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[初夏の風が街を彩る頃、
休学届を学校に出した後、女は一人街を彷徨っていた。
夢の中で出会った少女の名前を唇の動きで紡ぐ。]
……はやく、はやく。
あなたに逢いたい――。
『日本ではね、向かい三件両隣と言って、ご近所さんにはごきちんとご挨拶するものなのよ』
[という母に付き添われ、お隣さんにご挨拶に行く。
向かって右隣が、西村さん。日本語のおぼつかない真梨亜にはちょっと言い辛い名字。仲の良さそうな老夫婦だった。
左隣が斎藤さん。気の良さそうな母親が出た]
『あらま、にゅーよーくから?あらまー遠いところを…。
引っ越しそばですが、あら、懐かしいわね。今時。おほほ。いただきますわー。
うちにもね、お宅の娘さんと同じくらいの子がいるんだけどね、ついこないだ、旅に出る、って、急に学校も休んで出て行っちゃったの。もう、急な話で、わたしも参っちゃったんだけどねー。
もし戻ったら、仲良くしてあげてねー』
[初めての「おばちゃん」に真梨亜も衝撃を受けた]
(こ、これが、噂のオバタリアン…?)
[暫くそうして彷徨った後、尽きかけたお金を取りに家へと戻る]
……今日も、見つけられなかった。
[ぽつり呟いて。
ふと前を見れば、空き家だった隣家に誰か引っ越してきたのか、人影が見えて]
ずっと空き家だったのに……。
この時期に引っ越し…?
[引っ越し後、最初の夜、夢を見た]
『綺麗ね』
[瞳…と言われて、少し赤らんだ]
『…わたしたち、あそこに還るのよ。
今、そう思ったわ。皆、あそこに還るの』
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What?
[起きると、見たことのない部屋]
あ、そっか、引っ越したんだっけ…。
日本かぁ…。
[頭をポリポリと掻いた]
[隣家の話をする母親に適度に相槌を打ちながら、
考えるのは、夢の中の少女の事。]
明日はもう少し遠くまで足を伸ばしてみよかな。
この辺りにはいないみたいだし……。
[ぼそりと呟く。]
……え、なにお母さん。
ごめん、考え事してて話聞いてなかった。
[自分の話を聞いてもらえずに拗ねる母親に、
しれっとそう返して。
明日の予定を簡潔にまとめると、自室へと*戻った*]
−カホさんの生きたいように生きるといいです。
−遠慮しないでくださいね。……カホさんはショウさんにお会いしたいですか?
[サフラーに問われてカホは考える。]
私は……。
[夢の中でのショウの姿を思い浮かべる。優しくてかつ強かった前世でのショウ。
カホもまた夢の中でのショウに惹かれていた。それは自分がサフラーであったからだけとは言えない所はある。
秋葉カホとしてもショウに惹かれていた。]
私も、ショウさんに会いたいです。
サフラーさん、言っていましたよね。生まれ変わっても一緒にいたいって。約束したんですから、最低限の物は守らないといけませんよね。
−そうですか。
−あなたが生まれ変わったショウさんにお会い出来る事を願っています……。
[そうして、サフラーは姿を消す。]
[生まれ変わったショウを何も無い中で探すのは困難である。
しかし、カホにはある確信があった。]
もしかして、あのテツヤさんでは無いでしょうか……?
いきなりあんな事を言われて面食らいましたけど、あの人がショウさんならば説明は付きます。
だけど……テツヤさんにもテツヤさんの人生があります。
無理矢理覚醒を促すですとか、嫌がってるのにああだこうだは言いたくないです。
[それはサフラーの意思にも、カホの意思にも反する事であった
極端な話ただ見守っているだけでも満足であった]
―――自分の、太い左腕に、女が頭を乗せている。
(……、クルシイノカ?)
自分の問いに、女は答えない。
美しい女性だ。そして…、とても大事な女性だ。でも彼女はもう答えない。自分もそれを知っている。
彼女は、苦しんでいた。幸せそうに微笑みながら、それでも熱病に苦しめられていた。…だが、もう彼女は苦しんでいない。苦痛から永遠に解放された。
彼女を、ベッドに寝かした自分は、どこかへ電話をかけた。そして、機械のような声で告げる。
(……イッタヨ)
……それから、机の上にあった、鮮やかな紅い布を取り上げ、左腕に巻く。彼女が最期に頭を預けていた場所。彼女が幸せそうに微笑みながら息をひきとった場所。
そして、布の両端を強く*縛り上げる*。
次の瞬間、頭の中で激情がスパークする。
(……!)
手の届くところにある、ありとあらゆる物を破壊したい衝動が全身を駆け巡り―――
―桐嶋テツヤの自宅、深夜―
うわああぁぁぁっ―――!
[テツヤは飛び起きた。
呼吸は乱れ、全身に汗をびっしょりかいている]
……なんだよ、今の…。あれも夢なのか?
[あのリアルな夢を見て以来、テツヤは似たようなおかしな夢を見ていた。…どれも、他愛のない夢だ。見知らぬ青年と酒を飲みながら(テツヤ自身は飲んだことなどない)訳の分からない話をしていたり、宇宙基地のような場所ででかいリモコンの飛行機みたいなものを手入れしていたり…]
[しかし、今回のは違う。格段のリアルさ。そして、最後に自分を襲った激情と衝動は…、到底夢の中のものとは思えなかった]
……あの、女。何だよ。
確か、他の夢にもちらちら出てきてたような気がするけど…。
[…ふと、左腕を見る。ランニングシャツから出たむき出しの腕には…、赤い布がない。テツヤは、それがひどく不自然に思えた。まるで、皮膚を一枚剥がれているかのような、そんな感じを受けた。
それは、あのリアルな夢を見るたびに強くなっていた]
[思わず、頭を抱え込む]
俺、どうかしちまったんじゃないだろうな…。
あの子…、カホさん。あの赤い色のスカーフ、いつ出来るんだろう。あれがないと…、あれじゃないと、俺、多分、ダメなんだ。
[しかし、それだけ焦れているにも関わらず…、カホから電話がかかってきても、テツヤは無茶な催促はしなかった。出来ているか尋ね、まだと聞いて落胆する。
なぜ、そこで彼女に強く言ったりしないのか…、テツヤ自身、その事に気づいていなかった]
……くそっ!
[汗でぬれたシャツが気持ち悪い。テツヤは手近なTシャツをつかむと、シャワーを浴びに風呂場へ向かった**]
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