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[ゆめ は]
[天を赤く染めて、崩れて落ちた]
[さながら、あの塔のように。]
――――、……
[薄らと眼を開く。
覗く金が、視界に人影を捉えた。
幾度か緩く瞬いて、僅かに唇が動いた。
覚醒まで、暫しの時間を要する。
ややあって漸く体を起こし、自身の具合を確かめる。
総てとはいかないまでも、
魔力はそれなりに回復しているようだった。]
[顔を向ければ、キースは既に起きていた。
窓から射す朝焼けは 奇妙に赤い。
――夢と重なり、視界からそれを追い出すように息をひとつ吐いて瞑目する。昨夜の、「呪詛の主」の「契約者」の話になれば]
――…、… 「猫」。
[そう、ぽつり、と呟く。]
…… 、径《パス》が繋がっている中に
「猫」が、いる。
…――夢をみたのだ。その、「猫」が見た夢を。
人の言葉を話してたがな。
化生(けしょう)やもしれん。
[――キースはなんというだろう。
魔術師にしても、突拍子も無い話だったか]
[《透化》を体得する精神力があるといえど
何者かの唱和を得て力を増した呪詛に
耳を傾け続けるは危険か。
実際 新たな声が重なり始めてから、
魔力の回復が遅い。
《楽園の残滓》は外的要因には強いが
裡からの径《パス》には弱いようだった。
だが、気取られてはならない。]
――…探さねばなるまい。
御前、魔力は回復したのだろうな?
[寝台から起き上がり、ソファに座るキースを見下ろして
――あくまで尊大に、*尋ねる*]
ハチは今日も駅の前で主人を待っていた。
日が沈む頃、改札口から手を広げながら、主人が出てくる。
それに駆け寄り、共に暗くなった道を歩くのがハチの日課だった。
帰り際、すれ違う顔見知りの人たちは、主人の事を「ウエノセンセイ」と呼んだ。
そのためハチもまた、心の中で「ウエノセンセイ」と呼んでいた。
周りに人がいないときに限り、ウエノセンセイは色々な話をしてくれた。
「ハチ、お前の中には闘犬の血が流れてるんだぞ」
とか、
「マタギだってお前の祖先を連れて歩いてたんだ」
など、ほとんど自分の事だったような気がする。
そして最後には、
「なのに、お前はのんきな顔をしてるな」
と、顔を緩ませながら締めくくって終わる。
ハチにはさっぱり意味が解らなかったが、ウエノセンセイのその顔がとても好きだった。
―北ブロック・廃工場内―
[何か物音がした気がして、バーサーカーは目を開けた。どうやら傍らのソファで眠っているセムラが、寝返りを打ったらしい。]
夢を見ていたのか……。
[昔は夜に見るその幻が何だか解らなかった。
だが、今はそれが夢だと解る。
ウエノセンセイが上野先生だったという事も。
英霊になり賢くなった分、色々な事が解るようになった。
夢の事、上野先生の事、彼の話していた事。
でも、果たして幸せな事なのだろうかと、バーサーカーは考える。
少なくとも昔は、夢の中の上野先生を、こっそり会いに来てくれたと考えていた気がする。
改札口から出そびれた先生が、自分の下へやってきたのだと。]
…………。
[バーサーカーは無言で立ちあがると、自身の今の気持ちを振り払うように、体をぶるぶると左右に回した。]
投票を委任します。
キートンは、渋沢 スミス に投票を委任しました。
投票を委任します。
アサシンは、渋沢 スミス に投票を委任しました。
[――王の夢。]
[I'm dying to kill]
[――ノイズ混じりに]
[I'm dying to kill]
[空を見上げる姿だけが]
[I'm dying to kill]
[I'm dying to kill]
[僅かに径《パス》に混じるかも知れぬ]
[I'm dying to kill]
[I'm dying to kill]
[I'm dying to kill]
[I'm dying to kill]
[―― who died and made a person the d…]
[起きたらしいアーチャーに気づく。発した言葉に、片眉を上げて]
猫?
猫がいるってか。
犬の次は、猫ね。
人の姿に化けていたら、分からんな。
使い魔の類か、化け猫か。
魔力は、ああ、だいぶ、な。
お前も、全快してないなら、無理するな。
[朝日がまぶしいと、*目を細めた*]
[それからバーサーカーは、今後どうしたものかと考えた。
とりあえず金がないのだが、手に入る予定も無く、さすがに窃盗などに手を染める気もない。]
……駅前で芸でもするか?
まあ、セムラが目を覚ましてから決めるか。
[そう思いつつ、*腰を下ろした。*]
― 北ブロック・廃工場内 ―
[あれから、それ以上のことを調べることはできなかった。
血痕。そこに残った魔力の残滓。
少なくとも、今は血痕(それ)を見つけただけで収穫。
……結局、何一つとして進展していないけれど。
誰が犠牲になったのか。
一般人だったのか、それとも魔術師の誰かなのか。
どちらにしても、―― 手遅れ。
遂にティチューバによる直接的な被害が、これ以上ない形で目の前に示されたのだ。
そんなことを考えながら、帰ってきたのが夜の内。]
[睡眠は記憶の整理を司る。
―― どうやら眠っていたようだ。
気付くことが出来たのは、ぼやけた視界の先にゴロウの姿が見えたから。
それと。
目が覚める前まで見ていた、自分ではない誰かの記憶。]
…………。おはようございます、ゴロウさん。
今日はどうしましょうか……。
[ゆっくりと体を起こし、腰を下ろしているゴロウに声をかける。
―― 聞けば、以前言っていた「大道芸でお金を稼ぐ大作戦(命名セムラ)」を行うのはどうだろうかと提案してきた。
セムラはこくりと頷き、具体的な案を会議し始める。]
―マンション―
犬に猫とは次には鼠か、
と謂いたくなるところだ。
[可愛らしくはあるとは思うが口にはせず。]
使い魔か…どうだろうな。
……はっきりせんのだ。
耳を傾けても、径《パス》が歪み過ぎていて
上手く捉えられん。面倒なことだ。
……実際に近づけば、分かるだろうが。
[――前は。遠すぎた上に、
歪みの中で交わした会話が少なすぎたのだ。]
……回復したか。それなら佳い。
昨夜のような状況は今宵も続こう。
宝具の解放も視野に――……、… …。
[続いた言葉に む、と眉を寄せると
乱暴にソファに腰を降ろした。
よもや不調を気取られたか、と思っての誤魔化し。]
無理などせん。食事だ、キース。
済んだら調査に行くぞ。
私が自ら出向かねば気配も追えぬし探れぬ。
――…
[眩しげに目を細めるのを見て色眼鏡はどうした、と尋ねる前にテーブルの上にそれが置かれているのを見れば、*手に取って何とはなしにもて遊んだ*]
[話したところによると、どうやら大道芸は恩人が言っていた「(一肌)脱いで芸を行う」ものではないらしい。ならばその詳細を知る必要がある。
ゴロウ曰く、火のついた輪をくぐったり、トゲの上の細い棒でパフォーマンスをしたり、バランスボールに乗ってお手玉をしたりする芸のことのようだ。]
魔術は人に見せてはいけない。
一般の人間が危険に晒される。
……私がやらなくとも、誰かがやってしまいます。
[魔術を目撃されてしまったなら、一般人は処理しなければならない。無論セムラはそんなことをしたくないのだが、今は聖杯戦争中だ。
監督役辺りで出てきて記憶の改竄でもしかねない。
ゴロウの大道芸の案を聞く度に、「それは魔術ではないか?」という想いは強まり、度々首を横に振った。
議論は困難を極めるようだ。]
……うむ、とてもとても目立つのであまり気が進まないが、私と君が今すぐに金を稼ぐ方法となると、大して選択肢が無いのが実情だ。
背に腹は変えられないという奴だな。
人通りの多い駅前でパッとやってパッと稼いでパッと帰ってこよう。
[そう、セムラに伝えてみた。]
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