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[予想外の事態だ。だが、なるほどとも思った。林の中で見つけた人物に、冷静に声をかける]
日恋の構成員だな?
[西野義則はまだ、あたろーの素顔を見たことはなかった]
[話を聞く限りでは、このプログラムは非常に短い期間のうちに行われるものだと知れる。
――修学旅行と入れ替わりで行われ、そしてプログラムを終えた者はまた元の日常へと帰されるのだ。半年や一年とかかるものではない。]
長くて一ヶ月。いや、、、。
[もしかしたら、一週間。
恋人というものはそんな短期間のうちに大量に成立するものだろうか。]
う...ん。
[ばたりと、ベッドに倒れ込む。
もやもやとした得体の知れない何かが、思考の片隅にうごめいていた。]
[西野の顔が険しい。
顔を逸らしているわけにもいかず、渋々と引き戻した。
問いかけには否定すべきなのだが。
同時に彼の問いは、自分が阿太郎だと気づいていないということを意味していた。
声を出すと、阿太郎だとバレてしまうかもしれない。
考えた結果、静かに首を横に振った。]
…は?出かけるって…その調子で?
[呆れたような顔にしかならなかった。
鶯谷>>480の言葉に肩を竦めたが、止めたところで止まる気配はなくて]
しゃあないやつ…お夕飯はみんなでバーベキューやから、
陽が落ちる前にちゃんと帰ってくるんやで。
[気ィつけてな、とちゃんと念を押して、それが自分の答えになった。
丁度、矢口>>486に説明していなかったのを思い出して、
夕飯のバーベキューについて説明をはじめる。
男子に設営を頼んで、女子は下準備だと。
それからこっそり、バウムクーヘンを作ることも教えておいた。
手が空いたから、という言葉を聞いて、鈴と二人で笑って頷く]
頑張って、美味しくて楽しいバーベキューにしようなぁ。
[またまた見知った男子の声に、びくりとした。
西野の誤解から考えると、とてもすごく嫌な予感がする。
別の枝に飛び移って逃げようかと、隣の樹をそっと見た。]
[眉をひそめる。見つけた人物の顔を見た。知らない顔だった。
この島に現地人がいるとは思えない。あやかしの類にしては、妖気魔力が感じられない]
なるほど。では、そういうことでいい。
[日恋の潜入構成員。僕らに見つかってはいけない役柄なのだろう。
とはいえ、記録に残ってしまうのだから無意味なのだろうが。ここは十割の確率で監視されているのだから]
世の方角の一つが問う。ログハウスへの道を教えてくれないか? この島の精よ。
[どうやら飛び移れるほど近くには枝がないらしい。
助走をつけるにしても、その間に対処されてしまうだろう。
と。
西野から妙な問いが聞こえた気がして、顔を戻す。]
?
[森の精のセイとは、精○の精だろうかと阿太郎は考える。
もしかして西野はそっちの趣味だったのだろうかとか誤解しながら、分からない、という意味を込めて首をかしげた。]
[どうやら飛び移れるほど近くには枝がないらしい。
助走をつけるにしても、その間に対処されてしまうだろう。
と。
西野から妙な問いが聞こえた気がして、顔を戻す。]
?
[島の精のセイとは、精○の精だろうかと阿太郎は考える。
もしかして西野はそっちの趣味だったのだろうかとか誤解しながら、分からない、という意味を込めて首をかしげた。]
―モニター室→ログハウス外あたり―
風峰。道具は見つかったか。
[大柄な姿はすぐに目に付く。
少しだけ声を大きくして呼びかけた。]
喜べ、竈の監督はお前に任せると
城監督の仰せだ。
[態とそんな言い回しをして目を細めた。]
立派なのを用意してやるがいいよ。
[――遠くで何かの声が聞こえた。
城の声だったが、離れていては木々のざわめきに紛れて
何者かは分からないものだった。]
[さっき話した時には、手の事を心配している様子がなかったので、
あとで荷物からボディバターを探しあてて届けに行こうと思った]
…うん、そうらし。
まあ、調子ようなったらそのうちバリバリ働いてくれるやろから。
[手を見た更科の様子に一つ首を傾げたが、
料理長と呼ばれて流石に驚きを隠さずに瞳を瞬かせる]
へ。あ、うん。わかった、うちがその辺割り振ればええのんか。
…ええと、竈はこの人数やし、出来たら三つ。あと、小さいのん一つ。
さっき竹って言うたけど、これくらいの
[と言って大体物干しざおぐらいの太さを親指と人差し指で作る]
太さで大丈夫。でもしっかりしたやつがええ。
そこまで長さは要らんけど、ある程度は欲しい。
あとは、なんか適当に食べれそうなもんがあったらとってきたらよろし。
川魚とか、きのことか。
[怪しかったら持って帰ってくるなとは、
言わなくてもきっと更科なら大丈夫だろうと判断して告げない。
モニター室から出ていったのを見送って、女子の食事はもうちょっとだけ続く]
ん、おお。更科か。
[突然背後からかけられた声に振り返る。
その腕には鋸や鎌などが握られていた、正直見た目的にはかなり危ない。]
道具なら、ほれこの通り。
ログハウスの外の倉庫に転がってたわ。
でっけぇ金網もあったから、洗えば何とか使えるんじゃねぇかな。
ってジョジョが監督なのか……。
[まぁ、御手洗が監督よりは遥かに適任だなと頷く。]
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