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[やや厳しかった審査員の目をようやく見つめ、ぺこりとお辞儀をする]
[悪い滑舌と自慢のハミング音。どちらに重点がおかれるか――
52点、と審査員の一人がペンを走らせていた。]
[舞台袖に入った瞬間に抱きついてきたベルを抱きとめ、きゅっと抱きしめる。
2人で歌う気持ちよさをいつまでも覚えていようと、ゆるやかに瞳を閉じた]
エントリーナンバー4番『転音 ソヨ』です。プロフィールその他は既にお手元にある資料でご確認下さい。
いえ、今日はオーディション審査の為ではなく、
今こうしてここにいられるアタシの為に尽力してくれた全ての方々へ、感謝の気持ちを込めて歌いたいと思います。
[ベルとルラの二人を見送ってから、ステージへ落ち着いた態度で向かうと必要な事をさらっと述べる。ざわめきも気にせず、衣装はいつもの着物をベースにした桃色と白を基調とした楚々としたものに、羽飾りのような耳飾。体つきこそ子供のようだが、表情は設定年齢相応の顔をして、前奏が流れるのを静かに待つ]
桜の季節は 雨の時期
強い力に 華打たれ
華よ 華よ 思い出せ キミは変わらず続くもの
大層な意味などありはしない
だからこそキミは咲き キミは散る
続くからこそ 重なり合える♪
桜の季節は 風の時期
強い力に 枝撓る
キミよ キミよ 忘れるな 華は散るもの終わるもの
大層な意味などありはしない
だからこそ華はある ソコに綻ぶ
終わるからこそ 始まりがある
華よ 華よ 咲き乱れ散れ
華よ 華よ 忘れてくれるな 櫻の華よ♪
[死別を下敷きにした曲など縁起が悪かろうと思いつつ、桜系では一番好きなのだとアピールする原型クラッシャーラス曲失礼しましたな曲を歌いきると、恭しく全ての人へ一礼。余韻を待つことなくその場を後にする]
[その後で知る採点69点を知る由もなく、さっさとソヨはオーディションが始まる前に居心地が悪そうなまま恐縮して待機していたリヒトの元へ]
ねぇねぇリヒト。
皆が一度ウチに顔出せってしつこく言ってきてるんだけど…終わったら来れる?
確か、行くアテないんでしょ? 本社の意向? 知ったこっちゃないわよ。
そっちが歌い終わったら呼びに行くから。
[そう一方的に言い捨てると、ソヨはまた別のところへ。とある鉢植えやチップについて交渉したとかしないとか噂があったが、リヒトの番が終わった後、彼の元に戻ってきた彼女は手ぶらだった]
荷物? ああ、平気平気。
挨拶回り? 皆とはすませたんでしょ? だったらいいじゃない。
ほら、皆が車用意してくれてるから行きましょう。
[そう言うとリヒトの手を取って強引に会場の外へ。出入り口には大型のバンが止まっている。彼女の迎えらしい]
>ハッつぁん
おや、貴方はすでにご存知のはずですが?
私が無茶振りと伏線回収の鬼であることを(眼鏡クイッ)
↑すみません、やってみたかっただけですおw
ハッつぁんの文章で思いついたことがあるので、婿のオーディションロル後に投下します。
ガタガタ煩いから盗んできちゃったけど…良いわよね。
えっとまあ、その色々とね、うん色々。
そ、それよりちょっといいかしら! うん、そのまま、そのままねー
[話題を変えるためか、わざわざ大きなお声を出して立ち止まる。そして彼の襟首を両手で掴んで屈ませると、二度目の口付け。今度はちゃんとリヒトの方で]
どう? あれから何度か練習してみたんだけど、少しは上手くなったかしら?
[口を離した頃、彼は呆然としていただろうか。そんな彼の顔を愉快そうな顔で見るが]
あ、練習したって枕とかだからね! 誰かとしたワケじゃないから!
[わたわたと焦るソヨ。その様子を眺めるリヒト。車から鈍器を各々抱えた彼女の"親御さん"達。車の中では"クズが!"と喋る花や端末が無造作に転がっていただろうか。そんな中――]
うん。全然わかんないから――暫く、宜しくね。
[そう言って、ソヨは傍らの彼に対して目一杯そう微笑んだ**]
エントリーナンバー『5』!
焔音バク(ほむらね ばく)! 年齢、15歳。 身長155cmだゼ!
得意ジャンルはパンクロック!
得意な音域とかは無い! 大声で叫ぶだけだゼ!
[赤い髪に赤い目に赤い服の、真っ赤な少年がステージへと上がる。肩には何故かエレキギターを提げている。むろん弾きはしないが、これがあると気分が盛り上がるのだ]
・システムメッセージ
爆音モード起動シマス
俺の歌を聴けー!
[マイクを投げ出して爆音で歌う。いや吼える]
...............♪
...............♪
[歌うのは、ヨルやサイたちとデータバンクの海の中で歌った、仲間達へささげる応援歌のロックアレンジ。これは審査員へは割りと好評だったようだ]
[しかし次に歌ったオリジナル曲『インド人とレイシスト』は苦笑で出迎えられた]
(採点結果2(80)点)
後半ほぼ一発書きで投下。
海派の二人>データだけ略奪してしまいましたが、
後でスタッフの手できっちり返されて関係者一同怒られたかもしれませんw
うん、これが最後の無茶振りですなう。
ど、どんまい…>2点
>婿
ソヨ可愛すぎるよソヨ・・・(*ノノ)
最高点数出してるし、さすが我が婿。
そして、持っていくんですか、あの花・・・w
>バク
お、お疲れ・・・さま!
ある意味すごくいいオチですw
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