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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
某学園の二年F組。
彼らを乗せたバスは、何事もなく平穏に修学旅行先へと向かう筈だった。
しかし、既に異変は始まっていたのだ。
彼らの担任が、何故か集合場所へと現れなかった時から―――
1人目、反忍 京四郎 がやってきました。
反忍 京四郎は、村人 を希望しました。
-修学旅行前日・夜-
[厳格な雰囲気を持つ男が一人夜道を歩いていた。男の名は反忍 京四郎(たんにん きょうしろう)。
正に担任教師となるべく生まれてきたとしか思えない名前を持つこの男。
決して考えるのが面倒になったからという投げやりな理由でこの名前になったわけではない。
……ないったら。]
明日から修学旅行か……。
用意はもう終わっているし、今日は早めに寝るべきだな。
[若干、今は亡き「せがた三四郎」に名前的な意味で共感を覚えている担任教師は、一人夜道で説明的な独り言を呟いた。]
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
2人目、戸田 万寿夫 がやってきました。
戸田 万寿夫は、人狼 を希望しました。
[彼のクラスは、兎に角騒がしい。元気が良いと言うのは良い事だが、それにしても元気がよすぎるのだ。
そんな生徒たちが修学旅行という心ときめく状況で大人しくしている訳がない。
それは学生時代の己を振り返っても確実だろう。
明日からの事に頭を悩ませている京四郎、その前突然一人の男が現れた。]
反忍京四郎さんですね?少しお話をしたいのですが……。
[その大柄な男は、京四郎と共に何処かへと歩いていった―――。]
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
−翌日・修学旅行当日−
[生徒達を乗せたバスは順調に走り出した、かに思えた。
道中で、不思議と全員眠りこけてしまうまでは……。
全員が意識を失い、誰も見るものが居なくなった車内で、バスを運転していた戸田は静かにガスマスクを外した。]
あとは船に乗せて、島へ運ぶだけ……と。
[彼らは目覚めた時、自分が何処に居るか解らないだろう。
そこは、島。
小さな島に、大きなログハウスがあるだけの無人島だ。
そして彼らが最初に目にするであろう物は……
強面で髭でグラサンの男が映る、大きなモニターだった。]
3人目、城 譲 がやってきました。
城 譲は、村人 を希望しました。
4人目、西野 義則 がやってきました。
西野 義則は、村人 を希望しました。
[修学旅行が始まり、皆で乗ったバスは順調に目的地の樹那町へと走っていく。……はずだった。
霞む意識。抗いがたい眠気。急に静まるバス内。覚えているのは、そこまで]
ここは。
[ハッキリしない頭を押さえ、身を起こす。
屋内。室内。クラスの皆が眠っている。まだ起きている人はいなかった]
村の設定が変更されました。
もう着いたのか……?
[それにしては様子が変だと思ったが、うまく思考が回らない。顔をしかめ、よろけながら立ち上がった]
近年希に見る最悪な寝覚めだな。洗面所とかないか?
[寝ているクラスメイトを踏まないよう気をつけながら、出入り口らしきドアへと向かう]
5人目、双海 杏 がやってきました。
双海 杏は、村人 を希望しました。
[目が覚めた。
目が覚めたらバスに乗ってもいなかった。
何処にいるんだろう。おかしい]
……何やの、ここ…。
[少なくとも転校してくるまでの街に帰ってきたというわけでもなさそうだ。
辺りを見回す。他に起きている人を探して]
[ドアノブを握った。回そうとして、回らなかった。ガチャガチャと何度か試して、やっと鍵がかかっていることに気付いた。舌打ち。そして他のドアへと向かう。
同じ事を三度ほど繰り返して、気付く]
これは、閉じこめられている……のか?
6人目、鶯谷 阿太郎 がやってきました。
鶯谷 阿太郎は、村人 を希望しました。
[どうにも回らなかった頭だが、そろそろハッキリしてきていた。
現状の異常を把握。可能性として、集団誘拐が真っ先に浮かんだ]
馬鹿馬鹿しい……。
[彼の名前は鶯谷阿太郎(オウタニ アタロウ)。
どこにでもいる、ごく普通の覆面学生だ。
ひょっとしたら、一部の角度によっては、奇抜なファッションに見える場合もあるかもしれないが、驚いてはいけない。
きちんと、タイツの上から指定ブレザーを羽織っている。
どこからどう見ても、いつもの鶯谷阿太郎だ。
果たしてクラスメイトはどのような視線を送り、どのような感想を心中で思っているかなどは、
残念ながら阿太郎には分からない。]
7人目、矢口 恵子 がやってきました。
矢口 恵子は、村人 を希望しました。
[――誰かの声がした。クラスメイトの……今の声は、誰だろう。上手く、思考が回らない。
バスの重いエンジン音も、道路の小さな凹凸をタイヤが過ぎるときの振動も、なにも感じない。
感じるのは、ただ、誰かの立てる物音だけ]
……なに? 休憩か、なにかで止まったの……?
[やけに重い頭をもたげて、周囲を見回す。
少なくとも――自分でバスを降りた記憶は、なかった]
[普段は人目を避けて俯き気味な阿太郎も、
折角の修学旅行ということで今日はオシャレをしていた。
いつもはただの布だが、今日は100%シルクのタイツである。
もしかしたら気になるあの子が気付いてくれないか。
もしかしたら友達が出来るかもしれない。
そんな期待は、バスの中から大きく外れた。
皆は騒いでいたが、阿太郎は輪の外。
隅の座席で一人、いつもの人目を避けて移動する用ダンボールを被って揺られていた。
はずだったのだが――。]
[鶯谷阿太郎は、ダンボールの隙間から部屋の様子を伺っている。]
ここはどこだろう・・・。
[誰かがガチャガチャとノブをいじる音が聞こえた。
が、ドアが開く音は結局しなかったようだ。
鍵がかかっているということだろうか?]
…。
何なん。なぁ、何なん、どないなっとんのこれ!!
[訳が解らないまま、苛立ちが声を荒げさせる。
修学旅行に旅立ったはずなのだ。バスに乗っていたはずだ。
荷物は何処にあるのだろう。行き先が変わったなんてのも聞いていない。
訳が解らないまま、理解できない不快感を床に拳を叩きつけることで
少しでも発散させようとただ、勢い良く振り降ろす]
[改めて室内を見回せば、何人かは起き始めているようだった。皆が現状に気付けば、騒がしくなることを予想に難くない。面倒だ、と思い息を吐く。
そうして、それを見上げた]
……ずいぶん、大仰な。
でかい。市販品じゃない。新しい。値段も高いな。
[部屋に備え付けられた大きなモニター]
[激しい音がした。床を叩く音。振り向けば、クラスメイトの一人が混乱からか、拳を床に打ち付けていた]
静かにしておけ。双海。
恐い誘拐犯がやってくるかもしれんぞ。
[「値段が高い」という言葉を小耳に挟んで、貧乏性の阿太郎は反応しそうになったが、それよりも早く床を鳴らす拳の音でびくりとなった。
ダンボールからでは視界が狭くて誰が叫んだのかまでは分からない。
あの声は確か……と推測をつけるより先に、情けなく呟いた。]
やだなあ・・・。
なんだか知らないけど、帰りたくなってきたよ。
[ダンボールの中で弱弱しいため息をついた。
心なしか、手が冷たくなっているような気がした。
焦燥とはこういう気持ちなのだろうか、と阿太郎は思った。]
8人目、葛城 都 がやってきました。
葛城 都は、村人 を希望しました。
うっさいわボケ。
こんな状態で何で静かにせなアカンの、おかしいやろ普通に考えて!
[西野へと怒鳴り返す。
こんなところでこんな状況、大人しくしていられるほどおしとやかではない]
あーもう、何なん一体。最悪!!
[ばん、ともう一つ床を叩いて立ち上がる。
ぐるりと辺りを見渡した。扉を探すために]
[怒鳴り声。床を叩き付ける、乾いた音。それをなだめた冷やかな声。
誘拐。その言葉は、この混乱をカタチにする、恐らく初めての情報(正しいかは別にして、だ!)だった。
誰かが先に感情を爆発させたことで、辛うじて、思考ができる程度には気が落ち着いていた]
……誘拐、って。
これだけの人数、みんなを?
[小さく、呟いた。
そんなこと、映画に出てくるような某国のスパイ組織でもなければ、難しいだろう。
ああ、えっと――それとも、バスは日本海側を走っていたのだったっけ?]
[諭すつもりが、逆効果だったようだ。双海に怒鳴られ、肩をすくめた。
元より、本気で言ったわけでもない。これが集団誘拐だったなら、この時点ですでに終わっているのだから]
双海。あちら側の扉は全部、鍵がかけられていた。調べるならそちら側を頼む。
おうフッッっ?!!
[それは突然の襲撃だった。
近くで物音がしたと思って振り向こうとしたら、隙間から見えたのは迫り来る巨大な拳。
これは闘気で拳が肥大して見えるという噂の――
――などと思考するのに0.5秒。]
ぼくは、くさった、なっとうじゃ、なぁい・・・
[ダンボールが見事にひしゃげ、中の阿太郎も混乱している。]
しかし、カレーに納豆はうまいと思う。美味。美味美味美味美味だ。これはカレーの万能さ、包容力、超越力を示すと共に、納豆の底知れぬ潜在能力を表している。邪道? まさか。カレーは強い。納豆は主食になる。ならばなにも問題ないではないか。
…あちらがわって。
[振り向いて、凝視する。
渾身の裏拳が収まっているほうだろうか。
あの潰れた段ボールのほうだろうか]
…。
あっちはあっちで探索要員おるし。
うち、こっち探すわ。
[西野がいるほうとも、段ボール災害が起きているほうとも違うほうを探し始める]
そもそも納豆というものは日本の伝統的で民族的で代表的な発酵食品である。これをインド発祥のカレーに混ぜるという発想を誰がしたのか。いや、発端が誰かなど問題ではないのだ。現に現在日本で一番大手のカレーチェーンはトッピングに納豆を採用しているではないか。これは多くのカレー納豆派が存在することの証明であり確定なのだ。ならば小難しい理屈も何もなく、カレーと納豆の組み合わせは有りであると定義してしまえばいい。
……。
[頭をぽりぽりかきながら、辺りをぼんやりと見渡す。どうやら家ではないらしい。
よく見ると、クラスメイトの姿も見える。]
ああ、修学旅行だっけ…。ここ目的地か?殺風景な所だな…
[喋りながら、下がって閉じてしまいそうになる瞼を擦った]
……駄目だ、眠い。あと10分……
斬新?まさか。
とりあえず起きとるやつからどうにかせんとしゃあないやん。
…ああ、矢口も起きとんのか。
とりあえずどうにかせな…こんなアホな状況、ほんまないわ。
マジでガラスでもかち割ったろか。
[何かアイテム問われそうなものはなかろうかとぐるりと見回した後、
とりあえずはどこか開いたりしないか幾らか確かめ始める]
[備え付けの大きなモニターには何も映っていない。しかし、その異質さは理解できた。
記憶を呼び起こしながら、一つ一つ階段を進むように思考を整理していく]
バスの中で眠気を覚え、急に皆が静かになった。起きた時も意識がハッキリせず、頭が上手く回らなかった。
……薬だな。ガスか。
そして起きた場所はここ。なんらかの施設。部屋にはクラスの全員がいた。
これだけの人数がバスから運び移されてるって事は、やったのは複数人だな。
しかし手の込んだ誘拐だ。この施設の整備のされ方から言って、金に困った輩の犯行とは考えにくいしここまでやる意味もない。
ならば、いったい何のつもりだ?
…なんやの。
自分、探偵ものの見過ぎなんちゃう。
[何やらぶつぶつと推測を立てている様子に、呆れたような顔をすると
開かなかった扉に、思わず苛立ちをそのままに蹴りを一つかました。
ガァン、酷い音が響いた]
…とにかく、どうにかして誰でもええから説明させたる。
責任者出て来い───!!
[ガンガンと扉を蹴る音が連続する。
結構うるさいが、向こうに反響する音なんてない。
完全に一軒家に近いらしい事までは推測できた]
[鶯谷阿太郎は、目を覚ました。
多少まだふらふらする頭を押さえて起き上がる。]
あれ。・・・ああ、そうか。そうだった。
[覗き穴が潰れて採光が途絶えていた。
飛びかけた記憶を手繰り寄せ、溜め息をつく。
意識すると鈍痛が激しくなった気がした。
ダンボールをそっと脱ぎ、転がっている下手人を見る。]
葛城さんか。・・・すごいパワーだ。
どうやってトレーニングしてるんだろう。
[その拳に秘められた500万パワーに想いを馳せかけた。]
[西野の視線の先。備えつけられた大きなモニタ。閃いた]
……動いたり外れたり、しないかな。
その向こうに、出口が……、
[ひととおり、押したり引いたりを試してみる。動かない。
というより、仮に外れたら、支えきれずに潰されそうな気がする]
……あったりは、しないなあ。
[モニタの線は、なさそうだ。割るのも手だけど、オブジェクトの破壊は最後の手と相場が決まっている。らしい]
[ガイーン、ガイーンと響く音が、やがて頭痛ではないと気付く。
蹴っても蹴っても開かないようだ。
それとは別に、巨大なモニター。
何を意味するのか分からないその代物は、どこか視聴覚室の趣もあって、ほんのり日常を感じさせた。
それをじっと眺めていると、はっと閃いた。]
もしかして、これって。
・・・・・脱出ゲーム?
[鶯谷阿太郎はゲームっ子だった。]
僕が人間大砲になればガラスも割れるかな・・・。
[きっと割れないだろう。
脱出ゲームは知的な推理ショーなのだから。]
9人目、御手洗 業 がやってきました。
御手洗 業は、村人 を希望しました。
[貴族の朝は早い。そして優雅である。
何しろ私は貴族・御手洗業(みたらいつかさ)である。決してT○T○の社員ではない。失礼、社員ではなく役員であった。この貴族たる御手洗業が何たる失態]
やあ、おはよう諸君。目的地に到着したのかね。
[校則では持ち込み禁止の杖、もといスティックであちこちをコツコツしていじり倒す。間違いなく何も見つからない。むしろここで脱出ボタンが見つかるなど物語としては言語道断である。そういうのは最終回の1話前にして頂きたい]
ふむ、どうしたのかねチャイニーズガール。そのキャメラは決して君を撮影しているわけではない。貴族たるこの御手洗業を撮影しているのだよ。だからそのバイオレンスなナックルを少し休めたらどうだね。
[そう言いながら矢口の太ももをスティックでつんつんしている。決してこれはセクシャルハラスメントではない、貴族たる御手洗業のコミュニケーションを受ける光栄を喜ぶべきである]
10人目、二越 鈴 がやってきました。
二越 鈴は、村人 を希望しました。
…ん、 ぅ…?
[瞼が重い。何だか、すごく気だるい。
右手の甲で目を擦って、ぼやけた視界で瞬いた。
…いつの間に、寝ていたんだろう。
それにしても、いつもは然程寝起きが悪い訳では無いのに。
目が覚めてもしっかり目が覚めないなんて。こんな事は珍しい。
少し遠くで響くガァン、と鈍い音。
殴った様なぶつけた様な、蹴った様なそれが目覚ましの代わりになった。
驚愕からかさっきよりはっきりした意識で、ようやく身体を起こす。]
身体、いた…。
[床。…ゆかに何で寝てるんだろう。何処だろうここ。あれ…?
うつ伏せから、腕を突いたまま。ぼうっと手元を眺める。]
[御手洗が誰かの太ももをつついている。
あれが脱出の手がかり……なわけはない。]
・・・何もないように見える。
こういう時は、さりげなくヒントの落書きがあったり、床が開いたり、時限爆弾があったりするんだけど・・・。
[床をぺしぺしと叩いてみる。
……反応がない。ただの床のようだ。]
…えーみなさまこんばんは、こんにちは。
まさかの展開でお邪魔させて頂きます。
急遽最後の一人としてあずみさんから召喚されました
kairi(かいり)です。よろしくお願い致し ます。
参加が決まったの3日前なので
誰がいるのか、全く持って知らないんですけどn(
いいい良いのかなぁ…!
いえ、主旨は理解してますので恋愛は が、頑張ります。
うい。
ふむ、君は一体何だね・・・・・・ショッカー君。最近の下々の間で流行のファッションという奴なのかね。実に汚らわしい。まるで10年間掃除した記憶が無い洗濯機受けの中くらいに汚らわしい。
[そもそも貴族たる御手洗業にとって洗濯機など無縁である。最近お気に入りのメイドが時々洗濯をしているときに後ろからスティックで突っつくくらいの知識しか無い]
この、開けろ、言うとんのが、聞こえんのか───!!
[結局扉は開かず、無駄な労力を費やしたに過ぎなかった。
ひときわ大きく蹴りとばしたところで、扉はびくともしない]
…鶯谷、そっち開いたんか。
[ぎ、と段ボールに包まれたタイツを睨みつけた。
開けられなかったらしばき倒すぞ、とでも言わんばかりの恐喝にも似た態度]
ほれ・・・ここか?ここがいいのか?
[鶯谷のマスクと地肌の間にスティックの先端をねじ込み、めくりあげるようでめくりあげないそのギリギリ間を優雅に楽しんでいる。さすがに貴族、どんな行為でも優雅である]
そもそも諸君、先ほどから騒がしいな。もっと優雅に午後のティータイムを楽しむ事すら出来んのかね。
[さすが貴族、自身が確実に監禁されている事実にこれっぽっちも気付かず貴族の日常を満喫している。だがスティックは手放さない。絶対だ]
――くぁwせdrftgyふじこlp;@ !?!?!?!?
[妙な言葉が、口から迸った。冷たく硬い感触。御手洗のスティックだ。
文句を言ってやろうかと思ったが、
当の本人は何事もなかったように、鶯谷と談笑(?)している。
次になにかあったら、殴ってしまおう。そう決めた。
本当にバイオレンスかどうか、試してみればいいのだ]
…?
瓜科には初回の検証村以来、お邪魔する事がなかったんですが
…なんか、
見覚えのないものが、
沢山ある…。 (おろおろおろ)
下の定型ワードとか、自己紹介って何だろう…。??
ログの流れ遅いし、しばらく冒険してこよう…。
・・・ごめん。
[汚らわしいと言われれば謝ってしまう。
鶯谷阿太郎はしょぼくれそうになったが、双海の恐喝がそんな暇を与えてくれなかった。]
あ、いや、その。
きっとこれは・・・脱出ゲームだから、謎を解かないと開かないと・・・思うんだけど。
[怪しいのはモニターくらいだが、矢口がいじっても何も反応がない。
……睨むような視線から目は逸らしたままだ。]
ふおおおお なんかメモを表示させないとか、あるんだ…!
まるで田舎者のようです。実際そうです。
自己紹介は、ええと
たぶん、上手く貼れてる。 たぶん。
だいじょうぶっぽい。
予想外に狼狽えてるわたし。おちついてわたし。
[――するりと。
何かが間をすり抜ける。
ぞわぞわと耳元がこそばゆくなって、確かめようにも確かめられない。]
や、ちょっと、やめ、
恥ずかしいから、開かないでッ・・・
だめ! だめだったら!
[マスクを押さえて身をよじる。]
あっ。そこららめえええ・・・!
ふじこ?君はチャイニーズガールなのに不二子という名前なのか。
よろしい、この御手洗業が君をチャイニーズ・フジコと命名してやろう。何、別に礼などいらんよ。本来ならば領民から謙譲物を受け取るしきたりだが、今回はその太ももの微妙な弾力に免じて許してやろう。
[さすが貴族、心がエーゲ海の如き広さ。実際にエーゲ海が世間一般的に広い時のたとえに使われるかどうかについてすら気にしないくらいの広さである]
ふふふふふふ!!ここだな!?ここがいいのだな!?
[鶯谷のウィークポイントを優雅に発見した御手洗業はスティックを優雅に八の字に描く。まさにこれはデンプシーロールが描く軌跡。この後とんでもない事が起きるはずである。まさに正面衝突事故であるかのような大惨事が。優雅に]
ところでそこのインディアナガール、扉は開いたのか?
私は常日頃からセバスチャンより「下々の民はピッキングなる魔法で鍵のかかった扉など5.7秒で開けてしまうので用心を」と教えられているが、それをやればいいではないか。無論この私が見ている事を気にする必要は無いぞ。人間の心は弱いものだ、私も寛大になろう。
[さすが貴族、結局他力本願なあたりが優雅である]
[これ以上はだめだ。けれどもっと感じていたい。
鶯谷阿太郎が新しい世界に目覚めてしまう五秒前。
奇跡は優雅な軌跡を描いて奇跡的に起こった。]
は、や、だ、もうやめ、・・・・て・・・!
みたら、い、くん
[身をよじりによじった結果、鶯谷阿太郎は背から転んだ。
その結果、右足が大きく御手洗業の股間に打ち上げられた。
言うなれば金的。]
…ん。
[ぺちぺちと自分の頬を叩いて曖昧な感覚を今度こそはっきりさせる。
近くでなんだか、いや、とかやめて、とからめぇ、とか
所謂あえぎ声が耳に届いた気がするけど幻聴幻聴。
聞こえない。…聞こえないったら。
おきてわたし!
…無駄な努力をしばらく試みたものの、残念ながらそこは現実らしい。
(そっちの方には意識的に視線を向けないようにして)
見覚えのない建物の中をぐるりと見回すと、
何人かは自分よりも幾らか状況を察して脱出?を試みている様だった。
そっか、此れはゲーム?なんだ?いつの間に参加してたんだろう。まぁいっか。
先程の自分と同様に寝ている子が、半分ぐらいか。
一番近くにいた子の肩を軽く揺すって見たけれど、起きない。]
ぐっ・・・
[駄目です、そこは貴族たる御手洗業らしく優雅に!]
ショ、ショッカー君・・・中々やってくれるではないか。
この貴族たる私を一瞬でも怯ませた事、称賛に値する。
ではこの私も、君にお礼を・・・・・・させてもらおう!!
[ああっ、優雅たる御手洗業のスティックの先端が投擲された槍のような速度で鶯谷の股間へ!優雅に!]
[足先のぐにょりとした感覚に身震いをする余韻もない。
御手洗業の怒号が飛び交うと同時、視線を向け、]
え、な、ちょっ
[ひっっと鳴ろうとした喉の息が、急激に引っ込む。
御手洗業の逆襲がクリーンヒット。
マスクはなんら変わらないように視えるが、マスクの下の衝撃をかっちーんと緊張した体が如実に伝えている。
後日談。
意識が途切れる瞬間、鶯谷阿太郎は色々なことを思ったという。
さようなら、エマニエル夫人。
ありがとう、みんな。
ありがとう、地球。
さようなら、まだ途中だった積みゲーの数々――。]
ぐっ。
[駄目です!貴族たる御手洗業がスリッパの一撃に快感フレーズを感じては!]
ど、どうしたんだいインディアナガール。何でもいいがこのスリッパを私に譲ってくれないだろうか。
[無論優雅に。だたそのスリッパは優雅にこっそりお使いくださいませ]
・・・・・・
[意識が遠のいていく鶯谷を貫くランスを、八の字の軌跡を描きながらねじ込んでいく。この後大変な以下略優雅に]
[だが優雅にスリッパの一撃が実はアゴにクリーンヒットしていたらしく、御手洗業は優雅に意識を失いつつあった]
[鶯谷と御手洗と双海が戯れているあいだに、
鶯谷の側にあった扉を、押したり引いたり撫でたり、
しゃがみ小キックからのコンボを試してみたりする。反応がない]
……ここの扉も、開かないみたい。
お前らええ加減にせんとシバくぞコラ。
お前等の(ぴー)から(ぴー)して(ぴーーーー)したろか。ァア?!
[大変虫の居所が宜しくないので口も容赦ない。
とても女子とは思えない酷い発言をコントをしていた二人に叩きつけると、
靴を拾ってまた履いた。ついでに矢口に、ビッと親指を立て見せた。自分えらい]
…まあ、コントは放っておいて…。
[傾げたら、こき、となった首を縦に直して、
そうしたら鈴が起きていたのでまた首を傾げたから彼女を見た]
起きた?なんか、えらいことになっとんのやけど。
[そっくりな顔をした彼女に調子を尋ねながら矢口のいるほうへ]
…何や、そこもアカンの。
あー、も、マジ最悪。…あのモニター壊す?壊してみる?
[先程西野が見つけた巨大モニターを見れば視線が据わる]
あ、杏ちゃん…
さすがに、言葉を選んだほうが…。
[ちょっと離れた場所から、あわわと止めに入りつつ
言うなとは決して言わない。というかむしろ言うべき。]
うん、今さっき起きた。
…「えらいこと」って、何?
[矢口が開けようと試みた扉が、虚しくがちゃがちゃと音を立てたのを見て困ったような顔を二人に向ける。流石に床に座りっぱなしは身体が痛かったので、ようやくゆっくりと立ちあがった]
……モニタね。
鶯谷くんの段ボールあてて叩けば、怪我はしないと思うけど……。
[少し考えて、小さく首を振る]
いまは、止めておこうよ。
壊すにしても、皆が起きたあと、相談してからのが良いと思う。
私たちだけで壊して、あとで何かあっても、嫌じゃない。
皆が起きるまで、そう、長いことはないと思うよ。
はっ。
い、いててて
なんだよこれぇ・・・。
[束の間のユートピアから目を覚ます。
走ったのは激痛。主にケツから。
抜こうと試みるがびくともしない。
相当深く抉られているようだ。]
こ、こんなことをしてる場合じゃない。
早くしないと双海爆弾が・・・。
[鶯谷は、混乱している。]
えーい!
[鶯谷は勢いよく女装すると、窓にロケット頭突きをした。
さながらショッカーが飛びかかるような体勢で。
ガラスは、がいん、と鶯谷を弾いた。
鶯谷は、自分自身にダメージを与えられた。]
ああでもせんと、止まらんやろあの変態どもは。
マジでいっぺんあの世まで全力疾走したらええねん。
[靴を履き直した後の具合が悪いのか、ちょっと爪先で床を叩きつつ
鈴に向かってこっちおいで、と手招いた]
修学旅行終了とよく解らん展開のお知らせ。
何や、うちら拉致られたらしいで。
[矢口が頑張って開けようとしている様子を眺めながらぼやく]
あー。ちゅーかあれ、ガラスなん?
液晶なんかと思った…まあ、どっちにしろあかんか。
[やめておこうという言葉に頷いた言葉は渋々。
元々気が短いらしく、いまでも相当機嫌が悪い]
…鶯谷、お前
[ケツにステッキを装備しながらも扉に突撃していく鶯谷の姿に]
開かない・・・割れない・・・。
[はあと溜め息をつく。
御手洗のエクスカリパーで貫かれたり、割れもしない窓に突っ込んだり、ダンボールは後で修理しないといけなかったり。
止めのケツの痛みと双海の突っ込みで平静が戻ってきた。]
・・・何というか、ゴメン。
[色々謝らなければならない気がした。主にオーディエンス的な意味で。
窓の傍で三角座りをして床に天井を見上げる。
……特に脱出ヒントは見当たらないようだ。
パチンコで電灯を撃ったら中からヒントのメモが!
などという展開も淡い期待だ。
床に視線を落として、もう一つ溜め息をついた。]
[何度か試したが、扉はやはり駄目だった。
諦めたほうが、良いかもしれない。いや、諦めよう。
これが本当に誘拐だの拉致だのなら、無駄に体力を消耗するのは、賢くない。
適当な壁を見繕って、寄り掛かるように腰を下ろす]
……なに、やってるんだろう。
[再び奇行に走った、鶯谷。見ていると、精神的に疲れそうだ。
それを、少し離れたところで、双海が一言で斬って捨てる。
なんというか、うん、格好良い]
……はあ。少し、休も。
…うん、それは否定しないけど。
[しないよ?
しばらく床に転がっていた所為か皺になっていたスカートのプリーツを叩いて直す。
手招きに一度だけ瞬いて一つ頷くと、まだ寝たままの人達をひょこひょこ避けながら
似た顔の少女のもとへと近寄った。
一瞬女装した鶯谷君が見えた気がするけど、気のせいだった。
びっくりして、うっかり何かがお茶零したとかなんてそんなことないない。]
と、とりあえず、鴬谷君は…だ、だいじょうぶ?
[杏の陰にちょこっと隠れながら、オーディエンス的な意味で謝罪を述べている彼に
ぽそっと問いかける。ずっと聖剣に尻を貫かれているのは辛かろう。普通。]
…うん、それは否定しないけど。
[しないよ?
しばらく床に転がっていた所為か皺になっていたスカートのプリーツを叩いて直す。
手招きに一度だけ瞬いて一つ頷くと、まだ寝たままの人達をひょこひょこ避けながら、似た顔の少女のもとへと近寄った。
一瞬女装した鶯谷君が見えた気がするけど、気のせいだった。
びっくりして、うっかり何かがお茶零したとかなんてそんなことないない。]
と、とりあえず、鴬谷君は…だ、だいじょうぶ?
[杏の陰にちょこっと隠れながら、オーディエンス的な意味で謝罪を述べている彼に
ぽそっと問いかける。ずっと聖剣に尻を貫かれているのは辛かろう。普通。]
うっかり、改行が変な所に入っていたので思わず削除。
くっ…議事に慣れてるとうっかり目測を誤って、
慣れない。
頑張って明日の内に慣れないとだめだな。
まあ、お前がアホなんはどうでもええわ。
…それより、この状況どうにかせんとなあ…。
[うーん、と小さく首を傾げてから溜息をついた。
矢口のほうもお手上げに見える]
するしない以前に出来ひんもんなあ。
これ、全員起きるん間でこんな調子なんか?
[とたた。
そんな感じの足音がしそうな様子で近づいてきた鈴を見つつ、
壁に寄りかかって座りこんだ]
…何でこんなんなっとんのかなあ。
修学旅行、行きたかっただけやのに。
[小さく膝を抱えた。
スカートの中身?スパッツ履いてますよ残念ですね]
[二越の問いかけにびくりとする。
誰かに個人特定で声をかけられることは珍しい。
ちなみに双海の恫喝はなかったことに。]
あ、う、うん。
動くと痛いけど、じっとしてるとそうでもないんだ。
ありがとう。
[鶯谷は誰かに抜いて貰おうと考える。
担任が浮かぶが、集合場所にいなかったことを思い出した。
疑問が口をつきそうになるが、不安そうな女子の手前、口にしない。
ならばクラスメイトの誰かに頼まなければならないのだが・・・。]
・・・後で頑張って抜いておきます。
[友達がいないので無理っぽかった。]
ぜ、全員起きたら、何か変わるかなぁ…。
[御手洗君辺りは、あんまり変わらない気がするのは気のせいだろうか。
座り込んだ杏の隣に、いい?と問いかけて
許可が下りれば、その場に座り込んだ。 正座で。]
早くここから出て、修学旅行…続けられるといいね。
[杏と恵子の少しだけ疲れた様子に、困ったような顔をして。
鶯谷君の返答が戻ってきた事に、少しだけ安堵してそっか、と一つ頷く。]
大丈夫なら、いいんだ。じゃあ、あんまり動かない方がいいかも。
…えっと、痛いなら…後で手当てしておいた方が、いいよ?
[患部が患部なだけに、流石に治療を申し出る事は出来なかった。]
…かわると、ええねんけど。
[あんだけ怒鳴ったし、ドアにも蹴りをかましたのに開く気配がない。
流石にお手上げだった。問いかける鈴の言葉に頷いた。
ちょっと正座した彼女によっかかりつつ]
…せやなぁ。
[せっかく鈴と一緒なのに。
言葉にはしないが頭の中では言葉になる]
鶯谷。後でそれ、ちゃんと御手洗に抜いてもらいや。
何かあったら婿に行けへん体にされたーいうて責任とってもらうんやで?
[要らん心配をひとつしておいた*]
・・・・・・手当て。
[そんなところを怪我したことがなかったので、どうやればいいのか見当もつかない。
ただ一つ確実に分かることは、いずれ皆が起きるだろうということ。
そして、御手洗も起きるだろうということ。
それまでに決着をつけなくては、色々酷いことになる気がする。]
ち、ちょっとごめんね。
[ちょっともごめんもないのだが、謝り癖のある阿太郎は謝り、立ち上がる。
去る間際、ちらりと双海のスカートの中が見えそうだった。
スパッと知るまでに慌てて視線を逸らす。]
[ケツはまだ痛いが、ダンボールに向かうまでの我慢だった。]
ふぅ。
[潰れたダンボールを仕切りにする。
そして、ケツから魔剣を抜く作業に戻った。
決して何がどう転んでも御手洗に責任を取ってもらうわけにはいかない。
鶯谷阿太郎人生初めてとなる全力の闘いだ。
※しばし鶯谷阿太郎の悩ましい声をBGMにお楽しみください。**]
…そうだね。
[…変わらなかったら、どうしよう。みんなで飢え死にとか、いやだ。
本当に事態が変わらなかったら、色々考えなきゃいけない。
例えば、とか考えて、ふると頭を振って。
ふと、少しだけ掛かった重みに視線を向けて、自分もちょっとよっかかった。]
…う? うん。
[何故か鶯谷君に謝られた。
釣られて頷きながら、段ボールの陰へ移動する彼を見送る。
そうか、御手洗君が入れちゃったんだから、御手洗君が抜けばいいのか!
杏ちゃん賢い!っていう目で隣の少女を見た。
彼がそれを理由に、全力の戦いを今から繰り広げるとまでは、
残念ながら*考えが及びもしなかったが*]
11人目、更科 青 がやってきました。
更科 青は、おまかせ を希望しました。
…おい、五月蝿いぞ。
[うんざりといった態で
右目を押さえながら更科 青(さらしな・せい)は
顔と眼を動かして騒ぎの中心を見遣る。
しゃらりと鳴るのは首の装飾だ。
眉根を寄せて凭れ掛かっていた壁から身体を起こす。]
…、で、なんだ。
安眠妨害の末拉致監禁とは穏やかじゃない。
…おい 鶯谷、 五月蝿い。
[騒ぎを一瞥した後
扉に手をかけ、ノブを捻る。]
…―…ち、開かない。
本気の拉致監禁か。
それもこんな集団で…?
…別組はどうなったんだか。
[ノックよりは些か乱暴に扉を殴打した。
――ちなみに。
更科は口調はぞんざいだが女子である。]
[モニターを見上げて睨む。]
…聞こえるんだろうか…。
おい、どういうつもりだ。
説明してもらおうか。
…聞いてるなら返事を寄越せ。
[腰に手をあて、
モニターの人相の悪い男に、
不機嫌そうに呼び掛けた。]
12人目、碓氷 愛美 がやってきました。
碓氷 愛美は、村人 を希望しました。
[ずいぶんと深い眠りだった。エンジンの音も、話し声も、騒ぐ音すらも耳には入ってこない。
酔うからと前の席にしてもらっていた彼女は、いまだ眠っている。]
……なに?
[まどろむのは僅かな時間。すぐに覚醒して辺りの様子に気づいた。
自分が何処にいるのか、すぐには理解できない。]
私、修学旅行に来たのではなかったの。
[疑問符を浮かべながら辺りを見回すと、同じクラスの顔がそこにあった。]
もう、ホテル? 着く前に見に行く場所があったのだと思うけど。
[そうではないらしいと気づいたのは、巨大モニターが眼に映り、男子が騒いでいるのを見てから。]
……待て、砂糖を入れるとか、納豆に対する冒涜だぞ…っ!!
[苦悶の表情でうなされながら、床の上をごろんごろんとローリング。
頭にごつんと、転がされているステッキが当たった。]
……。
[寝ながらそれをひっ掴むと、ぽいっとダンボールの方向に投げ捨てる。]
……納豆、好きなのかな。
[葛城的に、甘納豆はどうなのだろう。あれも砂糖だ。
砂糖を入れて混ぜると、糸が楽しいことになるのだったっけ。
……などと、現実逃避気味に、無意味なことを徒然と]
甘納豆。あれは菓子だ。和菓子だ。納豆ではない。嫌いではないが納豆と認めるわけにはいかない。しかし納豆に砂糖を入れるというのは知識では知っていたが試したことはなかった。そもそも調味料は醤油と辛子があればそれで十分だと思っていた。しかし砂糖。粘る粘る粘るらしい砂糖。らしい。気持ちの悪い言葉だ。体験したことがない故に確定ではない。実学というものを真っ向から否定する言葉だ。挑戦が必要である。これは試してみなければならない。ここを出たら、納豆に砂糖を入れる。これをまずは第一の目標にしよう。
どうやらそうみたいだね。
[西野の言葉に頷く]
……そうだ、あのいかつい運転手さんは?
[辺りをきょろきょろと見渡した]
いないな。
うーん、どういうことだろう?
13人目、風峯 駿 がやってきました。
風峯 駿は、村人 を希望しました。
んあ……。
[大柄でブレザーをはだけて着ている男が、のそりと上体だけ起こし、軽く頭を掻きながら辺りを見回す。
その後しばし逡巡した後、納得がいったように何度もうなずいた。]
……なるほど、解った。
[自信たっぷりにそう呟いた後、勢いよく立ち上がる。]
―――ここは、知らない場所だなっ!
……元気だなあ。取り敢えず、ハロー。
[自信満々に言い切った風峯は、
胆が太いのか、バカもとい鈍いのか、どちらだろう。
取り敢えず、ぱたぱたと手を振っておく]
ついでに、御名答。
ここは知らない場所で、
どの扉も、蹴ろうが殴ろうが、開きません。
[言外に、暴れても無駄だよと教えておく。
双海もやっていたけど、風峯の巨体で扉を破ろうと試みたら、流石にたぶん、近所迷惑だ。
いや、近所があるのかどうかは、兎も角]
自信満々で言う程のことでもないけど、そうみたいだね。
[風峯の言葉に半ば呆れながら頷く。
ふと、更科の視線に気付いて、その先を見た]
あ、あれ……。
・個人的許せるトッピング
ネギ、玉ねぎ、オクラ、とろろ、梅干し、大根おろし、辛子、生たまご、ごはんですよ、なめたけ
・死ねばいい
カレー、砂糖
キムチ?
辛くて食べられないじゃないか!(主に俺が
ちなみに、納豆チャーハン作ると台所に悪臭が蔓延する。
おー、矢口。ぐっどもぅにん。
[ビシッと効果音が出そうな程勢いよく手を上げて反応する。
そしてその後に続く矢口からの情報で、楽しそうに「ほぅ」と呟いた。]
成程、俺らは何処ぞの国家の陰謀に巻き込まれて集団拉致。
そして今から悪の尖兵として改造されるのを待つ身というわけだな。
デェェンジャラス!
『戸田さん、カメラのスイッチ入れないと向こうに何も写りませんよ……?』
[カメラの前でずっと待機していた戸田であったが、どうやらカメラの電源が入っていたようだ。]
――反応ねーからおっかしいなぁと思ったんだよ。
内心、「え、やった!俺の顔がいつの間にか誰が見ても驚かないナチュラルフェイスに変化してた!?」とかぬか喜びしてたんだが。
[完全にスルーする部下に、あいつの給料を絶対に下げてやろうと心に固く誓った戸田万寿夫は、静かにカメラの電源を入れた。
その数秒後、画面に何かが映っりはじめた事に気付いたであろう女生徒がモニターの方に視線をやる。]
やぁ、おはよう皆さん
知らん場所なんぞ
見ればわかるだろう。
……本当に開かないんだな。
ん
[!と頭の上に見えそうな表情で
モニターを眸に映す]
…最悪な目覚めだよ。
なんだ、何処だここは。
説明してもらおうか。*
[モニターに映った顔に気付いて、見上げた]
おはよう。
あなたが誰でも構わないし、なぜこんな事態に陥っているかも知らないが、とりあえず我々を解放してくれないか?
すまないが、説明は勿論可能だが開放は無理だな。
[部屋の様子をモニターで見るが、まだ起きていない生徒も居るようだ。
だがまぁ、そろそろ説明はしておいたほうが良いだろう。]
……まずは私の身分と名を明かそうか。
国家に属する機関である日本恋愛機構……通称日恋(にちれん)の関東地区の責任者である戸田万寿夫だ。
気軽に"トーマス"と呼んでくれれば良いぞ。
14人目、結城 丈二 がやってきました。
結城 丈二は、人狼 を希望しました。
おはようございます、トーマスさん。
貴方のお名前はわかりましたが、僕らの状況と理由を説明してもらえますか?
[モニターに向かって話しかけた]
まぁ、慌てるな城くん……だったかな。
順を追って説明していこう。
まず君たちのとっては初耳であろう"日本恋愛機構"。
これは、秘密裏に活動はしているが、きちんと日本国家に認められた組織だ。
でなければ、こんな集団拉致紛いの事など現在の日本で出来るわけないだろう?
事前に学校にも許可は取ってあるし、今回の事によって潰れた修学旅行は、君達のみ後日授業免除で再度行ってもらえる事になっているからそこは安心して欲しい。
君達の親御さんたちにも既に説明が行っている筈だ。
矢口。まず僕には、その雷電というものが不可解だ。
だが、日恋のことは噂に聞いた程度のことを知っている。
現在深刻な問題になりつつある少子化問題。出生率の低下を危惧し結成された政府の新組織だ。
そして私たち日恋の活動目的だが……。
さて西野君、過去も現在も最高生徒数を誇っている君達の学園。
その学園でさえも、1学年6クラスの1クラス16人……。
一昔前の1学年10クラスで1クラス50人と比べて現状をどう思う?
[トーマスの説明を聞き、眉をひそめる]
……トーマス。それはわざわざ修学旅行の時期でなくとも、別の普通の日に同じ手口で我々を攫えば良かったのではないのか?
まあでも、後日の修学旅行まで面倒見てくれるっていうくらいだし、政府公認の機関なら身の危険は無さそう、かな?
あとは、理由というか、目的ですよね。
何のために?
[モニターに向かって尋ねた]
トーマス。君の言いたいことは分かった。
つまり、少人数学級で、教師の眼がよく行き届く……。そういうことだ。
[矢口の案を採用した]
これによって子供は充実した授業を受けることができ、大人数での集団心理であるイジメ問題も今は減少傾向にある。良いことではないか。
[西野や矢口の回答に、確かに……と頷く。]
確かにそういった面もあるだろう。
しかしここ数年での出産率及び結婚数の低下、これは尋常じゃない。
事実ほぼ全ての学校の生徒数が五分の一以下となってきている。
そしてそれを危惧した政府は日恋を結成し、あるプログラムを開始した。
それが『恋愛実験プログラム』。
簡単に言ってしまえば、選抜されたクラス全員に隔離されたエリアで恋愛するまで居てもらおう、という物。
ちなみにこのF組はクラス替えの前に、事前に国から学校のほうに指示が出されて選抜されたメンバーだ。
その選抜方法や何を参照にしたかまでは私には解らないが……。
修学旅行に紛れた理由は、この活動は基本的に秘密であるからだ。
特に行動前に情報が漏洩することは避けたい……だが、各自が数日分の外泊の用意をする機会なんて中々無いからな。
他にも色々理由があって、この様な形となった訳だ。
といってもまぁ、気楽にしていればいい。
食料や各自の部屋も用意はしてあるし、この島……後で見れば解るが其処は無人島だ、に危険な動植物は特に無い。
生活する分には困らないだろう。
君たちに求められることは一つだけ、恋愛する事だけだ。
そうすれば恋愛した者から順次解放されていく事となる。
ただ……その様な素振りを見せない者は国の施設で更なる特別プログラムを受けてもらう事になる。
説明は大体終わりだが、何か質問は?
……はーい。
[軽く、手を挙げる]
既にカレシがいるとか、
他のクラスに好きな人がいたり、そういう場合はどうなるんです?
[別に、自分がそうというわけではない。
けどまあ、それで見逃されるのであれば、幾らでも嘘は吐こう]
あのー・・・。
[ダンボールの中から手を上げた。]
トーマスさんに一目惚れしてしまった場合とかは、どうすればいいんですか?
[勿論、自分がそうというわけではない。
けれど、それで誰かがここを脱出出来るなら、それはそれで良いことかもしれなかった。]
俺と接触を持ちたいなら、日恋に入るのをオススメするぞ西野君。
私たちはいつでも人材を探している……そろそろ構成員増やしてくれないかな本当。
上に何度言っても通らんのだこれが。
[頭を抱えて、やれやれといった様子で左右に振る。]
矢口さんだったね。
恐らくそういったことはないはずだが……事前に念入りに調査されているはずだ。
どうしてもという事ならば、もう一度調べなおすが……虚偽だった場合の諸々の保証はしかねないぞ?
……残念ながら、俺はノンケなので少なくとも男は遠慮しておこう。
あと何故か…何・故・か!我々正式構成員の業務中の恋愛は禁止されているのだ。
悲しいが察していただきたい。
…にちれん?
何やの、坊さんなんかい。
[日蓮。違う違う、これでは日本史だ。
周りの離す事を聞きながら、表情は不機嫌を隠さない。
恋愛。なんだそれは。そんなものまっぴらごめんだと思っている。
自分の親を思うと、そんなものに夢なんて描けない]
……う。
え、いや。嘘っていうか。
私、好きなアイドルのほら……、
……なんだっけ、T○KI○?
ほら、あれのキム夕ク?に恋しちゃってるというか……。
………………ええと。はい。別に、好きな人いません。
日恋への加入か。面白い。今すぐ僕をそちら側に入れてくれないか。この業務の手伝いもそつなくこなして見せよう。
[業務中の恋愛は御法度というのも、この際はありがたい]
[他には担任の先生と秘密の恋をしていた場合なども考えたが、先生をロリコンにしてしまう上に、この場にいない先生が嘘に合わせてくれるとは思えなかった。]
(そういえば先生はどこに行ったんだろう・・・)
[鶯谷阿太郎は気が重かった。
難しいことは分からないが、つまり強制的に恋愛させて未来の夫婦にしてしまおうという「実験」なのだ。
恋愛しなければ帰れない。
しかしそれを目指す、それだとババ抜きみたいに、相手に自分を押し付けられる誰かも出てくるかもしれない。
間違っても自分などと恋愛したいなどという人はいないだろう。
帰るためとはいえ、余りにも相手が可哀想だ。
……恋愛に憧れていないと言えば嘘になるが。
けれど、特別プログラムとやらは、性的な意味で不穏な響きしかしない。
一通り考えてから、ダンボールの中で溜め息をついた。**]
ふむ、願ってもないことだが、募集要項の採用条件に学園卒業証明書必須というのがあるんでな。
学校を卒業したら再度打診してくれ、西野君。
質問も少なくなってきたようだし、一度通信は切らせてもらう。
この通信の終了と同時に部屋のロックは解除されるから安心してくれ。
部屋の備えつきのシャワー以外にも男女別の大浴場や食堂等、大体の物は全て揃っているはずだ。
……あ、そうそう。
もちろんだが犯罪行為は禁止だ。
その場合は、即座に連行されるから覚悟していてくれたまえ。
[その言葉を最後に、モニターから男の姿は消えた。]
…て言うか、ちょお待てやお前。
数日間ここて。食事とかどないなっとんの。
風呂と部屋と着るもんだけで───ッ
[モニターは消えてしまった。
また靴でも投げつけてやろうかと思ったがやめた。
どうせ意味がなさそうだからだ]
…何やの。ほんま。アホなんちゃう。
この国終わっとる。
[理解できなくて頭を抱えた]
全く、好き勝手言ってくれますね。
[消えたモニターに向かって毒づいた]
ともかく、この部屋以外の状況を確認しておこうか。
さすがに一人で動くのは危険だと思うから、二人一組くらいで行動するというのはどうだろう?
独身で悪かったなぁぁぁぁぁぁ!!!!!
[瞬間、モニターの電源がついたかとおもえば、響き渡る叫び声。
その後、部下らしき男数人に取り押さえられながら「お、落ち着いてくださいっ!」となだめられる姿を最後に再び電源が落ちた++]
恋愛するまで出さない、なるほど?
お見合いパーティに無料ご招待ってわけね、わあ、素敵。最高。
どうせなら、吊り橋も用意してくれれば完璧だったのにね!
[一息に、黒い画面に向けてぶちまけた]
……言いたいことだけ言って、消えるとか。サイテー。
……ジョジョ、あのふざけた話に乗るの?
バカげた趣旨に諸手を挙げて賛同して、男女ペアで行動しようってわけね?
わあ、なんて愛国者。
国を愛するついでに愛する人も見つけようって?
……前向きな提案って、いいわね。ホント。
…独身かどうかよりも、食事の説明してけっちゅーねん。
まあええわ、あんなおっさんよか自分の目のほうがよっぽど役に立つ。
[よいしょ、と立ち上がってスカートを払う]
せやな、そのほうがええやろ。
ちょおこん中見てくるわ。誰か、一緒に来る?
[取り敢えず発案者の城と、それから
すぐ横にいた鈴にたずねるように首を傾げた]
[――――嗚呼、頭が痛い。
顔にそう書いてあるがごとき表情で、
右手で同じ側のこめかみを押さえた]
…純日本人の顔してなにがトーマスだ、
戸田め。
選抜、…選抜な…
[鶯谷を見やる。怪しすぎる。
何せこのクラスは、《濃い》]
日恋、か。
…選考基準を是非
伺いたいものだなまったく。
面倒なことになった。
[壁に凭れ、それから扉を見た]
…ロックは解除される、…だったか。
うーん……よく解らなかった訳だが。
説明ながいっつーんだよ。
[自分の顎を撫でながら、うーんと唸っている。]
要するに別に恋愛しろって以外は此処で単に遊んでろってだけか?
男女とか謂ってないだろうに、
不安なら三人だろうが四人だろうが
勝手に組め。
幸いと謂うも忌々しいが、
どこぞの小説のように
殺しあいではないだけマシか。
まあそれも戯れ言だな。
[立ったまま足を交差させる。
膝上より些か短めに丈を詰めたスカートが揺れた。]
…しかし恋愛する気がないと見なされたとき、
どうなるのかを言い残さなかったな戸田め。
[更科の返答に、満足したかのように頷いた。]
なら問題ねーな。
惚れるも惚れられるも、焦るも焦らないも自由ってわけだ。
好きにやりゃーいいんじゃね?
恋愛しなかった場合どうなるかなんて考えても無駄だし、あの強面オッサンが答えてくれたとしても、それが本当なんて保証はねーわけだし。
話に乗るのは癪だけど、じゃあ駄々をこねていれば事態は好転すると思うかい?
だいたい、僕ら学生に恋愛をさせたからと言って少子化問題の解決に直結するとは思えないだろう?
頭の堅い連中のアイデアなんてそんなもんさ。
そこを気に病んでも仕方がないよ。
それに、状況を把握するのは、決して損じゃないと思うよ。
[矢口の言葉に、明るく答えた]
…お前は気楽だな、
だが間違っちゃいない。
[風峯に肩を竦めた]
―――命短しなんたら、とは
まあよく謂ったものだ。
好きにやるが得策か、な。
城もそういう方か。
―――とりあえずは
外を見てみるとしようじゃないか。
閉じ籠っててどうなるわけでもない。
まさか外がジャングルだった、なんてわけもなし。
[そうして扉に手をかける]
15人目、宇留間 悠介 がやってきました。
宇留間 悠介は、村人 を希望しました。
ヨッシー、意地悪な質問はやめてくれないか。
[西野の質問には苦笑いで答える]
アンが同意してくれたみたいだから、僕はアンと一緒に調査してみるよ。
他の皆も、思うように行動すればいいと思う。
ただし、単独行動だけは控えるように。
まだ全ての状況を把握しきれてるわけじゃないからね。
[双海の方に向かって歩いた]
独身なんだ…。
[再び消えたモニターをじっと見ながら、ぽつりと呟いた。
…何であの仕事してるんだろう、あの人。
それにしても、本当に困った。どうしよう。
れ、恋愛。れんあいかぁ…。そう考えて少し気分が沈んだ。
密閉空間に閉じ込めてつり橋効果とか狙ってるんだろうか。ありえるかも。]
あ、私も、行く。
[首を傾げながらの杏の言葉に、はい、と小さく手を挙げて自分も立ち上がる。
少なくとも、直ぐにこの問題が解決するとは思えないし。
食料はある…らしいけど、何日分、とか。見ておきたい。]
とりあえず、名前ぐらいは考えておくべきだったな、うん。
名前だけで三十分ぐらい悩んだ。
ええと、初めましての方は初めまして。お久しぶりの方はお久しぶりです。「あず」こと asbntby です。
今回は(も)ろくに考えないまま入村といういい加減さで進行中です。
[鈴の返答如何では鈴も一緒に来ることになるのだが、
今はそれとは別にこちらに城が来たので、
取り敢えず二人は内部調査班ができたことになる]
わかった。ほな、いこか。…今何時やろ。
食糧とか見つかったら、流石に食事にしたい。
お腹すいたし。
[取り敢えず先程まで鍵の掛っていた扉のドアノブを捻ってみる。
案外あっさりと開いた。軽く拍子抜けしたのと、やっぱり腹が立つのと]
[だろー?と少し嬉しそうに更科に反応する。]
ま、後悔だけはしない様にしないとな。
周りの環境に惑わされず、自分のやりたい事やってりゃどんな結果になったって後悔はしねぇもんだ。
お、外いくの?
俺としては外が森とか楽しそうなんだが、ほら銃で撃ち合うゲームとか一度憧れてたんだ……あーでも虫はうっとおしいな。
ん、そか。ほな鈴も一緒に行こか。
[鈴の挙手に手招いて、内部調査班がまた一人増える。
開けた扉の奥に続いているのは廊下。不味さがしておきたいのは食糧関係だ。
どうもみんなあのグラサンのせいで恋愛云々に目が向き過ぎているようだが
まずは恋愛以前に食事のほうが死活問題だ]
さて、戸田です。
いや、戸田ですけど戸田じゃないです、ややこしい。
まぁ、中の人は戸田です。
今回全員の中身がわかってるので、口説くのはサイコロできめようと思うとです
私は この村を
「普通の恋愛村だ」とちょっとなめていたらしい。
濃すぎるwwwwwwwwwww
噂はかねがねお伺いしておりましたなるほどこういうことか…!
(みんな外に行くのか・・・。)
[動かなければどうにもならないのは確かだ。
しかし皆は二人一組で行動しているらしい。
自分が入れるグループがあるとは思えなかった。
御手洗? ああそういえばそんな人もいたかな。]
・・・・・。
[鶯谷はダンボールハウスの中でメガネを取り出した。
視力増強になるかはともかく、考える時はこの鶯谷インテリフォルムが最も落ち着くらしい。]
お、出た出た。
というわけで5でした。
第一ターゲット:更科(さっきの一覧の上から五番目)
無理そうなら別のところに行くよ!
流れで他のキャラにいくかもしれないけどな!
不穏だな、
サバイバルはゲームだけにしてくれ。
なんだ、気になるなら
お前も来るか?
…ああ、携帯は通じるんだろうかな…
[風峯に答えながら、
金色の携帯を開いて見た*]
さっき、…えーとトーマスさん?が「食料」とか個人の部屋はあるって言ってたから。…少なくとも一日を過ごせるだけの量はある…と思うんだ。
騙してる、とかじゃなければ。
[手招きに駆けよって、隣に立つ城にも小さく頭を下げた。]
あ、えっと。
外に行く人たちは気をつけてね!
何かあったら直ぐに戻ってきてね!
[扉に手をかけた更科や西野たちに声を投げる。]
あ、もう決まってしまったけどwhoでも面白かったかもしれないな。
最初に出た女キャラにいくとか。
ためしにやってみようじゃないか。
<<更科 青>>
<<鶯谷 阿太郎>>
<<更科 青>>
……私は、ここに残るから。
事情、聞いてた人間が残ってないと、
後から起きた子が、混乱するだろうから。
……つむじ曲げてるとかじゃあ、ないからね。
−廊下→厨房−
ああ、あんねや?…ま、とりあえず食事やな。そうしたら。
外に行くやつらもおるみたいやし、帰ってきたら食事食べれるようにしといたろ。
[取り敢えず廊下に出ると城と鈴の三人で一階の探索から開始する。
16人泊めるだけあって、かなり広い作りになっているようだ。
宿泊する設備はどうなっているか解らないが、とりあえずキッチンだけは
すぐに見つけることができた。廊下の奥にある食堂の、その奥にある。
軽くログハウスのペンションに近い作りのようだ]
[更科が扉を開ける。廊下だった。すぐに外ではなかった……が、窓から外が見えた]
砂漠……? いや、砂丘か?
[窓の外は、一面の砂世界]
そうだなー、マジなサバイバルはちょっと勘弁だ。
食える草とかまったくわかんねーぞ俺。
[サバイバルという単語で思い浮かぶのは、サバイバルゲームと漫画のサバイバルの2つだったりする。]
あ、そういや俺のケータイ充電切れてたんだ。
充電器もってきてたよな……。
[どうすっかなーと呟きながら、更科の後についていった**]
[風峯の声を聞きながら、そして現在自分たちが置かれている状況に軽くヒキながら、必死に頭を巡らす]
サバイバルか……この砂だらけの場所でサバイバルをするのは至難の業だな。水くらいはあるのだろうな?
ここはいったいどういう場所なんだ。島なんだよな? 自然にあり得る形状じゃないぞ。
もしかして、日恋は島ごとこの企画のために開発したとでもいうのか?
[馬鹿げた思いつきだった。だが、あのトーマスならやってもおかしくない気がした]
あ、そっか。まだ寝ちゃってる人、いるもんね…。
恵子ちゃん一人で大…丈夫?
[知っている人が全員離れてしまっては。でも一人は…とまで考えて
鶯谷もいるんだ、と隅っこの段ボールを見て思い当たった。
だったら大丈夫…かなぁ…。若干不安だがこの際致し方ない。
お願いして、いい?と首を傾げながら聞いて、廊下にでた杏と城の後を追いかける。]
何日分あるとか、…無人島らしいから飲み水とか確認しないと。
テレビは点いたから電気は通ってるみたいだけど…。
[ガスと水道は通っているんだろうかと考えながら、貯水庫だった場合はお風呂とかそこらも含めて若干先を考えないといけない。何日耐えなきゃいけないのか、判らないし。]
本当なめてたwwwwwwwwwwwwww
わたし、普通の恋愛村なら頑張れるって本当なめてたwwwwwww
この村は、別方向に頑張らないといけない事をようやく悟った。
腹筋崩壊するだろうどうしてくれる…!
・・・状況を整理しよう。
声が聞き取れるくらいにははっきりモニターは映ってたよね。
つまり戸田さんは電波の届く範囲にいるということかな?
[ダンボールの合間から、すんとも言わないモニターを一瞥する。]
ここがどこかにもよるけど、物理的に閉じ込めているだけではないはず。さっき西野くんや矢口さんが質問した時、きちんと名前を読んで答えていた。
ということは、あの人からもこっちの様子が見えてるんだ。
[日恋とはなんといういやらしい組織なのだろう。
つまりそれはあの戸田という人もいやらしいということだ。
少年少女の恋愛を監視する…きっとロリコンの気もあるだろう。]
衛星で監視とかだったら、そこまで細かには見えないよね。
動いているかいないか、そのデータ管理は行き届くだろうけど。
質問したのが西野くんと矢口さん、ということまでは分からないはず。
だからきっとあの人は近くに隠れているんだ。
見つけ出して脅せば、皆で脱出することは出来ないかな。
[幸い、ノリ気なクラスメートはいないように思えた。
しかし、自分が言って協力してくれる人はいるだろうかと考える。]
それに恋愛する気がない奴は・・・って言ってた。
それっぽい素振りを見せてもダメなんだ・・・。
[阿太郎インテリフォルムはぶつぶつ独り言を言い続ける。]
−キッチン−
…ふーん、結構。
[業務厨房設備。
これだけのものがあるなら、恐らくガスや水も大丈夫だろう。
ためしに捻ってみる。水も澄んでいるので、概ね平気なようには見えた。
あとはガスだ]
…城、済まんけどそこの扉から裏行って、
ガスボンベがあるかどうか見て来てくれん?
多分プロパンかなんかきとると思うんやけど。
[蛇口を捻って水を止めると冷蔵庫を開けた。
食料と在庫のチェック。16人分。なんだかんだいって結構あるので、
うっかり一ヶ月とかにならなければ大丈夫そうに見えた]
……はあ。
[やってしまった。としか、いいようがない。
拗ねていたって、しようがない。それは、そのとおりだ。
八つ当たりしてしまった城には、あとで、謝っておこう。
……と、なにか、ぶつぶつという声が聞こえた]
……鶯谷くん、どしたの?
………おーい、そこなダンボールマン?
…………スネーク、返事をしろスネーク。
えっ。
あ、や、矢口さんか。
てっきり・・・、
[てっきりCQCの基本を教えてくれるお姉さんかと思ったよ。
とは口に出掛かって引っ込んだ。
ゲーオタということがバレてはいけない。]
い、いや、なんでもないんだ。
たださっきの戸田っていう人のことを考えてたんだ。
あ、あの人もしかして、ロリコンなんじゃないかな。
[慌てていたので理由を飛ばして結論を言ってしまった。]
―キッチン―
杏ちゃん、そっちは大丈夫そう?
[流し台の下の扉から順番に開けていくと、調理器具とか…普通の調味料から見た事無い香辛料まで結構入ってたりとか、何だか良く判らないものも出てきた。ラベルを読もうとしてみたけれど、…ばる…?までしか読めなかったので戻しておく。
立ちあがって別の棚を開けたら食器類が収められていた。結構種類とか数もあるから、多分…割ってもまだまだ大丈夫。…あ、あのお皿100均で見た事ある。]
水周りがここにあるって事は、お風呂とかお手洗いもこの付近…かな。
[キッチンの出入り口から顔だけで廊下を覗きこんで見回すと、それらしい扉が幾つかすぐ近くに見えた。とことこと近寄って、遠慮勝ちに一番近い扉を少しだけ開ける。]
ー島から離れた海上・船ー
[既に向こうを見るモニターやマイクの電源はオフにしている。
といっても、見られる範囲は先程のロビー程度なのだが。]
「どうしました?戸田さん。」
いや、なんか猛烈に最悪な誤解をされた気がした………。
……え? ロリコン?
意味が判らない上に、意味がない……。
どうせ考えるなら、もっとこう……、
あれの鼻を明かしてやるようなこと、考えなよ。
[そうして、一言、付け加える]
……ま、独身だとか、言ってたけど。
案外、本当にロリコンだから、結婚出来ないのかもね。
[携帯電話を取り出す。圏外。予想はしていたが口の端を歪める。時間を確認し、太陽を見上げた]
こちらは西か。砂丘には行かない方がいいな。最悪死ぬ。
[風峯と更科にそう言って扉を閉め、部屋を突っ切って反対側へ。
ドアノブを握り、回す前に祈った]
……よかった。
[ドアの向こうには、細い木々が林を作っていた]
何や、変なモンばっかようさん出てくる。
[バルサミコらしき瓶を持っていた鈴のほうを振り返って、
手にしたのはアボカドカッター。
そうだと知らなければ、くまでどころか玩具にもなしもしないものだ]
…んー…さっき各室にお風呂はついたるゆーとったけど。
それ以外にもあんねやったっけ、大きいのが。
[戻ってきた城から大きなガスボンベがあったとバルブを開けておいた旨を
伝え聞けばおーきに、と礼の言葉を幾らか適当に投げる。
取り敢えずこうなったら食事を作り始めるしかない気がする。
どうせだれも用意しには来ないのだろうから。
冷蔵庫やら冷凍庫やらを覗きこんでがさがさ食料を漁り始める]
そうだね。
自分が手を出してしまったら解雇されてしまうから、僕達を身代わりにしているのかもしれない。
なんて極悪でいやらしい人なんだろう。
[本当にいやらしい。追撃のように一言呟いてから、そういえばと思い立った。
肝心なロリコン疑惑の前提を言っていなかったのだ。]
そうだ。・・・さっきさ、気づいたことがあるんだけど・・・。
[推測を打ち明けようとして、止まる。
今も見られているならば、口に出すことは危険だ。
最悪、矢口を危険なプログラムに巻き込んでしまうだろう。]
・・・そうだ。
[ダンボールの端を引きちぎり、そこに筆談することにした。]
幼女に相手にされるロリコン・・・?
[ダンボールに文字を書きながら、宇留間の突っ込みに手が止まった。つまりあの戸田という人は日夜幼女を口説き、そして囲っているということだろうか。]
独身、ということは法律的に婚姻が認められていないような年齢の相手なのかもしれない・・・。
[ますます戸田のいやらしさは増してゆくばかりだ。]
―キッチン―
お易い御用だよ。
居住地域としては、まあまあの設備が整っていると考えていいかな。
[双海の言葉に軽く応える。
その後、不安そうに覗き込んだ]
アン、料理できるの……?
[どうやら、ここはちょうど砂丘と林の間にある平地に建てられているらしい。馬鹿げた地形だと思ったが口に出さなかった。
外へ出る。自然な土の感触。林へと向かってみる。途中、コンクリートの橋を渡った。下には川が流れている。島だというから、これを下っていけば海に出るのだろう。
そこまで考えて、立ち止まった]
何の準備もなしに入っていくべきじゃないな。
それに腹が減った。
とにかく。
[ダンボールの中からにゅっと手が出てくる。]
『西野くんや矢口さんが質問した時、あの人は名指して質問に答えていたよね。音声だけかもしれないけど、少なくともあの人は監視か盗聴をしていると思うんだ。
「恋愛する気がないと判断した人は特別プログラム」なんて、どうにかして普段の生活を盗み見ていないと出来ないよね。
モニターの映像も音声も乱れがなかったし。
だからきっと、首都の官庁亭とか、地球の裏側とか、そういう絶望的に遠い場所にいるわけではないと思うんだ。
距離があったとしても、きっと海の上とか地下深くとか、そんなところじゃないかな。
だから見つけ出せば殴りこみにいけると思うんだけど・・・。
監視されてるなら、おおっぴらに行動するのは危険かもしれない。』
[阿太郎クオリティな文字でそんなことが書かれていた。]
…杏ちゃん。なぁに、それ…。
[杏が手に持っているしゃもじのような形の物を見て、かくん。と首を傾いだ。でもしゃもじにしては多分何も掬えない気がする。残念ながら少女はそれが何なのか知らない側に位置する模様。]
大浴場が付いてるっていってたよ?
えーと、トーマスさんが。
[多分ここ、と扉をもう少しだけ押し開けて中に入る。奥の引き戸をがらりと開けた奥に、大きな湯船があるのを確認して再び廊下に出た。隣の扉も開けると同じ脱衣所。男女用なんだろうと納得して、次の扉へ。ランドリールーム。洗剤もある。
ぐるぐるとそこら辺の扉を確認して回って、ようやくキッチンへ戻ってきた。]
なにか手伝う事、ある?
[とは言っても、一品作る、という訳でもなく料理が特別得意な訳でもないので、
やるとしても、切るとか焼くとか見るとか、本当に手伝うだけだ。]
[戻ってきた城の言葉に頷いた]
せやな、概ね大丈夫そう。
…なんやの。出来たらいかんの。
これでも、4歳から包丁握ってんねんで。
弁当屋アルバイターを舐めたらいかんよ。
[あんまり不安そうに聞かれたので思わずむっとした顔で答えてしまった。
業務用キッチンに抵抗を抱かなかった理由はこれらしい。
制服のポケットから取り出したメモに色々描きこんでいくのは食材と量。
どの食材が一番足が早そうか、どれがどれくらい持ちそうかという所見を書き込んでいく]
……ああ、なるほど。
[この推測は、それなりに説得力がある。たぶん、正しい。
ただ、その先に疑問があった]
『それは、出来るかもしれない。
ただ、殴り込んだあと、どうするの?
国公認って言ってたのが本当なら、逃げてもすぐ捕まると思う』
[そんなことを書いて、ダンボールの前に、切れ端を戻した]
ごめんごめん、そういう意味じゃないんだ。
料理の出来る女の子って素敵だな、って思ってさ。
それにしても、4歳からってすごいな。
[感心しながら、手際よく動く双海の手元を眺める]
リンちゃんも料理できるんだ、二人ともすごいな。
16人目、姫藤院 知奈 がやってきました。
姫藤院 知奈は、村人 を希望しました。
[絡みつく重い泥を振り払う。振り払って、振り払って、這い出した先で見たのは。ヤクザみたいな顔をした男が「日本恋愛機構の責任者」と名乗っているシーン]
(恋ww愛www機ww構wwwあwwwのwww顔wwwでwwww)
[知奈は自分の下らない妄想を一笑に付す。再び飲まれていく泥。それから幾許かの時が流れ、完全に覚醒した時には、もう、笑えなかった]
はいはいそりゃどーも。
別に出来たからって何の得にもなりゃせんわ。
ま、強いて言うなら食料さえあればどうにかなることぐらい。
[取り敢えず米を洗って吸水までに至るわけだが、
何せ人数が人数なので5合ではとても足りないだろうと10合といで吸水開始。
その間に大量の野菜と油揚げとこんにゃくを刻み、鶏肉をくわえて
炊き込みご飯の素を作り暫く放置。
それからまた別の料理に取り掛かる]
…まあ、家の事情ってやつ。
[年齢に関してはそれくらいしか言わなかった。
冷凍のマグロ赤身を見つけたのでこれを解凍してしまうことに決めた]
■本日の昼メニュー
炊き込みご飯
マグロの甘酢あん
グリーンサラダ
かきたま汁
こんなもんだろうか。
そう言えば折角365日レシピ持ってるのに使ってねえな。
ここは、どこかしら……?
[ぼんやりとした視界に、自身と同じように横たわったままの人や、起きて話をしている人々が映る。姫藤院知奈(きとういん・ティナ)はぐるりと辺りを見渡すと、眉を寄せ、溜息をついた]
せっかく知奈が参加してあげているっていうのに、いったい、これはなんなの?
うん?あ、えっと…私はそこまで作れないよ。
本当に手伝うとか、それぐらい。
[城の言葉に、ふるふると首を振って否定を返す。
杏の手際が大変よろしいので、もしかしたら逆に邪魔になるかもしれない。
とりあえず炊き込みご飯をつくろうとしている事までは判ったけれど。]
杏ちゃんに任せたら、あんまりご飯に関しては心配なさそうだね。
城くんは、作れる?
[誰も作れなかったらインスタント生活ももしかしたら有り得たかもしれないけれど。]
・・・
[人と会話してみて、初めて気付くこともあるという。
それは確かなようで、そして、他人の指摘で新たに考えをまとめることも出来るらしい。
心の中で矢口に感謝する。]
『システムだけ破壊出来ればいいんだ。
プログラムが続行困難。そういった状態に。
それさえ出来れば、残った皆は解放されるんじゃないかな。
責任者のいなくなった企画に金と資源を継続させるほど、政府も馬鹿じゃない。
尤も、解放判断がされるまで待たなくちゃいけないかもしれないけど・・・。
追われるのはきっとシステムを破壊した犯人だけだと思う。
秘密裏に、といっていたし、おおっぴらに手配もできないだろう。
プログラムシステムに穴があると知れれば、対応と修正、これ以上プログラムに金を費やすべきかの議論に時間をかけるだろう。
少なくとも、このクラスメイトが連続で選ばれることはないんじゃないかと思う。』
[後は、システム破壊の特攻隊を誰がやるかだが、それは書かないでおいた。
自分がやる、だから大人しくしていてくれ、などと書けば心配させるだけだろう。
返ってきた切れ端に書き、そっと差し出した。]
ああ、うーんと。
…取り敢えず、お昼は炊き込みご飯とマグロの甘酢あんと、
サラダとかきたま汁のつもりで考えててんけど…。
今マグロの解凍はじめとるから、その間に甘酢あんの野菜切ってもらおかな。
水煮のタケノコがあったからそれと、人参と、玉葱と…あとピーマン。パプリカも。
[指を折りながら、手伝うことと聞かれたので鈴に答える。
16人分なので、結構な量だ]
ティwwwwwwwwwwwwwナwwwwwwwww
知奈と書いて、ティナかwwwwwwwwww
その発想は無かったwwwwwwwwwwwww
[よく通る、姫藤院の声が響いた。
密談はこれくらいにしておく方が、良いだろう]
ば か
御手洗の同類かと思ってたけど。
[立ちあがって、軽く、段ボールを叩く]
割に、度胸あるのね。
そっか。
[立ち入った事まで聞いてしまったかもしれないと思い、それ以上は聞かないことにした。
二越の問いにぶんぶんと頭を振る]
いやぁ、僕はバーベキューの肉を返すくらいしかできないさ。
手伝えるとしたら、重い鍋を運んだり、そういう事になっちゃうかな。
男手が必要な時はいつでも言ってよ。
この人を好きになっちゃうかも! <<城 譲>>
この人とエッチしたい! <<御手洗 業>>
この人とリアルに(ry <<二越 鈴>>
えっと…タケノコと、人参玉ねぎピーマン、パプリカ。
ん、わかった。あ、杏ちゃん、ピューラーってあった?
[4つ指折って再確認した後、既に出してあった食材の中から、
言われたそれらをまな板の方へ寄せる。
先に人参と玉ねぎの皮むきを先に取り掛かる心算。
一応包丁でも皮は剥けるけど、ピューラーの方が楽…というか慣れているから、多分早い。]
そっか。城くん、料理したことないか。…じゃあ焼き肉とか?
あーでも、もしかしたらバーベキュー出来るかも。
[そういえば、無人島なわけだから近隣に迷惑も掛からない。]
……。…あ、そうだ。
皮むきぐらいは、出来る? ほら、切るわけでもないし。
[手伝ってほしいなーというオーラを欠片も隠さず、と玉ねぎを差し出した。
玉ねぎは、皮むきの時点で目が痛くなるので苦手だ。況しては16人分に相当するこの量を乗り切る自信は若干乏しい。…つまりは自分の目を保護する為に犠牲になってくれと遠回しの様で案外ストレートに申し上げてみた。]
むぅ。
[なぜ叩かれてしまったのかは分からない。
だが、鶯谷阿太郎にとっては少しだけ嬉しい出来事だった。
自分が失敗しても西野が一晩で何とかしてくれるだろうし、成功したら矢口がみんなに説明してくれるはずだ。]
(・・・・大丈夫かなあ。)
[姫藤院に説明する矢口をぼんやり眺めながらぼそりと呟く。
まず、戸田の居場所が見つかるのかどうかも分からないし、怖いか怖くないかで言えば怖いに決まっている。あの極悪でいやらしい顔の人を、阿太郎アタックフォルムにチェンジしても倒しきれるかは怪しい。
それでも、自分以外を犯罪者にしてしまうのはごめんだった。
だから成功させなければならない。
・・・後は、平和なこの時代の阿太郎には、修羅場の実感がもう一つなかったということもある。死の恐怖など味わったことは一度もないのだから。それが幸いしたのか、それとも凶と出るのか。
とにかくはまず、戸田の居場所を突き止めなければならない。]
(ここは矢口さんに任せておけば大丈夫かな。)
[阿太郎は、ダンボールのままで移動を始めた**。]
ー島から離れた海上・船ー
「戸田さん、関西地区の麻黄(まおう)さんと、本部の明頭(あず)さんから通信が入ってますが。」
ああ……そういえば関西でも今やってるんだっけか。
[恐らくは状況の確認だろう。
ついでに関西より遅れていたらお小言を貰うに違いない。
まぁ、もう慣れたものだが……。]
わかった、そっちに行く。
通信は繋いだままにしておいてくれ。
[やれやれ、と椅子から立ち上がると、戸田は通信室の方へと向かっていった*]
ありがとう。
[快く頼まれてくれた城に若干罪悪感が湧く事が無くもなかったが、
我が身可愛さに、遠慮なく玉ねぎ数玉を手渡した。
一応自分も幾つかはやるつもりだけれども、作業は他の食材の後に回す。厭な事は後回し派。]
うん、結構目が痛いよね。
だから、玉ねぎだけはいつも苦手。
[小さく笑いながら、手早く野菜諸々を洗ってさくさくと切っていく。
杏のように手慣れている訳ではないから、それよりは若干ゆっくり。
更に比べると、きっと杏が切る様に綺麗に大きさが揃っている訳ではないけれども、極端に大きいとか小さいとかはないから多分マシだ。]
これくらいの事でよければ、いつでも手伝うよ。
[瞳をウルウルさせながら、二越に笑いかける]
皆でバーベキューしたら楽しそうだね。
ガスの確認をしに行った時に見えた感じでは、どうやらここはどこかの島みたいだ。
綺麗な浜辺で美味しい肉と楽しい会話、想像するだけでワクワクしてくるよ。
理由はどうあれ、せっかく来たんだから、楽しまなくちゃ。
[ダンボールのまま外へ出る。
這う度に砂へ膝が沈む。
細かい石がちくちくと皮膚を刺した。]
これ・・・砂浜なのかなあ。
[砂がやけに熱を持っている。
まさか砂漠のそれとは知らず、メタル・アタ・ソリッドは砂漠ステージへ突入。
マジで遭難する5秒前とはつゆ知らず。
ダンボールの中で猛暑に耐えながら這い続けた。]
[ログハウスの周りをぐるりと回った。やはり砂丘と林の間に建っているようだ。北には山が見え、南には平地が広がっていた。微かに海の匂いがしたから、少し行けば蒼の景色が広がるのだろう]
レジャー施設か。こんなイベントでなければ来たかったのにな。
[一通り見て回って、内部探索組はどうなっているか気になった]
―砂漠―
[ダンボールによる潜伏作戦は思わぬ功をなしていた。
悪い意味で。絶望的な意味で。
しかし阿太郎は気づかず、砂漠へ砂漠へと進んで行った。]
暑い・・・。
[口から感想が漏れる。
進んでも進んでも、隙間から見える世界に変化はない。
しばらく進んだところで阿太郎はダンボールを恐る恐る脱ぐ。
そして周りに人がいないことを確認してから、完全に脱ぎ置いた。
ついでにメガネも外してインテリフォルム解除。]
なんてことだ。
[阿太郎はいつの間にか砂漠の真ん中に座り込んでいた。]
[余りにも暑いので、思わずマスクに手をかける。
周りをもう一度見渡し、誰も見ていない(鶯谷の裸眼視力は0.2)のを確認してから、マスクを外した。]
ふぅ・・・。
[白い髪が風に揺れる。
覆面学生の下から現れたその素顔は――
――残念ながら大人(システム)の都合でお見せ出来ません。]
しかしどうしたものだろうか。自分がやるべき事はこうでないことは分かっている。いかにしてあのトーマスをぶん殴るかというただ一点に全てを注ぐべきだ。だがしかし手詰まりな現状を打ち崩すアイディアを思いつかない。ヤツは恋愛の意志がない者は別施設でさらなるプロジェクトを用意しているとか言っていた。それがいつでどのくらいの期間なのかは分からないが、次の大会に被るかもしれない。そしてそんな事情に遠慮してくれるヤツらとも思えない。竜戦の奇跡は自分の青春だ。またフェイロンたち四天王や、腕を磨いてきた強豪たちと熱い戦いを繰り広げるのが自分たちの聖戦なのだ。別プログラム? それだけは回避しなければならない。しかしじゃあどうするか。
[ひととおりの説明を終えて、姫藤院から少し、距離をとった。
知恵子センセイの講義はおしまい。判明している状況は、すべて伝えた。
考える時間が必要なこともある。現実を受け入れるのに必要な時間、ともいう]
……それにしても。皆、寝過ぎだよね。
特に、男子はもう……。
……まあ、起きてても、西野くんと城くんくらいか。
[あとは、なんというか、こう……なんだ。うん]
17人目、山田 太郎 がやってきました。
山田 太郎は、C国狂人 を希望しました。
あら?
もぅ着いたのかしら……。
[片手を床についてゆっくり半身を起こす。
少し黙って聴いていると、何となく状況が飲み込めて来たような気がした。]
[モニターを見ていたことは憶えている。
けれどその後は、思考が停止してしまったのか思い出せない。
漸く意識が現実に戻ってきたようだった。]
ねぇ、一体何があったの。
恋愛とかなんとか聞こえたけど。
合ってる合ってる。
ピーラー?ああ、さっきそこの戸棚ん中に
[基本調理用具は流石にあった。
自分はピーらーでむくより包丁ののほうが慣れているので包丁でむいてしまうが。
杏に野菜を任せている間にサラダの葉物野菜を一気に洗って、
レタスは手でちぎりブロッコリーとアスパラは軽く茹でて水に晒し、
胡瓜もスライスしてから水を軽く当て、全部冷蔵庫へ。
しまう時に濡らしたペーパータオルを当ててやることも忘れない。
こうすると野菜のみずみずしさが格段に違うからだ]
…っふ。
[玉葱で目を潤ませている城を見て小さく笑った。
バーベキュー。折角ならそれも悪くないと思った。
男子がいるので、焼くのをやらせるのも悪くない]
ほしたら、夜は外でバーベキューする?
お昼食べてから準備したら、夕方には始められるんちゃうかな。
バーベキュー台がなくても、そこらへんにある石とかで台組んだらええもんな。
[目の前の矢口と碓氷の会話を聴きながら、ズボンの裾の汚れをはたいた。]
やっちゃんは、ほんと面倒見がいいよね。
助かるわ。ありがとね。
さあ……どうなるんだろう。
"更なる特別プログラム"に送られるとか、言ってたけど。
それが何かは、判らないんだよね。
……や、いや、うん。
起きて誰もいなかったら、あれかなって。
[単に、周りに当たり散らして、
気まずくて、ロビーに残ったのだとはいえなかった]
18人目、ガルシア河村 カルロス がやってきました。
ガルシア河村 カルロスは、村人 を希望しました。
山田君、勝手に出て行ったけど、一人で行動していいのかしら。
でも別に危険な場所、じゃないのよね?
他の人と合流できればいいけど。
更なる特別プログラム…。
興味はあるけど、御免被りたいわ。
[双海の言葉にうんうんと頷く]
よしっ、それじゃあ後で皆にも提案してみよう。
皆もきっと賛成してくれるよ。
[にこりと笑った瞬間、細めた目の端から涙がこぼれた]
……あ。
バーベキューで嬉し泣きしてるみたいだな、これ。
少子化云々を考えるなら、危険は、ないと思うよ。
なんたって私たち、これからを担う若者、なんだから。
外にいった皆も、おいおい、戻ってくると思うけど……。
…。
[周囲の空気が動き、音に揺らされると、時折その隆々とした背筋がぴくりと動く。しかし、無言のままその姿勢を崩すことはない。]
でも少子化って、人の気持ちの問題なのかしら。
進化の過程で少子化になってるとか。
それに、このクラス全員が結婚したとしても、子ども一人とかならあんまり解決していない気がする。
危険がないのなら、良かったわ。
でも、こんな事になるなら教科書持って来れば良かった。
まあ、男どもはええかも知らんけど。女子は嫌や言いそうなんもおるなあ。
…外やと、虫おるし。あとで蚊取り線香探しとこ。
[どちらかと言えば防虫スプレーのほうがいい気もしなくもない。
解凍が終わったマグロの赤身を一口大のさいの目に切ってから
フライヤーに油を入れて温めると同時に、少し下味をつけてなじませ、
それに薄く粉をはたくと、粉で油の温度を確認してからマグロを揚げ始める。
それから給水の終わった米に炊き込みご飯の素を足してから炊飯器のスイッチを入れた]
なんや、違うんか。まあ、どうでもいいけど。
玉ねぎはよう冷やして、それから水で洗ってからやると
目ぇ痛くなりにくいん。今度やる時あったら、覚えといたらええ。
……て……と……。
[どれだけの時間が過ぎた頃か、男の口元の空気がほんの少しだけ、揺らされる。
聞き取れないほどの小さな声。
息と区別するのが難しいほどの、囁き。]
…たまねぎ…
[たまねぎ?]
パプリカ…
[パプリカ?]
んん。
[身じろぎひとつ。
そのまま腕を組み、再び俯く。]
村の設定が変更されました。
…。
[再びの沈黙。
しかし、すぐに再びその息遣いが聞こえてきた。
規則正しい、それは…]
すよ…すよ…。
[それは、寝息であった。
健やかで、喧騒にも邪魔をされることのない。]
むにょむにょむにょ…。
[寝言…。]
そっか、女の子が嫌がるんじゃ、無理にはお勧めできないか。
[双海の手の動きを追う、潤んだ瞳]
……へぇ、そうなんだ。さすが良く知ってるね。
支度もてきぱきこなすし、アンはすごいな。
リンちゃんも、これで苦手が一つ解消されたんじゃない?
あら、勉強は大事よ。
修学旅行だと思ったから持ってこなかったけど、こんなふうになるなら持ってきてれば良かったなって。
[普段から生真面目で通っている彼女は、本当なら修学旅行も来たくはなかったようだ。
ぎりぎりまで担任に粘っていた姿が目撃されている。]
城くん、大丈夫?目が赤くなってる。
…バーベキューそんなにうれしい?
[もちろん玉ねぎが原因だと言う事は判っているから、小さく笑った。]
私は賛成だけどな。イヤって言う子いるかなぁ。
…けど、虫よけがあったら確かに良いかも。あとで探す?
妙に備えはいいから、あるかも。
[杏の言葉に首を傾げながら、人参とピーマンとパプリカは切り終わった。
流石に冷やすまでは出来ないけれど、杏のアドバイスに従って洗ってから自分も皮を剥き始めた。やっぱり目に痛い。]
せっかくなら、少しぐらいは楽しみたいよね。
みんな揃って気が滅入ってたら、ちょっとヤダし。
かも。今度はちゃんと玉ねぎ冷やしてから試してみる。
[城の言葉に一つ頷いた。この痛いのがマシになったら、多分自分ももうちょっと手伝える枠が広がる気がする。あくまで希望的観測ではあるけれど。]
杏ちゃんは、すごいね。
城くんも、杏ちゃんの見て覚えると良いよ。この機会に。
[見た目はそっくりなのに、出来ることが全然違う。
同様に杏の動きを視線で追いながら、一つ提案。]
あはは、さすがにそこまで純粋じゃないよ。
そうだね、後で虫よけも探そう。
嫌がる子が断りにくい雰囲気になっても気の毒だし。
うん、楽しまなきゃ損だよ。
[二越に強く頷いた]
んー、僕はこうして隣で少し手伝えるだけでいいかな。
リンちゃんは、料理ができる男の方が好きなの?
(キャストオフ) あたろー が見物しにやってきました。
(キャストオフ) あたろーは、見物人 を希望しました。
―砂漠の果て―
[歩き続けた結果、ついに砂漠の果てへと辿りついた。
しかしそこにあったのは、吸い込まれるような――断崖。]
どう考えても地理おかしい。
どういうことなの。
[延々と砂漠だったのに、いきなり絶壁とか訳が分からない。
分からないのだが、そこから先に続く海の潮風は本物だ。
髪を吹かれながら、阿太郎は絶壁から下を覗き込む。]
ここは……島? ということか。
…まさか砂漠に遺跡とか出てきたりしないよね。
[まさかとは思うがあり得なくもないのが恐ろしい。
風に吹かれていると、砂漠で与えられた熱が急速に奪われていったので、のそのそとマスクを付け直した。]
どーやろ。うちは好きやけど。楽しいし、美味しいし。
…外でバーベキューやるんやったら、バームクーヘンとか焼きバナナもええなあ。
[甘いものは好きなのか、食べものの話になると少しだけ表情が楽しそうになった。
完全に火が通る前に揚げ終えたマグロはよくよく油をきってバットの上に。
野菜が終わるまではマグロはこのままにして、自然に火を通す。
それから鰹節で出しをとってから、長葱とかまぼこを刻み卵をよく溶いて少し置く]
…凄いんかなあ、ようわからんけど。
慣れたら、玉葱くらいで涙なんか出えへんようになるし。
まあ、あんまり苦手なんやったら玉葱は次からうちがやったるさかい。
鈴は別の事お願いするようにするわ。
[もう切るものはないので洗えるものは全部先に洗いものを済ませ、
自分の手まで洗い終えると城の言葉に肩を竦めたあとやっぱり玉ねぎを切るのが
苦手らしい鈴を見て、小さく苦笑した]
そろそろ帰ろう・・・。
って言っても帰れるのかな、これ。
[振り返ると広大な砂漠が広がっている。
ダンボールからの視界は狭かったので、どこをどう通ってきたのかも分からない。
断崖を覗き込まなくてもめまいがしてくるようだ。]
はあ・・・。
肝心の手がかりは一つも見つからなかったし・・・。
[矢口にあわせる顔がない、とうつむき加減に歩き出した。
無論ダンボールを持っていくことは忘れない。]
恋愛して、それで終りじゃないでしょ?
少子化問題っていうなら余計に、勉強って大事だと思うの。
でも、ないものは仕方ないわ。
[がっくりと項垂れかけて、立ち上がった。]
ここにいてもなんだし、建物の周り見てくる。
皆で楽しめる方いいし。
誰かが嫌々参加してたら、意味ないもんね。
[皮をむき終わった玉ねぎをまな板において、ざくざくと切っていく。
心持ち身体が離れているのは、二越なりの玉ねぎ対処法。
ちなみに今のところあまり効果が出た事はない。
今度からは自分がやると言う杏の言葉に、苦笑を返した。…多分言葉に甘える事になりそうだ。]
ごめんね杏ちゃん。玉ねぎだけは、どうしても慣れなくって…。
バームクーヘンとか、バーベキューで食べた事無い。
…ん? 拘るつもりじゃない、けど。
出来ないよりは、出来た方がいいんじゃない、かな…?
[城の言葉にぱちぱちと瞬いた。どうだろう。考えた事がなかった。]
あ〜あ。
だから、修学旅行に行くのはヤだって言ったのにぃ。
[そう言いながら屋外に出ると、テラスの縁に腰掛けて足をぶらぶらさせた。]
……でもまぁ、いっか。
なんかサ、こう。臨海学校みたいな感じだもんね?
[遠くに見える海に向かってつぶやく。]
やめてよ、あの人と同類だなんて。
高貴なわたしと、あの人じゃあ、天と地ほど違うわ。
[混乱しているところに話掛けてくれた矢口に、唇の端を持ち上げて笑う。説明を黙って一通り聞いた後、内容を飲み込み整理するのに時間を様子要する]
感謝するわ、矢口サン。
[自分から離れて、今度は、碓氷やら山田やらに説明をする矢口を視線で追った]
(くん)
[どこかから美味しそうな匂いがした気がして、鼻をぴくぴくと動かす。
ぼんやりと目を開けると、目の前にはひやりとした感触の床。]
……。
[無意識に布団を手で探そうとしたが、その手は空を切るばかりで、仕方無しにむくりと起き上がる。]
……あれ?
ここ、どこだっけ…
[目をごしごし擦りながら、辺りを見渡した]
[目の前に広がる砂漠に、思わず目を輝かす。]
うおー!スゲェなおい。
砂漠だってよ砂漠、初めて見たわ俺!
[反対側へと走っていく西野に気付かず、前方の砂丘を眺める。
右手に見えるのは山だろうか、そこは木々が茂っており、この砂丘と同じ島にあるとは到底思えない程だ。]
いや、なんかアレだな。
ほら、テンションあがるっつうか!
バーベキューでバウムクーヘンって、僕も見たことないな。
面白そうだし、やってみようよ。
って言っても、アンに頼るしかないんだけど。
手伝えることは手伝うよ。
[苦笑い]
……そうだね、出来ないよりは出来る方がいいかもね。
でも、その分リンちゃんが好きな男に作ってあげる時のハードルも上がるかもよ?
[少し意地悪な事を言ってみた]
[建物の周りを歩く。テラスに腰掛けた山田の姿が視界に入ったが、見なかった事にした。]
あれは、砂丘?
砂漠? ここって、日本なの?
それに何だか変な地形…。
[建物の周りに広がる風景に視線を留める。]
一つ確かなことがあるとしたら、それは、日恋は明らかに責任者の人選を間違った、ということね。
[服についた埃を払って立ち上がる。頭を振って、辺りを見渡した。ふと耳が、言葉を拾い上げる]
――"恋愛して、それで終わりじゃない"、ね。
日恋にしたって、知奈たちを攫ってここに連れてきて、恋愛できないならさらなるプログラムへで終わりだなんて、考えてないんじゃないかしら。
人選は間違ってると思うけれど、日恋がさすがにそこまで考えなしだと思わないわ。
[無論今日も最初からクライマックスなくらい優雅に起床。とはいっても前日のあれは安眠という方向性ではなく悪夢、いわばナイトメアな展開だった事も貴族たる御手洗は何事もなくスルーしていた。とはいえあのショッカーが目の前にいたらまたもやスティックがデンプシーの軌跡を以下略]
おはよう諸君。セバスチャン、ティータイムだ。
・・・・・・
[どうも先刻ショッカーに股間をダイナマイトクラッシュされた挙句チャイニーズフジコにスリッパエクスプロージョンを打ち込まれた時と状況が違う。違いすぎる気がする。しかし高貴な御手洗業は優雅にそれも理解するのを拒否した]
どうしたんだ君たち、ずいぶんせわしなく働いているじゃないか。
構へんよ、うちが出来んのやったらやれ言うけど、出来るし。
鈴が泣いてるんを見るのは、うちも嫌やし。
[玉ねぎを着るのがよほど苦手な様子に、
いっそ変わろうかと今言ってしまいそうだった]
バームクーヘン、作れるで。
火もあるし、あとは竹かなるべく真っ直ぐな木の枝があれば。
自分で作るとあの年輪も凸凹になるんやけど、それがまたおもろくてなあ。
[鰹だしを濾して、鍋にだし汁を戻すとそれに火を入れ、使った鰹は別にとっておく。
かまぼこをまず加えて、温まったら火の勢いを幾らか強めて鍋に玉子を流す。
ふわーっと甘く出来上がったかきたまを確認してから葱をくわえて火を止めた。
炊き込みご飯もそろそろだろう、うまい具合にお焦げが出来ているのか、
ほんのりと香ばしい匂いがキッチンから流れ始める]
―外―
…… …は。
[砂丘を山吹の眸に映して息を吐く]
これは、なかなか絶景かな、
といったところか、な。
風峯、はしゃぎすぎだろう。
嗚呼、これが観光ならな、
…似たようなものか。
[碓氷も山田も、外に行ってしまった。
せっかちなこと、この上ない……と、思っていると、また、誰か起きたようだ。
ば か
御手洗と、葛城だった]
え、ああ……うん、私も混乱してるんだけれど……、
[かくかくしかじか。何度目かの説明を、二人に繰り返した]
この、高貴なわたしが口に出すのは憚れるけど、"少子化対策"であるのなら、当然、恋愛させることよりも、"その後"も重視していて然るべき。
そこに何の考えもないなんて、ありえないわ。
(まあ、「恋愛すれば少子化も全て解決するお!(キリッ」とか言いそうっちゃ言いそうだけど、でも、確か、日恋は――)
[知奈は、思いを巡らせながら、出入り口の方へと足を向けた]
うん、市販のやつしか見た事無い。袋に密閉されてるやつ。
私も手伝えることあったら、手伝う。ケーキの種なら…た、多分作れるし。
[ようやく玉ねぎを切り終わったまな板を洗いながら、城の言葉に頷いた。
多分、凡そ杏に頼ることになるの二越も同じこと。種は普通のケーキとさほど変わらなさそうではあるけれど、流石に詳細までは判らない。]
…あっ!ハードルが上がるのは困る…!
[やっぱ出来なくていい!とふるふる首を振った。意地悪に呆気なく敗退。
まずは「好きな男」に該当する人物が現れない限りは、話にもならないが。]
…いい匂い。誰か料理つくってるのね。
食事って、皆で作るのかしら。
当番制にして順番決めた方がいいかも。
後であみだでも作っておこうかな。
苦手な子同士が組まされると悲惨な事になりそうだけど。
[キッチンの窓から漂ってくる匂いに反応すると、裏手へ回ろうとまた歩き始める]
いやー、だって来ちまったもんは仕方ねぇしな。
ん?連れてこられたが正しいのか。
[まぁ、どっちでもいいなと一人頷く。]
運が良いか悪いかはわかんねーけど、今回含めて二回も授業サボって旅行に行けんだ。
全部楽しまねーと損だろ?
海とかもあんのかな?
泳ぎてーなぁ。
・・・ばか、と言ったな。この御手洗業に。
[そこでムキになるあたりが小物っぽいのだが、そんなムキになる仕草も華麗です]
それにそこの悪女風のマダム。私のことを便所と呼んだな!?
[どちらかというとこっちのほうがトラウマだったようですよ葛城様]
とはいえ、大体把握した。要するにこの私の高貴な種をこの会場全体に撒き散らせばいいという事だな。
[おっしゃるとおりでございます御手洗様。優雅にぶりまいてしまいましょう。というわけで優雅にチャックを下ろし始めた]
言うたな?ほな、手伝ってもらうで。
バームクーヘンは男手があったほうが助かるしな。
機械でやることを、人力でやるから体力もいるし。
むしろ、バーベキューでバームクーヘンとか作れると
男の株も上がるかも知らんなァ。
[かきたま汁の鍋に蓋をして、それから炊きあがったらしい炊き込みご飯をチェック。
蓋を開ければふんわりといい香り。よくかき混ぜて蒸らしていれば、
お焦げの具合もなかなかのようだ。表情が緩む。
蓋を閉めて蒸らし直している間に思い出したのか、冷蔵庫から絹さやを少し。
すじを急いでとって、小鍋にお湯を沸かしてそこに塩を加えてさっと茹でて水に晒す。
刻んでから、さっき出しを取るのに使った鰹に軽く醤油とみりんと砂糖、それから酒で
味を再び含ませてフライパンで要りつけ、そこにごまと刻んだ絹さやをくわえて]
…アカン、忘れとったわ…。
[急きょ作った追加の一品はどうやら炊き込みご飯に載せるためのものらしい。
それほど量も無いのは見てとれる]
ぐふっ・・・!!
[さすがにこれはまずいですぞ!いかに優雅な御手洗業であっても、股間のしかもチャックへと手を伸ばしているタイミングでの一撃。無論急所へはクリティカル級ではあるが、それ以上に間に挟まれた指、さらには中途半端にデッキオープン状態のチャックに言ってはいけない何かが挟まった感触!!]
Noおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
[焦る二越の姿に堪えきれず笑ってしまう]
あはは、リンちゃんは素直だなぁ。
冗談だよ、それでもリンちゃんの作ってくれる料理を美味しそうに食べる男を好きになればいいんだから、問題ないって。
……いやぁ、アンって普段気が強そうなイメージで料理とは結びつかない印象があったけど、意外な一面って言ったら失礼かな。
感心しきりだよ。
[洗い物を手伝いながら、相変わらず手際のいい双海を見て感心する]
ん?……それは何?
[アンが忘れてたという一品に興味深々]
ひとりでキョロキョロしてるまなみん。
……あれれ、かざみぃとさらりんはツーショットだわ。
ふぅん、早速いい感じじゃな〜い。
[風峯と更科の姿を眺めてニヤニヤした所で、何となく遠くの方にダンボール箱が見えた。]
ダンボール?
知奈があんな奴の行動にドキッとするだなんて、一生の不覚だわ……。
[溜息をつきながらも、頬が緩むのは止められなかった。それを振り払うように、御手洗の叫び声を背中に退出する]
どういう道を選ぶにしても、知奈には頭の良いパートナーが必要だもの。この辺りを把握する必要も、あるしね。
ふーむ。
[足を組んで座り、ゆらゆら揺れながら矢口の説明を聞く。]
つまり、あれか。
なんかよくわからんけど、誰かとカップルになればここから出られるって話か。
モニターの前で、手でも繋いで見せれば万事オッケーなんじゃないのかね。
[建物の方からこの世の終わりのような叫びが聞こえた。
けど聞かなかった事にした。]
何? きょろきょろだってするわ。知らない場所だもの。
…ダンボール?
[山田の声が聞こえて反論する。その次の言葉に、その視線の先へ目を向けた。]
本当、ダンボールだわ。
ありがと。ケーキとか作るんは、鈴のほうが得意そうやなあ。
メレンゲとか作るのんは男衆に任したらええし。
[袋に入っているの、と聞いてそれが普通だろうと返した。
アウトドア環境に詳しくなければ知らなくても割と普通のことだ]
城、あんま鈴いじめんとき。
別に料理が出来ても出来んくてもええやろそのくらい。
[ハードルが上がるという鈴の声に、少しだけ城を睨んだ。
でも手元にフライパン、片手に菜箸。すごんでも意味がない]
……別に、殺す気なんて、ないけど。
その、チャックから取り出そうとした、貧相なものがなければ、バカも収まるかなと思っただけ。
[なんとなく、颯爽と髪をかきあげて、葛城に振り返る]
……それが、そう簡単でもないみたい。
[自分が、嘘を吐こうとしたときのことを、補足した]
[御手洗業が生死の境を彷徨っている頃、鶯谷阿太郎は幻のような現実を見ていた。
遠くに見えるのは恐らく自分が出てきたログハウス。
いやいや、さっきも地下のアトマンティス帝国への幻が見えたばかりなのだ。これも幻ではないという保証などどこにもない。]
もう騙されないぞ・・・。蜃気楼め。
[ぜーはーと呼吸を繰り返しながら、それでもログハウスらしき建物への進路から外れ…たつもりが、蛇行してログハウスへの道のりを変わらず進む。
身を覆うダンボールがやけに重たく感じた。]
ふむ、そんな簡単な事でいいのか。庶民の考えは判らんな。
この高貴で優雅たる御手洗業の誘いを断るレディがいるものか。もしいたらそれはきっと下々の民でしかないのだろう。毎日毎日すき屋でディナーを過ごしているに違いない。
[でも御手洗様の好物は北海道名物やきそば弁当です]
気が強そうで悪うございました。
弱いとは思わんけど。
[出来上がったフライパンの中身を皿に移して広げて冷ます。
城が洗いものを手伝ってくれるようなので、いま使い終わったフライパンを
任せてしまいながら今度はボウルと調味料類を取り出す]
ああ、炊き込みご飯用の絹さや用意するの忘れとって。
今からやと味を沁み込ませるんも時間かかるし、丁度鰹のの残りもあるで
それで、別添えで上からかけてしまおう思て。
[自分の失態に少しばつが悪いのか、城のほうを見ないまま
甘酢あんのあんの基づくり]
まなみん、聴いた〜?
お勉強ばっかしてないで、恋もしなきゃなんだって。アハ♪
いつも真面目なまなみんの、女の子らしいところ見てみたいよ。
ねえねえ、アタシと、どっちが先にイケメン捕まえるか、競争してみな〜い?
[少しからかうように言いながら、遠くからずりずり近寄ってくるダンボールを指差す。]
風で転がっている訳でもなさそうね。へんなの。
うあ、う。
[わ、笑われた。若干居た堪れなくなってきた。
おろおろと視線を泳がした後、杏の後ろへとすすすっと後退、及び逃避。
ついでにフライパンと菜箸を握る杏の傍に、先程切った食材をそっとおいて置いた。]
…杏ちゃんは、あんまりケーキ作んない?
[自分が、料理よりそちらの方が得意なのは本当。
相変わらず手際の良いフライパンの中を見ながら、かくんと首を傾げて問い。]
[ロビーを後にしようとしたところで、御手洗の股間と、今後の展望について思いをはせていたため、寝ていた結城を思いっきり踏んでしまう]
あら……。
……、知奈が、じきじきに、起こしてあげてるんだから、感謝して起きなさい。
[思いきり踏んでしまったために、罪悪感を抱くが、素直に謝罪の言葉が出てこない]
なんかそれ酷くね?
まるで俺が何の考えも無しに行動してるみたいじゃねーか。
[ぬぅ、と首を押さえて鳴らしながら不貞腐れる。]
そうだなー。
そこら辺位のサービスは欲しいところだな。
って、なんだあれ。
[此方に向かってくる謎の物体に対して視線を向ける。
どうやらダンボールのようだが、ただのダンボールなら動くわけがない。
怪訝に思いながらも、かなり近くまで着たそのダンボールを軽く蹴る。]
ごめんごめん、ちょっと意地悪してみたくなって。
[双海の言葉に肩を竦める]
リンちゃんも、ホントごめん。
悪ふざけが過ぎました。
[つつつと逃げる二越に、ぺこりと頭を下げた]
別に、悪くはないよ。
そういう所も含めてのアンだからね。
……へぇ、手が込んでるなぁ。
[フライパンを洗いながら、双海の言葉に感心している]
あれ。あれ。あれ。
遠ざかってたはずなのにログハウスが大きく・・・。
やっぱり蜃気楼なんだ。
騙されてなんかやるもんか。
[蛇行していたダンボールはログハウスに近づく途中で急カーブ。
しかしダンボールの裾が砂に埋もれてがりがりと嫌な音を立てた。
更には風峯の蹴りが炸裂して軽く頭を打った。]
ちょバフッ
[顔から思いきりこけた。
ダンボールの進行は止まり、静かになった。
音沙汰もない。ただのへこんだダンボールのようだ。]
ちょっとぉかざみぃ、アンタいっつも乱暴なんだからっっっ
それ、タイツのかもしんないでしょー。蹴っちゃダメだっつーの!
[風峯の脇腹にチョップを入れた。]
まあ仕方ない、この高貴かつ優雅な僕が君たちを妾室に迎えてあげよじゃないか!はーっはっはっは、遠慮することはないぞ!
[やはり優雅に諸手を広げ、エヴリバディカムヒア体制を取っている]
山田君……あなた、男子を捕まえるつもりなの?
山田君って男の子だと思ってたけど、女の子だったのかしら。
お、女の子らしいことなんて、ないわけじゃないけど、見せる必要ないもの。
タイツ……鶯谷くんのこと?
ってぇな。
ああ……そういえば鶯谷のダンボールかこれ。
流石の俺も砂漠の向こうから登場という奇抜な発想はなかったわ。
[山田の脇腹へのチョップに反応しながらも、蹴ってしまったダンボールへと視線を向ける。]
すまねーな鶯谷、生きてっかー?
入ってるなら入ってるって言ってくれねぇとわからねーじゃねーか。
…風峯くん、いきなり蹴るのは感心しないわ。
人が入ってそうだもの。
中を確認してからにした方がいいと思うの。
[蹴られるのを目撃して、そちらへと向かった。]
鶯谷くん、大丈夫…?
[影に隠れる鈴に小さく頭を撫でる。
さて、野菜が仕上がったので次はいよいよ中華鍋の出番だ。
火の通りにくいものから順に炒め、最後にピーマンとパプリカを加えて
調味料を加え、甘酢あんに仕立てる。
それから揚げたマグロを、一度ペーパータオルで軽く油をとってから足して、
あんが馴染んだら火を止める。これで完成だ。
小皿を取り出して、中華鍋から出来たての甘酢あんの味見をさせるつもりなのか
鈴と城に、マグロと少し野菜を乗せたそれを箸と共に渡す]
手伝ってもらったし、一足先にサービス。
[どーぞ、と付け足して自分も鍋から直接一つマグロをつまみ]
[――踏まれた。
踏みにじられた。身も心も。いっそ奈落へと突き落とされたならその方がよかっただろう。だが、あの人はそれを許さなかった。逃げる事を許さず、全ての痛みをあるがままに受け止めなさいと、そう微笑んだのだ――]
あれ、夢じゃ、ない。
[ずきりと。肩口に突き刺さる痛みを手で確かめながら丈二は身を起こした。]
......いたい。
[肩口には、血が滲んでいた。]
[誰かが呼ぶ声がする。
……優しい声だったが誰の声かは分からない。
遠退く意識の中で、阿太郎は感謝する。
ダンボールの中で砂に埋もれたまま、安らかな眠りについた。]
―外・段ボール傍―
いや?誉めてるんだぞ。
[風峯を見て眼を細め]
ん、段ボール…?
なんで、…みかんでも入れてたのか。
[蹴られる段ボールを見下ろした。]
残念ながら、姿はこの通り男だけどサ。
[ふくれっつらで両手を軽く挙げる。]
アタシ心は乙女だもん。
まなみんは姿も乙女なんだから、羨ましんだぞー。
ん?
そうそう、鶯谷くん。通称タイツ。
[身を起こした結城を見て、気まずそうにしながらも、視線を合わした]
こ、これで、ちゃんと目が覚めたでしょう?
あなたは幸せね。
[滲んでいる血を見て、ポケットの中からハンカチを取り出し、押しつけるように渡した]
って!
ほんとにタイツが中にいるワケ?
ってワケ?
タイツ、あんた一体、砂に埋もれて何やってんのよ。
[ダンボールの傍にしゃがむと更科の声。]
さらりんは、タイツのことみかんって呼んでるの?
なんでまた。
……出てこねーな。死んだか?
[いつまで待っても反応がないダンボールを片腕で掴み、揺さ振る。
なんということでしょう、中から全身タイツの男が!
ボトリ、と。
鶯谷が砂の上に落ちた。]
お、出てきた。
んー、うちはあんま作らんなあ…出来なくはないけど、
お菓子のセンスはあんまり良くない。教科書通りの味にしかならん。
料理と違って、目分量もあんま使えんし
[鈴の問いかけに肩を竦めた。
謝る城の姿に呆れつつ]
…まったく。
別に、手が込んでる言うか…色どりが悪い料理って
味が良くても見ためつまらんやろ。それが気に入らんだけ、個人的に。
[サラダを大皿によそって、プチトマトを洗ってその上に色どり程度に幾つか転がす。
ドレッシングは備え付けのものの味を確認してから、味が足りないなと思えば
少しそれに味を加えて小さな皿へ別添にする。
たとえばマヨネーズに練り梅を加えたり、和風ドレッシングにさっと大根おろしを加えたり。
それから胡麻ドレッシングに一味を加えてみたり]
鶯谷くん?
駄目ね、気を失ったみたい。風峯君、運んであげたら?
このまま放っておくと干からびてしまいそう。
[ダンボールを突付いた。]
更科さん、別に装ってたわけじゃ、ないと思うの。
きっと彼の装備品だったのよ。
砂漠って直射日光浴びるとまずいでしょ?
[心は乙女だという山田をじっと見た。]
ねえ、少子化問題で恋愛しろって言われてるのなら、山田君は男の子に向かったら駄目なんじゃないのかな。
[一度最初の部屋に戻ってみたが、カオスだったのでそのまま扉を閉めた。屋内探索組の様子を見に行く事にする]
何か使える物は見つかっただろうか……。
[呟いてから、食料の匂いが鼻をくすぐった。調理中らしい。便利なので匂いを追うことにする]
そうだなぁ、一応俺のせいっぽいし。
よっ……と。
[ひょいと鶯谷を持ち上げると、そのまま肩へと担いだ。]
とりあえず、部屋の中に転がしとくかー。
……つーか、砂漠で黒の全身タイツって自殺行為じゃねーの?
あ...うん。ありがとう姫藤院さん。
[状況の飲み込めていない顔で、知奈からハンカチを受け取る。人と視線を合わせることには慣れていない。自然と視線を逸らしてしまう。]
えと、あの、、、ここ、どこ?
[逸らしたことで丈二はようやく、現在自分たちがおかれている異常な状況に目を向けることができたようだ。]
…えっと、うん。いいよ。
大丈夫。
[頭を下げる城に、杏の影からへらっと笑って首を振った。
小皿とお箸を受け取って、いただきます。と小さく手を添えてひと口。
むぐ、と咀嚼して、お母さんのより美味しい。と一言だけ言葉を零した。
気に行ったのか、野菜も綺麗にあんを掬って、食べきる。]
そっかー。うん、確かに目分量とかは…あんまりしないかも。
[自分が元々、目分量苦手なのもあるけれど。]
…でも、アレンジするのとか楽しいよ?
それまでに何度か試作しないとだから、杏ちゃん得意そうなのに。
[双海から渡された小皿を受け取り、箸で口に運ぶ]
んっ、……うまい!
程よく熱の通ったマグロの淡白なようでいて力強い風味と、餡の甘酸っぱさとのバランスが絶妙だ。
……うんうん、見た目も料理の楽しみ方の一つだよね。
アンの料理はプロ級だな。
どこかの馬鹿に食べさせるのがもったいないくらいだよ。
>>166
うむ、そうだ。
頑張れ。脱出と反攻、それは俺もやろうと思っていたことだ、この村の設定をはじめて見た時。
あーんっ、もぅ!!!
かざみぃ、アンタいい加減にしなさいよ、もぅ!
[風峯が鶯谷を抱えたのを確認すると、傍のダンボールをを拾い上げる。]
ったくこれ、大分ぼろぼろだわ。タイツ、落ち込むんじゃないわよ。
[気絶中の鶯谷にとりあえず声をかけてから、碓氷に顔を向けた]
いーのいーの。
まなみんは人の心配してないで、好きな男見つけてラブイチャしたらいーんだから。
あ、ガールズトークならいつでも誘ってね♪
[視線を逸らす結城を、顎を引いて観察する]
本当に、たった今起きたのね。
……ここは、無人島らしいわ。
恋愛をしないと帰れないんですって。
―外―
…ふうん、
本当に全身タイツだな。
ばかか、こいつは。
脱水症状で死んでも知らんぞ。
いや、段ボールのなかに入っているのは、みかんだろう。
あとさらりん謂うな。
制汗剤かわたしは。
[山田に軽口を返す。]
…装備品か、ならしかたないな。
外すと死ぬ。みたいな。暑苦しい。
[碓氷の言葉に肩を竦める。
しゃらり、と首飾りが鳴った]
>>175
とても正しい発想だ。
何なら俺も協力するぞ。
お前を銃弾から守ること、丸腰の相手を殴り倒すことくらいなら俺にもできる。
……起きてるなら、起きてよね。
私みたいな一部を除いて、皆、色々してるんだから。
[狸寝入りを続ける宇留間を、爪先で、軽く小突いた]
―――キッチン―――
[部屋の外から漏れ聞こえる声を聞くと、三人で楽しそうに調理中のようだった。和やかな雰囲気が伝わってくる。ジョジョはもしかしたら二人のどちらかが好きなのかもしれない。いや、どちらかというか、どちらもかもしれない。もしそうだったら、ここは常識人の末席に座る者として色々と諭してやる必要があるだろうか]
探索組のお三方。首尾はどうだ?
[そんなことを考えながら、キッチンの三人に声をかけた。デバガメの趣味はない]
おい、風峯。
あまり乱暴に扱ってやるな。
転がして冷やす、が正解だな。
氷はあるのかな…。
[自身の腰に手を当て、
建物の方を見た]
本当、どうしてそんな格好でいたのかしら。
……山田君、私ガールズトークなんてしないわ。
誰がかっこいいとか、誰が優しかったとか、だれだれ君とだれだれ君がいい感じとか、あんまり興味ないから。
更科さんも、気をつけてね。炎天下で肌を見せてるのは日焼けと染みの元よ。
あ、お帰り西野くん。
外どうだった? 危なくなかった?
[キッチンへと顔を覗かせたクラスメイトに気付いてひらりと手を振った。
口をもぐもぐしながらなものだから、直ぐに何かを食べているのは知れる。]
えっと、食料とかはたくさんあったから問題なさそう。
水道もガスも使えるみたいで…、あ、えっと
そっちの奥が、大浴場ふたつとランドリーと…。
[他にも幾つかあった事を簡単に伝える。要点をまとめると、妙に備品の備えはよろしく、衛生的な面と餓死問題に関しては問題なさそうと言う事だけは理解できるだろう。]
まぁ、部屋の中に放り込んどけば間違いねーだろ……。
[背後に振り返り、開いているドアから部屋の中を覗き込むと、馬鹿騒ぎをしていたらしい御手洗の姿。
ついでに言えばいやに姿勢正しく寝ているカルロス。
傍には山田で、肩には鶯谷。
そこまで視線を彷徨わせた時、更科の首飾りで我に返る。]
―――なぁ、更科。
俺って、今のクラスになるまでは目立つ存在だったんだわ。
ほれ、体でけーしこんな頭とかしてるし。
[もう一度、部屋へと視線をやる。]
でも思ったわけだ。
―――俺って、すげー地味だよな。
無人島、、、恋愛をしないと、、、?
[何のことだか判らない。それとも実はこれもまだ夢なのだろうか。丈二は口元に手を当てると説明を求めたことで余計に混乱してしまった現状に頭を悩ませた。]
んー、どうなんかなあ。そのきっちりって言うのが、なかなか。
料理と違って結構めんどくさい工程多いし。せやしあんまやらん。
作ったたところで、結局食べるのも自分やし…。
[要は張り合いがないのだと、鈴の言葉に苦笑した。
二人とも綺麗に食べてくれているので、味が悪いわけではないのだろうと解る。
それで十分だった]
試作なあ…まあ、ほしたら、ここにいる間に鈴に教えてもらお。
[使い終わった箸と皿を受け取ると洗い場に残して]
…なんや、まんがみたいな感想やなあ。別に悪い気はせんけど。
ほな、ごはんにしよ。みんな呼んでこよか。
[城からも使い終わった皿を受け取ろうと手を出す]
[声をかけてきた西野に振り向く]
やあ、ヨッシー。
ここは意外と快適な居住空間らしいよ。
それに、食材も豊富だし、アンの料理はプロ級だし。
暫くここで皆で生活するのも悪くない気がする。
日恋の思惑はともかく、ね。
たまねぎが。
たまねぎがあっ…
[唸る。
そしてゆっくりと横に倒れていく。]
むにょむにょむにょ。
[眠りは浅くなってきたようだ。]
[碓氷に、肩越し振り返り、
ふ、とわらう。]
忠告痛み入る。
何分無頓着なものでな。
気を付けるよ。
[ひら、と手を振ってから風峯に続き]
……嗚呼、
[小さく呟く]
地味じゃない、
ふつう、というんだよ、それは。
[とん、と背を叩くように撫ぜた]
こちらは問題ない。少々ヤツらのクレイジーさが理解できたくらいだ。
最初に見た外が砂丘だったのは驚いたさ。
[何かを口に入れている二越を見て]
食料はそこそこあるようだな。僕らに危害は与えない、か。
その色々を一通り皆が済ませた頃に起きようかと思っていたんだけどね。足蹴にされそうだし、小足見てから前転回避余裕でしたなんてスキルは無いし、起きた方がいいのかな。
[また薄目を開けて、閉じる]
なによぅ。アタシが更科さんをさらりん言うのは今に始まったことじゃなし。いーじゃなぁい♪
まなみんってば、ほんとお堅いんだから〜。
でもいいわ。大丈夫。好きな男が出来たら、女は変わるもんだから。
あ〜。まなみんの乙女心を射止める男子は、一体誰なのかしらね〜〜。
[鶯谷のダンボールを抱えたまま、スキップしながら建物へ*戻った*]
[風峯が話す様子に、頷きたかったがやめておいた。]
私、お邪魔みたいね。建物の裏側見てくるわ。
皆見てしまってるかもしれないけど、自分の目でもちゃんと見ておきたいから。
[それじゃ、と建物に沿って歩き始めた]
ああ、西野。
今のとこ、衣食住はどうにかなるっぽい。
ガスも水も通っとうし、食糧さえ尽きなかったら状況は別として
其れなりに愉しめるんやないかって話しとったとこ。
あと、とりあえず食事できたんやけど外組はみんな帰ってきたんかな。
[取り敢えず寝てるメンツがまだいるなら起こしに行かなくてはと
肩を竦めながら味見の小皿を洗って]
外組は砂丘で遊んでいるよ。みんな、だいたい起きだしている。
しかし、双海が料理できたのは意外だったな。最悪、僕が作るべきかと憂鬱だったところだ。
[できあがっている料理を見て、小さく笑う]
砂丘?……島のようだからせいぜい砂浜だと思ったけど、結構雄大な自然が広がってそうだな。
っと。
それはともかく、そろそろ料理も出来上がったみたいだから、キミも運ぶのを手伝ってくれないか。
外の状況は食べながらでも説明してくれるとありがたい。
[彩り豊かな料理をトレイに乗せて運んでいる]
、、、うん。ありがとう、姫藤院さん。
[礼をつたえて、立ち上がると。]
そういえば、僕の荷物とかどうなっているのかな。
[ふらふらと、捜しに動きはじめた。]
……そうだよな。
別に、あいつらみたいになった方が良いってわけじゃねーもんな。
[前方をスキップしていく山田を視界に、立ち直る。
うん、俺まだ前に進める。
くじけてない、大丈夫。]
ん、碓氷はどっか見に行ってくんのか。
気ぃ付けろよー。
[去っていく背中に、大きめの声を以って見送ると、再び視線をログハウスへと戻して歩き始めた。]
そんじゃ、さっさとコイツを休ませるとすっか。
[機能を回復した]
暴力は歪んだ愛情表現の時のために取っておくべきで、目覚まし時計の代わりに軽々しく浪費するようなもんじゃないよね……。
ま、そうだな。
とりあえず腹を膨らませなければ、今後の対策どころじゃない。手伝おう。
外の状況は、まあ見れば分かる程度のことしか分かっていない。コイツを運びながらで終わるさ。
[肩をすくめて、料理を運ぶのを手伝った]
…。
…すよ。
[横になったことで、再び寝息が健やかなものに変わってきたようだ。
が、キッチンからたまねぎやパプリカの香りが漂ってくる。]
たまねぎ。
たまねぎが。
たまねぎがああっ…
パプリカも…
パプリカもだと言うのかっ…!
[身悶える。
が、まだ目覚めようとはしない。]
…うーん。すよ。すよ。
いいよー、時間はきっと沢山あるから。
簡単なお菓子なら教えてあげる。
…砂丘?
[杏の言葉に一つ頷きながら、続く西野の言葉にぱちりと瞬いた。…鳥取的な意味で?
でも島なんだから、鳥取砂丘とは違うか。 どういう事なんだろう。
杏と城と西野を順に見てみたけれど、多分誰も判らないと思う。]
杏ちゃんの料理、すごく美味しいよ。
…西野くんも、作れるんだ?
[出来上がった料理を運ぶ為に、幾つか皿をトレーに載せながら
小さく笑う彼に向けて短く問いかけた。]
―施設内―
だから、その度
こうして否定してるんだろうが、山田。
[むう、とスキップしていく山田を見送り]
良識人がいた方がいいさ、
風峯、お前はそのままでいい。
…はて、それでいくとわたしは
派手部類か地味部類か。
まあ、いいか。
[ふと顎に手をやり考えたがすぐ投げた。]
ああ、その暑苦しい全身タイツを
何とかしたいところだがな…水でもかけるか。
…砂丘?砂風呂とかできそうやなあ…。
なぁ、ラクダおった?アレいっぺんのってみたいんやけど。
[そんな広大なものがこの日本にあったのか。
いやいや、広大じゃなくても実は日本には砂丘が色々あるはずだ。
鳥○とか浜○とか。あるある]
ほー。そうかい。
西野がうちの事をどういう目で見とるんかは よ ぉ ー く 理解した。
…ま、ええわ。冷めんうちに食べよ。
鈴、皆呼んでこよか。
愛情表現、ね……。
[状況を理解しているのかいないのか。
宇留間の言葉に、自然、眉をしかめる]
ま、いいけど。
ホントに、いい加減に起きないと。
皆が帰ってきても寝てたら、顰蹙だよ。
[二人と別れて建物の裏側へと向かう。建物の中からは相変わらずの話し声。]
皆元気そうね。
それにしても選ばれたって、どういう基準だったの。
私、恋愛なんて出来ないわ。
だって。
[何か思いつめたように俯いた。すぐ又顔を上げて、裏手へと回る。]
水の流れる音…川があるみたい。森…というほどの樹木量ではなさそうね。
裏側に問題はなさそう。あるとしたらあの砂丘……。
.........あ、あった。よかった。
[部屋の片隅に生徒たちの荷物はまとめて置かれていた。その中より自分の鞄を見つけ、安堵の息を洩らす。
状況は未だよく判っていないが、せめて場所くらいは把握しなくては。鞄から自分の携帯電話を取り出しながら窓際へと。]
あれ、圏外だ。GPSも、、、無理だよねやっぱり。
[呟きながら窓より外を見渡すと...]
......え、砂漠? だって、無人島って...。
[目を。丸くした。]
[二越の問いには、頷いた]
一人暮らしだからな。
ただし、僕の料理は包丁とフライパンだけしか使わない男の料理だ。こんな凝ったものは、さすがに無理だな。
俺が良識人、ねぇ。
とんでもねぇクラスだな、本当に。
[どちらかというと、自分はその反対ポジションにいたはずなんだがなーと内心思うが、色々と仕方がないのだろう。]
んー……更科はどっちだろうなぁ。
つーかうちのクラスは基本的に男子が全員酷すぎんだ。
女子のレベルは無意味に高いのにな。
[水をかける……という案はいいかもしれない。
しかしこのタイツを脱がせていい物かどうか。
暫し考えた結論は。]
おーい、誰か冷たい水で塗らしたタオル……できりゃバスタオルねぇかー?
[部屋に入ると同時に、中へと向かって声を上げる。]
[香りが漂う。
たまねぎやパプリカの香りではない。
料理という名のハーモニー。]
…なんて、幸福な。
[料理とは、素晴らしいものだ。
そこには確かに、山と積まれた生のたまねぎにはない、奇跡がある。]
……さて。
[健やかな寝息をたてる、河村。
これは、難関だ。三国志で、呂布の護る虎牢関を破るくらいの難関だ。
……ああ、まあ。ならば]
河村くーん。
起きないと、たまねぎ剣士の大軍が世界を襲うみたいだよ。
アタック・オブ・キラーオニオン。だって。
一人暮らしなんだ?西野君。
[事情は知らないけれど、あまり込み入った話は避けるべきかと考えてそれ以上は口をつぐむことにした。もしかしたら如何でもいいことかもしれないけれど、詮索する趣味は無い。
皆を呼びに行くという、杏の言葉に一つ頷いて、後を追う。]
うん、行く。
アホか。
胃袋の欲望に負けて惚れられても嬉しないわ。
[西野の問いかけは一発で却下だった。
頭の真後ろで一つに結んだ髪が不機嫌そうに揺れた。
そのままは以前を任せて先程自分達が寝かされていた部屋へと向かう。
今はどれぐらいの人数が起きているのだろう]
おー、すまねぇな結城。
なんか全身黒タイツで砂漠に挑んだ勇者がいてな。
ちょっと冷やさないとヤバそうなんだわ。
[部屋の隅にタイツ男を寝かせる。]
あとはそれ濡らせればいいんだが……水道とかって何処だ?
まず、ここ無人島なんだよね? 砂漠ってどれだけ広いのこの島。
[困惑した表情でバスタオルを風峯と鶯谷のところまでもっていき。]
熱射病なら足を高くするんだっけ? 僕の鞄にでも乗せて足を高めにしてあげてよ。
ちょっと水道探して濡らしてくる。
[鞄を風峯の傍に置くと、台所を探し奥の扉へと向かった。]
ヨッシーのジョークは、相変わらずだな。
笑えるか笑えないか、ギリギリの線ですべるから面白いよ。
[一通り料理を運び終えて、大部屋に向かう]
さぁ、俺も見て回ったわけじゃねぇから……。
暗くなる前に一度見て回るのもいいかもなー、おもしろそうだ。
[結城から鞄を受け取り、その後水道を探しに行こうとする姿に片腕で礼をする。]
世話かけるな、すまん。
まずは周囲の反応を見ていくか。日恋の思惑通りになるのは癪だが、そちらへの策もあるにはある。どれだけ通用するか疑問だが。しかし美味そうな料理だな。双海はなかなか素晴らしい腕を持っている。こんな状況でもないと知らないことが知らないままで終わったのだろうかね。
[杏とぎゅーっと手を繋いだまま、先程探索した道を引き返す。
モニターのあった部屋まで到着すると、控え目に扉を開いた。
出る前よりも賑やかだから、戻ってきた人と起きた人もいるらしい。]
えっと、みんな…起きた?おかえり?
お昼ごはん出来たから、呼びに来たんだけど…
…水道?
廊下の突き当たりの方に、キッチンと大浴場と
その向かい側にランドリーがあったから、そこら辺使うといいよ。
[風峯の声が耳に届いて、ぱちりと瞬いた。
結城とすれ違い様に、先程来た道を指しておく。]
…どしたの? なんかあった?
[部屋の中にいる面々へ、首をかしいで。]
無人島だろうよ。
でないと閉じ込めて云々の話になるものか。
道を歩いていて農家のお爺さんに出くわしても
それはそれで笑う。
[結城が出て行くのを見遣りつつ
とりあえず、鶯谷を扇いでおいた。]
…ん、なんかいいにおいがするな。
調理班が結成されたか…。
−モニター部屋−
皆、起きてやるー?
[鈴と手を繋いだのは何となく。でも握り返されたのでちょっと安心。
料理中に纏った美味しそうな匂いを手土産がわりにモニター部屋に顔をのぞかせ]
取り敢えず、ご飯作ってみたんやけど。
食べれそうやったら、廊下の突き当たりの食堂に
用意したるさかい、冷めんうちに皆おいでえや。
…何、どないしたん。
[何やら騒がしい様子に鈴とは反対側に首を傾げた]
…。
[目を開ける。
見慣れない風景。
ああそうだ、修学旅行にきていたのだった、と思い当たる。聴こえてくるのは、クラスメイトの声だ。]
…。
[だが、おかしい。自分は確かバスに乗っていたはずだ。しかし今自分がいるのは間違いなくバスの中ではない。少し床は堅いが、横になって手足を伸ばして自分が眠れるということは、相当広い場所であると考えて間違いない。
もう目的地に着いたのだろうか。しかし、だとすると誰が自分をバスから運び出したのか。
控え目に言っても、自分はとても重い。クラスメイトや担任教師たちではなかなか歯が立つまい。]
…。
[眠い。
しかし起こされているような気がする。]
−ログハウス内 大部屋−
だな、此処まで濃いと選んでやったんじゃねぇかってぐらい……っと。
そういや選んだっていてったな、あのオッサン。
まて、ということは俺もアイツ等の同類って事か?
[それは勘弁して欲しい、と真剣に頭を抱える。
一緒にいて面白いことが多いのも確かだが、一緒にされるというのとでは、また意味が違うというものだ。]
いやぁ、マジレベル高くねぇ?
あー、そういう意味ではこのクラスに選ばれたのも悪くはねぇか。
[悪い方へと考える位ならとことんプラス思考のが良いに決まっている。
そうすれば気分も軽くなるというものだ。]
っと、色々集まってきたな。
なに、ちょっと馬鹿な勇者がダウンしてるだけだ。
その問いには答えられないよ。
二人とも好きだし、一人に絞れるほどの気持ちじゃないし。
でも、僕の気持ちだけの問題じゃないからね。
そう言うヨッシーはどうなのさ。
[小声で西野に尋ねた]
タイツ蜜柑…?ああ、鶯谷か。
なら、スポーツドリンクかなんか飲ますほうがええかもなあ。
…キッチンちょっと戻って探してみよか。
[更科の言葉に首を傾げて、それから理解する]
うっかり一ヶ月このまま、なんてことにならん限りは平気そう。
あとは、うっかり調理ミスとかで材料をようさん無駄にしん限りは。
…。
[むくり、と体を起こす。
いい匂いがする。おそらくは料理の匂いだ。
調理された具材、調味料。
それに見合う労苦を経てのみ生まれる、この世のひとつの奇跡。]
…。
[あれ。ここはどこだ。
巨大なモニター。少し殺風景な部屋。
いくつかの扉。
間違いなく、目的地ではない。]
…。
[うう、む。]
…みかん?
タイツ…って事は、ええと、鶯谷くん?
そっか、だからバスタオルか… だ、大丈夫なのかな。
[非常に簡潔な三行だ。しかも判りやすい。
黒タイツで何故砂丘へと出掛けてしまったのか。
真相は本人が起きるまで闇の中だ。
杏の言葉にこくこくと頷いて、付け足すように]
えーと、殆ど杏ちゃんが頑張って、私は手伝っただけだけど…。
見た限り道具とか設備も整ってるから、不自由はしないと思うよ。
うん、もちろん人数分あるよ。
[碓氷の言葉にも、一つ頷いた。誰かがお預けなんて事はもちろんない。
はずだ。たぶん。]
川村君も起きたのね。
状況が飲み込めてないみたい?
なんだか、修学旅行とは名ばかりで、ここで恋愛して欲しいそうよ。
他に好きな人とかいたら、どうするのかしら。
そう、鶯谷だ。
[双海に頷く]
適当に冷やして適当にスポーツドリンクで
…復活するだろうかな。
頼んでいいか、嗚呼、自分でとりに行けばいいか。
一ヶ月、ね。
それはそれは、随分たくさんの食料があるんだな。
まあ、餓死の心配はしなくていいのか。
調理班感謝。
遠くなく向かうよ。
僕か。僕は……。
[城の返答を聞いて、やはり、と思った。
三人でキッチンで楽しそうに調理を行っていたとき、すでに推測は立てていた。
そう。ジョジョは二人とも手に入れるつもりなのだ。
常識人の末席に座る身としては彼を諭してやらねばならない。……そう決意していたつもりだった。だがあまりにも彼が普通なので、切り出しにくいのも事実だった。つまりそれは、彼の価値観が根本から常識を外れていることに繋がるのではないかと戦慄を覚えるほどに]
……僕は、あまりそういうことを考えたことがなかったからな。
碓井も外いっとったの?
ああ、一応ある。ご飯も十合は炊いたで、
男子がようさん食べてもお腹いっぱいになれるんちゃうかな。
[ご飯はあっち、と、鈴と繋いでいないほうの手で廊下の奥を指差す。
火を使ったのと、扉を開けっぱなしできたので、
空気の流れる温度差の関係で料理の匂いはモニター部屋のほうへと
ゆっくりだが確実に流れてきている]
…ほな、ちょっとスポーツドリンクあるかキッチン探してみるわ。
鈴、行く?こっち残る?
[隣の鈴に確認してから奥のキッチンへと逆戻り。
そこで男子どもがどんな話をしているかなんて気にしたことではない]
今からちょっと奥見てくる。
なかったら、生理食塩水に近いのんは作れるはずやから、
それ用意してみるわ。
[更科の言葉に頷いてから返答を返す。
スポーツドリンクがあるかないかよりも、誰かが配膳はしなくてはならないのだ。
誰かに任せてしまうよりも自分でやるほうが早いから、結局足はキッチンに戻ることになる]
ふむ・・・・・・暇だ。
[確かに暇ですね御手洗様。何故暇かと言われてもただ暇なのだろう。貴族たる御手洗にとっては現状の危機感など優雅に無視難だろう・・・・・・がたぶんよく判っていないだけである。先ほどから料理の匂いがしているが、どうもシェフが作った料理しか口にしない生活をしている御手洗にとって反応しづらいファクターである]
ヨッシーは真面目だね。
僕だって別に彼女達と軽々しく接してるつもりはないけど。
不必要な壁を設けるのもどうかと思うな。
[思いつめたような西野に、極力気楽に声をかけてみた]
おー、メシか!いいねぇ!
そう言われりゃ、腹が減ってる気もするな。
あまりの状況に空腹すら忘れてたわ。
[女子達の会話を聞いて、嬉しそうに笑う。
食事というのはとても重要だ、なにせ旨いと自然と笑顔になる。]
しっかし、食いにいくのはコイツ如何にかしてからだな。
流石に放り出して置いてくってのも気が乗らねぇ。
[自分の足跡に転がる全身タイツに視線を向ける。
未だ起きる気配はなさそうだ。]
ううん、待ってる。
すぐ戻ってくるんだよね?
[杏の言葉にゆるりと手を離した。キッチンへ向かう背中を見送って]
そっか、息してるなら…大丈夫か。
…大丈夫かな?
[更科の楽観にうっかり流されそうになった。
かくん、と首を傾げるが、まぁ身体も冷やすらしいし
杏が飲料を持ってくると言うのだから恐らくは大丈夫だろう。]
バスタオルが来たら、冷やしてあげられるんだけど。
結構広いけど結城君、道迷ったりしてない、よね…。
[風峯の言葉に、同様に全身タイツ…もとい鶯谷の方へ視線を向ける。
流石に放置していくには心苦しい。
一応、道は示したから大丈夫だと思うのだが。]
[からかう様に笑う更科に、居心地が悪そうに唸る。]
むぅ、まぁ俺も興味がないって言やぁ嘘になるからな。
男なんだし、そこはしゃあねぇ。
可愛い女子が多く居りゃぁ何もなくても気は良いってなもんだろ。
しっかし、更科が疎い、ねぇ。
[あれか、そういうことを気にしない奴ほど何故か綺麗なミステリー、世界不思議発見って奴か。
世の女子……というか校内の女子が聞けば7割は嫉妬するだろう。]
……まぁいいか。
(……途端に、賑やかになったなあ。)
[やはり、皆、それなりに適応して、それなりに楽しんでいるらしい。
それに比べて、自分は考え過ぎなのか、どうなのか。
なかなか、どうにも……真似は、出来そうにない]
ああ――いいよ、みんな、食べに行っても。私、見てるから。
[風峯や二越の言葉に、横合いから応じる。
正直、丁度よかった。
談笑して食卓を囲むという気分には、まだ、あまりなれない]
[バスタオルとバケツを手にして戻ってきた。]
はーい、風峯。濡らしてきたよ。
バケツもあったから水もたっぷり。
......鶯谷、生きてる?
[たぷん、と水を揺らすバケツを床に置きながら寝かされている鶯谷の顔を覗き込む。当然ながらタイツ男の表情は判らなかった。]
−→キッチン−
うん、すぐ戻る。ほな、ちょっと見てくるわ。
[鈴に頷くと、手を解いてキッチンへと向かう。
何やら不穏な会話が行われているとはいざ知らず。
男子と碓井が話しているのを余所に厨房奥へ]
取り敢えず皆には声かけてきたから、そろそろ来ると思う。
あ、城。人数分のお茶碗とおわんと箸、洗っといて。それからコップも。
西野、お茶沸かして。茶葉は左から三番目の棚の左奥に麦茶のパックがあった。
[二人に指示を出してしまうと台所の奥をガサガサと探し物を始める。
粉末のスポーツドリンクなんて流石に置いてあるか解らない。
なんて思ったら出てきた。用意が周到すぎるどうなっている]
真面目、か。
[たしかに城より女性観は真面目な部類に入るのだろう。少なくとも、自分は二人の女性を同時に愛する気にはならない。しかし軽々しく接しているつもりはないと言うからには、それなりに責任を取る手段を持っているのかも知れない。世界には一夫多妻制の国もあることだし、もしかしたら自分の考えの方が古いのかもしれない]
余計な壁を設ける、か。少し違うな。
[余計なことを考えていたからだろう。本音が出た]
僕には日恋のヤツらの考えが少し分かる。
必要だと感じないんだ。恋が。
人類は進化を経て、生きることに全力を尽くさなくて良くなった。それはいいことなのだろうが、それによって、まず生存本能が麻痺し始めた。現代社会、自殺者は絶えないだろう。
そして、今の少子化問題。僕は生存本能と同じように、生殖本能が麻痺してきているのだと思うよ。
[話していると、双海がやって来た。茶を沸かせ、と言われ言うとおりにする。左から三番目の棚の左奥。そこには言われたとおり麦茶のパックがあった]
まあ、今はそんなこと、どうでもいい。
[湯を沸かしながら、ぽつりと呟いた]
おー、すまねぇ結城。助かるわ。
[バケツを受け取り、バスタオルを浸す。
いい感じに冷たい水だ、これならば十分だろう。]
お前はいいのか?矢口。
しかしまぁ、タオル巻く位は俺がやった方がいいだろ。
結構ぬれるし、なにより小柄気味とは言っても、鶯谷も男だ。
矢口がやるには少々手間だろうしな……っと。
[適度にバスタオルを絞り、タイツの上から巻いていく。
幸い床はフローリングだ、多少水浸しになってもあとで拭けばいい。]
う、うん。…わかった、更科さんを信じる。
[真顔で言われたので、真顔で頷いた。
ちょうど戻ってきた結城には、おかえり、と一言だけ声をかけて。]
ログハウスっていうよりは…
なんか、合宿施設というか、小さいホテルと言うか
…大浴場が男女で分けられてついてるぐらい、だし。
[結構広かったよ、とこくこく頷いた。]
え?でもちぇこちゃん、お腹空いてない…?
一人任せちゃうのは、悪いよ。
カルロスガルシアと、河村カルロスでは、大違いだ。
[人は、自分にとって自然な方を選ぶが。
それが、相手にとっても自然かは分からないもの。]
ん、ただいま。更科さん。
......あ、さっきはありがとう二越さん。おかげですぐ判ったよ。
[青に返事をし、ワンテンポ遅れて鈴の姿に気付き改めて礼を言う。どちらに対しても、視線は微妙に合わせられない。]
それで、ええと。
この状況、詳しく知るには誰に聞いたらいいのかな。
[おずおずと、訊ねた。]
そうね、朝から何も食べてないし、食事するのは大事だわ。空腹じゃ頭も良く働かないもの。
[食事の並ぶテーブルの方へと足を向けた。
両側に誰もいない席を選んで座る]
[更科の言葉に、頬を軽く掻く。]
あれだな、そう堂々と言われると逆にこっちが恥ずかしいわ。
健康的……確かに違いねぇ。
なぁに気にすんな。
なんでもねぇっつー話だよ。
[言葉を返している間に、怪奇タイツ男は狂奇濡れタオル男へと変貌を遂げた。
これなら体に篭った熱も取れるだろう。]
[男子二人に指示を出した後、空のペットボトルを探し出す。
そこにスポーツドリンクの粉をきもち少なめに加えて、水差しに余り冷たすぎない氷水を作り
蓋を閉めてシャカシャカ。頬に当ててみて、どれぐらい温度を確認してから]
もうすぐ皆来ると思うし、先によそっといて。
あ、炊き込みご飯にはさっきの乗せといてな。
[城にさっきのこと絹さやの事も忘れずに頼んでからホールへと戻る。
手にはペットボトルと、それからなぜかストロー]
苗字の違いは大きいけど…。
じゃあ、カルロス君、が一番いいみたい?
[お箸を手にして、いただきますの挨拶の後、食べ始めた]
美味しい……!
これなら、お料理任せた方がいいの、かな。
[笑顔を作って、応じる]
バスのなかで、少しお菓子食べてたしね。後でも、大丈夫。
次に面倒があったら、誰かにお願いするからさ。
……ほら、この先、何があるか判らないしね。
[言い訳のように付け足して、冷める前に食べてきなよと、手をぱたぱたと]
西野 義則は、双海 杏に言われたとおりに用意している。家事は苦手ではない。 ( B69 )
ううん。すぐに判ったなら良かった。
[結城の言葉に、ふるふると首を振った。
微妙に視線が合わないそれにぱちりと瞬いたが、先の更科の言葉を思い出して、
無理には合わせない事にした。苦手な事を無理にさせるのは酷だ。]
ええっと、此処にいる人の半分ぐらいなら…一応自体は把握してると思う、けど。
[説明は、苦手だ。誰か上手い事説明できるなら任せた方がいいんだろうが。
きょろ、と少しだけ視線を泳がせた。]
…。
[肩をすくめる。分かってはもらえまい。
文化が違うのだから、仕方がない。]
とりあえず、修学旅行がしおり通りにならなかったのは分かった。
誰かもう少し詳しく教えてくれないか。
[運動系じゃないとはいっても、男手であるには違いない。
手伝ったほうがいいのだろうか、と様子を伺っているうちに風峯は手早く鶯谷の処置を終えてしまった。]
え?
.........うん。訊きたいことというか、もう全然なにがなんだかわかっていないんだ。
[二越と更科の方へと顔をあげるも、やはり面と向かうことができずに鶯谷へと顔を戻し、呟くように答えた++**]
むぅ……そうか?
[矢口の言葉に少し唸る。
彼女が良いと言っている以上、無理強いは良くないだろう。
それに此処で譲り合うというのも些か無駄が多すぎる。]
なら先に食わせてもらうわ。
結城も話が聞きたいならメシ食いながらでいいなら話すぞ。
まぁ、更科の言うとおりあのオッサンに聞いたほうが確実ではあると思うが、な。
ぶっちゃけ俺も完全に理解してねぇし。
[タイツ男、もといタオル男を叩いている更科へと目を向ける。]
更科はどーするよ、残るのか?
−モニター部屋−
ただいま。どう?やっぱ起きひん?
[余り冷たすぎないスポーツドリンクのボトルと、手に持ったのはストロー。
更科と風峯に問いかける頃には鶯谷は濡れタオルで体を冷やされていた。
しげしげと見降ろし]
…ほんまはタイツも新しいのにさしたほうがええんやろけどなあ。
あ、これ。ストローあれば、マスク全部脱がさんと飲めるやろ。
[とりあえずは更科に、セットで渡そうと]
そうか。ならば一応並べておこうか。
[面と向かわれずとも気にせずに、
指を折り始めた。]
クラス全員拉致された。
日恋の陰謀により恋愛強化計画モルモットにされた。
過ごし方は自由。
こうかな。…あとは、
西は砂漠。
料理ができてる。
[これでどうだ、と結城を山吹の眼が映した]
ん?もしこっちに残るやつがおんねやったら、こっちに食事用意して持ってくるけど。
[残る、残らない。そんな会話が聞こえて、首を傾げた]
あ、判った。そうだね、お腹もすいてるみたいだ。
[言われて腹具合に気付く。確かに食事はしたい。風峯の言葉に頷いた。]
......おっさん?
[首を傾げる。そういえば思わず流してしまったが、更科も「戸田」という人名を挙げていた。知らない名前、である。]
おかえり、杏ちゃん。
[ボトルを片手に戻ってきた相手に気付いて、声を投げる。]
ちぇこちゃんが、残って鶯谷くん見てくれるって。
…えっと、持ってくる?持ってこようか?
みんなもそろそろそっち行くらしいし、何度も往復するの大変だと、思うし。
お、持ってきてくれたのか。
いやー、まだ目を覚まさねぇわ。
[双海に言葉を返し、そんな強く蹴ったかねぇ……と頬を掻く。]
とりあえず俺は向こうに行って食うわ。
結城と更科も行くみたいだぞ。
まぁ、そのオッサンについても纏めて話してやるよ。
先ずはのんびりメシ食おうぜ。
ま、どっちでもええけど。
[更科の返答に、とりあえず自分は先に食事をとることに決めた。
城と西野にあとを全部任せてしまったので、先に戻らねばという気になっていたのもある。
鈴があたりをきょろきょろと見回しているのを見て首を傾げた]
鈴?どないしたん。
存外柔(やわ)なのかも知れんぞ。
なにせダンボール引きこもりだからな。
[頬をかく風峰を流し見てそう謂い
ストローをボトルに挿した。
飲みやすいようにしたつもりだが
鶯谷は気づくだろうか。がんばれ。]
わたしは食事を頂くよ。
ん、ただいま。…矢口が?
[聞いて、なるほど。と小さく思う。
まだばつが悪いんじゃなかろうかこの子は、なんて考えて]
…せやったら、矢口の分もってきてうちもこっちで食べるわ。
そうしたら鶯谷が起きた時にあたふたせんでもええし、
矢口も独りで後で冷たいご飯しなくてええやろから。
風峯等は向こうで食べるんか。わかった。
じゃあ…矢口のと、うちのと。それから…鶯谷の分はあとでもええかな。
目ェ覚ましたら最初に水分やし。
鈴はどうする?どっちで食べる?
[首を傾げて尋ねた]
んだな、まぁ息してるし体温も下がってきたみたいだ。
その内目を覚ますだろ。
んじゃ、メシと洒落込むとすっか。
[行こうや、と。
更科と結城に手で促しながら食堂があるらしい方へと歩き出す。]
−大部屋→食堂−
んだなー。
あれか。もしかして最初からこういう事に使うために作った施設なのかもな。
まぁ、汚くて狭い部屋に閉じ込められるより万倍もいいって話だ。
[会話をしながら、食堂へ到着。
そこには満足げな西野と並べられた食事の姿が。]
おーこりゃすげぇな。
カレーとかチャーハンと思ってたら、えらい手が込んだ食事じゃねぇか!
みんな来たか。
待ちくたびれたぞ。ミリ単位で食器の位置を直すほどに。
[やって来た更科たちに気付いて、不満そうに口にした]
そちらは何をやっていたんだ?
何やってたかってーと……。
[ちょっとまてよ、と頭で整理してから言葉にする。]
砂漠の向こうからダンボールが現れた。
蹴ったらタイツ男が出てきた。
タイツ男が死んでたからタオル巻いてた。
……解ったか?
え、いや……、
私のは、食堂に置いといてくれれば、いいよ。
誰かが戻ってきたら、交代してもらうからさ。
[たぶん、双海は解っている。解ったうえで、気を遣ってくれている。
それは、痛いほどに嬉しかったけれど、勝手に動く口は、別のことばを垂れ流す]
作った張本人なんだから、皆のとこにいたほうが、いいでしょ。
料理の感想とか、聞いたりさ。
ほら、もしかしたら、美味しい手料理に男子が……とか、あるかもだし。
―食堂―
まあ、な。
待遇としては佳いのだろうが…。
[横の髪を手櫛で梳く。
青がはらりと落ちかかった。]
待たせたな、西野。
すっかり食堂の主のようじゃないか。
様になってるな。
[真顔だった。]
ああ…
[説明は、風峰が先にしたため、任せる態]
……、…それだけ聞くと実に摩訶不思議だな。
うん、えっと。
…杏ちゃんと、ちぇこちゃんと食べる。
持ってくる?
[少しだけ悩んで、悩んで、結局こっちで食べる事に決めた。
濡れタオルの塊になったままの鶯谷が心配なのも事実だし
矢口の様子も気になったのもあるし、だって友達だし、
…あとは、杏もこっちにいるし。とか、色々。
矢口の言葉に、再び困ったように杏の方へ視線を向けた。]
[風峯の説明を聞いて、数秒口元に手を当てて考えた]
タイツ男は僕らの知ってるタイツ男か?
[それなら現状を打開する情報にはなりえない。つまりはどうでもいい部類に属する騒ぎが起きたのだろう。
知らないタイツ男が現れたのなら別だが、タイツ男がそう何人もいるとは思えなかった]
まあ、状況はだいたい(理解しても意味がないということが)分かった。飯を食おう。
[更科に振り向いて]
僕が食堂の主を務めるなら、明日からは風峯の期待通りチャーハンやカレーが並ぶことになるぞ。
せやかて、矢口の意見聞いてたら絶対人のいるところ来おへん気がすんねん。
[更科の言葉にそんな風に返してから、
矢口の言葉に首を傾げ]
別に?そりゃあ、感想聴ければ嬉しいは嬉しいけど。
でも、うちは矢口の感想も教えて欲しいし。
うちが作った料理なんやから、うちが何処で誰と食べたってかまへんやろ。
大体、胃袋手懐けられたくらいで告白なんかされてもグーパンでお断りや。
よって、うちはこっちで矢口と食べますー。あと、鈴もな。
[な、と鈴に確認するように首を傾げて]
/*
だめだ、恋愛じゃないけど杏ちゃんが好きすぎる。
仮想双子してたらちょっとうっかり。
うっかり。
懐いてていいですか!←
*/
―食堂―
[既に居る者たちには会釈して]
嗚呼、シェフは双海と二越だったな?
ならお前はオーナーとか、どうだ。
[西野に眼を細めた。]
カレーや炒飯も好きだよ。
順繰りにすればよかろうが、
厨房は譲らん、という話ならそれはそれでいいが。
[適当な椅子の背凭れに手をかけ引いて腰をおろす。
――見ての通りと謂おうか。
あまり周囲に頓着しないようだった。]
しかし、全部真実だからな。
ああ、言った俺も頭痛くなってきそうだ。
[更科の言葉に、軽く頭を抱える。]
だな、俺らのクラスのタイツ男だ。
いつの間にか砂漠への先陣をきっていたらしいわ。
とりあえずメシだメシ。
何も食ってねぇって自覚したら、途端に腹が減ってしゃあねぇわ。
[空いている椅子に座り、目の前の食事を食らう体勢に入る。
とりあえずは胃に何かを入れないと落ち着かないらしい。]
ほれ、さっさと座ろうや。
うん。
…えっと、ちぇこちゃんがイヤじゃなかったら、だけど。
…一緒に食べても、いい?
[杏の言葉にこくこくと頷いて、視線で矢口に向けて問う。
渋々ながらでも、許可が下りるようであれば、
3人分の食事を運ぶ役を、すすんでこなす*つもり*]
オーナーか。悪くない。皆が手伝うなら経営しようか。
このログハウスを丸々使用できるなら、僕は素晴らしいレジャー施設を作って見せるんだがな。
[冗談とも本気ともつかない口調。本当にそれができると信じて疑わない自信が見えた]
……でも、だって。
二人とも、ほら、大勢のほうが……。
[――なにを、言っているのやら。
素直に『ありがとう』と。そう言えば、いいだけ。
それが、どうにも、口からは出なくて。
その代わりに……困ったことに、鼻と目から、なにか出てきた]
―モニター室―
…。
[皆、余裕がないようだ。
突然の状況に混乱しているのか。
とりあえず、聞き耳を立てる。
少しずつ状況を飲み込んでいく。
自分はどうやら皆より長めに眠っていたらしい。]
…。
[鶯谷は、誰かに襲われでもしたのだろうか。
身の危険があるとすれば、それは大事だ、が。]
んじゃ、頂きます!っと。
[勢い良く手を合わせてから、素早く飯とおかずを掻きこむ。]
おぉ、こりゃうめぇわ。
下手な食堂よりよっぽど上等だ。
[手短で、率直な観想を口にしたあと再び食事を口に運ぶ。
心なしか先程よりゆっくりになったようだ。]
っと、食うだけじゃダメだな。
結城に説明をしてやらねぇと。
矢口。
ほんまにうちらと食べるの嫌やったら、もっとはっきり嫌っていいや。
ちゃんと言われな、うちら解れへんで。
ほな、用意してくる境にちょっと待っとってな。
[多分見ないほうがいいだろう様子に肩を竦めて苦笑を浮かべ。
鈴に、食事を取りに行こうと促してモニター室を後にする。
モニター室から食堂までの短い廊下、隣を歩く鈴に一つだけ尋ねてみた]
…おかーさん、元気?
[離れてから全然会ってないから解らない。だから鈴に聞いた。
きっと、聞いた自分の顔は苦笑にしかなっていなかったと思う。
そんな事をしているうちに食堂にはあっという間に辿りついてしまったので、
食堂で食べている面子を横目に鈴と三人分の食事と、
西野に入れてもらったお茶(これは鶯谷が起きた時を考えて四人分)を
其々二人でトレイに用意しはじめる]
有意義に使うには、日恋からこの場所を奪う手はずを考えないとな。
[その言葉も、冗談か本気か分からない。ただ、トーマスの鼻をあかすにはいい手だと思ったのか、口の端は笑みを浮かべていた]
しかし、濃い、か。
ま、僕らは実験動物だ。様々な人格で試すにはうってつけのクラスだろう。
[喋りながら、料理に口をつける]
うん、美味い。
[結城への説明も終え、食事もある程度一段落した所で、手に持っていた茶碗をテーブルへと置く。
そしてコップに注がれていたお茶を一気に流し込んだ。]
ふー、やっと落ち着いてきたな。
やっぱ旨い食事ってのは偉大だわ。
さて、食うものも食ったわけだが……これからどうすっかね。
−食堂−
[三人分の料理と四人分のお茶。
それを二人で分けて運ぶわけだが、出てくる前の矢口の様子を
見る限り少し時間を置いたほうがよさそうだと思った。
持っていく前に水をコップ一杯だけ飲んでいたら、食べている面子の会話が聞こえる。
どうやら、風峯が食事ついでに今までのかく隠し火事かを説明しているらしかった]
…日蓮、なあ…。
[相変わらず頭の中では誤字の修正がされていない]
あずまさんがすっかり戸田さんの餌食に・・・
風峯さんは戸田さんだと思う。
たぶん。
おれは寝るぜ。
寝落ちてて蚊の音で目が覚めたんだ。
弱みか。いいな。まずはそこだ。
[軽口を交わしながら、少し考える。更科は話せる相手のようだ]
更科。聞いておくが、ヤツらの実験に付き合う気はあるか?
ああ。口に合うたんやったらよかったわ。
そういえばな、さっき夕飯外でバーベキューせんかって話を
城と鈴と三人でしとったんやけど、どうやろ。
男子に窯とか用意してもろて、うちら女子で食材準備して。
どお?
[更科に返事をしつつ、食堂で食事を取っている面子に尋ねてみる]
[二人が、いちど、出ていったあとで。
ずるりと、大きく音を立てて、洟をすすった]
……イヤなわけ、ない。もん。
[いきなり、妙な状況になって。正直、怖くて、意味が判らなくて。
なんだか楽しそうな周囲についていけなくて、当たり散らして。
こんな状況で、他人にまで、目を配れる余裕なんて。自分には、ない]
……杏ちゃんは。ほんとに、格好よい、なぁ……。
[ごしごしと。滲んだ視界を、擦っておく。
目許が赤くなるのは誤魔化せないけど、どうせ、解っているのだろうから]
おぉ、そういやお前らがこれ作ったんだってな。
すっげぇうまかったぞー。
[ありがとなー、と。
食堂に現れた二人に手を挙げてお礼を言う。]
バーベキューか!そいつぁいい。
丁度次は肉が食いてぇって思ってた所だったんだわ。
力仕事ぐらいなら幾らでもやんぞー。
[双海の案には少し笑った。
バーベキュー。まるで、キャンプかなにかのようだ]
シェフの気まぐれに任せる。双海の腕は分かったからな。
…。
[とても声をかけづらい。]
お、おほん。
よければもう少し詳しく俺に状況を話してくれんか。
どうやらずいぶん長く寝ていたらしくてな。
よく分かってないんだ。
…落ち着いていこう。な。
[部屋の隅から矢口に声をかける。
向こうを向いたままの彼女から、詳細を聞いた―。]
[食事の感想を聞きつつ、概ね皆のリアクションが良かったので
城と鈴を見て笑った。良かったね、みたいな顔をして。
それから、思い出したように使っていないタオルを探しあてると
それを濡らしてしぼって盆に載せた。]
わかった。
ほな、食事終わったらみんなで手分けして、バーベキューの準備しよか。
男子には竈用意してもらうんと、あと…竹か、真っ直ぐな木の枝。
太くて長いほうが危なくないからええ。誰かそれも探して来てくれると助かる。
城が提案者やから、城に指揮とってもらうとええかもなあ。
女子は、皆で野菜とか肉とか用意しとくし。
…っと、ほな、うちらはあっちでご飯食べるさかい。
鍋と炊飯器の中身が空になるまで食べたらええよ。
但し、ちゃんと他の子ぉのも残しといてあげてな。
[じゃあ、またあとで。
そんな風に伝言を残して、鈴と二人でモニター室へ料理の乗った盆を手に戻っていく]
−モニター室−
おや。
[鈴とモニター室に戻ると、矢口がガルシアに赫々然々説明をしていた。
お盆の上に載せていたぬれタオルを矢口に差し出して、
それで目元を冷やすといいと小さくこっそり言って渡した。
それからガルシアに申し訳なさそうに肩を竦めた]
すまん、食事三人分しかこっち持ってきてへん。
こっちで食べるんやったら今から取りいってくるけど、どうする?
廊下の突き当たりに食堂があるけど、他のみんなは今そっちで食べとる。
[どうしたいか尋ねるようにガルシアに視線を向ける]
んじゃ、これからどうすっかの答えはバーベキューの用意となったわけか。
ログアウスの中に道具とかないのかね。
こんだけでかけりゃなにかしら大抵のモンはありそうなかんじだが……っと。
どうかしたのか?更科。
[自分の手を見ている更科に気付き視線をそちらに]
―食堂―
準備はするが
――あまり期待するなよ。
[不穏な言葉をふと謂うと、
緩やかに自分の手を握ったのだった。]
いや、別に…。
[風峰には、そう答えた。]
………?
[更科の言葉の言動は良くわからなかったが。別に追求することじゃないなと考え直す。]
竈の用意、か。
もし道具が何もなけりゃ、手頃な岩か何か拾ってきて組まなきゃならねぇな。
ま、力仕事は特異な部類だ、問題は無ぇ。
いや。
[同じように肩をすくめる。]
…謝ることはない。
俺の分もあるなら、感謝、だ。
俺は起きたばかりだ。
…温かいうちに食べたい、ところだが。
まだ、少し、頭がふらつく。
後で自分で出向くさ。
[頭を振る。
本調子ではない。
体が大きいので何か追加で盛られたのではないかと少し考える。考えても仕方のないことだが。]
…そお?そんなら、ええけど。
ほしたら、あとで鶯谷が起きた時に一緒に食べたらええ。
独りで食べるんは、つまらんやろ?
呼んでくれたら、ちゃんとあったかい料理、出すさかいに。
[だから遠慮なく声をかけてくれと伝えて、
あとはガルシアの好きなようにさせようと任せる。
頭がふらつくと聞けば、ここに連れてこられるまでの事を思い出したのもある]
―食堂―
[さて追求されなければ何を謂うこともなく
西野が口にしなかったことを知ることもない。]
力仕事に関しては心配していないさ。
任せるよ。
[図体で行くならガルシアも居るしな、
と風峰の言葉に小さく笑み]
しかしながら…少々大仕事になりそうか。
城も楽しげな提案をすることだ。
指揮は頼んだぞ――ということでいいか。
嗚呼、間違っても夾竹桃で串なんか作るんじゃないぞ。
眠い。
杏ちんかわいい。
今回は男だがあず村2の時ほど口説きやすいキャラではない。あず村2の時は口説きやすかったなあ女だったからだけど。
キョーチクトウ?
なんだそりゃ、なんか危なげなもんか?
[ふむ、と考えるが答えなど出るはずもなく。
当然だ、草花のことなど詳しくはない。
逆に此処で自分が草花に詳しかったりなどしたら、そのギャップで周りが凍りつくだろう。]
とりあえずアレか、誰か詳しい奴引っ張っていったほうがよさそうか。
毒の在る樹だ。美しい花が咲くのだがな、
夾竹桃の枝を串焼きの串に使ったことで
死者が出た事件がある。
…まあ、この島にあるかどうかは知らないが。
[説明しつつ風峰の方を見た。]
誰ぞ連れて行ったほうがいいだろうな。
まあ、さっき双海が謂っていたが
竹があればそれが一番分かりやすくて安全だろう。
竹は バウムクーヘンをやりたいだけのネタだったのに
あずまさんたら もう !あいしてる!(*ノノ)
よし、明後日ぐらいにアボカドだすね!生きてたら!!
[お礼のようだ]
なるほど、そりゃ危ねぇ。
竹なら確かに解りやすいな、俺でも解る。
[そこそこでかいのを一本ぶち折れば十分だろう。
分量を考える手間も要らない点も素晴らしい。]
でもやっぱ、一応保険は欲しい所か。
しかし、クラスの男で草花に詳しい奴……詳しい奴。
[居そうにない。
いや、居るのかも知れないが、男同士の会話で草花なんぞを話題にしたことなど一度もないから判断が付かない。]
……居るか?
だろう。
青竹の香りもして佳いぞ。
魚があれば青竹焼きもできるしな…。
[ゆっくりひとつ頷く]
詳しい奴?
………。
……………。
………………。
[すごく悩む顔を見せた。]
……知らんな。
/*
気づいたぞ…
男慣れしてる小悪魔っぽいのが居ないんだ。
…自分にできるとは思わないが
居ても面白かったかも知らんな。
更科スペック
・細い:体重の話
・薄い:胸とかの話
・身長:女子にしては高い(170弱)
…………だよな。
[可能性があるとすれば御手洗か?
貴族とか高貴とか言ってるし、花に詳しくても不思議はない……筈なんだが。]
御手洗と花、合わねぇな。
無意味に薔薇を撒き散らしたりとかはしそうだが。
つーかもうあれだ、誰も男で詳しいの居なかったら、更科が付いてきてくれよ。
後ろでどれが良くてどれが駄目か見てくれるだけでいいから。
それは、そうだ。
いいことを言う。
素晴らしい料理に、失礼なことだった。
すまなかった。
[かくり、と頭を下げる。]
食べるのが、独りでも。お前らが旨そうに食べるのを、俺がここで見れば、後で食べるのがたとえ俺だけでも、皆で食べたのと、同じことだ。
ただ、鶯谷には、確かに、温かいものの方がいいだろうな。そうするのが、いいだろう。すまないな。
[ふと、巨大なモニターに目をやる。
交わす会話は、ごく当たり前の食事のことだが。
いる場所はごく当たり前の場所ではないらしい。
モニターの存在がそれを強烈に示してくる。
また少し、眩暈を感じた。*]
―食堂―
…御手洗に…薔薇…?
…似合いすぎて眩暈がする。貴族は是非毒に詳しく在れ。
[それは中世の話だ。眉間に指先を当てると、
ちょっとあのポーズに似ていた。
それから、山吹の眼はきょとりとひとつ瞬く。]
――わたしか?
ああ、居なかったらな、構わないぞ。
危険は出来うる限り避けるべきだからな…。
奴ならポーズと共に薔薇の花弁撒き散らしても俺はおどろかねぇな。
つーかやりそうだ、馬鹿だから……。
[勿論、此処での馬鹿とは成績云々ではない。
というかそれだと、自分は他人の事を言えなかったりする。]
ああ、少し痺れるとか1時間笑いが止まらねぇとかなら、むしろ採ってきて御手洗あたりに食わすんだけどな。
さすがに死ぬのはいけねぇわ。
[そんじゃそん時は頼んだぞと席から立ち上がる。]
行く前に何か道具がないか、探してみるわ。
ノコギリの一本でもありゃめっけもんだし、もしかしたらバーベキューセットが転がってるかも知れねぇしな。
…謂えば今すぐにでもやってくれそうじゃないか?
[駄目な認定だった。]
ワライダケでも探してくるか?
あれならすぐに分かるぞ。
…冗談だ。
[真顔だった]
ああ、ではそっちは頼む。道具か、あるといい。
わたしは双海に今の話、伝えてくる。
採集班に行くかもしれない、とな。
[食事の音を耳に挟みながら、阿太郎は目を覚ました。
……が、マスク越しなので見た目は全く変わっていない。
体を支配していた熱は既に霧散している。
頭上からの日射もない。]
(誰かが運んできてくれたのかな・・・。)
[周りを見ようとするが、まだ頭がぼんやりとする。
それ以上動こうとはせず、食事の小気味良い音を聞き続けた。]
(・・・あれは誰だったんだろう。)
[意識が途絶える前に聞こえた優しい声。
クラスで聞いたことのある――けれど滅多に聞かない声だったような気もするが、授業中はそれなりに聞いたことがある声だったような気もする。
頭の中がふわんと揺れたので、思考を止めた。]
―モニター室―
[御手洗ののたうち動画を投稿サイトにアップしようとしたが、携帯の画面には圏外の文字。
うーん、と唸りながら腕を組むと部屋に双海達が入ってきた。]
ああ、食事の用意がしてあるのか。
双海達が作ってくれたのか?ありがとう。
[くぅ、と鳴るお腹をさすりながら立ち上がると、廊下の突き当たりにあるという食堂の方に歩いていく。]
―食堂―
[ひょこりと入り口から中を覗くと、クラスメイト数人の姿が見える。
適当に空いてる席に座ると、軽く溜息をついた。
こちらに手を挙げた更科に、苦笑しつつ手を挙げ返す。]
…はてさて、どうしたものか。
[矢口から色々と説明を受けたが、そもそも恋愛というものは人から強制されて成り立つものなのだろうか。
その場限りのごまかしでは、どうやらダメらしいが、それが本当か嘘かというのをどこで見破るのだろう。]
[というか、正直、恋愛というものがよくわからない。
街で手を繋いで楽しそうに歩くカップルを見ると、ああいうものなのかなと思ったりもするのだが。]
なあ、更科…
[右手にスプーンを持ちながら、真剣な表情で尋ねる。]
……恋愛って、なんだ?
…は。
[片そうと皿を持ったまま、
山吹色の眸を瞬かせた]
それはまた、
ずいぶん哲学的な質問だな。
[向き直ると、首飾りが鳴った]
――――“恋は重篤なる病”。
と、いうのはどうだね。
わたしも答えなんぞ持ち合わせていないが。
ふむ…
[更科の言葉に、咥えたスプーンをぴょこぴょこ上下に動かしながら、天井を見上げる。]
病ね…。
なるほどなるほど。
[そうか、要するに病人のふりをすれば、奴等を誤魔化せるんじゃないかと考える。いっそ、冷たい水でも被ってそのまま突っ立ってれば良い具合に熱でも出てそれらしくなるんじゃないかと。
……まあ、どちらにしても、協力してくれる相手がいないことには始まらないわけだが。]
スプーン落とすなよ。
[皿を洗う。見れば乾燥機があった。
どんなシステムキッチンだ、と内心突っ込む。]
まあ、病であればこそ
羅患するものもしないものもいて、
症状は千差万別、と。
聞いた話だがね。
[葛城の内心知るよしもなく
緩やかに一度眼を瞬いた。]
さて、バーベキューはいいとしてこれからの方針だ。まずは日恋がどれだけ僕らの行動を把握しているか知る必要がある。発信器、監視カメラ、盗聴器あたりか。ナノ単位の発信器を血液内に入れられていたら取り出すことはできないな。カメラは外にはあるまい。盗聴器は……用意されている全ての服に仕掛けられている可能性を考えておこうか。
やはり砂丘か? あちらには何もない。盗聴器も、監視カメラも仕掛ける場所がない。だからこの格好に仕掛けられているギミックを看破しやすい。しかし、それは林や山に何があるか見てからでも遅くはない。砂丘がヤツらの用意した人工物であることも気にかかる。
ここらの木は細い。無人島のくせに、だ。これも開発されて作られた林かも知れない。だが、こんな島を丸ごと開発し監視することができる組織は存在しない。抜け穴は間違いなくある。
―食堂―
[西野が出ていくのを眼で追ったが、
特に声はかけず]
あいつも自由だな…。
[と、つぶやいた。]
食事は心豊かにするな。
まったく、なによりだ。
料理の上手いものがいて、助かった。
[茶を淹れる城に目を細める。
食事中に聞いていたろうが一応こう続けた。]
――バーベキューの話しだがな、とりあえず
発案者、言い出しっぺの法則で
お前が指揮をとるといいと思うんだがどうだ。
[やがて阿太郎は目を開いた。……タイツの下なのでry。
無言のまま、のっそりと身を起こす。
食事を取れる程回復はしていなかったが、それでも食事を用意してくれたと聞けば無碍にするわけにはいかなかった。
一通り自分が置かれていた状況を誰かから聞けば、ありがとう、と俯きがちに返した。
あれだけ大口を叩いて無様な格好を晒したので、矢口とはまだ目をあわせられそうになかった。]
(カルロスはどうしたんだろう・・・。)
[巨躯の中に見える不安の色はごく僅かなもの。
それを察することはさすがに出来なかったが、食事を取らずに不動であるというのは、威圧よりも萎縮を感じさせてしまうものだった。]
(体調でも悪いのかな・・・。)
[ご飯が冷めてしまうよ、と言おうとして、止めた。
気分が悪そうでないかと時々様子を伺いながら、ほんの少しだけ冷めてしまったご飯をゆっくり食べた。
折角用意してくれたのに悪いことを、と心の中で双海達に詫びた。]
[ログハウスからは遠く、周りは林。この無人島でこの細い木は不自然に見えるが、人工物かそういう種の樹木なのかは判別つかなかった]
さて、実験だ。トーマス、聞こえるか。
[声を張り上げたりはしなかった。目の前にいる相手と会話するぐらいの声量]
僕はこれから、君らを謀ろうと思う。だが君らは僕らに謀り事をしてはいけない。
君たちは誇り高き政府の組織であり、言わば正義の味方だ。君らを謀ろうとした僕を、全てお見通しでしたよと特別プログラムにご招待するような意地悪はしちゃいけない。
[木に寄りかかり背を預け、腕を組み、つらつらと発言する]
君らがすべきことは簡単だ。僕が戻ったら、モニター室でもう一度君の顔を見せてくれればいい。そうすれば僕は現在考えている策を放棄しよう。
再度言うが、君らが僕らを謀ってはいけない。僕らは……善良な一般市民だ。
[言うだけ言って、来た道を戻った。
まずすべき事は、敵戦力の把握。そして情報の掌握であるに違いない]
ほーい。
[更科の「スプーン落とすなよ」の言葉に、こくこく頷いてから、椅子の上に胡坐をかいて、ギーギーと音を立てて揺らしながら考える。
そのまま耽っていたら、気がつくと西野の姿が無かった。]
……。
[小さく首を傾げながら、聞こえてきたバーベキューという単語に、ぴくり。]
いいな、バーベキュー。
野外で食べるのって、何故だかわくわくする。
―食堂―
......。
[風峯からの説明を聞き。丈二はぶつぶつと呟き、なにやら考え込んでいた。
なんなんだろう。説明を聞いて余計に現状が判らなくなってしまった。いろいろと、間違っている気がする。]
、、、え、あ、うん。いただきます。
[風峯に促され、慌てて手を合わせてひとつ呟くと箸に手を伸ばした。]
――ごちそうさま。
[風峯の隣の席で。食事の間、丈二は概ね無口だった。話を振られれば相槌を返したが、それだけ。]
あ、うん。なんでもない。ごめん、ちょっとこの屋敷の中を見てくるよ。
[心配したクラスメイトの言葉にそれだけ返して。食べ終えた自分の分の食器を手に食堂を出て行った**]
[ご飯ではなくお茶を(ここ重要! ご飯は食べてないよ。え? さっき見えたって? それは幻覚です。阿太郎はカルロスと一緒に食べます。)飲みながら、少し考える。
勿論眼鏡をかけたインテリフォルムだ。]
(海にしても地下にしても、あるいは空にしても、戸田を探すことは難しい。相手も反乱因子のことを考えて、出来る限り遠くにいるだろうし。
全てを探す、なんてことは出来っこない。)
[或いは西野に作戦を打ち明ければ全て可能なような気はしたが、彼を巻き込んで犯罪者にするわけにはいかないだろう。]
(せめて大まかな方向さえ分かればなあ・・・。)
[空から繰るならヘリを乗っ取ればいい。
海なら船を乗っ取るか、最悪でもイカダを作ろう。
地下ならそこに入り口があるのだと分かればどうとでもなる。]
(そういえば。)
[ず、とお茶を飲み干す、乾いた音がした。]
(恋愛する気はないと判断した奴は特別プログラムって・・・途中で連れて行くんだろうか?)
[戸田の言い回しでは、強制失格といったようなニュアンスが含まれていたように覚えている。
まさか落とし穴が突然開いたり、網が空から落ちてくる、なんてことはあり得ないだろう。
つまりそれは、]
(・・・特別プログラム行きが決定してしまえば、その時そいつを確保するのは必ず人間じゃなくちゃならないよね。)
[魔法でも使えない限り、人をどこかへ連行するには直接人間が赴かなくてはならない。当然のことだ。]
ありがとう。美味しかったよ。
・・・冷めるまでに起きられなくてごめんなさい。
[お茶の容れ物を置き、微笑んで感謝を述べる。
…タイツなので微笑んでいることはry。]
(方針は決まったかな。でもこの作戦だと、誰かに「見て」いてもらわないといけないな。)
[ほんの少し手が震えたが、ぎゅっと握って押し潰した。
眼鏡を外し、一息をついた。]
[更科の言葉に頷きながら、人数分のお茶を淹れている]
そうだね。
僕が言い出した事だし、それでいいと思う。
楽しい事なら大歓迎だよ。
あれ、ヨッシーの奴また一人でどこか行っちゃったのかな?
[皆にお茶を配り終えて再び椅子に腰掛け、自分もお茶を啜る]
ミヤコもそう思うだろう?
いいよね、バーベキュー。
絶対楽しいと思うよ。
「戸田さーん、何か林で喋ってる奴がいますよ?
どうも戸田さんに出てきて欲しいみたいですが。
あ、これ録音です。」
んあ、またそういう奴が出てきたのか。
毎回いるんだよなー、めんどくせぇ。
[部下から渡された録音内容をさくっと聞く。
思ったよりは短いようだ、過去に2時間も大演説をした奴がいたから、それに比べれば遥かに良心的だといえる。]
「それで、対処はやはり……。」
あー放っとくに決まってんだろ。
なんで態々、こっちが「そこにも盗聴器がありますよー」って教えなきゃなんないんだよ。
つーか、こんな仕事に誇りなんざ持てる訳ねーだろ。
俺らはただのお役所仕事、上からの指示を無難にこなせばいいんだよ。
こいつの言う「善良な市民」に被害がいかない範囲で、な。
[大体独身男にこんな仕事任せるなと……と暫し愚痴が続く。]
ま、いつも通りだ。
【林に盗聴機なんざなくて、そっちの声も聞こえてない。】
そうだろ、な?
何かあっても幾らでもごまかせるんだよ、政府の人工島にいる限りはな。
[口元に手を当て、真剣な声で呟くように]
これは……迷った、か?
[周りは林だったが、どう見ても先ほど通ってきた場所とは違っていた]
呼び方メモ
戸田:トーマスさん
双海:アン
二越:リンちゃん
碓氷:マナちゃん
知恵子:ケーコちゃん
葛城:ミヤコ
更科:アオちゃん
西野:ヨッシー
阿太郎:アタロ
カルロス:かるりん
御手洗:バカ
……ハッ、正義の味方か。
そんなのが居るなら俺自身が一度見てみたいね。
きっと、いけ好かない奴だろうよ。
[戸田は鼻で笑いながら、その場を離れた**]
はーい、おかーさーん。
[手をぴっと挙げて、更科に答える。
あらかた食事が終わった所で、城からお茶をもらう。]
ありがと。
あちちち…
[ふーふーしながら、城の言葉にうんうんと頷いた]
へぇ、駿もやる気だね。
ますます楽しみになってきたよ。
[嬉しそうに答えた後、少し表情を曇らせる]
ヨッシー達は外を見回りしたみたいだから、一人でも危険はないと判断したんだろうけど……。
僕ら以外に人が居ないとも限らないし、むしろトーマスさんの話から考えると、誰か居る、もしくは外部から来ると考えた方がいいだろう?
なるべく単独行動は控えた方がいいと思うんだけどな。
[お茶を飲みながら、心配そうに扉の方を見た]
―食堂―
…誰がおかあさんだ誰が。
[湯のみをおくと腕を組み繭を軽く寄せた。
机の端に軽く腰掛けたような格好だった。]
やる気だな、風峰はなんだかんだあるが
楽しむ方向にいってるようだ。
まあ――駄々をこねても仕方がないしな、悪くないさ。
[小さく笑った後、ふむと考えて]
人がいなくても蛇は出るかも知れないしな。
外部からくるのは日恋連中だろう?
…あまりに遅いようなら探しに行くか。
[暫くして、立ち上がる。
まだ足元は怪しかったが気にしないことにした。]
ちょっと出かけてくるよ。・・・大丈夫。
ちゃんとご飯は食べに戻ってくるから。
それに、今度は砂漠の方へは行かないから。
[カルロスと、矢口をもう一度だけ見てから、ダンボールを抱えて外へ向かう。]
ジョージももっと楽しめばいいのに。
バーベキューで少しでも元気を取り戻してくれればいいな。
[再び視線を室内に戻す]
あはは、火傷しないようにね。
……そうだね、どうせバーベキューの準備は外でやるんだし、その時までに帰ってこなければそうしよう。
村の設定が変更されました。
―食堂―
そうだな…。
[人と目を合わさない結城だが、
どうやれば楽しめるだろうかな、とは胸の内]
林の方にも踏み入るだろうしな。
まあ、…迷子というわけでもあるまいに…
[迷子です。]
[エントランスで、阿太郎はスニーカーを履いていた。
説明しよう。
鶯谷阿太郎は、スニーカーを履くことでスピードフォルムへとチェンジするのだ! 歩行、走行が1.5倍になる優れものだぞ!]
(どこから行こう。)
[周りを見渡す。ダンボールに入っていないから、最初に出た時とは違うものが見える。有体に言えば砂漠以外の自然。
砂漠の果ての断崖から聞いたものとは違う波の音が聞こえた。]
最終的にはこっちから帰ってこよう。
まずは裏手かな・・・。
[砂漠とは反対側を目指して阿太郎はぐるりとログハウスを回りこむ。]
―食堂―
[テーブルの端のほうで食事を取っていた。なにやらバーベキューが開催されるらしいということはわかったが、それよりも視線は窓の外に向いている。]
美味しい食事、ログハウス、大自然…。
とても楽しいシチュエーションのはずなのに、心が晴れないわ。
[おかーさんという言葉が聞こえて、くすりと笑った。]
―2F―
部屋は、、、適当に使っちゃっていいんだよね。
[目が覚めてからこっち、なにがなんだか判らない状況ばかりが頭に入ってしまった。とにかく、状況を整頓してみたい。
そのために丈二は、自分の荷物を抱えてひとりで落ち着ける空間を欲し二階へとあがってきた。
階段からまっすぐに伸びる廊下と、その左右に四組の扉。
・・・・・・・・・四組?]
えと、、、あれ?
[二階には、個室が8部屋あるだけだった。]
[熱帯雨林、というほどではなかったが樹木に囲まれた土地はそれなりに蒸していて暑い。
枝を踏んだり、盛り上がっている根っこを飛び越えたり。
途中までは調子よく進行していたものの。
やがて川のせせらぎが聞こえてくる頃になって、阿太郎は立ち止まった。
休憩に適する一際大きな樹があったので、それに手をついて。]
ふう。
[森、というほどまではいかないがそれなりに深い林のようだ。
川の向こうまで続く木々を漠然と眺めた後、周りを見渡した。]
・・・誰もいないよね。
[念入りに0.2の視力で確認してから、マスクに手をかけた。]
[ご飯を食べながら。双海と二越に、バーベキューの予定も聞かされた。
そのうちに、鶯谷が起きて。
手が空いたから準備を頑張る。そう言うと、色々と見通したように、双海が笑う。
……まったく。かなわない]
[食事を終えて立ち上がる。]
私、自分の分片付けておくわ。
鶯谷くん、又一人でどこかに行ったみたいだったけど、大丈夫、かな。
誰か気にしてあげるといいと思うわ。
見た目はあれだけど、繊細な心を、多分持ってる気がする。
[自分で気にするつもりは余りないらしい。食器を持って洗い場へと向かった]
と、とにかく。ええと、この部屋、、、。
[左側、奥より二番目。203号室と書かれた部屋のドアノブを、そっと握る。
・・・・・・ガチャリ。
鍵の掛かっている様子もなく、扉は開いた。]
お邪魔、、、します。
[扉を開け、恐る恐る中を覗き、誰もいないことを確認すると身を滑りこませた。]
―林の川付近―
[普段、人前でタイツを脱いだりすることはない。
素顔を見られるのは恥ずかしいので、今ではすっかり習慣になってしまった。
だから誰の目もないこうった場所では、自然と解放的になれるのだった。]
あまり奥へ踏み込むと、またまともに戻って来れないかもしれない。
ここから先は慎重に行こう。
[スピードフォルムを解除し、川の飛び石を跳ね渡る。]
あはは、さすがにこの歳になって迷子はないよね。
ぼちぼち片付けて、バーベキューの準備に取り掛かろうか。
[既にぬるくなったお茶を飲み干して、立ち上がる]
や、更科は面倒見がいいなって話。
[唇を尖らせた更科に、くすりと笑う。]
結城か…。
まあ、パーベキューの用意が出来たら、無理矢理引っ張ってきて放り込めばいいさ。
[ふと、さっきまで考えていた事を口に出そうとして、止める。
どこに何があるのかわからない。
下手な事は口にしない方がいいだろう。
思案していると、碓氷の声が聞こえた。]
鶯谷?
繊細、繊細ねぇ…。
まあ、単独行動は危険だろうし、後で捕まえに行ってくるかな。
―食堂―
ん
……鶯谷も出かけたのか?
[碓氷の言葉に首を小さく傾ぐ。
首飾りが小さな音を建てた。]
…干からびなければいいが。
西野もだが適度に探しに行くもありか…。
[食器を洗ってから、自分の荷物を取りに向かう。
まとめられていた荷物から自分のバッグを取り上げると、個室があるという2階へと向かった。
扉は8つ。]
誰かと相部屋ってことみたい。
みんな決めたのかな?
それとも勝手に入っちゃっていいのかな。
[悩んでから22(8)の扉を開けた。]
[食器を洗ってから、自分の荷物を取りに向かう。
まとめられていた荷物から自分のバッグを取り上げると、個室があるという2階へと向かった。
扉は8つ。]
誰かと相部屋ってことみたい。
みんな決めたのかな?
それとも勝手に入っちゃっていいのかな。
[悩んでから202(8)の扉を開けた。]
[誰もいないのを確認して、中へと入る。荷物を置くと大きく伸びをした。]
うん、窓開けなきゃ。
[窓を開けて空気を入れ替えると、気持ちのいい空気が流れ込んでくる。
荷物を置いたベッドに腰掛けて、窓の外を眺めた。
お腹もいっぱいになったからか、次第に眠気に誘われて、*うとうとし始めた*]
―食堂―
さすがにな。
というか、此の島で迷子になったら
それは遭難という。
[湯のみを置き、片付ける。
よもや部屋が各々相部屋になっているとは知らない。]
…面倒見がいい?
どうだろうな、口うるさいだけだよ。
[葛城の言葉に自分の前髪を
ゆるりと指先に巻きつけてからすぐに離した。]
―林―
[タイツも脱いで私服になってしまったが、大丈夫だろう。こんな林でうろうろしている人がいるわけないのだ、と阿太郎はタカをくくっていた。
元から細い声も相まって、この年齢になっても男なのか女なのか曖昧だ。
声はともかく、童顔はなんとかしたいと常々思っていた。]
しかし・・・どこまで続いてるんだろう。
[歩いても歩いても終わりが見えない。
広いというわけではなさそうで、証拠にその木やこの木はさっき見た気がする。]
・・・・・。
[大丈夫だと自分に言い聞かせて更に奥へ。
休憩時に考えた教訓「慎重に」は忘れている。]
竃の準備は駿に任せてもいいかな。
元気のない奴らも、身体を動かしてるうちにお腹が空いてくるだろうから、多少強引に引っ張り出して。
石とか乾いた枝とか竹とか、必要そうな材料はこの島ならそう歩き回らなくても拾えるだろう。
僕は一人で出て行ったというアタロとヨッシーを探しに行ってみるよ。
―食堂―
任せてもいいんじゃないかな。
なんならその旨風峰に伝えておく。
[腰掛けていた机から体を離す。]
適当に引っ張り出すか…
食事がまだなら食事をとってから、そうしよう。
お前も外へ行くのか?城。
嗚呼、建物の見えない場所には行かないように、と
気をつけないと方向を見失うぞ。
[一応、釘を刺しておいた。]
忠告ありがとう。
アオちゃんはホントおかーさんみたいだね。
大丈夫、ミイラ取りがミイラに、なんて安いホラー映画みたいな展開にならないように気をつけるよ。
駿への言伝もヨロシク。
……ほら、やっぱり面倒見が良いじゃないか。
[城に忠告する更科を見て、くすくす笑う。]
引っ張り出すなら手伝おう。
結構建物の中が広いみたいだから、手分けした方がいいかね。
[本格的に迷った。それを自覚した。ため息を吐いた。太陽の位置を確認する]
方角確認。
ところでトーマス。ここで迷子になったら果たして、君らは助けに来てくれるのだろうかね?
[言わなければノコノコやって来たかもしれないと、言った後に気付いた]
―食堂―
おかーさんじゃない。
[腕を組み、眉を寄せて否定する]
皆連れて返ってくるがいい。
伝言は任せておけ。
…だから、別に。
[葛城のくすくす笑いに
また少し困ったような顔をした。]
嗚呼、手伝ってくれるか、頼む。
2階に行ったのと、双海たちが
そっちの大部屋で食事を摂ってるはずか。
[足元の根が一層太くなってきた……ように見えるのは足がわがままを言っているからだろうか。
あたろーは溜め息をつき、根っこに腰を下ろした。]
ここは……どこなんだ……。
[林の端を確認しようと意固地になったのがいけなかった。
このまま森の胞子になってしまうのだろうか……と思いかけたその時。
頭上で鳥が羽ばたいた。思わず見上げる。]
…………
そ れ だ !
[阿太郎は立ち上がる。
木を登ろうと幹に手をかけてみた。
……しかし第一の枝に手が届かない。]
う〜ん!
りょうかーい。
じゃあ、建物の中を探索がてら二階に行ってみるかな。
[一瞬、更科がフライパンをお玉で叩いて[ごはんだぞ!]と叫ぶ光景を思い浮かべて吹き出しそうになったが、なんとか堪えた。]
よしっと、じゃあ行ってくる。
[椅子からぴょんと飛び降りると、食堂を後にした]
―203号室―
[客室は思いのほか、広かった。
大型のバスルームとこれまた広めのクローゼット完備。部屋はリビングと寝室に分かれ、寝室にはダブルベットが二つ。部屋の装飾はモダンな落ち着きをみせていた。]
......ふぅ。
[窓よりのベッドに腰掛け、i-podをオンにすればイヤホンからSURFACEの曲が流れてきた――]
―食堂―
頼んだ。
[よもや葛城が妙な想像をしているなどとは考えもせず
スカートの裾を翻すとまずはモニター室へ]
食事中失礼するぞ。
バーベキューの準備、食事を摂ったら始めるか、ということだ。
指揮官は城だが、今ちょっと人を探しに出ている。
西野と鶯谷が出ていったままだからな。
ガルシア、かまづくりは力仕事だ、
得意だろう?…ん、本調子じゃなさそうか?
[――薬はまだ効いたままだろうか、
更科は少しだけ首を傾いだ。首飾りが鳴る。しゃらり。]
嗚呼――そうだ、
双海には伝えたが、状況によっては植物アドバイザーとして
わたしは採集班に行くかも知らん。
[スン……と鼻を鳴らす。漂う木々の匂いに異質があったのではない。ただ、空気の質が変わっていた。
この自然の中に、異物が混じっている]
人の気配。方角確認。
僕以外にもこんな奥地までやって来ているのか。無謀な。
[自分ならどうとでもなる。だが、他の者はそうもいかないだろう。見捨てるわけにもいかなず、そちらの方角へ向かった]
さて、どこから探そうか。
[周辺を見渡す]
厨房の裏から見えた景色とは随分違うな……。
足跡がないから砂丘ではなさそうだ。
林の方に行ってみるか。
[林に向かった]
…調理もあるようだが
肉などを切るだけだろうし、大丈夫だな?
[自身では黒歴史なので口にはしないが――
誰か覚えているだろうか。
去年のことだから記憶からは薄れているかもしれない。
更科が調理実習した時の、ちょっと酷かった出来事を。
手を切ったりもしたわけだが、それ以外にも色々。
わたしに料理を期待するな、とは
そのときしみじみ真顔で謂ったのだが。]
−モニター室−
ああ、奥の食堂に用意してあるし、みんなもそっち行っとるで、
葛城も他の面子に全部食われんうちに食べておいでや。
[何かと格闘していた葛城>>452に声をかけてから食事のトレイを
手近なテーブルへ下ろし矢口をかんたんな食卓へと手招く]
…いや、ええよ別に。
結局は作った側のしょうもないこだわりやし。
[ガルシア>>447の言葉に緩く苦笑して首を横に振った。
融通がきかないのはいつものことなので自覚もしている。
だから無理に通すのはやめて、食事を続けていると
更科がやってきたのが見えた。伝えられる伝言>>450に頷く]
ん、わかった。
…皿洗い?男子に任せたらええのに。
慣れとんのやったらかまへんけど、手ェ、荒れるで?
[軽く肩を竦めて、それでも更科が皿洗いを主張すれば無理には言わない]
[シャカシャカと心地よい音楽に耳を傾けながら、考えるのは食堂での会話。
モニター越しに現れたらしい戸田という男――見た目の説明を聞くに、それはきっとヤクザだ――が語ったのはあまりにも珍妙不可思議にして奇っ怪なプログラム。
解放される手段とか、別プログラムへと隔離されるとか。そんな結果的な部分などあまり気にはならなかった。
気になるのはむしろ、このプログラムにより展開されるであろう過程の部分。]
おかしいよ。これ、、、。
[小さく、口から言葉が零れた。]
やった。
[漸く第一の枝に手が届く。
既に西野が近くにいたのだが、阿太郎は枝に手を伸ばすことに必死で気付かなかった。(もし気付いていたら、急いで隠れただろう。)
細い手に力を入れて、体を持ち上げる。
阿太郎くらいの体重なら枝は撓りもしないようだ。]
よい……しょっ、
[完全に登り切ろうとして。
背後の気配が先ほどまで違うことに、漸く気付いた。
明け透けに言うならば――視線(殺気)。]
あっ。
[知らない現地人(あり得ないことだが)だったならば、このままでも良かったかもしれない。
しかしその姿には見覚えがあった。
隠れようにも、枝に登ってしまった状況ではどうしようもない。]
[予想外の事態だ。だが、なるほどとも思った。林の中で見つけた人物に、冷静に声をかける]
日恋の構成員だな?
[西野義則はまだ、あたろーの素顔を見たことはなかった]
[話を聞く限りでは、このプログラムは非常に短い期間のうちに行われるものだと知れる。
――修学旅行と入れ替わりで行われ、そしてプログラムを終えた者はまた元の日常へと帰されるのだ。半年や一年とかかるものではない。]
長くて一ヶ月。いや、、、。
[もしかしたら、一週間。
恋人というものはそんな短期間のうちに大量に成立するものだろうか。]
う...ん。
[ばたりと、ベッドに倒れ込む。
もやもやとした得体の知れない何かが、思考の片隅にうごめいていた。]
[西野の顔が険しい。
顔を逸らしているわけにもいかず、渋々と引き戻した。
問いかけには否定すべきなのだが。
同時に彼の問いは、自分が阿太郎だと気づいていないということを意味していた。
声を出すと、阿太郎だとバレてしまうかもしれない。
考えた結果、静かに首を横に振った。]
…は?出かけるって…その調子で?
[呆れたような顔にしかならなかった。
鶯谷>>480の言葉に肩を竦めたが、止めたところで止まる気配はなくて]
しゃあないやつ…お夕飯はみんなでバーベキューやから、
陽が落ちる前にちゃんと帰ってくるんやで。
[気ィつけてな、とちゃんと念を押して、それが自分の答えになった。
丁度、矢口>>486に説明していなかったのを思い出して、
夕飯のバーベキューについて説明をはじめる。
男子に設営を頼んで、女子は下準備だと。
それからこっそり、バウムクーヘンを作ることも教えておいた。
手が空いたから、という言葉を聞いて、鈴と二人で笑って頷く]
頑張って、美味しくて楽しいバーベキューにしようなぁ。
[またまた見知った男子の声に、びくりとした。
西野の誤解から考えると、とてもすごく嫌な予感がする。
別の枝に飛び移って逃げようかと、隣の樹をそっと見た。]
[眉をひそめる。見つけた人物の顔を見た。知らない顔だった。
この島に現地人がいるとは思えない。あやかしの類にしては、妖気魔力が感じられない]
なるほど。では、そういうことでいい。
[日恋の潜入構成員。僕らに見つかってはいけない役柄なのだろう。
とはいえ、記録に残ってしまうのだから無意味なのだろうが。ここは十割の確率で監視されているのだから]
世の方角の一つが問う。ログハウスへの道を教えてくれないか? この島の精よ。
[どうやら飛び移れるほど近くには枝がないらしい。
助走をつけるにしても、その間に対処されてしまうだろう。
と。
西野から妙な問いが聞こえた気がして、顔を戻す。]
?
[森の精のセイとは、精○の精だろうかと阿太郎は考える。
もしかして西野はそっちの趣味だったのだろうかとか誤解しながら、分からない、という意味を込めて首をかしげた。]
[どうやら飛び移れるほど近くには枝がないらしい。
助走をつけるにしても、その間に対処されてしまうだろう。
と。
西野から妙な問いが聞こえた気がして、顔を戻す。]
?
[島の精のセイとは、精○の精だろうかと阿太郎は考える。
もしかして西野はそっちの趣味だったのだろうかとか誤解しながら、分からない、という意味を込めて首をかしげた。]
―モニター室→ログハウス外あたり―
風峰。道具は見つかったか。
[大柄な姿はすぐに目に付く。
少しだけ声を大きくして呼びかけた。]
喜べ、竈の監督はお前に任せると
城監督の仰せだ。
[態とそんな言い回しをして目を細めた。]
立派なのを用意してやるがいいよ。
[――遠くで何かの声が聞こえた。
城の声だったが、離れていては木々のざわめきに紛れて
何者かは分からないものだった。]
[さっき話した時には、手の事を心配している様子がなかったので、
あとで荷物からボディバターを探しあてて届けに行こうと思った]
…うん、そうらし。
まあ、調子ようなったらそのうちバリバリ働いてくれるやろから。
[手を見た更科の様子に一つ首を傾げたが、
料理長と呼ばれて流石に驚きを隠さずに瞳を瞬かせる]
へ。あ、うん。わかった、うちがその辺割り振ればええのんか。
…ええと、竈はこの人数やし、出来たら三つ。あと、小さいのん一つ。
さっき竹って言うたけど、これくらいの
[と言って大体物干しざおぐらいの太さを親指と人差し指で作る]
太さで大丈夫。でもしっかりしたやつがええ。
そこまで長さは要らんけど、ある程度は欲しい。
あとは、なんか適当に食べれそうなもんがあったらとってきたらよろし。
川魚とか、きのことか。
[怪しかったら持って帰ってくるなとは、
言わなくてもきっと更科なら大丈夫だろうと判断して告げない。
モニター室から出ていったのを見送って、女子の食事はもうちょっとだけ続く]
ん、おお。更科か。
[突然背後からかけられた声に振り返る。
その腕には鋸や鎌などが握られていた、正直見た目的にはかなり危ない。]
道具なら、ほれこの通り。
ログハウスの外の倉庫に転がってたわ。
でっけぇ金網もあったから、洗えば何とか使えるんじゃねぇかな。
ってジョジョが監督なのか……。
[まぁ、御手洗が監督よりは遥かに適任だなと頷く。]
[声が聞こえた方に向かって歩き、西野の顔を見つけて安堵する]
よかった、無事だったかヨッシー。
だから単独行動は危険だと言ったのに。
……そうなんだ、アタロも一人でどこかに行ったらしくて。
―現在:ログハウス傍の外>>531―
[その姿を見るや瞬きひとつ。]
なんだ、随分似合――
物騒な格好だな。
[口元に手を当てて、少し笑う。]
倉庫にか、至れり尽くせりだな。
金網もある、か。諸々心配しなくてよさそうだな。
城が発案者だから、という理由だが。
なんだ、御手洗あたりに監督をさせたかったか?
それはなんというか、……バーベキューでなくなりそうだ。
[真顔で謂った。
それから、双海からの指示を伝える。>>529
普通サイズの竈できれば3つと、小さいのを1つ、
それから竹のサイズ。]
あと、食べれそうなものがあれば調達たのむということだった。
[何だかこのままだと、行方不明になった阿太郎を、謎の精(日恋工作員)が拉致監禁アッーしたことになってしまう。
誤解を解きたいのだが声は出せない。
筆記しようにも、ダンボールやタイツを取り出せばバレてしまうだろう。そして何よりも。
二人についていかなければ、迷子空間から脱出できない。
このまま島の精(日恋工作員)を演じるべきか。
それとも二人にバラしてしまうのか……というかこのままタイツを出しても、西野は「阿太郎を剥いたのか」とか言いそうな気がした。
阿太郎の皮なんて剥いでも一銭にもならん、と言い訳するとそれはそれで訳の分からないことになりそうだ。
結論。
知らない人間を見た島の精ないしは原住民が興味津々で眺めている、という設定で行くことにした。
阿太郎(精)は樹の幹に寄り添いながらも二人を見つめている。]
だからわざわざ捜しに来たのか?
その心配はありがたいが、単独行動でなければ迷惑をかけそうな実験を行っていたのでね。
しかし、アタローが迷子ね。どこにいるのやら。
[すぐそこにいる人物がアタローだとは夢にも思わない]
[更科>>532が頷いていたのは確認していた。
部屋を後にした彼女が設営班を任せた城に伝えてくれると思いながら
いざ食事が終わったので手早くその場で三人分の食器をまとめた]
よし、じゃあうちらもそろそろ支度始めよか。
お肉と、野菜と…バーベキューやし、そうなると主食は焼きそばやなあ。
鈴と矢口にはバウムの支度頼もかな。パウンドの要領でいいはず。
卵白はメレンゲにしたほうが、もしかしたら口当たりはええかも知らん。
[食器の乗った盆を手にしながら、二人にそれぞれ声をかけて
取り敢えずはキッチンへと向かう。洗いものと、それから準備を始めるためだ]
―2階・廊下―
[階段を昇ると、一本の廊下の左右にドアがいくつかある。
人数の割には部屋数が少ないようだ。
まあ、足りなければ自分はその辺のソファーにでも寝ればいいだろう。]
はてさて、どこに誰がいるのやら。
ん、なんか言ったか?
[口元に手を当てて笑う更科に、不思議な顔をする。]
御手洗監督のバーベキューねぇ。
見てみたいとは思うが、食うのは勘弁してもらいてぇな。
[いや、でも案外食材だけは豪華なのか?とも思うが。
例えそうだとしてもこの状況では食材は同じだ。
ならばメリットは無く、デメリットだけが膨れ上がること請け合いだろう。]
なるほど、指示に関しては良いんだけどよ……。
前にも言ったが、食える植物なんざ知らねぇぞ?
[ああ、キノコは縦に裂ければ大丈夫なんだっけか?等と危なげな知識を口にする。]
[とりあえず、端からドアにノックをしつつ、一つ一つ開けていく事にした。
201・205と続けて共に空き部屋だったが、202の扉を開けると、ベッドに腰掛けた碓氷の姿が見えた。]
…おっと、勝手に開けてすまない。
表でバーベキューやるみたいだから、適当に荷物置いて集合しよう。
[眠そうな碓氷にそう告げると、他の部屋にも伝言を告げに向かう。]
−階段−
[二階へ上がる階段の途中に腰掛けている。
時折横を通るクラスメイトには、軽く手を上げて微笑む。]
今夜はバーベキューかぁ。
早速お料理女子が大活躍ね。楽しみ楽しみ。
アタシは残念ながら力仕事も出来ないし、お料理はママが絶対やらせてくれないし。
なんもやる事ないなぁ〜。
[ちょっと表情を曇らせた。]
[一方その頃。]
・・・・・・ふぅ。
[結城丈二はシャワーを浴びていた。冷たい流水に身を預けると、霞がかっていた頭の中に澄んだ空気が満たされるような錯覚を覚え。いくらか、気分も落ち着いたようだった。]
よし。
[シャワーを止め。濡れた頭をタオルでがしがしと拭きながら寝室へと・・・・・・・・・。]
[隣の203の扉をこんこんとノックして、ドアを開ける。
すると、ここにも人の姿があった。]
…結城か。
寝てるのかな…
[ベッドに倒れこんでいる結城の姿を見て、はて、どうしよう、紙に伝言を書いて置いておこうか、それとも叩き起こして伝えるか、ドアの所で少し迷った。]
[城の問いかけ。
まさにここが運命の瀬戸際だ。西野が日恋工作員だと吹き込む前に、迅速に簡潔に答えなければならない。
しかし声を出せばバレるだろうか? 容姿が違えば声が似ていても別人と認定してはくれないだろうか。
だが城はともかく西野は欺けない気がする。
どうしたものかと二人を見つめていたら、その足元にある物を見つけた。
阿太郎はうん、と覚悟を決め、枝から飛び降りた。]
[隣の203の扉をこんこんとノックして、ドアを開ける。
すると、ここにも人の姿があった。]
ああ、結城。
……っと、風呂に入ってたのか、すまない。
[濡れた髪の結城を見て、慌てて謝る。]
−廊下−
山田。自分ひとりで何しとんの。
ご飯食べた?食べてへんかったら奥に用意してあるし、おいでぇや。
うちらはこれから夕飯の準備始めるけど。
[食器を乗せたトレイを抱えたまま、階段にいる山田の姿に
軽く首を傾げて声をかける。ちょっと見上げるような視線になった]
[全裸だった。]
、、、......。
[謝罪した相手は、謝っただけで別段ドアを閉めるなどの行動をとってもいない。]
………〜〜〜〜〜っ!!!!!!
[声にならない、絹のような叫び。]
あれが何者か、僕にも良く分からない。だから、この島の精霊と呼んでやれ。ジョジョ。
[何かを悟った風に、説明とは言えない説明をした]
わぁ、ほんと?
ありがとありがと、いただくわ〜。
[ふいに聞こえたクラスメートの声。視線を移すと目が合った。]
アンちゃんお料理上手だもん、食べない選択肢はないわっ
食べてくるね〜
[立ち上がって階段を下りる。]
きっと、バーベキューでテーブルマナーやらされんぞ。
もっと優雅にーとかな。
[しかし、当の本人の行動がまったく優雅に見えないのは何故だろうか。
あいつはお笑い芸人としてデビューしたら大成する気がしてならない。
ルネッサンス。]
おー、頼むわ。
流石に俺の採ってきたもん食って死なれると夢見が悪りぃ……うぉ?
[突然鼻先に出された指先に少々驚く。
普通の女子ならば、この行動を風峯にしようとすると、腕をそれなりに伸ばしたりしなければならない為、どうしても不自然になるのだが……。
更科ほどの慎重があれば極自然に出来るようだ。]
あーやっぱりアレ嘘だったのな。
前にすっげぇ黄色のキノコ見つけて試しに裂いてみたんだわ。
そしたら避けるから食おうかと思ったんだけど、流石に止めてなー。
ん?
[上半身しか見ていなかったが、よく見ると、相手は何も服を身につけてなかった。
つまりはその、あれだ。]
………。
[無言でぱたりとドアを閉める。]
………。
[顔とか髪とかに泥がついてしまった。
それでも城の心配する声に、こくりと頷く。
そして、彼の足元に落ちているある物――棒切れを拾おうとして、]
?
・・・・。
[城を見上げ、その傍に寄り、]
(くんくん)
[つい、彼の袖を嗅いだ。
なんだかいいにおいがする気がする。]
……。
[しばらく呆然としていたが、閉じたドアの向こうから、悲鳴のようなものが聞こえて我に帰る。]
…ぱ、ぱんつくらい履かないか貴様あぁぁぁっっ!!!
[思わず怒鳴った。]
[ドアの閉められたら203号室からは、なにやらどたばたとすさまじい音が響いた。
多分になにかしらの体裁を取り繕うとしているのだろう。しばらくして、部屋の中は静かになった。]
ああ、うん。
ちゃんと人数分ぐらいは用意したるで、慌てんと
[大丈夫や。そう言おうとした言葉に上からの悲鳴が響いて重なった。
流石に悲鳴一つで上に上がるのは、皿を持っている以上躊躇われたが]
ちょっ…!!
[山田の豪快な階段滑りスタイルに流石にまずいと思った。
よけるべきかよけざるべきか。
とりあえず、トレイを鈴や矢口に渡している余裕がなかったのだけは確かだ]
[城が西野に問いかけ、西野がフェロモン論を説いている間に、
島の精霊(?)は彼の手が美味しいものか何かと勘違いしたのか、小さな口を開けてかぶりつこうとしていた。]
[頭が痛そうな更科。
どうもこのクラスにいると、何故か常識人が慢性頭痛に悩まされる運命らしい。]
あー、やっぱ毒キノコだったのな。
直感に従ってよかった……っ?
[その時突然響く怒声。
今の声には聞き覚えがある。]
……葛城、だな。
内容から察するに、己の全てを解き放っていた男も目撃してしまったようだが。
[パンツ、はいてない。]
[あまりにも大きな声で怒鳴ったせいか、一瞬頭がくらくらするも、一応ここに来た目的を果たさなくてはと思い、こめかみを抑えながらドアに向かって中に聞こえるように話す。]
……みんなでバーベキューやるから、貴様もさっさと服を着て表に集合だ!わかったな!!
[言うだけ言って身を翻すと、階段の方から来た山田と目が合う。]
……ああ、ちょっと、なんだ。
ドアを開けたらアナコンダが居たんだ…。
[滑って落ちてくるかと思われた山田の動きは予想外にも上へあがっていく。
何と言うトリッキーな動きであったことか。
まあ、それはいいとして、目があったあと上に上がっていく
山田にとりあえずは任せることにした。何が起きているかは別として。
冷めているものがあれば温め直してやって、それが終われば山田を呼べばいいだろう]
…ご飯がまた冷めないうちに降りてくるんやでー。
[階上に消えた山田にかける声は、何処か若干呆れと笑いが混じっていた。
そのまま、鈴と矢口に声をかけて結局はキッチンに戻っていくことになる]
フェロモン……っておわっ!
[慌てて手を引っ込める。
そして自分の袖の匂いを確認。
フェロモンの匂いはしなかった]
ひょっとしてキミ、お腹空いてる……?
―ログハウス傍外―
は?
とき は な、 ……
…、なんで?
[ぽろりと漏れる所在ない問い。]
…風呂にでも入っていたのか。
それとも、乾布摩擦か?
[よく分からない方向に思考がそれた。
腕を組んだまま、頭を捻った。]
あなこんだ?
[目をぱちくり]
ほら、いま、ぱんつはいてないとかなんとか。
早速、日恋プログラムの餌食になったのかと!
って。
あれ?
それはそれで、良かったの?
でも、無理強いは酷いよね。女の子はやさしくリードして欲しいもんだもんね。
いや。
ドアの向こうがジャングルだったとか?
あれ???
[混乱]
[城のニポンゴを咀嚼するように、暫し瞬いて。
数瞬の後、島の精霊(?)はこくりと頷いた。
期待に目を輝かせて城を見つめている。
すぐに帰れるだろうと思って、飲み物は貰ったが食べ物はまだ終わっていない。お腹がすいている、という部分は嘘ではなかった。]
さぁ。
そういう趣味だった……とかじゃね?
そんな奴いたっけか。
[どこかの御手洗が女子の前でモノを出そうとしていた事実など知らない。]
しかし、風呂だとしたらあれか。
男の風呂上りか入る前に葛城がばったりって事か。
――普通逆だろう。
まてまてまてまてっ!!
[畳み掛けるように話してくる山田の肩をがくがく揺さぶりながら、必死に。]
な・ん・の・は・な・し・だ!!
そんな事にはなってない!!なってないぞ!!
[しゅこー、と頭から湯気が出る勢いで、真っ赤になって怒鳴る。]
ぜーはー。
[背中をぽんと叩かれて、少し落ち着きを取り戻すも、後できっちり説明、というか弁明しなければならないと思いながら*一緒に階段を降りた*]
[ベッドの傍に置いていた鞄までダッシュ。身体の前面を隠すように抱きしめていたバスタオルを投げ捨てる。鞄からボクサータイプのトランクス、学校指定のジャージズボン、水色無地のタンクトップを取り出す。それらを順番に着る。
以上。これだけの動作の間に四度は転んだ。
ひとまずなんとか体裁を整えた丈二はドアの前まで戻ると、少し開いて顔を出した。]
、、、、、、。
[耳まで真っ赤。きゅっとくちびるをかみしめたまま葛城→山田→葛城と順にその顔を見やって。]
[また、顔を引っ込めるとドアを閉めた。パタン。]
[城の誘いに、こくこくと二回頷く。
このままログハウスにも帰れるし、お腹も満たされるし一石二鳥だ。
何か重大なことを見落としている気がしたが、気にしないことした。
迷わずついていくために、城の袖を掴んでみる。
……西野の誤解はまだ解けていなかったら逆効果な気もしたが、ちらりと様子を見るだけに留めて、深く考えないことにした。]
―ログハウス傍外―
… ……
……とある舞台女優は
自宅にいるとき
裸で生活する健康法を実施しているという…
其の類か?
[ぶつぶつなにか謂った。
同じく、御手洗の凶行なぞ知る由も無く]
… …逆だな……普通は。
こう、日恋《やつら》の思惑に
まんまと はまってしま…、
…いや、そんなことないな。
[だから、普通、逆だ。]
−キッチン−
まったく、どこもかしこも賑やかやなあ…。
[洗いものを済ませている間に、鈴と矢口に必要な野菜を伝えて用意してもらう。
山田が葛城とともにやってきたので、山田の分の食事を用意したのと、
葛城は食べたらしい事を言っていたので西野が煎れてあった麦茶を出してやった]
…さて、と。
焼きそばにー、もやしにー、人参と、キャベツとピーマンー…豚があったはず。
あとは、牛肉と玉葱とパプリカやな。とうもろこしは…今は生はないか。
クリームコーンかコーン缶があるなら粟米湯でも…。
ああ、鳥肉も焼くか。確かまるまる一匹あったから、詰め物しよ。
あとで誰かにダッチオーブンあったか聞いてみるか…
[ぶつぶつと、メニューを口先で上げながら冷蔵庫をのぞく]
ヨッシー、一旦ログハウスに戻ろう。
この子にご飯を食べさせてから、僕はもう一度アタロを探してみるよ。
[袖を掴まれたまま、来た道を引き返す]
[日恋のヤツらなら、ここで着いてくるという選択はないはずだ。何かがおかしい。そう考えるが、しかしならばコレは何者なのか]
まあいい。ログハウスに戻ろう。
[すぐに分からないことは、後で分かればいい。実験結果も気にかかっていた]
……そんな理由だとしても、修学旅行では自重して欲しいねぇ。
なんか、深く考えないほうが良い気がしてきたわ。
さっさと串と竈用意したほうが精神的ダメージが軽微で済むと俺の直感が告げている。
[きっと、深く考えれば考えるほど頭痛の種が増えるのだろう。]
―ログハウス傍外―
… ……――。
[こくり、と頷く]
よし。では直感に従おう。
…取り敢えず竈を作ろうか。
食べられそうなものはそのあたりから、
ああ、木苺なり生ってそうだな、
…釣りは…釣竿なんぞあるんだろうかな。
[前向きは大事だ。用具入れを覗き込んだら、釣り糸が見える。]
…あるものだな。
[ログハウスへの道をついていきながら、ふと気づく。]
(いつ着替えよう……?)
[適当なタイミングで帰ってきたことにしなければ、城はこの後も探し続けるだろう。ならどこかで着替えなければならないのだが――。
それに、西野にお茶のお礼も言わなければならないし、何より先ほどの感じだと彼も日恋を敵視しているようだ。例の作戦が失敗した時のことを頼めるかもしれない。
しかし、それも言い出す切欠が見当たらなかった。]
(とにかく今は流れに逆らわないようにしないと……。)
[妙な動きを見せたら西野のアナコンダに射殺されかねない。
とにかく機会を待とう、と心に決めた。
足元の根を飛び跳ねたり、跨いだりしながら二人の会話に耳を傾けている。]
竈となると、出来ればコンクリートブロックが欲しいところだな。
無けりゃでかい石をいくつか組み合わせることになっちまうが。
[コンクリートブロックなどそこらに落ちているものではないだろう。
落ちていたといてもソコソコ数がいるわけで。
どこかに固めておいてある場所などがあれば話は早いのだが、今の所その様な場所は見つかっていない。]
ああ、釣竿なら倉庫にもあったぞ。
ご丁寧にリール付のやるが、な。
準備良すぎじゃね、此処。
[城の質問には、微笑を浮かべた。更科と交わした軽口を思い出す]
一手、さ。
何せやつらの弱みを握らなければ、あのログハウスは手に入らないからな。
[冗談っぽい口調。冗談かどうか分からない口調]
ま、ダッチオーブンがなかったらこっちのガスオーブンで焼いて持ってったらええか。
[独りで納得して、あれやこれやと材料を取り出し始める。
相変わらず鈴は玉ねぎが駄目そうだったので、これに関しては自分が受け持つ。
それ以外の野菜と肉は二人に用意してもらった。
自分はというと鶏の丸焼きの下準備だ。
ささっとピラフの原型を作ってそれを火が通りきる前に止めるとすこしバットの上で冷まし、
その間に鶏の表面に塩やハーブ、にんにくを擦りこんで放置。
それからジャガイモと人参をきれいに洗い、これは鶏と一緒にオーブンに入れるもの。
換気扇を回しているせいもあって、外には相変わらずおなかをすかせるいい匂いが届く]
―ログハウス傍外―
んん、コンクリートブロックか…。
…ちょっと周りを探索してみるかな?
石を運ぶは手間だろう。
何かしら、そういった施設の残骸なり、
あるかもしれない。
… ……本当、まったく、
隙がないというか
用意周到と言うか。
[釣竿を手に、先を見上げた。]
城たちが帰ってきたら任せてみようか、釣り。
ちょっと遅いのが気になるが。
[そう謂って、林の方をみた。]
ま、快適な環境を用意してくれてるって所には感謝してもいいな。
こんな風になっちまってるが、楽しい旅行になるに越したことはねぇっちゅう話だよ。
[この上修学旅行もキチンと行けんだ、儲けもんと思ったほうが気分も良いし気が楽だろ?とニッと笑った。]
んだなー、釣り部隊でも作ってもらうか。
手分けしてやったほうが早いのは当然だ……っと。
確かに遅せぇな。
何か面白いもんでも見つけたのかね。
ログハウスを手に入れる?
そんな事を考えてるのか。
やつらの弱みねぇ……。
まあでも、危険な事は控えてくれよ。
政府と言っても、僕らの身の安全は100%保証されているわけじゃないんだ。
……っと、そろそろ見えてくるはず。
[ログハウスの近くまで戻ってきた]
[調味料のすりこみが終わった鶏肉には、ピラフをきっちりと詰め込んで、
それからお腹が開かないようにきちんと竹串で止める。
相変わらず手付きが慣れ過ぎていて、矢口や鈴の介入する暇はそこにはない。
代わりに他の肉や野菜の下準備をしてもらっているので、
こっちは自分が一人でやったほうがいいだろうと考えているのもあった]
…これで鳥は、準備おわり、と。
そっちはどお?
[聞けば、玉葱以外は全部準備が終わっているらしい。
なので、玉葱の下準備に続いて取りかかる。とは言っても切っていくだけだ]
鈴、そろそろバウムの種作って作っといたらどうやろ。
[材料は鈴も把握できているだろうから、特には言わない。
必要な道具があれば、解る範疇で場所を答えた]
[三人で林を抜け出る。ログハウスが見え、視界が届く範囲に更科たちがいた。釣りでも始めるのか、釣り竿を用意している]
やあ、ただいま。
[すっかり適応しているな、と苦笑しながら、声をかけた]
[本気なのかどうなのかは分からないが、言葉を信じるなら西野の目的は自分のそれとは一部重なっていても、一部違うようだ。
さてどうしたものかと考えているといつの間にかログハウス前だった。なんという人間羅針盤だろう。
ログハウスの前には二人の人影。
釣竿を初めとして色んな道具が揃っているようだ。
城の袖は放さないまま、それらをぼーっと眺めている。]
お、噂をすればなんとやらって……。
[向こうから歩いてきた人影が見知った人物だとわかると、軽い挨拶でもしようとしたのだが。
どうも見知らぬ顔が混じっている。]
おぅ、遅かったな。
で、だ。
[その見知らぬ顔へと視線を向ける。]
誰よ、そいつ。
やあ、アオちゃん、駿、ただいま。
[袖を掴まれていない方の手を挙げた]
……ああ、この子は島の精霊さん。
ホントのところはよくわからないけど、お腹が空いてるみたいだから連れてきたんだ。
まだアンの料理が残ってるかな?
…そういえば。
[ふと思い出したように首を捻った。
バーベキューと言っていたが、肝心の炭は見つけたのだろうか。
ブレザーに突っ込んだままの携帯を開いてみるけど]
圏外やんなあ…。
[肩を竦めた。
言いだした城か、採集班の更科のどちらかに確認してみようにも連絡方法がない。
むー、と唸ると同時に眉間に小さく皺が寄った]
[更科の疑問はもっともだ。だが自分でも良く分かっていないものについて、彼女が満足できる説明はできないだろう]
これか。ジョジョのペットだ。
[だからそう応えた]
…しゃあない、ちょお探してくるか…。
うち、ちょっと外見てくるから二人とも準備後任すわ。
そんな遠くまでいかんさかい、何かあったら叫んでな。
[鈴と矢口に言い残して、キッチンを出ると廊下を経由して玄関口へ]
[西野の言葉に多少目を見開いたものの、
何事もなかったかのようにジョジョのペットは頷いた。
城の腕をぎゅっと抱きしめてみせる。
城おにいちゃんあの人たちこわい。]
は、精霊でペット?
[意味が解らない。
思わず手に持つ道具を地面に落としてしまうほどに意味不明だ。
いや、これで理解できたらそいつは色んな意味で愉快な奴だろう。
主に頭の中が。
故に此処で出す答えは一つ。]
そうか、ジョジョ。
お前もそっち側の人間だったのか。
[気遣うような目をしてから、肩をポンと叩いた。]
いやいやいやいや違う違う違う違う。
林で偶然会ったんだってば。
大体、ヨッシーは僕より先にこの子と出会ってたじゃないか。
ってキミも誤解を深めるような事はやらないように!
それはともかく、アタロは帰ってきてない?
―ログハウス傍外―
…精霊ってペットにできるのか。
[そも精霊はファンタジーです。]
…城…。
[なにか物言いたげに、見た。
アタローについては、首を横に振った。
そんな折、新たな足音がやってくる。]
ん、ああ、双海。
すまんがこの子に食事を用意してやってくれないか。
[と、袖口にしがみつく精霊?を指差す。]
−ログハウス玄関−
[ハイカットのスニーカーを履いて、靴紐をきちんと結ぶ。
こんなことになるなら、アウトドア用の靴を履いてくればよかったと思いながら扉を開けると
幾らか人の声が聞こえる。どちらかの班が返ってきたのだろうかと]
…?
[取り敢えず、声の聞こえるほうに顔を出してみる]
……ロリコン?
[あんまり拾ってはいけない単語を拾ってしまった気がする。
まあ、それは別として、そこにいるメンツに軽く手を挙げて]
更科。
ご飯?ああ、まだ食べてないのがおるからそれなりには…
どないしたん、そん子。…せんせーの子供か誰か?
あれ、でもそしたら何でおるんやろココに。
[わからない、さっぱりだ。
まあいいかと言う割には、軽く首を傾げた]
そっか……。
[首を横に振った更科の返答に、落ち込んだ声で答えた]
あ、アン、ちょうどよかった。
この子にご飯を食べさせてあげてくれないか。
僕はもう一度アタロを探しに行かなきゃ。
[中腰になって島の精霊と目線の高さを合わせる]
さ、キミ、あのお姉ちゃんに付いて行けば、美味しいご飯を食べさせてもらえるぞ。
!
[何となく流れできょろきょろしてしまったが、最後の城の言葉は聞き逃せないものだった。美味しいご飯に興味が無いと言えば嘘になる(確か杏の言によればバーベ9だったはず)のだが……。
このまま城が探しに行くと、阿太郎は行方不明扱いになることは目に見えている。
目線を合わせた城を見返し、いやいやをするように首を振って、]
ぐう。
[タイミング悪くお腹が鳴った。]
結城 丈二は、村人 に希望を変更しました。
………………………。
[城の質問に、目を丸くして、自分の胸と彼を交互に見た後。]
?
[触ってみますか? という意味合いを込めて首を傾げてみた。]
結城 丈二は、人狼 に希望を変更しました。
わがままを言わないで。
ほら、お腹空いてるだろう?
お姉ちゃんの料理は美味しいぞ?
……ん?
[島の精霊の視線を追って、首を傾げられて]
……ん?いやいやいやいや!
まあ、詳細な事情はともかく、
腹が減っているならまず食事……
[と、双海に答えたところで]
………
……………
…………………
…城?
[嗚呼。生ぬるい眼だ。]
…いや、別にそこまで全力で否定せんでもいいけど。
別にロリコンだろうがなんだろうが城が城ならそれでええんちゃうの。
[軽く首を傾げた。自分も可愛いものは好きなのであまり偏見はない。
だから他人だって別にそういうこともあるだろう、それだけの話だ]
かまへんよ。…ああ、もう一回林に入るなら乾いた松の葉探しといてや。
あと、炭って誰かどっかで見つけたんか?
なかったら室内でガスオーブンでちまちまやるさみしいバーベキューになるで。
[おいで、と、城の袖口にくっついたままの相手を手招いてみる]
炭か?
さっき倉庫に山積みになってたぞ。
バーベキューから焼き芋まで
やりたい放題だ。
[釣竿を抱えたまま双海に答える。]
松の葉か…。承知した。
城と西野、それに鶯谷が戻ってきたら
釣り部隊を頼もうと思っていたんだが…
[それどころじゃないな、とほんの少し首を傾ぐ]
[慌てて否定する城にくすりと笑う。
双海がいいことを言ったと思った。例えロリコンであろうとショタコンであろうと城は城なのだ。自分が自分であろうとすることのなんと美しいことか。]
………。
[城と双海を見比べる。
ここで城を逃がしてしまっては、探索に行ってしまうだろう。だが双海が作った、とあれば自分は一度迷惑をかけて(?)いるのだから、強く断ることも出来ない。
悩んだ挙句、心の中で城に詫びながら、袖を離した。
途中、何度か彼を振り返りつつ、双海の傍へと向かう。]
[島の精霊が離れてくれた事にほっとする]
よし、いい子だ。
それじゃあアン、頼んだよ。
……そうだ。
もしアタロが帰ってきたら、花火か何か、音で知らせてくれないかな。
自然に囲まれたこの島なら、離れていても音は届くと思うんだ。
それじゃあ今度こそ、行ってくる。
[言い残して、再び林の方に向かった]
…いや、焼き芋までは。
大体今はサツマイモやのうておじゃがの季節やし。
[でも、それでじゃがバターもいいかもしれないと思った。
ふむ、と何か考えるようにしながら更科の提案に軽く目を見張った]
吊り…海釣りやなくて川釣りやんな。
まあ、そしたらあんまり日ぃも当たらんし、鶯谷も楽しめるやろきっと。
前が見づらいかもやけど、足元さえ気ぃつけたったら、吊り竿の引きとかで解るやろし…
ほな、もしこっち戻ってきたら吊り勧めとくわ。
城も西野も、さがすんはええけどあんま奥までいかんようにな。
日ぃ暮れる前には、ちゃんと帰ってくるんやで。
[西野も城と共に探しに行くのだろうと決め込んで二人に声をかける]
[一連の様子を見てから、再び城に生暖かい視線を向ける。]
そうだ、な。
お前がロリコンだろうとショタコンだろうとペドだろうとアナコンダだろうと。
お前が俺のクラスメイトのジョジョである事には変わりは無い。
だから、お前はそのまま進めばっちゅう話だ。
理解してくれる奴は少ないだろうが、俺はお前の逝く茨の道を応援するぜ。
[爽やかな笑顔で、サムズアップ]
あーそういや釣りを頼もうと思ってたんだな。
どうすっかね。
花火。流石に夏前に花火はどうやろ。
まあ、見つかったら適当に御手洗の(ぴー)に(ぴーー)して絶叫させて知らせるわ。
[それぐらいしか大きな声が発想になかった。
結城と葛城をもう一度酷い状態ではち合わせるのもありかも知れなかったが、
流石にそこは女子の味方なので止めておくことにしたらしい。
こちらに近づいてきた精霊(仮)をしげしげと見てみれば、精霊と呼ぶには
余りに人間大のサイズだったがまあいいかと独り納得して]
ほな、いこか。
あんま食べてへんかもしれんし、なんか食べやすいもの用意したげる。
[一旦引き返す]
ロリコンでもショタコンでもペドでもないけど、僕という人格を認めてくれているのはわかった。ありがとう。
釣りは小さい頃に親父に連れられて何度か行ったから、特別上手ではないけど、人並みじゃないかな。
それじゃあ、今度こそ。
ヨッシーも一緒に来てくれるのかい?
モニター室に荷物を取りに寄っていいか?
それなら着いていくのは構わないが。
[林にはもう用はなかったが、城とアタローを放っておくのは寝覚めが悪そうだと思った]
地球を釣り上げたのか、
それはなかなかに大物だな。
[と、西野に小さく肩を竦めた後
口元に手を持って行き、考える所作を見せる。
風峰を見た後、双海へも視線を流し]
うん、川釣りのつもりだったんだが……
…仕方ないな、とりあえずは釣りは後回しだ。
おかえり、城。
経験者か、心強い。
鶯谷が見つかったら釣りをしよう。
気を付けていくといい。
[御手洗、と聞いて嫌な予感がしたが気にしないことにした。
杏の優しい誘いに、思わず笑顔がこぼれ、頷く。
だがやはり危険な(?)林へ向かう城のことは気になるもので、彼の去り姿を少しの間見つめていた。
後、風峯のアナコンダを否定しなかったということはきっと城はアナコンダなのだろうと思った。素晴らしいことだ。]
[アナコンダは否定しないんだな、と内心思うが口にはしない。]
そうかジョジョが経験者ってぇなら釣りは任せた。
釣竿は何本かあるし、大物期待してるぞ。
ま、そっちの用事が終わってからでいいからよ。
俺はその間に竈の用意と、更科植物博士と山に芝刈りにいってくるわ。
…せやなあ、けどこの調子やと日が暮れる前に
皆が食べるだけの釣果は期待出来ひんし…まあ、先に鶯谷やな。
ちゃんと帰ってこれるとええんやけどなあ、あいつ。
取り敢えず、皆でかけるのはええけどちゃんと帰っておいでや?
[またどこかで前後不覚になっていないかと流石に心配。
頬に手を当てて、思わずため息が出たが精霊(仮)が笑ったので
とりあえず中へ行こう、と背を押した]
アナコンダ…蛇?
ああ、そうや。更科も林に入るんやったらちゃんと防虫スプレーしていきなんね。
そろそろ藪蚊とかも出始める時期やし、注意せないかんよ。
ちょお待ってな、探してくるから。
[そう言って、取り敢えず精霊(仮)の背中を押して中へと入る。
さっき鈴が探しあてた水回りから防虫スプレーは割とあっさり発掘された。
それを、再び靴を履くのは面倒だったのか]
更科、パース。
[玄関口から軽く彼女に向けて放る]
[モニター室には何人か人影が見えたが、気にしなかった。自分の荷物を見つけて、中からペンと手帳を取り出す。その間モニターから注意は外さなかったが、何も映る気配はない。
五分と滞在せず、モニター室を出た]
男は多少傷ぐらいできても別にええやろ。更科は女の子やねんで。
それに大体、虫に食われたぐらいで斃れるほど柔には見えんわぁ、風峯見てると。
ま、更科にスプレーしてもらい。そのまま虫と一緒に落とされんようになー?
[風峯に向ける視線は、半分生ぬるい笑いを含んで。
それから、今度こそ精霊(仮)を餌付け──もとい食事を与えるために、
その背中を押してキッチンへと連れて行く]
[確かに、そりゃ正しいわ、と。
双海の言葉に笑いながら返答をする。]
ま、流石にハチとかは勘弁してもらいてぇけどな。
っておい、俺ムシ扱いかよ。
そりゃ酷くねぇか?
[生温い視線の意図には気付かず、虫と同列扱いされたことに少し抗議をしようとするが。
それは届くことは無く、双海はログハウスの中へと消えていった。]
[さすがに誰も彼もに心配され始めると、罪悪感に襲われてしまう。だが俯くことは双海が許さなかった。
背を押され、目を丸くする。
だが特に抵抗はせずキッチンへと連行された。
せめて城や風峯や西野が蚊に刺されたりしていたら掻いてやろう。
そう決心した。
…まあ自分に掻いてもらって喜ばしいかどうかはともかく。]
[広い島全てに監視カメラや盗聴器を仕掛けてあるとは考えにくいが、もし特殊な集音マイクで数キロ四方をカバーできるとしたらどうだろう? そうでなければ、例えば小動物に見せかけた追尾型の監視ロボットを人数分揃えられている可能性は無いか。
現代科学でそれが可能かどうかはともかく、何らかの方法で彼らはこの島全体を把握できると考えた方がいい。そう考えていた。
単純に服に盗聴器を仕掛けられている可能性も、考慮しながら実行に移した。トーマスはあの言葉を聞いたはずだ]
[工具が要る。
ドライバー、ペンチ、その辺りのものが。
だが、もし隠しカメラでも設置されていたら、行為を目撃されてしまう。]
(…真夜中に動いた方が無難だろうか)
[窓から外を見やると、まだ明るい。
溜息をひとつ吐いて、椅子の上で足を組んだ。]
−キッチン−
[風峯の反論を聞かなかったのは、わざとか、はてさて。
精霊(仮)の背中を押してキッチンへ入ると、座れ、というように椅子を引いてやる]
えーと…なんやったら食べるんかな。
嫌いなものとか、アレルギーとか…解るんかな。
[取り敢えず、手元に、紙とペンを用意してやる。
あるなら書けと。ないなら×を書け、と指示を出す]
[つまりトーマスには、こちらの要求に対応する理由がないということ]
待たせたジョジョ。行こうか。
[モニター室から戻り、涼しげに笑って、城を促した]
…ん?
[キッチンから双海の声が聞こえた気がして、椅子から立ち上がり、そちらの方に歩く。]
おかえり、遅かっ……
[言葉は最後まで紡がれなかった。代わりに、問いかける。]
……誰だ、それ。
ああ、行こう。
アタロの奴、きっとお腹を空かせてるはずだ。
僕らもバーベキューに遅れないように、さっさと見つけて帰ろう。
[西野と共に再び林へと向かった]
[手際の良い双海に、関心したように目を瞬かせる。
だが同時に、これは騙しているのだという気持ちも強い。
自然、表情も曇る。
椅子に座り、何気に初めてくる食堂を見回した。
そこまで劣悪な環境ではないようだ。
これなら作戦が失敗しようとしまいと、暫く待っていられるだろう。
アレルギーについては特にないので、×で埋めた。
どうでも良い話だがあたろーは左利き。]
ただいまー。なんや、城と西野が拾ってきたらしいけど。
飢えてるみたいやから、何か食わせてやってって、それしか聞いとらん。
[葛城がキッチンのほうに現れたので、鈴と矢口にもついでに、
先程彼女達が食事をしていたテーブルに腰かけさせた相手のことを説明する。
一気にこんなに人がいるところに連れて来て大丈夫だったか解らないが、
まあ、今さらだったので精霊(仮)の反応を見ることにした]
[葛城の問いに、顔を上げる。
そしてその顔を数秒見つめてから、浅くお辞儀をした。
お辞儀をしたのだが座っていたので、机で頭を打った。]
………。
[額を押さえてこみ上げてくる痛みを我慢した。]
お、何でも食べられるんか。えらいやん。
[好き嫌いがない子は偉いと思う。
取り敢えず麦茶を出してやり、少し待つように伝えた。
左手に握ったペンで書く様子に、どこかで似たような
背格好を見たことがある気がするが流石に鶯谷へは辿り着かない]
…よし、ほしたらおじやでも作ったる。
ちょお待っとってな。
[かきたま汁があるから、そこから一人分を取り出すと、別の小鍋でゆっくり温める。
その間に、レンジパックの白ご飯を温め、鳥の胸肉を幾らかそぎ切りにして
かきたま汁に沈めると開くを丁寧にとってからあたため終わったご飯を加えて、
最後に味を白みそで軽く整えて、胡麻と鰹節と刻み葱を振って完成。
大体時間にして5分から10分も無いだろう]
拾ってきた?
…捨て犬じゃないんだから…
[それを聞いて思わず、ちっちっち、と口を鳴らしておいでおいでをしたくなったが、目の前で頭を下げた拍子に頭をぶつけた様子を見て、思わず吹いた。]
おい、大丈夫か…
[頭をそっと撫で。]
―>>421―
[促されるままに杏の後を追って、モニター室を後にした。
よかった、ちぇこちゃんが一緒に食べる事許してくれて。
えへへ、と小さく笑いながら少しだけ早歩きして、杏の横に並ぶ。
ふと、短く投げられる問い。 ぱちんと瞬いた。]
…うん。毎日忙しそうだけど。
おとーさんは?
[こうして、杏が転校してくるぐらいなのだから
…相変わらず、多分元気なんだと思うけれど、聞いた。
何だか相手を真っ直ぐに見れなかったから。少しだけ顔を逸らす。
どんな答えが返ってきても、そっか。と短く答えるだけだ。
何を言えばいいのか判らないし、何より直ぐに食堂に着いてしまったから。
食堂で食べていた面々にバーベキューの話をして、
再び矢口の元に戻る頃にはようやく落ち着いていたようだった。
少しだけ安心する。いつもは元気な友人が、落ち込んでいるのを見るのは嬉しくないし。]
随分大きい虫だな、
カブトムシか、クワガタか。
[双海と風峰の言葉に笑った。]
ちゃんとかけてやるから安心するといい。
双海、その子は頼んだぞ。
さて、それでは行くとしようか。
[ひらと手を振り、風峰を促した。]
[そうして食べ終わった暫く後、一部女性陣でバーベキューの準備現在進行形。
…あ、そう言えば虫よけ探してないや。と思い当たった。
後で色んな所探しに行かないといけない。
とか考えている内に玄関から戻ってきた杏に、
そう言いだそうと
して。]
杏ちゃん、おかえ…、り?
[玄関に行った筈の杏が連れてきた、お…女、の子?に
バウムクーヘンの種の入ったボウルを抱えたまま、ぱちりと目を瞬いた。
まさか男の子だとは思ってないし、況してや鶯谷くんだとは夢にも思わない。]
……? ひ、拾…っ、ひろって きたの?
[予想外の答えに、なんか噛みまくった。
人って、拾うものだっけ?]
…?
[ごいん、と何やらテーブルのほうで酷い音がしたのを見て、小さく吹きだす。
けれど動く手はそれほど止まっている時間がない。
小鍋から器に移して、木の匙と、それから冷ますためにもう一つ小さい碗をつけてやる]
はい、お待たせ。即席やけど、そんなに味は悪くないと思う。
舌、火傷せんようによーく覚まして食べるんよ?
[小さなお盆に載せた即席おじやを精霊(仮)の前に用意してやって、
自分はいま使ったものを洗うためにキッチンの中へ戻る]
/*
始め、回想を律義に作ってたんですが
想像以上にびろびろ伸びたので、無茶ぶり以外大幅カット(
ムリムリ!現在軸に追いついてないのに8発言て!!
昼に延び過ぎだこのログびっくりした…!
*/
[ああ。
葛城になでられている件といい、二越に驚かれている件といい、双海のおじやの香りといい、なんだか色々とものすごく申し訳ない。この辺りで御手洗の襲撃があったりしたら更にカオスなのだが。
どうでもいいがちなみにあたろーはおじやは味噌汁で炊く派だ。
なでてくれた葛城に、大丈夫だという旨と、ありがとうという旨を伝えるために頷いてみせる。今度はぶつからない程度に。
だがそんなこととは関係なしに、双海のおじやは食欲をそそる匂いを立ち上らせている。
差し出された碗にこくりと頷き、よくふーふーしつつ食べ始めた。]
まあ、うちが拾ったわけやないけど…
[葛城と鈴の質問は尤もだ。自分もどこから拾ってきたのか聞きたい。
取り敢えず洗いものをすませながら、少し前に聞いた母の様子を思い出す。
話から推測するに病気はしていないようなので、安心が一つ]
取り敢えず、後で西野と城に詳しく話聞かんとなあ…。
まだ鶯谷も見つかってへんみたいやし。
ちゃんとバーベキューまでに迷子にならんと帰って来てくれるとええけど。
[小さく肩を竦めて、それからキッチンでバウムの支度をしている
鈴と矢口の様子を除き見]
どお、上手いこと進んどる?
林の中で火は危ないな。暗くなる前に一旦戻る。
[更科の提案には却下を下した。ここでたいまつを作っても、きっと暗くなる頃には消えているだろう。
城と共に林へ入り、時折アタローの名を呼びながら人の痕跡を探す]
ん、あれだな。
昔話なら山に芝刈りじゃなくて竹取物語だな。
[川から流れてくる桃じゃなく、竹がターゲットだ。]
そうか、ムシは否定してくれねぇのか……。
[更科に促され、釣竿はその場に置いて山へと向かう。]
あれ?喋れないのか?
[ふーふーしてる姿が可愛かったので、思わず頭をかいぐりかいぐり。]
まあ、ここに居ればとりあえずの衣食住の心配はいらないだろ。
食事が終わったら、後で風呂にでも一緒に入りに行くか?
−ログハウス→山−
[向かう途中で、山の入り口の所にコンクリートブロックが大量に詰まれているのを発見する。
あまりの用意の良さに思わず苦笑すら出てくる息ではあるが、折角在るのだ。
在るならば使わなければ損という物だ。]
そうだな、3つか4つ作るとして……50個もありゃ足りるか?
[腕をまくり、気合を入れて積まれたブロックを持ち上げる。
持ち上がるのは10個、それ以上は重量ではなくバランス的に無理なようだ。]
ちょっくらログハウスまで運んでくるわ。
すぐ終わるだろうから、更科は待っててくれりゃいい。
嗚呼、竹も取りにいくし、
丁度それだな。
…それで島の精霊が出たのかな?
[それから、小さく笑って]
悪い、悪い。
面白かったものだから、つい。
虫じゃないよ、風峯。
[ぽんぽん、と背を撫でて放した。]
何処で拾ったんだろう…無人島って聞いてたけど、人住んでるのかな。
親御さんがいるなら、返してあげないと…その、…誘拐犯になっちゃうよ?
[西野くんと、城くんが連れて来たんだっけ。と困った様子で
おじやを食べる女の子(仮)(そう見えたので、推定)をじっと見た。
流石にクラスメイトを犯罪者の仲間入りさせるのは避けたいところだ。]
うん。良い感じ。
泡だて器もあったから、しっかり混ざったし。
[覗き見する杏へ向けて、ボウルを傾けて見せた。
そして葛城の提案にを耳にして、もう一度女の子(仮)を見やる。
色白いなぁ…あんまり陽に当たってない感じだなぁ…。ちょっとうらやましい。]
[かいぐりかいぐりされてしまった。
さすがにそんなことをされた覚えは、どんなに記憶を遡ってもない。素直に嬉しかったので、頬が緩みかけた、が]
!
[葛城都の一言に、持っていたスプーンを落としそうになった。さすがにそれは色々とまずい。
御手洗が一緒だったらなんか様々なことを水に流せそうな気がするが、それは生命的な危機を御手洗に強いることになるだろう。
ぷるぷると首を横に振った。]
−ログハウス→山−
[5往復を終え、ログハウスの横にコンクリートブロックが積まれる。
これだけあれば何とかなるだろう。
組んでおこうかとも思ったが、暗くならない内に山での採集を終わらせることが先決だろう。
肩を少しまわしてから、再び山の入り口へと戻った。]
すまん、待たせたな。
あれだけありゃなんとでもなんだろ。
日が暮れる前に終わらせようや。
…やんな。どっから連れてきたんやろ。
つーか、鶯谷……ん?
[鶯谷がいなくなって。今おじやを食べている精霊(仮)が現れて。
むむむ、と大きく首を傾げた。どういうことだろう]
…鶯谷が召喚でもしたんかなあ…。
[タイツを着ていることもあり、なんかそういうこともやってのけそうな気がした。
まさかイコールだとは流石にいまではまだ気づけない。
とりあえず、今はまだ食べに来ていない面子の残っている食事をどうしたものかと。
炊き込みご飯はおにぎりにして、後でバーベキューに持って行けるからいい。
甘酢あんはできれば今日中に食べたほうが美味しい。
サラダもあとでバーベキュー行き。かきたま汁は明日の朝ご飯におじやでいい]
そーか。ならよかった。うちも、実際やってみるの初めてやから、愉しみ。
[鈴の返答に目を細めて笑う。
取り敢えず米を食べられるらしい精霊(仮)が帰る場合を考えて、
炊き込みご飯のおにぎりを幾つか握ってみることにした]
んー?嫌か?
ここのお風呂、すごい広くて気持ちいいぞ。
[先程2階に登る前にちらりと見てきた大浴場は、ゆうに普通の旅館程度の大きさの湯船があり、軽く泳げそうだった。そして自分はもちろん泳ぐ気満々だ。]
まあ、気が向いたらでいいや。
[何か事情があるのかも知れない。そこには触れない方がいいだろう。]
[鶯谷が出かけた理由には心当たりはあるが、口にはできない。
それに、いまは、あの精霊(仮)が重要だった]
……どうしよう、あれ、可愛すぎる。
……はっ!まさか、あれは罠!?
可愛すぎる子を島に放して、私たちに子供っていいな少子化対策万歳!って洗脳する巧妙な日恋の罠に違いないわ……うん、きっとそう。でなきゃ、あんな可愛い野生の精霊(仮)がこんなところにいるわけない……
[矢口はトリップ気味にぶつぶつ呟いている]
[正直に言うと阿太郎も年頃の男子だ。
葛城と一緒にお風呂というのはすごくとても興味がある。
だがさすがに越えてはいけない一線というものは存在するのであり、それを越えてしまった場合、御手洗のようになってしまうのだ。
彼の前向きさは阿太郎も惚れるところだがそれとこれとは話が別である。
少しだけ申し訳なさそうに、葛城に頷いた。]
―ただいま準備中:山方面―
ああ、別段待っていないぞ、
お疲れさま。
暗くなると危なかろうし、
急ぐとしよう。
そうそう、やはり木苺が生っていたよ。
適度に持ち帰るとしようか。
[竹はあっちかな、と
額に手をあて、眼を細めた。 日の光が金色を帯び始めている。]
ほら、腕を出すといい。
[謂ってから風峯にも
虫除けスプレーを吹き掛ける。]
これでよし。
[頷くと、さくりと山道へ足を踏み入れた]
−山中−
[どんどんと山の中へと入っていく。
道らしい道は無かったが、歩けないほど険しい訳でもなかった。
一応は迷わないように、持っていた鎌で通り道の目立つ木に傷をつけて歩く。]
更科ー。足元は大丈夫か?
[自分と同じぐらいの背までの細い枝は一応切り落としてはいるが、それでも歩きづらい事には変わりは無いだろう。
たまに後ろを気に掛けながら、目的の物を探す為に進んでいった。]
ん……、アレって竹じゃね?
[どれくらい歩いただろうか、目的の物は上手い事見つかった。
人工的に植えられた物か、それとも自然の物なのかは解らないが、竹であるならそんなことは問題ではない。]
葛城もあんまからかわんとき。
[小さな炊き込みご飯のおにぎりを二つくらい用意して、
それをラップにくるんでおじやを食べる精霊(仮)の傍に]
…まあ、どこの誰でもええけど。
おうちがあるんやったら、あんま遅くならんうちに帰るんやよ?
おうちの人も心配するやろし。
これはお土産、途中でお腹すいたら食べよし。
[後ろで矢口と鈴が何やらやり取りをしているのは聞いていたが、
今は精霊(仮)のほうに思考が行っている]
しかしすげぇな、更科が言った方向に本当にあったわ。
流石は博士っちゅう話だ。
[鋸で竹を切り、鎌で枝を切り落として持ち運びやすいようにする。
これで最低限の目的は達成した訳だが。]
木苺はさっき採ってたよな。
となると後はキノコか?
[竹を肩に担ぎながら尋ねる。
自分は気付かなかったが、更科ならば道中で何か見つけているかもしれない。]
−林の中−
[方角を見失わないように慎重に歩いていると、見覚えのあるタイツが枝に引っかかって、そよそよと揺れていた]
……おい、ヨッシー、あれ……。
[さらに近寄って確かめる]
間違いない、アタロのだ。
どういうことだ……、ヨッシー、どう思う?
―山中―
ん、ああ。大丈夫、だぞ、っ…と
[少しばかり足をとられつつ後を追う。
声に背伸びをして向こうを見る]
ああ、竹だな。
発見だ。行こう。
[――何だかんだで探検のようで、
楽しそうではある。
竹を撫でて太さを確かめた]
要望は―――物干し竿程度だったかな。
―山中―
博士なんてなんか恥ずかしいだろ、
見えたんだ、経験かな。
[担いだり運んだりを
手伝いながら]
キノコは湿ったところに…
ちょっと待ってくれ、
彼処に――――
[と、山肌へ身軽に駆けて]
も、戻ってきた…!
黄泉の国から、ちぇこちゃんが返ってきた…!
[矢口もロリコンの気があるのかと少々考えたが、
可愛いものを愛でたい気持ちは判らなくも無い、というか
実際島の精霊(仮)は大変可愛らしい。のでその点はまぁいいと言うかむしろ同意したい。
しかし友人が犯罪者になるのは、断固阻止したいところである。
おそるべし日恋。こんないたいけな少女(仮)を利用して、
あまつさえ友人を陥れようとするとは…!]
あった、タマゴタケだ。
出汁が出て美味しい。
焼いてもいいんだ。
採っていこう。
[風峯に笑みを見せた。]
…あれ、
……笑いタケも生えてるのか。
[呟き、まあ君子危うきに近寄らず、
手は出さないことにしたようだが、さて。]
………。
[ラップに包まれたおにぎりを見ると、阿太郎は冷える中でも弁当を作ってくれた母親を思い出す。
受け取ると、それを大事に両手に包んだ。]
(ありがとう。双海さん。)
[言葉では言えないので、心の中ではっきりと感謝した。
森へお帰りとの言には、頷きで返して。
……矢口の視線が気になるが見つめない方が矢口のためになる気がした。クラスメイトを犯罪者にしてしまうのは色々と宜しくない。]
…?
[何やら背後が騒がしいが、振り向くつもりはない。
というか振り向いてはいけない気がする。
おにぎりの包みを両手で包んだ姿にぐりぐりと頭を撫でて笑った]
ん、ええこ。おじや食べたら、気をつけて帰るんやよ。
お腹すいたら、またここに遊び来てもええから。
うちら、まだしばらくはここにおらないかんみたいやし…。
[麦茶のコップが減っていたので、お茶を足してやると今度はちゃんと厨房に戻る。
鈴と矢口のやり取りに首を傾げながら、今はせっせと余った炊き込みごはんを
おにぎりにする作業に没頭することにした]
―山中から―
[――――採集は順調である。
タマゴタケに木苺に、
山菜がいくらかと。]
山の幸だな。
[収穫を抱え、笑った。
いつの間にやらできていた自分の腕の掻き傷に気づくと、
猫のようにちらと舐めた。
日が傾く前には、
バーベキュー会場にて再び準備を始めたのだった*]
[何だか二越の視線が怖い。
またあらぬ誤解を生んでいるようだ。
たった少しの時間でこのイベント密度である。なんかもう早いところ着替えないと非情にまずいことにハッテンする気がする。ちなみにハッテンをカタカナで書いたことに他意はない。
双海の言葉に、かすかに微笑んで頷き。
暫くはいなければいけない、という言葉に、ほんの少しだけ表情を落とした。
厨房へ戻る背中を見送ってから、おじやを吸収する作業に戻った。]
[やがておじやを食べ終えると、食堂の皆を見渡しつつ立ち上がった。
手には双海特製のおにぎりが包まれている。
座っていた椅子を元に戻し、机に置かれた食器を見る。
台所へ持っていくべきかと考えたが、そのイベントを起こすとまたややこしいことになりそうな気がしたので止めておいた。
ぺこ、とお辞儀を残して、食堂から退室する。
去り際、もう一度だけ食堂の温かい明かりを振り返ってから、今度こそ食堂から離れるためにててて、と駆け出した。]
……まあ、気にしても仕方ないか。
可愛いけど、あまり引き留めると、一人で帰すのも心配だし。おうち判らないなら、送るわけにも、いかないし。
[そうなったら、泊めるしかない。
それでもって、お風呂に入れてみんなで可愛がったり、誰が一緒に精霊(仮)と寝るかでじゃんけんしてみたり、するのだ]
……いいかも、それ。
[なにがいいのか、傍目にはさっぱりだ]
ちぇ、ちぇこちゃん、何がいいの?
ねぇ何がいいの…!?
[案の定傍目からはさっぱりだった。
どうやら友人は、戻ってきたようで戻ってきてない。なんということだ。
律義にぺこりとお辞儀して、食堂から退室する少女(仮)に気付いて、
追い掛けるようにして、顔だけ食堂から覗かせる。]
えっと、気をつけて帰ってね!
またいつでもおいでー!
[廊下を通り抜ける背中にそれだけ声をかけて、見送った。
本当は送る事が出来ればいいのだろうが、拾ってきた2人がいなければ、恐らく難しい気がした。自分まで迷子になるのがオチだ。]
[食事が終わったようなので、おにぎりを作る手を止めてテーブルのほうへと向かう。
綺麗に間食していたのでお盆を下げながら見送った]
気をつけて帰るんやよー。
[おにぎりを抱えて食堂を去っていく姿に、呑気に手を振って見送った。
山田の言葉に、自分もなので小さく頷いたのだが]
…でも、誰やっけ。なんやっけ…。
[うーん、と小さく首を傾げた。
食器を下げてきたら矢口が何だか妄想している様子だったので]
矢口…。
[何か思わず可哀想な子を見る視線になってしまった。
別に他意はないのだけど]
ごちそーさま。
さーて。アタシはまだ、なんもしてないからBBQの準備でもするかな。
[表に出る途中、モニターのある広間を覗くと居眠りをしているガルシアに声をかけた]
おおい1000%、これからブロック組むから手伝ってー。
……はっ。
だ、大丈夫だよ、鈴ちゃん……。
私の理性は滅びないよ、何度でもよみがえるから。
[何度もトンでしまう時点で、大丈夫とは言い難い]
[呼ぶと、いつものように非常に良い姿勢を保ったまま、ガルシアが立ち上がりついて来た。]
アタシは非力なんだからね。
力仕事はアンタの役目。
頼むわよ〜♪
[そのままエントランスへ出る。]
[おあつらえ向きのブロックが50個、ログハウスを出たところに積んである。ガルシアは積む。山田は眺める。]
なんてぇの。こう。
力仕事する男って素敵よねぇ〜。
その盛り上がった上腕二頭筋、芸術の領域よね〜
[うっとり]
[双海の声に、ぎくり]
な、なにかな杏ちゃん。
あ、バウム? (私の頭じゃなくて)バウムの準備が心配なんだよね。
だいたい大丈夫と思うけど……どうでしょう、パティシエ鈴センセイ。
[と、ちょっとふざけて]
[なんかこう、何をどう矢口に突っ込みを入れていいのかもわからず、
とりあえずはそっとぬるい視線を送ったまま]
…ああ、うん……それは、鈴に任しといたら大丈夫やおもっとるさかい…。
[つまりはお前の脳内のほうがよっぽど心配だ、倫理的な意味で。
そう口にしなかったのはせめてもの温情というか、何というか]
ま、ええけど。
取り敢えず、準備できた野菜と肉は濡らしたペーパーと一緒に
冷蔵庫入れといて、バウムの生地は…思ったより早くできてもうたなあ。
どうしよ、外、準備終わっとるかな…。
[んー、と小さく首を傾げて]
[そうこう眺めているうちに、ガルシアが見事なバーベキュー用の設備を完成させた。倉庫から引っ張り出してきた網を洗って上に乗せる。]
すごいすごーい、1000%、アンタ最高カッコいいよ!
あと、燃やすものと食器と食材が揃えば、何となくこれ夕飯的な流れ?
大丈夫じゃないよ、ちぇこちゃん…
一回でも滅んだ時点で、危ないよ…!
どこへ行こうというのだね…!
[おもに精神的な意味で。
ふと、ふざけて投げられた声に、背筋が伸びた。
腕に抱えたままのボウルへと一度視線を向けて、お玉で一度掬いあげる。
良い感じの混ざり具合だ。]
え、えっと、バウムの種はもう大丈夫だと思うよ?
生地にちょっぴり蜂蜜入れてみたから、良い感じに甘いと思うし。
他に準備する事、ある?
[杏がおにぎりを握り終えたら、凡その準備は整ったと思うが。
ぐるりと一応周囲を見回して。]
蜂蜜入り?おいしそー。焼くの愉しみやなあ。
[鈴に準備と聞かれたが、あとは外回り組がみつからないと
何処まで準備が終わっているかもわからない]
んー、ちょっと外見てくるかなあ。
取り敢えず、枯松葉回収が終わってればそれで先に火だけ熾すんもありやけど。
ああ、そうや。ダッチオーブン探さんと。
[ごそごそ探す前に出てきたダッチオーブンが
ステンレス製だったことに相当眼を輝かせながら、
思わずダッチオーブンをそのまま抱きしめてうっとり。
それから何もなかったように一度ダッチオーブンを良く洗って
綺麗に水分を拭くと中にセロリの発破をまず敷いてからその上に網を用意し
下味をつけ、中にピラフを詰めた丸々とした鳥と根菜類を詰めて、
また上からセロリの葉をたっぷりとして蓋を乗せた]
これで鳥も大丈夫、と…。
ふたみあん。17〜18さい。
水泳部所属。
お弁当屋でアルバイト中。
四歳から包丁を握る。
趣味。アウトドア。
今欲しいもの。ステンレス製のダッチオーブン。
こんな女子高生どうなの。
でもステンレスのダッチオーブンはマジで私欲しい。
――― 林 → ログハウス ―――
[林から抜け出ると、山田とガルシアが竈を造っているのが見えた。どうやら準備は着々と進んでいるらしい。
不穏なのは自分たちだけのようだ]
山田、ガルシア、お疲れ。アタローは帰ってきたか?
―203号室―
[i-podからSURFACEが流れ続けている。丈二は寝室の隅で膝を抱えたまま、ただイヤホンに耳を傾けていた。
灯りはつけていない。部屋の中はもうかなり真っ暗だ。時間の程が判る。
別に、見られたショックで閉じこもっているわけではない。いや、それもないとは言わないが...。
考えていたのは、日恋というプログラムについてである。
恋人関係が成立しやすい状況というのは、確かに幾つかある。例えば――果たして中断されてしまった――修学旅行など。いつもと違う場所・時間・空気。その開放感から恋人関係になろうとする者は多いだろう。
だが、そうしたお祭り気分からの恋愛は長く続かないものだと――――――聞いた事がある。]
違う。そうじゃない。
[大体、それならそのまま修学旅行を続行させておくだけでいい。わざわざ拉致監禁してまでこんな馬鹿げたプログラムを実行する必要はない。
なら、もっと効果があり、恋人関係を成立しやすい何かがこのプログラムの中で機能しているはず。つまり.........。]
吊り橋、、、効果。
[結論は、それだった。]
[一般的に吊り橋効果は、生理的に興奮状態にあることを、恋愛感情だと錯覚して起きるものとされる。
お祭り効果と同じく、その錯覚に気付いてしまえばそこで恋愛感情など消えてしまうだろう・・・しかし。]
絆が、、、生まれてしまえば。
[そうして出来たカップルを、自分は知っている。
きっかけは吊り橋効果であろうとも。お互いがなくてはならないと思えるほどの絆が生じてしまえば、そのカップルは永続する。
例えば、意識の共有。例えば、過去の共有。例えば、、、]
困難の、共有。
[トラブルをお互いの力で乗り越えたなら、、、それは、どれほどの絆になるのだろう。また、そのトラブルがより大きかったとしたら、、、?
辿り着いた結論は、つまり。
このプログラムは自分たちにかなりの危険を強いるものではないかという、疑念だった。]
と、とにかく。
みんなのところに行こう。
[独りになってはいけない。独りにさせてはいけない。
独りはぐれている者は、絆を生むための生贄にされるかもしれないのだから。
そんなことを考えながら。丈二は扉を開け一階へと下りていった。]
西野君大変な性格だなあ。
公権力に逆らうなら勝てる見込みを立ててからじゃないと。
局地的なテロリズムで枝葉となるシステムを破壊したところで、根本的な原因を取り除かなければ新たな悲劇が生まれるだけ…。
カルロスの設定の方向性をちょっと変えてみた。出せればいいんだけど、どうなるかな。
はぁい、よっしー♪
……ん?
よっしー、タイツ探しにいったって聴いてたけど。違うの?
アタシは二度目の脱走? 以降タイツ見かけてないなぁ。
/*
まぁ、吊橋効果で引っ付いた組の離婚率の高さは
心理統計的に証明されてるらしいですg
政府!しっかりして政府!!(笑)
効率悪いよこの政策!www
*/
[山田の返答に、神妙な面持ちで頷いた]
だろうな……ヤツはキャトルミューテされてしまったらしいんだ。
ほら、見ろ。林の中にヤツのタイツだけが残されていた。
[城が持っているタイツを二人に見せてやる。
かなり真顔だった]
じゃあ、杏ちゃんがそれやってるあいだ、外、見てくるね。
[杏が手早く鳥の準備を仕上げているあいだに、一声かけて、キッチンを出た。
下準備ならまだしも、仕上げを手伝おうとしても、逆に邪魔になる。
それなら、外をみて、遅れていそうなところを、手伝うほうがいい]
……お、立派な竈。流石、ガルシアくん。
それに、おかえり。食材の準備は、ほとんど出来てるよ……って、どしたの?
[キャトルとか、ミューテとか。聞いてはいけない言葉が聴こえたような、そんな気も]
ジョジョ、アンタ何持ってんのよ〜
[見覚えのあるタイツに心底驚いた。]
タイツ、あいつ脱皮まで出来たんだ!
超進化型タイツとかになっちゃうのかな。フライングフォルム搭載とか。
鶯谷くんが大変?
え……まさか。
[トーマスの居場所を探るのに失敗して、捕まったとでもいうのだろうか?]
え、いや、でも。あれ?
確かさっき……、
キッチンからここにくるときに。動くダンボールを見たような。
―ログハウス―
[賑やかだったので、そのまま外へと出てきた。立派な竈などを見て感嘆の声を挙げる。]
わ、、、すごいや。バーベキューするの?
[そのことについては葛城より説明されたはずだが、その際のショックが大きくて耳に入ってなどいなかった。]
よっしー、けいちゃん、ちょっとタンマ。
[人を集めろと言っている西野を軽く制す。]
タイツ、ここ到着してから何も食べてない筈よ。
だとしたら、お腹ぺっこぺこの筈なんだから。
そこでこれこれ。
[竈を指差す]
THE 美味しそうな匂い撒き散らかし作戦
これで、引き寄せられてこないかしら。
え、鶯谷?
[西野たちの会話が聞こえたのでそちらへ。]
鶯谷なら、さっき蠢くダンボールとすれ違ったし中にいるんじゃない?
[と、自分が出てきた建物の中を指差した。]
わ。ちょ、破いていいの、それ。
タイツだけ落ちてるなんて、それはそれでヘンだし。
段ボールが動いてたからって、鶯谷くんとは限らない……わけは、ないか。
結城くんも見たなら、私の見間違えじゃ、なさそうだし。戻ってるんじゃない?
[矢口と、それに続く結城の言葉に大きく頷いた。]
なるほど。
タイツから脱皮した第二段階は、やっぱりダンボールだったってワケね。
あ、アタシ練炭とか探してくる〜。
―少し前、モニター室―
料理に、こだわりがある、それはいいことだ。
双海が、謝る必要は、ない。
…。
[徐々に頭はすっきりしてきていた。
さて、この状況。
おそらくは、本当に公権力が絡んでいることなのだろう。状況を聞く限りでは、だが。他に誰かがこんなことをする理由もない。
これは多少悪趣味だが、少子化の進行が明確な問題となって以来、日本政府は迷走しながらも様々な方策を容れてきた。]
…。
[彼らがアピールしたいのは選挙権のない俺たちではなく、年金のない老後が間近に迫る大人たちだ。
日本政府の気まぐれには慣れっこだが、面倒なことになったな、と思う。]
恵まれた教育を受け、大人たちに大切に扱われ、自由に慣れた、今の子供たち…俺たちが、こんなことを受け入れるには、もっと時間が、必要だ。
[小さな声で呟く。]
しまった、つい……。
まあ、無事ならそれに越したことは無いか。
タイツの件は、謝ってくるよ。
騒がせて済まなかったね。
[脱力した足取りでログハウスに向かった]
−倉庫−
あ〜〜
緊張した!
[倉庫の壁にへばりつく]
ったくもー。
ジョージの顔見たら、アナコンダ事件思い出しちゃったよっっ
でも、あの恥ずかしそうな表情、ちょっと可愛かったよね。
練炭ないかな〜。
、、、?
[山田の走り去る姿に首を傾げる。なにやら自分の顔を見てからそそくさと立ち去ったように思えて、、、思い出す。
ドアを開けた時、葛城の傍にいたのって山田じゃなかったか?]
〜〜〜〜〜〜っ?!
[見る間に耳まで赤くなる。急激に頭へと血が昇るのが自分でもよく判るが止められない。]
○△□×◎☆Ω!!??
[声にもならない。その場にいられなくなり、慌ててログハウスの中へと逃げ込んだ。]
…とりあえず、私も表に材料運び始めようかな。
優先して運ぶもの、ある?
[ダッチオーブンがステンレス製だと何がよろしいのかは詳しくない。
杏のうっとりした様子に、どういう事だろうと首を傾げながら
既に切りそろえた材料の幾つかをトレーに乗せて
他に優先していくものがあるか聞いてから、表へと向かう。
両手が塞がってしまったが、曲がり角付近で正面衝突…とかなければ
落としたりしないだろうし、多分大丈夫だろうと高を括った。
室内で走る人とか、そういないだろうし。]
ん、分かった。何かあったら教えてや。
[そう言えば他のご飯を食べに来ていない面子も何人かいたが
ある意味そちらも大丈夫だろうかと心配になった。
取り敢えず料理の準備は住んだからあとはなんだろうと思い出して]
鈴、人数分のアウトドア用の食器さがそ。
探せばプラスチックの食器類もあるやろし。
[探すのはアウトドアでおなじみの落としても大丈夫な軽くて強いプラスチック食器。
セットの物が見つかったのでそれを引っ張り出して、使う前に一通り洗って乾かす。
ピンクに青に、黄色やら緑やらと色とりどりのプラスチックは見ていれば
置かれた状況を少しだけ忘れさせてくれる気がした]
[ところがどっこい、走ってる。
脱力した足取りの城を追い抜き、そのまま自分の部屋まで逃げ込もうとエントランスを一気に突っ切っった。]
更科か。
俺は、丈夫だ。
もう少し休めば、大丈夫だろう。
[す、と目を閉じる。]
力仕事や、たまねぎのみじん切りなら、俺に任せろ。
鶯谷が、出かけたようだし。
起きたら俺は、先にお前たちの、手伝いをしよう…。
[眠り。]
[食器を洗い終えれば、鈴に頷いて先に食材を運んでしまうことに決まった。
鶏の丸焼き(予定)が入ったステンレスのダッチオーブンを抱えながら
厳寒まで行けば鈴の両手がふさがっていたので先に進んでドアを開けたり靴を出したり]
…ん?
[外まで出る寸前になったところで、何やら騒がしい気配に首を捻る]
…何かあったんかな。騒がしい。
[軽く首を捻って鈴のほうを見た。
一緒にいたので心当たりは多分ないに等しいだろうけれど]
―その少し後、モニター室―
…。
[呼ばれ、目を覚ます。]
…山田か。いいだろう。
だが、俺は、100%の先の力は、出ないぞ。
[のっそり、と立ち上がる。
思ったのと同じ動き。
もう違和感はない。
100%の力なら、出るだろう。]
…。
[山田について歩く。
ところで、山田の扱いはこの場所にあってどうなるのだろう、と思ったが、地雷を踏む気がしたので黙っていた。]
―バーベキュー会場にて―
[俄に騒がしくなる、ログハウス周辺。
ブロックを積んだり、
準備は手伝いながら]
…それにしても
鶯谷はどうしたのだか。
[風峯に視線をくれたが
わかりはしないだろう]
[と、思っていたが走っている人がいた。しかも結構なスピードで。
驚愕のタイミングだった。もちろん、運ぼうとしている側は気付く訳も無いが。]
…なんだろ?
行けば判るかな。
[向けられた杏からの視線に、首を傾いで返した。
…もちろん、同じ場所にいたから知るよしもない。
エントランスへ続く扉を開けようと試行錯誤して、結果身体ごと扉を押し開ける。]
……結城くんは、なに、どうしたのアレ。
[ガルシアと西野に、訊くでもなく、呟いて]
……まあ、いいか……、
竈は、もう、これ、大丈夫なんだよね。
そしたら……そろそろ、皆、呼んできたほうがいいのかな。
―ログハウス前―
…。
[忙しく働くのは心地良い。
風向きを考え、ブロックや石を積む。]
…。
[途中、背中にねっとりとした視線を感じたが、それはきっと気のせいに違いがないのである。]
…。
[集中。集中だ。]
鈴、待った。開けるからちょお待ち。
[体で開けようとしている鈴の様子に、一度ダッチオーブンを床に置いて扉を開けてやる。
まさかそこを走っている馬鹿たれがいるとは知らず]
…まあ、行ってみんと解らんよなあ。
行こか、そのままずっと抱えとるとしんどいやろ。
[自分もステンレスのダッチオーブンを抱え直してエントランスへと向かう]
[エントランスから廊下へと繋がる扉を、走る勢いは落とさずにそのまま一気に開けて通り抜けようと・・・していた寸前に扉が開きそこに現れるは食器の山とダッチオーブン!]
え、、、、わ!た、、、ととっ?!
[止まれるはずもなく。突撃。]
なんかもう 本当
鈴と付き合うやつは うちの屍を越えて行け
みたいになってて 鈴の人に本当申し訳 ないの よ!
だってだいすきなんだもn(*ノノ)
出てこられるやつは、呼んできた方が、いいだろう。
混乱しても、塞ぎこんでも、状況は、変わらないし、ひょっとすると、悪化するかもしれない。
学校に、通うのだって、嫌だと思うことが、俺はあった。だが、決まっていることだから、こうして学校へ通っている。
これも、決まったことだと、受け入れてしまえば、その中に、楽しみを、見つけられる、かもしれない。
少なくとも、気分は楽になる、はずだ。
難しい、ことだろうが。
ん、杏ちゃんありがと。
[もたもたと身体で試行錯誤している内に、杏が代わりに開けてくれた。
小さく笑って感謝を告げると、開いた扉からエントランスへ出ようとして]
――って、え? わ、わ!
[其の先に現れた人影に、思わず足が止まった。
が、衝突を免れるには若干遅い、というか勢いが早い。
相手が結城だと判る前か後か、勢い良くぶち当たった。]
あ。
それにしても鴬谷みつかったんかな…?
[鈴のほうを見ながら話をしていたのがいけなかった。かもしれない。
駆け込んでくるような足音、それはかなり近くて]
───っ!
[がっしゃーん。お約束ですね。
床に散らばる色とりどりのプラスチック食器。
ダッチオーブンを離さなかったのは意地みたいなものかもしれない。
皆、鳥の丸焼き(予定)は死守したで…!!
自分の脇腹の負傷と引き換えに。ああ、地味に痛い]
それにしても鴬谷みつかったんかな…?
[鈴のほうを見ながら話をしていたのがいけなかった。かもしれない。
駆け込んでくるような足音、それはかなり近くて]
───っ!
[がっしゃーん。お約束ですね。
床に散らばる色とりどりのプラスチック食器。
ダッチオーブンを離さなかったのは意地みたいなものかもしれない。
皆、鳥の丸焼き(予定)は死守したで…!!
自分の脇腹の負傷と引き換えに。ああ、地味に痛い]
…鈴、生きてる…?
[確か、彼女も色々抱えていたはずなのだが、
衝突事故を起こしたのが自分だけなのか良く解らない]
[更科の視線に気付き、首を振る。
アレだけ目立つ奴だ、ダンボールでステルス行動をしていなければすぐに見つかるはずだろう。
丁度その時、他の所から目撃情報の声が上がる。]
だ、な。
無事ならそれに越したことはねぇ。
騒がしいのも、いかにも俺らのクラスらしいっちゅう話だ。
[苦笑しながらも、竈を作る手伝いを続ける。]
今日は平坦ステージだが色々あって楽しいことになっているのでなかなかこことの両立が難しい。
>ジロデイタリア
ペタッキ頑張れペタッキ。
クネゴ生きるんだクネゴ。
[プラスチックの軽く高い音が大量に響き渡る。
誰に衝突したのかは判らないが、どうやら押し倒す形になってしまったらしい。]
た、、、いたた。
ご、ごめん。いたかtt
[すぐさま起き上がろうとしてついた手に触る感触は、柔らかく、、、、、、?]
[……ああ、まあ。ガルシアの言葉は、本当に、そのとおり。
ただ、まあ、何時間か前に聞きたかったなと。ガルシアの背を、少しだけ強めに叩く]
おっけい。じゃあ、皆、呼んでくるから。
竈は、任せちゃう。風峯くんと青ちゃんも、いるしね。
[と、そこで。派手な音]
―――楽しめるならいい。
折角なんだから――とは、
受け売りだな。
[ガルシアと矢口にはそんな風に謂って。
風峯にまあな、と頷き]
しかし鶯谷は無事かと思えばかくれんぼ、
忙しいことだ…と、
[ブロックを置くとエントランスの方へ一歩踏み出して声をあげた。]
どうした、無事か。
[ここからは件の現場はひとの影。どうしてここまで来たか、転がる皿を拾い上げた。]
―202号室―
[うとうとしていたところに声がかかって振り向いた。]
葛城さん、ええ、わかったわ。
後で、行くと思う。
[大きなあくびを一つして、こてんとベッドの上に横になった。
―― 時間経過後。]
……。
………。
…ん、あれ。いつの間に寝てたの私。
[大きく伸びを一つして、立ち上がる。スカートによった皺を直すと、部屋を出た。
荷物だけベッドの下に置いて、鍵はかけずに。]
バーベキューって言ってたっけ。
もう、皆食べちゃってるかな。
[階段を下りて1階へ。]
[衝突の弾みで、思わず床に転がった。
慣性の法則と、体重的な差でどうやら押し倒されたらしかった。
強かに頭をぶつけた。痛い。ちょっとくらくらする。]
い、た…。
頭打った…。
[ちょっと遅れて、幾つかの野菜とアルミホイルに包まれたきのことかが、
ぼたぼたと床に落ちた。…あー、食材がー!勿体ないー!!
でも野菜だったら洗って食べられるし、他の皿は無事っぽいし
プラスチックの皿に乗せてたから、それ以外に大きな被害はなさ…]
だいじょうぶ、野菜とかは無事、……、
[そう。
…多分。何か胸に当たったけど。
気のせいだと思いたい。]
…いや、野菜よりも、り
[そこで言葉が止まる。そう、野菜は洗えばいい。そうすれば食べられる。
とりあえず最初にした事は結城を蹴りとばすついでに
(ぴー)を遠慮なく蹴りあげて鈴の上からどかすことだった。
ああ残念だ、両手にダッチオーブンを持っているのに
食材が入っているから殴る事も出来ない!]
む…。
[叩かれた。なぜだ。
俺、坊やだっただろうか。
まあ、そこまで痛くはないが。
と、そこで同じく大きな音を聞きつける。]
…。
[危ない、ブロックを落とすところだった。]
何かあったか。
[おかしなことでなければいい。
結城が、転んだ…とか、そういうことなら。]
…様子を、見に行った方が、いいか。
[と思ったが、更科あたりは行動が早い。]
面倒見が、いい。
[俺はもう大丈夫だと心の中で返す。]
[エントランスに出ると派手な音がしたほうへと目を向けた。そこに広がる光景を暫し見た後。]
…二人とも、大丈夫?
走ったら駄目よ。廊下は走ったら駄目って、小学校の頃言われなかった?
被害が少なかったみたいだから、いいけど。
[近くまでいくと声をかける。]
[何を触ったか理解してしまい顔が真っ赤に。やってしまった出来事に顔が真っ青に。そして。]
ご、ごめnくぁwせdrftgyふじこlp;!!???
[謝る暇もあればこそ。
背後から強烈に臀部(というかアレ)を蹴り上げられ、壁に激突し失神した。]
嗚呼、さよならジョージ……。
[双海の華麗なコンボに、結城の死を予感した]
っと、そんな事を言ってる場合じゃない。
アン、リンちゃん、大丈夫?
ま、無事ならどんなことでも笑えるもんだ……っと。
なんかやたら向こうが騒がしいな。
ただぶつかっただけにしちゃ大騒ぎみてぇだが……。
[更科が拾い上げた皿が転がってきた大元の場所に視線を向ける。]
[ガルシアの心の声はさすがに聞こえなかった。
皿を抱えてエントランスへ]
大惨事だな…
おい、結城、二越、双海!
怪我はな
[いままさに結城に
怪我が増えたところだった。]
…… … RIP(安らかに眠れ)
[思わず呟いた。
まだ死んでない。]
[そこで起きた様子に一瞬目を丸くして、結城が失神する様子を見てから、双海をみた。]
双海さんって、女の子が憧れる女の子の姿よね…。少し羨ましいわ。
でも、ほどほどにしておかないと、逆に怪我をしてしまうわ。
え、あの、…って
ちょ、あれ、ゆゆゆ結城くん!?
[壁に激突した上に意識を失ったクラスメイトに、あわわわと狼狽えた。
もたもたと身体を起こしながら、周辺を確認する。
何となく残っている胸元の感触は、頑張って脳内から消去することにした。]
ええ、っと。だ、大丈夫。多分。
野菜がちょっと、 その。…落としちゃったけど。
[寄ってきた城の言葉に、こくこくと頷いて無事だと伝える。
むしろ、無事じゃないのは結城の方だと思った。
これはひどい。]
ええっと、杏ちゃんも、大丈夫?
[あい あむ うぃなー。
思わず拳を天高くつきあげそうになったが両手にはダッチオーブン。
ああ、本当に残念で仕方がない。
脳内でならいくらでもフルボッコに出来るのに現実では2COMBOが限界だなんて]
うちは平気。鈴はどうやろ。
…取り敢えず、野菜洗わんとなあ…。
[しみじみと出てしまった言葉はこれだった。
そして思い出したように呟く]
あ、結城は放置でかまへんで。
[容赦なんて言葉が双海杏の頭にあるはずがない]
……双海と二越は無事だな?
[白目向いた結城を見下ろして
さらに思わず十字を切りそうになった。
抑えて振りかえる。]
風峯!ガルシア!
手が空いてる方でいい、
ちょっと来てくれ、死人だ。
[ひどかった。]
……えっと。よく判らないけど。
とりあえず、杏ちゃん、ぐっじぶ。
[コメントとして、正しいのかどうかは、さておいて。
杏も鈴も、手はまだ、塞がっているので、
散らばった野菜を、一つの皿に拾い集めていく]
…うちは大丈夫。鈴は平気?
[鈴の問いかけに頷いていたら、碓氷の声が聞こえた。
肩を竦めて苦笑が一つ]
そらー、どうも。
バレンタインのチョコは今年も大歓迎やで。
[貰ったことがないとは言わない。
更科の問いかけにも頷いた。
自分は無事である。鈴も無事だ。
結城は知らないが]
双海のコンボは些か容赦がないがね。
碓氷、おはよう?
皿や野菜、集めてくれるか。
…ああそうか、死人じゃ、ないな…。
[片膝ついて皿を重ねつつ。
双海の言葉にこめかみを押さえ眼を閉じた。]
…そういうわけにもいかんだろ、
ここはエントランスであるわけだからして。
…おい、結城。
確りしろ。
[しばらくしかばねかもしれない。]
相次ぐ落車、集団分裂、優勝候補のリタイア、混沌のスプリント争い、思わぬタイム差。
色んな事があった。
そしてそのうちにも村のログは進む。
俺突っ立ってるけどどうしよう。
二人とも、大した怪我がなくてよかった。
痛いところがあったら、我慢せずに言うんだよ。
[ほっと胸を撫で下ろす]
アンの気持ちはわかるけど、さすがにあれは放置しておけないだろう……。
[白目を剥いて泡を吹いた哀れなクラスメイトに近付いた]
うわー……えげつねぇ。
[事件現場へと向かった更科の声を聞き。あとを追う。
そこには、殺人現場が広がっていた。]
ありゃ、死んだな。
双海、恐ろしい女よ……。
[手を合わせ、冥福を祈った。]
あ、ちぇこちゃんも、愛美ちゃんもありがとう。
拾って貰っちゃって。
[ごめんね、と謝りながら、しかし両手は塞がったままなので
やはり手伝えないのだけれど。更科の言葉にはこくこくと頷いた。]
うん、大丈夫。
ちょっと頭打ったけど大したことないし。
[杏も無事だと聞いて、一つ安堵の息を零した。ああ、でも結城くんが。
おろおろと壁でしかばねになっている彼を覗き込んで見るも
へんじがない、ただのしかばねのようだ。]
当 然 。
[矢口に、びっ、と親指を立ててみる。
容赦がないのは自覚済みなので今更何を言われても文句はないが、
確かに流石に泡まで吹かれると流石に哀れみぐらいは浮かぶ。かもしれない]
…やから、うちは平気やって。
もう一回ぐらい踏んだら、ショックで起きるんちゃうの。
[でもやっぱり容赦がなかった]
阿木高 麻央 が見物しにやってきました。
阿木高 麻央は、見物人 を希望しました。
―海上―
[一艘のボートが、戸田万寿夫が乗り込む船へと近づいていた。]
おー、いたいた。
まーた図体に似合わず地味な船に乗ってるもんだねぇ。
[ナイトスコープ付双眼鏡で目標物を発見し、あっけらかんと喋る。]
「阿木高さん、数分で接触できます」
はいはい。いっそぶつけるつもりでいっておくれよ。
「……それは、私が嫌です」
[その女性。阿木高麻央(あきたか まお)は操舵を担当するスタッフの声にくすくすと笑うと、手元の資料を開くのだった。]
[いくらかの野菜を拾い上げる。]
更科さん、おはよう。もうおはようって、時間じゃないけど。
集めるのはいいけど、外に持って行けばいいのかな。
バーベキューの準備でしょ?
生きてるかどうかは大事よ。
食料のこととか部屋のこととかあるもの。
それに情報は正確にね。
[礼を言う二越には微笑んだ。]
ああ、結城。
お前の男の希望、ヘビー級アナコンダの命も此処までか。
[横で更に止めを刺そうとしている血も涙も無いクラスメイトはスルーして、首根っこを掴み肩に担ぐ。]
んで、この死体をどうするよ。
埋めるか?
まったくねえ。どうしてあたしがこっちに派遣されなきゃなんないのさ。
麻黄さまも無意味に心配性なんだから、困ったものさね。
[言いながら、しかし妙に楽しそうに資料を眺める。資料に書かれているのは“島”に取り残された生徒たち。]
「接艇します」
はいはーい。ご苦労さま。
やほー。なーんか遣わされちゃったわよー。どうしてくれるのさー。
[ぱたりと資料を閉じ、身を乗り出すと嫌そうな顔で出迎える人物に手を振った**]
[愛美と二人で拾ったので、散った野菜は、直ぐに集め終えた。
もしかすると、鈴のバランス感覚が良かったのかもしれない]
とりあえず、さっと、洗ってきちゃおうか。
まだの人呼んでくるのと、結城くんを埋めるのとは、誰かお願いね。
[しれっと、言って。ぱたぱたと、キッチンへ]
ああ、風峯、ありがとう。
…とりあえず死人未満を運ぼうか…
手を貸してくれ。
双海、そしたらたぶん、
死ぬ。本気で――――死ぬ。
[容赦ないコンボを眼にしたあとゆえ、
力強く、謂った。]
[城の気遣いに、他人事ながら涙が出る。
もはやこいつは再起不能かもしれない。
ならば、手厚く葬ってやらないと……。]
って、暗くなってきたな。
バーベキューやんならそろそろ始めねぇと真っ暗んなっちまうぞ?
とりあえず、大部屋にでも寝かしておくか?
暫く起きねぇだろ、コレ。
[横に立つ更科に声をかける。]
そうね、洗って来た方がいっか。
[矢口の後を追って、キッチンへと向かった。]
にしても、眠ってる間に色々進んでたのね。
バーベキューやるって話は聞いてたんだけど。
…そう?
[意外と大丈夫なんじゃないのかと思いながら、更科の諭す言葉に首を捻った。
脇腹は相変わらず鈍い痛みが続いているが、まあいいだろうと姿勢を直して]
取り敢えず、食事の支度しよか。
火かて、起こすのん時間かかるし。
[竈の用意はできているのだろうか。
男子達のほうを見てから、とりあえず靴をはいて外へと出る]
いや、アオちゃん。
砂浜で休ませるということなら、首だけ残して埋めるのはあながち間違いとも言い切れないな。
[更科の言葉に答える]
……ん?これ?
アタロのタイツ。
いや、アオちゃん。
砂浜で休ませるということなら、首だけ残して埋めるのはあながち間違いではないかも。
[更科の言葉に答える]
……ん?これ?
アタロのタイツ。
もう一度踏むのも埋めるのも日干しも、
結城君にとって、トドメを刺す気がする…。
[どうしようツッコミが足りない。
丁寧に泡をふき取る城の持つ黒い布?にはた、と瞬きながら
とりあえずこれ以上食材を落とさないように立ち上がった。
杏の跡を追い掛けるようにして、自分も外へ出る。
…とりあえず、後で頭だけ冷やしておこう。頭、いたい。]
よいせっと。
あ〜、もぅ疲れた。疲れた。
アタシに荷運びなんて、させないでよね〜。
[既にアナコンダ事件その2は起きてしまった後。
ログハウスの中が騒然となっている事など知る由も無く、のんきに練炭を窯に突っ込んだ*]
[やっぱり、杏は凄い。そう思った。
自分が御手洗のを蹴った時は、両手も空いていたのに、コンボは出せなかった。
……じゃ、なくて]
うん。
食材の準備は、杏ちゃん大活躍で……、
ああ、あとね。さっき、可愛い島の精霊(仮)が……、
[野菜をちゃっちゃと洗いながら、
愛美に、かくかくしかじかあれこれと]
…。
[残ったブロックを崩れないよう整え、遅ればせながら現場へ到着。]
…。
[その惨状に目を剥いたが周囲の様子から何が起こったかを知ることができた。]
…。
[黙し、胸で十字を切る。
自分にできるのは、冥福を祈ることだけ――]
個室が、あるんだろう。
そこへ、運んだらどうだ。
そんじゃ、転がしとくわ。
[昼に鶯谷に使った濡れタオル。
今度は本人の股間を冷やすのに使われるとは世の中解らない物である。
大部屋の床に転がし、濡れタオルを股間に乗せてから再び外へと出る。
ああ、ついでにだが頭にも塗れタオルは置いておいた。]
アレでなんとかなんだろー。
今用意どうなってる?竈の方はほぼ出来たはずだが。
あれ、アオちゃんには話してなかったっけ?
[かくかくしかじか]
というわけなんだ。
……あっ、破けた上に汚しちゃって、アタロに悪いことしたな。
[風峯の適切な処置を見届けて、ひとまず安心する]
アンから目を離さなければ、これ以上ジョージがダメージを食らうこともないだろうね。
[野菜を洗いながら矢口の話に相槌を打つ。]
そうなんだ。やっぱり適材適所って言うもの、料理の上手い子がいてよかった。
島の精霊?
かわいいの? そうなんだ…。
[一通り野菜を洗い終えると、籠へと傷つけないように入れていく]
修学旅行は残念だったけど、こういうのは、楽しいな。
そうね、少しくらい、勉強しなくても大丈夫よね…。
[自分に言い聞かせるように口にした。]
−外−
おお、出来てる出来てる。
[素晴らしい。実にすばらしいかまどが出来上がっていてちょっと感動した。
山田が既に火を起こしているのを見て、火熾しに何を使っているのだろうと見たら
練炭だった。ちょっと不安だったけど高温なのでまあ大丈夫だと信じたい。
それとは別にとってきたと思しき松葉があったので、小さい竈はそれで火をおこす。
松は灰も出にくく油があるので火熾しに丁度いい。
大きなかまどの一つに、アルミホイルを口に巻いたダッチオーブンをセットして
一時間半も待てばこれで鳥の丸焼きが出来上がる。
まさか奥で危険人物扱いされてるとも知らないまま、着々と準備は進められる]
鈴、こっち。
[野菜を抱えた鈴を手招いて。
ちょっと表情がすぐれない気がして、大丈夫だろうかとやっぱり心配で首を傾げた。
おのれ結城、鈴に何かあったら本当に完全な無能にしてやる。
そんな恐ろしい脅迫は今は胸の中にしまっておいて]
そう、そう。楽しんだほうが、いいよ。
折角の経験だし、って。私も、そう思うことにしたんだ。
[愛美に応じながら、ふと、思いついた]
……あ、そうだ。キッチン、来たし。ついでに……。
[怪訝な愛美の視線を背に、周囲をごそごそと、探ってみる。
これだけ設備が整っているんだから、たぶん、あるはずだ。
――ああ、あった。業務用の、小袋に入った、おしぼり。それを、ひとつかみ。
おまけに、タオルを何本か。濡らして、絞って。
バーベキューだから、色々と、役に立つだろう。
ものを拭く以外にも、火の世話で火傷しないように、とか]
代えは、さすがにあるんじゃないかな。
着たきり雀じゃあ、臭いとか気になるし。
アタロって、あれで結構繊細だからね。
[更科の疑問には気楽な返答]
……うん。
悲しいのは、これっきりにしたいね。
[ガルシアの言葉に、悲痛な表情を浮かべた]
ん、そういや部屋があるんだったか。
後で荷物はこばねぇとなぁ。
とりあえずゆっくり寝たいわ。
[首をゴキッと鳴らしながら、何か色々疲れたなと呟くが。
その表情は案外楽しそうだったり。]
しっかし腹減ったな。
昼飯も旨かったんだが、肉がたりねぇ。
俺は、何も、してない。
[ゆっくりと頭を振る。]
…。
[外では、もう火を起こしているようだ。
問題なくいっているだろうか。]
…。
[ぐるりと周囲を見渡す。
どこか窓が開いているなどということはないだろうか。
風向きは大丈夫だと思うが、煙が入ると厄介だ。]
杏ちゃん、なんか手慣れてるね。
やったことある?
[履きやすい様に揃えて貰った靴へ足をさしこんで、爪先をとんとんと鳴らす。
中敷きが少しだけずれたのか、少し履き難い気がしたけれど
あとで直せばいいや、とそのままにしておいた。両手が塞がっているのだから仕方が無い。]
ん? うん。
[手招きされたので、そのまま野菜を持ってあとを追う。
何だか首を傾いで見られたので、きょとんと瞬いてへらりと笑っておいた。
まさか、杏がそんな物騒な事を考えてるなんて思いも寄らない。
流石に知ったら止める。と思う。ほら…まぁ、あれは事故だ。
事故でそこまで制裁を与えられたら、…流石に居た堪れない。]
[何かを探し始めた矢口の後姿を眺めて、取り出したものをみると納得が言ったように頷いた。]
そうね、火を使うし、手で汚れ物も握るし、お絞りは人数分欲しいかも。
他には……焦げた物を入れておく容器とか。皿の余りを使えば大丈夫かな。
菜箸とかも、あるのよね?
食器が全部揃ってるならたぶん大丈夫じゃないかな。
…。
[まあ、大丈夫だろう。]
部屋は、男女がうまく分かれるように、割るのが、いいだろう。
もう、使っているやつも、いるだろうか。
どこかに、部屋割りを、書いておくと、いいかもしれない。
[ただ、山田や鶯谷はどうすればいいのか…と口にしかけて、しかし答えが出る気がせず、飲み込んだ。]
オカマの人はもっと頑張ればいいのに。
一応愛美たんは恋愛できない理由として
1.女の子が好き
2.中学校の時の先生が好き
3.他のクラスの子が好き
という案を用意しました。
2が一番恋愛できそうだなぁ。
[周りの会話に続く更科の呟きに、結城が"転校"する未来が頭に浮かんだのは何故だろうか。
それは誰にもわからない。]
鶯谷が繊細、か。
確かに少し蹴っただけで死んでたし、な。
[いや、ありゃあ熱にやられたのか?と呟くが答えは出ない。
止めになったのは間違いなかろうが。]
まぁ、此処でこうしてても仕方ねぇ。
向こうに行くとしようや。
[ガルシアやジョジョ、更科に視線で促す。]
…。
[そして、少し笑う。]
なるほど。
だが、当たり前のことを、しているだけだ。共同生活では、出来る範囲の協力を、し合うものだろう。
更級は、俺の心配を、してくれただろう。
そういうもの、なんじゃないか。
ん?ああ…向こうにおった時は、結構キャンプとかいっとったから。
[慣れているのは否定しない。だってそれは事実だ。
おかげさまで堂々と自己紹介の趣味でアウトドア料理が趣味といえるくらいには]
ほんまにへーき?しんどかったら、休んでてええんやで。
…その、うち、ずっと鈴のこと引っ張り回しとるし。
[嫌って言われないから、ずっとこっちも傍にいるのが当然みたいになっていて、
それが流石にちょっと自分でもどうかと思ったらしい。
炭の様子を見ながら、ちょっとだけ、自己嫌悪]
じゃあ……大丈夫かな、戻ろっか。
[愛美に、頷いて。お盆におしぼりとタオルを乗せて、ぱたぱたと。
エントランスの手前、モニタ室からは、結城を埋葬する集団の声がしていた。
埋葬は終えたようだけど、まだ、何やら話し込んでいる。
取り敢えず、一声、かけておく]
なにか、あった? 先、行ってるからねー?
嗚呼…それは繊細ではなく、
柔だというのだよ、風峯。
[酷かった。]
ああ、行こうか。食事に遅れてしま――
…部屋割り?
[きょとりとする。わいた疑問は西野により
代弁された。]
…西野か。
[少し考える。]
俺は、位置関係などが、どういう風になっているかは、よく分かっていないが。
男女は、離すとか、固めるとか、するものだ。
後で、検討する必要が、あるだろう。
うん。
足りなくなったら、誰か使えばいいと思うし。男子なら頼めばしてくれると思う。
[矢口の後をついて、キッチンを出る。
モニター室の方からする話し声。聞こえた単語に思い出したように口を開いた。]
そうだ、部屋。二階に個室があったんだけど、扉8つしかなかったわ。
二人ずつ相部屋になるみたい。
私勝手に入っちゃったけど。
それに、バラバラに部屋を取っていったら、誰がどの部屋か、混乱する、かもしれない。
一度様子を見ておいた方が、いいだろう。
[起きてすぐ食事の準備に駆り出されたため、まだこの場所のことはほとんど把握していない。]
俺は、皆より、長く寝ていたようだ。
だから、皆がどういう風に動いているか、よく、分かっていないのだが、な。
そうなの?
…そうなんだ。
[キャンプとか行った事無いなぁ。そう思い返して少し首を傾いだ。
母親と暮らすようになってからは、朝から遅くまで仕事…で随分忙しそうだったし
そういえば、あんまり出掛けるとか、無い。]
大丈夫だよ、さっき頭打って…たんこぶ出来てるだけ、だし。
…??
[引っ張り回されている気がなかっただけに、かくんと首を傾いだ。
昔みたいに一緒に入れなくなったから、せめてそれ以外の時ぐらい、と
自分も一緒にいるのが当然みたいになっていて、…ああそうか。
…ちょっと凹んだ。自分も、片割に存分に甘え過ぎているのかも。
杏は、ほら。何でもできるしカッコイイし、かわいいし。
お皿を並べ終え、だからといって手伝えることが無くなったので
邪魔にならないよう、とぼとぼと隅っこへと移動する。]
罠って…。
普通の部屋だったよ?
[西野に聞かれて思い出すような仕草。]
ベッドが二つあったから、たぶん二人部屋だと思うけど…。二人寝られる広さだったから、4人でもいけるのかなぁ。
罠があるかどうかは、調べてくればいいと思うよ。
…。
[相部屋という言葉に、少し驚く。]
…。
[今自分たちがここにいる理由を思い起こす。
自分が考えた通りのことが考えられてそうなっているのだとしたら、あまりに悪趣味だ。
…深い意味は、ないのだろう。
建物の広さの問題かもしれない。]
…。
[西野の言葉にゆっくりと首を傾げる。]
誰かが、罠を仕掛ける理由が、あるのか。
へぇ、8個しか部屋が無いのか。
こういうときはアレだな、王道的にくじ引きとかどうよ?
別に誰となってもかまいやしねーだろ。
[部屋数が足りないと聞き、適当な提案をしておく。
まぁ、誰と部屋になっても恐らくは寝に帰ったりする程度だろうと気楽な考えだ。]
……罠ってなんだそりゃ。
これ以上、何の罠があるって言うんだよ。
[考えすぎだっつぅの、と背中を平手で叩いた。]
かるりんって呼び方につっこもうと思ってたのに忘れてた。タイミングを逸したな。
アレクサンドル・カレリンみたい。
…相部屋って。
――ああ、でも、そうか、2で割れるか…。
[顎に指先を添える。碓氷の声がした。]
部屋を取っているのか、そうか。
…ダブルベッドが2つ?広い部屋だな。
……罠って、お前。
[西野の発想に思わず突っ込んだ。]
ログハウスでまでサバイバルは御免蒙りたいな。
慎重になるのは分かるが。
…まあ、そうか。一寸見てくるのもいい。
普通の部屋、ね。気付かないうちに、媚薬の香とか焚かれてなかっただろうな?
しかし、ここまでの設備を用意して個室じゃなく二人部屋とは。悪意を感じるぞ、日恋。
[後頭部を掻きながら、ぶつぶつと呟く]
暇だからやってみようコーナー。
マクロ部屋割り。
201<<戸田 万寿夫>><<戸田 万寿夫>>
202<<結城 丈二>><<風峯 駿>>
203<<ガルシア河村 カルロス>><<結城 丈二>>
204<<城 譲>><<姫藤院 知奈>>
205<<山田 太郎>><<ガルシア河村 カルロス>>
206<<結城 丈二>><<結城 丈二>>
207<<結城 丈二>><<西野 義則>>
208<<結城 丈二>><<更科 青>>
[風峯の言葉には、少し眉をひそめた]
くじ引きか。それは男女別か? それとも混合か?
それによって僕は策を考えなければならなくなる。
相部屋だけど、別に誰がどの部屋って決められてるわけじゃないし、普通に女子男子で分かれればいいと思うけど。
男女ではいるなんてまだ早いでしょ?
あ、山田君は逆に女の子の方が、いいのかな、どっちだろ。
[西野の言葉にむ、とする。]
媚薬なんて、焚かれてなかったわ。
そこまでするのかな?
え、相部屋? それって、やっぱり……、
[……いや、違うのかも。思い直す。
男女ペアとは、限らない。うん、そうだった。
大体、日恋が強制でもしないかぎり、そんなことには、普通、ならないだろう。
……ただ、相部屋となると。さて、自分は、どうしよう。
杏と鈴が、同じ部屋になるんだろうからして]
……まあ。
取り敢えず、ご飯してから、かなあ。
[まあ、女の子で、とくに仲が悪い子はいない。
言い方はよくないけど、誰でもあまり、変わらないというのは、あった]
うん。なんか、子供会の行事に、そういうの多かって。
[父親と出かけたわけじゃないのが何とも笑ってしまう話。
鈴はどうだったのだろう、あんまりそういう話は、しない]
こぶ出来てるなら、ちゃんと冷やさんと。
女の子が、体に傷残したらいかんのよ。
[眉を寄せて、ちょっと唇を尖らせた。
それから鉄板を引っ張り出して上に乗せたが…あ、お肉と焼きそばセットとバームクーヘン。
結構なものを持って来れていないのだと気づいて、
鈴に頼もうと思ったらなんか遠くにいて、キョトンとしてしまった]
…鈴、焼きそばのセットと、お肉と、持ってきてもらっていい?
あと、バームクーヘンも今からやらないと、デザートに間に合わないと思う。
頼んでも、ええ?
[首を傾げて、小さく手を合わせて頼んでみた。
機嫌を直してくれたらいいなあ、と思いつつ]
…。
[媚薬。媚薬か。
なるほど、なくはないかもしれない。]
…。
[だが、政府は、「これ」をシステムとして確立させたいと考えているはずだ。
ならば、効力の強いものは用いようがない。
そういうのを、脱法ドラッグと言うからだ。]
…。
[ただ、そうだな。
相部屋だと、男は、「たまる」だろうな。]
碓氷。ヤツらはすでに、こうして集団拉致まで行っている。
そこまでやるのか、と侮るのはいいが、僕にはどこまでやるのかが楽しみですらある。
[そして、どこまで考えなしか、が問題なのだ]
―204号室―
…ん、
[其処はどうやら
誰にも使われて居ない部屋らしかった。]
……成る程、広いな。
[むやみに広いベッドが2つ。
自分のマンションも此れくらい広いといい、とは
胸のうちだけで。]
別に何もない、か。
[クローゼットを覗き込んだり、
シャワー室を確認したりしている。
すっかり探検だった。]
何、西野。
お前混合がいいのか?
相部屋希望とかがあるのなら俺の独断と偏見と悪意とおせっかいによって何とかするってぇのも吝かじゃあ……。
―――……"まだ"早いって。
あれだな、碓氷。
お前以外とアグレッシブなんだな。
[西野をからかおうと肩を組んだ矢先に、予想外の発言で少し固まった。]
ま、媚薬なんて本当に聞くのかもわかんねーっちゅう話だ。
本当にあるのなら一度は見てみたいね。
っと、俺も部屋見てくるわ。
これから暫く寝泊りするのがどんな部屋かってのは見ておきてぇし。
[矢口の言葉に頷く。]
うん、食べてからでもいいよね。
私一度部屋に荷物置いてきちゃったけど。
後で部屋割り決めなおした方がいいのかな。
[沈黙するカルロスの心の内は読めない。
首を傾げて、外へ行こうと足を踏み出した。]
…。
[ゆっくりと口を開く。
緩やかに、静かな声で話す。]
媚薬、とされていたものは。
今では、多くが、麻薬として、指定されている。
そうでないものは、健康食品の、範囲を出ない。
脱法ドラッグと呼ばれる「効き目」が強い、とされるものは、出回っているが、そんなものを使えば、非難は免れないだろう。
ありえないことだ。
また、考えても、仕方のないことでも、ある。
どこまでって、西野くんは何処まで期待してるの?
媚薬も期待してるってことよね。
恋愛しろってことは、強制的にペアを組まされるわけじゃないし、なら媚薬なんて使わないと思うけど…。
使ってもお香くらいじゃない?
[2階へ向かう更科を見送り、]
まだ、早いでしょ。
人によっては早くないのかもしれないけど。
アグレッシブって、そんなに変なこと言ったかなぁ。
[頬を膨らませて足を止めた。]
傷ってほどじゃないもん、その内治るよ。
…ちゃんと冷やすし。
[忘れてなかったら。
杏の言葉に何だか苦笑して、続いた言葉に立ちあがる。
そうか、結構あったなぁ。一度には運びきれなかったから仕方が無いけれど。
焼きそばのセットと、お肉と、バームクーヘン。ん、判った。
指折り数えて、小さく手を合わせて頼む片割に小さく笑った。]
ん、わかった。
じゃあそれまでに焼けそうだったら、先に焼いちゃっていいよ。
ついでに、皆呼んでくるし。
[こく、と頷いて先程来た道を戻る。そういえば皆が結城を埋葬…
…訂正、看病しに行ったあとから戻ってこない。
…想像以上に重傷なのだろうか。 ありえる。]
…ちゃんと、忘れずに冷やさないかんよ。
[すぐに忘れたふりをしそうなので、もう一つ念を押した。
先に焼いていてもいいとは言っても、鳥の丸焼きはもう上に普通の炭を置いたので
あとは時間が美味しくしてくれるのを待つだけで。
どちらかといえば、今のうちにバウムクーヘン用の竹を見ておきたかったが
さて、竹は何処にあるのだろう]
うん、お願いするわ。
[あとはこっちで山田と火の番を暫くしていることに決めた]
ああ、そういうこと……、
[風峯の言葉を、理解して。
傍らで頬を膨らす愛美を、からかうように]
ほら。"まだ" 早いだから。
何日かしたらオーケー、とも、とれるじゃない?
−ログハウス 2階−
……いや、西野。
それには同意せざるをえねぇわ。
[そりゃまぁ、風峯も男だ。
女と同部屋というのは、そこそこ興味があったりはする。]
いやいや、気にすんな碓氷。
ちっとばかし真面目なお前からは意外な発言だったってだけだ。
[笑いながら二階へと上がり、201、205...という順番で、入り口から順番に全部の部屋のドアを開けていく。
広い部屋とかなら気分が良いなと思ったが、どうやら全部の部屋が同じ造りの様だ。]
んだよ、これじゃ本当にどの部屋でもいいな。
[途中の202と203には、既に人がいた形跡があった。
おそらくは既に誰かが使っているのだろう。
そして、204の扉を開けると、ベッドで遊んでいる更科の姿が。]
…西野くん、それ一緒になる女子のこと考えてない。
カルロス君も。
でも、御手洗君って男子にとっても危険、なの?
[自分が知らない内に何が起きたのかは知らない。]
あ、二越さん…。
うん、話の内容は気にしないほうがいいと思うわ。
西野君、そこまでいうなら男子の中から安全そうな人を選んで同じ部屋になればいいんじゃない?
風峯君とか普通よね。
カルロス君も普通…かな。
一緒になる女子のこと……?
[碓氷の言葉に、口元に手を当てて考える]
なるほど。考えが及ばなかった。
[本気で自分のことしか考えていなかったようだ]
−ログハウス 204−
… …!
[扉が開いたのでびくっとなった。
其処には風峯の姿があった。]
…あ、いや。その。
[ん、と小さく咳払いした。
少々遊んでいたのを見られて
気まずく恥ずかしそうだった。]
……いや、…ベッドが余りに跳ねるので。
[眼を逸らした。]
−沖・船−
「戸田さん、お客さんが……。」
客……そんな予定あったか?
「ほら、麻黄さんとこの部下の……。」
[その言葉で、特定の人物が思い浮かぶ。]
うげぇ。
何、あいつが来たのか?何の理由で――。
「知りませんけど、もう着くみたいですよ。
一応出迎えとかいったほうが……。」
[その言葉を受け、渋々と言った様子で戸田は甲板のほうへと出向いた++]
そろそろ焼き始めるよー、結城くんの調子、どう?
――…って、何の話してるの?
[ひょこ、と大広間を覗きこんで、きょとん、と瞬いた。
良く判らない単語が飛び交っていて、さっぱりわけがわからない。
しかもさっきよりも人が少なくなってるし。]
…青ちゃんと、風峯くんは?
[そのまま台所方面へ行こうとしながら、見当たらないクラスメイトの姿を探して
きょろりと周囲を見回した。やはり付近にはいないっぽい。]
む…。
すまない。
デリカシーが、足りなかったな。
[かくり、と頭を下げる。]
…。
[少し考える。]
俺は、ベッドがなくても、寝られる。
それに、図体が、でかいしな。
場合によっては、部屋がなくても、構わないぞ。
[む、見ちゃまずかったか?と頬を掻く。]
まぁ、なんだ。
恥ずかしがらなくてもいいんじゃねぇか。
そういう事をしたくなる時もあるっちゅう話だよ。
俺もガキの頃には良く飛び跳ねて怒鳴られてたし、な。
[目を逸らす更科の様子に、変な罪悪感を覚えてフォローする。]
そうだな。カルロスは山田の好みだから生贄になってもらえばいいと思う。
風峯と相部屋になるか。ジョジョでもいいが。クジはなしだ。
[二越に気付いた]
食材の準備は終わったのか?
こっちは部屋が相部屋仕様だから、それに関わる問題点を論議していたところだ。
…気にしない方がいいの?
[碓氷の言葉に、そっか。と一つ頷きそうになったが
幸か不幸か、友人がかくかくじかじかと丁寧に説明してくれた。
なるほど、事態は把握した。心配も尤もだ。
が、一瞬だけ、西野たちの方を見る視線が微妙に生ぬるいものになった。
このクラス、時々何だか発想がこわ…
いやなんでもない。]
普通に考えたら、男女は別に組むものだと思う、けど…。
男女別にして、クジでも引けばいいんじゃない?
…その方が、早い気がする。
[必要なら、手早く作っちゃうけど。かくりと首をかしいで問いながら、
もちろん誰かと組みたいとか希望があれば別だけど。とも付け足した。
…もちろん、御手洗君の危険性までは、存じ上げない。]
…ちゃんと考えないと駄目よ。
ああ。二越さん、部屋割りどうしようかって話。
更科さんと風峯くんは二階に行ったわ。個室を見てくるって。
風峯君追ってったように見えたけど、まさかね。
[階段の方を気にするように視線を送った。]
二越。
火はうまく起きたか。
石は崩れにくいように積んだが、あまり強い衝撃は、与えないように、気をつけた方がいい。
やけどにも、気をつけろ。
彼らは、2階だろう。
部屋を見に行ったはずだ。
/*
あ、ごめん。
西野君にクジはなしって言われたのに被せてしまった。
しかし、あれだよ更科&風峯ペアは見るたびに一緒にいる気がする!
風峯くんズルイよ!!私だって、青ちゃんとキャッキャウフフしたいy(
誤解を生むこの表現は止めよう。
普通に絡みたいだけです。 女の子みんなかわいい!
*/
カルロス君、ベッドの数は足りてるんだから無理に床に寝なくってもいいんじゃないかなぁ。
今なら、安全な人先に決めちゃってもいいと思う。
危険な人は危険な人同士でもいいと思うし…。
二越さんはやっぱり双海さんと、かな?
―部屋204―
いや、そういうわけでは、ないんだが。
……まあ、なんだ。
ちょっと
そう
…うっかり、はしゃいだ。
[足を離す。しゃらんと首飾りが鳴った。
逸らしていた眼を戻す。]
…そうだな…
[フォローに小さく笑って]
腕白なことだ、うん、想像できる。
スプリングが壊れそうだけどな。
いや、クジを作るには及ばない。そんなことをしたら、双海と二越の仲を引き裂いてしまうかもしれない。
もちろん君らの運命の糸は繋がっているだろうが、僕はあえてそんな意地悪をしたくはないと考える。
[爽やかに、二越へと笑いかける]
だから、クジはなしだ。
[皆の言葉に、かくりと階上を見上げた。
相部屋って聞くものだから、確かに気にならない事はないけれど。]
…仲良いね。
[うん。頷いた。よく一緒にいる気がする。
さっき、結城の屍を運ぶ時も互いに手伝っていた気がするし
そういえば青ちゃんは、食材調達組だったような…。あれ?
まあ、いいか。 仲良い事は美しきかな。]
あ、うん。ガルシアくんありがとう。
杏ちゃんが慣れてるみたいで、
松葉があったから、火は簡単に起きたみたい。
[火傷には気をつけろ、という言葉にはこくこくと頷いた。]
/*
二越は良心だな…
BBQが終わらないと更新できない な
お前、これ、プロロなのに、なんという、こと。
にくがたべたい。
あれ、なんだ、このながれ
だってまさか追ってくれるとは!いやいやいや…>仲が
だろ?
良くベッドが壊れるってドツかれたもんだ。
[ニカッと腕を組んで笑う。]
つーか全部の部屋の中一緒なのな。
ほれ、スイートルーム的な部屋があるならキープっとこうと思ったんだがアテが外れたわ。
[つまんねぇなぁと口を尖らせてから、出口のほうへと視線をやる]
さて、マジで腹減ってきたしメシにしようや。
準備も大体終わってたはずだし、待たせるとワリィし。
/*
いや、わたしはだな
風峯とずっと話してる気がしたから
申し訳なく思い そうだ離れよう!
と思ったら気づけば部屋に
何を謂っているかry
じぇら
…ううん女の子には行かないわ。
女の子グラで女の子口調で、名前だけ男の山田君は行くかもしれないけど。
いくのかよ。
…え? 杏ちゃんと?
運命の糸?
[碓氷と西野の言葉に、ぱちりと瞬いた。
それは、姉妹一緒の部屋ならそれはそれで嬉しいけれど
別に、必ずそうしたい…という訳でもなく。
というか、今まで別れて暮らしていたのだからある意味今更だ。
笑顔で言われてしまったが、逆に良く飲み込めない。
というか、なんか取ってつけた理由臭い]
…クジが無し、の理由になってない気がする。
――ねえ。
ベッド大きいんだし、女の子は4人部屋にして、危険な人を一人部屋に閉じ込めたらどうかな…。
山田君とか、御手洗君とか、西野くんとか。
まあ、でも、鈴ちゃんと杏ちゃんは同じ部屋だよね。
[当然のことのように、言って]
あと、誰が組むかだよね。
私と、愛美ちゃんと、ティナちゃんと、青ちゃん、都ちゃん……あれ?
[もういちど、数え直してみる。うん。たぶん、間違いない]
……奇数?
…。
部屋の広さや、ベッドの大きさによっては。
その方が、俺は寝にくいからな。
火は起きたか。そうか。
色々、道具も、あったようだからな。
大丈夫とは、思うが。
こんなところで事故を起こしたり、怪我をしたりするのは、避けた方が、いい。
[碓氷の言葉に振り向く]
なんだ僕も危険人物枠か。少々慎重な性格ってだけの話だというのに、悲しいことだ。
まあ、個室は悪くないがね。
あ、うん。私、4人部屋でもいーよ?
というか、その方が修学旅行の続き見たいで楽しそう。
…ちぇこちゃん、別に私たち違う部屋でも大丈夫だよ…。
[碓氷の言葉にこくこくと頷いて、しかし続いた矢口の言葉に、おろりとした。
むしろ分けないと申し訳ないよ!とかどこからか聞こえてきた。
かも。
部屋割は、本当誰でも良いから!4人でもいいから!と声を上げて
台所へと材料を取りに行こうとして]
……あれ?奇数?
[いち、に。自分も数え直す。7人だった。
矢口と、碓氷を交互に見やる。どういうことなの…]
奇数……。
[数え直す。確かにそうだ。これは自分が間抜けだった。男子が多い。そんな単純なことに気付かなかった]
日恋……これは何の冗談だ?
[呟くように]
……うん。
そういえば、女子7男子9のクラスだった。
[なにか違和感があると思ったら、これか]
山田くんが女子カウントは……ないんじゃ。
山田くんがたとえば、めでたく西野くんとゴールインしても、子供はできないし。
……一応、少子化対策なんでしょ、これ?
誰か二人人余る計算、って訳じゃないのよね。
西野君、西野君は危険じゃないけど、西野君が一人の方がいいんじゃないかなって。
カルロス君も、ベッド大きかったし大丈夫よ。
ダブルベッドじゃないのかな、あれ。
それともキングサイズがいい?
そこまでは期待しちゃ駄目だと思うけど。
そうよね…。
少子化対策よね…。実際に作るかは別として。
山田君を剥いたら実は女の子だったとか、ないのかな。
鶯谷君を剥いたら女の子だったとか。ないか。
……あ。
西野くん、あの、島の精霊(仮)さん。
あの子が、8人目の女の子……っていうのは?
もうひとり、島のどこかに女の子がいて、9対9になるのかも……。
うーん…?
[確かに他人に比べれば、気心は知れているし杏と一緒なのは好ましい。
でも、ここは家では無いし、クラスメイトと居るのであれば
それを押し通す心算も無いし、別にクラスの女子といるのも嫌じゃない。
…ついでに、胡散臭いのが西野自身だと言う事は否定しなかった。]
怪我とかは、気をつけるね。ありがとうカルロスくん。
杏ちゃんにも、言っとく。
[随分慣れてる様子だったから、自分がやるより怪我も少なそうではあったが
万が一という事もある。ちゃんと伝えておくと一つ頷いて
…そういえば、頭にたんこぶが出来ていたんだった。
ぺち、と軽く後頭部を叩いて、食材を取りに行くついでに冷やしに行こうと決める。
ちょっと取りに行ってくる、とだけ言い残して廊下へ出た。
階段下を通りがかった時に、階上へ向けて「もうそろそろ焼いてるよー?」と
声掛けも一応しておいた。 邪魔だったら申し訳ないけれど。]
……手違いか、作為かは後々考えるとしよう。
ベッドは各部屋二つのダブルだったな。すまないが女子はさっきの案を採用してくれ。僕は男とダブルベッドで寝る役にだけはなりたくない。
…随分遅いな、皆。
なにしてんねやろ。
[そんなに結城の蹴られどころは残念だったのだろうか。
山田と二人で顔を見合わせ、何してるのだろうと首を傾げた。
まさか、部屋のことでそんなにもめているのだとは知らないまま。
別に、誰となったところで騒ぐほど子供ではないつもりだ。
結城の場合の安全は、保証しないのは確かだが]
そっか、男子が9なら女子は固まっておかないと部屋足りないんだ。
8つだし。
西野君、別に二人部屋でもそれぞれ別のベッドに眠ればいいんじゃないのかな。
後山田君なら喜んで寝てくれると思う…。
それがいやなのね。
[矢口の意見を考えてみる]
あるかもしれない。だが、それはここで結論を出せない。
ログハウスに用意された部屋は、二人一部屋で八つだ。参加者は十六人と考えるのが妥当だとは思うが……。
僕はまだ、日恋の底を計れていない。
……ま、そうだね。そうかも。
[西野のことばに、二つの意味で、頷いて]
……どちらにしても、さ。
詳しく考えるの、ご飯の後にしない?
ご飯の前に悩んでたら、杏ちゃんの料理だって、美味しく感じられなくなっちゃうよ。
[おしぼりの盆を持ったまま、外へと歩きだして。
少し進んで振り返り、愛美と西野、ガルシアを*促した*]
……飯が不味くなるのは、たしかに問題だな。矢口、いいことを言うじゃないか。どのみちここで議論を続けても結論は出ない。
食べてからにするか。
[矢口に従って、バーベキューの用意がされている場所へと向かうことにした]
[何だか「そろそろ起きないと遅刻するわよー」みたいな役回りだ。
とか如何でもいい事を思いながら、そのまま台所へと向かう。
焼きそばセットと、お肉と、バームクーヘン。
トレーに乗せたら、案外持ってくるのは楽っぽかった。
他に忘れ物はないよね、と確認して台所の電気を消すと再び来た道を引き返す。
戻ってきたときには、丁度矢口が皆を食事へと促すところだった。
結城は、今しばらく目覚める様子が無い。
覗き込んだけれど、時折苦悶の表情を浮かべていた。
…だ、大丈夫かな。
少しだけ不安に駆られつつ、自分も外へ向かう皆の後を追う。]
杏ちゃん、お待たせー。
もってきたよー。
・・・・・・
[どうもうたた寝をしていたようだ。優雅に。あたりを見回すが、相変わらず騒がしい]
ふう、何がそんなに楽しいのかさっぱり理解出来ないな・・・・・・
[優雅に腕時計に目をやる。今日電話にて取引先と連絡を取る事になっていたのだが、先ほどから携帯電話の電波状況は圏外とだけ表示されている。
体を壊された父上の仕事の大半を既に継いでいる御手洗業だが、残り少ない世間一般的な”青春”という残り少ない時間を満喫しようと考えこの旅行に参加した。しかし、やっぱり業には馴染み難いものなのかもしれない]
/*
青ちゃんが寝落ちたんだなーと思って
204の2人が下りてきやすいように、下から声をかけてみたんだけど
…どっちも寝落ちているようでした…(
ただ邪魔したようにしか見えません本当に(
( ノノ)
*/
[西野や矢口がこちらにやってくるのが見えて軽く手を振った]
あ、おかえり。
[山田がどんな顔をしたかはあんまり気にせず、
ほつほつとやってくる姿の中に見つけた鈴に向けたのは爽やかな笑顔。
女は化けるものとはよく言ったものである]
ほな、早速焼こか。肉とかは風峯あたりに…あれ?風峯…と、更科は?
[一番肉食な気がする男がいないので、軽く首を傾げる。
肉を任せてみようと思っていたのだが、どうしたものか]
ま、ええわ。西野、肉と野菜の焼き任せてもええ?
準備は全部終わっとる。鶏の丸焼きもセット終わっとるし、これから焼きそばと、
あとは女子でデザート作り。
風峯と更科は……そういえば、遅いな。二人とも部屋を見に行っていたはずだが。
[そこまで言って、気付く]
……まあ、何かあったとしたら、この状況では喜ばしいことなのかもな。日恋にとって。
[呟きながら、部屋の罠は調べておこう、そう思った]
焼き係は任された。適任だよ。きっとね。
焼くだけの調理は慣れてる。
[階下から聞こえた二越の声に気付き、
んじゃ、行こうや。と更科に声を掛けてから下へと降りて外へと出る。
丁度今から焼くタイミングだったようで、双海と西野の方へと歩いて行く。]
おー、やっとメシか。
肉分が足りなくて死にそうだわ。
…?…あー……ああー…。
ふ。
[西野の言葉に思わずぬるい笑みしか出てこなかった。
なんかこう、どんな笑みだったかは察してくれたまえ君よ]
ああ、たのむわ。ほな、これな。
[何処から出したか。内輪。
それを爽やかな笑顔で西野におしつけると、
自分は鉄板にさっと油をひいて早速焼きそばと臨戦態勢。
目がマジだった]
ものすごい ものすごい 御手洗様とお話したいのだが
俺の喉がだね。
鶏の丸焼き?もちろん御手洗様と話すためのネタに決まってるじゃないk
―バーベキュー会場―
おー…。
[目の前で着々と準備が整っていくことに、わくわくしてくる。
ふと、視界の隅に携帯を弄る御手洗の姿が映った。]
ふむ。
[御手洗の所まで歩くと、その手元から携帯をひょいと取り上げた。]
ま、ま。
どうせ電波届かなくて役にたたんから、そんな事より皆で楽しもう。
というわけでこれは没収。
風峯……?!
[思わず現れた人物が余りに予想外で物凄い凝視。
思わず西野のほうを見た。何処までも当てにならない男だ]
食事の前にもう一仕事頼みたいんやけど。
取って来てもらった竹の節の部分、穴開けてもろてええ?
そうせんと火ィかけた時に竹が爆ぜて危ないんよ。
出来たら教えて、それまでは焼きそばと戦うで。
[調理とかではなく、既に戦いになっているらしい]
/*
は。しまった。うっかり中の人マークつけそびれt
これだと杏が御手洗様フィーバーみたいなことにwwwwwwwwwwwww
ふむ、何やらかぐわしい匂いだな。
[地面においてあったスティックを手に取り、優雅に立ち上がる。ゆっくりと匂いがする方向へ歩いていくと、バーベキューの準備が進められていた]
成る程、下賎な者たちが好みそうな食事だ。
[そう優雅に仰る御手洗業様の優雅な瞳は、少しだけまぶしそうにその光景を眺めていたのであります。
そして、どことなく近づくのを躊躇いつつも、壁に背を持たれかけさせ、腕を組みいつものようにスティックで床をこんこん、と叩くのでありました]
ん、穴って錐で開けるだけでいいのか?
器用なことは出来ねぇが……まぁそれならなんとか。
[倉庫から取り出した道具の一つから錐を手に取り、傍に積まれている竹をつかむ。
そして、その竹の節に力任せに錐を突き立てた。
何かを硬いものを貫通した音と共に、一発で穴が開く。
特に考える必要が無い仕事なので、そのまま淡々とこなす事数分。]
おーい、こんなもんでいいのか?
[塩でごく軽く下味をつけた豚バラを炒め、油を出す。
人参とキャベツを炒め、もやしを投入。
それからもうちょっと調味料を足して野菜から水分を出し]
ん。
[面をほぐしてくわえようとしたところで御手洗の姿が見えて、
軽く視線をそちらへと向けた。
起きぬけに靴で殴りとばして以来だったので、なんかちょっと新鮮でもある]
文句があるなら、食わんでもいいで。
鶏の丸焼きも用意しとるけど、下賤なものが作る食事には
高貴な御手洗サマは興味ないんやろうしな。
[腕の時計を見て、そう言えば鶏の丸焼きができるまで
あとどれぐらいだろうと時間を確認する。
思い出したようにほぐした麺を加え、それから顆粒の中華スープを
といたぬるま湯を綿の上からかければ派手に水蒸気が上がる。
だがそんなものにひるむ双海杏ではない。
水蒸気をものともせず面をほぐし野菜や肉と馴染ませていく]
ほんまは節をちゃんと抜くほうがええけど、流石にそこまではええわ。
錐しかないんやったら、その分たくさん穴あけといてくれたらええ。
[焼きそばは着々と完成へ近づいている。
要は竹の中の水分と熱が外へ逃げればいいだけの話である。
なので風峯の用意してくれた竹は十分にこちらの要求を満たしていた]
ええよ。そしたら、それの真ん中にアルミホイル巻いて、油塗って。
終わったら、うちと焼きそば焼くのちょお代わってや。
[これでバウムクーヘンを作る準備はできた。
鈴と矢口の姿を探すのは、あの二人にバウムクーヘンを焼く仕事を任せようと思ったから。
本当は男子がもう一人ぐらいいてくれれば助かるのだけれど]
・・・・・・いや、頂こう。たまにはこういうジャンクフードも悪くない。
[調理中の料理に突然手をつける。少し味付けが濃い気はするが、腕は悪くないようだ。それ以上にシェフ以外の人物が作る料理というものが、酷く懐かしく感じた]
ふっ、家庭料理を売りにする料亭ならば就職口があるかもしれんな。ただの暴力娘かと思ったが認識を改めよう。感謝するがいい。
[そういいながらも、少しだけ口元が緩んでいた]
[御手洗様は皆様の前では高貴に振舞っていらっしゃいますが、特にこの数年は辛い思いを沢山されました。
それまでは、お父上の方針もあり庶民と同じような生活をし、決して家庭に縛られない日常を過ごされていました。
しかし、ご家族でご旅行にいったあの日を境に人生は大きく変わってしまわれたのです]
[突如ご家族を襲った崩落事故。別荘は崩壊し、その事故で母上と・・・そして当時フィアンセとしてお付き合いされていた女性も失ってしまわれたのです。
救出されたお父上も体に障害を負い、そして御手洗様もまだ杖が無ければしっかりと歩く事は出来ないのです]
[何もかも捨てられたのです。それこそが御手洗業様の人生]
日恋か・・・。私には無理そうだ。
[そんな久方ぶりの女性の手料理を味わいながら、誰にも聞こえないように一人呟いたのです]
あいよー、任された。
ただ、料理方面は期待すんなよ?
[双海の指示通りに、不器用ながらもしっかりと仕事をこなしていく。
それらが全て終了したあと、双海に焼きソバの交代を申し出た*]
ちょっ。お前何つまみ食いしとんねんー!
[御手洗のつまみ食いは流石に予想外。味が濃いのは当たり前だ。
麺が入っていない状態なので野菜だけだとちょっと味が濃い。
危うく手にしていたコテで眉間を刺してしまうところだったが
先程の反省を踏まえて少しは大人しくしていようと心に誓ったわけで]
普通、料亭って家庭で作れない味を食べに行くとこなんちゃう…。
[別に暴力娘なことは事実なので、感謝なんかするはずがない]
ま、ええけど。
もうちょいしたら焼きそばもできるし、それまではもーちょい待っとれ。
西野ー、そっちどんなかんじー?
[焼きものを担当させた男子に状態を尋ねる声をひとつ投げた]
あとはそこにはいっとるソースをかけて混ぜたらおっけーやし、
そんな難しいことあらへん。
よっぽど料理のセンスが絶望的にないなんてことが
ない限りは大丈夫やって安心しよし。
[ソースの器を指で刺して、コテと引き換えに
油が塗られたアルミホイルを巻いた竹を受け取る。
それからそれを持ったまま小さい竈のほうへ。
火のほうは山田が見ていてくれたのだろう、いい具合に保たれている]
鈴ー、矢口ー、おまたせー。
[二人を呼んで、早速ミッション:バウムクーヘンの説明だ]
・・・・・・
[事故より前は母上のお手伝いもされてた手前、料理についても知識がないわけではないのです。ですが、手の足りないご学友が困っていたとしても、また厨房に立つ事は許されないのです。もう時間は戻りません、そして戻るのではないかと錯覚をしている時間も御手洗様には無いのです]
さて、私はセバスチャンを呼んでティータイムを楽しんでこよう。もしくはあのショッカーの覆面でもまた剥いで楽しむとするか。
それではせいぜい頑張ってくれ、双海君。
[そう言うと、少しだけ気まずい表情を一瞬浮かべたのです。あまり授業に出る時間はありませんでしたが、ご学友の名前はしっかりと覚えるようにされていて、でも恥ずかしいので知らない振りをされているのです]
[少しだけ一人になりたくて、そんな場所を探しにゆっくりとこの場を離れた**]
…はぁ?
覆面て…鴬谷か?さっきから行方不明のままやけど
[ティータイムは構わないが、噂のセバスチャンは
どうやって調達するつもりなのだろう。
さてどうしたものかこの男は。矢口以上に輪をかけてアレでソレ。
仕方ないと肩を竦めて、去っていく御手洗の後姿に声を投げた]
バウムクーヘンが焼けるまでには帰ってくるんやでー。
お茶菓子いるんやろー。
[結局どこまでも給食のおばちゃんは給食のおばちゃんだったのでした]
[御手洗の背中を見送ったあと、くるりと鈴と矢口のほうを振り向いて]
さて、おまたせ。ほなミッション:バームクーヘンの説明しまーす。
まずはこれをごく軽ーくあぶって、ケーキの種を掛ける。
[手にしたのはアルミを巻いた竹。
小さなかまどの上で少し転がした後、片方にボウルを持たせて、
もう片方にそのうえでアルミの部分にケーキの種を掛けてもらう。
自分は、上手くかかる様にアルミを巻いた竹をくるりと回して]
で、均等についたら、今度はこいつを炭火の上で焼く。
大体きつね色になってきたかなー、と思ったら、火から外してこれの繰り返し。
ある程度の大きさになってきたら、ボウルの上で竹を回してやると綺麗にたねがつく。
最初から、バット持ってその上で回転させてつけてもええよ。
てゆか、今もってこよか。今はそれでとりあえず始めといて。
[鈴がお菓子は作るのは慣れているようだったので、
このまま今は任せてしまっても大丈夫だろう。
さっと窯の傍を離れてキッチンへとダッシュして、長方形の
幾らか深さのあるバットを一つ回収してくる]
/*
実はまだこっそり独り言にいるのはメタルサーガの行動を
スケジューラーに移行出来てないからです。くそう、手帳使えばよかったかな。
そう言えば二村続いて頭の中の村イメージがすーぱーらばーずに。
あれです。
ラヴィ!!*´w`)つ゚+
/*
どうでもいいんですが西野と城と結城のイメージがこの曲で固定されてしまっている俺。
http://www.nicovideo.jp/watch/...
男としてアルジとして示すべきは強さ固さ長さ角度、です。
―砂浜(海岸端)―
[波が打つ度、白く澄んだ砂は湿りに染められている。
一波。また一波。
横歩きしていた蟹が浚われ、泡と共に消えた。
海岸線はどこに座っても海が広く見渡せる。
砂浜よりは少し小高い断崖の上、陽にも月にも映える林の横顔がもの悲しげだから、何時間だって忘我の時間に浸れるのだ。]
―砂浜(海岸端)―
[波が打つ度、白く澄んだ砂は湿りに染められている。
一波。また一波。
横歩きしていた蟹が浚われ、泡と共に消えた。
海岸線はどこに座っても海が広く見渡せる。
砂浜よりは少し小高い断崖の上、陽にも月にも映える林の横顔がもの悲しげだから、何時間だって忘我の時間に浸れるのだ。]
[――あれから。
着替えて帰ってきたは良いものの、阿太郎は皆に顔を合わせことはしていなかった。
ダンボールでこそこそと動き、ログハウスからまた砂浜へ移動したのだ。
本当のところを言えば、阿太郎もバーベキューにとてつもなく興味があった。
今まで大人数で騒いだことなどない。
素顔を晒すことも出来ない彼に、大人数で何かをする、というのはとてもすごく大変なことなのだ。]
……ふぅ。
[何となくタイツは脱いでいる。
……砂浜の端なので、自分のように一人になりたいものでもなければ、そう簡単に見つかることはないだろう。]
じゃ、いこっか。
[ぞろぞろとバーベキューの方へ移動を始める。
たどり着くと火を見ているらしい山田と双海の顔が見えた。
やきそばを作るのを眺めていたが]
……。
[火の加減を見ている山田の方をじっと見る。]
山田君…。もう火がついたんならしばらくは離れてても良くないかな。
西野君が一人で肉とお野菜やいてるし。手伝ってあげるといいと思うの。
[と、促した。]
[バウムクーヘンの説明を横目に、練炭の火を眺めつつ、じ、と観察するのは山田の体。]
…ううん、女の子に見えないわ。
[誰かが女の子でなければ、このプログラムには穴がある事になる。
けれど女子は7人、男子は9人。]
この謎を解く方が面白、じゃなくて。優先…よね。だって、下手したら個室が男子と組まされちゃうもの。
どう見ても男にしか見えない風峯君とカルロス君は除外してもいいわよね。
[火の傍に屈んで、指を折り始めた。
風峯がやってきて竹に穴を開け始めているのが見える。
一人一人男子を目で追ってから、推理を働かせた。]
御手洗君…もたぶん男性でいいと思うし、城君は女性だと思って見れば……ううん、男性ね。
女性が少ない事に気づいてなかった西野君って怪しいわよね。
結城君、も男の子だろうし。
白目むいてたもの。
[痛そうだったな…と遠い目をした。]
宇留間くんはまだログハウスにいるのかな?
鶯谷くんの姿も見えないし、どこいったんだろう。
考えられるとしたらこの辺りの人よね。
[しばらく考え込んでいたが。肉の焼けるいい匂いに立ち上がった。]
私も手伝おっか。
焼けたの大皿に移して行った方がいいよね。焼くスペース考えると。
[バウムクーヘンの方には手出しできなさそうだと、そちらを手伝う事に*した*]
……むう。
[唸る。
年輪が少しずつ歪んでいく。
傍らの鈴が焼くバウムは、キレイな同心円状を保っている]
……むむう。
[唸る。コツを呑み込んだらしい鈴が、アドバイスをくれる。
オーケー、頑張る。
頑張ってダメだったら、まあ、その。
年輪は南側に偏るっていうし。リアリティ、ってやつで。ダメかな]
[というか、割と忙しい。
何本かの竹が並列進行中なので、気をつけないと、山火事現場の年輪になりかねない。
担当分をてきぱき捌く鈴の様子は、どこか杏に通じるものがあるな、そう思った]
(ホントは、もう一人くらいいると良いんだけど……)
[杏はまだ、鉄板で戦闘中だ。
青は、まあその、止めておこう。
自分の焼くのが歪んだ年輪なら、青のは四次元のミステリーサークルになりかねない。
ほかに手が空いてそうなのは……と、休みなくバウムを世話しつつ、周囲の様子を窺った]
うん。私も初めて。焼くのも、もちろん。
[かくかくしかじかを終えて]
……まあ、口で説明するよりやったほうが早いかも。
[と、ある意味、丸投げた。いざというときは、鈴がなんとかしてくれる、はず。
だって、一杯一杯の自分がみると、被害が拡大しかねない。うん。だから仕方ない。
……まあ、かつての大惨事を思うと、不安はあるけども。
料理とお菓子作りは、また微妙に違う部分もある。そこに期待しよう。そう祈った]
―BBQ会場にて:バームクーヘン―
こうか。
[謂われた通りに手伝い始める]
よい匂いだ。
手作りのバームクーヘンか、
いいものだな。
[すこし笑みを浮かべた。]
……そいえば。青ちゃん、部屋のこと、聞いた?
男女の数あわないから、女子は3:4で……みたいな流れ、だけど。
[焼きながら]
青ちゃんはあれかな、風峰くんと同室な勢いなのかな。西野くんがなんか、そんなこと言ってたけど。
[にたーり。と。含みのある笑顔]
聞いたぞ、
見事に部屋が8つしかなかった。
てっきり個室か、さもなくば
男女別の大部屋かと思ってたんだが。
うん、ベッドも広かったし、
いいんじゃな、…は、
[山吹色の眼を丸くした。
ちょっと手元が狂う]
待っ、何故そう。男女別だろう、普通。
…西野、あいつは
何を謂ってるんだ…
[その笑いはなんだ、と困ったような戸惑ったような表情だった]
ふむう。アヤシい反応です。
どうでしょう、解説の鈴さん、これは夜が楽しみですね。
[鈴が、だねえ、と頷いた。
ガールズトークの本番は夜と、相場が決まっているのだ。
まあ、鈴の場合は純粋に楽しみなのだろうけど]
っと、危ない、焦げちゃう焦げちゃう――
[他愛もない会話できゃっきゃうふふしつつ、バウムを焼き続ける]
驚くに決まってるだろう、
解説ってなんだ、スポーツの実況か。
[夜。修学旅行。眠る前のテンションで、
楽しい話に花が咲くは自明の理。だがしかし。]
っ、と。いけない。
[焦がさないように、焼く。
デザートもバッチリの食卓が完成しつつあった。
へと見回して]
鶯谷はまた居ないのか…
[タイツがあったので無事らしいが
また探しにいく方がいいかな、とも考える。
結城は頑張れ、だった。]
―ログハウス1階・廊下―
[皆がバーベキューで盛り上がる中、こそりと建物の中に滑り込む。
真夜中に色々と探索する気でいたが、よくよく考えると、暗闇で物を探す事は極めて困難だ。
バーベキュー用のなんらかの道具を探すふりでもして、工具を発見、もしくは辺りをつけておいた方がいいだろう。]
……。
[急に人がいなくなった建物は、妙にしんとして、少し落ち着かない気持ちになった。]
[そうこうしているうちに
焼き上がったバームクーヘン。
処遇については双海の指示を仰ぐ。]
二越と双海は息がぴったりだな、
見ててなんだか微笑ましい。
ああ、焼きそばも作ってるのか。
…あれ、御手洗は?
さっきまで居たろう。
[居なくなるものが多いことだ、と首を傾いだ。]
[壁の下の方に取り付けてあるコンセントの位置を、横目で確認しながら調理場の方に進む。]
…ん?
[モニター室の前を通りかかると、誰かが大の字に床に寝転がっている姿が視界に映る。
誰だろう、と部屋の入り口から覗き込んで見て、思い切り顔をしかめた。]
……ほっとくか。
[倒れている人物を確認すると、放置したまま調理場の方へ歩く。]
[調理場に着き、壁際の引き出しを物色していく。
工具だけを持っていたら、万が一隠しカメラがあった場合バレてしまう恐れがあるので、カモフラージュに他の物も手に取っていく。
フォーク、ナイフ、果物ナイフ、アイスピック
何個目かの引き出しに、ドライバーのセットが入っているのを見つけ、先が小さめの物をこそりと手持ちの食器類の中に混ぜ込んだ。]
[立ち上がり、ドライバーだけをこそりとポケットに忍ばせると、調理場を後にする。]
……。
[そのまま一度はモニター室を通り過ぎたが、数歩進んだ所で後ろ向きに後戻りし、むぅ、という顔で部屋の中を覗きこむ。
結城は起き上がる気配も無く、何やらうなされているようだ。]
…放っておくのも寝覚めが悪いしな。
ちっ。
[小さく下打ちすると、モニター室の中に足を踏み入れた。が。]
っだ!!
[へりに躓いて転びそうになり、手に持っていた食器類が宙を舞い、倒れている結城の方向へ。]
、、、。
[うっすらとまぶたを開く。
見えるのは天井。どうやら自分は寝かされているようだがどうしてこうなっているのだろうか。]
あれ、僕......。
[考えようとした刹那。
ガシャガシャガシャガシャガシャン!!
我が身に降り注ぐ食器の雨。
哀れ結城丈二の命は今度こそ潰えて、、、。]
〜〜〜っっ!!!!???
[いや、生きていた。
奇跡的に降り注いだ食器は全て丈二の身体を避けて落下した。が、それらはいずれも丈二の頭部を掠めるようにして床へと激突。
その衝撃的展開に、丈二は声を出すこともできず凍りついていた。]
……だ、だいじょうぶ、か?
[おそるおそる結城を覗き込むと、ひとまずケガは無かったようだが、身体が硬直している。]
おーい、バーベキューはじまってるぞー…
[ポケットからドライバーを出すと、それで結城の頬をつんつん]
−外 バーベキュー−
[焼きソバのほうも完成し、今は順次焼きあがった物を貪り食っていた。
日は既に沈み、建物からの明かりと竈の火が辺りをささやかに照らしている]
あーやっぱ肉だな肉。
魚や野菜もうめぇが、肉がねぇと始まらんわ。
[矢口と更科で行われていた会話は幸か不幸か耳には届いていなかった。
もし聞こえていたなら……どうなっただろうか?]
[じわりと、瞳に涙がにじむ。
ドライバーでつつかれてよりさらに一拍の間を置いて。]
ひ、、、ひどいよ都ちゃん!!
[勢いよく飛び起き、涙目のまままくしたてる。]
昔っからそうなんだ。都ちゃんがなにかすると必ず僕がひどい目にあって…幼稚園のときだって小学校の遠足でm
[股間に激痛。]
○△×◇@ω〆??!!!
[悶絶して突っ伏した。]
ー外・バーベキュー中―
[此処にいないものといえば
危うく安らかでない眠りにつきそうになった結城もだ。
焼きそばの横の肉をつつき、箸を唇に添えたまま
ログハウスの方をみた]
結城も、そろそろ起きてくるだろうかな…
…動けるかどうかは、別か
[性別の壁は、大きい。
理解できないが死ぬくらい痛いんだろうとは思う。]
肉、持っていってやるかな…
[危機一髪状況なぞ知らないので呑気なものだった。]
[モニター室用に皿に肉を積んでみる。
ふと視界に風峰が入れば
何とはなしに見てからすぐ眼を逸らした。
ー―他にはどう見えているのだか、
言われると気になるのは致し方のないことだった。
少しだけ難しい顔になった。]
むぅ……旨い、旨いんだが。
[何かが足りない、と呟く。
顎に手を当てて暫し考えた後、その答えにやっとたどり着いた。]
そうだそうだ、アレがねぇとはじまんねぇだろ!
[皿と箸をその場に置き、ログハウスのほうへ走っていく。
10分後、再び喧騒に溢れたバーベキュー会場へ戻ってきた風峯の腕には、大量の缶と瓶。]
へっへー、やっぱ酒だよな。
[大量の酒をその場に置いた後、幾つかのジュースと見紛うラベルや色をしている物を、事前の置いてあった飲み物群に紛れ込まし、コップに注ぐ。
その行為は喧騒に紛れ気付かれずに終わり、顔には悪戯小僧の様な笑みが浮かんでいた。]
さーて、用意も終わったし俺も飲むかぁ。
[缶ビールを一本手に取り、先程まで自分が食べていた場所へと戻る。
その途中で、更科の視線が此方に向いていた事に気付くが……。]
ありゃ、もしかしてバレた?
[その視線の意味は、見当はずれの方向へ解釈していた。]
[―ー尚こちらは酒の混入に気づくはずもない。
想定していないせいもある。
焼きキノコを飲み込んでから、皿を手にした。]
ちょっと結城の方見に行ってくる。
飲み物はこれをもらっていいな?
[と、尋ねた。
うっかり酒だったがやっぱり気づかない。]
ああ、もうっ…
[懐からハンカチを取り出し、涙ぐんだ結城の目元をそっと拭う。
それはとても慣れた手つきで。]
昔の所業を喚かれても……
…お前は男だろ、泣くんじゃない。
もっとしゃんとしろ、しゃんと
[昔から、何度も繰り返してきたセリフに、思わず苦笑した。]
ん?お、おぅ。
好きに飲んでくれ。
[あれ、気付いたんじゃなかったのか?と思ったが口には出さなかった。]
あー、そういや結城っていやぁ。
[先程飲み物を取りに行く時、ちらりと視界の端に入ったモニター室の様子を思い出す。
その時は酒を盛ってくることしか頭に無かったので、声を掛けなかったが……。]
誰かと一緒だったな、全然見てなかったが。
うんうん、ええ感じええ感じ。
[着々と出来上がるバウムクーヘン。
特に鈴のは綺麗に出来ていて、やっぱり女の子はすごいと思った。
更科と矢口の焼くものも、個性が出ていて面白いなと思う]
あ、更科ー。きのこ以外になんか成果あったー?
[結城のところへ何か持って行ってやるのだろう、
缶と皿を手にした様子を見て首をかしげる。
が。
更科の持った感を見て視線が風峯に向く。
残念なことに、酒に気づいてしまったのはこちらだった]
ああ、そうだ。木苺があるんだ。
[と、双海が気づいたのに気づかない状態でそう答えた。
コップを持った手で籠を指し示す。
木苺は結構こんもりとあった。大量だ。]
そこに入れておいたから。
皆が摘んだりするのには十二分だろう。
佳かったらなにかに使ってくれ、料理長。
…どうした?
風 峯 。
自分こんなもんどこから出してきよったん。
[ええ、そりゃあもう目が据わってますとも。
確かここには未成年しかいないはずだ。
しかも国家権力の目の前でなんつーものを出してくるのだろうこいつは。
むしろ恋愛させるよりも未成年の道徳を守るために日蓮はしょっ引きに来るべきだと思う。
相変わらず、誤植は治っていない]
誰だったかまではわかんえぇけどな。
つーか、いま此処に居ない奴だれよ。
[周りを見渡すが、結構皆動き回ったりしているので判断が付かない。
早々に諦めて、手に持つビールを飲んだところで双海の視線に気付く。]
ぬ、どうした双海。
[ありゃ、今度こそ気付かれたか?と思いつつも再び一口。
やはりバーベキューには必須だろう、うん。]
木苺?素晴らしい。更科天才!
…お、美味い。これ、余ったらジャムにしてもええなあ。
むしろ、今ちょっと軽く潰して煮て、バウムと一緒に食べてもええかも。
[風峯を詰問する隙間でひとつぶぱくり]
コップの中身。ちゃんと確認したほうがええで。
[ひょい、と風峯が持ってきた缶の一つを持ち上げて示す。
更科の位置から、缶のアルコール表示は見えるだろうか]
どこからって……そりゃ台所からだろう。
鶯谷のタイツの中から出してきたらおかしい話だろうに。
[悪びれもせず、笑いながら肉を食う。]
別にいいじゃねーかよ、硬い事いうなって。
十八超えて飲んでない奴なんて今時珍しいぞ?
[全員十八歳以上らしいよ、大人の事情で。]
[下腹部(つーかアレ)をおさえうずくまったまま顔だけあげる。涙目で葛城を見上げ、うー…とうなった。]
、、、たぶん、いまじゃない。けど。
[どこが痛いか、を口にできない男の子。ともかく、この激痛で逆に冷静に戻れた。心配そうに覗き込む葛城に問いかける。]
ねえ、いま何時くらい? それから、みんなちゃんといる?
[まだ、身動きはできない。]
どうしたも何もあるかい、ボケ!!
[缶を持ったまま思わずグーぱんち]
どーせこんな下らん事考えんの自分やろ。
未成年の食卓に何でこんなもんが出てくんのや。
おかしいやろ!
[完全おかんむり。
途中で鈴や矢口達にパウムの外し方を説明しながらも、
器用に風峯を叱りとばす]
[酒だ。美味いけど。
もう一口飲んでから]
ん、よかった。使ってもらえると嬉しいよ。
バウムとか…それは美味しそうだ。
[双海に目を細めた。それから缶に眼をやって]
…飲んで確認してしまった。
アルコールだな…。
…ジュースみたいだが。
というか台所に備え付けてあったのかこれ。
あっ、ちょっ…ばっ!おまっ!
[突然の奇襲に、缶を落としかける。
何とか空中でキャッチするも、衝撃で少し零れてしまった。]
あーあ、もったいねぇ。
下らねぇって、バーベキューには酒だっちゅう話だよ。
[なぁ?と更科に助けを求めてみる。]
ん、ああ台所に大量にあった。
結構いい酒ばっかだったぞ。
[流石政府、わかってらっしゃると頷く。]
双海、そう風峯を怒ってやるな。
たしかに僕らは未成年だが、台所に置かれていたのなら、飲めということだと僕は思うね。
[まったく普段と変わらない様子だが、手には缶。すでに飲んでいるようだった。もちろん酒と知って]
??
[結城の言葉にハテナマークを浮かべながら、どうやら自分のせいではないらしい、という事だけはわかって少しほっとした。]
どこでケガしたんだ、まったく。
ええと…
[問われて、バーベキューの光景を思い出そうとするも、全員揃っていたかまでは定かでは無い。]
七時前くらいじゃないかな。
全員いたかどうかは、ちょっとわからない。…見なかった奴が何人かいるかもしれない。
立てるか?
大丈夫そうなら、食いっぱぐれないうちに合流した方がいい。
うちがさっきキッチンで目もつけた時には見かけんかったけど。
[お前自分の荷物から出してきたんじゃなかろうな。
そう聞くかのように風峯を見る目は完全に目線が座っていた]
……珍しくて悪かったな。
[顔が不機嫌から治らない。
そろそろ双海の怒りゲージが頂点に達しようとしていた。
沸点が低すぎる?今更今更]
鈴に言ったらなんか、こう、形にしてくれそうなんやけど。
[うーん。普段お菓子を作らないだけにこういうことに関しての
応用が余り聞かないのがもっぱらの悩みの種だ。
飲んで確認している更科の姿に思わず慌てたあと、かくりと肩を落とした]
そんなもん、うちが見つけた時点で全力で海中投棄。
危ないぞ。そこは火の近くだ。
[双海をやんわり止めつつ、
風峯に助けを求められると首を傾ぎひとつ瞬いて考える所作]
…あわないとはいわないが。
お前、酒が似合うな。…それはそれで問題か。
[ずれた。合間に西野のフォローが入った。]
二越にか、聞いてみよう。
…すまん、飲むときは匂いを嗅いでからにしよう…。
[肩を落とす双海に申し訳なさそうな表情をした。]
もうちょっと、、、無理かも。
[ゆっくりと姿勢をかえて普通に腰を下ろす。立てなくはない。立てなくはないがいま立ち歩くとやたら不自然な体勢で歩くことになるだろう。それはできない男の子。]
ん、、、ありがとう。
夕食はじまってるんだね。先に行って、なるべく独りにならないでってみんなに言っておいて。
[すぐに行くから、と頼りなく手を振った。]
ーバーベキュー→モニター室前ー
捨てると海洋汚染に繋がるぞ、双海。
…まあ、そこまで目くじらをたてることもあるまいよ。
[緩かった。]
わたしはちょっと結城の方を見てくる。
多分動けないだろうと思うから。
酒じゃないのはどれだ?
[と、改めてコップを選び直し
ログハウスの中へと入った。ひょいとモニター部屋を覗き込む]
嗚呼、葛城が見ててくれたのか。
結城、肉だが食べられそうか?
そりゃおかしいな。
キッチンの床下収納に大量にあったが……。
[ちなみに、この10倍はまだ残っていたりする。]
なんだ双海、お前飲んだことねぇの。
カクテル系一本選んで飲んでみろよ、旨いもんだぞ。
[飲まず嫌いはよくねぇなー、と残ったビールを飲み干す。
お約束の「ぷはー」という声と共に、笑みが自然と顔に出てしまった。]
ばっか、捨てるとかもったいねぇだろー。
造った人たちに申しわけねぇっちゅう話だよ。
ーモニター室前ー
……、 ……嗚呼
…えっと?
[手に持ったものを取り落としはしなかったが
思考は停止した。]
…生きてるか、…結城
[愚問だった]
そしてお前は何をしてるんだ御手洗。
似合う、か。
そりゃどう受けとりゃいいんだろうか……。
[更科の言葉に、少し考える。]
そう落ち込む事もねぇだろ。
更科が旨ぇと思ったら飲めばいいんじゃね?
[勿論、飲み過ぎとかは論外だが、一杯位ならなんともねぇよと笑い、ログハウスへと戻る更科を見送る。]
あぁ、酒じゃねぇのは良く見りゃわかるわ。
死者に宜しくなー。
そのまんま全部ぶちまけたらよかってん!
飲まん。要らない。
…何やの、ありえへんわ。
[西野は正直な話キッチンのあの発言からあまり信用していないので以下略。
風峯はどう見てもこういうことを好みそうなので以下]
…更科まで。
[ちょっと落ちていた肩が、更に見てはっきりとわかる程度には落ちたかもしれない。
ふい、と踵を返して]
もう、知らん。
[機嫌の悪そうな一言を残して林のほうに走って消えていく。
食事関係は、自分がいなくても鈴がいれば大丈夫だろうから]
[送り出そうとした葛城の向こうに更科の姿を確認――したときだった。
背後の気配などまるで気付いてはいない。だからこれは、完全なハイド・イン・シャドウ。]
、、、ぎ・・・・・・が、っハ......。
[白目を剥いて崩れ落ちる。全身痙攣。テンパリ狂乱。見よ結城丈二は白く燃え尽きている。
………そろそろ再起不能かも知れない。]
背中ががらあきだぞ、少年。
[実際は背中ではなく股間ですがそこは優雅にスルー。幼少期に習った赤心少林拳・梅華の型をとっている。そもそもスティックで攻撃するのに少林拳が必要なのかどうかは分からないが、ともかくこれは面白いと言う野生の感が働き、つい闇討ちしてしまった]
…二度と泣きたくないなら、強くなれ少年。
[そう優雅に言い放つと、高笑いをしながら別の部屋へと消えていった。嗚呼、御手洗業よ明日はどこの風に吹かれているのか]
/*
取り敢えず双海さんは何でか知りませんがお酒を毛嫌いしているようです。
あれだな。
多分子供会キャンプの時に周りの酔っ払いから何かしらの被害を受けたターン。
杏の性格からしても酔い潰れるとかねーわだろうからなあ。
……。
[背後に現れた更科を見、どこからともなく現れた御手洗を見て、最後に、床に崩れ落ちた結城を見る。]
ええと…
[見ると、白目を剥いている。これはダメかもしれない。]
……2階に寝かせとくか。
おい、御手洗、責任持って運んでけ……って、
[そこには下手人の姿はすでに無かった。]
あとお前私たちと同い年だろう。
[なにせ同学年なので。
我関せず高笑いがこだまする。
残された更科の顔には何が何だか分からない。と書いてある。]
なんなんだ…。
[答えは風の中。]
おい、ちょっと待てって双海!
夜の林とか危なすぎる話だ……ってもういねぇ。
[走り去っていった方向に視線を向けたまま、頭を掻いて溜息をついた。]
ほんっと、クソ真面目だなぁオイ。
どうすっかねー……。
[追いかけるべきか、否か。
西野の方へと視線を向ける。]
更科、ちょっと手を貸してくれないか。
ここで放置もなんだし、二階に運んでおこう。
料理は枕元にでも置いとけば、腹が減ったら自分で食べるだろ…
[結城の肩の下に自分の肩を入れ、よいしょ、と起き上がらす。]
−林−
[水泳部で鍛えられた脚力であっという間に林の中。
え、鍛えられるのかって?だってほら、蛙の肉って食べるとあっさり筋肉質でしょ。
手に持っていた缶を途中で放ったのは、決してトラップのつもりではない]
……何やの。
[未成年がお酒なんて、ありえないと本当に思っている。
酔い潰れるのもみっともないし、騒ぐのもみっともない。
そうじゃなくても、料理酒と料理ワインだっていつも調理でしか使わない。
飲んだことなんか一度も無い]
未成年が飲むなんて、おかしいやん。
[18歳云々を別にしても、だ]
[一緒に肩を貸してくれた更科に礼を言いつつ、ため息をつく。]
…まったく、世話のやける…
[困ったような顔で微かに笑いながら、階段を上がり、問われた部屋の番号を指し示す。]
確か、そこの203だったかな。
[言ってから、嫌な記憶がフィードバックして、顔をしかめた]
−林−
[少し優雅な時間を得るために外に出てみたが、どうもなにやらぶつぶつと声が聞こえる]
たしかこの声は…
[足をかばいながらも、ゆっくりと林の中、声が聞こえる方へと歩いていく]
―2階203前―
…ああ、そうか、幼馴染なのだっけ。
ずっとこうなのかな、
だとしたらなかなか苦労性のようだ――
[と、小さく笑うのは、微笑ましげな様子で。]
203か。此処だな……ん、どうした葛城…
ああ、そういえば、
[あの悲鳴を思い出した。]
…たいへんだったな。
[よく分からないねぎらいの言葉だった。扉を開く。]
何で、未成年で飲むん。
おかしいやん。
[歩いていたら、林が切れて目の前に砂。海が近いのは良く解った。
砂で汚れるとかあんま気にせずに、木を背中にして腰かける。
星が大きいなあ、と思うのは空気が街よりも澄んでいるからだろうか]
…うちが悪いみたいやん。
[社会道徳をちゃんと守っているはずなのに。
何でこんなに自分が悪い気分にならなくてはいけないのか。
膝を抱えて、暫くしょんぼり。誰かが近づいているとは知らない]
……さぁ?
アイツの前で酒飲んだことなんて今回が始めてだしな。
[バツが悪そうに、飲み終えた缶を握りつぶす。]
くぁーっ!なんでそう難しく考えるのかねぇ。
っと、あれ御手洗か?
[林の方へと向かっていく御手洗の姿を目撃する。]
双海探しに行ったのか?もしかして。
ぶあっちゃっぬをほっ!!!
[あらあら、いつも優雅な御手洗様らしくない悲鳴]
誰だ、こんな所にこんな下賎なものを仕掛けた奴は!!
[赤心少林拳・梅華の型]
/*
ちょwwwwwwwwwwwwwwwww
みたらいさまwwwwwwwwwwwwwwwww
すぷらっしゅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwじゃwwwwwwwwwwwwwwねえええええええええwwwwwwwwwwww
うっかり芝をはやし過ぎた。だが後悔しない。
……?!
[なんか向こうのほうからえげつない悲鳴が聞こえてきた。
思わず振り返って来た道のほうを歩いてしまった]
…御手洗、何でおんの。
[まあ、手にした杖が何で缶を貫いてるのかとか
そんな事を気にするよりも先に、取り敢えず酒まみれな気配に視線が据わる]
ああ、こんな所にいたのか。
[構えを解く]
この私が直々に茶受を貰いに来というのに席を外すとは…
[という言葉を続けようとしたものの、意気消沈している気配を察し]
何かあったのか?
[そういえば、ここに連れてこられた時一番取り乱していたのは双海ではなかったか。そして今一番働き、周りを気にしているのは彼女ではないのか。
それが、双海なりの平静の保ち方だったとすれば]
さすがに、悪かったな。
……後で謝っておくか。
[置いた缶を見る。酒は苦手だった]
おったら悪いんか。
別に何処におってもええやろ、うちの自由やし。
…茶受け?ああ、バウムやったら向こう。
[視線を向けるはバーベキュー組のいるほうへ。
何かあったのか、と聞く言葉に、ちょっとばつが悪くて視線をそらした]
酒、出てきたから。ないわと思って。
[それ以上は語らない。
御手洗の杖に刺さっている缶もそうだと足元に落ちた視線が続ける]
/*
読み返してきた。
や、やっぱり…。
…は、犯罪は強制連行対象なんよなぁ…。
未成年の飲酒は、法律で禁止されとんのよなぁ…。
法律違反は犯罪と同意語か、それが問題d(
*/
ああ、たいへん、だった
[更科からのねぎらいの言葉に、たっぷりと負の感情を込めて呟く。
結城の身体を肩から抜いて、ベッドの上に放り投げるように降ろす。結城の身体が、勢いで軽くバウンドした。]
…このまま寝かせとけばいいだろ。
手間かけさせてすまなかったな、更科。
ふむ、では後で貰いに行こう。
酒、か。まあ社交の場では珍しいものではないな。個人的に飲む趣味はないが。
[接待や仕事の打ち合わせなどで、業様なりに背伸びをしているのです。ただ、やはりお酒はまだ馴染まないようで、すぐ酔っ払うのをうまくごまかしていらっしゃるのです]
ま、社会のルールを意地でも守るっつぅのも良い事かも知れねぇけどなぁ。
[完全に潰された缶の成れの果てを、指で遊ぶ。]
けどそうすっと、この……なんだ。
日恋……だったか?にも素直に従わなきゃなんねーんだろ?
[だって、あいつらが社会っつーか国のルールの一部なんだしよ、と。]
俺はそんなん気にしねぇ性格だから、な。
好きな様に生きて好きな事をするっちゅう話だよ。
ま、他人様に迷惑をかけることはするつもりはねぇが。
[お前はそこら辺どうよ?と西野に視線を向ける。]
…そういう事か。君は真面目だな。
諸外国には未成年でもワインを飲む習慣もある。日本では法律上禁止されているのは間違いないが、飲酒行為自体が悪いわけではないと私は思うがな。
問題なのは、何を目的で、どんな場所で、どれだけの量を飲むかだ。その節度をわきまえないのはエレガントではないな。
[スティックが缶にささって抜けない]
―ログハウス203号室―
…そうか。
[――そう答えるより他にない
負の感情がしみじみと伝わってきた。]
…やっぱりよく跳ねるな。
[ベッドのスプリングがお気に入りのようだった。]
冷したりはしなくて平気なのかな…
いや、気にするな。
使えるものは使うがいいし、
わたしもできるだけ手伝うさ。
[集団生活の――
そんな風に謂っていたのはガルシアだったか。]
-BBQ前-
[お火焚き係をやりながら、気楽に食べていた。
クラスメートは入れ替わり立ち替わり、賑やかにしている。
細やかに食事を用意する女子たちを眩しげに…少し羨ましそうに眺めると。
ふと、ずっと火の傍で汗だくになっていた事に気づいて、そっとその場を離れた。]
早くいかんと、なくなるで。
鈴の焼いたの、超おいしそうやったし。
[さすが自慢の片割れ、とは口にしないけれど。
小さく唇を尖らせて]
…それでも、うちはお酒は嫌い。
しかも、未成年でお酒とか、ありえへん。
[相当毛嫌いしているらしかった]
真面目やったら、駄目やの。
何で法律守って、怒られないけんのよ。
[声に不機嫌が混じる。
缶が抜けない様子を見て軽く肩を竦め、
しゃがみ込むと杖を缶から抜いてやる]
場所が場所だから、……自分でどうにかしてもらうしかないな…。
[いくら幼馴染みと言えど、そこら辺は無理だ。子供の頃ならともかく。]
とりあえず、目が覚めるまではここについてるよ。
またうっかり死にそうになられても困るからな。
[苦笑しながら、手近な椅子を引っ張ってきて座る]
ん。
じゃあ、また何かあったら遠慮なく使わせてもらう。
[ありがと、ともう一度言ってにっこりと笑った]
[心なしか足音を消して、目立たないようにログハウスの中へ。
廊下から階段…
クラスメイトの声がする203号室の前を通り抜け…]
よ〜し。
ここ空いてる!
[208号室に入ると、素早く施錠]
いや、真面目なのは好ましい事だ。
[スティックを拭きながら]
だからあのような料理が作れるのだろう。君はそのみのほうが輝くのではないかな。
そりゃ、噂になってるからだ。
よく一緒にいるしな。
[流したのは自分である]
いい女だと思うがな、更科。
ま、ここを真っ当に出るなら誰かとだ。誰と出たいかは考えておいて損はないぞ。
[ニヤニヤ笑いながら]
は〜〜
大浴場だけだったら、どうしようかと思っちゃった。
[安堵の表情で学校指定のブレザーを脱ぎ、外したネクタイと一緒に椅子の背に掛けた。]
はぁ〜〜
[更科の言葉に、見えない尻尾がぱたぱたと振られる。]
あ、ほんとに!?
実はまだ全然手付けてなかったんだ。
ありがと、おかーさーん♪
[満面の笑顔]
……そら、どうも。
[好ましい。
何ともまあ仰々しい言い回しだと肩を竦めた。
あのような料理、と言われてさっきつまみ食いをされたのを思い出す]
…つまみ食いした身分で、よう言うわ。
[呆れたように溜息一つ]
ま、ええわ。それより、お貴族様が酒まみれは宜しくないやろ。
戻って、着替えておいでや。
噂ってお前……。
[だが確かに。
なんの偶然か今日は殆ど一緒に行動していた気がする。
それに関しては否定できない上に、変に理由を並べ立てれば逆効果と本能が告げていた。]
まぁ、確かにありゃあ良い女だな。
内面も含めて、な。
[しかし、更科も含めてこのクラスの女子のレベルは高い。
もしかしたらそういう意味で日恋から選抜されたのかもしれないが。]
そういう西野はどうなんだよ。
一緒に出たい相手、いんのか?
―203号室→バーベキュー会場―
[葛城の見えない尻尾が見えた気がして小さく笑う。が]
おかーさん謂うな。
[腕を組んで、むう、と眉を寄せた。]
それじゃ、すぐ戻るよ。
ああ――好きな飲物はあるか?
[と、それだけ尋ね答えが返れば
それを持ってくるつもりで
バーベキュー会場へと戻っていった。
揺れる焔、踊る影。非日常のくせに穏やかな。
山吹の眼を緩やかに細めた。]
肉もらっていくぞ、あれ、双海は…
[風峯と西野の話の内容など露知らず、肉を装いながら辺りを見回した。]
[風峯の問いには、笑いながら応える]
もし、一緒に出たい相手が見つかったなら……僕は、日恋に入ろうと思う。
[あくまで、冗談っぽく。しかしその声の裏には、何かを隠して]
……は?
[何がどうなっている。
着替えがないとはどういうことだ。さっぱり理解が出来ない]
ひょっとして持ち歩くのが面倒やって旅先で買うとか、
そういうオチなん?
[むむ。思わず険しい視線で見てしまった]
/*
御手洗さまwwwwwwwwwwwww御手洗さまwwww
何で着替えをお持ちでないのwwwwwwwwwwww?
修学旅行であらせられるのでございますよ??wwwwwwwww
くっそう我慢してたけど御手洗さま素敵過ぎるwwwwwww
*/
オレンジジュース!
[更科にそう注文し、少しふくれたような表情に楽しそうに笑った。]
[ドアがぱたりと閉められる。]
……。
[ふぅ、と息を一つ吐くと、結城の足元に纏まっていた掛け布団を胸の辺りまでかけてやる。
それから椅子に座り直して、欠伸をしてから*目を閉じた*]
[バウムを竹から抜きながら、おろおろと林の方へ視線を向けて
その視線を今度は矢口と見合わせた。杏の指示は的確だったから、
暫くは困るような事は、料理面でも滅多にない。が。
御手洗が後を追ったようだから、一人で危ないとかそう言う事はないだろうけれど
心配な事に変わりないし、うろおろと視線が泳いだ。
ちなみに、杏経由で受け取った木苺は預かって大きめのボウルに入れてある。
あとでソースなり作ってしまう心算。]
あ、うん。お肉持ってっていいよ。
…バウムも切り分けたから、持ってく?
[更科の言葉に、はたと気付いて頷いた。
西野たちの会話は幸か不幸か届いてない。]
―バーベキュー会場―
ああ、ありがとう、二越。
いただいていくよ。
[バウムクーヘンも頂き、
注文のオレンジジュースもコップに注いだ。
双海については、二越や矢口はじめその場に居た者から聞けるか。]
……、…そうか。
……それは、悪いことをした。
[あまり酒云々に頓着しない所為で
怒らせてしまったのだろう。謝らないとな、と林の方を見た。]
葛城が結城を見てくれてるんだ。
なんかまた結城が攻撃を食らってな…。今度は御手洗に。
何故御手洗はどこからでも生えてくるのだろうか…。
[状況は説明して置いた。炎の揺れる音、男子側の会話はよく聞こえない。]
ヨッシーは人にばっかり言わせて自分では何も言わないんだから、ずるいよね。
その点、駿はアオちゃんが好きってはっきり認めてるんでしょう?
男らしいよ。
[ジュースをくぴり]
そっか、都ちゃんが。あとで代わってあげた方がいいのかなー。
うん、どうぞ。
まだラズベリーソースは作ってないけど…。
一応、生クリームならあるよ。
[添えとく?と、生クリームを泡だててあるボウルを指差した。
もし居るなら、一人分より少しだけ大きめのバウムとおまけして添える。
看病の駄賃代わり。のつもり。]
えっ、結城くんまた攻撃食らっちゃったの…?
…だ、大丈夫かな…。
[流石に1日に何度も急所へ攻撃を食らう経験はないので、
本当に無事なのか、何とも判断しがたいのだが、
不可抗力とは言え自分も原因の一因なので微妙に居た堪れない。
杏の後を追った筈の御手洗が向かった方へ、一瞬視線を向けた。]
いや、セバスチャンがあとで届けてくれる事になっていたのだが…君も知っている通り携帯電話で位置を伝えることもできん。
これはこれは、貴族としては優雅な失敗といえるな!
[高笑い。している場合では有りません]
/*
木苺のレシピって何があったっけ。
プリンと、ゼリーと、ヨーグルトケーキと、
レアチーズケーキと…。
…駄目だ、実は中身はあんまりお菓子作らないから
あんまりバリエーションが無い。検索するか…。
*/
―バーベキュー会場―
そうだな、声をかけておいてみるよ。
交代して欲しい時は謂うだろう。
うん、生クリーム添えておいてくれるかな。
豪華だな、ケーキ屋みたいだ。
[ありがとう、と皿を受け取った。]
…大丈夫か否か、で謂えば大丈夫じゃない。
いや、ちゃんと起きてたんだ、攻撃食らう前は…。
そこに追い打ちがだな、何故か、御手洗から。
[面白そうだったからなんて理由だったなど知らない。]
…まあ養生するしかないだろう。
ありがとう、運んでくるよ。
[皿とコップを器用に持って、ログハウスの方へ戻っていった。]
ああ、まあ、携帯通じひんかったけど…。
[優雅だろうがなんだろうが、失敗は失敗だ。
それを認める気はないのだろう]
…アホか。
しゃあないな…あとであそこ探してみるとして、
うちの着替え貸そか?流石に下着は無理やけど。
ジャージぐらいやったら、着られんのちゃう?
[軽く首を傾げて尋ねてみた]
ジャ…ジャージか。ふむう。
[ジャージなどという粗末なものを…という理由で難色を示されているかとお思いでしょう。実は御手洗様はご自宅で誰とも会わない日はもっぱらChampionなのでございます。なので、どちらかというと「異様に似合っている姿を見られたくない」のでございますが、酒まみれの現在のお召し物とジャージ、どちらをチョイスするかと言われると難しい問題なのでございます]
し、仕方ない。有り難く借りさせてもらうとしよう。
[しかしジャージ姿にスティックは似合うのでしょうか]
ん。その時は遠慮なく言ってね。ずっと一人に任せきりも悪いし。
[どういたしまして、と皿を手渡す。
ケーキ屋のものにしては、お皿がプラスチックだけどね、と小さく笑って]
そうだよね、追撃まで食らっちゃったのに大丈夫な筈ないか…。
…あ、え?一度は起きたの?
[起きたのに、まさかの追い打ち。
流石に可哀想になった。心の中で合掌しておく。
安らかに眠って下さい。]
うん、お願い。
あ、結城君起きたら…言ってくれたら、お肉とか取っておくから。
…、さ、流石に直ぐには歩けないだろうし…。
[持ってくよ、と付け足した。
流石に直ぐに元気になるとは思い難い。]
/*
御手洗さま、まさかの自宅でチャンピオン愛用wwwwwwwww
wwwwwwwwwwwww凄い一般庶民wwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
一気に親近感が湧いてしまわれましたどういうことなのwww
*/
…うちのが嫌やったら、風峯辺りに借りてもええと思うけど。
[サイズが合わないのが気になっているのだろうか。
軽く首を捻って見守るも、OKサインが出たので]
解った、ほなあとで持ってくわ。
…取り敢えず、先にお茶とやらにする?
そろそろ鶏の丸焼きもええ頃合いやけど
―川近く―
[ダンボールの姿は林の中にあった。
一度、バーベキュー会場に向かうことは向かったのだ。
ただ、賑わっている大勢を改めて見た阿太郎が、例えダンボールでも割り込めるはずはなく。
せめてさっと取って帰ろうとしたのだが、危うくダンボールに燃え移りそうになった。何かが。
本格バーベキューは諦め、川辺りへと退避した。
お腹はさすがにおじや一杯ではすいていたが、手元には双海に貰ったおにぎりがある。]
―ログハウス2階203―
――葛城?
[呼びかけても返事がなかった。
扉を開くと、相変わらずの死人と
居眠りする葛城の姿があった。]
……
[足音立てないようにそっと傍によると、
テーブルに飲み物と食べ物一式を置く。
ふわりとよい香りが漂った。]
さすがに疲れてる か。
[ぽんぽん、と軽く頭を撫ぜてから自分のブレザーの上着を葛城に肩からかけてみた。]
こら。これは僕のご飯だ。
あ、あああっ。このー!
[群がる野犬と奮戦しつつ食べた。
勝率は3割。
……でも、3割の双海おにぎりでも十分に味わえた。]
ちゃんと家に帰るんだぞ。
よしよし。
[撫でてやると、野犬は尻尾を振った。
手を離すと暫く阿太郎見つめていたが、「お帰り」ともう一度言うと、素直に山の方面へ帰った。]
いや君ので全く問題ないが。
[どうもそういう部分はあまり執着がないようで]
そうだな、やはりここは優雅にティータイムといこうではないか。
[まだスプラッシュハザードのダメージから抜けきっていないスティックを、再度地面に突き立てる]
[ログハウスに帰ろうかと少し思ったが。
普段はステルス並に影が薄いのでどちらでも同じなのだし、何より構造的に誰かと同室すべきに設定されていたようだった。
(ちなみにこれはステルスで徘徊して得た情報である。)
さすがに夜はタイツを脱ぐ。
だが相手がいるとなっては恥ずかしくて脱げないし、何よりあの一件の後だ。
ならタイツままで寝る――のは寝苦しい。
モニター室で眠ったにしても、寝坊すると結果は同じである。
あと、あの部屋は色々あったので方角がよくない気がする。
鬼門でも設定されているのではなかろうか。]
ん......。
[物言わぬはずの死人が蠢いた。
ぼにゃりと瞳を開く。先ほどとは違う天井。違う床………床? いや、これはベッドだ。]
あれ、、、僕。なにg
[身を起こそうとして、股間に激痛。]
あ。そう。
[なら構わない。
こっちも男親とタイマンで暮らしているせいか、その辺は頓着がない]
はいはい。
せやけどここには執事さんおらんで、ペットボトルのお茶で我慢しや。
そのかわり、バウムクーヘンは超おいしいと思う。
鈴が作ってるんやもん。
[根拠のない理由だが、妙に確信している。
御手洗のペースに合わせて、ゆっくり林を歩く]
[残りのバウムも人数分に切り分けて皿に乗せていって
頃合いを見計らって城や西野、風峯にも手渡した。
話に割り込むのは聊か気が引けたけれども、
こう言うのは大概にして焼きたてが一番おいしいし。]
ジャムの方が簡単に出来ちゃうけど。
ソースにしちゃうほうが、後の使い勝手いいかなぁ…。
[ボウルいっぱいの木苺を見つめて、むむ、と唸る。
つくるならさっさとしてしまった方がいいだろう。
折角なら生クリーム添えで豪華に召し上がってしまいたい。]
ん、じゃあさくっと作ってこよ。
ちぇこちゃん、ちょっとこの場お任せしていい?
[了承を返した友人に礼を告げて、とてとてと台所へと向かう。]
―203号室―
…ああ、結城 起き
[その激痛が 伝わるかのような 仕草に
思わず瞑目した。嗚呼。
ベッドから一歩離れた位置で見下ろす。]
……、…無理に動くな、寝ておけ。
此処はお前の部屋だ。葛城に感謝しておくといい。
[なにぶん処置が分からないのでそれくらいしか謂えることがなかった。]
あ、、、更科、さん。
うん、そうする。
[涙のにじんだ顔で頷き。]
m...葛城さんが?
[見れば、椅子に腰掛けた姿勢で眠る葛城の姿。]
うん、ありがとう。起きたらそう言うよ。
[ほにゃ、と。微笑みを浮かべベッドに身をあずけた。]
は、日恋にって……そりゃまたなんでってオイ!?
ちょっとまてジョジョ、俺はそんな事一言もいってねぇ!
[突然捏造された事実に大声で突っ込む。]
―バーベキュー会場―
[双海殿がゆっくりと歩いてくれたお陰で、バーベキュー会場まで優雅に散歩された様子。とはいえ酒まみれ。どうも騒がしい]
で、バウムクーヘンは何処にあるのだ?
―203号室―
うん。痛いだろうな…
まあ、なんだ、必要そうなものがあれば謂ってくれ。
二越も気にしていたから。
[何か謂いかけたのを不思議そうに見たが
特に問い掛けることはなく]
それがいい。
ああ、食事できそうか…というか
体を起こすとつらいかな…。
[結城は自然体なようだった。
今は静かなところで休む方がいいだろうな、とは胸の内。]
[ボウルに入った木苺を、幾つかの塊に分けておく。
ジャム用と、ソース用と、その他。
今使わないモノはビニール袋に入れて、冷凍庫へ。
ジャムならばそのまま粒が入っていても良いのだけれど、
ソースとして使うには裏漉しする必要があるし、少し時間が掛る。]
今使う分には、ジャムで大丈夫だよ、ね?
[自問自答してみたが答えは出ない。
…粒がダメって人はいるだろうか。いるかも。まぁいいか。
そう言う場合は残念ながら今回はご相伴に与れない事にはなるが。
小鍋に洗った木苺と砂糖と蜂蜜を入れて火をかける。
その間に、ソース用の木苺はミキサーへ。
出来たペーストを漉して、ボウルへ分けてラップして
それを冷蔵庫へ入れる頃には、良い感じに煮詰まっていた。
幾らかを空き瓶へ移してまずは常温で冷ましておく。
残りは小鍋から小鉢へ移し変え。こうすれば直ぐに冷ます事は出来ないけれど、まだマシだ。それを抱えて、再びバーベキュー会場へと戻る。]
−ログハウス傍−
んーと…鈴か矢口が配ってへんかな…。
[さっき不機嫌丸出しで消えたあとだけに、戻ってくるのは、ちょっとばつが悪い。
とりあえずコップにペットボトルの紅茶(一応無糖を選んでおいた)を注いで
御手洗へと差し出した後、自分は愛しのステンレスダッチオーブンの発掘に向かう。
上とサイドについた炭をきれいに落とし、アルミの覆いをはがすと
幾らか重いそれをミトンを嵌めた両の手でテーブルの上へよいしょ。
おそるおそる、蓋を開ける。
ステンレスを使うのは初めてなので、ちょっと緊張してもいた。
ふわーっと立ち上るいい匂い。
中を覗きこめば、香りづけのセロリは焦げているけれど、
その下にはこんがりジューシーに焼けた鳥とほくほくの野菜たち]
…やっぱ、これ欲しいわぁ…。
[素晴らしい出来に自分でうっとりしつつ、ステンレスのダッチオーブンに対する
購入意欲がふつふつと増したのでした]
ただいま、鈴。
バウムクーヘン、まだある?御手洗が食べたいんやって。
[鈴の来るほうから、ラズベリーの甘酸っぱいいい匂いがふわーっとする。
女の子ってこうやんなー、なんて内心ほのぼのしているも、
後ろのほうでまた缶のあく音がした。
うっかりダッチオーブンの蓋を投げてしまいそうになったが、
流石に今回は脳内でぶつけておくだけにした。うっかり殺人事件になりかねない]
うん、あるよ。ちゃんと人数分。
ちぇこちゃんに切り分けて貰ってるの。
[こっち、と寄ったすぐ近くで、矢口が一つずつ皿に取り分けているところだった。
ジャム持ってきた、と小鉢をテーブルに置いて、代わりに一皿受け取った。
生クリームと、ジャムを添えてはい、と手渡す。]
あ、御手洗くん、ラズベリー平気だった?
[かけてから聞く。遅い。]
っ!
[気付いた。無防備にまじまじと顔を見られている。
慣れない状況に顔が赤くなっていく。みじろぎし、窓の外を見るようにして更科から顔を背けた。]
あ、うん、ええと、、、なにか、飲み物。お願いできる?
[正直、食欲はない。しかし今日はどれだけの空気を吐き出したのか・・・喉はガラガラだった。]
―203号室―
ああ、すまない。
[眼を微妙にそらした。
更科は眼をあわせて喋る方であったせいもあろう。]
飲み物か、了解。
お茶とかの方がいいか。
[尋ねてから、扉に手をかけた。]
すぐ戻る。
養生するんだぞ。
テンプレ的暴力ツンデレ:双海
テンプレ的エロゲー野郎:結城
テンプレ的ツンデレ幼馴:葛城
テンプレ的癒し系双子妹:二越
テンプレ的耳年増委員長:碓氷
よし、主役はお前だアナコンダ
…まあ、ラズベリーは問題ない。
[やっぱりこういう場は苦手なようで、どうも居心地が悪い気がする。
背中越しにビール缶を開ける音が聞こえる。なるほど、どうやら彼らが原因らしいな]
[この私の優雅な服にアルコホルをスプラッシュさせたのは…ゴゴゴゴゴゴゴ]
ほうか。ならよかった。
御手洗も、冷めんうちに食べや。
[鈴と御手洗のやり取りを見つつ、自分はと言えば
大皿を用意して、ダッチオーブンから鳥の丸焼きを取り出して乗せ、
小粒の新じゃがや人参、皮つきで焼いたので蕩けるようにジューシーな
玉葱がゴロゴロと周りを飾る。
我ながら会心の出来の鶏の丸焼きをドーンとお皿に乗せて]
鶏焼けたけどー。食べる人はよせんとなくなるよー。
日恋は決して悪じゃない。やってることはムチャクチャだけどな。
それに楽しいじゃないか。他人の恋のお節介だ。これはプロジェクトの経験者がやるべきだと思うね。
[風峯には、笑ってやった。バウムクーヘンを持ってきてくれた二越に礼を言って、城に向き直る]
そういうジョジョは?
二越か双海のどちらかか? 島の精霊か? 他の誰かか?
/*
取り敢えず、あと喋れてないのはうるまんとちなたんかしら。
大丈夫かなあ。すげー喋ってみたいのこの二人。
発言数をガンガン伸ばしている俺の台詞ではないのですが。
―203号室―
うん、ありがとう。
[出て行く更科に礼をいい、大きく息を吸いこんだ。]
・・・・・・。
[更科が部屋を出たのを確認し、少し離れた椅子で眠る葛城の方を見やる。
こういう状況でもない限り、じっくりと葛城の顔を見ることはできないが、、、。]
………、、、。
[何故だか顔が赤くなる。
きっと女の子の無防備な姿を見ているからだと、慌てて寝返りをうち窓の外を眺めた。]
ああ・・・いただこう。
[だが、彼の意識はその缶ビールを開けた人物をいかに破壊するかのシミュレーションへと注がれている。あぶないにげてー!]
―バーベキュー会場―
[双海の姿を見止めると
まずはそちらへ歩み寄り]
いい匂いだな。
嗚呼、双海、さっきはすまなかった。
酒等に頓着しないのは悪い癖でな…。
[そう詫びた。
ひとり暮らしであるせいもあろうか。]
――二越、結城が眼を覚ましたぞ。
飲み物が欲しいと謂ってる。
……で、御手洗は何をしてるんだ?
[どこかで貴族がスーパー1的な千党体制をとっている事など知るはずも無く。
男3人の会話は続けられていた。
途中でバウムクーヘンを届けてくれた二越には礼を言っておく。]
まぁ、傍迷惑なおせっかいではあるけどなー。
でもまぁ……。
[周りを見渡す。
もしも極普通の修学旅行ならば自主的なバーベキューなどしていなかっただろう。
そういう意味では、この光景は日恋のお陰ともいえるわけだ。]
楽しいんだから、いいんじゃねぇかな。
俺にとっては、だけどよ。
ってちょ、西野お前今笑ったろ?
[笑い事じゃねーっつうのと、手に持つビールを再び飲む。]
あー、ビールで一番うまいのは最初の一缶だな。
少し微妙になってきた。
[窓の外に見える空は暗い。
下に赤い明かりが見えるのは、バーベキューのものなのだろうか。]
、、、、、、。えっと。
[静かにしていたら、背後にすぅすぅという寝息が聞こえてしまった。葛城だ。
なにか色々と意識してしまいそうで、寝息が聞こえないだけの音を欲して口を開くも。喋る言葉は浮かんでこなかった。]
[ふんふん、と鼻歌交じりで鶏を解体し、
中から鶏のうまみをたっぷり吸ったピラフもそえて。
付け合わせの野菜も其々の皿に添えたりしていて、
御手洗の不思議な踊りは流石に見ていなかった]
更科。
…その…ええと、……うちは、お酒は嫌や、って、言っとく。
[謝る言葉に首を横に振りそうになったが、
良くよく考えれば法律をちゃんと遵守しているのは自分で
悪いのは飲酒組なので、そこだけは譲らなかった]
ラズベリーが問題ないなら良かった。
[御手洗の言葉に安堵しながら、
まさか意識が既にスプラッシュ方面へ向いているとは思っていなかった。
あぶないにげてー。主にお酒飲んでる人にげてー。]
青ちゃん。
んーわかった、飲み物だけでいいのかな。
[再びやってきた更科の声に一つ頷いて、
飲料の入ったクーラーボックスの蓋を開ける。
少しだけ考えてコップへと注ぐのは無難にお茶にしておいた。
炭酸系もあるが、起きたばかりに刺激の強いものはキツかろう。]
…結城くん、ヨーグルトとかだったら食べるかな。
[そういえば、冷蔵庫にあった気がする。本当に備えがいいな日恋!
あまりに食欲が無いとは言え、何も胃に入れないのも不味いだろうと
一応、更科に聞いてみた。]
[鶏肉を貰おうと立ち上がった瞬間、先程まで自分が腰を降ろしていた場所にスティックが突き刺さる。]
ぬぅぉぉぉ!?
おまっ、何すんだ御手洗!
もう少しで俺のキングコブラが哀れ串焼きとなるところだったっちゅう話じゃねぇか!
―バーベキュー会場―
うん、分かった。
[双海に頷く。法律だな、酒か。と思えば
意識は日恋の連中に向きもする。
二越がついでくれた茶を見]
ありがとう。
…――嗚呼。
あればあったで、食べるかもしれない。
お願いしてもいいか。
…!?
[刹那、鋭く風を切る音!何事かと振り向けば突き刺さるスティックが見えた。]
おい、ストリートファイトは他所でやれ。
違うな、やめんか。
外した…いや、躱したか。君の実力について考えを改めよう。
だが何故この私が君に今正義の鉄槌を下そうとしたか理解しているか。
君達のその飲酒が原因で困っている人間がいるのだよ。考えを改めないならば…申し訳ないが、あの背中ががら空きの少年と同じ運命をたどってもらおうか。
[まあ、御手洗様が主に困っているんですけどね。
って、気がついたら2本目のスティックがいつの間にか右手に!!そしてこの構え・・・牙突!?]
―203号室―
ん……。
[首が大きくがくりとなって、目が覚めた。
一瞬何が起こったかわからなくて、ぼんやりと辺りを見回すと、見知った顔が見える。]
………丈二?
[言ってから、はたと気付く。]
…起きてたのか、結城。具合はどうだ?
[気の緩みからか、思わず昔の呼び名で呼んでしまい、慌てて言い直した。]
なんで俺が酒飲んだら他の奴が困るんだよ……。
別に絡んだりしねぇぞ?
[特別強いというわけではないが、自分を見失うほど飲むという事はしないのだ。
味がわかる時にしか飲まないのが風峯のポリシー。]
別に飲まねぇ奴はそれでいいけどよー。
それを俺にまで強要するのはおかしくね……って股間狙うの止めろ、この馬鹿貴族!
[少子化対策の場で子供を作れなくなったとか笑い話にもならない。]
いや、更科。
俺はする気なんざねぇっちゅう話だよ!
[更科が頷いてくれたので、こちらも頷いておくことにした。
多分、自分の目があるところでは少なくとも更科は飲まないでいてくれるだろうし。
本当は飲酒自体を全面禁止にしたいところではあるがまあ仕方ない]
…。
[何やらストリートファイトの起きそうな気配。
ふー、と小さく溜息をついて取りを解体していたナイフとフォークを置いて
御手洗と風峯の蛇とマングースみたいなバトルにゆっくりと近づく]
食事は、皆で仲良く喧嘩せずに。オーケイ?
[バウムの皿を片手に笑ったが。
よい子のみなさんはおわかりですね。
目が笑ってない。マジだ。殺る気だ]
/*
しかしひざ蹴りだと随分高いところまで膝が上がるな双海よ…
絶対こいつ何か極めている。動きがおかしい。
最初の予定通り
御手洗の顎を蹴りあげたあと後ろ回し蹴りのほうがアクション的に綺麗だよなあ…
[片手を腰に当てて睨み合いを見遣る]
風峯はファイトを売られた方か。
というかだな、御手洗、
お前の狙いは洒落になら、
[言い募ろうとしたところで
双海が割って入り
見事な蹴りを披露した。
思わず言葉も止まり――瞬きをひとつ。]]
[更科の方へと視線を向けた瞬間、腹への衝撃。
風峯は鍛えている方だ、運動部にこそ入ってはいないが恵まれた体格と日課の筋トレによってかなりの物となっている。
だがそれでも、油断して筋肉が緩んでいる所への鳩尾は流石にダメージがでかかった。]
ぬおぉぉ……。
[倒れはしない、が。
顔には苦悶の表情で、思わず腹を押さえる。]
/*
杏ちゃんかっこいいよおおおお!!!(*ノノ)
かっこいい!男前!惚れる!←
のんびりするつもりでこのキャラを選んだけど
これなら、いつものタイプを選んだ方がよかった。
くそう、そうしたらそこにジャム小鉢を頭にストライクさせt(
*/
[御手洗のバウムクーヘンの皿をテーブルへと置いて]
さ、こんな猿どもはほっといて更科もチキン食べよ。
葛城達も降りて来んみたいやし、一緒にもってったげて。
[後ろの苦悶の声をものともせずに更科を手招いて、
チキンとピラフを配る作業に戻る。
途中で小さな鶏の欠片をつまみ食い。
皮がパリパリしていてこれは美味い。自画自賛]
うん、わかった。
じゃあ一緒に用意すr……、
[更科の言葉に、再びキッチンへ向かおうとして――直後、
杏が、対複数戦で2COMBOを叩き出したのを見た。
やだ、カッコイイ。]
[びびびびびくうぅぅぅっっ
思わず全身の毛が逆立った。
イヤホンを耳にあて、i-Podから流れるTHE ALFEEに気分も落ち着き、生まれた心の余裕から魔が差したかちらと葛城の寝顔を見ていたら。
目を覚ますわ声かけられるわ羞恥心と罪悪感と申し訳なさで慌てて頭から布団を被った。]
あ、うん、ええと、、、おはよう。
だいぶ、落ち着いたみたい。ありがとう。
[別な意味で落ち着きがなかったかもだが。]
[いきなり布団を被った結城に、首を傾げた。]
どうしたんだ?
お前、今日はおかしいぞ。
[行動はよくわからなかったが、動き方を見るに痛みのダメージはそれほど残っていないように見えた。
ほっと、安堵の息を漏らす。]
身体が大丈夫なら、何か食べるもの腹に入れといた方がいいかもな。
更科が持ってきて……あれ、ひょっとしてもう来ちゃったのかな?
―バーベキュー会場―
あ、え…あ。ああ。…うん
[双海は颯爽と食事に戻っていった。
その背中は輝いているような。]
……、嗚呼
……怒ってもいいかもしれない が
返り討ちの心配が大きいな…
[風峯はどうにか立ち直ったらしい。
ぽんぽん、と二の腕を撫ぜた。]
…御手洗も、命が惜しかったら程々にするがいい。
あーくそ、女相手ってのがやりにくい……。
[此処で
*風峯はレベルが下がった!
女を殴れるようになった!
等となれば楽なのかもしれないが……。
残念ながら風峯は不良寄りではあるが、女は絶対に殴らないという硬派的不良の為、そんなことはなかった。
ちなみに男がやれば、今頃素っ裸で夜の海にダイブだったりする。
其処まで考えた所で、二の腕への感触で我に返る。]
ああ……、更科は優しいな。
今確実に俺の中で好感度が上がった。
[一昔前のゲームならばエフェクト音が鳴ったことだろう。]
度\ テーレッテー /風
急 \ ∧_∧ / 峯
上 |∩( ・ω・)∩| 好
掌 / 丶 | / \ 感
!/ ( ⌒つ´) \
くっ、仕方がない。今回はこれまでにしよう。優雅かつ寛大なこの御手洗業、罪を憎んで人を憎まず、だ。
[どちらかというと股間を憎んでませんかね。それはともかく静かに立ち上がり杖を地面に突き立てる]
な、なんでもない。なんでもないよ!
[布団の中から顔を真っ赤にして。]
あ、うん、そう、更科さんはいまお茶もってきてくれるって、下に降りていったよ。
[早口に。]
ふぁ…
[安心感からか、再度眠気が襲ってきた。]
……んー…
ダメだ、眠い。
なんかあったら適当に、起こしてくれ…
[椅子の背もたれにこてんと身体を預けると、目を*瞑った*++]
え、、、
[布団から顔を覗かせれば、すでに葛城は眠りについていた。]
ん、、、あ、うん。、、、、、はふ。
[返事をして、なにやら大きく息をついた。]
いや待て、次回とかもいらねぇっつう話だよ!
[立ち上がったバカ貴族にの言葉に、呆れ気味に反論する。]
ああ……そうだなジョジョ。
なんか変に疲れたわ、俺。
……えーと、
ヨーグルト取ってくるね?
[しばし悩んだ結果、とててて、とキッチンへ逃避。
鳴りっぱなしのエフェクト音は聞こえてない、聞こえてないよ!
冷蔵庫からヨーグルトを取り出して、皿へと移す。
まぁ、ドロップキックと鳩尾に一発は食後にどう見ても重かろう一発だったが
考えてみたら、杏が怒ったのは未成年の飲酒に対して自重しない事と
食事中のストリートファイトに対してであって
…あれ、すると風峯くんが怒るのは若干筋違い?あれ?
だめだ判んなくなってきた。
もういいや、と先程瓶に詰めて置いておいたジャム……を掛けようとして、冷え切らないまま蓋をした所為で密閉されていた事に気付いた。しまった何と言うミス。輪ゴムとか駆使して、何とか気合で開けた。
ヨーグルトの上にジャムをのせて。一緒に木苺の実もおまけ。
表が収まった頃合いを見計らって、戻る。
喧嘩とか言い争いを見るのは、どうにも苦手だ。]
……。
[そろりと食べ物を調達すべく現れて]
腕力でも勝てない情勢か。なら、男性は女性に勝ち目がないね。身の程をわきまえよう。
[つぶやいた]
はいはい、御手洗もバウム食べたいならさっさと食べやー。
あったかいできたてなんかめったに食べられんのやし。
[御手洗と風峯のたわごとを右から左へ聞き流して鶏のほうを振り向けば
いつの間にかちゃっかり鶏とピラフを食べている城に
軽くキョトンとしながら小さく吹きだして]
城はマイペースやなあ。
[風峯の不興を買ってるなんて知っていてもスルーだ。
むしろ女に手出しできないと知れば遠慮なくこちらも手を上げるだけのこと]
城、玉葱も食べやる?
皮向かないでこの焼き方にすると、中で玉ねぎが
自分の水分で蒸かされてむっちゃ甘くなって美味しいんよ。
[トングとナイフで器用に玉葱の皮を剥いで]
DSiブラウザでログ一気読み完了。
1000行読んでもメモリオーバーしないとは意外とやるな、DSi。
しかし……どこから絡みに行こうかいのう。
あ、宇留間。
[相変わらず気配なく現れるやつだと思いながら、
チキンとピラフにジャガイモや人参を添えた皿を渡してやる]
まあ、フツーの生活守ってくれんのやったらちゃんとご飯はだしたげるさかい。
[食事中は騒がない。喧嘩は外で。
悪い事は隠れたところでばれないように周りに迷惑をかけずに。
まあ、これくらいだろうか。双海が堅物なのは有名な話なので今さらかもしれないが]
/*
[あっちみた。風峯と更科がいい空気だ。
こっちみた、城と杏がなんだかいい感じだ。]
これは 出て言っちゃいけない空気。
わかります。
おれ くうき よめるこ!(
*/
ん、何って事実を言っただけだっちゅう話だが。
[どうかしたか?と視線を更科へと向けたとき。
偶然宇留間の姿を目に留める。]
お、宇留間か。
久しぶりだな……あれ、今日何度も見てる筈なのになんでこんな事口にしたんだ?。
[不思議そうに首を傾げるが答えは出ない。]
っと、鶏肉だ鶏肉。
早く食わねぇと冷めちまうわ。
あーん、て。
幼稚園児か、自分。
[思わず突っ込みを入れずには居られなかった西育ち。
あーんじゃねえ、と呆れながらも自分のフォークをとって、
とろける玉葱を城の口元へ]
骨置いて自分で食べたらええのに、阿呆やな。
…ああ、頂こう。
[暴力女に苛立を感じながらも、おとなしくバアムクーヘンを手にとる。程よい甘さで、まさにセバスチャンにティーを所望したい所だ]
しかし、不思議な空間だな。共同生活というよりは、ほとんど漂流者だ。
[近しい映画を何本か見たことはあるが、改めて、というかようやく自分が置かれている環境を理解しはじめたのか感慨深く周囲を見回す]
ん。〈未視感/ジャメ・ヴ〉じゃないかな。
そういう事、よく言われるよ。きっと僕はあまり印象に残らないんだろう。段ボールをかぶらないとステルスできないどこかの傭兵よりも、潜入に向いているかもね。
[風峯が首を傾げるのを見て淡々と言った]
タオルか、感謝する。
[おとなしく更科からタオルを受け取り、服にスプラッシュしたアルコホルを拭き取る。多少時間が経っており染み込んでいるが、それでも少しは問題が解消された]
どういたしまして。
…まあ、ここ事態が既にフツーじゃないか。
[小さく肩を竦めると、飲みものは、と宇留間に尋ねてやる。
但し酒は言わずもがな却下だ。
先程渡しそびれた無糖紅茶のコップを御手洗に差し出しつつ]
…ま、漂流にしちゃえらい豪勢な展開やけどな。
[本当に漂流していたらバウムクーヘンに鶏の丸焼きどころではない]
[こそっと表をみる。大丈夫、もう喧嘩…喧嘩?は
落ち着いてる様だった。靴を履き直して、再び会場へと戻る。]
えっと、青ちゃんお待たせ。
酸味ある方が、疲れとか取れやすいから。
でも、もし食べれそうに無かったら、無理に食べなくても。
[お茶とヨーグルトの入った器をトレーに乗せて、更科へと声をかける。
ちらっと、ここは声をかけずに自分が行った方が良かったかも、と
思わなくも無かったが、一応頼まれた立場の手前、声を掛けずに行くのも。
悶々。]
杏ちゃん、鶏焼けた?
[私も食べたい、とそちらを覗きこむようにして、かくりと首を傾ぐ。]
んー、おいひい。
[幸せそうにもぐもぐ]
いやあ、骨に残った肉って美味しいんだよね。
軟骨の辺りも美味しいし、ちゃんと最後まで食べないと。
[宇留間と御手洗の理解できない会話を聞き流しながら、鶏肉を頬張る。
そろそろビールが飽きてきたので、サッとチューハイの缶を取ってから少し離れた場所へ。]
おーおー、月が綺麗なもんだ。
[もはや宴も酣となってきた頃合だ。
部屋割りの事など既に頭に無かったりするが、まぁ問題は無いだろう……きっと。
グイッと缶をあおり、再び空を見上げる。]
悪くねぇじゃねぇか。こういうのも。
[誰に言うともなしに、呟いた。]
ホットミルク……は無いだろうね。お茶があればそれで。
[双海にそう言うと、城のにやけ顔をちらっと見た]
実に幸福そうだ。きちんと市民の義務を果たしているね。
[ぼそっと]
[風峯にも鶏とピラフの乗った皿を渋々渡しつつ]
鈴。うん、焼けた。ちょーええかんじ。
[食べて食べて。
一番感想を聞きたいかもしれない片割れのお皿には
玉葱を多めに乗せた。さーびすさーびす]
そら何より。
…軟骨とか、マニアックなところをまた。
[城の骨を手放さない理由はそれか、と小さく肩を竦めた]
/*
矢口可愛いよ矢口wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ほんとう可愛いよどういうことなの!!!
*/
ホットミルク…?
飲みたいんやったら、今は無理やけど後で作ろか。
寝る前に飲んだら、落ちつくし、あったかくてよう眠れるし。
[お茶も色々あるが、まあ食卓が既に和洋折衷なので、
敢えてお茶はウーロン茶にしておいた。他意はない]
…市民?
[はて、なんのことなのだろう。
宇留間の謎の言葉に、首がかくんとかしいだ]
・・・・・・
[近くにあるお茶を飲みながら、どうも女性は同性愛傾向があるようだ、と今後の日本の未来について絶望感を味わっていた]
杏ちゃん、ありがとー。
[食べる、たべる。
玉ねぎは切るのは苦手だけれど、食べるのはとても好き。
片割れのサービスに、へらりと小さく笑って礼を述べた。
むぐ。と一口。 あつい。]
あ、
[でもおいしい。
一玉丸っと焼くのは初めて食べたけれど、甘くて美味しい。
杏に向けてこくこくこく、と頷いた。すごく美味しいけれど、熱くて喋られない。
ところで、鶏で一番おいしい部位は軟骨だと思います。]
うん、ホクホク。
味もよくしみてて、流石は杏ちゃん……。
……じゃ、なくて。何させるのかな、宇留間くん。
[矢口 は ノリツッコミLv1 を おぼえた]
[御手洗が何を考えているかはさておく。
だって相手の頭の中なんてわかんない]
御手洗、バウムだけでええの?
鶏とかピラフは嫌い?
まあ、普通に肉とか野菜とか焼きそばもあるけど。
[西野が焼いてくれた串野菜からパプリカをひとつつまむ。
焼いたパプリカは甘味がすごく増すので大好きな食べ物の一つ。
コップの紅茶が少なくなっていれば、注ぎ足しをしてやるのだけど]
/*
ところで。一階が、階段を除いて横展開だから、
上からの図 横からの図
■
■■■ ■■ こんな想像していたんだけど。
二階が、階段からそのまま一直線展開なのな…。
■
■ ■■■
■■■ ■■ こういうこと?
なん…だと…?
*/
何させるのかって……毒味? 餌付け?
[矢口に小首傾げ]
うん、ああ、作ってくれるのなら有り難くもらおう……かな。一日に一回は牛乳を飲まないと落ち着かなくてね。市民とか、僕の戯言は四割聞き流して結構。
[双海からウーロン茶を受け取って、ほほえむ]
―ログハウス前―
[二越からもらった飲み物とヨーグルトを手に
ログハウスへ向かえば自然喧騒から少し離れる。
ふと月を見上げて目を細めた。]
ああ …、きれいだな
[小さく呟き、
視線を残しながら緩やかに月に背を向け
建物に入ると2階へと登って行った。]
まだ熱いから、ちゃんと覚まして食べないかんよ。
[言った時には遅かったみたい。
鈴の様子に、小さく笑ってしまったが、それよりも火傷が心配。
熱くて喋れないみたいなので、お茶を注いだコップを差し出してやりつつ]
んー?矢口呼んだー?
[軽く首を傾げた。なんか呼ばれた気がした]
へえ、そうなんや。
まあ、カルシウム足りひんと怒りっぽくなるとは言うしなあ。
ほしたら後で部屋に持ってったげる。
…そう言えば、部屋割どないなっとんのやろ。
[部屋割論争の頃はこっちで山田と火の番をしていたのでさっぱりだ。
宇留間に、どうなったかを尋ねるように彼を見て首を傾げた]
それでは頂こう。
[少しここの女性陣に恐怖感を感じつつも、鶏肉とピラフに手を付ける。先程つまんだ時は少し味がこく感じたが、完成したそれは程よい味付けとなっていた]
ああ・・・・・・旨いな。
[小さな声で、自分に聞こえるような音量でそう呟いてしまった]
んー、杏ちゃんの料理はやっぱり美味しいな、って思ってー。
[杏に、応じて。
さっと見回して、ターゲット(風峰)を確認。
今夜の話題を仕入れるため、サーチアンドデストロイ、だ]
部屋割りどうなったんだろ? 僕もよくわからないよ。なんだかくじ引きをするとかしないとか言っていたのは聞こえたけど。
あと西野だったかジョジョだったか、山田と同室になりたいって言ってたかな?
[わざといい加減な噂を混入させるのはよくある事だ]
―203号室―
結城、入るぞ。
[2回ノックしてから扉を開けた。
ipodを耳に付けた姿が見える。]
――…ああ、葛城はまだ起きてないのか。
[起こさないようにと声を潜めて
ベッド傍のテーブルに飲み物とヨーグルトを置く]
飲み物――お茶と、
これ、一応なにか胃に入れた方がいいかも、と
二越からのアドバイスだ。
[結城に指し示す。]
[美味い、と御手洗の口から出たのは聞き逃さない。
してやったりと唇を微かに釣り上げて]
下賤な庶民の料理もなかなかのもんやろ。
ま、気にいったらもっと食べたらええわ。
量も、まだあるしな。
[ひょい、と御手洗の皿の上にもう一つ骨の少なそうな肉を乗せてやって]
そら、どうも。
うちもあとで矢口の焼いたバウム貰うわ。
[矢口のほうを振り返ると、楽しみだ、と小さく口にしてにこりと笑った]
[杏の言葉に、こくこくと頷きながら両手で口許を抑えた。あふい。
もごもごと頑張って咀嚼しようとするものの、もうしばらく時間が掛りそうだった。
差し出されたコップを片手で受け取って、こくこくと少しずつ飲み込む。
そうしながら、杏の言葉に矢口と宇留間の方へ視線を向けた。
会話までは聞こえなかったものの間違いなく餌付けされたら、引っ掛かる。
そう言う点で矢口は本当に心の友だ。むしろ類友だ。]
…山田?でも…。
[あれ、山田って名前は雄々しいけど女子じゃなかったっけ。
自分の思い違いだっただろうか。
宇留間からの情報に軽く首を傾げる。
どうもこう言ったどうでもいい嘘には騙されやすいので、
うっかり信じそうになってしまっている。
あれ、でもそれってつまり宿泊が男女混合カオスってこと?
それってまずくないのかしらん]
ん。ああ、矢口か。
どうかしたか?
[声を掛けられたほうに視線を向ける。
もう料理は食べ終えて、後は缶に残った酒をゆっくりと飲むことに決めたようだ。]
―203号室―
まあ、無理に食べろとは謂わないさ。
夜に起きてしまって、
小腹がすいたな、というときにでも
口にすればいい。
[結城が気にするかもしれないので
あまり、眼を見ないようにはしつつ。]
――葛城は、どうしようかな。
起きるまでは、此処にいようか。
[起きそうだろか、居眠り顔をのぞき込む。]
別に、どうもしないけど。
ひとりで月見酒なんて、随分と風流じゃない。
[風峰は、特色溢れるクラスの男子のなかでは、とくに気を使わずに話せる貴重な存在だ。
自然、ことばも多少、砕けたものになる]
いや、ほらさ。青ちゃんと、随分、仲良くなったらしいじゃない。
ここはひとつ、本人に直撃インタビューしてみようか、なんてね。
鈴…そんなに慌てて食べんでも、誰も取らんから大丈夫よ。
[大丈夫だろうか。でもお茶を渡したので多分大丈夫だろう。
そろそろ食事の量もだいぶ減ってきたので、料理は料理ごとに一つにまとめて
取り出しましたるは主婦の友ことタッパーでございます。
とっておけば食事のない時に誰かがお腹すいてもレンジで温めれば食べられる。
バウムはお皿の上に乗せて、乾かないように丁寧にラップ。
完全に手付きが慣れ過ぎている。
女子高生の癖に専業主婦のような手付きだった]
ん、そうか?
旨い酒に旨い料理、ついでに月が綺麗となっちゃぁ飲まなきゃ嘘だっちゅう話だろ。
それにほれ、向こうで飲むとうるせーのが居るからな。
[苦笑してから、酒を一口。
口に含んでからゆっくりと飲み込む。]
直撃インタビューってお前……。
特に面白い話なんて何もねぇぞ?
ま、場所が場所だから。
下世話な興味だけじゃなくてさ。
[隣に座ろうとして、また立った。
並んで座ると、頭一つくらいは違うのだ。
たぶん、首が疲れる]
情報収集もかねて、ね。
ふぁっへ。
[だって、と言おうとしたが熱過ぎて以下略。
コップを両手で包んで、こくこくと飲み下しながら
徐々に口の中を減らしていく。
食事の片付けも手伝おうとは思ったが
両手と口が大忙しなので、申し訳ない事に若干難しかった。
…何だか、慣れているので余計な世話かも知れなかったが。
しばらくしてようやく食べ終えたら、自分も片づけを手伝う*心算*]
―203号室―
[内心を知るよしもなく、まあそれはそれで。]
―――座ったまま眠るのでは
疲れもとれにくいだろうが、
まあ、しばらくはそっとしておこうか。
静かに、な。
[自分の唇の前で人差し指をたてた。]
―――あれならわたしは隣の部屋を陣取っていよう。
204だな。
葛城が起きたらそっちへ来るよう謂ってくれないか?
気をつかうだろう、
男子女子だと。
真面目な話、ここを誰と出るか、割と重要でしょ?
[風峰の苦笑に、にやりと笑い返す]
要は、まあ、選択肢の1/9が予約済って分かってれば、無駄はしなくて済むじゃない。ってコト。
[と、杏が片付けを始めているのが目に入る]
……と、そろそろ撤収なのかな。
ちゃんと飲みこんでから喋る。
[もごもご喋りながら食べている鈴に、め、と小さく。
撤収作業はスピーディ。竈は壊さず、取り敢えず炭だけはきちんと処理。
流石に火事は困るわけで、ここは念入りに作業。
仕舞ってよさそうな料理や、片付けてよさそうな食器や道具類も
適当に手の相手そうな面子を捕まえてさくさくと作業。
ステンレスのダッチオーブンはこういう時に遠慮なく洗剤を使えるので
本当に助かるというもの。だからこいつが欲しくてたまらない]
予約済みって……まぁ更科は嫌いじゃねぇぞ。
なんつーかほれ、居ると安心するだろあいつ。
気疲れしねぇっつぅかよ。
[でもよ、と酒を再び口に運んでから言葉を続ける。]
こんな状況だからって無理矢理誰かに惚れる気もねぇが……。
逆に言やぁ、こんな状況だから惚れちゃ駄目だっちゅう話でもねぇやな。
まぁ、なんつーかあれだ。
なる様になるし、なる様にしかなんねぇよ。
だから俺は、普段通りにやりたい事をするだけっちゅう話だ。
[ニカッと笑って再び酒を飲もうとするが、もはや中身は無かった。]
[更科の言葉にうん、うんと頷いていたが最後にいわれた一言で改めて我に返るというか否応なしに意識させられてしまったというか。]
あ、、お、うん。そう、そうだね。
じゃ、じゃあ葛城さんがオきたら204号室にって伝えるね。ありがとう更科さん。
[頭に一気に血が昇りはじめた。途中で声が裏返った気もするがなるべく平静を保とうと努力し、努めて笑顔で手を振った。]
[単純だけど、本質をついてるというか。
無邪気な笑顔が、ちょっと眩しかった]
……え、あ、そうね。
片付け、手伝わないと。
[ぱたぱたと、杏らのほうへ]
―203号室―
[―――本当に何気なくいった言葉に
結城は盛大に反応した。
少し不思議そうに見たあと]
……、ああ、すまん。
そんな気にするとは、
それじゃあ、葛城のことは頼む。
片付けは任せて、
ゆっくり休んでおいてくれ。
夜半くらいまでは起きているよ。
何かあったら呼んでくれ。
[―――否、夜行性というが正しいか。
ショートスリーパーだった。
そうして、部屋を後にする。]
[またすぐにバーベキューになってもすぐに使えるように、
片付けと共に準備も怠らない。
器具に錆が浮かない為の処理もちゃんとやる。
あとは、順次残った片付けものを済ませればいい。
食べ終わっていないものを急かすことはしない。
折角食べている邪魔をするのは嫌だからだ]
鈴、うちちょっと先に中はいるから、他の子と最後の片付け頼んでもええ?
[まだ玉葱や軟骨と戦っている片割れに頼むと、
色々下げものを抱えてまたキッチンへと向かおうと]
[片付けは実に手際よく、指揮者の腕か捗った。
手が必要そうなところを手伝って、
結城、葛城両名については報告を。]
わたしは―――
隣の204にいることにするから。
葛城と相部屋かな。
[と面々に伝えた。
組分けについて話が出るなら頷く。]
んー、宜しく発案者。
[まだお前骨と戦っていたのか城譲。
それは別として、矢口が手伝ってくれるようだったのでキッチンでてきぱき洗いもの。
洗いものが済めば、ホットミルクを用意して宇留間へお届け。
そのあとは、自分の荷物からジャージ上下を引っ張り出して御手洗にお届け。
総てが済んでから、漸く部屋で休む時間を手に入れたわけで──]
―204号室―
[―――片付けの終わった後、
荷物を肩に言葉通り204に向かい、
窓際のほうのベッドに腰かける。
スプリングはやはりよき感覚。
少しだけ笑む。
シャランと鳴る首飾り。]
…どうなるんだろうか、
……な。
[片膝立てて両手を置いたその上に
顎を乗せて窓の外
浮かぶ月を*見ていた*]
[片付けを終えて。
荷物は、取り敢えず部屋に放り込んで。
火の傍だったから、割と汗もかいている。
少ししたら、お風呂に行こうと思いつつ、*ぼんやり*]
―203号室―
[更科が出ていった後。丈二はひとりわたわたと踊るような動きをみせていた。]
え、あ、その、、、いや、べつに、えっと、、、。
[だからといって何ができるわけでも、何をしようというわけでもない。しかしやおら緊張してしまうのはしょうがないじゃないか多感なお年頃なんだから。
とにかくともかく、このままじっとしているのは色々な意味で厳しいと考えた丈二は、、、。]
、、、よし、ご飯だ。
[更科がテーブルに置いていったヨーグルトに手を伸ばすのだった。]
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