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Masterは「貰い物」だと言っていた。
……お前は、理解出来ない。
私のMasterを知っているような口ぶりの次には知らないようなことを言う。
お前は、何を知っている?
てめェのMaster(製作者)がどれだけの地位を得ているかなんつー詳細なDataはねェんだよ。そもそも── [と、左手の人差し指を側頭部へ向け] ──記憶(Memory)が一部トんでんだ。
俺は一度死に、再生の序を得、今は随分とIgnisとかからDataを得て再構築も出来たがよ、記憶までの全構築は出来ねェって算段さ。kekeke.
[Griffithは、Susannaが赤の扉を開けるのを後方で見る]
[赤い扉に女王蟲の黒い小さな徴がついている]
厄介な──。
『大丈夫なのかしら、この人』
[二重の感想]
[赤い扉がゆるやかに開かれる]
[扉の先には長い回廊]
……。
[Griffithを一瞥、促して]
[扉を潜る]
─ B-B-doors → Queen Worm ─
──Ultor──
[Sandyの捕獲を免れた牝馬が、格納された先のNeilの肌から僅かに顔を露出し、捕われの牡馬を呼ぶ様に声を上げる。荒い呼吸。]
良い子だ、戻って来い。
[側に居る馬をなだめる様に胸に手を当てるNeilの眉間に、強く皺が寄せられる。リアルならば、額から汗が出ていたかもしれない。]
戻って来い。
もしくは──…、
…………………………ッ!
[数秒間の沈黙の後、Sandyの側の牝馬がピクリと動く。]
[差し伸べられたSandyの腕を丸ごと飲みこむ様に、馬が大きく口を開き──乱杭歯で強く噛み付く。]
[ギュアァアアンッ]
─Ultor─
[そもそもAvater、本人自体は特殊な強度も何も無い。
派手な動作音と、呆気の無い切断。乱杭歯の作ったぎざぎざの断面。]
…… ……見るからに”重そう”なくせに中々 やるじゃないか。パワーに押し切られてるのか [ザ…]
まあ別に [ザザ…] 痛くは無いし ……
… 落ちろ
[ノイズが頻繁に混じる/更に/出力の/負荷の増大]
─Real World / 街中にて─
………?
[Magdaleneは硬直している。
目の前の見知らぬ男が、自分の「NAME」を知っているが故に。
──そのような「不測の事態」は、彼女のAIに組み込まれていないからだ。]
[今まで「見たことのある」人間やPGMの容姿と名前のデータをMagdaleneの"Knowledge-Searching System"内で検索し、照合する。
──結果、『該当無し』──至極当然のことだが。]
[そして、彼女は呟く。]
……あなたは、だあれ?
[赤い赤い回廊に、黒い給仕服を纏った女性型AIが控え]
[AIは微笑み、回廊の奥へと案内する]
[回廊の奥に、大きな扉]
[扉の先には、赤い部屋]
[室内に設えられたソファに座るように促され]
[AIはテーブルに二人分の玉露と和菓子を用意して──Pathに設定されたままに]
[扉の前で折り目正しく一礼し、退出]
[そこまで見守ると、Griffithに視線を戻し]
「……」
男はまじまじと眼の前の女を見つめている。
その反応は、まるきり“Programされていない”時の混乱に見えた。穿った見方かもしれなかったが――。
Magdaleneに瓜二つの女の問いには、
「……私はしがない研究者さ」
そう、答えた。一歩、女の方に近づいて
「君は、Magdaleneか……“遊戯”の参加者―――」
そこまで聞いて、ふっとクリストフは笑った。
「は、そんなわけは無い。
AIが地上を闊歩しているなどと、ばかげたことは。」
そう言った。
女はどんな顔をしていただろう。
けんきゅー…しゃ……
[ぽつり、と呟く。
男の言葉から得た単語──「研究者」を、再び"Knowledge-Searching System"で検索する。]
[ぱっと明るい表情を見せる。
どうやら「研究者」という単語は知っていたらしい。]
へー……研究者、なんだ。そうかー……
[「AIが地上を闊歩しているなど」と聞き、ぼんやりとした目をしている。]
……地上???
じゃあ……ここは“遊戯”の舞台じゃ…ないん…だ。
Griffithっていうヒトの力で穴に落とされて、目が覚めたら身体がなんか変な感じだったし、誰も戦ったり殺し合ったりしてないし、空飛んだり働き蜂出したりしたら周りの人が驚くし。
なんかいつもと様子が違うなーって思ってたら……そっか。
[ふむふむ…と、納得のいったような表情をしている。]
[Sandyの腕を切断した馬が──負荷に負けて落ちようとしている。]
[黒い馬の表面が不自然に下方へ引っ張られ、裂ける。]
『壊れるか──。』
[馬を回収するために、Neil自身がSandyの側へ跳ぶ。]
サーバーはどうやって落とすんだ?
[強引に。
アバターの基礎が見えそうな程ボロボロになった馬を引き込み──]
[後方へ。そのまま戦闘を続けるのか、*一旦転移するつもりなのか。*]
男は女の様子を具に観察する。
検索/分析/結果。とても感情豊かに見えるものの、
何処か引っかかりを感じたのも確かだった。
「ああ、研究者だ」
と、続いた女の言葉にクリストフの表情は一変する。
今、コイツは何と言った。
「Griffithだと……?」
それは、あの遊戯の参加者の1人の名前。
Magdaleneを落したもの。
檸檬の眼―――それはVivienneの表現だったが。
「働き蜂を出す?お前、まさか本当に」
ごくり、唾液を飲み込む。御伽噺が眼の前に。
「あの電脳世界から離脱してきたのか……!?」
……?
君も……
[ノイズが鬱陶しい。内向きの囲いを消した。広い空間で無為なdataがただ流れ出してやがて消える。]
君も、そういう事に興味があるのかい。
面白い事を訊ねるね。”どうやって”だって?
何か壊したいものがあるのかい。この広くて狭いUnderに仇敵でも居るのかい。殺したい程憎い奴とか、壊したい程恥ずかしい過去とか、消したい程都合の悪い物とか。
[Neilに戦闘の意志が無いと、勝手に判断したSandyは、喋りながらNeilに向けて歩み寄る。]
……抜け出して、きた???
うーん……
[さらに困ったような表情で、男を見つめている。]
なんかね、穴に落ちた時に、ジジジ…っていう音がしてて。
気が付いたら、ここにいたー…っていう感じかなぁ。
その間、何があったかは全くわかんないの。
あー。そうだ!
「BACK-UP SYSTEMはどこにいった?」っていう声が、どっか遠くから聞こえてきたような気はしたけれど。うん。誰のことを指していて、何の話だかはさっぱり分かんないけれど。
[さらに考え込む表情をする。Real Worldにやってきた時のMemory──すっかり消去されてしまった記憶を検索しながら。]
[彼女のMemory内に入っているのは、「自分が女王蜂である」という記憶と、「"S2"とは何ぞや?」という疑問。その他、“遊戯”に関することのいくつか。そして──]
────あ……
そういえば、気が付いた時に、よくわかんない人が「これがお前の身体だ」って言ってた。「お前の"Data"を軌道上から拾った」って!
何も聞き逃すまいと男はまた数歩女に近寄る。
「……Back-UPSystem……」
人の流れは2人を避けるように、
だが気に止めることも無く流れ続ける。
電脳世界に溢れた雑多なDataのように。
「軌道上から拾い、そしてお前――女王蜂は実体化したということか。それでは今のお前は間違いなく」
瞳を覗き込むように凝視する。
「あの“遊戯”の参加者だった、というわけか―――」
かくして、FairyTailはRealを侵食し始める。
不死技術は発展途上、知識欲は無尽蔵。
「面白い。良ければ話を聞かせて欲しいのだが。
お前を拾ったのは誰だ……?製作者は?」
……うん。
[瞳を覗き込まれ、思わず後ずさりをする。]
制作者……わかんない。
私……自分のKnowledge-Systemを探したけれど、「制作者」の名前は…どこにも無かった。……っていうか……「消されてた」。
[ふるふると、首を横に振る。]
拾った人の名前は………
[口を開きかけて、はたと気づく。]
……誰にも言うな、って……言われた。
[UnderとRealの軌道──その狭間をHackingする技術は、開発途上であるものの、絶対的な『秘密事項』であるが故に。]
言ったら……「私」が「消される」……から。
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