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[神父が、影が、一般人が、科学者が、正義が、悪が、]
[全ての者達が揃っていた・・・彼等こそがジンロウ町そのもの]
グラジ殿、対処は決まりましたぞ・・・!
聞いてくださるか?
場所!
それは次元の向こう側にある異次元空間!
破壊方法!
それはジンロウ町の者達全ての力を一点に集め吹き飛ばす!
手段!
・・・俺の持つ力を全て使って、この箱舟をあの異次元空間へと転移させましょうぞっ!
[希望を見つけたのならば、後は突き進むのみ]
―回想・終わり―
「正義」のヒーローは…背負うものが大きく、また多すぎる。それだけのものを愛しているからなのだろうかな。
[私は…と言い掛けて押し黙る。シャルロットの言葉にも返事はせずにただ黙って抱き締め続け、顔を上げる]
私は、花だけの世界を作ろうとしていた。
正義も悪も全て潰し…人の居ない場所をな。笑えるだろう?
それが今は虚しい事だと、知った。
お前と、多くの人々の居る世界で花達を護り、育てたい。
それが今の私の願いだ。
小さな願いだろうが、ヒーローではないのだからそこは勘弁して欲しい。
[それから、ドンファンの方へと向き直った]
/*
おぅぇぇ…急に頭痛と吐き気がして寝ておりました。
ちょっと寝たらマシになったのですがなんだったんだろ。
というか寝過ごさなくて良かったね風城さん。
ええ、まぁ…色々ありまして。
[アニュエラに問われれば、曖昧に返しただろうか
続く言葉…には苦笑しながら、同意を。
そして…『そう言う事』と続けられたソレは、...の予想と一致する物で]
だったら、ボク達にも…出来ることが。
[そう続ければ、2人はどう返したろうか。
...の視線は、呟きながらも"歪み"に向けられていただろう]
―現在―
[方針と手段とが決まった折に、カンナギがシャルロットを連れて戻ってくる。迷いの一切ない顔を向けると、襟首を掴まれ目線を合わせられる]
分かっておりまする・・・手段は、方法は決まりました。
手荒で、危険がないとは言えないですが・・・俺はジンロウ町の皆を信じております。
今はまだ思いつきませぬが・・・皆が戻るための手段も必ず確保してみせます。
だから、俺を信じてくだされ・・・頼む!
[グラジオラスの言葉に]
そんな事を言われたら、花達だけではなく「全て」をなくしてしまおうとしていた私はどうなっちゃうの。
今はお互いに目の前に大事な相手がいて、それぞれにこれまでとは違う願いを抱いて。
小さな願いだけど、幸せな時間がそこにあって。それでいいじゃない。
[そういって、こちらもドンファンの方を向き]
もっと大きな願いは、正義のヒーローさんが何とかしてくれますよ。
ねっ、爆裂正義団のヒーローさん!
おっきな事を成し遂げる事はヒーローさんにお任せしちゃいますよっ!
愚者ではなく勇者に・・・
[カンナギから唐突な問いを受け唖然とするも、すぐに瞳に力を込めて返す。 そこに被せられる、ジャスティスを象徴する帽子]
約束しましょう。
俺は勇者となり英雄となり・・・この町を護ってみせますぞ!
[カンナギが背を向け立ち去る寸前に向けられた言葉は]
『じゃあね。
がんばんなよヒーロー!』
お任せあれェェェェェェェェェェェ!!!
[吼えて答える]
[こちらへ近付いてきたカルロへ笑顔を向ける]
出来ること……ねぇ。
[カルロ>>+160の呟いた言葉をゆっくりと繰り返す]
フフ、何かするならアタクシも協力するよ。
アタクシの力が必要なら……だけどね。
[『自分に協力してくれ』とは言わなかった。
あくまで舞台に立つべきは、若きヒーローたちなのだから]
[残るは、次元の向こう側へと渡った者の帰る手段]
[その場にいる二人へと、その意見を貰う]
シャル殿、グラジ殿、あの後11支部で何か良い方法は分かったのですか?
次元を渡った者達が戻れる妙案は。
このままでは箱舟を破壊できたとしても、戻れる手段がないのです・・・それではカンナギ殿との約束を果たせない!
力を、貸してくだされっ!
[自分の力だけでは何も為し得ない・・・それを今回の件だけでも痛感している。 ならば人に助けを求め、力を借りる事で為せば良いのだ。]
― 記憶という名の華咲く園 ―
――いた、っ
[幼い日の記憶。
白い指先に刺さる薔薇の棘。
茨に滲む紅い雫。]
……ねえ、おねえちゃん。
薔薇にはどうしてトゲがあるか、知ってる?
それはね。
それは。
たいせつなものを、まもるため。
[トメ子から投げ掛けられた言葉は、とても心強い物で]
…必要なら、も何も。
皆で協力して、《帰る》んですから。
[でも、ちゃっかり其処だけは訂正して見せたか
...1人の力だけで、歪みがどうこうなんて考えてはいない。
飽く迄、《皆で協力》をして、《帰る》のだと]
ふふ、2回目の無茶になるんですかね、これって。
─お願いします、トメ子さん。
[声を、掛けた]
―回想・シャルロットが戻る少し前―
…ドンファン、お前以外の誰かの声が聞こえるな。
酷く懐かしいようにも思える、皆が其処に居るのか?
[ジンロウ町の人々を信じてみないかと問われれば>>147]
いじげんとやらに居るくせに無茶ばかりしおって、たわけが。
…それならば今日は特別にたわし扱いにしてくれるわ、喜ばしい事だ。
それで、結論は?
[肝心のそこが理解しきれていない部分だった]
……すまん、もう一度。
つまり、箱舟ごといじげんに行って皆の力を借りてどうにかするのだな、そうだな?ならば問題はない。
――シャルロットはどうするの?
(出来れば、一緒に)
―花見空間―
ほれほれ、でかいのが来るぞい。
巻きこまれたくなければ、場所を空けぃ!
[かぁぁーーっ!と気を吐いて、物見高い一般町民やモブヒーロー、怪人たちを弾き飛ばす。
適当な広さの場所が空いたところで、トメ子とアニュエラ、カルロたちを見つけて軽く手を上げた。]
ドンファンのたわけめがそこから見えておるのじゃな。
ちと、あそこからここまでの道しるべを作るのを手伝ってくれんかのぅ。
あのでかぶつが、ちゃんとここに来るようにの。
[ドンファンからの呼びかけに]
11支部からこれをいただいてきました。
[と、例の銃を差し出す。]
この装置を使えば、「向こうとこちらの正確な場所の指定が出来るのであれば帰還も可能」だそうです。
[ヒーロー協会で聞いてきた内容をドンファンにも説明する。]
―少しだけ回想―
[次元の向こう側へ向かって大声を出す]
次元を渡り、そちら側の世界へ辿り着いたジンロウ町の者達!
必ず・・・必ずや、元の世界に戻る方法は探してみせるっ!
だがその前に・・・今一度この町のために―――世界のために力を貸してくださらぬか!?
皆の者、頼むッッッ・・・!!!
[次元の裂け目から見える大勢の人々へ向けて頭を下げる]
[旺盛な返事が、そこには返ってくるだろう]
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