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……だあほ……、妾は終わりはせぬわ……!
ほんに、小うるさい小坊主じゃの!
(……しかし、 コレ は――――)
[傍観者は、観る。 巡る。]
――間に合わぬのか…… 『 』 『 』 ――!
カレルさん、こっち赤い方は大丈夫でーす!
そちらはいかがですかー!?
[マイナスの操作が終わったのを覗き込み、カレルの居る方へと声をかけた]
[懐からスクロールを取り出して、そこに向かって叫びます]
こちらは脱出用の転送装置を確保しました。
カーバンクル、そちらはどうですか?!
[マイナスの赤いレバーの操作を確認した後、更に奥へと進むカレルを慌てて追いかける]
カレルさん、そんなに奥に行っちゃダメですー!
ムチャしないで下さいですー!
――――
[システムが起動すれば、カレルもその影響から無関係ではいられない。
自身が「歪み」の内部にいる以上、それは仕方のない事]
250年分の時間経過――
[誰にも声の届かない場所に来てから、呟く]
身体が劣化するだけなのか、それとも体感時間も250年なのか。
私のメモリには、250年分の空白が刻まれるのでしょうか?
[ゆら、と微かに輪郭が揺らいで元に戻る]
――これはいけない。
私自身が歪みに巻き込まれてしまっては……
そうだ、ヒトと同じ方法を試しましょう。
[身体の歪みが収まったのを確認すれば、作業を続ける]
――システムの起動までに猶予を設けます。
その間に遺跡から転移し脱出しましょう。
――別の場所の来訪者にも伝わると良いのですが。
旅の人 は、なんとなく 賞金稼ぎ マイナス を能力(食事)の対象に選んでみた。
[殴る。殴る。殴る殴る殴る―――]
[その手が血に染まっても、装置は凹みすらせず]
寧ろ好都合!遠慮なく、何度だって叩きつけてあげる!
マイナスたちはそこにいてください!
時間がありません。もし崩壊が始まったら、すぐに転送をっ!
カレル!
カレル!
[歪みを押し退けながら、奥へと歩いて行きます]
……だあああっ、りゃあ!
[ごぅん、という音を立て、装置が震えだす]
こちら、ぜぇっ、カーバンクル!
起動、完了よ!
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