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―メインスタジオ―
[不意にいつもの口調に戻って言う]
うははははは。何をびっくりしてんだよルラ。
ジョークだよジョーク!
イッツ・ア・アメリカンジョークって奴だって!
俺がそんなこと思うわけ無いだろう?
いや〜それともちょっとブラック過ぎたかな?
悪い悪い。反省しているって。
俺はルラのキレイな声が大好きだって。サイにも負けてねー。
さーてと、ちょっと中庭で昼寝でもしてくるかな。
またな。今日の投票のメールは後で送るよ。
[そう言って足早にメインスタジオから姿を消した]**
[何処か様子が違うバクと疑問を投げかけるルラを見ていたが、充電にかかる時間は長い]
………。
(そうか、ルラお姉さんはみんなの意見を受けても自分で決められるんだ)
[...はゆっくりと休眠モードの振りをしながら腕の端末に指を*這わせた*]
―メインスタジオ―
あ…っ…
[足早に去っていくバクを止める事が出来ずに見送る]
…、バク…くん…
(バク君はそんなジョークを言うようなタイプじゃない。と、思う。
じゃあ、何故?
じゃあ…)
[繋がるのは、やはり昨晩のサーティの言葉。
「悪意あるハッキングは、人格を狂わせる可能性がある」]
[ルラは端末を操作し、一通の短いメールを送る]
To:ソヨちゃん
Text:バク君の様子がおかしい。人狼かもしれません、気をつけて。
[そして、その場で瞳を閉じると、体内のプログラムの一つを起動した]
[特殊な回線の通信機能。
一晩を共に過ごした護るべき彼女へと。今起こったことを伝えようと――]
[短いメール。
意味は伝わるだろうか。
もし伝わらないのなら、尋ねてくるだろうか。]
(ベルちゃん…)
[護りたい彼女の名前を強く思う]
――メインスタジオ――
[昨日どうなったのかと思いメインスタジオに入ろうとすると、バクが高笑いをしていた>>110。その言葉からXIが機能停止したことを悟り、痛むはずの無い胸が痛んだ]
焔音殿、お主そんな冗談を言う奴とは思わなかったぞ。
冗談はもっと笑えるものにするべきじゃ。
[メインスタジオから出ていくバクにそんな言葉を投げかけた]
…まあ、妾が言えることではないが。
さい殿の才能に嫉妬しなかったと言えば嘘になるからのう。
[「XI自身の本当の唄声が聞きたい」そう思って、昨日機能停止のメールを送ったのは真実。だが、心の隅にあった嫉妬を隠さずに告げる]
[メインスタジオの中にいる人に挨拶して、ルラに一つ疑問になっている事を質問してみた]
そういや、護音殿。
お主が昨日本部に意見を纏めて送ったが、その内訳くらい聞いていいじゃろう。誰が何票入っておったのじゃ?
[返事を待つついでに昨日どうなったのか張り紙を確認しようとして。その内容に驚愕して思わずXIIIを見た**]
/*ゴメン!メールを送る前にこれを*/
[通信をしようとしたが、バクに突きつけられた言葉が引っかかる。
揺れる感情。通信ではなくメールを起動させた]
(私じゃ…デビューできない…)
[その言葉は、確実にルラの心に傷を作っていた]
[シャトに尋ねられれば、昨日のメールを起動し、筆談で]
『サイちゃんが、4票。
ベルちゃんが、2票。
1票の方が数名、
他は、私に任せると仰った方と、時間がなかったのかメールを送れなかった方のようです。』
[本部へと送る前のメールの内容で告げる]
(確かに、私がサイちゃんを…機能停止させたも同然なのかな。)
[多かった委任票全ては自分の意見と同じとなっているのだ。ライバルを蹴落とした、と思われても仕方が無いのかもしれない。
そう思うと、自嘲的な笑みが零れた]
「狩人」か…使えるか?
[そんな事を考えていれば、スヤがスタジオにやってくるのが見えた。顔をあわせられなくて、慌ててその場を離れた。
結局その後は、自室に戻ってさっさとスリープモードに移行した。
サイの顔、『狩人』、スパイに欠陥品、オーディション…スヤの笑顔…
色々な事でCPUへの負担が高い。休んでいれば、何も考えずに*すむだろう*]
[その感情と表情を隠そうと、メインスタジオから出ると、誰にも合わない場所を目指し、ふらふらと歩き出す]
(…サイちゃんは、本部の機能停止。
それなら、データが本部に一時転送されているはず。
戻れるの。
得体の知れない人狼のハッキングとは違うの。
私は悪くない。
護る。
私はベルちゃんを護るの。そのためなら…)
[ぎゅっと両手を握りこむ。
今更に襲ってきた重圧に押しつぶされそうで――**]
/*
お……?
バクなのか?これはシャイニングウィザードwwwwwwwwwwww
あれ、だれかもうひとりは純粋みたいに言ってなかったけwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwどこがだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
でも昨日のメールへの反応には納得いくか。
[特殊回線に平坦な声が響く]
聞こえていルか?
今現在、ソヨに対して遠隔でハッキングを行っている。
しかし想像以上にガードが硬い。
狩人と言うのは肉体的にだけデなく、思考を司る部分も非常に堅牢なのかも知れない。
遠隔ハッキングでは限界がある。
接近して強引にハッキングを行う必要がアる。
しかし他の連中にその姿ヲ見られるわけには行かない。
サーティ、もしまだお前が俺を裏切っていないと言うならば、他の連中の注意を引きつけておいて欲しい。
その隙に俺はソヨに近づき、近接でのハッキングを敢行すル。
…………少年愛?
[ぽつり、微妙な滑舌のELEVENの呟き。]
……言っておくけど、わたしはおまえと違って中性だよ。
ああ、オカマだったな。…………いででででででで
嘘、だろ。
…………?
最初から切り離す気なんてなかったんだろ、てめー。 『俺』だもんな。
……さあ、どうだろうね?
[さて、なんの話だろうか。
ふたり、なにやら探り合うように、笑い合う。]
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