こう、結城の肩を叩いて慰めてやるべきか否か]
[笑みが漏れた。そもそも、あの二人がうまく行かない光景を想像できなかった。あの二人はいいやつだ。くっつけばきっとうまく行く。
そう。多分、見ていて苛つくくらいに]
腹が減った。飯はあるかな?
[苦笑して、部屋を出た。だいぶ調子も戻ってきた。食堂へ行くことにする]
[部屋に戻る途中、西野とすれ違う。挨拶されたのでし返すと、部屋に向かった。
もう204号室の前に二人はいない。]
畳むのは後でいっか。
シャツだけハンガーにかけておこっと。
[選択されたものをバッグに戻すと、シャツだけをハンガーにかける。
浴衣の前を整えてから髪の毛をまとめて、又部屋を出た。]
さっきの声、鶯谷くん?
[というか、段ボール技の時点で確定だ]
……なんで、謝られたんだろう?
[首をかしげつ、何か急にテンションの上がったわんこをなだめて。
屋内へ。からんころん]
いや、でも正直キューカンバーはアリだと思っちゃったことのある中の人。
ここでどう反応返すのが面白いんだろう。
1.中の人と同じ感想
2.双海に向かって噴く
3.二越に向かって噴く
4.咳き込む
1(4)
[キャップをひねればパシュっという音と共に軽く青臭い香りがあたりに広がる。
そのままくるくるくるっとキャップを外してゴクリごくりと一気に半分ほどをラッパ飲みして――
1.これはこれでアリな味!
2.双海に向かって噴く
3.二越に向かって噴く
4.むせた。咳き込んだ。3(4)]
――― 食堂 ―――
[食事に来てみると、話し声が聞こえた。結城、二越、双海の三人のようだ。二越が意外なセンスを発揮して結城にジュースを与えていた]
こんばんは、三人とも。今はお茶の時間か?
[エントランスに入る。
丁度、西野が廊下を通り過ぎて、食堂に行くところだった。
溺れさせた件で少し気まずいので、まあ、ニアピンで良かったのかどうなのか]
わんこー。私はお風呂だけど。
お前、食堂にいって、誰かにご飯、貰うといいよ。
[入って、右手を指す。賢いわんこは一声鳴いて、明かりと話し声の洩れる食堂へ]
―娯楽室―
…反撃と謂うのかな、これは。
…何、赤くなってる。
[うなじに掛かる後ろ髪に触れながら
多分困った、己も大差ない。
顔を見てから、眼を逸らした。]
そうだ な。
休憩しよう。飲み物でももらうかな…
[ひょいと廊下に顔を出す。
ペプシ地獄が食堂で繰り広げられているとも知らず。]
[砂浜へ着くと、当然だが静かになった。
どうやら波の音は自然すぎてもはや音ではないらしい。]
………、もう寝よう。
[何だか今日はいいことが……いやあったのだが。
林の方へダンボールのまま走り、寝床を探し始めた。]
[食堂にたどり着く少し前。
先に西野の背中が見えて声をかけようとしたところで、横をすり抜けていく物体に思わず驚いた。]
わ、何?
犬……?
どうしてこんなところに。
ってそっちは食堂だってば。
[止まる気配はなかった。]
…わぁ。
[思わず結城が手にしたものに残念そうな表情を浮かべてしまった。
まあ、でもはずれの中ではまだアタリだろう。
人によってはさっぱりメロンソーダなんていって平気で飲む飲み物だ。
そりゃあ、まあどっちも瓜科だからね。
とかいってたら]
…。
[おもむろに立ち上がると結城の後頭部に向けて鋭い踵落としを放つ。
にげてー、結城にげてー。この人本気で殺る気だよー]
……二越さん、大丈夫?
[手に持っていたタオルを差し出す。]
結城君、味が酷いからって、女の子に向かって吹く事ないじゃない。せめて床とか、手で押さえるとか。
そうだな、汗も結構かいちまったし。
まずは水分補給とするか。
[更科に続いて廊下に顔を出す。
恐らく今から行き着く場所では、一つの命が燃え尽きようとしているだろう。]
[ケーキ型にクラッカーを敷き詰めて、
冷凍庫から出してきた木苺を上に並べる。
…そういえば奥に缶のポーションもあったなぁ。
うっかり手前から順に出しちゃったけど、
結城君にそっちを出すべきだったかな。主にカルピス辺りの代わりに。
ほら、アンデッドじゃないかぎり、きっと何かが回復するだろうし。
私としたことが、失敗しっぱい!]
って、え。…ッ、
[なんか
噴かれた。 その発想はなかった。
とっさに目を瞑ったから、目元にダメージはない、し
ついでに、ケーキ型も死守したので、レアチーズケーキがまさかの
キューカンバー風味になることはないけれども
うわぁ、べとべとする。]
―1F廊下―
矢口。
[小さく手をあげた。]
なんだ、風情のある音だな。
下駄…なわけないか。
[木のスリッパって何と謂うのだろう。]
食堂、騒がしいな。
皆で夜食でも食べてるんだろうか。
[寧ろ惨状になっていることを知らない。]
う、うん。
[西野の言葉に頷いて、]
皆食べ終わってるなら、一緒に食べよっか。
一人で食べるのって皆がいてもちょっと居た堪れないもの。
[結城に踵落としが決まる瞬間からは目をそらした。]
[最後結城が落ちてきたところに床へと叩きつける様な渾身の左ストレート。
合計5COMBOでした。
うっかり死んでもきっと骨は犬が食ってくれると思っている]
あ、ありがと愛美ちゃん…
[差し出されたタオルをありがたく受け取って顔を拭く。
目を見開いた先に、華麗なるコンボが展開していた。
ウメハラがぁ!捕まえてぇ!画面端ィ!
…誰だろうウメハラって。]
おう、矢口か。
今から風呂か?
[おっすと腕を挙げて挨拶をする。
ついでにナチュラルに無視ってくれた城には笑顔でヘッドロック。]
って何だ今の音?
ゲーセンなら後ろに観客が付くかのようなコンボ音が聞こえたが。
[視線は食堂のほうへ]
―1F廊下―
…いまひとつの命が召された気がする。
[呟く。命の現場。]
城、こんばんは。
夜の散歩か。他に人気のない此処なら、
星も綺麗だろうな。
ぁがっ!?
[咳き込み、うつむいていた丈二の延髄に双海の踵落としが突き刺さる。
そのまま床に叩き付けられ、跳ね上がったところに踵落としをキャンセルしたスライディングから上段回し蹴りを介して繫げるチェーンコンボの締めはエアリアルの始動ともなっているアッパーだった!
大きく打ち上げられた丈二の身体を即座に追って跳んだ双海は弱P→弱K→中P→中K→大P→大Kで再度床に叩き付けられた! 超必殺にはつなげていない!つなげていないみたいだよ助かった!?]
/*
しかし、GGとニコ動に精通してないとわからないようなネタを
よくまぁ俺は平然と出したな…。
反省? してない。後悔はちょっと。
*/
[ふー…、とゆっくり息を吐き出す。押忍。
帯が見えた?気のせい気のせい。でもきっと何かしらの段位は持っている。
壁じゃなくて床に叩きつけるなんて器用な事をしてしまったと思いつつ、
今は鈴のほうが心配だ]
…鈴、大丈夫?
[どう見ても自分のほうがおろおろとしていた。
着替えておいで、とか、お風呂行っておいでとか、忙しない]
[青に手礼をかえす。続いて顔を出した風峯に、ちょっと複雑]
いや……誰かいるみたいだったから、
わんこに、ご飯もらっといで、って言ったんだけど。
……あ、5COMBO。
杏ちゃんは、とりあえず、いるみたい……と。
なにか凄い久々な気がするね、ジョジョ。
[海にもいたはずなので、そんなことはないはずなんだけど。
そういえば、狙った名の割に、綽名マニアの城に呼ばれるのが初めてな気もする。
チェコでもスロバキアでもおっけーよ]
[結城に決まった技の数々は見なかった事にしたかったが。]
……双海さん、殺さない、程度でね?
結城君だってわざとじゃなかっただろうし……。
えっと、ご飯食べてもいいかな。
ぁがっ!?
[咳き込み、うつむいていた丈二の延髄に双海の踵落としが突き刺さる。
そのまま床に叩き付けられ、跳ね上がったところにスライディングから上段回し蹴りを介して繫げるチェーンコンボの締めはエアリアルの始動ともなっているアッパーだった!
しかし双海はわざとエアリアルを繫げずアッパーにキャンセルをかけてギャラクティカ・ファントムの溜めに入る。ゆっくりと落ちてくる丈二には死神のカウントがよく似合った。
…1…2…3…4…5…6…ファイナル!
双海の拳が光を放つ。唸りをあげる渾身のジェット・コークスクリューブローが落ちてきた丈二の身体を貫いた・・・。]
イタイイタイよ駿。
[風峯にヘッドロックされて笑いながら抗議]
そうだね。
[更科の言葉に頷くも、豪腕に締められて動かず]
余計な光が無いし、空も澄んでるし。
僕は星座とかわからないけど、たまに見上げる夜空が綺麗過ぎると、ドキッとするよね。
[コンボが終わったのを確認して、結城に振り返る]
大丈夫か?
実は二人くらい男子が死んでもおかしくない男女比なんだが、なにか陰謀にでも巻き込まれてないか?
[朝も同じような事を言った気がする]
―1F廊下―
[ヘッドロックをかます様には
小さく笑う。本気じゃないだろう。]
わんこ、嗚呼、あの子か。
飲み物でももらってこようと思ったのだが…
……なんだか食堂は取り込み中のようだな。
[寧ろ惨劇の現場だったが
其処まで詳しくは見えない。
多分見ないほうがいい。]
――そうか、それは、佳いな。
星が綺麗だと、吸い込まれそうになる。
広すぎて、怖くもな。
[城に答え、ふと窓の外に眼をやった。]
ナチュラルに無視するお前が悪い!
[しかし顔は笑顔で、腕を外してやる。]
汗かいちまったから飲み物貰おうかと思ったんだけどな。
今はいかねぇ方が良いって俺の本能が告げてるわ。
[先に風呂行くかなぁ、と風呂のほうに視線。]
えっと、…うん、大丈夫。
ごめんね愛美ちゃん、これ、洗って返すから。
[杏の声に、こくこくと頷いて
床に叩き伏せられた結城をちらりと横目見た。
…結城君が大ダメージ食らうのを見るの、二度目なんだけど。
しかもどっちも、私に何か起こった結果
杏ちゃんがCOMBOを決めちゃった系なんだけど。
さながらピタゴラスイッチのごとく。]
…、ゆ、結城くーん…?
[大丈夫?と小声で声をかけてみたものの、果たして。
ちなみに、わふわふと駆け寄ってきたわんこが
戸惑っている間にべろんべろんに舐めてくれました。
今度は涎でべったべたです。何このわんこ可愛いよわんこ。]
―林―
[今日は趣向を変えて木の上にダンボールを組んでみた。
鳥が怒っているが気にしないことにしよう。]
………ふぅ。
[みんな、順調にこの島の生活になじんでいるように思う。
それはプログラムとやらが正しいということなのだろうか。
自分が脱出計画を考えていたのはただの僻みで、正しいのは彼らの方で――とも思えてくる。夜に独りで考え込むとそうなるのだ。]
どちらにしても、僕は特別プログラム行きかな。
[阿太郎とて、憧れていた女の子がいないわけではない。
だから修学旅行のために、シルクのタイツにしてきたのだ。
……まあシルクのタイツは失くした(正確には城が拾って引き裂いた)のだが、もう今更なことだ。]
洗脳とかされるのかな。
………。
渾名マニアと言われると、確かにそうかもしれない。
僕は僕だけが使う呼び方に振り向いてもらえることが嬉しいんだ。
でも最初は何の捻りもなくケーコちゃんだった自分に残念!
結城くーん……大丈夫?
[倒れ伏した結城を見下ろす。]
死んでもって、さすがにないんじゃないのかな。
特別プログラムに連れて行かれるだけじゃない?
特別プログラムってどんなんだろうね。
[心配しつつも、テーブルについてご飯待ち。
出されると目を輝かせた。]
あはは、綺麗な顔を二人も見ちゃったから、瞳孔が開いていかつい顔は視界に入らなかったみたい。
アオちゃんと二人で、いい汗……?
そっか、駿もやっと素直になれたんだね。
[ロックから解放されて、うんうん、と頷いた]
[ぶる、と身震いする。やはり夜の考え事はよくない。]
でも、せめて……。
[矢口だけは逃がしたい、と思う。
でも、彼女がどう考えているかは分からない。……もしかしたら逃げたいとは、もう思っていないのかもしれない。
……今まで遠くから見ていることしかしなかった、自分へのツケというものだ。
まあ、ぶっちゃけると。
阿太郎が憧れていた女子というのは矢口のことだったのだが。
それが恋だったのかどうかというと、分からない。
男子にも女子にも、誰にでも憧れの人がいるものです。]
―1F廊下―
……、……そうか。
……そうだな。
[行かないほうがいい、というか
どうなんだろう、それは、と一度食堂を見遣る]
ん、風呂か、ああ…そのほうがいいか、…な?
……城、お前何謂ってる。
[爽やかな城の頷きに怪訝そうな表情を浮かべた。]
ほう、ジョジョ……。
中々勇気ある発言だなぁ。
[指をボキボキと。]
そんな冗談が言えるほど元気って事は、首の骨の一本や二本位ヘシ折る¥られても平気だっちゅう話だな?
[首をゴキリと鳴らせて準備運動。]
ほう、ジョジョ……。
中々勇気ある発言だなぁ。
[指をボキボキと。]
そんな冗談が言えるほど元気って事は、首の骨の一本や二本位ヘシ折られても平気だっちゅう話だな?
[首をゴキリと鳴らせて準備運動。]
/*
おおっとキタ!
風峰→更科 (ほぼ鉄板)
結城→葛城
城→双海
鶯谷→矢口 でOK?
城くんは昨日発言なかったからあれだけど
多分間違ってないと思うんだけどなー…。
たぶん。 おそらく。メイビー。
*/
碓氷。僕もさすがに誰か死ぬなんて思っていない。
というか、もし誰か死ぬようなプロジェクトだったら、さすがに日恋は僕の怒りに触れるよ。その時は潰してやるさ。
[わりと真面目な声で言って、それから顎に手を当てる]
特別プログラム、ね。実はそれ、ただの脅しかもしれないぞ。
そもそも無理矢理連れてこられた僕らに、そんなものを受ける義務があると思うか?
あはは、やだなぁ駿。
首の骨が折れたら死んじゃうよ。
それより、潮風でべたついたから、僕もお風呂に入ろうかな。
アオちゃんと二人で入りたいんだったら、僕は遠慮するけど。
[命知らずな冗談を続けた]
矢口、体が冷えたならぬるめの風呂にゆっくり浸かった方がいいぞ?
医者も居ない場所だ、健康には気をつけたほうがいいっちゅう話だ。
[食堂のほうへ体を向けた矢口に声をかける。]
とりあえず俺は、この勇気ある共に敬意を評して、たっぷりと頭の天辺まで湯につけてやることにしたからよ。
んじゃなー。
[ああ、露天風呂は俺つかわねぇからー、と矢口と更科に声をかけて風呂場へと]
[手を合わせてから、夕食を食べ始める。普段? 西野がそんな行儀のいい人であるはずがない。双海のコンボを思い出してビクビクしているだけである]
やはり美味いな。僕じゃこうはいかない。
[これはお世辞ではなかった]
西野君の怒りに触れたら、日恋に何かダメージが行くの?
例えば裏にすごいパイプを持ってるとか、巨大化するとか。
潰すっていっても、こんなことが出来る組織を潰すのって難しそう。
でも、ちょっと見直したな。西野君がそんなに真面目に言うなんて。
[くす、と笑って食事に手をつける。]
義務かぁ。
うん、どんなプログラムかわからないけど、人権を損なうようなやつとか、そういうのは拒否権あっていいよね。
[結城にしばらく話しかけてみたものの、
へんじがない、ただのしかばねのようだ。]
…っていうか、ワンコ。舐めてるとベトベトになるよ…?
[というか、もうなってた。なんてことだ。
折角ちぇこちゃんと必死に洗ったのに。
さすがにキューカンバーまみれで、そのままでいる訳にもいかない。
困った。非常に困った。]
…杏ちゃん、このレアチーズケーキ、最後任せちゃっていいー?
型の上にクリームチーズ静かに流して、冷やすだけなんだけど。
杏ちゃんに言われたとおり、お風呂行ってくる。
[あと、愛美から借りたタオルを一緒に洗ってこなくては。
ケーキ型と、チーズの入ったボウルを指してお願いしてみた。]
[碓氷の発想に、思わず笑った]
巨大化か、いいな。それは思いつかなかった。ロマンが溢れる。碓氷、僕は君を見直したぞ。
僕の裏にパイプがあろうが、僕がすごい力を持っていようが、何も持っていなかろうが、それは関係ないことだろう?
仲間を殺されて泣き寝入りなんかしてやるものかよ。そういうことだ。
−風呂場−
あー浴衣は新しくすっかー。
[汗で濡れてしまった浴衣を、備え付けのカゴへと放り込む。
バスタオルに浴衣、牛乳各種備え付けとは本当にどこぞの温泉である。]
ジョジョもさっさとひとっ風呂浴びようや。
[素早く全裸。]
あ、うん、タオルは後でもいいよー。
今日お洗濯したからまだあるし。
[二越へと箸を止めて声をかける。]
でもそれだけ舐められたら、洗って来た方がいいね。
お風呂、気持ちよかったよ。
[結城の屍なんて視界に入らない。
だってフィクションだもの、気のせい気のせい。
西野の判断は正しかった。なぜなら、ここに来てから双海の機嫌は
ほんの些細なことでバーストしやすくなっているからだ]
ん?ああ、ええよ。
すっきり綺麗になっといで。
[頷いて、いつでも鈴を送り出せるように。
相変わらず犬と一緒にいるので、きっとお互い好きなんだろうなあと思う。
どっちも可愛いから愛でておきたいが、今は鈴と犬の風呂が先だ]
―1F廊下―
…矢口?
[小首を傾いだ。ちょっと様子がおかしい気がした。]
ああ…露天風呂はだな、
…ええと、混浴なんだ、男女大浴場
両方から行けてな…。
[ちょっと言葉を濁しつつ。]
…城、要らんこと謂わなくていい。
つけるのはいいが手加減してやれよ、風峯。
豪快な脱ぎっぷりだなぁ。
[潮風でべたついた肌に、布がまとわりついている]
夜の海は、これがなければ最高なんだけど。
[ようやく脱げた]
[二越と犬を視界に入れる。酷い顔だった]
二越。たしかに君は風呂に行くべきだ。僕以外の男子に見つかる前にな。
[からかい混じりに]
混浴、ね……お風呂、2回入ってるけど。露天あるなんて、気付かなかった。
[それは、そう。だって、その後に露天風呂が増設されたのだから]
……どうしよ。
[風峯に風呂を勧められた。
元々、入るつもりだったけど。
青と一緒で、大丈夫かな。どうしよう。
迷っていると、なんだかわんこの声が聴こえるような]
別に、戸惑うことなんてないしなー。
……結城が居なけりゃ。
[自分とジョジョの裸を見て溜息を着く。]
あのアナコンダだけは反則だ……。
ほんと?
さっきお風呂に入ってきたときは、
ワンコも一緒だったから湯船浸かってないんだー。
[愛美の言葉に少しだけ嬉しそうに笑う。
まぁ、今回もワンコを一緒に連れて行くつもりだけれど。
…だって、さすがに炭酸舐めたら口周りとかべったべただ。
西野の言葉は尤も過ぎて、思わず笑えてくる。]
うーん…確かに、ちょっとひどいよねぇ。
うん、ありがと!杏ちゃん。
[じゃあいってきまーす。と
杏の言葉に、こくこくと頷いてキッチンを出る。
長居するつもりはないから、流したら出てくるつもりで。
ワンコを引き連れてパタパタと走っていくと、友人の姿。]
ちぇこちゃん!
あ、鈴ちゃ――……
[友人の姿に、絶句。
――少し、朱を帯びた頬。
困ったように寄せられた眉根に、苦笑いを浮かべる口許。
綺麗に手入れのされた、艶を帯びた滑らかな髪。
――そのすべてを、覆うのは。
透明で、ところどころ白濁していて、粘度の高い液体]
……ど、どうしたの。それ。
[まさか、御手洗様がキャストオフして撒き散らして。
それを杏が殺したのが、さっきの5COMBOだったんだろうか]
―大浴場(女)―
[――わたしも葛城に聞いたんだよ、と
矢口に答えた。後ろのほうから
なんだか犬の声が聞こえたが、まあ、気にせず
風呂に向かったのだった。
そういえば結城の心の声か何か
タオルを湯船につけるなと聞こえた気がしたのだが
あの状態で隠そうと思うとそれしかないじゃないかばか。]
…――ふ、
[ぼんやりと、戸に近いほうに近づいて
夜空を見上げた。]
露天風呂ならもっとよく見えるんだろうがな…
[事件が昨日の今日どころか今日の今日なので気は進まなかった。]
うん、いっといでー。
[鈴が犬と共に出ていったのを見送ってから、ころ合いを見計らって
鈴の指示通りにクラッカーの上にクリームチーズを流す。
お菓子はあまり作らないが、これくらいは大丈夫。
お正月用に淡雪を作る感覚にちょっと似てるなあ、と思った。
碓氷と西野の会話が普通なのに深刻に見えるのは
二人の顔のつくりのせいだろうかと思いつつ、
自分は他の遅ご飯組が車でゆっくりカプチーノを飲むことにした。
シナモンと蜂蜜を垂らして、フォームをなるべく崩さないようにしながらかき交ぜる。
うん、おいしい]
反則すぎるわ、アレ。
なんだ平常時24cmって、あんなにヒョロっこいのに。
[悪夢としか思えない。
キーボードでいえば大体シフトからシフトぐらい。]
あー……仲良い、のかねぇ?
[そうだ、奥の扉は開けんなよーと言いながら頭から湯を被る。]
え? あ、これ?
[すごい深刻そうな顔をされたので、何事かと思った。
わんこだよ、とわしゃわしゃしながら頷く。]
えっと、結城君に炭酸噴きかけられちゃって。
タオルで拭いたし、ワンコも舐めてくれたんだけど、
さすがにベタベタだから、一度お風呂行こうと思って…。
[ワンコも、ちょっと炭酸ついちゃったね。
と口元を手のひらで拭ってやる。やっぱりべとべとだ。]
ちぇこちゃんは?
みんなはキッチンに居るけど。
栄養が全部あそこに集まったんだよ、きっと……。
仲良いと思うよー、いっつも一緒にいるじゃん。
[頭にタオルを乗せたまま、ぺたぺたと歩いて奥の扉を開く]
ん?何?
え、ああ……うん、まあ。
散歩して、冷えちゃったから。
温かいもの貰うか、お風呂か、迷ったんだけど。
鈴ちゃんがお風呂なら、お風呂にしよっかな。
[わんこと鈴がいれば、まあ。
青に対して、屈託を抱くこともまあ、ないでしょう。うん]
[双海が思っていることはわかるはずもないので視線に首を傾げただけ。]
西野君は、いいなって思う子はいるの?
あ、双海さんなら言わなくっていいよ。さすがに本人の前だといいにくいもんね。
[ちょっと小声で聞いてみた。キッチンの方からは甘いいい匂いが漂ってくる。]
あ、そうなんだ?
まだ夜は冷えるしね…あんなに昼は暑いのに。
[じゃあ行こ!と誘う言葉に合わせて、
ワンコがわん!と一つ鳴いた。尻尾ぶんぶか。大喜び。
指差して風呂の方へと歩き出す。
…先に更科が向かっているとは知らないので、
残念ながら矢口の心境を察することもない。]
―大浴場―
…――
[ぼんやりうつ伏せ気味に自分の手を見た。]
……病 か
[恋とは何ぞや。
そう問うた葛城に自分はそう答えたのだった。
他の心の雲行き疎くて知らず
ひんやりした空気を求め露天風呂への扉を緩く開いた。
空がよく見える。]
ちょっ!おまっ!
[扉を開こうとしたジョジョの肩を掴んで持ち上げると、男湯の湯舟へ強制ダイブ。]
流石に使わないと言っちまった以上ここはとおさんぞ!
[碓氷の質問には、口元に手を当て少し考えた。キッチンの方を見る]
双海か? あれはいい女だと思うね。一緒にここを抜ければ、きっと先の人生は楽しくなる。
まあ、その時は死と隣り合わせだと思うが。
……だがそういう点で言えば、このクラスの女子はそういうヤツばかりだと思うよ。碓氷もな。
ああ、もちろん”先の人生が楽しくなる”という点の方だぞ。死と隣り合わせはアイツだけだ。
[別段、声は抑えなかった]
でも僕は正直、そういう事を考えられない……かな。
僕は存外、このクラスが好きでね。今までの関係で十分満足していた。これ以上は望みすぎだと思うくらいにね。
だから、できればこのクラスの連中とはずっと今までと同じ関係が続けばいいと思っていた。卒業した後も。
[感慨深げに言ってから、似合わないと自分で思った。照れ隠しに、逆に聞く]
碓氷はどうだ。気になる相手はいるのか?
いやまぁ、ジョジョ。
理由も言わない俺も悪かったが、許してくれ。
ある意味俺はお前の命を救った可能性もあるんだ。
[ジョジョを放り込んだ湯舟に、自分も入る。]
あの扉の向こうは露天風呂なんだがな……混浴だ。
もしお前が扉を開けた先に双海や二越がいてみろ。
いや他の女子が居たとして、それが双海の耳に入れば………わかるな?
[とても真剣な目で語る。]
― →食堂 ―
[宇留間さんがログインしました]
……。
[何かが転がっていた。それはきっと、ヒトだったもの]
……何かが起きた事は容易に想像できるけど、何が起きたのかは想像したくないね。うん。
……。
[宇留間は一旦食堂を退出すると、またふらりと戻ってきた。手には毛布らしきもの]
…………。
[そして結城のなれの果てを踏まれない位置に移すと、その上に毛布をかけた。それはせめてもの武士の情けか]
ふうん…。そうよね。考えられないよね…。
風峯君と更科さんはそうでもないみたいだけど。
でも死と隣りあわせって、それはいい過ぎだと思うな。
だって、別に何もしなければ双海さんだって何もしないよ?
それに、双海さんって、自分のことならあそこまでしない気がするんだ。
[双海の方を見た。]
…私?
私は、……いないよ。
だって、好きな人がいるもの。このクラスの人でも、学校の人でもないけど。
でももう長いこと会ってないなぁ。
[碓氷と西野が何だか仲がよさそうなので、
少しだけいたたまれなくてカプチーノを音を立てずに飲んでみるも
なかなか難しい。
誰か来ないかなー、なんてそっと思っていたら]
あ。宇留間。
…まあ、想像しなくてもええわ。
[まあ、ほらフィクションだかr]
夕飯出すわ。どうぞお座りんなって。
あー…ホットミルク、どうする?つける?
[一応尋ねてみた。朝出したのは覚えているが]
そっか、露天風呂か。
あたたかい湯船に浸かりながら星空を見上げたら、気持ち良いだろうね。
[なんて楽しいひと時だろう、と思う]
んー、キングコブラはアナコンダほど見た目が凶悪じゃないから、別に女の子に見られても平気だけど。
駿は恥ずかしいのかい?
[飛んでいったタオルを拾って再び頭の上に乗せた]
やあ。今日も良い天気だね。
[涼しい顔で挨拶]
ありがとう双海。いつも助かるよ。ホットミルクはもらえると目を糸目にして喜ぶよ。
[宇留間は真顔のまま頬を猫手でこする真似をした]
ああ、気持ち良いのには同意するな。
しかしまぁ、流石に混浴は危険すぎるっちゅう話だ。
[ふぅ……と一息つく。
海水浴に卓球と今日は動きいた一日だった。]
いや、俺もアナコンダほどじゃねぇけど自分の自身には自信がだな……ってそういう話じゃねぇ!
やから、何でそんな猫みたいなん。
[喉を鳴らすとか、糸目とか。
小さく吹きだしたけれど、まあそんな事はどうだっていいのだ。
用意された食事にはちゃんとホットミルクがついている。
食べものの好き嫌いは割としっかり覚えているので、
一度言われたらよほどのことがない限りは忘れない。
取り敢えず、二度聞いて二度ともつけることになったので、
次の食事からは何も言わなくてもきっと宇留間の分にはホットミルクがつけられるはず]
いや、死と隣り合わせと言ったのは、冗談なんだが……。
[真面目に返されて、少し微妙な顔をした]
しかしなるほど。双海はたしかに自分の事を何か言われても、あっさりと受け流すイメージが……。
[顎に手を当て双海の行動を思い返していた。だから、碓氷が続けた言葉には、少し反応が遅れた]
……好きな、人?
[トーマスは言っていなかっただろうか。他に好きな人がいる場合はどうするかと矢口が聞いたとき、調査した、と]
[洗ったり、洗われたり。鈴とわんこと、くんずほぐれつ。
わんこの唾液でべったべたの、鈴の頬に指を這わす。
透明な糸が、つぅと伸びる。別に、こんな描写に意味はない。
そういえば鈴のサイズは未公開。少なくとも杏より大きいだろうけど]
……むー。
[それなりに気負って入ったら、青はいなかった。
既に露天風呂か。露天風呂でくんずほぐれつか、畜生!]
あ、ううん、えと。
[言ってしまってはっとする。]
調査したって、いってたんだっけ。
でも片思いなんて調査できないよね?
告白はしたけど、流されちゃったし。
日恋にとったら、初恋なんて好きな人の内に入らないのかも。
[照れて頬を赤くすると、ごまかすように箸を動かした。]
ん。きっと僕には尻尾が生えているんじゃないかな。二叉の。目指せ三叉?
[宇留間は食事を受け取ると、ミルクをちろちろと飲んだ]
猫は好きなんだけど、飼ったことはないんだよね。家がイヌネコ飼育禁止でさ。
見せることに問題がなければ、あとは見なければいいんだよ。
混浴なんてそんなもんさ。
まあ、星空に気を取られて女の子を見なかったら、そっちの方が怒らせそうだと僕は思うけど。
[隣の浴場に大声で]
おーい、誰かいる?
せっかくだから露天風呂に行ってみない?
駿が変なことしそうになったら、僕が命がけで抑えるからさー。
見せることに問題がなければ、あとは見なければいいんだよ。
混浴なんてそんなもんさ。
まあ、星空に気を取られて女の子を見なかったら、そっちの方が失礼だと僕は思うけど。
[隣の浴場に大声で]
おーい、誰かいる?
せっかくだから露天風呂に行ってみない?
駿が変なことしそうになったら、僕が命がけで抑えるからさー。
ふーん?
尻尾の長い猫は猫又になるで、尻尾切れいう話はよう聞くけど。
三叉になる前に切ってもらったほうがええのんちゃう?
[誰から聞いたんだったか。
何処かの田舎のおばあちゃんだった気がする。
食事を出し終えるとカプチーノのカップを片手に首を捻った]
そうなんや。まあ、うちも飼ったことないなあ…。
あんま考えたことなかったわ、そういうの。
―風呂場―
[ぼんやりしていたら人の気配
および獣の気配。]
…え?
[犬が見えた。
半分露天を覗いていた顔を大浴場に戻し
眼を丸くした。――が、まあ仕方ないなという
そんな表情で、現れた二人に小さく手を振る。
矢口の内心知らず。
というかそれは破廉恥すぎる。]
―風呂場―
…は、
[男風呂のほうから声が聞こえてきた。]
…城?
[堂々とした呼びかけに流石に呆れた、
呆れたと同時に感心した。]
居るは居るが――……
[よく響く声は聞こえるだろう。
二越と矢口の方を見た。]
[城の声。
……男から混浴に誘うって、どうなんだろう。
そも、風峯と青がいる時点でナニがアレだろう]
えー……、と。
……どうする?
[反応に困って、鈴に聞いてみる。
正直、露天風呂は行ってみたい。
問題は、風峯と青の夫婦漫才だけだ。
……え? 城くん?
私と鈴ちゃんに変なことしたら、
頼れるボディガード、わんこが食い千切るしね]
三叉になって瞬間移動ができるようになるなら、切るのは惜しいな。どこかへ前触れもなく突然に現れたら愉快じゃないか。
双海は動物に興味ない方なのかな? 可愛いのに。
大変なことも多いけど。
[きっと飼育委員会とかに居たんだろう]
[気を取り直し、女子風呂に向かって。]
いつものジョジョの暴走だ。
安心しろ、女だけでゆっくり入りたいってなら命に賭けてもジョジョは通さねぇし俺もいかねぇっちゅう話だ。
片思い。初恋か。たしかにそれは、調べるのは難しいな。
[長いこと会っていないとも言っていた。それがどれほどの期間かは分からないが、日恋の調査が届いていないのなら、通常は想いが薄れて消える年月なのだろう]
……一途なんだな。碓氷は。
(……それでも)
(トーマス。僕は君を軽蔑するぞ)
さっき砂浜で見た星空は、すっごく綺麗だったんだ。
皆で湯船に浸かって見上げたら、きっと素敵だと思うよー。
[風峯の言葉に首を傾げる]
そう?
僕は別にすごくも何ともなくて、素直なだけだと思うな。
瞬間移動、なあ…。
[あんまり想像できない。
首を傾げた]
瞬間移動て、憧れはするけどその過程が全部すっとばしになるんよなあ…。
それはそれで、ちょお面白味ない気もする。
[天井を仰いで考えるが、ピンとこない]
うち?嫌いやないけど、飼うんは苦手かも。
…言葉が解らんさかい、どうも何考えとんのか解らんくて。
[苦笑のまま肩を竦めた。
要するに性に合わないといえばそれまでの話。
碓氷の、食事の感想にキョトンとした後笑った]
そお?おーきに。沢山食べや。
一途、なのかなぁ。
友達には憧れだって言われたし、自分もそうなのかなって思ったりしたけど。
難しいね。人を好きになるのって。
……? なぁに? 宇留間君。
[宇留間からの視線を感じて首を傾げた。]
キングクリムゾン。
[聞き取りづらい程度の声でつぶやいた]
わからないから楽しいんだよ。色々と妄s……想像できてさ。
すました顔でエサをもらいながら内心では「お前みたいな寂しいヤツに飼われてやってるんだから感謝しろいべらぼうめえ!」とか毒づいてるんじゃないか、とかね。
[そう言うと、あごに手を突いて碓氷に顔を向けた]
いや、別に。背後に立っているのは誰なのかなあ、ってね。それだけ。
[適当に言った]
[力が抜けたような面持ちで、天井を見上げた。
何を言えばいいのか考える。何を言ってやればいいのか考える。何を言わなければいけないのか考える]
碓氷。
それを訴えれば、ここを抜けられるかもしれない。なぜそうしない?
[宇留間が呟いた声は聞こえなかった。]
え、え? 背後?
[振り返る。]
何もいないよ?
もう宇留間君てばひょっとして見えたりする人?
だったら私は元気ですって伝えといてね。
[誰に伝えるのかまではわかっていないが。]
…?
[なんか宇留間が呟いた。はて、何のことだろう]
ふ、ふーん…まあ、ええけど。
にしても、えらい江戸前やな、そいつ。
[ぷ、と小さく吹きだすと、カプチーノのカップを空にして立ち上がる]
…ま、ええわ。うち、ちょお席外すさかい。
食べ終わったら、皿は流しに下げといて。
西野、もしうちがおらんうちに誰か着たらご飯だしたげてくれる?
[相変わらず、いきなりキッチン雑用を頼みながら西野に声を投げて]
[西野の言葉に目を丸くした。]
訴えるって、好きな人がいるってこと?
……どうなのかな。
だって少子化問題がこの原因な訳でしょ?
それなら、前の男はあきらめて新しい恋を見つけろって言われるだけじゃないのかなぁ。
うん、本当、そう思うんだけど。
…先生、元気かな…。
[ぽそっと小さな声で呟いた。]
新城幸也、ジロデイタリア第5ステージで逃げ切り、ステージ3位の快挙。あと一歩だった。興奮した。まだ興奮している。とても興奮している。今はまだ正直全くカルロスとかできる気がしない。カルロスってスペインだろ、てめーの国自転車ロードレースべらぼうに強いじゃねーか。共感できねえー。
―身体半分露天風呂―
[入り口付近から少しだけ顔を覗かせるのは
どうも矢張り気恥ずかしいかららしい。
城の声に空を見上げる。
星が綺麗だった。]
…きれいだな。
[ぼんやり、月を見ていたことを思い出した。
同時に色々此処は思い出すので、行きにくい。]
[ちなみに先程矢口の指先で、艶かしく拾われた(犬)の唾液は
しっかりと流した後なので、露天風呂を汚すことはありません。
大丈夫!!
しかしわんこから直の唾液は保障できない。]
わー…すっごい!
[引き続き入ってきた更科へも手を振って、夜空を見上げる。
バスタオルは胸元まで上げているのでばっちりだ。
攻撃手段も、尻尾を振って横で待機中。]
……。
[しばし碓氷を見る]
負けた。
[素で返される事は敗北を意味する。らしい。何が?]
ん。カンサイの方が良かったかな。
[見当違いの事を言って、双海を見送った]
最後は後ろから追う大集団がすぐそこにまで迫って来ていた。新城は最後まで攻め、冷静に後ろについた逃げ仲間の2人に敗れての3位だった。新城は勝てなかったけど、新城じゃなければ、逃げ切れなかったかもしれない。新城は強かった。最後興奮しすぎてなんかもうよく分かんなくなった。今もよく分からん。ああ、とにかく、今日は、すごいものを見た。新城がビッグレースで勝つ姿が、今日は確かに、すぐ間近に見えたんだよ。
[ジョジョと共にさっさと湯船に浸かる。]
まぁ、確かに綺麗だけど、な。
[落ちつかねーっつぅの、と呟く。
健康的な男だ、そりゃまぁ当然だろう。]
/*
そして、突然回線がぶち切れたので超ビックリした。
ルーターのコンセントが抜けていただけだった。
なんということ。
ウチのわんこめ。 かわいい。
*/
[最後の呟きが聞こえ、静かに目を閉じた。少し沈黙して、開く。自然と、碓氷の目から視線は逸れた]
……碓氷がそれでいいなら、僕に何も言うことはないな。
だが僕はもし仮にヤツらが、「これがいい機会だ前の恋は忘れろ」などと言うのなら、何様のつもりだと噛みついてやるがね。
[――……と、いうことで。
今更、遅いかもしれないのだが。サービスシーンだ]
……ぷ、はぁ。
[いささか高めの湯温に、数十秒で音を上げて。
露天風呂の端に腰掛けて。
ひんやりとした外気に、バスタオルをまいた肢体を惜しげもなく晒す]
……やー。気持ちいい、ねえ。
[雲ひとつない星空を、かこんと見上げる。
脚は湯船に浸けているので、身体は火照ったまま。
粒の汗が、小柄な身体に浮かんでは垂れ。
バスタオルをまいた胸元、その隙間に流れて落ちる]
その声はアオちゃん?
綺麗だよねー。
でも。これって僕らが産まれるよりずっと前の光なんだよね。
僕らがあの星達に返してあげられる光ってあるのかな……。
[星空を見上げたまま、ぽそりと呟いた]
―露天風呂―
……、いい夜、だな。
…だが、うん、…なんだ…
[無邪気に喜ぶ二越の少し後ろ。
水着と露出が大差なかろうと
風呂と水辺では勝手が違う気がする。
男性陣の方はちらと見ただけで
また、星を見た。
落ち着かないのは仕方がない。
尻尾を振る犬をひと撫でした。]
−→大浴場−
うん、ほなよろしくね。
宇留間も、食べ足りひんかったらもっと食べたらええよ。
[西野に頼むと、宇留間と碓氷に軽く挨拶だけして一度は部屋へ。
暫くすると、その姿は大浴場の脱衣室に。
幾つか着替えがあったので、誰かはいってるんだろうかと思いながら
こっそり中をのぞく。湯気が流れている方向。外に繋がっているんだろうか。
ちょっと耳を済ませれば鈴や矢口、更科の声。それより遠くに男子の声]
…?
[犬の声も聞こえるけど外からなので、多分露天だろうなあと思いながら、
なるべくこっそりこっそり、体を洗ってから湯船の端っこのほうに身を沈める。
昼間の水着事件のあとなので、なんか、ちょっとばつが悪い]
…冗談でも、女の子の胸を直で測らせろなんていったら、
大抵の場合において、笑顔でドン引きだよ!
実際の修学旅行で言ってみなよ、たちまち女子の間で噂が広まって
次の日から全クラスの生徒に冷ややかな目線で見られる事請け合いだよ?
[何言ってるの風峯くん!と、真顔で抗議した。
張り手オンリーでそれを許した青ちゃんが海よりも深い心で寛大なだけです。]
いや、なんかもう、今日はすまんね。
レースなかったら多分そろそろ出れてた。
まあ後で俺の独り言を見て皆で「?」となるがよいわ。
[負けた、という言葉は聞こえた。が何を意味するのかわからずスルーした。
ただ見られていたのにはやっぱり首を傾げた。]
いいっていうのかなぁ。
きっとね、あきらめる切欠が欲しいんじゃないのかなって、ちょっと思うんだ。
あの時みたいに、先生に言い寄ったりとか、お弁当作っていったりとか、休みの日にうちに押しかけたりとか。
今はそんな情熱も少なくなっちゃった。
不思議だよね。卒業して担任じゃなくなったら、先生の家にも行きづらいの。高校卒業まで来るなっていわれたけど。
あ、ごめんね、西野君関係ないのにこんなことぺらぺらと。
うん?よくわからないけど駿は自重してね。
……ホント、気持ちいいね。
チェコも考えすぎなければ、もっと楽しめるのに。
まあ、それもチェコなんだけど。
いや…その、だ。うん。
[真顔で怒られて、言葉に詰まる。]
確かにあれは軽率だった、すまん。
更科も、その、すまんかった。
[謝るしかできなかった彼を誰が責められようか。
どうしていいか分からない上に、女子の方へと視線も向けられず。
当然、更科の視線には気付けなかった。
結果的にそこしか残っていなかった夜空を見上げる。]
駄目だねー俺、本当。
[ネガティブモード。]
[わんこは、更科に撫でられて機嫌を良くしたのか
尻尾を振りながらその場で、てててと一周廻って、再びお座り。
湯船には浸からぬようだ。躾け済みの所為か、風呂が嫌いなだけかはさて置き。]
…?
城くんって、難しいこというね…。
[星に何かを返すことなんて、考えたこともない。
…小さい頃に夜空に向かってお祈り、ぐらいはあったかもしれないが
今となっては、そんな事もしなくなってしまったし
――そもそも、空を見上げること自体久しぶりかもしれなかった。]
きっかけか。前向きだな、碓氷。
[碓氷の話に自分を重ねれば……日恋を敵に見立て、欺く事ばかり考えていた自分を重ねれば]
関係なくはない。僕らは仲間だろう。関係ないなんて言われたら、それこそ寂しくなるじゃないか。
話してくれて嬉しかった。
ああもう、今日はもう、ああ、うん、なんかもう、だめだよ、今日はもう。もう。いや、もう。
言葉にならないよ。
むーん…。
…まぁ、反省してるなら、よし。
[ネガティブモードの風峯に眉を寄せて唸りつつも、一つ頷いた。
尤も、本来許すベキなのは自分ではなく更科の方なのだし
ついでに言うなら、その制裁の延長上西野に至っては半ば溺れかけているのだが
……多分、更科の方は既に解決済みだろう。というか、もし解決どころか謝ってもいなかったら、一足先に帰らせて浜辺の片付けを引き受けた自分たちに謝れ。土下座して謝れ。と請求すべき所だ。多分。]
ワンコの名前?…どうしよっか。
[矢口の言葉に、ううん。と小さく唸る。
二人が出し合った名前は、互いによって棄却された。]
リンちゃん、難しいことはないんじゃないかな。
ただ、こうして星空を見て感動させてもらってるのに、僕らはあの星空に何をお返しできてるのかな、って思っただけ。
ずっとアンの手料理に甘えてるから、そんな風に考えちゃうのかな。
もし、仮に。
トーマスたちの調査が真に完全で、それでも碓氷が真っ当にここに来る資格を持ちうる存在だと認識されたのならば。
その先生とやらは、すでにどこかの誰かと結婚し、幸せな家庭を築いているのかもしれない。
あるいは……これは僕の考えすぎであり悪い面だとばかり思うのだが、その先生は、すでにこの世にいないのかもしれない。
でも、恋なんて考えてすることじゃないし…。
なるようにしか、ならないよね。
[少し情けなさそうに笑ってから、箸をおいた。]
仲間かぁ。そうだね。
…うん、迷惑じゃなかったかなって、ちょっと心配になったの。
と、ご馳走様。
[嬉しかった、といわれると照れたように俯いた。]
…、それって、杏ちゃんにも何かお返ししたいって事?
[城の言葉にぱちぱち、と瞬いて…数秒考えて
出た結論は合ってるようで合ってないような内容。
そのまま直接の意味で、星空にお返しといわれたら――直ぐには思い浮かばないが。
…と、何かを背後の大浴場から感じて、はっ!と背後を振り返った。
可愛い可愛い片割れが、手拭とかタオルか何かで金魚している。
そんな可愛らしい気配がする。ときめいた。きゅん。]
杏ちゃんが欲しくば、私の屍を超えていけ…って気分。
[呟く声は、わりと真面目だ。]
ああ、なるようにしかならない。
きっかけがあっても、恋なんて思い通りにできるものじゃないさ。
[笑ってみせる。ちゃんとできているか少し不安だった]
だが碓氷。一つだけ忠告させてもらえば、だ。
君が真っ当にここを抜ける気なら、早い内に心の整理をしておいた方がいい。
うかうかしていると、余り物ばかりになるぞ?
いや、なんつーかなぁ。
[ジョジョの方に目線をやる。]
流石に女泣かせるのは、ダメージの桁が違うっちゅう話だよ。
たぶん過去最高の自己嫌悪だぞ、コレ。
責任取れっていわれりゃ骨の一本ぐらい差し出す勢いだわ。
[立ち直ってはいる……と思うんだが。
卓球や混浴事件等で忘れていたが、改めて思えばやはり自己嫌悪。]
―露天風呂へ向かう道中―
…。
[重い。]
…。
[どすんどすんと、歩く。
大きな木の箱を抱えて。]
…。
[なかなかの重労働だった。
いい石を集め、木箱を探し出し、工作。]
…。
[それを適度に熱し、運ぶ。
当然重いが、これを落としたら大惨事だ。]
[ぎこちない笑顔が見えた。]
忠告?
……。
余り物って、さっき「仲間」って言った口で結構な物言いだと思うんだけど…。
別に恋愛できないなら、出来ないでいいんじゃないのかなぁ。
[あまりものって誰のことだろう、と考える。タイツがまず浮かんだ。酷い話だ。]
―露天風呂―
[浴場のほうから、
誰かが入ってきたような音がした。
ん、とちょっとだけ見遣ってから
風峯の声に]
――いや、 いい よ。
大丈夫だから。
まあ、次は 気をつけてくれれば、な。
[前髪をかきあげる。
二越が反応しているところを見ると、
浴場に居るのは双海だろう。
風に、ゆったり湯気が舞って行く。]
骨の一本程度で責任を取れると思うなよ。
駿の責任はそれくらいじゃ済まないぞ。
たぶん。
[笑って駿に告げる。
二越の言葉に首を傾げる]
アンに恩返ししたいと思うのは、僕だけじゃないかもしれないけど。
感謝してるのは確かだね。
―大浴場―
…。
[海から帰った後、風呂と夕食、のつもりだったが、どうしてもサウナを楽しみたくなった。]
…。
[大浴場にサウナはついていなかった。
が、よく探したところ、露天風呂の脇に小屋があるのを見つけた。中に入ってみると、独特の段差。]
…。
[どうやら、熱した石に水をかけて温度を調節するアナログなサウナ。経験はあった。]
…。
[そこから、その男カルロス・ガルシアの孤独な闘いは始まったのであった。]
/*
ところで、青ちゃんに似合う水着は青よりも、白色か黒色だと思っていた。
白だと、ビキニタイプのパレオつきだよね!
パレオの裾に青色でハイビスカスがプリントされてたり。
黒だとセパレートでもワンピースでもいいかも…
でもワンピースなら、背中はガッツリあいてる方が(
はぁはぁ。みんなの水着姿想像してたらちょっとたまらんくなってきた。
何処のオッサンだ私は。
*/
余り物は酷かったか? なら言い直そう。
[芝居がかった仕草で、大きく腕を広げる。役者のように]
君がやっと気持ちを整理し、新しく恋を見つけたとしよう。
だが、それが他の誰かに奪われてしまうんだ。君より先に、その相手に恋をした人物にね!
それは双海か? 二越か? 矢口か? 葛城か? それとも今は伏せっているらしいが、姫藤院か?
君は古い想いを捨て去ることを強制され、新しい恋も奪われ、絶望するだろう! 心は地の底の暗い暗い場所にまで堕ちてしまうだろう。
そんな場面は、少なくとも僕は見たくないのさ。
あー、考えすぎたら逆上せてきたわ。
[ざばぁと勢いよく立ちあがる。]
俺は先上がらせてもらうわ。
本日二度目の風呂だし、な。
[風呂場の全員にそう言ってから、露天風呂を後にする。
途中ですれ違ったカルロスには、なんだそりゃ?とあいさつ。
サウナの準備と聞けば、ちょっと戻ろうかとも考えたが「また頼むわ」と、今回は遠慮することにした。]
…。
[そしてこの時間。ようやくその男カルロス・ガルシアは、ほぼすべての準備を終えて熱した石を小屋へ運んでいるところである。]
…。
[露天風呂へは、大浴場を経由して出る。
つまり、脚はとても滑りやすい。]
…。
[集中力だ。
集中力を、途切らせてはならない。]
…。
[一歩一歩を、ゆっくりと踏みしめる。
この一歩一歩が、桃源郷へとつながっている。]
−大浴場→2F廊下−
[脱衣所で新しい浴衣を着て、お約束のようにコーヒー牛乳。
この一連の流れだけは止められそうもない。
その後部屋に戻ってゆっくりしようとして……。]
そうか……204号室だったな。
[自分の今の部屋と、相部屋の人物を思い出した。]
[ちょっとお風呂入って、手拭いで金魚して遊んで出ようと思ったら
何だか出るに出づらいこの会話の中身。
ベしゃ、とちょっと音が立ってしまったので、女風呂に
近いほうには少し聞こえてしまったかもしれない]
(……な、何がどうなっとんの)
[おかしい、ちょっと広い風呂を堪能しに来ただけのはずだったのに。
また金魚を作ると、膝を抱えて考える。
自分なんて、女扱いしなくていいのになあ、とか。
まあ、大体そんな感じの事を考えていた。
壁にもたれていたのが、ちょっとだけ沈む。
金魚だけじゃなくて、沈めた口元からも時々小さく空気が零れて泡になった]
…。
[途中、露天風呂を楽しんでいたらしい風峯とすれ違い、声をかけられた。だが、今はそれより無事荷物を運ぶこと。「サウナの準備だ」とだけ返す。気のない返答になってしまった。申し訳ないことをしてしまった。]
…。
[海から上がったままの服装でいたのだが、その服はとっくに乾き、塩をふいている。]
…。
[長い、闘いだった。
その戦いも、もう終わる――]
−204号室−
[こうしてても仕方がないと部屋へと入る。
昨日の部屋と間取りは同じ筈なのに、何か落ち着かない。
とりあえずはベッドへと座り、置いてあった缶チューハイを開けて一口]
―――ぬりぃ。
[少し唸ってから、残った酒を部屋に備え付けてある冷蔵庫に放り込んだ。]
[城くんが、ナチュラルにすごい。笑顔で結構凄いこと言ってる。
ワンコをわしわしと撫でながら、
続いた言葉に、同様にかくりと首を傾いだ。]
……、そっか。
杏ちゃん、ここに来てからずーっとご飯とか作ってるもんね。
[自分に至っては、他にも色々。いろいろ。
…主に、結城くんへのCOMBO関係とか。]
恩返し…っていうか、何かあるかなぁ。
何か杏ちゃんに出来てあげたらいいんだけど。
[残念ながら、自分に出来ることは片割れと違って数少ない。
考えてみるも直ぐには思い浮かばない。ぶくぶくと鼻先まで沈んだ。
髪はタオルで、頭に纏めてあるので大丈夫。]
脚が滑る、じゃなくて足が滑る、だろうな。
自転車のせいで「あし」と打つと「脚」が先に出てしまうんだよ、変換。
出来る事をすればいいと思うよ。
[二越の言葉にさらりと答える]
どう足掻いても、出来ない事はできないからね。
僕は僕の出来る範囲で、アンの支えになれればいいな。
[西野の言い方はとても芝居がかって聞こえた。
けれど、なんとなく納得させられるものがあったことは確かで。]
う。
でも、絶望までは、しないんじゃないかな。
特別プログラムがどんなのかわからないけど。
それに。
もし好きな人が出来たら、私だって動くだろうし。
出来てないのに絶望するとかはないよ?
[今は、できていない。のは確かだったように思う。]
…。
[戸の前にたどり着く。
箱の底でノブを回す。緊張の一瞬。
ぐ、っと体を預けるようにして扉を開く。]
…。
[ああ、外だ。
もう、ほんの少し。]
…。
[だが、油断は禁物だ。
足元の濡れた石は、当然、滑る。
まだすってんころりん地帯は続いているのだ。]
――…、
[ぶく。
鼻先までお湯に浸かった口の代わりに、泡が応える。
…出来ること。できること。 やっぱり城くんは難しいことを言う。
当然とばかりに、さらりと言われた。
それが思い浮かばないから、悩んでいるというのに――、…
…ぶく、ぶくぶく? ふと、一つ思い当たって瞬いた。
うろ、っと目を動かしたらワンコと見詰め合った。
城君の出来る範囲、っていうのはどういう意味だろう。
…そういう意味か、それとも私が深読みしているだけなのか。
ぷは。]
矢口ちゃん。…まだ、お風呂いる?
―露天風呂―
…。
[星空。ああ、綺麗だ。
灯りが少ないから、だろうな…
と、浸ってみたが、水音がした。]
…む。
[まだ誰か入っていたのか。]
誰か、入っているのか。
[箱を抱え直し、慎重に扉を閉める。]
すまんが、通るぞ…
[と、声をかけたところで、それが誰かに気付いた。]
…。
[性の乱れ、不純異性交遊、リア充などといった単語が頭を駆け巡り――はしなかったが、驚いたのは事実である。]
…。
[混浴だったのか。]
混浴だったのか。
[危うく箱を取り落としそうになった。]
[碓氷の応えには、曖昧に笑って]
ま、そうだな。いやすまない。僕はどうにも考えすぎるらしい。
[それでも、と。風峯と更科を思い出す。始まっているのだ。すでに。もう。とっくに]
[金魚遊びを終えて、桶の外で静かに手拭いを絞ってから、
自分の顔を拭いた。ちょっとさっぱり。
口元だけ濡れているのってちょっと間抜けで居た堪れないし。
それに、あんまり考えていると茹りそうだった。
皆、長風呂派だなとぼんやり思った。
というか、本来は行水派の自分が出そびれているだけなのかもしれない。
お風呂は確かに好きだが、長風呂は苦手だ。すぐ茹る。
このまま、もうちょっと隠れているべきか今のうちに風呂を出るか、迷うラインだ]
そうだな。今はいいさ。まだね。
だから今、ちゃんと考えておくんだ。
[碓氷にそう言って、席を立った]
食器を洗ってくる。碓氷のも洗っておくよ。宇留間、食べ終わったならお前の分も持ってこい。
僕は双海にここを任されてる。もう少しはここにいないと、アイツに殴られるだろうしな。
カルロス君、2日連続でふざけたおかげで当初のイメージに近づいてきた。プロローグは周囲の真面目な雰囲気に流されて迷走したけどカルロス君こういう人なんだよ。
…。
[精霊の犬まで入っている。
結局かの犬はオスなのかメスなのか。]
二越。
いや、混浴だと、思っていなかったものでな。
少し、驚いた。
[箱を見下ろす。]
これは、サウナの準備だ。
熱した石を、そこの小屋に、運ぶ途中だ。
[一旦ごとり、と箱を慎重に置き、小屋を指差す。]
あれは、サウナになっている。
熱した石に、湯をかけて、温度を調節すればいい。
―風呂場→脱衣所→ ―
[ゆったりしていると、うとうとしてしまいそうだった。]
…風呂で溺れるわけには行かないな…
そろそろ、あがっておくよ…
[そうして戻った大浴場のほう、
茹りはじめた双海が見えた]
……大丈夫か?
[外に居て冷えた指先でそっと触れる。]
[新たな声が聞こえて、
露天風呂に顔だけ出す。]
ガルシア、露天風呂はなかなかいい湯だぞ。
――サウナ?
[ぱちり、ひとつ瞬いた。
石に湯をかけて――とは、面白そうではある。]
すごいな、作れるのか…。
更科か。
作る、というような、大したものでは、ない。
それ用の施設があれば、誰でも、できる。
入りたければ、言うといい。
用意をしよう。
[わん。ワンコが鳴いた。未だに性別は判らずにナナシのままだ。]
うん、私もさっき始めて知った。
もう出るけどね! 流石にのぼせてきちゃったし。
[指差された小屋に、ぱちりと瞬いて
もう一度今度は箱をみた。へぇ、と感心した声を上げる。
あの小屋がサウナとは思わなかった。
というか、自分の知っているサウナはそんな調節式ではない…というか
既に用意されているのが常だ。物知りだなぁ、という目を向けた。]
[浴槽の縁に凭れかかってすっかり茹だっていた。
頭の中がぐるぐるしているせいもあるのか、ちょっと周りが解らなくなってきた。
流石にこれは不味いなあと思っていたら、なんか頬に触れた]
んー…。
[冷たくて気持ちいい]
場所によっては、そこまで珍しくはない。
確か、北欧の由来だったか。
む…のぼせた、か。
水分をよく取って、休むといい。
こうした風呂は、温度が高いことが多いからな。
サウナでも、適温で、適度な時間、楽しむのが、いいものだ。過ぎると、健康に悪い。
…ところで、アルベルトというのはどうだ。
[犬の名前をまだ考えている。
だが、また男の名前だ。
一度性別を確かめる必要があるだろう。]
へー…。
[サウナに詳しくない二越にとっては十分珍しい。
ガルシアの言葉にこくこくと頷いている。
…ガルシアくんって、そういえば何処の国の人だっけ。
北欧ではなさそうなのは、とりあえず判ったけれど。]
…アルベルト?
男の子みたいな名前だね。
[のそのそと湯船から上がりながら、じっとワンコを見た。
くぅん?と首を傾げられた。やっぱり見たところで性別は判りそうにない。
一応正式?な飼い主のちぇこちゃんへと視線を向けたけれど
さて、反応はどうだったか。
とりあえず、そろそろ出るねーと伝えて
女子風呂の方に戻ることにする。
サウナは少し羨ましいが、流石に今入ると倒れそうだ。]
確かに、男の名前だ。
むう…。
[お前はどうなのだという目を精霊の犬へ向けると、やはりきょとんとしたような目で見返された。]
御手洗 業が「時間を進める」を選択しました。
今回の犬の名前案はアルベルト・コンタドールから取ってみた。ツールドフランスを2度制している自転車ロードレース選手。
ガルシア河村 カルロスが「時間を進める」を選択しました。
それじゃあ、お先ね!
[城やガルシアに挨拶だけして、ぺたぺたと女子風呂の方へ戻る。
矢口がまだ風呂に入るようならば、ワンコは置いていくけれども。
攻撃アイテムとして。
がらりと扉を開いた先に、禁断の園……
見間違えた。更科と杏が引っ付いているのが見えた。
…いや、存外に見間違いじゃないかもしれない。]
…杏ちゃん、どしたの?
たいしたものじゃない、っていうこともないだろう。
そうだな、ちょっと今からは上がるけれど…
是非、入りたいな。朝風呂…とか、かな?
[と、ガルシアにはそんな風に答えて。]
―大浴場―
[ひんやり指で触れると、
ちょっと気持ちよさそうな双海が見えた。]
ん、やあ、二越。戻ってきたのか。
ちょっと双海がのぼせ気味みたいなんだ。
ゆっくりつかりすぎたかな。
んー…。
[すっかり茹っていたこともあり更科の手が冷たくてきもちいいので、
ペタペタ触っていたら鈴の声が聞こえた。
首を傾げると、かくん、と音がしそうなほど勢い良くまがった。
完全に茹で杏の完成である。
手拭いで金魚なんかやって遊んでいられるような状況でもない]
ん?
あれ、……これは茹だ…っ…
ふ、双海?双海!
二越、手を貸してくれ。
[慌てたような声で謂うと、
湯船から双海を救出する作業に入った。
肩を貸してよいしょと持ち上げる。
2人がかりならばそこまで苦労なく持ち上がろう。]
うん、戻ってきた。流石にそろそろ出ようかなと思って…。
[ごしごし。目を擦った。二度も見間違えた気がした。]
…杏ちゃん、あんまり長風呂しないからなー…。
のぼせるまで居るなんて珍しいかも、杏ちゃーん大丈夫ー?
[更科に引っ付いたままの片割れの額を、ぺち、と軽く叩いた。
かっくんと曲がった首と同じ方向に曲げてみるけれども
なかなかの角度だ。これはのびる。首が。]
…は、運んであげた方が、いいかも…。
…。
[二越を見送ると、再び箱を抱え上げる。]
…。
[城と矢口にも目を向けるが、やはりのぼせかけているようだ。こちらにも水分をしっかり取るように、と伝え、サウナの準備にかかった。]
んー…。
[完全に意識まで茹っているようでした。
なんかこう、遠くで更科が喋ってるなーとか、
鈴が喋ってるなーとか、そういうことは解るのだが。
水泳部なので筋肉はついているけれど、
そこまでは重たくはない予感。
だってほら、絶壁ですから]
え、あ、うん!
[更科の声に同じように肩を貸して支える。
…自分と更科と比べると、身長に差があるので若干バランスが悪いが
この際それはどうでもいい。とりあえずこれ以上茹で杏状態が続くのは芳しくない。]
えっと、脱衣所まで運んだほうがいいかな。
そっちの方が涼しいし、…水とかもあるし。
[筋肉は脂肪の約3倍の重さだから、絶壁だろうと何だろうと
それはそれで体重はある気がした…が、感想は控える。
――ちなみに、体重は乙女の企業秘密だ。社外秘。]
…もしもーし、杏ちゃん。大丈夫…?
[何とか脱衣所まで運びきって、ベンチの上へ横にさせる。
手拭を水で濡らしてから部屋の隅に設置してあるボトル式の常温水を組んできて、手渡した。受け取ったのを見て、手拭も額の上に乗せる。]
−脱衣所−
[すっかり煮過ぎたホウレンソウよりもひどい状態の双海ですこんばんわ。
脱衣所まで運んでもらうと、少し涼しくなったので頑張って服を着てみました。
相変わらずTシャツと短パンですけどね]
…多分、駄目…。
[鈴から水を貰って飲むと、小さく息を吐き出した。
額の手拭いと脱衣所のベンチがひんやり冷たくて気持ちいい。
思わず真夏の夜のコンクリートの上でゴロゴロする猫の気分]
[還ってきた言葉に小さく苦笑して、自分も着替えることにする。
さっき来ていた服は炭酸で濡れてしまったから、
タオルと一緒に洗濯機に放り込んで、浴衣を着ておいた。
…む。あまり浴衣は着慣れないから難しい。
四苦八苦して、漸く着れた。どうしてあっさり着れるんだみんな。
なんとか形にして、自分の分の水をこくりこくりと少しずつ飲みながら
杏が横になってる近くへちょこんと座る。]
ゆっくり休むといいよ。
良くなるまで待ってるから。
んー…
[もそ。
頷くにも首が横に寝ている状況なので何とも動かしづらい。
ぽーっと茹った頭で天井を見上げたあと瞼を伏せ、
額を冷やしていた手拭いを目元まで引き下ろす。
それから、掠れた声で小さく謝った]
ごめん、なあ…
[ちょっと、みっともなさにどうしていいか解らなくて。
自分に呆れかえって溜息をついたことだけは*確かだった*]
考えてって言われてもなぁ。
[席を立つ西野にごめんね、と言って]
私も女の子なのに一切手伝いないとか、ちょっと悪いな…。
でも三人分の食器って少ないよね。
邪魔かなぁ。
[悩んだ挙句、部屋に戻っておくね、といってその場を*後にした*]
―脱衣所―
…… ほら、よくよく頭を冷やせ。
氷枕があったが、これも一応、な。
[濡れタオルを頭の上に乗せる対処はもちろん、
それよりよく冷えるようにと持ってきた
氷枕で双海の頭を冷やす。
序に扇風機も動かしておいた。]
ちょっと風呂の温度が高かったのかもな。
ゆっくり横になってるといい。
部屋番号は?
[ベッドに運ぶなりしたほうがいいか、と
それだけは尋ねておいた。]
…206だな、了解した。
ある程度よくなったら、
部屋に戻ろう。ここはちょっと、
夜は冷えるのが心配だ。
頭は冷やさないといけないが、
身体を冷やしては風邪を引いてしまう。
[のぼせの対処は頭と足を冷やすこと、
身体は冷やさないこと、と謂う記憶だ。]
今日は泳いだし、疲れてるだろう。
ベッドで、ゆっくり休んだほうがいいしな。
[ぽん、と双海の額のタオルの上から
手を乗せて、笑んだ。
風呂から何事かと矢口が尋ねるなら
現状について説明し、看病を頼んだりする。
――運ぶ云々の際にどのようなやりとりがあったかは、さて。
なんだかんだでしばらく後には
双海たちも部屋に戻れただろう。]
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