情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[56]
[57]
[58]
[59]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[歌声が、闇の中に響き渡る。]
『――Tuath De Danand na set soim.
Cait a fuaradar fogloim? 』
[その声は、美しいながらもどこか異質な不協和音を奏で、頭の奥をざらついた舌で撫でられるような不快感を、聞くものに与えた。]
『Do rangadar suigecht slan
A n-druigecht , a n-diabaldan……』
[暗闇の中を銀の光が天を貫き、陣を取り囲むと、一本の支柱のような物を徐々に作り出していく。
突如――]
『 ゲイ・ボルグ 』
[微かな呟きと共に柱が硬質な音を立てて割れ、漆黒の槍が、目の前の男の喉下を目掛け解き放たれた。]
[カードで描かれた陣が銀光を発する。形式を無視した、あまりにもずさんな儀式。
それでも、聖杯はこの青年をマスターと認めた……だが。
歌声が聞こえた気がし、そしてその名が聞こえた。
ゲイ・ボルグ……と]
[銀光の内より、漆黒の槍が飛び出してくるのを目にしたわけではない。それからでは遅い。
青年が感じたのは、その言葉と共に膨れあがる暴力的な力そのもの]
これは……さすがに予想外だったな。
[口の端を歪め、表情を険しくする。迷っている暇など無かった。
青年は付けたばかりの目隠し布の下に、指を滑り込ませる]
『 我が右眼球を生贄に捧げる! 』
[その指は、そのまま右目を突き入れられた]
[柱の欠片が舞い落ちる中に、黒い人影が徐々にその姿を見せる。
長い髪を邪魔そうに払うと、自らが放った物体が粉々に散って床に落ちているのを見下ろす。]
……屑が。
大人しくその命を捧げていれば、長く苦しまずに済んだものを…。
[冷たく言い放つと、目の前の血濡れの男に向かって、ゆっくりと歩き出す。]
―浦舞・汐野山―
…傷が?
…嗚呼―――― 成る程な
それでか。
何か――…常とは感覚が異なる。
まあ、問題なかろう。
[前髪をかきあげる。
短く息を吐いた。]
…私に相応しい部屋であろうな?
[後ろを行くのを良しとせぬか
並んで歩こうとすれば
少々早足になる。]
…… 王の前ぞ、合わせぬか。
常と? 問題ないなら、構わんが。
ふさわしい部屋じゃぁ、ねえだろうな。
[くく、と小さく笑いを漏らす。早足になる様を横目に口調は変わらす、ただ気持ち歩幅を狭めた]
王だ? ああ、生きてた頃はそうだろうな。
だが今は、違う。何より、俺はお前のマスターだ。
文句はあるか?
[歪めた口元は、笑みにも見える。昏いレンズを挟み、蒼が表情を変えず、アーチャーを捉えている]
[右目から、指を引き抜く。吐きそうになる程の痛み。気持ち悪さ。
だくだくと、全身いたるところから血が流れていた。投げられた槍は防いだが、その余波は皮を裂き、肉を破り……骨までは届かず、青年は未だ立っていた]
ゲイボルグ……か。
[呟くような、声。そして、クッっと吹き出すように笑う。
右目一つで、宝具が壊れるわけが無い]
まあ、いいか。で……どうしようか? 令呪で無理矢理言うこと聞かせてもいいんだが。
[歩み寄ってくる『サーヴァント』に、青年は話しかけた]
[まるで奇妙なものを見るような目で、男を一瞥する。その歩みは止めずに。]
…ほぅ、これは驚いた。
貴様のような下等生物が、我にそのような口をきくとはな。
面白い…。
[片眉を上げて、薄い笑みのようなものを浮かべると、片手をゆっくりと天に向かって挙げる]
その口が開く前に、貴様の首を切り落としてくれる――
[パチリと指を鳴らすと、床に散らばっていた破片がふわりと浮き上がった]
[互いの名乗りを終えて改めて自身の手の甲を確認する。
そこには確かにマスターの印である令呪が刻まれていた。
召喚の疲労はさほどではなかった。
元々の魔力量が多いのが幸いしたのだろう]
さて、戦場視察にでも行こうぜ。
実は俺もこの街のこと良く知らなくってさ。
[偵察を提案する。
返事は聞かずに言葉と共に倉庫のドアノブに手をかけた]
[血糊でべたついた髪を掻き上げる。]
……文句はない、な。僕の召喚したサーヴァントだ。
その名は知らずとも、最強の一つに違いない。気位など高くて当然、か。
[やれやれ、と肩をすくめた。そうすることで、全てを諦めるように。
左手を掲げる。魔術刻印のある左手を。令呪は使わない。そんな、マスターであるなら誰もが持つ借り物の力では、この相手は納得しない]
我が寿命を一月残し、全て生贄に捧げる。
[まるで消耗品を使い捨てるがごとく。青年は静かに唱える]
な……んだと?
[相手の発する言葉に、信じられないという風な驚きの色を顔に浮かべ、咄嗟に男の喉を掴み、その言の葉を妨げた。]
……お前、生きる気は無いのか?
何故そんなに簡単に命を削ろうとする?
[喉を掴み上げながら、静かに問う]
待て、剣助。
偵察はよい、反対はないのだが……、
[両腕を大きく開いて、己の甲冑姿を晒してみせる]
……この格好では、街には出れぬぞ。
暗いうちならばよいが、じき、夜も明けるのではないか?
…いや、そのようなものではなくてだな。
[恐らく言っている本は求めるものではないのだろうと解る。
生成の衣の端をつまみながら]
服装だとか、若者文化だとか、何かないのか?
なるべく吾のこの見た目くらいの者の日常文化だ。
このままでは外にも出られんだろうが。
[役立たずめ。
視線は語り、表情は呆れ、そして溜め息]
お前の着古しなど、吾は御免よ。
[魏延の声にはっとする。
確かにその通りだ、甲冑姿では怪しくてしょうがない。
怪しいで済めばいいが敵に情報を漏らすのだけは避けたい]
ああ、確かにその通りだ、すっかり忘れていたよ。
そこのコンテナに適当な服を用意しておいた。
気に入るものを着てくれ。
それと、魏延って呼ぶのも路上で話すには余りよろしくない。
渾名とか偽名とか、ないか?
[呼び名も同様だ。
やはり、偽名を使うのがベストに違いない]
[サーヴァントに喉を掴まれ、発動しかけた魔術が霧散する。マスターである青年は苦しさに呻く]
寝言……か。殺そうとした者が何を言う。この場を凌げば、一月でも長生きになる。
それだけあれば、聖杯を手にできるからだ。
[いくらかは魔力に変換されただろうが、まだ捧げようとした寿命のほとんどは贄になっていない。それを冷静に認識し、青年は笑う]
それに、今は覚悟した分より長く生きられそうだ。貴女のおかげでね。
[刹那――
ふと、どこか遠い目をして、男を見つめる。ここではないどこかを見るような――]
……貴様らの
[息を一つ吐いて、言葉を続ける]
人間共の、何かを犠牲にするという行為が、我には未だ理解出来ない。
それによって手に入るものは、その犠牲に見合うものなのか?
それを……考えていないように見えるのが、いつまでたっても理解できんのだ…。
[掴んでいた手を緩め、喉元から手を離す]
……ふん、よかろう。
その理由を理解するまで、貴様に付き合ってやろう。
―浦舞・汐野山―
……
[気持ち歩幅が狭まったため、
追い付き横に並ぶ。
金の眸で斜に睨むようにキースを見ながら口を開いた]
礼のなっておらぬ男だな。
ッ―――、
[不服そうに眉を寄せるが、
キースがマスターであることは紛れもなく事実。
暗い色越しの蒼と鮮やかな金が相対する。]
…… 気にくわん男だ。
[むすりとして前を向いた。]
[血が流れ落ちる男の頬に口付け、その血を舐め取る。]
……天が落ちきたりて、我を押し潰さぬ限り、我が誓い破らるることなし。
我は、ライダー。
バイブ・カハの長、大いなる女王 モリガン。
[そう名乗ると、顔にかかっていた前髪をかき上げた]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[56]
[57]
[58]
[59]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新