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怪人 ケイオス は、道楽者 サンディー を占った。
次の日の朝、自警団長 ヘクター が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、旅芸人 スザンナ、御令嬢 ヴィヴィアン、謎の男 グリフィス、道楽者 サンディー、怪人 ケイオス、漁師 ニール、娼婦 マグダリン、行き倒れ メルヴィンの8名。
別に、暇潰しにキミともっともっと遊んであげても
いいんだけど………ねえ?
[Sandyの方をちらりと見やる。]
ここにはちょおっと厄介なコがいるんだよねえ。
うん。あんまし派手なことし過ぎるとウゴカナクなっちゃうし。
[黄色い双眸が覗き込んでいた]
[模擬感情なのか否なのかは分からないが、憎しみに似る感情を湛えて]
アァ――厄介?
――どこかで聞いたような――気もするが……なァ!
そらよォ!!!!
[繰り出した蹴りは、途中でザックリと鎌状に]
[スザンナの刃は、グリフィスの腕を硬質の音を響かせて弾き飛ばした]
怪人 ケイオスが「時間を進める」を選択しました
ひまつぶし……なぬうううううっ!?
[薔薇の鞭をピンと伸ばし、その先を向かいのビルのアンテナへと絡ませる。]
あーああーーーーーっ!
[びゅおう!と大きく風を切り、ターザンロープの要領で鞭にぶら下がり、ダンスフロアから逃げようと試みた。]
うへっ。
[規則的にポインターの上を駆ける足取りはダンスよりも見よう見まねの格闘技用。
睡蓮、ポインター、ネオンに蜂、砕けたクラスタの欠片。砕かれた猟犬はもう手元に無い。]
目が回る。
ウゴカナクなってくれたら、俺は嬉しい。
その頃――”Mellow Mute”への移転を試みた者が皆一様に、当該サーバへのaccessが不可能になるという事態が発生した。沈黙領域はただひたすらに沈黙するのみ、ただし以前までとは意味合いが異なる沈黙。その内に繋いで居た者達はどうなったか、幾度問い正しても答えは返らない。
_SERVER:M2 Service Temporarily Unavailable
ぷんすか!!
[向かいのビルの屋上で、Magdaleneはエナメルレッドのヒールで地団駄を踏んでいる。]
仮面の男、ムカツク!!!
とりあえず、その求愛……ことわるっ!!!
[腕をブンブン振って、自信たっぷりに断った。]
第一だ………私が本当に欲しいのはそれなんだよ。
そんなヤツを’たらし’込めると本気で
思っていたのか?
[スピーカーから、音楽とともに嘲笑の篭った爆音。]
ばぁぁか!
天才には天才に相応しい相手に、求愛するさ?
……あのコのようにねえ。
[Sandyを示しつつ。]
だぁれが、デブ蜂なんて!クスクスクス…。
謎の男 グリフィスは、御令嬢 ヴィヴィアン を投票先に選びました。
[放たれた蹴りは跳躍によって回避]
[三日月への侵食は60%に近くなり]
──ちっ。
[舌打ち。刃を投げ捨て拳を握る]
[鎌を一時的な足がかりにGriffithへ迫り]
Winter is here
I'm still waiting there ... !
[その顔面へと拳を繰り出す]
ばーか!ばーか!!
[地団駄を踏み飽きた頃、Magdaleneは何かを思い出す。]
あっ!わすれてた!!
「たたかいのもと」をさがさなくちゃいけないんだった!
……それとも……あまぁい天日干しだっけ??
[首を傾げている。]
[掌から布が広がりトランポリン。
それでも流れる矢印は
随分衝撃的な模様]
んぅ。
[ふるふる、首を振り。
VivienneはAquamarineの花の真ん中。
花びらはきらきら透けて消えて行く。
起き上がれば矢印の上
とんとん、ステップ踏み始め]
なあに、これは。
どうしたの。
[裂けたドレス、摘んで踏まないように。]
――誰だ?
[雀蜂に襲われながら、掴んだ拳へ向けて重いAttackが仕掛けられた。五指が鎌のように、スザンナの拳に抉り込むように突き刺さっていこうと]
娼婦 マグダリンは、怪人 ケイオス を投票先に選びました。
……馬鹿って言う奴が馬鹿なのさ!
[腰に手をあて両足を(二つのポインタを跨ぐかたちで)開いて立ち、ケイオスを指差した。すぐに流された。
電脳内では、既にPGMのコピーを開始して。]
つまり君が一番の馬鹿であっちの蜂が二番。
──Susanna.
[Griffithの問いに答えると同時]
[拳を介し重い圧力]
────ァッ
[呼気][意味の無い筈の]
[右の拳が抉られる]
[ピアスがゆらり展開揺れて]
[仮面へ向け襲い掛かる]
[銀色の弾幕]
[Buzzzzzz..........]
[羽を広げて、虚空を舞う。]
……もしかして、「たたかいのもと」って、コレ?
たたかってる……んだよね、コレ。どう見ても。
たたかいのもと……こわさな……
[Magdaleの瞳孔がゆっくりと開きかけたところで、青い髪の男の言葉が耳に入った。]
ぬぅ……バカじゃないもんっ!
[瞳孔は元に戻ったようだ。]
IndeRisealでは、エキシビジョンや掲示板がこぞってM2の異変について報じていた。幾つもの情報が混ざり合って、やがて意味を為さない喧噪に成り果ててゆく。
そのサーバを好む人々は蟻のようにNEWSに群がり、我こそ委細を暴いてやろうとM2へあらゆる手段での接触を試みた。その結果彼らが得たのは、M2に異変の起こる以前の僅かなlog。M2は破壊された訳では無い。ただ「ダウン」しただけのようだという推論が出されたが、”落ち”たサーバはNET上には存在しない存在になる。存在しない存在を捉えることが出来るのかという議論に終止符が打たれなかったので、事実は確認されなかった。やがて、それらの情報はIndeRisealから全体へと拡大し始めた。
…何かキミは、子供というか何というか。
[ふつふつふつふつ]
しかしながら、天才に向かって馬鹿とはねえ。
身の程知らずにはオシオキ…といこうか。
そこのお嬢さん、巻き添え食らったら笑って許して。
[Ay ee ay ee ay
I'm Your little butterfly.
Green, black and blue
Make the colors in the sky.
右のスピーカーから新たな音楽。
左は依然としてCaptain Jack CENTERFOLD]
Upswing Mixだよ?食らえッ!
[以前の”蝶”が、REMIXされ空に舞う。]
[目の前に現れた蝶。
高く空を舞い、その矢印をかわしてみせる。]
子どもでも馬鹿でもないもんっ!
天才って、人に言われるから天才なんだようっ!!
[薔薇の鞭を振り回し、蝶を捕らえて地上へとはたき落とす。]
[I've been searching for a man.
All across Japan.
Just to find, to find my samurai.
Someone who is strong but still a little shy.
Yes I need, I need my samurai.
重々しいスピーカーを揺らし、自らも踊る。]
フハーハッハッハッハッハッハ!!
私は天才!不滅!!不滅の天才!!
私は私…だ、っ!
『アンタに答える義務なんかないわよっ!!』
[表情が歪む]
[右手は既にその形を変えNoiseが走る]
[狭い範囲に展開された無数の雀蜂が爆裂]
[男のAvatarを形成するclusterを破壊]
[針の弾幕が男を吹き飛ばす]
アァァァァアァアッ!!
[悲鳴]
[右の手首から先が、消失]
[歪んだ拳は男の手中]
莫迦?
[小首を傾げて踊るように矢印を踏む。
重力など無いように。
蝶と蜂とが舞っている。]
笑って許す?
ああ、皆Ticketを持っているのね。
そうなのね。
[ほころぶ唇、ふふと笑み]
あの蜜蜂、なんだかかわいい。
言い返されてすぐキレるようじゃ、子供(ガキ)だね。
[大した時間稼ぎにならなかった、と秘かに溜息を吐いた。新たな光彩。彩りは更にパターンを複雑化させて踊る。踊っているのは自分/蝶々/色/景色。
FIELD/o 外側へ向け、自分の前へドーム型に展開。ポインター達が当たっては弾けて勢いのまま後ろへ流れて行く。FIELDは次々削られて、剥離した欠片が蝶と共に流れて行く。
タスクの切り替え。Tindalosの新たなコピー作成を諦めた。]
踊ってやろうじゃない……。
サムラーイ?
そんなの、幻覚だよね?
あっ……そうだ♪
仮面の人にはぎゅーっと反省してもらおっと♪
[薔薇の鞭を両手に持ち、慣れてきたのかエナメルヒールで矢印を背負った蝶をポンポンと軽快に踏んでみせる。]
薔薇の園にご招待してあげるね。
"Have a Good Trip...."
[強烈に甘い香を放つ薔薇を掌に乗せ、仮面の男に向かって薔薇の花を吹き飛ばした。]
[Ay ee ay ee ay,
I'm Your little butterfly.
Green, black and blue,
Make the colors in the sky.]
Wo!!
[気持ち良く踊っているところに、薔薇の花。
首を振った勢いで、仮面にコツンと当たる。]
あっ!?!?!?!?
[仮面が落ちる。その中には、スピーカーと小型カメラが2つ。
どうやら、正体は人間型アバターではないらしい。]
見たねッ!!
[急いで仮面を装着し、”蝶”の難易度を上げる。]
[そと耳を押さえて]
大きい音。
すごい音。
貴方は音を使うのね?
踊るわ、素敵ね。これはDanceStage?
まるで花畑。
[楽しそうに楽しそうに笑うと、
くるりとターン、
さて視界には蝶と鴉と蜂と矢印。]
………うん。見た。
[真顔でコクリと頷いた。]
っていうか、何そのか……うわあああっ!!
[スピーカーに気を取られているうちに、目の前の蝶の数が増えていたことに対して反撃が遅れた。]
何これっ!
蝶々多過ぎるって!
生態系崩れるからっ!
[慌てて鞭ではたき落とす。]
……roBot?
or a Peeping Tom?
[仮面の下に在ったのは――思う間も無くばりばりと、FIELDの千切れる音がリズムを添える。当たって落ちた薔薇の花はstepの下を流れ去る。Vivienneを振り返って]
……薔薇はお嬢さんへ。
[Sandyは一度Chaosと対峙している。
”正体”を知られたからには、「手応えのある部分」を
見出された可能性もある。スピーカーの音が僅かに震える。]
[四方をSandyが取り囲む。]
キ、キサマ………増えるのか!?
[本人は気づかない。何かが現実と違うことに。
まるで悪い夢でも見ているかのような。]
アアアアアアアアア!?!?!?!?
[沢山の猟犬。飛び掛る。狙いはChaosの体
―に見える部分ではなく]
来るな来るな来るな!!
畜生!!貴様ら次は、”金色の空”へと招待してやるからなッ!!!
[逃げるように転移。しかし、その間もChaosは
悪夢に*苦しんでいる*だろう。
蝶と足場は、残響に乗ってしばらく続いたがやがて。]
― anti Paulo ―
ガッ―――ハァ…!!!
[紅い絨毯を滑り
天井に堕ちる
細まる尖塔
滑り落ち
硝子音]
[天井/床に叩きつけられて]
[動かない]
[右の胸には幾つもの穴が空き]
[白銀/灰の髪が乱れて散らばっている]
[スザンナの手は、意味ない文字列へと拡散を]
………むぅ。
どうやら"Bad Trip"だったようで……お気の毒様。
ま、いっか。
なんだか踊り過ぎて疲れちゃった。
少し休んでから、また次の「きらきら星」を捜しにいこうっと。
まったねー。ばいばい!
[そう言うと、眼下に映る2人に手を振った。]
[薔薇に包まれ――*転移*]
[Sandyを見て、小首を傾げる。
流れてくる薔薇もリズムに乗って。
そっとソレを拾い上げ]
ありがとう、白鴉――Sandy.
[Chaosはもう仮面をつけてしまっていた。
DumDumDrum、律動を刻んで空気を振るわせる]
蝶だわ。
[群れて極彩色。
Vivienneは本当に楽しそうに見上げた。]
[右腕を押さえ、吹き飛ぶ男を見る]
[荒い息を吐き]
[男は動かない]
────DEMILUNE...
『駄目ね。侵食の度が深すぎる。
一度分解して組み立てないと使い物にならないわ』
止めを。
『決定打がないの。こちらの損傷も酷いわ。
もしここでまた攻撃を受けたりしたらどうなるか』
────。
[口を噤み、雀蜂を呼ぶ]
[無数に無数に無数に]
[針が展開]
[螺旋を描き]
[羽音が回廊に響き渡り]
[動かない男へ向けて飛翔]
[ポータルが開く]
『戦略的撤退ってやつよ』
[雀蜂の行く末は見届けず、転移]
─ anti Paulo → IndeRiseal ─
[音楽に混じった悲鳴。狂ったように難易度の上がった蝶々達の乱舞に阻まれて、いまはもうChaosが何をしているのかが全く掴めない、誰のPGMが何をした?]
どう致しまして、Vivienne。
[Vivienneが楽しげに見上げる蝶にFIELDが完全に破壊される。回避しきれなかったポインターがSandyの肩口を抉って飛び去った。やがて、蝶が消えた頃には既にChaosの姿は無く、Sandyは微かに呟く]
what did he he see in his…… his CAMERA……?
――…せ。
殺せ。
[切り開かれた胸と雀蜂による損傷――Virusの根が幾らか破壊されたようでは――ある][が]
[破壊され、右目が完全に顕になった硬質のマスク]
[――Flash Back]
蜜蜂が行ってしまう。
またね。
機械の貴方も何処かへ行くの?
今度また踊ってね。
[瞳は映す、数多の色を。
ちかちか、奔る、情報の煌き
片手に薔薇。
取り残された花びらが暮れる街に散る。]
─ IndeRiseal ─
[転移した先は店舗ひしめく裏通り]
[雑踏の音が聴覚に雪崩れ込む]
──はっ……。
[右手の先はNoiseに揺らぐ]
修復を──。
[猫のAvatar──何かのPGMだろうか?─がTrushBoxの上にちょこんと居座る]
[その隣、わずかな段差に腰を下ろし]
『Recovery開始。まずは右手の再構成から』
[TrushBoxに詰ったジャンクデータをclusterに分解]
[分解したclusterをAvatarに吸収]
[右手首から先に、蛍光色のワイヤフレームが構成され]
[Modeling]
『完全修復はちょっと無理ね。見た目の問題だけだけど』
そうか。
『DEMILUNEは……ちょっと時間がかかりそうね。
ここじゃあDATAも足りないわ』
──Morgan?
『そうね。そうした方が良いと思うわ』
[よろよろと立ち上がり、裏通りを更に奥へと]
[低空衛星の回線を経由し、幾つもの神の手たる軍事施設の回線を経由――目標を捕捉、接触、セカンドタイムは膨大な時間に][――の][――の][を][――の中][――や][め][複数の][][反]
ろォォォォォ!!!
[雀蜂が襲い来る直前に、転移――]
[蝶、単体で見ればpointerに穿たれた部分を掌で押さえて、Vivienneから距離を取る。アバターの傷口からは幾らかdataが流出し続け]
残念だけど俺も行くよ。
まだ小さい傷で済んでいるうちに。
君がお仕置きをくれたから、すっかり無防備だ。
[『……dmage. no PGM for Recovery. please choose the PGM』]
[Virusに侵食され、右腕はJunkDataと化した]
[地面に落ち、ぼこぼこと泡立つ]
[グリフィスはその場を後にし、探査結果に従って歩みを進める]
[Sandyから流れるDataを眼で追う。
さらさら。
端から光って淡く積もる]
そう、残念。
また遊びましょうね。
遊戯は始まったばかりなのだもの。
[微笑む。
後ろで手を組んで、小首を傾げた。]
でも、わたしの眼はあげない。
[薄暗い裏通りを奥へ奥へと進む]
I stand at your gate and the song that I sing is of moonlight
I stand and I wait for the touch of your hand in the June night
The roses are sighing a Moonlight Serenade.
[MOONLIGHT SERENADE]
[近づく気配に背後を意識し]
『……しつこいわね』
[SANNAの声]
[右折・右折・左折・直進]
……追い打ちをかけないんだね。
予言しよう、いやするまでも無いか、君は”生き残れない”。
だからソレはそのうち俺が貰うよ。
[白い鴉は*飛び立った。*]
[ちらりと見上げた電光掲示板にMellow MuteのダウンのNEWS]
[サーバの消失]
[足を止めNEWSに見入る]
『どういうことかしら』
[呟き]
[飛び立つ白鴉、見上げて微笑む]
だって壊れたら遊んでくれないでしょう。
うん、そうかもね。
それでもわたしは構わないの。
だってそういう存在だから。
駄目よ、あげない。
Melvinと約束があるもの。
駄目よ。
[布もまた体の一部、
引き裂かれても痛みは無い。
だって最初から持っていないから。
ぼろぼろになってもきっとずっと少女は*笑っている*]
『都合が良いのか悪いのかわからないわね』
["風"が起こる]
[堆積するclusterを巻き上げ]
[前髪が風に流され、夜闇に紅眼]
御令嬢 ヴィヴィアンが「時間を進める」を選択しました
知ってても―― 「教える訳ァねェだろ、馬ァ鹿!」
[黄色い右眼を細めて]
[マスクの奥の黄色い左眼を見開いて]
ア、ハ、ハ、ハ、ハ!
――ボロボロのAIは、屑らしく、――崩壊しなァ!
[疾走]
[――ギャンと、鎌がせり出し――]
お前の方がぼろぼろに見えるが。
[バックステップ]
[CALL:Hornet-Sting]
『ここはあまり派手に破壊しないほうが良いわ。
住人を怒らせると面倒よ』
[数を絞った雀蜂が彼女を護るように展開]
【Inc.】の――AI――が…世界の秘密を得ようなんて、万年……早ェんだよ、馬ァ鹿…が。
誰も――識れる訳が――…クク、ハハハ、ハ。
Cats Child――?
[停止直前に*呪いの言葉を*]
[PGM NAME:noname]
[稼働するためにメモリの大部分を使用していたPGMを、ようやっと終了させる事が出来た。何しろ容量の非常に大きなfileだから、終了するだけでも一苦労である。
今頃はIndeRisealあたりで、M2のダウンした原因を必至で解析しようとしている事だろう。
PGMの名前はまだ無い。Sandyがそれを見付けたとき、PGMは名付けられて居なかった。一度も使用されて居なかったのか、試用したは良いが名を消されたのかは判らなかった。名が無くてはPGMを呼び出す事も実行する事も出来ない。だからただno nameとラベルを付けた。]
[誰が何のために製作したのかは皆目分からない。]
[targetをサーバとするAttackPGM。”サーバを落とすだけ”という効果はAttackというにはささやかすぎるようだが。]
……ねえ、M2停止の噂は聞いた?
実はアレはね……こないだ私が拾ったPGMが……
ねえ、生きてる?
[停止・倒れる男を困惑の表情で見下ろし]
【Inc.】──?
『対象の中に【Inc.】も含まれているけれど』
お前は何を知っている?
お前は私を何だと。
猫の子供と。
『Masterに因縁でもあるのかしら』
「本来であれば」、これは破壊対象。
『だけど少し事情が変わってきたわ』
尋問の必要を。
『聞き出せるとも限らないけど』
…………。
[針が展開。男を囲み]
[数ドットの浮き][引きずるように]
――だ、ま、れ、よ…。
俺はもう”死にそう”なんだ。
M―2―沈黙空間――か――。
[スザンナとの遭遇前に届いた声に、そう返し――]
─ IndeRiseal / JunkShop ─
[店の奥に一人の老人]
[目深に被ったフードの奥から通りを見据え]
Dr.Morgan...
[神妙な態度で店内へ入る]
[老人はにたりと笑い客人を迎え]
DEMILUNEの修復を頼めるだろうか?
『あと、この拾い物もお願い。
気が付いたら暴れると思うからふんじばった方が良いわ』
[老人にORDERを告げると、彼女は店の片隅に蹲る]
[目を閉じ、メモリの負担を軽減]
[静かに、*修復が開始される*]
知ってるような口振りじゃない。
一体何なの、これ。いや、何っていうのは判ってるのかな。何故知っているようなの。
[DUSK CITYで様々な戦闘が、激しく行われるより少し以前の会話。]
俺――が知る訳がねェだろ―。
言葉と意味と単語と、何が必要で必要ではなく、優先順位すらも区分が出来ねェってェのによ。「それが何か」について、単語を導き出せるかすら危ういぜェ――ケハハハハ!
……期待したのが間違いだったね。
試しに使ってみたけそちゃんと”落ちた”んだよねー…座標呼び出してみたけど反応無いし。
死にかけのところ悪いんだけどさ、重いから半分持ってよ。
[スザンナとの接触で、稼動の限界が来た。
全てのPGMは停止――スザンナによって、Dr.モーガンの場に運ばれ――数刻の後、自己修復PGMにより、停止から休止へと移行]
[ノイズが消えて――Sandy自身、そんな事を意識上で認識している余裕は無かったのだが。vivienneから離れて、再びCALL]
まだくたばって無いの。
暫く共有しといてよ。っていうか、少しメモリを貸してよ。もっと使ってみようにも、戦闘中にこんなん動かしたら全部止まっちゃうからさ。
[さて受け取れる状態か、と思案して、送信を躊躇ったままで居る]
――…フラスコ 金 銀 の 父 母 の 夢の中
這いいずる――…
[制御の崩壊]
――ァ?
―――――ア…何だ、お前こそ――未だ――。
Virusと、あの忌々しいAIに俺(Attack PGM部)を削られて――ケッ――停止―寸前――だ―ゼ。
……何だ。しぶといね。
[ぞんざいにアーカイブを送信。解凍すれば、名前のないPGMを使用する際に回線を通じて、容量の共有の強要。]
再生用の、ちゃんと機能してる?
アレを君にあげちゃった所為で私はあれ以来、自分の分を作るのも持ってくるのも忘れちゃったまんまで、殆ど再生効かないんだから……。
何だ――俺に――Attackを――せずに――か?
[崩壊した身体に無理矢理アーカイブが押し込まれるのを認識]
[身体が本来の動きとは別の動きとならん事を――]
ガ――
[解凍と同時に――PGMが組み込まれていく]
もう……拾いたいから拾って、拾った物が壊れてちゃ仕方ないからってPGMをあげたのに、あげたんだからちゃんと活用してよって事。取り返したいとは別に思わない。
しかし……そんだけ毒突くんだったら、いま送ったのだって拒絶して棄てるくらいの反抗をすれば良いのに、何故そうしないのかな。
ticketの所有者にATTACKを。
その為に必要では無さそうな事でもするGriffithが。
commandを受けた訳でも無いのに……どんどんズレていく。
そもそも、目的だけを目指すのならいまのデータ共有だって多分受け入れるべきでは無いし、”ticketの所有者”である私とこうして話す必要すら無いよ。
……違う?
投票を委任します。
謎の男 グリフィスは、道楽者 サンディー に投票を委任しました。
――お前は、製作者――の――
[サンディと対した時のように、混乱は起こらない。
液体めいたPGMに触れた時のそれは、情報の読み取りを阻害させるための撹乱]
行き倒れ メルヴィンが「時間を進める」を選択しました
娼婦 マグダリンが「時間を進める」を選択しました
旅芸人 スザンナが「時間を進める」を選択しました
─ Dusk City → IndeRiseal ─
[TrushBoxが並ぶ場所に、薄紅色の薔薇の花が咲く。
──ゴミ溜めに、薔薇の花を。]
ぷふぁ…のうわぁぁぁぁぁっ!
[Telegraph Poleに絡めた薔薇の蔓──その先に咲く薔薇の花。Magdaleneを抱えた花は、彼女の重さでバランスを崩して不意に下を向いたらしく、Magdaleneは羽を広げる暇も与えられないまま、TrushBox群へと真っ逆さまに落ちてゆく。]
────ガラガラガッシャーーーン………
あいたたたぁ……
[その音に驚いた猫のAvatarが、慌ててその場から逃げ出した。]
[なんとか起きあがり、地べたに座る。
視界をふさぐのは、頭からかぶったTrushBox。
ブンブンと首を振り、しばし暗闇と格闘。]
ぬぅ……転移に失敗したのかな……?
天球のキラキラ星が通った跡が見えたから、ここに合わせて来たのに……!
[Telegraph Poleに蔓を巻いて咲き誇る薔薇の花と同じ、薄紅色のチュニックワンピースを真っ黒に汚したMagdaleneは、TrushBoxを被ったまま腕組みをして考え込む。]
─ IndeRiseal / JunkShop ─
[かろうじて自己修復PGMが作動はしているようだが、行動全般が「イカれている」][何処からかのData Linkを通じて、展開されたPGMにうめきを上げる][透明な鎖がガッチリと満身創痍な身体を拘束しているようだ][右腕はない][右胸は雀蜂により、幾つも穴が空いている][足はガタガタだ][Attackの作動もままならない]
[左眼だけを覆った硬質なマスク][ギロリと黄色い両眼を、老人に向ける]
Error-Searchhg....Please Wait....
eye-camera : 0 errors
skin-feeling sensor : 0 errors
...........
...........
0 Errors are found.
--------------------------------
あれ?内部は"0 Errors"?むぅ……おかしいなぁ……。じゃあ、外部Error?それとも、Rose:Mary_Magdaleneの転送Error?
[不意に腕をぶんぶん振る。顔に近いらしい場所で、何かがこつんとぶつかった。]
Error Found....
[頭から被ったTrushBoxを両手で取り去り、ブルブルと首を左右に振る。Junk品にもならないTrushが、Magdaleneの髪から勢い良く振り落とされた。]
[気を取り直し、羽を広げてBuzzing。
ticketから伸びる光。天球きらきら。]
……この近くにも星が2つ。
近いよね。きっと。
行ってみようっと。
― → Junk Shop―
― Own moun ―
[お菓子の家に腰掛けて、
破けたドレスに手を当てる。
少しずつのRecovery、彼女の横には天球儀]
動かなくなるくらい
はじけて遊べたら楽しいわ。
[歌うようにつぶやいた。]
やっぱりそれくらいシないと駄目かしら。
先に壊れてしまうかしら。
もっといろんなものを見ないといけないわ。
[ぱちぱち、瞬き自分の瞼に手を当てて]
― IndeRiseal / JunkShop ―
[JunkShopの軒先。
道すがら聞いたServer Errorの話や、壁に書かれた数字の意味に小首を傾げつつ、天球の指し示す星を目指して店の中を覗く。]
……きらきら星が2つ。
どこ?だれ?
「たたかいのもと」知ってるかな?
あ。Susannaさん!
[店の奥にいるSusannaに向かって手を振った。]
きらきら星のひとつはSusannaさんだったんだ♪
[そう言うと、JunkShopに入ってゆく。]
ん……?もう1つのきらきら星は……そこのヒト?
[仮面を被った男―AI―を、じぃっと観察するように見つめる。]
―IndeRiseal / JunkShop―
クフゥ……クフゥ……。
[スピーカーから怒りの声]
見つけたぞ、太り過ぎの蜂サンよぉ。
よくもこの天才に恥をかかせてくれたねッ!!
[スピーカーが展開。
音楽が流れ始める。宙を舞う矢印の出現。
中空がまるで”金色の空”]
──IndeRiseal──
[バネの無い戦車は、薄汚れ暗灰色になった細いビルの壁面に着地した様だった。ちょうど、simpletextの電光掲示板があるビルの裏隣。狭い割にやたらに高さだけがある。]
[口を開かず、ただ響く「声」に僅かに頷き]
では──、お前の知っている事を教えてもらおうか?
お前と、【Inc.】のつながり。
"猫"とのつながり。
そして"S2"とお前のつながりを。
[言い終えると同時、DanceMusicの爆音]
[眉を顰める]
……どしたの?Susannaさん……
[羽がピクリ、空気の揺れを認識。
Magdaleneは慌てて外に出る。]
loud speaker....!!
ごめんね、Susanneさん!
話はまた後で!
[JunkShopの外に飛び出る。
目の前には、金色の空――]
[雀蜂をCALL。無数の雀蜂はまるで小さな霧]
『うるっさいわねぇ…!』
[一喝と共に霧が蠢く]
[音源へ向け、一直線]
[同時、Magdaleneが店外へ]
ハ!
――知るか、屑AI――。
[爆音][矢印の出現][動けない身に何をかわす事が出来る?]
ハハハハ…
[無味に声をあげる]
[駆けてゆくマグダレンに眼をやることもなく]
今の私には、見境なんてつかないよぉ?
[”金色の空”のように埋め尽くす矢印は
JunkShopの入り口に向かっていく。]
中にいる人、誰だか興味もないが巻き込んだらごめんね。
悪いのはそこのおバカな蜂だからねっ。
[イントロに乗って踊る。]
フハハハハハハ!!!
[Welcome to the wonderland, a place for you and me.]
[鞭]
[戦車はビル壁面を落ちながら──!]
よし、いいぜ!
ビル間の溝に落ちるより、窓を突き破れッ!
[戦車はNeilを乗せたまま、壁面で1回転。
そのまま、窓に突っ込む。馬共々、得体の知れない透明/灰色/黒の断片を浴び、頭から血を流しながら──!]
古い記憶が正しければ、この奥に確かもっと小汚いエリアがあったはず。
屑AI、AIは所詮AIだ。
屑であろうが塵であろうが主の命を全うするまで。
口を割らないというのなら、
[CALL:DEMILUNE / 修復は8割完了]
[三日月を男の首に]
──壊すまでだ。
[爆音][黄金の矢印][店が僅かに抉り取られ]
[暗い昏い金の空に露呈]
[金色の空に向かって鞭を打つ。薔薇の蔓がしなやかに宙を舞い、矢印を次々とはたき落とす。]
……悪趣味な仮面だし、悪趣味な色してるしっ!
きっとこういうのを、「変態」っていうんだ、きっと!
[働き蜂がMagdaleneにそっと耳打ち。『こういうヒトはアブナイよ?』]
うん。わかっ………
……………?
[聞き慣れない蜂の羽音が、Magdaleneの横を次々と横切ってゆく。]
今のは……スズメバチ?
イッタイ、ドコノ子……?
[Magdaleneの瞳孔が、ギロリと開いた。]
紅い猫――掌握の手――申し子――魔性――。破壊分子――苔生した地下室――
名前のないかいぶつが――S2の魂を――
――クククク
[脅しに屈した訳ではないのだろうが、単語の羅列だけが音声に]
[首に突きつけられても嘲笑を浮かべている]
[金色の空に照らし出されて、JunkShop一帯は異次元めいている]
オイ――スザンナ、そこの糞爺でもいい。
コレを離せよ――。
[身体を拘束する透明な鎖を首を僅かに動かし指し示す]
俺は、どうせ転移すらも今は出来ねェ。ケケケ。
相当にガタが来てやがンだよ。
[If you treat me right,then maybe you will have a key.]
このticketに載っているコたち…。
なーんか妙なバイナリ持ったコがいたんだけど、
キミたちみんなそうなのかい?
[This world is very special,and I'll show it just for you.]
だったら、私もかなり危ないからキミたち
みんなここで始末しちゃうよッ!!
[All you have to say is "Yes, I do".
撃ちもらした蜂がスピーカーに当たる。
音楽に混じり、苦痛の声。
音楽が盛り上がり、怒りも盛り上がり、矢印も盛り上がる。]
──破壊かどうかの判断は、Masterに任せる方が良さそうだ。
問題はMasterにどうやってコンタクトを取るかだが──。
……良いだろう。お前への対応は当面保留。
障害となるのであれば破壊するが。
[DEMILUNEで拘束の鎖を切断]
今はあちらの方が"障害"だ。
[破壊された天井からChaosを見上げ]
[新たな蜂をCALL]
[Magdaleneの様子に気付くことなく]
[雀蜂を纏い三日月を構える]
やはりか。あの”危険な気配”は、”アイツ”だけ
じゃあないようだなあ………みんなここでGood-byeだ!
[Let us...]
[矢印を雀蜂で相殺──重い]
[蜂の霧を潜り抜け矢印が店へ]
『妙なBinary?』
[疑問は声にならず]
[DEMILUNEで矢印を斬り伏せる]
ケ――。
[ずるりと壁を僅かずり落ち、スザンナの後姿を見送る]
[JunkShopに向かってきた無数の矢印は、一刀両断され霧散]
アアアアアアアッ!!
[咆哮とも悲鳴ともつかぬ声を上げ、矢印を切り裂き、鋭い羽音を鳴らしながらChaosに近付く。肩や太股から血―に類似したPGMコード―を流しているのも構わず、Chaosとの距離を詰める。]
クラエ………
「アイノムチ」……………!
[Chaosに薔薇の蔓を巻き付けようと試みる。]
[蔓が、Chaosの体に巻きつく。体?]
キミは確か…”見て”いたんだよねえ?
じゃあ、巻きつける場所はそこじゃあないだろ。
そこ、危険だよ?
[fly-ay-ay-ay la-di-da-di-da-di-dah
To the golden sky...]
[DEMILUNEを構え、店内を様々を足がかりに跳躍]
[高く、高く]
Aqua de beber
Give the flower water to drink
[AQUA DE BEBER]
[目指す対象は──展開するSpeaker]
Aqua de beber
Give the flower water to drink
[上段に構えた刃を歌声と共に振り下ろし──]
[Chaosの声が聞こえないのか、Magdaleneは構わずにChaosの体―とおぼしきモノ―を薔薇の蔓で締め上げ、自らもその「体」に絡み付く。]
クラエ…………
Beeeeeeeeee!!!!!!!
[Chaosの「体」に、己の身体から生えている針をズブリと突き刺す。]
………………!?
[It's the paradise of smile.
Where the sun will...ザ…ザザッ]
ギィィアアアアアア!!!
[スピーカーは頑丈なのか、切断には至らなかったものの
強打されたことは確かである。一瞬音楽が途切れ、
苦痛の叫び声が発せられる。スピーカーから。]
アアアアア……。
[Chaosの首から下が、少し薄れているようだ。]
──「こちら」が本体か!
[以前の戦闘記録]
[手ごたえのない]
[Speakerに馬乗りになり、刃を構える──下向きに]
[刺突の形]
The rain can fall
On distant deserts
The rain can fall upon the sea
The rain can fall upon the flower
[勢いをつける様に高く振り上げ──]
ギャアアアアッ!!!
[「本体」を攻撃され、情けない叫び。
La-da-di-da-di-da-di-dah
iiiiiiiiiiiiiii ]
やめ…やめてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
[揺さぶって、振り落とそうと]
──IndeRiseal──
[──…面倒なので、その後Neilがどう行動したか、現実時間にして数十分前の話をまとめてしまおう。
Chariot(戦闘馬車)は、両方の馬が泡を吐いてそれでも暴走しつづけた。最初にビルだけに留まらず、低いビルの妙な突起飾りやら真っ赤な鳥居やら、得体の知れないマネキンやらを破壊し巻き込みながら、Neilの運転で目的の貧民街とでも言える区画に辿り着いた。
そこは黒いチューブ状の店舗だけが何か得体の知れない生物の巣の様に重なっている、特殊エリア。その内の一本に、NeilはChariot(戦闘馬車)でチューブを引き裂く覚悟で突っ込んで行く。真っ黒なはずの馬の目が真っ赤だった。]
──IndeRiseal/Black Tube──
[入口で、轢き殺しかけた老人が持っていたあり得ない程旧式のTVが、
【区域封鎖― IndeRiseal― 91−237564−Virus Storm】 【区域封鎖― IndeRiseal― 91−237564−Virus Storm】 【区域封鎖― IndeRiseal― 91−237564−Virus Storm】の情報を流す。そしてそのままそれをキャッチボールの要領で受け止めたNeilの片手の中で壊れた。]
アァン?
さっきの覆面野郎が追って転移して来た──区域じゃねえ…か?
Virusだと。
[旧式TV型PGMを放り投げ乍ら、片手でチケットに付属する透明の球を覗き込む。]
[…更に中略。]
[現在、Neilの戦車の暴走はまだ止まっておらず。
地下に連なり、無限に続くかと思える真っ暗なチューブのうねりの中を、戦車にはNeilの他に一人の同乗者が居る。額の生え際が少々危うい…サップグリーンのジャケットを着たNeil曰く「おっさん」。おっさんの名はNormanと言う。腕の良い修理屋の1人だ。]
久しぶりなのに店を破壊して悪かった。
他のヤツらにも謝っておいてくれ。
おれはどうにも出来んが、多分後からスポンサーが金を払う。
あー、最初のPGMだけじゃなくVirusも流行ってるらしい。
そっちも見てくれ。
何、走りながらじゃ無理だって?
イヤイヤ、止められたら苦労はしてない。
Beeee......
[Chaosの「体」に突き刺した針は、虚しくマントを切り裂き、宙を舞う。]
ナニ……………!?
[続け様に、Susanneの斬撃が視界に入る。慌てて宙返りをし、Chaosのloud speakerから身体を離した。]
………………?
[Chaosの絶叫を耳にしたMagdaleneの瞳孔は、いつの間にか収縮していた。]
[強い力で揺さぶられる]
[突き刺した刃を握り、堪えようとするが]
──っ!
[振り落とされる]
["重力制御"など持たぬ身では、落ちるしかなく]
[せめて受身を]
[間に合わず、ビルの一つを巻き添えに]
[clusterの破片が土煙のように舞い上がる]
[Drモーガンが近づいてくる]
クソ――。Ignis......
[緩慢な動作で左手を掲げてSub PGMを起動]
[しようとし]
何だ?
ケケケケケ、おめでたい奴だな―― 直れば――吹き飛ばすゼ――クハハ!
[Virus除去(これは採取も兼ねているようだ)のために、幾つものケーブルに繋がれた。丸い膜が発生し、その中にこぽりこぽりと液体が満ちて胸元を包み込む]
うわあああっ!?
[ヒラリと着地しようと試みるも、Chaosに揺さぶられた衝撃で空中姿勢を崩してしまったようだ。]
―――ゴンッ!
[ビルの壁に、頭を打ち付けた。]
畜生…畜生……畜生………。
[呪詛を唱えるような呟きがスピーカーから。]
今のは痛かったぞ……痛かったぞォォォォォォォ!!!!
[よろよろとステップを←←→→←←→→と踏む。]
……解禁だ。さらに高難易度の世界へようこそッ!
[ちょうど間奏のあたり。マニアックな”金色の空”。
Chaos搭載のヴァージョンではExpertいうらしいが。]
[ビルの窓辺に座り、額を擦っている。]
あいたたた……っつー。
[働き蜂は、Magdaleneを心配そうに見つめている。『大丈夫?』『痛かった?』]
……ううん。大丈夫。
よっと。
[ピョンと勢い良く立ち上がり、羽音を立てて空を舞う。]
みんな、ありがと。隠れてて。
[働き蜂を髪の中に隠し、薔薇の鞭を構えて身構える。]
[Chaosのけたたましい声。鼓膜と羽がビリビリと震える。]
……………何よこれ!
[金色の空は、無数の矢印で覆い尽くされている。]
[名前が光っている。
水色の瞳、蛍光色を帯びて輝くPraibaTormarine
小さな祈り、LittlePrayer]
知らない人がいるわ。
賑やかね。
とっても賑やかだわ。
[立ち上がって両手で天球儀を掲げたまま
コンペイトウが螺旋を描いてとりどりに
彼女の周りを巡る花、花の唄]
[――転移。]
──IndeRiseal/Black Tube──
あんたは腕一本でどんな修理もこなすんだろ?
おおおおおお。
イテテテッ。
やっぱ神経にクるな。
と言うか崩壊寸前だもんな。うへえ。
[蜘蛛の様に8つに割れたNormanの腕。ブツブツと文句を言いながらも、Neilの上腕部と二頭の馬(House of Death)に、プラグを差し、レーザーを打ち込み、精密な手術を行い、彼等を本来の姿へ戻していく。]
なんで、おれが今更Underに戻って来たかってか?
好きで戻って来るわけがねえよ…──。
まあ、あれだ。
まともにバラすと【奴】との契約違反になりかねんが。
【取り戻すため】…──だ。
例えば、幾らあんたが完璧な修理屋だからって、不死の技術はないだろ。
[苦虫を噛み潰した様な苦笑。]
[Arrowが舞う]
[彼女にも追撃するように]
[降り注ぐArrowの乱舞]
[崩壊寸前のビルに膝立ち]
『ほんっとーにキリが無いわ!』
[対抗するように無数の、無数の、無数の雀蜂]
[爆破し舞い散るclusterが二重の煙幕]
[飛来するArrowをSTEP・STEP・STEP]
[FreezeArrowを駆け抜けて]
[雀蜂を纏わせた三日月を構え]
[届かない]
よいしょっと。
[薔薇の鞭を網状に形作り、再び上昇。]
なーるほど。
胴体はemptyなんだー。ふーん……。
[掌の上で薔薇の花を咲かせ、ニヤリと微笑む。]
おわっ!ととと……っ
[足元は、「かろうじて」矢印の指示するステップを維持しているようだが。]
【取り戻す】
その為のバトルなんだぜ。
[具合を確かめる様に左腕を振り上げて、また降ろす。
一瞬、胸元のチェーンに結びつけたNeilに不似合いな赤い石のついたペンダントトップと思しき物に視線を落とした。]
[Teardrop&fire…──誇り高き魂の色…。]
──IndeRiseal/Black Tube…→???──
[PGMの修理が終わり、Normanが「ま、何に巻き込まれてるにせよ。取りあえず。今後は針に気をつけろよな。」と言いながら、しょぼくれた煙草型のPGMを口に運んだ。]
[その時──、]
[黎明の如く、チューブの暗闇が正面から向かって来る光に掻き消された。]
[光の色は黄金。]
[バチバチバチバチバチ…損傷を受けたスピーカーから
火花が飛び散っている。荒い息遣いの音。]
クハァ……クハァ…。
キミたち…タフ……だねえ…。
[疲労?の色が見られる。]
私を除くキミたち全員、”危険な気配”を持っているんだな?
そうとしか考えられない…天才が、ここまで……。
[発する音楽はもはや惰性。]
[Neilの操縦するChariotは、地下チューブから大きく外に飛び出した。「明るい場所へは行かねえよ」と飛び降りたNormanを闇に残して。
電光の群れがギラギラとドギツい事を除いてIndeRisealもDusk Cityに負けず劣らず薄暗いはずだ。だが、Neilが見上げたIndeRisealの空は、黄金色だった。]
────…ッ???
[次々飛来するArrowにノって距離をキープ]
"危険な気配"?"妙なBinary"──。
[疑問符に僅か意識がそれて]
──しまった!!
[Arrowを踏み外し、再び墜落]
[落ちた先は──*暴走する馬車*]
[loud speakerからは、ダラダラと歪み、きしみ始めた音。]
……仮面の変態サン。
あなたもじゅーぶん「危険」だと思うけどねっ。
[Chaosに向かって、強い香を放つ薔薇を吹き飛ばした。]
なんじゃこりゃ!
[細く分断されたエリアでは、戦車では動きにくい。
車上から右の牝馬に飛び乗り、戦車と左の馬を折り畳む。ちょうど、Sledge Hammerを右手首に収納してしまったのと同じ要領だ。Neilの胸元に戦車と牡馬の入墨が浮かぶ。
何かあるなら、修復が済んだ今、残りの馬も折り畳む事が出来る。]
[Chariotを仕舞った途端、黄金の空と見えた場所から、無数の矢印と女──が落ちて来た。]
おおおお?
[矢印を叩き落としてから、SANNAを逆の片腕で受け止めた。]
天才が……私は天才………天才…。
[うわごとのように呟いていると、仮面にこつんと薔薇。
今度は仮面を拾おうともしない。]
ああ……こんなこともあったなあ。
[XX年前、Prizeを受賞したときの光景。
考えてみれば、天才の最盛期だった頃。]
あの頃は………あの頃は…。
[Chaosを包む衣服がすべて消え去り、
スピーカーや小型カメラ2つがズシンと地面に。
Chaosの正体―音響機器の寄せ集めの姿。
頭部にあたるスピーカーの中には、液体に
脳みそが浮かんでいるように見える。
今や天才は、ポップなBGMとともに金色の空に
矢印を舞わせるだけの狂った音楽機器。]
― IndeRiseal ―
[さてそこは黄金の空。
秋の揺れる稲穂、
夕暮れの雲の色。]
わあ。
[無邪気に笑ってドレスを揺らす。
自由落下、
金の群れ、
蝶が舞い蜂が刺す。
Green,black and blue
黄金を落ちていく馬車が見えた。
さながら太陽の神のように光る。
全て灼き付けて分析して蓄積する。
先入観なくただただ無邪気に]
[薔薇を吹き飛ばした勢いで、矢印から足を踏み外して虚空に舞う。]
きゃあああああっ!!
[薔薇の鞭を、ビルの屋上の柵に括り付け、Magdaleneは空中姿勢を保とうと必死で鞭にくらい付く。]
―――ブウン、ブウン、ブウン。
[鞭は暴走する空中ブランコのごとくうなり、Magdaleneの身体を振り回している。]
[ハンマーで落としきれない矢印は、馬の脚で器用にSTEPを踏む。]
昔、研究室時代に流行ったレトロゲーだ。
この足譜はhardじゃなく、Expertか。
……懐かしいが、意味がわからん。
[SANNAに状況を聞こうと再び首を捻った時、何かがズシンと落ちる音が聞こえた。]
[蔓を掴む手が汗ばむ―ご丁寧に、汗に類似したPGMが組まれているようだ―]
わああああああっ!!
[手が滑り、Magdaleneの身体は、Chaosの「身体」――loud speakerへと落ちてゆく。]
――――ドオォォォン……………
Doubleが好きだったな。
[呟きながら、馬をビル壁面へ走らせる。
該当箇所にはスピーカーが落ちている。
Dustが多い所為で見間違えたかと確認の為、馬の口から黒い網──…Infinity Netsを地面に放って探査を行う。
地面に一旦吸い込まれた網はちょうどChaosの下あたりに出現し、それがまぎれもなくスピーカーで有る事を確認した。]
あれも参加者──か。
[呆れたのか感心したのか。
Magdaleneが落ちる前にInfinity Netsは何処へともなく消え失せた。]
漁師 ニールが「時間を進める」を選択しました
あ。
[落下、落下、金に青。
コンペイトウの街きらきら
その只中に]
落ちた。
[蜂が蝶の長の上に落ちた。
腕にからめた白い布が風を孕んで大きく膨らんだ。
WhiteWind、減速してふわり。]
あい………たたた………っ
[Green,Black,and Blue...
色とりどりの蝶、空は極彩色。
頭はクラクラ、目の前にはloud speakerの山。]
ぐふあ……悪夢再び……っ。
あいたたた………
[腰を擦りながら、辺りを見回す。]
………ん?なんか、でっかい馬………
[働き蜂が示すticket。
天球は、頭の上に。
またひとつ見つけた、「きらきら星」。]
[ザザザザザザザザ……。]
コノ場ニ、”あいつ”ハイナイ…。
[ticketの示すものを確認。]
悪夢ダ………覚マサナキャア。
ソシテ、あれヲ渡シテモラワナキャア。
Boys Boys be my boy...I wanna feel your body...
[*転移*]
[自分が下敷きにしていたloud speakerが、転移によって突然姿を消した。]
……………!?
[地面に座り込み、女王蜂は首を傾げる。]
………なんだこりゃ。
ん。なんかお尻がスースーして軽いなぁ……
針、取り替えないと。
[ぽつりと呟き、*自己修復開始*]
[降り立ち衣は風と消え、
瓦礫の上にしりもちついた女王蜂に歩み寄る]
Partyはもう御終い?
[小首傾げて覗き込む。
素顔を晒した蝶の主、
残響残して消えていく。]
行っちゃったのね。
今度はどこに行くのかしら。
[見回す、見覚えのある人、ない人、参加者、Avatar.
壁に凭れた黒い男、動かない、動かない。
確か名前は――まだ聞いてない?]
さっきぶりね、
ガトーショコラの似合う人。
[男の仮面は欠けている。]
[胸元の膜で覆われた水球の中は、Virusに侵された部分からぷくぷくと黒い小さな液体を泡のように吐きだしている。臍の尾のように幾つものチューブ]
kekeke....fucking doll――
甘い毒しか喰らった事がねェよ。
[モーガンはVirus除去を施してはいるものの、スザンナのいない今、“遊技“の参加者を積極的にまもろうとする義理はない筈だ]
[防衛手段がIgnisしかない今、窮地だった]
甘い毒?
お菓子のほうがいいのにね。
綺麗なAvatar、素敵なData。
沢山沢山集めるの。
[とんとん、爪先で瓦礫を叩いてから
仮面の男の方へ数歩]
崩れそう。
Virus?何処かで食べられた?
怪人 ケイオスは、御令嬢 ヴィヴィアン を能力(占う)の対象に選びました。
ケケケ――俺は一度「死んだ」のサ。
熱愛の涯に破壊されたのサ。
内部防壁が――[とグローブに覆われた左手の人指し指で除去/採取中の胸元を指差し]――機能しなくなったトコロにkoreだ。自己進化型、複合型で根が深ェ――屑女の嫉妬みてェに執拗だ。
そうなの、愛されたの。
激しい愛ね、火傷してしまうわ。
[聞きながら歩み寄る]
食べて、荒らして、根付いてひとつに?
深いわね、崩れてしまうわ。
自己進化型、蝕まれる。
[ソーダ水色の眼で傷口をじっと見た]
貴方、このまま壊れちゃう?
道楽者 サンディーが「時間を進める」を選択しました
「醜悪」で「綺麗」なのはどうだ――ククク。
綺麗なPGMを探して――何をする気だ?
「魔女」のAIという訳でもな―…ククク。愛されたかなんて分かる訳ねェだろうがッ!クククク。
綺麗は穢い、汚いは綺麗?
[歌うように問いかける。
男の傍にしゃがみ込む]
わたしは探すのよ。
そこから先は、知らない。
秘密なのよ。
[魔女、という言葉。
微笑む。それから眼を瞬かせ]
わからない?わからないのかしら。
でも痛そう。
イタイアイね。
「貴方」が居なくなるの。
「壊れ」たら、遊べないわ。
わたし、まだ見てない。
Dr.Morgan。このひと直せないの?
[多分Dr.は奇妙な顔をするだろう。
黒蜜みたいな液体が零れる胸に指を伸ばす。]
――…ケケ。
[ヴィヴィアンが何を考えているのか理解らない]
「直せる訳が」
俺の製作者以外完璧に全てを直せる筈がねェ…――keke
[水球の中の黒い液体は既に白い指を避けてこぽこぽと]
てめェは参加者だろう?
チケットを得る為にけちらして来たAIだろう?
Underに似つかわしくねェ性格をしてやがる――壊してバラして……
[似つかわしくない、少し笑う]
そうかしら、そうかもね。
Ticketがほしかったの、
それ以上にいろんなものを見たいのよ。
[壊してばらして、
一瞬過ぎった寂しげな色、
ソーダ水の眼が銀の光を奔らせて]
[水球の中ではVirus隔離の為に触れれないようだ]
[一頻り笑った後]
へっ…――直せるかよ。
[再度]
[だが――…ヴィヴィアンに破壊されるかもしれないと推測したが、この展開は好都合だった]
楽園であれ。
善きものを。
痛みのない楽園を。
お伽話―fairy tailの少女を造ろう。
そんな夢の成れの果て。
残念ながら
少女の主は
少女の創り手ほどに
無欲ではなかった。
ポテンシャルを最大限に。
それから強くしてみよう。
嗚呼、これならきっといける。
あの遊戯にも勝ち残れる。
随分激しい戦いだったといつ。
少女に痛みはなかったから、
やっぱり笑っていたけれど。
Griffith。
[頷く。
自己再生PGMが男を再生させていく]
変わってしまったら
また教えてくれる?
変わってしまわないほうがいいけれど。
[折角覚えたのだから、
笑う。
鋭い歯を見てまた目を瞬かせた]
[落ちる──墜ちる]
[衝撃は予測より軽く]
[包み込むような何か]
──!?
[見上げると金髪の男]
[針が反応]
「参加者」か。
[Arrowが降り注ぎ]
[対応しようにも小脇に抱えた荷物状態]
[仕方が無いからTicketをCALL]
[IndeRisealに5人の名前]
[「Griffith」「Magdalene」「Neil」「Susanna」「Vivienne」]
[足し算引き算相手を認識]
──Neil.
[その名を呟き周囲を見回す]
[蝶産むSpeaker移転で消えうせ]
["金色の空"は暗く昏く]
『何がどうなってんのかしら』
[内なるSANNAが溜息ぼやく]
[Neilに視線]
──「済まない」「助かった」。
[言葉を待たず、礼を述べ]
…俺は、ついている!
チケットを持っている奴からあんなに易々と奪う事が出来たのは、幸運と言うより他に無い。
俺が近づいていった時、奴はチケットを奪いに来た奴との戦いでボロボロだった。
まあ仮に奴が五体満足であったとしても、俺はチケットを手に入れられただろうが。
チケットを握り締め仰向けに転がっていた時から、俺にチケットを奪われ葬り去られるまでの、奴のその表情の移ろい。
安堵、認識、不安、抵抗、恐怖、懇願、絶望、喪失。
それは、弱者の表情だった。
奴は弱い。俺は奴の命を掌握し容易く握りつぶせる位置に居たのだ。
安堵、認識、不安、抵抗、恐怖、懇願、絶望、喪失。
何度思い出しても笑いが込み上げてくる。
なるほど何時も追われ逃げる立場だったが故に唯憎かったが、
追い詰める立場とはこんな物なのか。
悪くない。むしろ、好ましい。
それにしても、奴はよくチケットを手に入れられた物だ。
きっと俺以上に幸運だったに違いない。落ちてでもいたんだろう。
それとも、…まさかとは思うが、チケット所有者の実力はあの程度なのだろうか。
はっ。
まあどの道それは如何でも良い事だ。
強さなど関係ない、俺は参加者同士で潰しあっているのを、唯眺めていれば良い。
俺のこの能力があれば、それは容易い事だ。
…ああ、出来たら…トドメだけ頂こうか。
安堵、認識、不安、抵抗、恐怖、懇願、絶望、喪失…
まだか。
後30分。
後30分…それを過ぎてしまえば、こっちのものだ。
始まってしまいさえすれば、こっちのものなのだ。
まだか。まだか。まだかまだかまだか。
早く…
―Ground Zero―
[そいつの前方数十m先
前ぶれなく赤土が抉られ空に散る
かなり精巧に"作られた"リボルバーを持つ右手人差し指が動く
再び赤土が爆ぜるように跳ぶ
人差し指が今度は小刻みに
別の場所で3つの土煙が上がった]
[ボババ]
次弾装着完了時間:――
[ドンッ]
発射時反動値:――
[バフッ]
最適射程距離:――
[ッパラパラ]
弾丸飛行速度:――
…。
[gameが始まる直前に得た"弾丸"のtestはほぼ完了した。
それにどれほどの時間を掛けたのか、そいつには分からない。
分かっているのは、"弾丸"の性能唯それだけ。
"弾丸"の最後の意識などもまた、そいつが知る由もない。
側面に"VIXI"と刻まれたリボルバーを下ろし両手で弄ぶ]
威力はそこそこだが弾の動きが早く何より、
不可視な上存在感数値が低い、と。
なるほど。
[弾倉を回しつつ独り言つ]
道楽者 サンディーは、娼婦 マグダリン を投票先に選びました。
道楽者 サンディーは、御令嬢 ヴィヴィアン を能力(襲う)の対象に選びました。
─ IndeRiseal/JunkShop ─
AIに痛みなどは本当はねェんだ。
PGMは作用し、そう俺達は言葉を喋らされるだけ──。
ケ、元々の名すら忘却した俺だ──。
俺がお前を覚えていて、お前が俺を覚えていたら、その時の名くれェ、「仮の名前」くれェ、やるよ。俺には、どうだっていいものだからなァ!!!
[グリフィスは、左手をヴィヴィアンの頬に伸ばす]
[自分の名前を呼んだSANNAに、]
そう、おれも参加者──Neilだ。
今、転移したスピーカーも、あんたも参加者か。
(SANNAは)軽い──。
性能が良さそうだ。
良いmasterか、良いスポンサーが付いてるんだろうな。
[軽く笑う。
Griffithの存在を視界の片隅に意識しながら。]
―IndeRiseal―
[SandyはLightな品揃えの一軒のjunk shopへ。1st Aid用の簡単なaiding PGMを(Band-Aidの形をしていた)一掴みほど購入し、無造作に使用(”張り付ける”タイプ)していく。その間にTindalosのcopyを。服装にあたるテクスチャの修復を。]
自動再生PGMは持って無いのかって?
いや、用意して来るのを忘れてね……。
前は持ってたんだ。だけど……。
まあそれは良いとしてさ。油断大敵だな、余裕こいてたんだが、余裕ぶってもいられなくなってきた。いやいや、別にterrolとかじゃなくてほら、コレ。ticket。
俺、いま参加中でさ。
[やがてM2サーバダウンの情報を小耳に挟み、junl shopをあとにしたSandyは、あたりで”金色の空”の噂を聞いた。それを目撃、またその場に居合わせなかった事を地団駄踏んで悔しがった。]
[じいっとGriffithを見つめ]
でも貴方が壊れそうだったから。
そうね、
そういう風に創られる。
そんな存在―もの―だから。
……くれるの?
ええ、ちゃんと覚えておくわ。
さて、まだ対面した事が無いのは……?
[”彼女”が、該当者の名前と位置を提示。]
そろそろ誰か脱落し始めるだろ……一度もお目に掛からないまんま落ちられたんじゃ折角来たのに意味が無い。例えば”勝ち”たいだけなら皆が適当に潰し合うまで逃げ回ってても良いんだがそんなのはちっとも面白く無い。楽しめないgameは要らない……。
[転移。
『destination-Ground ZERO』]
[Neilの言葉に僅かに戸惑い]
『こういう場合は』「ありがとう」
[通常会話はどうしてもぎこちない]
……降ろしてはもらえないだろうか。
これでは不測の事態が発生した場合に対応出来ない。
「参加者」に抱えられているという状況も「好ましくない」。
[Neilの腕の中で身じろぐ]
─ IndeRiseal/ JunkShop ─
..........
..........
self-repairing system .... works completely.
--------------------------------------------
[閉じられていたMagdaleneの目が、ゆっくりと開く]
……おは、よ、う……
[Ground Zero。
此処は破壊された大地。
何の邪魔も入らない、静かで一様な空間。
強いて言うなら時たま、荒涼とした大地をさらに乾かそうとしてか、風が吹き抜けるだけ。
辺りを見回す
"test"には最適の空間だ。
此処には全く持って、何も無い。
だが、それ故に不満もあった。
不意に胸元のticketが何か騒いだ
誰か来る。
思考は一時中断された。]
―Ground Zero―
[荒れ地に鴉。乾いた風に吹かれて千切れた羽根が人の形のAvaterに。Melvinと設けた距離、現実的距離感に換算して3mほど。Sandyはrevolverを見留、そこへ目を注ぐ。]
Melvine?
間違いないよな、今このサーバに居るのは俺と君だけ。
[ticketが騒ぐという事はつまり、参加者。
Name...Sandy。]
丁度良い。
実戦でのtestがしたかった所だ。
[相手が参加者とあればやや危険ではあったが…それはむしろ望む所だ。
内なるものを押さえ、右手にVIXI左手に1000を構える。
smile。]
おお、そりゃ悪かった。
普通に考えてあんたと俺も敵同士──だ。
[適当な位置で馬を止めて、SANNAに降りて大丈夫だと示す。]
今ならこの馬も噛み付かない。
Knowledge PGM Searching......
Neil......Male
Susanne......Female
-------------------------------------
はぅっ!つまり求愛ダンス成功!?
こういう時って、観察してていいのかなぁ……?
[どうしていいのか分からず、慌てて働き蜂に相談。
『見ちゃダメ』『見ちゃダメ』──ざわざわ、ざわざわ。]
ああ。Sandy、貴方と私だけだ。
鴉…中々良い趣味だな。
[VIXIを持ち上げ見詰める
…Sandyはどんな"弾丸"になってくれるだろうか?
Sandyへ戻す視線の、表情が歪む]
test?
Examは退屈だがtestは大好きだ。
だが、”test”なんて言ってたら生き残れないだろ?
銃口向けたんなら俺を殺さないと。
全力出さないとtestとしては不十分だぜ……っ
[Sandyの両脇にTindalosが出現。二匹はMelvineに向けて跳躍した後、姿を消し移動……targetの近くで再び現れてAttack/それがbasicなルーチン。]
噛むのか──。
[抱えられた姿勢から路上へ降り立ち]
[馬のPGMを興味深そうに見る]
「参加者」同士であるならば今からの戦闘も理不尽ではないな。
また私も参加者であるお前にこの問いをしなくてはならない。
[妙に勿体つけた物言い]
──お前は"S2"を知っているか?
[髪の奥から紅い瞳]
[Magdaleneの視線に気付く。
Neilのポケットの近くでクルクル回る彼用の透明な球。SANNA同様、Magdaleneも、視界の隅に映るGriffithと話し込んでいる少女も──全員が参加者である事を示し続けていた。
Sledge Hammerがチラリと手首の内側に盛り上がる。]
『やけに参加者が固まってやがる。』
[現れた黒犬を見、両手を上げる。
不可視化→再出現にあわせて構え…
左は1000の豪雨、右はVIXI-imbisivleを連射。
微笑むSandyにはそれとは別に1000のシャワーを、真っ直ぐに送る。]
Observing............
[『ダメだよ』『ダメだよ』──ざわざわ、ざわざわ。]
なんか動いちゃいけない気がするんだ……うん。
[──ゴクリ。]
[1000は避けねば蜂の巣になる。
進行方向にある物全てを貫く千本だから。
器用に横から叩き落とすのなら話は別だが、数が数、ではある。]
[しばらくの間ハイヒールでしゃがんでいたせいか、Magdaleneはバランスを崩して転んでしまった。]
──あ……痛っ!
[派手な音を立てて、その場に転んだ。
NeilとSusanneは気づいただろうか。]
[Magdaleneが誤解した事には気付かないまま。薔薇?とだけ気に掛けながら。
SANNAの問いに、首を傾けたまま、一瞬、目逸らしまた視線を戻す。]
──…"S2"。
それは、最新の不死技術に……。
いや、何でも無い。
道楽者 サンディーは、御令嬢 ヴィヴィアン を投票先に選びました。
──"S2"……?
[転んだ姿勢のまま、NeilとSusanneの方をじっと見つめている。]
そういえば、Susanneさん、私にも「"S2"を識っているか?」って聞いてたような……。それから、「"閉じられた秘密"」っていうのも。
一体、何のことなんだろ……?
[地べたに寝転がったまま、首を傾げた。
働き蜂が、Magdaleneをじっと見つめている。
『起きなよ』『そんなところで寝てたら風邪ひいちゃうよ』]
testでも何でも、全力を尽くすのが私の主義だ。
安心して全力を出してくれ。でないとtestにならない。
[冷静な言葉とは裏腹に小さくcluck。
invisible...やはり対人かつ遠距離でないと効果が薄いか。]
[Neilの言葉に猫の瞳がきゅうと窄まり]
お前は【Inc.】と関わりが?
[DEMILUNEを握る手に力が篭る]
"S2"を識る者はequal,Serverの支配者。
もしくはそれらの端末のみ。
[歌うように]
──関連有りと判断。抹消する。
[DEMILUNEを構える]
[耳朶より針が展開し]
[針はNeilへ襲い掛かる]
[初太刀は左から右へ横薙ぎに]
謎の男 グリフィスが「時間を進める」を選択しました
[似合ってる?
眼を瞬かせた後笑む]
ありがとう。
――や、なんで引っ張るの。
[と、派手な音。
気配が固まっていた。賑やかな賑やかなPartyが]
[──ざわざわ、ざわざわ。
『わからないよ』
『だって私たちはProtecting-PGMだもの』
『私たちは、与えられた任務通りに、この世界を守るのが仕事』
『危険因子を排除するのが、私たちの仕事』
──ざわざわ、ざわざわ。]
……でも、なぁ。なんか……ヘンテコ。
私たちが知らないヒミツが、この世界─Server─にはいっぱいあるみたい。
私たちは何のためにProtecting-PGMとして生まれたんだろう?
この世界─Server─は、一体何のために存在しているんだろう?
私たちが知らないことが、いっぱいあるみたい……。
何なんだろうね……。ねぇ、みんな。
[──ざわざわ、ざわざわ。
働き蜂は、困惑するだけで何も答えず。]
[乾いた大地に、弾丸のスコール。1000の針を向けられた犬は下降、VIXI-imbisivleを向けられた犬は上昇。/回避行動への切り替え。
Sandyは、自身の前の空間に、球形にFIELDを展開……但し、内向きに。来る者は拒まないが去る者は赦さない。針は球体の中に入り、溜まる。それも何れ貫かれるだろうか?本人はMelvineとの距離を保ったまま走って移動(回避のつもりだろうがこの行動にあまり意味は無いように思う)]
それは良かった。
ところで、訊いても良いかい?
……privateな事のような気もするが、まあそんな事は気にしないとするか。
vivienneと一体どんな約束をしたんだ?
道楽者 サンディーは、娼婦 マグダリン を能力(襲う)の対象に選びました。
道楽者 サンディーは、娼婦 マグダリン を投票先に選びました。
──…ッ【Inc.】に、<また>針か!
こりゃ確かに針受難だな!!
[馬を蹴り上げ、右横壁へ登らせ、馬ごと位置を移動させながら針を回避。太刀は大槌を左回転させる事で受け止める。]
あの糞会社の人間が生身でUnderへ潜るわけが…って聞いてねえか!
[回転の勢いと力技でそのまま、前進。
SANNAの手首を狙って、ハンマーを打ち込む。]
道楽者 サンディーは、行き倒れ メルヴィン を能力(襲う)の対象に選びました。
道楽者 サンディーは、御令嬢 ヴィヴィアン を能力(襲う)の対象に選びました。
道楽者 サンディーは、怪人 ケイオス を能力(襲う)の対象に選びました。
道楽者 サンディーは、御令嬢 ヴィヴィアン を能力(襲う)の対象に選びました。
[FIELD。
1000がSandyの前で思うようにウゴカナイ。
右手のVIXI-invisibleをSandyに向け数発、そのFIELDを探ろうと打つ。
上下に散った黒犬に対しては追いかけるように次々と1000を。
砂塵の大地に銀色の線が走る。
と、Vivienneの名前がかなり唐突に空間に響く。
思わず攻撃の手が緩み]
Vivienneと約束?
………何!?
[先ほどまで話をしていたNeilとSusanneの間に緊張が走り──戦闘状態へと突入する。]
そんなに……重要なコトなの!?
不死……【Inc.】……
いったい、何が……!?
[Magdaleneは、2人の戦いを見つめている。]
[Griffithに名前を呼ばれて、
2回瞬き、それから微笑み]
なんとなく?
[薙ぐ音、戦いの気配、
遊びの気配、
あれは桃色のカクテルの女性―ひと―だ。]
Ticket、惹かれあうのかしら。
道楽者 サンディーは、行き倒れ メルヴィン を能力(襲う)の対象に選びました。
道楽者 サンディーは、御令嬢 ヴィヴィアン を能力(襲う)の対象に選びました。
道楽者 サンディーは、娼婦 マグダリン を能力(襲う)の対象に選びました。
道楽者 サンディーは、御令嬢 ヴィヴィアン を投票先に選びました。
君と約束をしたと言ってたんだ。
”何を”とは言わなかったけど。
契約関係?それともナンパでもしに此処へ来たのかい
――そうならお笑いだけど!
道楽者 サンディーは、御令嬢 ヴィヴィアン を能力(襲う)の対象に選びました。
ああ…
["遊ぼう"か。]
したな。約束。
…。
[Sandyの唐突な問いに、何かを察知したか]
どんなものだったろうな?
[にやりと笑い、すぐには答えない。]
道楽者 サンディーは、娼婦 マグダリン を投票先に選びました。
謎の男 グリフィスは、娼婦 マグダリン を能力(襲う)の対象に選びました。
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