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[バクの貼ったメモに、丁寧な字で追記する]
『
本部からの情報です
・施設内の設備も強力なハッキングかジャミングかをされている
・監視カメラさえ上手く使えないためそれらの方法で人狼を探すことはできない
また、本部へのメールアドレスを預かっています。
このアドレスに疑わしい人物の名前を送れば、本部が強制停止処分を行うようです。
このアドレスを悪用されないため、人狼蝙蝠いずれでもない私が、
皆さんの意見を預かり、全てそのまま転送しようと思います。
疑わしい人物が決まりましたら、下記の私のメールアドレスへと意見を送ってください。
よろしくお願いいたします。
護音ルラ lula-mamorine@......co.jp』
[特殊回線に情報を流す]
ストは霊能者。
スヤばあちゃんは占い師。
ヨルは狂信者。
ルラは欠陥品ではないが狩人でもない。
機能停止の投票はルラがまとめて送信することになりそうだ。
―メインスタジオ―
ルラ。
怪しいと思った奴の名前を後で、お前のメールアドレスに送る。
今は一人で考えることにするゼ。
名探偵の力を見せてやるゼ。
[そう言ってメインスタジオを後にした]**
――狩人じゃない。
[……そう聞いて、どこかほっとしたような、そんな気がしたのはなぜだろうか。
回路がまた、ざわついている。]
それじゃあ頼んだよ、ルラ。
押し付けるような形になってしまってすまないね。
[少し申し訳なさそうに、眉根を寄せて微笑んでみせると。]
わたしも、部屋に戻るね。
[そう告げて、バクに続く形でスタジオを後にするだろう。]
―メインスタジオ―
[2人がスタジオを出るのを見送ると、自分の追記した文字へと目線を送る]
[先ほどの提案。
人狼と蝙蝠を警戒するという以上に、別の意味があった]
(…ベルちゃんだけは…絶対に。)
[昨夜のベルとの歌を思い出す。
歌声で感じた、彼女の想い]
(ベルちゃんを、護りたい。)
[それがルラの中で一番強い感情]
[誰かからベルを疑うメールが来たならば、その名前を書き換える。
それが、この提案の一番の目的だ――]
だれかにめんどうをおしつけちゃうよ。
XIは 護音 ルラに せきにんをまるなげしたよ。
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