情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[崩れゆく遺跡の中を、一陣の風が通り抜ける。
置き去りにされた本の頁がぱらぱらと捲られれば――
――聞き覚えのあるようなないような声が、響く。]
――妾は、『傍観者』。 触れはせぬ。
しかし――
……此れくらいなら、罰は当たらぬであろう。
[もしもクロシェットが倒れたマイナスを抱き起こしたならば、その小さな翼が一瞬だけ、大きなものへと変わるだろう。
その羽根に触れれば、マイナスの痛みも少しは薄れるかもしれない。]
[最後に大きな揺れを残し、転送装置が開いてゆく。
同時に、窓型の小さな転送装置も止まった。
コツーン・・・コロコロ・・・・。
ネジの落ちる小さな音をきっかけにするように・・・窓型転送装置は、ボロボロと壊れて行った。
間一髪・・・。
全員が吐息をついた、そのとき・・・。ズン・・・と大きな音が響いた。
全員が視線を向ける先、遺跡がゆっくりと内に向かって崩壊していくところだった。
深い縦穴も・・・地下の複雑な装置も・・・全て崩れていく。
・・・そして。
さあ・・・っと、全員の上に光が降り注いだ。
この場所に飛ばされてから、ずっと薄暗がりだった世界に・・・朝が・・・夜明けが・・・戻ってきたのだ。
これで終わり、いや、始まりだろうか・・・。
それぞれの思いを胸に・・・彼らは全身に光を浴びていた]
―転送装置の中―
――わ!!
[突然後ろに勢いよく引っ張られ、ころころと後転して、なにかにぶつかる。]
いって……
[頭を擦りながら起き上がれば――――]
[遺跡から、打ち上げ花火のようにいっせいに登っていく、何万の光。あまりに数多いそれらは、もしかしたら、霊能力がない者たちにも見えたかもしれない。
マイナスには、顔をあげる力も残っていなかったが、はじける歓声と感謝の声は、聞こえていた。それだけで充分だった]
うがっ!?完全に寝てた・・・
アイも無事に引き上げられて夜明けがきた・・・と、把握。
肝心なところで絡めなくてすまん!
[夜明け―――悪夢のような遺跡の夜が明けた、ヤシチは朝日を浴びる全員を見渡しながら言った]
ふっ・・・怪我してる奴はいるし立ち上がれない奴もいてボロボロでドロ塗れの酷ぇ有様だけどよ、なんとか全員―――誰一人欠ける事なく全員で戻ってこれたな!
[怪我のためへたれこんでいるマイナスと、放心したように座りこんでいるアイオーンの首に腕を回しながら心の底から喜ぶ]
なにしけた面してんだ、お前等?
こういう時はな―――笑うんだよ!
ハッハッハー!!!
[夜明けのきたその地に高笑いが響く。
うっすらと見える打ち上げ花火のような光も彼等を祝福しているようであった]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新