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村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自警団長 ヘクターは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
その老婆は、ひだまりのなか
安楽椅子に腰をかけて話を始めようとしていた。
ゆら ゆら
その表情は満足そうで、穏やかな笑顔すらも浮かべている。
遠い過去を見つめる瞳は優しい輝きを湛えている。
「さて……何処から話したものかねぇ。あの出来事を。昔々、そう、ずーっと昔のお話。今よりも規制が緩くって、盛り上がっていた時代──。お婆ちゃんも、今より若くって色んな無茶をしていた頃──あぁ、それは秘密さ。いくつになっても女は謎を持っておくもんだからねぇ。」
そう言って、手元の湯のみを僅かに回して口に運ぶ。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
[今は静かなDusk City。
窓が仄かな蒼い燐光の水滴を下へと流している。
仄かな燐光は、先に破壊された巨大なPGM同士がぶつかり合い、破壊された際に一面に降り注いだDataの残骸だった。そのDataの残骸も、何れはUnder Netのより下層へと落ちていく事になる。
ここはDusk Cityにある店──。
店内は、ざわめき──よりもむしろひそひそと声を静めた声がいたるところで聞こえ、それが結果としてざわめきを作り出す──が聞こえている。
彼らの視点は一点に注がれていた。
灰色の帽子の額に輝く五芒星。
茶色のふさふさとした髭、乾いたどす黒い血を思わせる赤をところどころにあしらった灰色の制服をしたアバター…──この”遊戯”を勝ち抜いたものの一人だった。]
[名前を(これは勿論本名ではない)へクターと言う。
彼の目の前には、一枚のチケット。
あまりにもシンプルで、掌の中に納まってしまいそうなものであった。ここまで駆け抜けてきた争いを思うのであれば、足りない──とすら思えるものだった。
それでも、これこそが最後の”遊戯”への切符なのだ。]
[店の外の電光掲示板では、延々とURLが垂れ流されている]
[http://crimson.s15.xrea.com/x/...]
[一瞬目をやると、そんなURL列を見止める事となった]
旅芸人 スザンナ が参加しました。
旅芸人 スザンナは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
─ Dancy DanCye ─
[薄暗い店内は囁きに満ちている]
[囁く声を高く低く、小波を思わせる]
『ポーン』
[不意に、弦楽器の高音]
[雰囲気を出すためだけに置かれたギミックの前に一人の女]
[過去には、可憐な歌姫が弾いていたピアノに寄り添い]
[爪弾くはアップテンポのスタンダード・ジャズ]
[唇からは歌声がこぼれ]
Somewhere there's music, how faint the tune
Somewhere there's heaven, how high the moon ...
[How High The Moon]
御令嬢 ヴィヴィアン が参加しました。
御令嬢 ヴィヴィアンは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
― Oun moun ―
[甘いお菓子をあげましょう
けれど罠にはご用心。
怖い魔女が現れて
か弱い少女はお気の毒、
頭も手足もぽきぽきと
おいしくおいしくいただかれてしまう]
楽しい歌。
[小首傾げた少女は笑う。
籠の中にはお菓子がいっぱい。
見せ掛けたData、甘くて蕩けそうな切れ端。
爪先でとんとん、クッキーの床を叩く。
レープクーヘン。ヘクセンハウス。
手を伸ばすのはご自由に。
そこから先は自己責任。]
─ Dancy DanCye ─
[ピアノの音は高く低く、正確な旋律となって店内に流れる]
[曲調はアップテンポから一転、穏やかなバラッドへ]
We're after the same rainbow's end,
waitin' 'round the bend
My huckleberry friend,
moon river, and me ...
[MOON RIVER]
[──と、一人の客が店を出る]
[同時にピアノの音が途切れ、彼女は後を追うように店外へ]
[耳朶を飾る針が煌びやかに揺れる]
─ Dancy DanCye / Street ─
[店を出て数歩]
[人影]
[探査針──Hornet-Stingは人影を差している]
Ticket......
[呟き、DEMILUNEをメモリからCALL]
[抜き身の刀を右手に携え、音もなく疾駆]
[艶やかなネオンサインに針が揺れ]
[袈裟懸けに振り下ろした刀は、その寸前でぴたりと静止]
Ticketを渡してもらおうか。
[刀を構え、涼やかな声音の警告]
[感情の伴わない、正確な発音]
[ニィ、と哂う男の答えは当然のように"NO"]
……では、壊させて貰う。
[刹那、無数の蜜蜂出現し]
[男の頭部へ殺到]
──If blood will flow when flesh and steel are one
[連続する破裂音]
[オブジェクトがクラスタへ分解される音は硝子の砕ける音に似て]
──Drying in the colour of the evening sun
[歌声に乗せ、三日月が閃く]
Tomorrow's rain will wash the stains away ...
[一瞬の後、男のAvatarは消滅]
[彼女は場に残された一枚のチケットを拾い上げメモリに格納]
On and on the rain will fall
Like tears from a star
Like tears from a star
On and on the rain will say
How fragile we are
How fragile we are ...
[Fragile]
[涼やかな歌声が薄暗い路地に細く響いている]
[踊るように電脳世界を歩く少女は無重力。
塀の上のハンプティ・ダンプティが
ふわりと綿菓子の上で転げて
やっぱり割れて戻せない。]
遊戯の時間はまだかしら。
皆々様との顔合わせ、私はとても楽しみよ。
[ジンジャーの香りのクッキーに
紛れたTicketに口付けて
白いドレスの裾がふわりと揺れた。
チョコレートの噴水が形作った流れの上を、
白い靴を汚しもせずに
少女はふわふわ駆けていく。]
あら、ねえ。
とても楽しそうな音が聞こえるわ。
飴細工の窓が割れたよりももっともっと鋭い音ね。
[ざわざわ、揺れる砂糖菓子の森]
ね、あれは何の音かしら。
[鏡よ鏡。
見上げるのはソーダ色の空。
首に巻いた長い白いリボンがたなびいた]
そうね、行ってみようかしら。
[ざっと少女の周りがノイズを帯びて、
それから溶け込むように
お菓子の家から滲んで消えた。]
─ Dancy DanCye / Street ─
[艶やかなネオンサインの街を歩く]
[涼やかに口ずさむメロディ]
[しゃりん、と耳朶の針が音を添え]
『これでさしあたりの目的は達成したわけね』
[何処かから響く声──否、彼女の内の]
──達成したわけではない。
Masterに命じられた第一段階をクリアしただけだ。
与えられた任務は覚えているだろう、SANNA。
[TLTWN──彼女の思考ルーチンは対話を基幹としている]
[内なる声、もう一人のSANNAは彼女の言葉に溜息を吐く気配]
『SANNAってば相変わらずカタブツなんだから。
……ねぇ、そこのバー雰囲気良さそうよ。入ってみれば?』
──入る意味が無いが。
Ticketを入手した後は「祭り」が始まるのを待つだけだ。
『その待機中は別に好きなことして良いじゃない。
ね?入ろうよー!』
[かまびすしいSANNAの声に今度は彼女が溜息]
[示されたバーへと、足を踏み出した]
― Dancy DanCye ―
[ざざっとノイズがネオン色の闇に揺れ
次いで淡い青の少女が浮かび上がった]
歌だわ。
[ピアノとざわめきと歌姫の声。
両の手を左右の耳に添えて声を聞く。
ソーダ水色の瞳を巡らせ]
見つけた。
[とん、と空を蹴れば急降下。]
[接近する気配に、足を止めた]
────。
[視線を巡らせる]
[内なるSANNAは判断を保留]
『障害になりそうならその時に考えれば良いんじゃない?』
[能天気な意見に僅かに頷き、バーの店内へ]
[アクアマリンのように毛先は透けて、
ネオンに照らされきらめいた。
白いドレスを翻し、降り立つ路地を見回した]
あら、ね、そこの方?
[バーに向かおうとしているのだろうか、
蒼い髪のAvatarに話し掛ける。
ソーダ水の瞳の奥で、ちかちか光が揺れている]
Ticket、持っているのではなくて?
【削除】 御令嬢 ヴィヴィアン
[アクアマリンのように毛先は透けて、
ネオンに照らされきらめいた。
白いドレスを翻し、降り立つ路地を見回した。
見えた、見つけた、蒼い髪。]
あら、ね、そこの方?
[バーの店内で後ろから、、
蒼い髪のAvatarに話し掛ける。
ソーダ水の瞳の奥で、ちかちか光が揺れている]
Ticket、持っているのではなくて?
[後ろ手に指を絡ませて
邪気なく声は響いたようだ。]
[アクアマリンのように毛先は透けて、
ネオンに照らされきらめいた。
白いドレスを翻し、降り立つ路地を見回した。
見えた、見つけた、蒼い髪。]
あら、ね、そこの方?
[バーの店内で後ろから、、
蒼い髪のAvatarに話し掛ける。
ソーダ水の瞳の奥で、ちかちか光が揺れている]
Ticket、持っているのではなくて?
[後ろ手に指を絡ませて
邪気なく声は響いたようだ。]
─ Dancy DanCye / Bar ─
[背後から呼び止める声に、ちらりと視線を投げて寄越し]
──何の話だ。
[Fake]
[バーテンにオーダーを告げる]
[『彼女』の好みは甘いカクテル]
[酒精のPGMがAIにどれほど有効だろうと彼女は思考]
─ Dancy DanCye / Bar ─
[笑みを浮かべて]
Ticketの、お話。
楽しい楽しい遊戯のお話ですわ。
ね、バーテンさん。
エンジェルキッスくださいます?
[頼む少女は贔屓目に見て10代後半
白いドレスは浮いている。
けれども誰も気にしない。
ここはそういう場所だから。]
謎の男 グリフィス が参加しました。
謎の男 グリフィスは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[──三ヶ月前──]
(痛い) (痛い) (痛い) (痛い)(痛い)
(痛い) (痛い) (痛い)(痛い) (痛い)
[鈍痛]
[喰われて]
[壊れて]
[内部は破損]
[存在理由も]
[本質も]
[全ての感情すらも]
[破損][の][破壊]
[胸に抱えた一欠けらの人間の魂(DaTa)]
[訳も分からず朽ちてゆく己の肢体(dAtA)]
持っていれば、どうだと?
遊戯──、私はここへ遊びに来たわけでは無いが。
[ピントのずれた答えを返しながら、桃色のカクテルを舐める]
[可愛らしい見た目のそれは、彼女にはどこかそぐわない]
持っていれば、
一緒に遊べますわ。
まだまだ沢山居る筈ですの。
[返す言葉も要領を得ない。
楽しそうにネオンに不釣合いな少女が笑う]
綺麗ね。可愛い。
[カクテルを見てまた笑う。]
[嘲笑の笑み]
[哄笑の笑み]
[虚笑にして堕笑]
[震える程の笑みもない何もない全てが虚無(01)に落ち込んでゆく嗚呼落ち込め――Underの底で、もがいてあがいて、落ちてきたDataの屑が黒い雪]
ハハハ、ハ……。
[此処で、──は、絶える]
[絶え果てる]
[手を――伸ばす]
[朽ち果てた][Dusk Cityの一つ下のSpaceで][絶える絶える絶える]
[100101011010000111101][端から崩壊してゆく身体(Data)と、記憶(Memory)がバイナリコードを周囲に撒き散らしている]
[半壊][損傷][警告][侵食][崩壊] [崩壊]
[痛みは何処へ][狂気は何処へ][消えゆく存在理由(レーゾンデートル)][消えゆく存在証明(メミニ)]
[手を伸ばす]
[手を伸ばす]
[意味もなく]
[意味もなく]
[落ちてくる残滓のData]
[意味もなく]
[意味もなく]
[伸ばした手が]
──そうか。
『あたしたちにはあんまり関係ない話かもねー』
[内なる声に同意の頷き]
[可愛いと笑う声に訊ねる視線を投げ]
……何がだ?
そうですわ。
[細めても、尚大きく見えるソーダ水色の眼、
弾ける泡のように、きらめく光が見えるだろうか]
貴方と、
貴方のそのカクテルが。
可愛い。
[ね、と微笑み]
道楽者 サンディー が参加しました。
道楽者 サンディーは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
─CCYM/W-Crows─
[現実の光景に喩えるのならば、海辺の荒野のようだ。
創世の光に照らされたかの如く、大地も岩も一面にコントラストの飛んだ白
白い地平線が、千切れて舞い上がってゆく。
千切れた地平は鳥の羽音を立てて白んだ空へ飛び立ち続ける
絶え間なく響く羽音と、鴉の鳴き声
鳥達の羽ばたきが起こす風が、常に吹き付けて現実の海風を思い出す
地平線の向こうには海があるのだろうか?]
──そうか。
これは、「可愛い」か。
[柔らかな桃色に染まるカクテルグラスを眺め、一口]
[くすくすと、内なるSANNAが笑う気配に僅かに眉を顰め]
……用はそれだけか?
[砂糖菓子の様な少女に問いかける]
残念だ。
俺は、{IndeRiseal}あたりが良かったんだがなあ。
勿論自分でそこへ行っても良いんだけど、様式というのは大切だし。
あそこは好きだのに選ばれなかったようで寂しい気がする。
[無造作に指の間に挟まれた白いticketがはためく。
岩に腰掛けた彼(あるいは男性形のアバターをしているもの)の足下で、首を垂らした黒い犬が何かを噛んで居る
それは破壊された幾つかのPGMの残滓のひとつで、未だ人間の腕のかたちを保っていた。]
─Public/Labo(Pribate-House)─
[巨大な機器が壁を埋め尽くしている。
それらに囲まれた中心の一段高くなった場所に、巨大なロッキングチェアがあり、室内の全てのケーブルはそこへ集約していた。
安楽椅子に身を横たえているのは女性、彼女の目も、口も、耳もプラグが接続されていて顔つきを見て取ることは出来無いが体つきは若い。
ほかの部分を見てみると、肘掛けに手首が固定されていて手はそれぞれ操作用コンソールの上へ密着している。首や足、身体の他の部分もすべてチェアへ固定されており、それぞれ様々な色のケーブルがそこへ繋がっていた。彼女はみじろぎしない。恐らくは永久に。]
[ロッキングチェアの足下に、寄りかかるようにして床に座って膝の上の端末を操作しているもうひとりの女は、NETの深部、UNDERへ接続している。
女は、背後で機械と同化している女性の肉体、電脳、それらの持つ容量、ポテンシャル、すべてを使って、また己の頭脳と作り上げたPGMを使って(実際、”彼女”の動作は完璧だった。単純に述べれば扱う事の出来る電脳がふたつ存在し、ひとつの電脳にとっては大きな容量を使う動作もPGMの使用も苦なくこなす事が出来る。それに、彼女はオペレータじみた作業のために語りかけて来ることはあったけど現実で身の回りに居る女どもと違って命令に無い無駄口をきく事は無いから安心だ)壮大な騒動を勝ち抜き、最後にしてほんとうの遊戯をいま手に入れたのだ。
女の肉体は、それと知らず満足げな溜め息をつく。
Her Ently-Name:Sandy(male avater)]
ええ、可愛いの。
可愛いのはお嫌い?
[眉を顰めた様子に首傾げ]
そうね、Ticketを持っていると思ったの。
だからお声を掛けたのよ。
きっとまた逢えるわね。
[ね、と一瞬翻した手にお菓子に埋もれた
Ticketの映像が見えた――かもしれない。]
─CCYM/W-Crows─
『CHECK - Virus /GREEN
CHECK - Damage/GREEN]
CHECK - Damage on PGM/GREEN
CHECK...』
[”彼女”のほうの、診断PGMが作動し、結果を伝えて来る。彼女の抑揚の無い声の合間に鴉の声が響く。
PGMの残骸を平らげ終えた黒い犬が、顔を上げた。Brigitteが手を差し伸べると、黒い犬はその中へ消えた。
犬……H-Tindalosの摂取したPGMを”彼女”へ送る。直ぐに解析結果が語られ始め、前戯のあとの静寂のなかで、彼女はぼんやりとそれを聞いている。この段階で負けるようなPGMには興味を惹くようなものは殆ど無い。]
過去に例の無いパターンが在ったら報告してくれ。あとはもういい。要らない。
[実際のところ、光量が多過ぎる。
雪原でのそれのように、いずれ目を焼かれ……こういった言い回しはいささか肉体的過ぎる。ともあれ無防備で居ればいずれは、外部認識に支障を及ぼし、認識系統の一部が破壊されるだろう。Sandyは目を閉じた。]
嫌いではないが。
そうか。また。
……私の邪魔をしない限りは。
[ちらりと視界の端によぎるTicket]
[視線をバーの片隅へ向け]
[JAZZ BANDの演奏。曲目は「MACK THE KNIFE」]
Oh, the shark has pearly teeth, dear
And he shows them, pearly white
Just a jack knife has macheath, dear
And he keeps it out of sight
[明るい曲調とは対照的に、その歌詞は血腥い]
[彼女はテンポにノり、メロディを*口ずさむ*]
そう、それならよかった。
邪魔、しないわ。
一緒に遊ぶのは、きっと間違いないけど。
[にっこり笑って耳を澄ます仕草。
歌が聞こえる、
「MACK THE KNIFE」]
素敵な歌ね。
今度、もっと聴かせて。
[貴方の声、
そう囁く。
気付いたときには、硝子に映った影のように、
少女の姿は消えているだろう。
*後に残ったのは甘いバニラの香り。*]
怪人 ケイオス が参加しました。
怪人 ケイオスは、狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
―IndeRiseal―
[3人が手を繋ぐロゴマーク。男が1人、獲物の臭いを
嗅ぎ取るようにして立っている。]
さぁてさて。ククッ。本当に値打ちのわかる人は、
いるのかねえ。ネコに小判ネコに小判。
まァ、いるとしたら私一人かもしれないがね。
[仮面の奥で、何かが笑う。]
だぁって、私は天才なんだから…。
─ Ground Zero ─
[太陽されも爛れ落ち、抉れた大地は乾ききる。──そんな表現すら、Underのこの場には相応しくない。幾度となく繰り返されたPGMのAIの衝突の爪痕は、決して消えぬ心の傷であるかのように地に満ち満ちている。クレーターは深く、裏返して意味を問うならば、このサーバーの層がそれ程実験に適し、”厚い”という事だ]
[クレーターの縁に腰掛けて、虚空を見上げる]
[黒いマントは揺れて揺れて靡いて乱れて裂き乱れ]
[端整な顔立ちは顔半分を覆うマスクで隠されている]
[瞳の色は──奥まっていて、見えない]
ケ、ケ、ケ、ケ、ケ。
ケ…ク、ハ、ハハハハ、ハハハハハハハ!
ア、ハ、ハ、ハハハハハハハハハハハ!!!
[哄笑にして、嘲笑]
[乾いた大地に響く声]
アハハハハ!ハハハハハハ!
愉快だ!クハハ!
愉快で愉快で仕方がない!
[喉の奥に指を突き込み取り出したのは、一枚のチケット。唾液などはつく筈もない]
ギャハハハハハハハ!アハハハハア!
[身体を後ろに倒しこんで、わらうわらうわらう]
アァ──たまらない。
たまらずに、誰か抉っちまってくれよォ──。
ククククク……。
─CCYM/W-Crows─
よーし。
[暫く閉じていた目を開き、ジャケットの胸ポケットに手を差し込む。遮光の為のサングラス(勿論そういった形を取らせた簡易なPGMだが)をかけ、辺りを見回す。
淡々と、地平が千切れ飛んで行くばかりで、いまは動く物が無い。暫くはサングラス越しにその光景を眺めて居た]
…まだなの?
そろそろアレも見飽きたんだけど。
[余剰なPGMは”彼女”のほうへ積んである。Sandyが休息にあると彼女もスリープ状態へ入る。そうすると、余剰とした幾つかのPGMが動作しなくなる、例えば言語変換用の物。いま、SandyはそのPlayerの話す調子で話しているしPlayerもそれに気付いていない]
[アバターへ合わせた言葉遣いのサンプルを(多くの会話を蒐集して個人的に構築したものだ)わざわざ用意して来たのは、ふたつの電脳を自由に使える事の余裕と、Playerの単なる趣味だ。このゲームの本質には全く関係が無い。]
折角、此処のチケットを手に入れたんだからHandle Nameも”CROW”に変えちゃおうか。
『個人認証PGM書き換えに必要な時間を考慮すればこの時点でのHandle Nameの変更は不可能です』
…つまんないよー。
何処か行こうか、あんまり明るく無いところが良い
[Sandyがそう言うと、CCYM周辺の幾つかのサーバの座標がランダムに現れて回転する。ぴた、と宙を指差してそのスロットを止めた]
これは……Ground Zeroかな。
[Sandyの輪郭が千切れて、白い鴉になって飛び去って、白い空へ消えた。]
[ジャズとお酒の残り香が
透きとおる髪にふわっと纏い]
― Oun moun ―
綺麗な人ね。
可愛い人だわ。
他にはどんな方が遊んでくれるのかしら。
[天国地獄、どちらの切符。
仕舞い込んだDataはお菓子の中に。
ソーダ水を透かしてみた様な青の眼に、
ちかちか燐光が奔る。
仮面と仮面と痘痕と鴉
瞳に映った検索結果。探索性能今日も抜群]
お隣は愉しそうな人が居るのね。
[小首傾げて笑って見せる。]
[指でくるりと一回転、
ゆらゆら少女は水の中のように揺れて
ドレスが膝まで持ち上がる]
お邪魔しましょう、
そうしましょう。
ご挨拶は大事だわ。
[コンペイトウが輪を描き、
隣接地域へ扉を開く。]
GroundZero。
[揺れてお菓子の国から月面へ。]
―Ground Zero―
[中空にノイズが奔って、Sandyが放り出される。ノイズの合間に少しだけ鳥の羽音の残響が流れた。
転移は無事に完了した。飛び降りた大地は乾いていた。ジャケットの中に素早く手を差し入れ、周辺の探査の為に、H-Tindalosを一匹放つ。]
この笑い声は何だろ、此処にこんなギミック在ったっけ?
それとも誰かのtrapかな。
[”彼女”から意識上に提示される幾つかの想定されるケースを眺めながら、ポケットの中に手を入れて、幾つかの対応を考え、笑い声の方へ]
[口元を歪め──口の端を歪めて皮肉そうな笑み]
[両手を広げ]
[両手を広げ]
[迎えるような仕草を]
[頭を下げて、しかし俯いたその瞳は爛々と反抗の光を湛える]
[頭を再度戻し]
──アハハァ。
これはこれはどうもようこそ、皆々様。
[──多人数も居らぬのに]
ヒャハハハハ!
死地へと──このGround Zero《悲惨な事が起こった地》へ何の用をされに来られましたか?
― Ground Zero ―
[大地は荒れ果て痘痕ででこぼこ、
白を基調とした少女は
ここでも随分浮いていた]
やっぱり寂しいところだわ。
[階段を飛ぶように
何も無い空を降りて行く。
仰々しいお辞儀と甲高い笑い声、
仮面の男がそこに居る。
白い鴉もそこに居る。]
貴方に逢いにきたのだわ。
[そうして傍へ降り立った。]
[目の前で起こった、唐突な反抗の起床と
唐突な狂人の歓待。
驚きに目を開いて、次に胸ポケットからticketを取り出した]
ご歓迎、ありがとう。
別に、君に会いに来た訳じゃなかったんだけど…”ticket”持ってるんだ?
[Tindalosは不可視の姿で、遠巻きに回転している]
あ、えーと、口調が違う。
君達も持ってるのか、コレ。
[誰かが歌っている]
ヴィヴィアン、Vivienne.
喜と楽の娘。
痛みの無い娘。
創られた娘。
Fairy tail の名を冠する
見目麗しい
人形姫達。
──何だ、この屑は。
何か用か?
[頭を斜めに傾げて、靡いた白を纏うものを一瞥]
[白鳥の羽を毟るように破壊をなせと一聴]
[Yes, My Oracle]
[近くに降りたった女性型]
──おいおい、上に登っちまってろよォ。
綺麗な顔に泥を被らずに、存在したいってェ甘い事でも考えてるかァ?ククククク。
[視線を戻すと、サンディへと顔を近づけて、牙を剥き出す]
kekekekeke........持ってたらよォ。
どうすーる?
貴方に逢いにきたのよ。
愉しそう。
貴方もTicketを持っておいでなの。
[人差し指を唇に当てて、
すっと差し出せばその爪の先で
Ticketがくるりと回ってふっと消えた]
そう、貴方達も遊んでくれるのね。
楽しい愉しい遊戯を始めるの?
まだもう少し、ちょっと早いけれど。
汚れる?
泥遊びも愉しいわ。
汚してくれるのかしら。
それも愉しいかもしれないわ。
ね。
[矢張り微笑み前のめり、
横顔見つめて首傾げ]
手に入れる事の出来たPGMなら戦って、dataを採取して、破壊間際の極限まで追い詰めて、限界の限界を超える所を見せて壊れるまで見せて貰う。
手に入れる事が出来なかったPGMには用は無いが。
[マスクで隠された顔中を、右から左、上、下へと間近で、舐め回すように眺める。]
誰彼構わず遊ぶのはもう飽きたのさ。
[最後に視線を、青い髪の少女の姿をした、ロマンチックな甘い香りのするものに投げた]
この姿じゃわかんないかな。
わかんないだろうな、そもそも覚えて無いか。
それにしても、よくここまで自壊しなかったのね。
少し修復して、あと試作の自己修復用PGMを幾つか放り込んだだけだったのに。拒否反応は出なかったみたいだけど流出した分はどれだけ復旧したんだろ。
そのマントの下はまだ治ってないのかな。
──餓鬼が。
[サンディへと顔を向けたまま微動だにせず。身を乗り出すヴィヴィアン側の腕が上がる。手首辺りが、上から糸で吊り下げられているかのようにゆるゆると、上がる]
──ククク。
潰してやるさ──跡形もなく、崩壊させてやるさ。
[しかし]
フン!
[鼻で笑うと、Attackを仕掛けずに留まった]
どうなンだい?ていうかやるならやれよ
こっちは半端に無視しやがってな……
[”ticket”を仕舞い、指を立て、片腕を上げた仮面の男の胸元を小突く為に突き出す]
お嬢さんは招待客みたいだけど
これを見せても食い付いて来なかったって事はまあどうせ皆招待客なんだろうけど。
ちゃんと戦って手に入れたのかい?
それとも、誰かから贈られて来たのかい……
破壊か──kukukukuku...........気が合いそうだ。
[サンディへと一言]
──SandySandy,SunnySunny.
チケットの権利者へは全て──、Attackを為さん──。
[牙を剥いて狂笑]
破壊か──kukukukuku...........気が合いそうだ。
[サンディへと一言]
──SandySandy,SunnySunny.
チケットの権利者へは全て──、Attackを──。
[牙を剥いて狂笑]
[サンディの指は、グリフィスの胸元に減り込もうとした]
[厭な感触がする]
[それはUnderで、普遍している感触だ]
[即ち、微細なるしかして巧な多数のPGMに侵されている]
なあに、してくれないの。
[グリフィスに小首を傾げた後
サンディを見て]
沢山のモノと遊んできたわ。
楽しかったのよ。
きらきらの欠片になってとても綺麗だったわ。
遊んでくれる人には御挨拶。
大切でしょう?
今はわたしはお休み中なの。
遊びたいなら遊ぶけれどお誘いはまだしないのよ。
……。
[何処か、傷つき果てたような視線]
[元々、グリフィスのOracle(本質)とは違うPGMを施した彼女──。
AIの中に埋もれた、人間の魂の欠片。
顔を覗かせるかのように。
黄色の瞳は、揺れた]
Attackを……しないのかい?
[仮面の男の胸元をぐいと小突いて、牙の並ぶ笑顔から、距離を取った。つられて笑ったか、Sandyも口元に笑みを浮かべた。]
ご挨拶は大事だな。
俺はSandy……
お休み中なら俺の可愛いペットと遊ぶかい
きっと、君の休暇にもよく似合う。
[獣の唸る声が、Sandyの後方で]
戸惑うことは無いじゃない。
それで良いんだよ……賢い犬は何か面白い物を見付けるまでちゃんと”掘る”の。
君のOracleにそれはそう反して無い筈だけど、出来無いなら別に良いよもう。スクラップになっちゃえば。
Sandy。
砂の様なお名前ね。
わたしはVivienne.どうぞ御好きなように。
[獣の唸り声に微笑を浮かべる]
素敵ね、きっと楽しいわ。
貴方は仮面の方と遊ぶのかしら。
……。
[ふいっと視線を逸らす]
[胸元を押した事により、Virusが尚も深くグリフィスのPGMを侵している事は知れた事だろう。]
俺は──犬じゃねェ。
[再びticketを取り出して翳す。そこへ書き付けてある名前を見せるように]
砂、か。沢山水を吸いたいね。
……どうして目の前に二人居てそのどちらを選ぶかが君に分かるんだ、経験則?
かといってどちらでも構わないんだが。
君たちが少しでも特異で、他より優れていてくれれば、VIvienne?
[青黒い霧が、Sandyの足下で立ち上って、中型程度の黒い猟犬の形になる。Sandyはゆっくりと一歩ずつ後ろへ下がる。
猟犬、H-Tindalosが乾いた地を蹴って、Vivienneの首もとに向けて飛掛かった。形は犬であれ速度は犬のそれでは到底無いが。]
犬じゃないんだ。じゃあTindalosより優れているの?
自壊してしまう前ににそのVirus達をなんともしないのに?
[嘲った調子]
吸うといいわ。
此処は何でも手にはいるもの。
御腹一杯喰らうといいの。
その為に遊戯に参加したのではなくて?
[飛び掛る猟犬もどき、
一撃を白いリボンが守るように絡めとり]
可愛く飾ってあげましょう。
[蝶々結びで雁字搦め。
ラッピングは華美なほど。]
どうかしら。
そうね、犬の散歩もいいかもね。
[からかう様にステップ踏んで、
とんとん、また爪先で*地を蹴った*]
その為に来たのさ。
もしかしたら君に会いたかったのかも、そうじゃないかも知れないけど。
[”猟犬もどき”には捕われた時に哀れっぽい声を出すギミックは付いて居ない。華麗な装飾を無粋に噛んで、空を蹴って更に加速する。リボンが解けたか、緩んだか、千切れたか、TindalosはVivieneの後方へ飛び去って、一旦霧消して、少し離れたところに現れる。唸り声を立てて、隙あらば飛掛かろうとして伏せる。]
お散歩にはぴったりだ、君が死ぬか犬が死ぬまで君が何処へ行ってもついていく良い犬、忠犬だから。
ところでこのeffect格好良いと思わない?
[Sandyは更に後ずさり、千切れて無数の白鴉になって消えた。何処かのサーバへ*移動したようだ。*]
[数々のアバターが、辺りに溢れている。
見るからにマニアックそうな者も見て取れる。]
いるねいるねぇ。愚かな実に愚かな者どもが。
凡人の癖に、聞きかじったような知識で
群がる害虫以下の者どもが。うーん、面白い。
[不思議なアバターの背面から伸びる数個のスピーカー。]
良きものは、それに相応しい者の手に渡るべき…ね?
[少し外れたところに、男性型アバターが1体。]
んんん。彼は臭うねえ。何か良からぬ、だけれども
素晴らしいものを持っている予感がぷんぷんだね。
[陽炎のように揺らめきつつ、近づく。]
やあ、青年。元気かね?
[彼は、不気味な格好のアバターに不信感を抱いているようだ。]
キミは、普通のごくごく一般的な者だね?
あのねぇ、普通のヤツは自分の手に余る普通じゃあないものを
持ってはいけないの。わかる?相応しい者が持たなきゃあ。
ネコに小判ネコに小判ネコに小判。
[何かを察したかのように、彼は身構える。]
だぁめだめ。そうやってすぐに暴力に訴えようと
するのは、脳味噌筋肉の証拠だよぉ?
脳に筋肉を増やすより、皺を増やしなさい。
そうすれば、私みたいになれるよ。
……いや、なれないか。キミみたいな凡人にはね。
だって、私は天才なんだからさぁ。
[背面部のスピーカーが伸びる。]
それにだ。私は、別にキミとやり合おうという
わけじゃあないんだ。うん。違うんだよ。
[スピーカーから音楽が流れ始める。]
ちょっと私と踊らないかね?
[Ay ee ay ee ay,I'm Your little butterfly...]
[数刻後。対峙していたアバターの姿はない。]
適度な運動も、頭のためだよぉ。
運動不足だねえ。ちょっと踊っただけで”バテる”なんて。
[手に入れたPGMをトランクに搭載する。]
これはいいものだ。うん。いいものだ。
[スピーカーが不気味なハウリング音を*出す*。]
わたしに?
もしも本当なら光栄ね。
わたしもあなたや仮面の方を探してここに来たのだものね。
[舞う鴉、羽ばたきを月面に響かせて]
綺麗ね、素敵よ、白鴉だわ。
[舞った羽一枚へ手を伸ばして
掴めば消える。
合図を得たかと飛び掛かる
猟犬もどきを軽やかにあしらい]
− GROUND ZERO −
仮面の貴方はどうするの?
[仮面の奥の瞳の光は危険な彩り]
わたしはVivienne。
[犬を撫でると弾け飛ぶ]
さてさてさて。次のダンスのお相手はどなたかねえ?
ダンスのお誘いばかりというのも困るが……
私にもすべきことがあるわけで。
[仮面の奥で、クククと笑う。]
─IndeRiseal─
[行き交う人々の数は多くとも、お互いに交わされる会話は少なく、内向きな者が多いようだ……maniacな嗜好の持ち主の巣窟。交わされる会話は身内ネタの宝庫。
雑踏のobjectに腰掛けて、人混みを呻吟しながら作業を行う……H-Tindalosのコピーを作成中。無論、無限に殖す事は不可能だが。Tindalosはかなり自立したPGMだから、autoで動かしている限りは多重起動も大した負荷では無い。]
”お祭り”には興味が無いのか、それとも黙って観測者ヅラしてんのか。此処は人が沢山居るな……面白く無い奴が。面白い奴は爪を隠していて分からないが。
『Tindalos:03/損傷B』
autoだとギリギリ壊れる前に逃げ帰って来ちゃう、か。可愛がってもらったみたいじゃないか。Vivienne?彼女は上出来?
[弾け飛ぶ……Vivienneの使用したのがどういったギミックかは判別出来なかったが、消滅する前に離脱、帰還したTindalosのひとつをdelete。複製されたほうが、チリチリと音を立ててロードされる。]
治す方が手間掛かるしな。
しかし、仮面は最近のトレンド?
知らなかったけど。
[臭いを感じる。猟犬並みの嗅覚でかぎ分ける。]
んーんーんー。これは上物の予感がするよ。
やはり、天才が持つに相応しいものの予感が。
[スピーカーを背後に準備しつつ、臭いの元へ急ぐ。
ケイオス自身からは音がまったくしない。]
俺にはお休み中もなく遊戯中もなく一旦喰らいつけば離さぬその犬みてぇに、一旦Attackを開始しちまえば、お前を抉って抉って破壊し尽くすまで止まりはしない止まれはしねェ。―――ケケケ。
――てめェのマスターは、この”遊戯”に何を望んだ?
ロクな人格PGMを積んでねェような、ヴィヴィアンさんよぉ。クハハハハ!
破壊する前に聞いておいてやるぜェ!!!
[青い霧と共に具現した犬は動作不良無し、copy完了。次の複製にかかる。]
ねえ、それ流行りかい? マスク。
いや、仮面+狂人っていうスタイル。それとも”俺はイカれてるぜ”ってなシンボルなのか。
[白い仮面を指さした]
んーんーんー。いいでしょうこれ。
凡人にはわからないのかなあ、このセンス。
天才はいつの世も理解されないものかなあ。
[仮面の辺りを撫でたように見える。]
ねえ、キミ身に余るシロモノ抱えてるよねえ?
それは普通である者が持っていてもネコに小判よぉ?
さあ、俺が会ったもう別の仮面は随分と頭のほうがイカれちまってたみたいだけど。あんたもそのクチみたいだ。
身に余るブツ?
何の事かな、Ticketの事?
キャパシティ2倍の俺の手に余るモンって一体どんなのさ……クク、俺の何を知っていると言うの!
[立ち上がって両手を広げた]
無い物ねだりは良くないねぇ
わかるわかる…キミからは凡人の香りがぷんぷんする。
私以外にも、このハイセンスな仮面の趣味が
ある者に出会ったのは、興味深い。
逆に聞かせてもらおうかねえ……ククク。
[スピーカーから不気味な音。]
ここには、キミのような凡人の香りのする連中が
多いのだが、その凡人パフュームは今の流行なのかい?
凡人臭とやらはそのあんたの仮面の内側から出て籠ってるんじゃないかな、きっと。
それでその凡人に何か用があったんじゃないのかい?
でもノイズは勘弁……Debussyとかにしてくれ。
[FIELDを展開/内側に向けて、つまり外からの物を阻むのではなく、内にあるもの、二人を閉じ込める為に。]
[閉じ込められるのを、あるがままに受け入れる。]
凡人如きが、この至高の天才に向かって凡人などと
言うとは………キミは言っちゃあいけない言葉で
相手を刺激してどうするの?クククククク。
[スピーカーが展開する。]
私はね、キミが欲しいんだ。
どっちも凡人じゃ一人称と二人称どっちだか判らんね。
[スピーカーを観て、目を細めた。そして笑って]
じゃあ、あげるよ。
[WHISPERを起動、FIELD(破壊する事は勿論可能だろう、強度としては然程の物では無いし)内に、囁くような音が満ちはじめる。
ささやき声は伝える、無意味なdataを。無意味な画像を。いままでSandyの目にした、集めた、ひたすら蓄えた莫大な量のdataを、無数の外部記憶に蓄えられた例えばポルノ画像を、映画のシーンを、ひたすらに放出しはじめる……目的は、相手への過負荷、動作不良、低スペックの相手を焼き切って永遠に沈黙させる程の負荷を与えること、いまはまだ低くとも徐々に密度が高くなる。]
まだ使う気無かったんだけど、コレ……
『対象も参加者と思われますが、開始以前の過剰なPGM行使によって発生するリスクは…』
[”彼女”を黙らせた]
気持ちの問題なんかアンタに判んないでしょう!?
これは私の気持ちの問題、だってアイツ、あたしとアンタを馬鹿にしたんだから。受け入れてみろっての、二人分。
あーあーあー。
[首をひねる。音が鳴らない。]
こりゃあいいものだ。是非欲しい。是非。
このままじゃあ、私も危ないかなあ。
ねえ、踊ろうか?
[スピーカーから音楽が流れてくる。
Hey-yo! Captain Jack, bring me back to the railroad track...]
キミの反射神経を見せてくれるかな。
リアル過ぎる虚像は、現実との区別が付かなくなるっていうじゃない。
[すーっと足場がなくなる。足元に無数の矢印。]
[囁く声が、溢れ出す。徐々に喧しい程、重たく。]
ねえ、良いだろう?
その辺で作りかけの奴を拾ったんだけど気に入ってる。案は良いのに制作者は只の情報共有PGMとして使おうとしていたみたいだ……馬鹿だよ ね
お わっ
[声だけを残して、虚空に……虚空? 落ちる。落ちる?
浮遊したTindalosのやや長い首に腕を引っかけ、ぶら下がる形。Hey-yo 歌声が、ささやきに混じる。Sandyは、仮面の男とpointer? →を見上げる形か]
そのPGM欲しい……私にちょうだいな。
私だったら、それをもっと適切な形に
仕上げることができるからねえ。
Chaos Williamsは天才なんだ…ククク。
[矢印がすーっと動き出す。
Give me a gun in my hand.
I want to be a shooting man...]
レトロゲームの一種だよ。そんなんじゃあ、
キミは運動苦手だね?踊って踊って。
あ、げ、な、い。
ま、ほら、まだ改良の余地があるのは君が天才みたいだからもう既に分かってるとは思うけどさ。
[ノロノロとと浮上して、 ↑ の上に]
運動はあんまり好きじゃない。
けど、反射 神経ならきっと十分だよ……メモリはまだ有り余ってる からね。
負荷 かけながら踊るんだ、酔狂っていうか、面白い。
[WHISPERの影響を受けて、所々の音声が飛ぶ。
↑の上に爪先を付けて、←に飛び移る、仮面の男へ接近する為に]
ワルツ?
[left, right, left
the military step,the airforce rep...]
ザザッ……ザーッ。
[仮面の男のアバターに時折ノイズが走る。]
SPEED UP...GO...
[矢印の流れるスピードが、音楽のテンポとともにあがる。]
[――75――] [――15――]
[――61――]
[頭上から堕ちる弾頭群]
[グリフィスとヴィヴィアンを飲み込んで黒焔で一帯を舐め尽くす]
[――66の数の小さな破片がグリフィスを強制転移させた]
[→←↓←↓→→↑↑←↓→↑←]
[減速しながら、←は加速
流れる↑を捉えて、移る、繰り返し。]
[↑↑↓↓←→←→]
[jampが鈍くなる。速度を増す↓の真ん中へ着地出来ない。端へ立って、立つ間も無く次へ……また次。
30年分の政権放送と料理番組の映像がネオンのように瞬き充ちる。]
君 も踊れよ
[Tindalosが、仮面の男へ向かう。追い落とす為に、牙を剥いて(だがやや緩慢に。この状態での多重起動は楽じゃない)]
[向かってくる。]
ザザザザザー…。
[ノイズが走る体に、牙が食い込む。
不思議な手応え……手応え?]
難易度 を上げ ザザ…。
[左のスピーカーからはCaptain Jack。
右のスピーカーから別の音楽。]
Green, black and blue make the colors in the sky...
[色とりどりの矢印が、弾幕のように向かってくる。
埋め尽くす矢印は、まるで蝶々のよう。]
[Tindalosは何も感じない。引きずり落とすか喰い千切るか、ともあれ破壊の為に、食い付いて離さない、ぐいと引っ張って、食いしばる。]
……Expert M…deか…?
[弾幕の隙間を演算……頭のほうはまだ鈍っちゃいない、身体が付いて来るかが問題だ。計算には何度も修正が加えられる。足場が流れるから、動きが鈍るから。
南国の極彩色の嵐だ。吹き荒れる嵐に飲まれる。何度かアバターを掠める蝶……pointer。
「……限度がある。WHISPERの出力を上げてこいつら落とせない?」
『電脳区画の更なる解放が必要です』
「私のほうの電脳まで開けて良いよ」
緩やかに上昇曲線を辿っていた出力が、上がる。阻めるか。]
何か……ザザザザザザー…勘違い……。
それは私では………い…。
[食い込む牙。まったく動じない。
手応え?手応え?手応えと呼ぶには疑問が
浮かんでしまうような手応え。]
もう……遅…。
AFRONOVA発動準備、完了。
[重さの支配する空間で、矢印から異様なまでの
速度の起動気配。カチカチカチカチカチ…。]
[Tindalosは、怪人のアバター?から一旦離れ、愚鈍にまた攻撃を試みる、空虚。]
何……だ それ
[異常な気配に身構える、テンポを踏み外し極彩色に弾き飛ばされる]
解除 FIELD/i ……!
[咄嗟に幽閉空間を解き放つ。WHISPERは霧散して効果を失う。やがて速度は通常へ戻るだろう……Tindalosの背に乗り、高速での離脱に移る。]
見たい、欲しい けど 今ここで消耗するのは
……嫌だな、まだ。
[笑い声の残響にぞくりと奔ったのは、興奮と]
天才か。良いね、良い……もっと見せてくれ、今度は
[やがて、元の速度へ*戻って。*]
― CCYM G-Zone/Volvocales Area HaHa! ―
――ガファッ!
[背中から何かに叩きつけられて、内部調整+構成要素の文字列は軋む。
軋んで撓んで、背中の何か丸いものによって実は酷い衝撃(転移軋轢)から免れた事に気づく。
此処は実験室。
Transposonをトレース。]
あァ?
[マスクの奥から瞳を眇る。細める側は右目――]
[粘度のある空気のような領域は水の中を擬似構築した結果――プログラム列の綻びがあるのは練習に作ったのか、それともわざとなのか]
[グリフィスは己が乗っていた半透明な球型のそれの上に身を起こす]
[辺りには上下左右にくらくらと球型のそれが多数浮いていた]
[顕微鏡を覗き込んだ世界。
薄い灰色の膜を張ったかのような領域色。
まぁるいPGM群体を足場にして跳躍跳躍跳躍]
[程なくして区域(エリア)外に出た。]
[淀んだ半透明の水溜まりを境にして(とはいえ水ではないのだが)、草原に出た]
− GROUND ZERO −
食らいつく、
壊れるまで遊んで
壊れても弄んで?
素敵ね素敵、
笑い声が好きよ。
幾つ侵されてばらばらになるのかしら。
ガトーショコラが似合いそうね。
わたしはVivienne。
遊戯がいちばん。
秘密は隠し味。
砂糖の粒みたいに粉々になれば見えるかも。
秘密、秘密よ。
[そして降るのは核弾頭。
妖精の輪をコンペイトウで描いて煙の中。]
―CCYM G-Zone―
[IndeRisealから転移して、W-Crowを目指す。気に入ったことは気に入った。何となくHOMEとして設定しようかと思う程度には。
しかし、現れたのは緑色の世界。草のたなびく草原。区域(エリア)外を暫く歩いて行く。]
……座標を間違えたか。
これは緑だな……それと、黒点。具合、悪いのかい?
誰かに何かされたとか。
[手を翳す]
−Own moun−
[妖精の輪が消え失せて
現れいでたお菓子の娘。
犬にあげたラッピング、
切れ端砕けて粉砂糖]
誰かが壊しに来たのかしら。
仮面の人は無事かしら?
[防衛機能で緊急避難。
首を傾げて頬に指]
Virusかい、浸食するような何かかい。
そんな弱ったっぽいところで啖呵切っても格好付かないが
どうでも良いや……今、テンション上がってるんだよ。きっとアイツの所為で。嗚呼名前聞いておけば良かったかな、まあまたどうせ会うだろうし。
脳下エンドルフィンだっけ、アドレナリンだっけ、まあ、どうでも良いや
[気分が昂って居るのだ。やけに。
それでだらだらと喋って居る。
仮面の下からは眼光鋭く睨みつけられているのだろうか。
こちらの仮面の男へ向けてさくさくと、青草を踏みながら真っ直ぐに歩いて行く。
FIELD/i、起動。待機。]
なんかもうさ、ほら。
取り敢えず叫んでおきたい時とか無いか。
[自分の周りを囲むようにFIELD/i、展開させながらさくさくと仮面の男に近付いて、(内向きに作られたとき、外から入る分には幾らでも可能だ)その中を、わんわんと、ハウリングを起こす程の囁きで満たして
仮面の男をその中に招き入れようと歩を進めた。]
[Own mounは二重の罠。
お菓子と魔女とそれから秘密]
こんにちは。
[迷い込んだかどうなのか。
Avatarの1人がヴィヴィアンの声を掛けた。
返す少女の返答は邪気なく悪気も全くなく]
Ticket?
どうかしら、見れば分かるんでしょう?
[微笑。
その様子に機を見たか、
破壊せんとそのAvatarは
少女に向けて斬りかかる]
[Atacck、武器を白いリボンがからめとる。
笑みを浮かべて片足のつま先を
とんとん、お菓子の床で弾ませて]
Ticket、貴方は持っていないの。
そう、でもね、あげないからね。
欲しいのならば盗るのよね。
[くるりと指先一回転。
妖精の輪が光を帯びて空に描かれる。
弾けて割れたAquamarine、
鋭い刃が少女の周りくるくる踊って獲物を探す]
遊びましょう、
遊びましょう。
[Sandyは仮面の男にすたすたと近付いて行く。
足下で、草がひしゃげて壊れた。
手が届く程の距離を目指して、真っ直ぐに歩いて行った。
Sandyはただ気が昂って、破壊をしたいという欲望を消化したい*だけだった。*]
[目の前の”遊戯”の参加者が圧倒的な周囲の空間を掌握するPGMを展開している事は明らかだ――。犬歯――牙を剥き、右手を掲げる。円形の炎が現れいでて、対抗為す防御壁となる。]
漁師 ニール が参加しました。
漁師 ニールは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
──Hopping Fear──
[闇][闇][闇][闇][闇][闇]
[有象無象の魑魅魍魎]
[混じり合う]
[多種生物の皮膚で出来たおぞましい沼地を──]
[死][死][死の馬] [──漆黒の馬首にびっしりと杭が撃ち込まれた────] [に引かれたChariotが
────………疾走する。]
[馬の嘶きは、文字通り死][死][死]
[蹄鉄を絡めとろうと混ざりながら打ち寄せるうねりを]
[蹄で踏み潰す。]
[奇妙な虹色の液体を飛散させ][かりそめの][死]
[速度のあまり、時々緑色のgrid表示modeに点滅するChariot(戦闘馬車)の上には、
──…眉間に皺を寄せた一人の男。]
[耳を劈く様な悲鳴。]
[真っ二つに] [割れた]
[虹色の不定形物質の] [断面]
[人間を真っ二つにした様な真紅]
チッ。
…妙なPGMを打たれた。
[Sledge Hammerを持ち上げながら、目の前のグロテスクな断面では無く、己れの首筋に片手を当てる。
コキリと*小気味の良い音*。]
― Dusk City ―
[ヘクターは、僅か放電するウォッカを片手に、最終的な”遊戯”の開始までにチケットを奪おうとする男を見据えた。郵便屋のような帽子を、一度直し、不遜に傲慢に笑む。一度のダイブにおいて、旧の旧式のそれでは2時間か3時間程度しか集中力を凝らせないが、目の前の男はナチュラルな状態で何十時間ものダイブが可能であろう。それはまるで夢を見るように、或いは白昼夢に耽るように。]
[しかし、ヘクターは数時間の集中力しかもたないと言われているそれで、何十時間ものダイブインを精神力で可能にしている。]
[複数の核のコピーを”何処か”に隠しながら、数十秒のバックアップ機能を保持する。卓越した演算士である――”魔術師”達は、仮想現実でPGMを展開させた――僅かな時間ではTrue Nameなど知れよう筈もない。――破壊するか、されるか、離脱するかのみである]
[14歳の若者の名前が、明日の新聞紙の片隅に小さく記載される事だろう。全ては、ダイブ中の事故であるとされて――。]
[数列の支配する世界に神は存在するだろうか]
逃げる気かい……それとも俺を焼く気かい。
せめて見てけよ、俺の見たもの聞いたものを……。
その炎の揺らぎひとつだって凍らせてやるよ。
─ Ultor ─
[廃墟・廃墟・廃墟]
[広がる風景は時の流れを思わせる]
[全てはFAKE/FLAVOR]
[浮かぶは無感動な無表情]
[一際大きな廃墟の、言うなれば前庭に彼女は立つ]
[目を閉じ、雀蜂の針を展開]
Hold me close and hold me fast
The magic spell you cast
This is La vie en rose ...
[口ずさむメロディは「LA VIE EN ROSE」]
[甘い甘い、恋の歌]
[探査の針は彼女を囲み円形を成し]
──ett,tva,tre,fyra,fem,sex,sju...7
[探査に引っかかる七つの反応]
[一つは手元に、六つは「どこか」に]
──これで、全てだろうか?
『多分まだいくつかあると思うわ』
[SANNAの言葉に僅かに頷き]
『もうすぐ、だと思うけど。どうする?』
──、問題は誰がTargetなのか。
『Masterもその辺は教えてくれなかったものね。
Ticketの所有者の内の「誰か」』
見つけなければ支障が生じる。
『手当たり次第って手もあるけれど』
無駄は行うべきではない。
『まあ、面倒くさいしね』
[脳裏に浮かぶは砂糖菓子の少女]
『さぁ、それはどうかしら。可能性はあるけれど』
[思考を読み取り先回り]
『ともかく、針で分らないのなら接触による確認を提案するわ。
Masterも言ってたでしょ。接触は大切だって』
[それは、彼女の「性質」上、危険なことではあるのだが]
『障害になりそうなら壊しちゃえばいいのよ』
[同じ声音が甘く囁く]
Missionの遂行が最優先だ。
[呟きと同時に針の輪が変形]
──1-2-1-1-1.
『Hopping Fearへの移転を提案するわ』
[円が線に、螺旋の円錐が彼女を包み]
Give your heart and soul to me
And life will always be
La vie en rose
[最後のフレーズを残し、移転]
─ Ultor → Hopping Fear ─
[高みより見下ろすものは、――嗚呼、いるのだろうか?]
[Ignisは単純なる円形防御壁としてのものであり、攻撃を為す事は不可能である]
何を――見てけってェ!??
[焔の防壁を纏い、フィールドの中に突き進みながら、拳をサンディーへ向けて繰り出した]
色々。
[ショッピングウィンドウ、ランチ、ディナー、小娘たちの笑い声が響く、姦しい日常の滂沱。出力が上がって行く。
拳を躱すために身を捻る。]
キレが無いよ。重みに捕われて、凍るかよ。凍れよ。
[かろやかに拳を交すサンディー。
滂沱なるData群は、焔に阻まれてはいるが――]
黙れ……!
[途端]
[散り散りとしたマントが、己が意思を持ち始めたように収縮を始めた]
[凝]
[マントが凝る――背中より湾曲した巨大な漆黒の鎌――全てを薙ぎ払わんとす、Attack PGM。無意味な情報群が、サンディーの放った無軌道なData群が、鎌に触れたと同時に、熱せられた鉄板の上に撒かれた水のように蒸発した]
[消されても、次から次へ、データ群は溢れてゆく。Tindalosが二匹涌いて、Griffithの防壁へ牙を剥いてAttackを。Sandyは、黒い鎌を観察する。翼のようだと思った。]
─ Hopping Fear ─
[降り立つそこは一面の沼]
[Clusterの墓場]
[水面に立ち、視線を巡らせ]
──無人のようだが。
『座標がずれちゃったみたいね』
[針が揺れる]
しかしこのServerで間違いはないようだ。
『妙ね、完全一致の座標特定が出来ない。
ここの様々なオブジェクトが干渉し合って
一種のジャミングになってるみたい。
──つまり、接触したいなら足で探せってわけね』
そうか。
[答え、昏い水面を滑る様に移動]
[水面に重たげに緩やかに波紋が描かれていく]
[視野は狭窄]
[遥か一面に広がる緑が遠い]
――ッ!
[容易くも、Ignisは焔の食い散らかされる]
[空いた穴から異界の猟犬が分け入るよりも早く、]
[共有される情報]
[グリフィスへ、グリフィスが知らない人間達の日常風景が雪崩れのように強制介入]
――ガッ…!
[ギシ]
[ぐぐりとせりだす鎌の動きが鈍る]
Hold on, Hold on GOOD BOY...
[Grrifithの防壁の内側へ猟犬が入り込んで、その中心に居る男へ、Attackの対象を移す。即座に行動へ移る。]
[curious]
[好奇心が涌く。あの鎌が、どういう物なのか。ともあれ、WHISPERを無効にしたのは事実。だが、喰われるならそれまで、猟犬への命令を変える事は無い。]
グ…グ……グ、ァア…!
[ガハリ]
[自己修復PGMがウィスパーにより限りなく停止に近づいた]
グ…
[胸元を掻き毟るように五指を突き立てた]
[ギロリとマスクの奥から双眸が睨みつける]
[憎しみに満ちている]
[ふと、何かに気づいたように静止]
[別種の気配][針が揺らめき]
──もう一人。
[当初の目標よりは近い座標]
[足元に絶えず形づくられる波紋を蹴り]
I got rhythm
I got music
I got my man
Who could ask for anything more?
[I GOT RHYTHM]
[Tindalosは。命令を受けない限り、対象を破壊するか自分が破壊されるまで止まらないAttack-PGM。シンプルで速やかに行動する。]
憎いのかい……。
本当に……此処まで来たのかい。勝ち抜いて?
sugar girlはそれを……退けたし。
[Sandyは唯、眺めるだけ。]
[響く声に歌声が途切れる]
経験がない。故に好みの判断を持たない。
こちらからも質問させてもらおうか。
──お前は、"S2"を識る者か?
………………。
[スピーカーから流れる雑音]
あのさー、Sと2ってロマンティックだと思わないかい?
2つ並べて書くとねえ。
[空に"S2"という文字が並ぶ。]
ホラ、真ん中にハートマークができるでしょう?
["S2"の該当部が、ピンク色に縁取られる。]
わかる?わからない?天才にしかわからないロマンかもねえ。
「ロマンティック」とは、どういうことだ。
Heartは心臓を記号化したもの。
"心=意識"の象徴に用いられているに過ぎない。
お前は"S2"を識る者ではないのか?
["天才"の言葉に僅かに顎を引いた]
[その言葉はMasterの嫌う言葉であると、メモリに記録されている]
あーあーあーあーあー。だめだよだめだよ。
[雑音の混じった笑い声がする。]
そんなつまらないこと言っちゃあ。
…だけど、キミからは素晴らしい気配がするねえ。
この”天才”の手にかかれば、もっともっと
素晴らしいものになり得ると思うのだが…。
そんな質問よりね、私はキミに興味がある。
[ザ…ザザザザー…]
キミが欲しい。
― CCYM G-Zone ―
[ギチリ]
[満ち満ちる大容量な情報群は空間すら歪ませる]
グ…グ……グ…
ク、ハ。
[カハリと嗤う]
[摳げよ][摳げよ][摳げよ]
[ギシリ]
[ギシリ]
[鎌は持ち上がろうとするものの、だがしかし、堕胎するかのように液体化しつつドサリとGrid(地)に首を下ろす]
[Tindalosが牙を突き立てるのを防ぐ事は出来ない]
欲しいとはどういうことだ。
私の支配権はMasterが所有している。
Masterが私を破棄または誰かに譲渡しない限りは、支配権が移されることはないが。
──"S2"を識らないのであれば用は無い。
[それだけ言うと、再び水面を歩き出す]
[新たな波紋が連なり生まれる]
[猟犬はGriffithの足下から、仕掛けて行く。Attackを続ける。
Sandyは、悠長にIgnisへ(単に動作が制限されつつあるというのは事実の一部だ)歩み寄って、隙間から手を差し込んだ。歪んだ液体のような鎌に手を伸ばして、指先で掬ってみようと試みる。]
[既にGriffithを見ては居ない。]
ほんとうに、ほんとうに、他の参加者を蹴散らして、此処まで来たのかな……。それとももしかして私はAttackの対象外?
ticketを持ってるのに。
まあまあまあまあ。
[ザザッ……]
キミだって、より良きMasterに支配される方が幸せだろう?
愚かな者の下にいるより、天才の下にいる方がいいんだ。
そして、偶然にも私は天才なんだ。クククク…。
― Own Moun ―
[お菓子、お菓子。Dataの欠片。
コンペイトウの砕ける音と、
Avatar消えて紅茶に溶ける。
少女に触れることは無い。]
さよなら、さよなら。
また逢いましょう。
[手に取るクッキーを一口。
振り向き空を仰いで見つめ、
ソーダ水色の瞳に弾ける気泡の様な光の粒。]
賑やかになるわ。
素敵。
― CCYM G-Zone ―
[損傷]
[損傷]
[破損―クラスタ――ブレる]
[僅かに胸を逸らした格好のまま、Ignisの中央でほぼ停止――停滞の様を晒している]
[Attackが連続して行われるにつれ、黒い飛沫が辺りに]
[波打つような歪みを見せて、上から下にと延々と流れるゆるやかな川のような動き――から、マントに戻ろうとしているようだ]
[サンディーの指先は、PGMの中に分け入り、――だが、]
[歩みは止めず、振り返らずに]
その判断は私には出来ない。
誰に所有されるかの判断はMasterが下すべきもの。
[無表情に]
『あたしは道具だもの』
[内に響く声]
そうかいそうかい………。
[無音]
天才はね、凡人には過ぎたものを奪ってもいいんだよ?
キミが欲しい。だから、奪うと言ったらどうするね。
[2本、3本と指を入れて掬って眺めた。]
これが限界なら誰か……別の人にticketが渡った方が面白いかも。誰か……別の人に奪われて。
[Tindalosへのcommandを取り消した。]
まだ少し時間はあるし。
[FIELD/iも消えていく。充満していた無為なデータも辺りへ無害に散って行く。]
[立ち止まる]
[波紋は重なり大きく広がり]
Masterの許可の無い所有権の移動は認められていない。
許可無く"奪う"と言うのならば、
[メモリからDEMILUNEをCALL]
[細身の片刃をGrip]
"障害"と見做し破壊するまでだ。
凡人の作ったルールは、私には適用されないんだ。
普通の者は、普通じゃあない者に逆らってはいけないの。
そのMasterとやらも、私に及ぶとは到底到底。
だったら、私の好きにしていい論理だよね?
[スピーカーが展開する。]
ダンスは初めて…だっけ?どう?
[文字列の乱れは――それがまるで撹乱であると言いたげに、止まらない]
[ぱふぉ お ]
[砂嵐が無害となるかのように、Data群は拡散]
[停滞空間から開放されたグリフィスの体は、無残に散った短い草の上に投げ出された]
[Sandyは全てのPGMを解除し、手のひらを返して、指で掬ったPGMの残骸?を落とす。その手でGriffithの胸元を小突く仕草をして、背を向けた。]
────。
[振り返る]
[袖から無数の蜜蜂]
ダンスの経験は無い。
[Detonating-BEEが展開するスピーカーへ殺到]
[同時に刀を両手に構え、踏み込む]
[胴体部より下は破壊範囲が広い]
[みちみちと湧き上がってくる、不快すぎるVirusの感触は吐き気がする程のものだ]
[仰向けのまま、拳を強く握り締めた]
!!!!!!!!???????
[スピーカーへの攻撃に、慌てて音楽を流す。
Ay ee ay ee ay,I'm Your little butterfly...]
ぬうう。
[色とりどりの矢印の”蝶”が向かっていく。]
情が移ったって言うのかな
………嘘。
ゲームに参加するからには勝たなくちゃ。勝てないようならしょうがないけどあんまり興味は無いから良いや…。
娼婦 マグダリン が参加しました。
娼婦 マグダリンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
─Hopping Fear─
[沼地のほとりに生えた、一本の朽木。
朽木の幹には、無数の棘を持つ蔓が絡まる。
その先には、やわらかな色を帯びた薔薇の蕾。
薄紅色の花びらを幾重にも束ねた蕾が、ゆっくりとほころんだ。]
[時間を掛けて開いた蕾──新しく咲いた薄紅の薔薇の中から、透明な羽がそっと姿を現す。]
………………。
[ぶぅん…とひとつ羽音を立て、その組織を濡らす滴を振り落とした。]
[蕾の中でうずくまるように眠っていた女が、目を覚ます──]
……お、は、よう……
[花の中からそぅっと背を伸ばし、羽を背に持った女はヒラリと舞い降りた。]
[蜜蜂の群は色とりどりの"蝶"によって相殺される]
I've been searching for a man
All across Japan
[アップテンポにノって生まれる矢印の"蝶"]
[八分と十六分の乱舞]
["蝶"を払うように斬り伏せ男へと迫る]
Just to find, to find my samurai
Someone who is strong ...
[虹色のグラデーション]
[唇からはメロディに乗せ歌声]
なかなかいい筋してるじゃあないの。
ちょっと難易度上げてみようか。
[But a still little shy.
Yes I need, I need my samurai.]
さあ、頑張って頑張って。
[”蝶”の飛ぶ速度が上がる。じりじりと後退しながら。]
[ちらと振り返って]
それは君の設定されたPGM?
それとも、irregural?
irreguralなら、それは気持ち?
[少し笑ってまた実験室である区域へ向かった。]
Beeeeee.........
[大きな薔薇の蔓に腰掛け、蜂の羽音に耳を傾ける。]
蜂、ハチ、ハチ……
聞き慣れない羽音のコ……
だぁれ?そこにいるのは……
私の知っている子じゃないわ……
[羽音をぶぅん…と鳴らし、虚空へと飛び立った。]
― CCYM G-Zone ―
――クッ…
ガハ…――ゼェ。
[引き攣った声と共に、飛び散った黒い液体状のものがずるずるとグリフィスの元へとのたくりながら戻ってゆく]
──Hopping Fear──
[>>115今、首をコキリと鳴らした男。]
[暴走する二頭立てのChariot(戦闘馬車)に乗る、筋肉質な金髪の男性アバター:Neil。]
[首にPGMを撃ち込まれた痕らしき、小さな小さな穴が空いている。]
微細な傷だが、塞がらん。
さっきの男のアバター、恨みがましい態度だったな。
[片手で手綱を操り、首筋に幾十の制御杭の刺さった黒い死の馬の背を見つめながら、]
【呪われろ────。】
制御杭の位置に問題ナシ。
当然、おれの腕にも変化ナシ。
パルスを送信しても、馬が止まらないのは撃ち込まれたPGMが俺の身体を循環してしまってる所為だ。
[更に細かく分割されたテンポで"蝶"が舞う]
──ッ!
[サビへ続く僅かな間]
[刀を振り蝶を纏めて叩き落す]
[上、下、左右。四方向から飛来する"蝶"に舌打ち]
[袖を一振り。蜂が展開]
[蜂は"蝶"もろとも爆裂し消滅──相殺]
[視界の端に男を捉え]
────ァ!!
[疾走・飛翔]
[刀を左手に受け、突き刺さる。何かに食い込んでは
いるようだが、手応えがないようにしている。]
最初は良かったんだけど、途中から……ねえ?
残念だけど、それは私じゃあないんだ。
[Ay, Ay, Ay, I'm your little butterfly.
Green, Black and blue, make the colours in the sky.]
ちょっと名残惜しいが………何か別の気配がするよ。
蝶々はねえ、蜂が苦手なの…クククク。
[重々しいスピーカーを揺らしながら、後ろに跳躍。
なぜか、刺さった刀がスルリと抜ける。]
私が転移するまでの間、ちょっと踊っててくれな。
[Butterflyの音楽が、フェードアウトしていく。
同時に別の音楽がフェードイン。
Goooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!
[刀を左手に受け、突き刺さる。何かに食い込んでは
いるようだが、手応えがないようにしている。]
残念だけど、それは私じゃあないんだ。
[Ay, Ay, Ay, I'm your little butterfly.
Green, Black and blue, make the colours in the sky.]
ちょっと名残惜しいが………何か別の気配がするよ。
蝶々はねえ、蜂が苦手なの…クククク。
[重々しいスピーカーを揺らしながら、後ろに跳躍。
なぜか、刺さった刀がスルリと抜ける。]
私が転移するまでの間、ちょっと踊っててくれな。
[Butterflyの音楽が、フェードアウトしていく。
同時に別の音楽がフェードイン。
Goooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!
地面が矢印へと変わる。]
………!?
[鼓膜を突き破らんとする程激しい音の波に怯み、Magdaleneは慌てて羽を閉じた。]
なぁに……?うるさいおと……羽が破れちゃうわ……
[巨大な薔薇の蔓を木に巻き、Magdaleneは巨大な薔薇の花の中へと潜った。]
ぷふぅ。
Hopping Fearがゆれているわぁ……
おと、おと、音……
[薔薇の花の中から顔だけを出し、あたりをキョロキョロと見回す。]
たたかい……
行き倒れ メルヴィン が参加しました。
行き倒れ メルヴィンは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
──!?
[異質な手ごたえに疑問符]
[続く言葉に眉を顰め]
[虹色の蝶が溶けるように消滅]
[代わりに現れたのは]
(Left, go right)
(Go pick up the step,)
(Go left, go right, go left)
[矢印へと変形する沼地]
[四分のテンポで位置を変え]
(Forward march!)
[踏み外せば落ちるは奈落か]
[四方向に翻弄される]
[Magdaleneを包んだ、薄紅色の薔薇の蔓は木に絡まり、さらに隣の木へとその腕を伸ばす。]
……んもぅ。
うちのコ達……働き蜂がビックリしちゃうじゃない……
めんどうくさいなぁ……
げんいん……原因……げんいん……
[蔓は、木から木へとその腕を次々に伸ばす。
Magdaleneは蔓を巧みに操りながら、音の鳴る方向へと移動している。]
Grandale Remix...
[転移が始まる。]
IN THE NAVY '99とかもいいダンスできるよお?
興味沸いたら、また一緒に踊ろうね。
[*転移* 残響により、矢印はしばしそのままだが、
やがて元の地形へと戻っていった。]
[翻弄されるうち、男は転移。空間の闇に消えていく]
[残響。明滅する矢印はやがて薄れ]
[静寂]
……行ったか。仕留め損ねはしたが──。
『目前の障害はとりあえず去ったわけよね』
[しゃらりと針を鳴らし]
増えている。
『新しい気配ね』
[DEMILUNEはGripのままHOLD]
[近づく気配を待つ]
[薔薇の蔓を操り、残響が唸る地へとたどり着く。]
んん……なぁに?
さっきここで音がしたハズなんだけれど……
おと……音……おと……
[小首を傾げ、しばし考える。
だが、結局何も思い浮かばなかったらしい。]
あ、あっちにヒトがいるわぁ。
何があったのかきいてみようっと。
[Swordを持った女を見つけ、彼女に近づかんと薔薇の蔦を絡める。彼女の顔の近くに薔薇の花を寄せ……]
……ぷふぁっ。
[薔薇の中から顔をだし、目の前にいる女の瞳をのぞき込んだ。]
[咄嗟の事にも動けるように、身体を軽く屈める。
そして周囲の物全てに注意を向け、全ての変化を逃すまいと唯、ジッ…としている。
そいつは、ウゴカナイ。
とは言え、細部は人間的な揺らぎを見せているが。
"何か"を、待っている。ウゴカナイ。]
[女の瞳をじぃっと見つめる。]
音。おと。音がしたの。
とぉってもうるさい音。
鼓膜も羽も破れちゃう音。
それから、聞き慣れない蜂の羽音も。
[薔薇の中からスルリと舞い降りた。羽をぶぅん…と動かして闇の中を飛び、己が咲かせた薔薇の上にちょこんと座った。]
たたかいは、いけないの。
たたかいは、さけなきゃいけないの。
たたかいのもとは、こわさなきゃいけないの。
さがして、こわさなくちゃいけないの。
[ヘクターは懐中時計を懐から取り出すと、鏡面から不気味に響くカチリ、コチリという音に耳を澄ませた。幾多にも重ねられた最下層Underにて、11枚の最終遊戯のためのチケットが、持ち手の中で淡く白く発光した。]
闘いの素?
戦闘の発生する理由ということであれば、私の感知すべきところでは無いが。
[と、中空を見上げ]
これから、更に戦闘が繰り返される。
祭りの終わりまで。
―CCYM G-Zone―
[存在する球体を指先で何度か突いた。FIELD i/o in AND out、内に向けて一つ球体を囲む為に、外に向けて一つ、球体へ触れない為に……を作り、その上へ乗って目を閉じ、時を待つ。移転先へDusk Cityを設定したまま待機。]
― Dusk City ―
[暮れなずむ空の下、格子の合間を行くように
Aquamarineの髪を靡かせて舞い降りる
銀の輝き、
Ticketの光をちらつかせ]
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