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鳩
寒太ごめん、流石に2分前に対応は無茶かった。
人数制限、というか、こういう通常にない編成の場合、役職人数と参加人数をぴったりそろえないとはじめられないんだ。きちんと言っておけばよかったね。
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そして、その設定なら、一応狛狐でヒトではないらしいので頑張ってクーデターを狙うぜ。
「ここは、平和な鬼の里。
数年前に、鬼を敵視する厄介な化け狐も倒し、皆が平和に暮らしていました。ところが、ある日突然、里長の一人娘が誘拐されてしまいました。里長のもとに、犯行声明文が届きます。
『わたしは これでは おわりません。
わがけんぞくたちよ きつねのほこりを とりもどしてください。
あぶらげ おすし まってます』
さあ、鬼の里に同化しているように見せかけた、狐村の残党を狩りましょう」
[強く手を握って、引き寄ようとする。そっと囁く。周りに聞こえないよう。]
……僕と一緒に居てくれないか。
君の優しさがあれば、いつか村を取り戻せる。言葉に出来ないなら、僕が伝える。今はまだ響かない声でも、必ず。
――村のためだけじゃなくて、僕のためにも、ね。僕は最初に見たときから、君に恋をしていた。話しているうちにそれが確信に変わったよ。人を元気づけられる笑顔、と、頑張る姿。
突然で困らせてしまうかも知れないね。すまない。
!?
ふにゃ!?
え、だって、その、そりゃいつかお狐様の力を取り戻したいけど、アタシのメザシは取り上げられちゃったし、メザシがなかったらアタシは何の力もないし、メザシがあったとしてもアタシはまだまだ半人前だし、優しくなんかないし、まだまだ子供だし、えっとえっと…!!
[真っ赤になってパニックに]
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