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何故、ねぇ。
……口で説明するのはなかなか難しいかもしれないわね。
[カレルの後半の疑問には、もっともらしく頷き]
それは異性同士の場合ね。
同性の場合の大半はそれに当たらないわ。寧ろ、それをコミュニケーションの機会と考えるケースのほうが圧倒的に多いでしょうね。
[ミサナを気遣ってか、少々小声で]
おいおぃ、難しい話も良いけどよ。
一っ風呂浴びたい奴はパパッと入ってさっぱりしちまおうぜ?
休める時に休むのも大事だぜ。
[ミサナに小声で呼びかける]
おーぃ、ミサナ嬢ちゃんよ。起きてるか?
[カーバンクルの行動を見て落ち込み、少しだけ羨むような表情を向けていたものの慌ててぷるぷると首を振っていつもの笑顔に戻し、一緒にカレルへ温泉行きを勧めた]
でーす、温泉で汚れを落としてみんなとゆっくりお話も出来ちゃうでーす。良い事いっぱいでーす。
後、人の気持ちを考えてっていうのーはとても大切な事なのでーす。クロシェットは思った事をそのまま言っちゃうので良くない事も多いのでーす。
[えへん、と腰に両手を当てて無駄に威張って見せた]
[完全に寝息を立てているミサナを見て]
あー、ダメだなこりゃ。
しょうがねぇ、俺はミサナ嬢ちゃんを適当な部屋に投げて寝かせてくるぜ。そうだな、290号室辺りでいいか。
その後は風呂に直行してくるぁ。
[ミサナをヒョイと軽く抱えて立ち上がる]
難しい話……?
[ヤシチの言葉に、自覚はないのか首を傾げる動作]
――ヒトの気持ちを考えるのは大事。
[クロシェットの言葉に、少し困ったような顔]
――いえ。率直な発言は、私としても助かります。
ヒトの思考回路は、時に理解し難い事がありますから。
ほぁっ!はっ!ねてないっすっ!
[小声での呼びかけに弾かれたように、がばっっと起き上がりざまに荒ぶるミサナのポーズ]
…んぁれ?
ぇーとー…なるほど!
[唐突に何かを(たぶん現実を)理解したように構えを解くと、声をかけてくれたらしいヤシチにぺっこり頭を下げる]
起こしてくれてありがとうございますっス!
…あれ?
んーと…皆さんお風呂だったんじゃあ?
[去り際に一言]
おいおぃ、カレル嬢ちゃんが俺やネルと同じ場所に来ちまったら流石に困っちまうぜ?
あんま難しい事は考えずに、クロシェ嬢ちゃんやカーバンクルと一緒に行ってきな。
じゃぁな。
[片手を背中越しに振りつつ宿屋の二階90号室へ向かう]
ほぁっ!はっ!ねてないっすっ!
[抱え上げられた拍子に目でも覚ましたのか、わたわたとヤシチの腕の中で暴れる]
のぅっ!
…っつぁー……んぁれ?
ぇーとー…なるほど!
[暴れた拍子にしこたま腰を打ちつけ、痛みをこらえることしばし。
唐突に何かを(たぶん現実を)理解したように構えを解くと、声をかけてくれたらしいヤシチにぺっこり頭を下げる]
起こしてくれてありがとうございますっス!
…あれ?
んーと…皆さんお風呂だったんじゃあ?
[やっぱりまだいまいち状況が分かってない様子]
[呂の見学から戻ってきて]
俺がここについた時には、間違いなくあんな風呂はなかった。
その落書き帳とやらの力、本物みたいだな。
(・・・もし、そこに人物を描いたらどうなるんだろうな。本物がひっぱられてくるのか、それとも同じ顔の人物が生成されるのか?
・・・前者だとしたら、この宿屋や温泉も、どこかからひっぱられてきた物かもしれないな・・・)
[という嫌な想像を、口にしない程度にはエアリードできたようだ]
[突然リアクションを始めたミサナを見て笑いながら]
おぅ、お目覚めかいお嬢ちゃん・・・ってそんな暴れるとあぶねぇぞ?ほれ、言わんこっちゃねぇ。
あー、簡単に状況説明をするとだな。
[皆が温泉or休息を取っている事を説明しつつ、アタフタと慌てるミサナを再度抱え直しながら290号室へズンズンと向かう]
はぁー…なるほどっス…
ぇ、でも、ヤシっさんはどこへ…じゃなくて下ろしてくださいっス!
もうだいじょうぶっスよーっ!
[説身が一段落して冷静になってみたら抱え上げられた今の状態が無性に恥ずかしくなってきた。
さっきの教訓を生かしてぶつけない程度にじたじたと暴れたものの、既にヤシチの足は止まっている]
や、休まなくていいっス!
皆さんがお風呂に行ってるなら、お風呂上りにいろいろ用意しなくちゃ…!
難しいお話ーはまたゆっくり出来る時でいいですー?
でも難しいですかー?
[...はヤシチがミサナを抱えて行くのを目で追うが、彼の行き先はディングの居る部屋の方向。]
…はりゃー?猫さんとミサナさん一緒のお部屋ですーかー?男の子と女の子ですー、きゃーなのでーす。
[両手を頬に当てて恥かしそうに左右に揺れている。どうやらまだディングを男性だと思い込んでいるようだ]
−290号室前−
確かこの部屋にはディングが寝てるからな、まるっきり一人で無防備に休むよりは同室の方がいいだろう。
見たところ、一番仲が良いみたいだしな。
起こして一緒に風呂へ向かうもよし、そのまま寝るもよしだ。
俺はこのまま風呂へ向かうとするぜー。
[手をヒラヒラと振りながら温泉方面へ向かう]
−温泉〜リビング間の廊下−
[ジリジリと謎の間合いを詰めながら]
逃がさないぜぇ?ネルもどうやら風呂場にいるみたいだしな、ここは一つ男の付き合いってのも悪くないだろう!
フハハハハー!
表:マイナスを温泉まで強制拉致
裏:マイナスに逃げられ一人でトボトボ温泉へ
+裏+!
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