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─アニュエラの道具屋─
[暇だなあ]
[と思っていたところへ、訪問者>>638]
はあい。開いてるわよ。
おしゃぶりから棺おけまで、何でもそろうアニュエラの道具屋といえば、ここのこと。
あら?ナギ君の紹介?
面白困ったことっていうのは……。
[語尾を聞いて、ぷっと吹き出して]
あははは!
かわいらしいじゃない。
別にそのままでもいいのではなくて?
[あまりに美しすぎる笑い声で、時間が10秒ほど歪んだかもしれない]
[トメ子が審判だとかレフリーと言っているのを聞きとめた]
(そういえば、何故この場所で闘らねばならん?)
[なんとなくこのリングに上がったが、別に外でも良いのでは?と思い始め、おもむろにトメ子の居る方反対側へずるずるとリングから降りた]
場外乱闘だ、こういうものも…貴様もたまには良いだろう?
さあ、かかって来い!その場でしか闘れんというのならば貴様は余程の小物というわけだがいかがだろうな?
[その後、グラジオラスの「小物」扱いした挑発に乗ったブルサシ怪人はリングの外へと飛び出し、もう一度発せられた『火焔』の花言葉で容赦なく焼き払われてしまった]
むむむ、助太刀ですか。さすがはずるいヒーローさんなのです。
縁も無い助っ人は正義の特権なのであります。全宇宙邪悪組織連合会の規定で、見知らぬ怪人さんへの手助けは原則禁止となっているのです。
なので、私はただ見守るしかないのです。
……元々バトルは苦手なので、出て行っても何も出来ませんけどね。
[店内から鈴を転がすような、素晴らしく美しい声がする。]
あ、どうもはじめましてにゃ……
[そこまで言ったところで、ユーイチの時間はたっぷり一分くらい止まった。
だって、美しすぎる。]
……すげー……だにゃ……。
[呆然とつぶやくその目には、アニュエラの姿以外入っているはずもなく。]
え、ずっと……は流石に、はい、にゃ。
[かろうじてそれだけを反論した。]
う、うおうぅ。
[ランチャーを抱えたまま、自転車から放り出された身体が宙を舞った。
わたわたしていると、地上からこちらへと向かってくるカンナギが視界に映る。
受け止められると、しっかり地面に足をつけて巨大亀を見上げた]
かたじけない。
……しかし、雑技団に就職できそうじゃ。
−回想・喫茶まろん−
[しばし無心で子猫を撫で回していたが>>375兎の子の楽しそうな声が耳に入る]
……?
「お姉ちゃん、そこは変身スイッチだから押さないで〜」
[子猫が不穏なことを言い出したが、気にせずに。
笑みだけ向けて、今は話かけないでおくことにした。
暫くすると店内が凍りついたり、がやがやしたりとめまぐるしく動き始めた]
……あら、大変なことになってるわ。
ヒーロー保険も大変だわ、あそこで働いてるリリィちゃん、最近愚痴多くなってきたのよねぇ。
黄昏保険は楽でいいわ。
[ヒーローによる脈絡無い成敗に泣き寝入りするしかない、そんな弱小悪たちのささやかな味方。リベンジ・夜逃げありとあらゆる悪の立ち直りを、黄昏保険はがっちりと支えます]
夢見 ブリジット が村を出て行きました。
おおおっ!
[どうやら選手が自分の意志で外に出るのは、審判的にOKだったようだ。
そして場外乱闘になった途端、あっけなく焼かれる怪人]
……そうじゃったそうじゃった。
場外乱闘は結構なんでもありじゃからの……ん?
[ふと顔を上げると、審判の幻影がこちらへ向かってくるのが見えた。
また反則を取るつもりかも知れない]
――まじかるまじかる、出でよ魔法の武器。
まじかる☆ちぇあー!
[突如出現したパイプ椅子を思いっ切り投げ付けると、審判(幻影)は薙ぎ倒されて消え去った]
[運命の扉は開かれた。>>644
漏れ来る声は妖しく響く。>>645]
Beatus vir, qui suffert tentationem.
(誘惑に耐える者は祝福される)
[十字を切り、少年が蹴り出されてくるかどうか見守ることにした。
アニェエラ・ファンクラブ第二号会員が獲得できるかもしれないし。]
おわっ…
たっ…
よっし、それナイス!
[飛んできた火炎球に、自由の利かない空中で慌てるが。背後から飛んできたハンマーに、喜色を浮かべて振り返る]
そぉーれぃっ!
ハカセ、だいじょぶかい!?
[手に触れた瞬間ぴたりと減速するハンマーを振るい、迫る火炎球をまとめて撃ち落す。てってれれっててててっ♪と軽快な音楽が響いた気がする。
そのハンマーを振った勢いで放り捨て、ハカセを受け止め地上に戻った]
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