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んー、残りは7人かあ。
で、過半数はそっちに集まってるみたいだけどもしかして君の取り合い?だったら嫌だなあ。誰かそろそろ壊れそうなの居ないの?
[老人は機材を片付けるとぐるりと視線を巡らせた]
[Griffith─Neil─Vivienne─Susanna]
[一巡した後にたりと哂い]
『用は済んだ。てめぇらBATTLEなら他所でやんな』
『店ェ壊されると面倒だ』
[言うと同時に奇妙な空間が逆向きに展開]
[Avatar4つを包んで広がり]
『さて、どこに飛ばしてやろうか』
『折角だからDiceで決めるか』
[ひょいと放った三つのDICE][狂ったDICEの示す先]
[─63─][─75─][─27─]
『──毎度あり』
[にたり哂う言葉はTRIGGER]
[奇妙な空間はどこかへ移転]
堕ちた人、
堕ちたもの、
沈むDataを拾い集める。
元々UnderのAIではない。
備わった、膨大な量のDataを扱う力。検索機能。
AquqmarineがErectricに瞬く。
“負荷がかかった方向は女王蜂ではない。”
「では、誰なのかしら」
受動的な性質の所為か、
動いているものは見分けられなかった。
[現実世界と電脳世界の身体の差は、そいつにはほぼzeroと言って良い。
"此方"でそれほどの情報を正確に表し操れるのだから、そうした方が断然動きやすい。
そう考えられて作られたそいつの電脳身体は、喉元の傷を、
現実世界と完全に同じprocessで"治療"していく。
傷が一先ず、喋る事に支障を来たさない程度まで治った所で身を起こす。
どうやらネオン街の中の、少し開けた広場のど真ん中に居るようだ。
急に倒れたそいつを訝しむ視線を複数感じる。
…面倒があっては困る。
何事もなかったかのようにすっくと立ち上がり広場から離れれば、人々の興味はそいつから移るだろう。]
除去、できたの?
綺麗になった。
[NeilとGriffithの遣り取りを見ていた
碧い瞳が細められ。
Dr.が口を開く。Vivienneは頷いて]
そうね、壊すと大変だものね。
[頸を傾げてDr.を見る。
包まれる奇妙な空間、瞳に奔る光。]
強制転移?
[コンペイトウがくるくる回る、――そして。]
うぜェのは、Nielって奴だ──。
やたら絡んできやがって。
kekeke....Virus≒No Name?
頭のお目出度ェ野郎だが──。
[ベェと舌を伸ばしてNielの動きを避けようともせずに──奇妙な空間に包まれる。包まれ、何処かへそれぞれ飛ばされる、少し前の瞬間に──]
うん──「綺麗」だ。
[Vivienneへと半眼に双眸を細め、笑み──]
── …→B-sea ──
あ、
[転移する前、
Griffithの笑みが見えたか
Vivienneもまた眼を細めた。
それから、光―――]
→anti Paulo
[そこは]
[Junk ── ぽっかりと 穴 何も なく]
[ひたすらにひろがる]
[こわいこわい げんしょ の やみ の まま]
[ちらちらと]
[おちる]
[うえ からの りゅうし は]
[いらない ふような もの]
[まっくらだった そこは なにもなく なにもない]
[無]
[を こえて]
Vivienneとは何度か当たったけど、GUARDに優れてるってよりpersonalityの問題じゃないのかなあ。
まあ、俺ら……ん、言語野が復旧したみたい。私ら参加者のうちの誰かがサーバを落としてるってそりゃ思うだろうね。Virusの仕業だと思ってる?それは傑作。
ん……飛んだ、か。
「綺麗」さっぱり──何もねェ──。
[漂いながら──(転移出来るのか疑わしかった──)──サーバーの一つから放たれる通信に身を潜りこませる──74]
―Dancy DanCye―
[このserverには無い、土埃に塗れた服を着るそいつは、
横を過ぎる人にはやや不思議に見えたかもしれない。
自身あまり此処に馴染めていない事もあり、特に当てもなく歩く。
そいつには、何故この場所に着たのかよく分かっていないようだ。
saving systemは、そいつの意思とは"無関係"。]
[…騒がしい街だ。
絶えず人の興味を引こうと躍起になって音と光を垂れ流す此処は恐らく、不眠の街。]
[今は少し休まる所が良かったんだが。
移動するか?
…そこでふと思うのは、Ground Zero。
顔を顰めた。]
[背後で聞こえた老人の声]
Dr.──?
[問うた言葉は声になったか]
[奇妙な空間に視界が歪み]
『やばい、Dr.の強制移転。移転先は──anti Pauloだって』
[TWN/SANNAが告げる言葉に納得頷き]
世話になった。
『──毎度あり』
[それを最後に視界が反転]
─ IndeRiseal → anti Paulo ─
[Avater頭部の復元が完了する。体中にはまだ何処となく穴の空いた部分も残る]
……どうせ俺は肉体派じゃないから構わないか。
ん?
[伸び上がる動作にぶちぶちと何処かの千切れる音が立つが、Sandyは痛みを感じない。それを無言で引き受けるのはあくまで”彼女”。
猟犬がすっくと立ち上がる。
”参加者”の位置が動く。動き回る……Sandyは暫し考えて]
[──10と薄っすらと印刷されている光の靄に身を寄せ、Dancy DanCyeの街に降り立った。マントが揺れ、享楽のざわめきが聴覚信号として流れる。娼婦の格好をしたAIが、纏わりついてきた]
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