432 聖杯戦争村 Fate/noble imposter
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【墓】 猿 飛龍
［それは、龍脈の記憶を読み取る作業。
生前、魔術を通じて龍脈にパスを通したからだろうか。……あるいは、そんなもの何一つ関係のない想いが故か。
……それすらも、ただの幻想かも知れなかったが］
【墓】 猿 飛龍
［知らぬことが多々あった。
知っていることにも、真実と思惑があった。
様々な事実があり、真実があり、想いがあり、そしてそれは今も続いている］
ランサー
[幽蓬寺。
目的地を聞いて、あからさまに嫌な顔をする鉄馬車の御者。
聞けば。ここ数日、あの汐野の山では怪奇が生じているらしい。
曰く。影色の獣をみた。
曰く。銀色の女をみた。
曰く――、
――……闇色の影を、みた。と]
キートン
キースさん！
[蹴り飛ばされたキースと、アサシンの方をちら、と見た。]
拙い、ですね……。
聖杯の寄る辺に従い、命ずる。
一。神速を超えて、キースさんの下へ。
一。キースさんとセムラさんを連れて、安全な場所へ撤退。
[左腕に残る二画に、最後の魔力を流す。]
【墓】 セイバー
[他の者はどうしているだろう。
フランは、キースは。教会であったあの男は]
────。
[ゆらめく]
[ゆらめいて]
[力の流れに融ける]
[手繰り寄せられるままに]
[風と水の性のままに]
[揺らいで現れたか]
【独】 メイデン
「ぬ！」
[其の、瞬間だった。弓を構えし王が放った矢が、天空にさかしまの塔を生み出した。
瞬息の思巡。主よりの命は致命傷を避ける事。そして目の前の男を殺す事。]
「………。」
[キートンの身体を引っ掴み掲げると、そのまま楯にして降り注ぐ矢の雨を凌いじゃった☆]
メイデン
「ぬ！」
[眼前の男が令呪を発する。
――そして其の瞬間だった。弓を構えし王が放った矢が、天空にさかしまの塔を生み出した。
瞬息の思巡。
主よりの命は致命傷を避ける事。そして目の前の男を殺す事。]
「………。」
[我が身を護る術は無し。であるならば。]
アーチャー
[光の雨の威力は、
あのときキャスターに向けたものよりも弱い。
目くらましになればよい。
――今は。
今は、この場を離脱することが先決だ。
後ろに跳ぶ。
――そのときだった、キートンの令呪が発動したのは。]
キース
[地面に身体を横たえて、キートンの方を見る。
と]
な、フラン……！
[見上げた空に、造られる逆さまの。
やがて降り注ぐ、無数の矢。
同時に、体の中から抜けていく魔力]
アサシン
[瞬間、体中に魔力が溢れる。
これならば――]
―――っ！
[間一髪、キャスターの腕を脱出しそのままキースの元へ。
そのままキートンを援護しようとした体は]
な……？
[キースを抱えて、アーチャーの元へ。
そのまま体だけは迷いなく、アーチャーの腕からセムラを取り、抱きしめた。]
屑水 相真
−汐野山の近く−
あれは･･････
[山のほうで、光の雨が降り注ぐ。誰かのサーヴァントが宝具を使ったのかもしれない。それ程の衝撃]
戦闘が行われているのか！？
[後ろにライダーを乗せたまま、アクセルを強く踏む]
【墓】 猿 飛龍
［せめて、知ろう、と想った。
戦の場に立つ者たちのことを。
想いを秘める者たちのことを。
これから想いを抱くだろう者たちのことを。
悔いながら、遺してきた姉のことを。
共に戦の場に立ったのに、別れの言葉もかけられなかった、新しき友のことを］
アサシン
[左腕でキースを、負傷した腕でセムラを抱きかかえたまま、再び跳躍しようとする体。]
―――何故です……っ！
[止められない。
令呪の制約により、体は限界を超えた速度で、その場を離脱する。]
何故です、主――――ッ！
[馬岱に出来るのは、疑問を叫ぶことだけだった。]
神嵜 剣助
っ！！
[山の近くまで来て飛び起きた。
大きな魔力がはじけるのを感じた。
魔力感知に長けてない俺が飛び起きるぐらいの魔力だった]
あーあ、やっぱり将軍が気になるってのはろくな事にならねーな。
[横にいる魏延に文句を飛ばす。
もっともそれどころじゃないのだが]
ランサー
[いびきをかく、剣助。
その寝息を、暫し、瞑目して聴き――、そして。
――……感知に疎い、己でさえ]
……あれは。
[呟いたとき。眠る剣助も、また]
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