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[憂いを帯びた溜息を、耳にして]
なんだ、小雅。
……菓子が足りずに溜息か?
[小さく笑い、未だ死闘の続く地上をと]
あれのことは――そう、心配することもあるまい。
[目線を向けたのは。現世で足掻く、誰のことか]
――剣助。
[ティチューバの気配を探しながら
弓を更に番える。]
あれは御前を狙っている。
放っておくのは面倒だ。
先に討つぞ。
[――謂われずとも
この血気盛んな少年は剣を手にし、笑うだろう。
魔力弾は尚も放たれる矢を撃ち落す。
剣助が己の剣が届く間合いへと
その身を躍らせるなればその道を敷くは光の矢の雨。]
!!ככב מקלחת 《幾万の星の流れよ》
[呼応するように、矢が幾筋にも爆ぜて突き刺さる。
森が反乱し小枝が牙をむき氾濫するたび
枝から枝へと狩人は移り渡った]
違う。
[だが、くれるなら貰ってやってもいい。
そんな顔をして槍騎のほうを振り向いた]
…何、気掛かりでは一つではないのだよ。
[口元が小さく名前を呟く。
それは黄金の瞳の王の名]
[――魔力をめぐらせ確かめる。
幾ら魔力の貯蓄の多い剣助といえど、
宝具の乱発は不可能だ。
全力の一を叩き込む。
その機会を窺い駆ける。
――狩猟の算段を編み上げる。
それはただ1%の可能性さえ手繰り寄せる天性の能力。
森は騒ぐ。魔女の声に呼応し、
夜を侵食する戦争の叫びが幾つも幾つも折り重なる。
矢は、休まず放たれ、剣戟が、火花が、
闇を焼ききらんばかり]
ニムロド……金眼の弓王、その御名か。
[――嗚呼、確かに。
あの主従。傍目にもそれと判る絆で結ばれていた。
その強さは。小雅と相真のそれに勝るやもしれず。その片割れが斃れれば]
……なに。
あの王は、毅い。そうそう、潰えはしまい。
[――どこでどうやって調達したものか。
差し出したのは、蒸かした饅頭の詰まった竹の蒸籠]
あれは、吾の希みを生かしてくれた。
けれど、いま吾にしてやれることは…何もないのだな、と。
[視線が、微かに揺れた。
あの澱みの中で、彼方にあったあの声は
間違いなく古き王の声であったから。
呪騎の言葉に歪んだ己の微かな光条]
……ああ、そうだな。
[頷いた。ちら、と横目で覗けば暖かな湯気。
鴉羽珠の瞳が瞬く]
[魔力弾は応戦する。
姿を現さず、さながらこの鉄乙女のための
最期の舞台を邪魔するものを
悉く拒むかのように。]
――、 …っ
[呪詛の声はまわり続ける。
下卑た笑いを絡ませながら、
径《パス》から逆流し、螺旋を描いている。
小枝の雨が再び降り注ぐ。
幾つもの小さな傷をまた受ける。
腕を払って叩き落しながらも
幾つか訪れた鋭い痛みに眉を僅かに寄せ、
眼を眇めた。]
…?
[軽く顔をあげる。
風にまぎれた男の声。
幾らか目を細め]
……まったく、人間とは…
[仕方無い生き物よ。
唇が呟いて、けれど空気にしかならない。
浮かぶ表情は、苦笑]
[黙する剣の英霊。
この場で、己を喪った主が狂する様を見続けていたのならば。
その心が抱く重荷は、どれほどか。いままた、恩ある王が危地にあるならば――]
出来ることはなにもない……と、そう云うがな。
遺された想いは、力にもなる。貴様もあの場で、戦っていよう。
[そして、ふっと。浮かぶのは、微かな苦笑]
大体――、
おれはあそこで、つい先刻まで槍を振るっていたのだぞ。
貴様にそうまで戦の末を憂慮されては、おれの立場もなかろうよ。
吾は
[その先の言葉が美味く言えない。
己自身に負けたのだと、解っている。
自分自身、痛い程に]
…そう、だな。見ていたよ。
随分と娯しんでいたように見えたがね?
[ちら、と。背の高い英霊を見上げる]
[森のざわめきと、遠く近くで鳴る剣戟。
剣助の、形のない磨きぬかれた「剣技」は
鉄の乙女と拮抗するほどか。
アーチャーは再び木の上にて片膝をついた体勢で、
身を低くして視線を斜めに走らせる。]
――其処かッ!!
[謂うが早いか、彼の手にした豪奢な弓は
三日月が如くしなり、
ひときわ強く輝く光の矢を
鉄乙女ではなく森の一角へ向け放った。
狙うのは、其処に在る筈の――獲物《魔女》。]
[瞬時に隆起する大地、回避する術は我が手にはない。
されど、我が体は重力に逆らい上空へと舞い上がる。
サーヴァントだ、その手段は乱暴ながらも見事に目的を果たしている]
サーヴァントってのはどいつもこいつも乱暴だな!!
[軽い口を叩く、ダメージを相手に見せない為の演技だ。
実際は、そう楽観視できる状態でもない。
いくつかの矢は体を貫き、土砂は容赦なくその傷を抉った。
されど、我が体がとまることはない。
腕を強化し木の幹を掴み体制を整える。
もはや、考えてなどいない。
戦いに集中した体が勝手に動くのだ。
それにこの程度で倒れていたら我がサーヴァント達に笑われてしまう]
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