人狼物語(瓜科国)


432 聖杯戦争村 Fate/noble imposter


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ライダー

[歌声が、闇の中に響き渡る。]

『――Tuath De Danand na set soim.

      Cait a fuaradar fogloim? 』


[その声は、美しいながらもどこか異質な不協和音を奏で、頭の奥をざらついた舌で撫でられるような不快感を、聞くものに与えた。]

『Do rangadar suigecht slan

     A n-druigecht , a n-diabaldan……』

( 67 ) 2010/01/23(土) 14:12:48

ライダー

[暗闇の中を銀の光が天を貫き、陣を取り囲むと、一本の支柱のような物を徐々に作り出していく。

突如――]


      『   ゲイ・ボルグ   』


[微かな呟きと共に柱が硬質な音を立てて割れ、漆黒の槍が、目の前の男の喉下を目掛け解き放たれた。]

( 68 ) 2010/01/23(土) 14:15:47

猿 飛龍

[カードで描かれた陣が銀光を発する。形式を無視した、あまりにもずさんな儀式。
それでも、聖杯はこの青年をマスターと認めた……だが。

歌声が聞こえた気がし、そしてその名が聞こえた。

ゲイ・ボルグ……と]

( 69 ) 2010/01/23(土) 14:24:37

猿 飛龍

[銀光の内より、漆黒の槍が飛び出してくるのを目にしたわけではない。それからでは遅い。

青年が感じたのは、その言葉と共に膨れあがる暴力的な力そのもの]

これは……さすがに予想外だったな。

[口の端を歪め、表情を険しくする。迷っている暇など無かった。
青年は付けたばかりの目隠し布の下に、指を滑り込ませる]


      『  我が右眼球を生贄に捧げる!  』


[その指は、そのまま右目を突き入れられた]

( 70 ) 2010/01/23(土) 14:32:45

ライダー

[柱の欠片が舞い落ちる中に、黒い人影が徐々にその姿を見せる。
長い髪を邪魔そうに払うと、自らが放った物体が粉々に散って床に落ちているのを見下ろす。]

……屑が。
大人しくその命を捧げていれば、長く苦しまずに済んだものを…。

[冷たく言い放つと、目の前の血濡れの男に向かって、ゆっくりと歩き出す。]

( 71 ) 2010/01/23(土) 14:45:22

アーチャー

―浦舞・汐野山―
…傷が?
…嗚呼―――― 成る程な

それでか。
何か――…常とは感覚が異なる。
まあ、問題なかろう。

[前髪をかきあげる。
短く息を吐いた。]

…私に相応しい部屋であろうな?

[後ろを行くのを良しとせぬか
並んで歩こうとすれば
少々早足になる。]

…… 王の前ぞ、合わせぬか。

( 72 ) 2010/01/23(土) 14:45:26

キース

 常と? 問題ないなら、構わんが。
 ふさわしい部屋じゃぁ、ねえだろうな。

[くく、と小さく笑いを漏らす。早足になる様を横目に口調は変わらす、ただ気持ち歩幅を狭めた]

 王だ? ああ、生きてた頃はそうだろうな。
 だが今は、違う。何より、俺はお前のマスターだ。

 文句はあるか?

[歪めた口元は、笑みにも見える。昏いレンズを挟み、蒼が表情を変えず、アーチャーを捉えている]

( 73 ) 2010/01/23(土) 14:54:42

猿 飛龍

[右目から、指を引き抜く。吐きそうになる程の痛み。気持ち悪さ。
だくだくと、全身いたるところから血が流れていた。投げられた槍は防いだが、その余波は皮を裂き、肉を破り……骨までは届かず、青年は未だ立っていた]

ゲイボルグ……か。

[呟くような、声。そして、クッっと吹き出すように笑う。
右目一つで、宝具が壊れるわけが無い]

まあ、いいか。で……どうしようか? 令呪で無理矢理言うこと聞かせてもいいんだが。

[歩み寄ってくる『サーヴァント』に、青年は話しかけた]

( 74 ) 2010/01/23(土) 15:01:45

ライダー

[まるで奇妙なものを見るような目で、男を一瞥する。その歩みは止めずに。]

…ほぅ、これは驚いた。
貴様のような下等生物が、我にそのような口をきくとはな。
面白い…。

[片眉を上げて、薄い笑みのようなものを浮かべると、片手をゆっくりと天に向かって挙げる]

その口が開く前に、貴様の首を切り落としてくれる――

[パチリと指を鳴らすと、床に散らばっていた破片がふわりと浮き上がった]

( 75 ) 2010/01/23(土) 15:09:36

【独】 キース

/*
やっぱり。
アーチャーを襲っていいですか。

いや、キースは女の子が好きだけど。

( -3 ) 2010/01/23(土) 15:09:56

神嵜 剣助

[互いの名乗りを終えて改めて自身の手の甲を確認する。
そこには確かにマスターの印である令呪が刻まれていた。
召喚の疲労はさほどではなかった。
元々の魔力量が多いのが幸いしたのだろう]

さて、戦場視察にでも行こうぜ。
実は俺もこの街のこと良く知らなくってさ。

[偵察を提案する。
返事は聞かずに言葉と共に倉庫のドアノブに手をかけた]

( 76 ) 2010/01/23(土) 15:23:41

猿 飛龍

[血糊でべたついた髪を掻き上げる。]

……文句はない、な。僕の召喚したサーヴァントだ。
その名は知らずとも、最強の一つに違いない。気位など高くて当然、か。

[やれやれ、と肩をすくめた。そうすることで、全てを諦めるように。
左手を掲げる。魔術刻印のある左手を。令呪は使わない。そんな、マスターであるなら誰もが持つ借り物の力では、この相手は納得しない]


我が寿命を一月残し、全て生贄に捧げる。


[まるで消耗品を使い捨てるがごとく。青年は静かに唱える]

( 77 ) 2010/01/23(土) 15:25:00

ライダー

な……んだと?

[相手の発する言葉に、信じられないという風な驚きの色を顔に浮かべ、咄嗟に男の喉を掴み、その言の葉を妨げた。]

……お前、生きる気は無いのか?
何故そんなに簡単に命を削ろうとする?

[喉を掴み上げながら、静かに問う]

( 78 ) 2010/01/23(土) 15:36:21

ランサー

待て、剣助。
偵察はよい、反対はないのだが……、

[両腕を大きく開いて、己の甲冑姿を晒してみせる]

……この格好では、街には出れぬぞ。
暗いうちならばよいが、じき、夜も明けるのではないか?

( 79 ) 2010/01/23(土) 15:37:40

セイバー

…いや、そのようなものではなくてだな。

[恐らく言っている本は求めるものではないのだろうと解る。
生成の衣の端をつまみながら]

服装だとか、若者文化だとか、何かないのか?
なるべく吾のこの見た目くらいの者の日常文化だ。
このままでは外にも出られんだろうが。

[役立たずめ。
視線は語り、表情は呆れ、そして溜め息]

お前の着古しなど、吾は御免よ。

( 80 ) 2010/01/23(土) 15:47:20

神嵜 剣助


[魏延の声にはっとする。
確かにその通りだ、甲冑姿では怪しくてしょうがない。
怪しいで済めばいいが敵に情報を漏らすのだけは避けたい]

ああ、確かにその通りだ、すっかり忘れていたよ。
そこのコンテナに適当な服を用意しておいた。
気に入るものを着てくれ。

それと、魏延って呼ぶのも路上で話すには余りよろしくない。
渾名とか偽名とか、ないか?

[呼び名も同様だ。
やはり、偽名を使うのがベストに違いない]

( 81 ) 2010/01/23(土) 15:48:06

猿 飛龍

[サーヴァントに喉を掴まれ、発動しかけた魔術が霧散する。マスターである青年は苦しさに呻く]

寝言……か。殺そうとした者が何を言う。この場を凌げば、一月でも長生きになる。
それだけあれば、聖杯を手にできるからだ。

[いくらかは魔力に変換されただろうが、まだ捧げようとした寿命のほとんどは贄になっていない。それを冷静に認識し、青年は笑う]

それに、今は覚悟した分より長く生きられそうだ。貴女のおかげでね。

( 82 ) 2010/01/23(土) 15:48:56

ライダー

[刹那――

ふと、どこか遠い目をして、男を見つめる。ここではないどこかを見るような――]

……貴様らの

[息を一つ吐いて、言葉を続ける]

人間共の、何かを犠牲にするという行為が、我には未だ理解出来ない。
それによって手に入るものは、その犠牲に見合うものなのか?
それを……考えていないように見えるのが、いつまでたっても理解できんのだ…。

[掴んでいた手を緩め、喉元から手を離す]

……ふん、よかろう。
その理由を理解するまで、貴様に付き合ってやろう。

( 83 ) 2010/01/23(土) 15:58:39

アーチャー

―浦舞・汐野山―
……

[気持ち歩幅が狭まったため、
追い付き横に並ぶ。
金の眸で斜に睨むようにキースを見ながら口を開いた]

礼のなっておらぬ男だな。


ッ―――、

[不服そうに眉を寄せるが、
キースがマスターであることは紛れもなく事実。
暗い色越しの蒼と鮮やかな金が相対する。]

…… 気にくわん男だ。

[むすりとして前を向いた。]

( 84 ) 2010/01/23(土) 16:01:45

ライダー

[血が流れ落ちる男の頬に口付け、その血を舐め取る。]

……天が落ちきたりて、我を押し潰さぬ限り、我が誓い破らるることなし。

我は、ライダー。

バイブ・カハの長、大いなる女王 モリガン。

[そう名乗ると、顔にかかっていた前髪をかき上げた]

( 85 ) 2010/01/23(土) 16:03:23


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