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此処に眠る誰も、もう目覚めぬのだな。
オマエも二度と、目覚めぬのだな。
[ポケットより取り出した髑髏の額に俯き加減に額を合わせ]
此処に居るのに――…
【――教会――】
――主は、常に我等を見守り給う。
既に与えた恵みとは、
一体何に費やされるものなのか、と。
〔背後から胸、心の臓を抉って飛び出した先端。人狼の牙。〕
善悪の秤を置いて、好悪の秤を手に取っている。
…私は、正しい者ではないのです。
〔声はかけず、否も言わせなかった。
気配を絶った侭、彼女の背後から貫いた。
ネリーの棺の傍へ寄りそうシャーロットは、
村の誰もが愛した、高潔な蒼い目を見開いた侭
――事切れている〕
〔昨夜も今も、彼女が警戒していなかった筈はない。
愛した相手を守りたかったのだろう。
殺した相手に一矢報いたかったのだろう。
せめて面罵して、思いのたけをぶつけたかったろう。
…併し、突如背後から彼女に死の牙を立てたのは
ネリーの直接の仇ですらない、此方だったのだ〕
――弁解の余地も…あろう筈がないのです。
〔此方が、彼女の心をこれ以上憎しみに募らせたくなかった。
言葉を交さなかった単純な理由。それも語られることはない。
――生きていてくれてほんとうによかった、と
――生きていて良かった、と
今朝方相棒と此方が交した言葉は、本当は
彼女等のものであったかも*しれないのに*〕
【――教会――】
――主は、常に我等を見守り給う。
〔整然と飾られた祭壇。花は今や踏み入る者のない、
地雷原の外れで摘んできた白い華。捧げられる祈り。〕
彼女等が死してよい理由など、
…何処にもありはしないというの…に。
……託してくれたコーニィに、…合わせる顔がありません。
たった…たったひとり、
死から遠ざけ続けることもできないとは――
〔低い声音が床へ落ちる。感情を押し殺しているのではない。
其れが男の最大の揺れであるのだ。
――祭壇の前、華で屍を埋ずめた棺はふたつ――
呟きの主は、やがて教会を*後にする*〕
オマエは温かい、
オマエは冷たい、
オマエは――…
[相棒の後姿に何を想うか]
――是が死かね?
[手の中の髑髏へと視線を落とし
緩く首を傾け眼窩を覗き込んだ]
[通信機から聴こえる相棒の声に
どんな想いを感じ取っただろう]
………。
[黙し口を開く事無くゆっくりと瞼を下ろして
労いの言葉をかけたのは*暫く経ってから*]
片腕を失いお払い箱とされた時、
眠るオマエと共に眠ろうかと思った。
けれど我が隻腕と成ろうとも、
我の力を欲した者達も居た。
どこの軍も所詮は腐った連中が蔓延って、
金の亡者共と結託して悪戯に民を眠らせる。
知っていた事とは言え些かうんざりした。
所詮は我一人では社会には敵わぬ。
顔を持たぬ集合体こそが敵なれば、
社会自体を作り変える他無い。
徹底的に片側を壊せば、
当面は喧嘩しようもあるまい。
万人を救い平和を求める様な綺麗事を、
どれだけ叫んだところで社会は動かぬ。
なれば壊すのみ。
残された者達は破壊の後に訪れる静寂の中で、
今ほど悪戯に蹂躙される事はあるまい。
【巡回の途中】
[愛用の銃を手に、紅の外套と金の髪を翻す。
少佐を此処へと送りこんだ貴族は拘束されたと言う報せが入った。
さてそれも何処まで真実やら。
―――クーデターでも起こすか。
昨夜の会話を思い出し己の手を見た。]
随分いい様にからかわれた気もするが、
[誰に言うでなく呟く]
ふ、悪くない。
[多分、女は微笑んでいた。]
【――回想・仮宿舎の自室――】
〔いつも藪睨みに似て――悪気のない評価だが――
此方を見上げてくるユージーンが、ひたと
正面から視線をくれる。あまり長く続かない
其れかもしれなかったが、快く感謝を容れて〕
さて、酷でしょうが…
その場になれば私の薄情が芽を出して、
昂揚を憶えていたかもしれません。
〔物資云々については軽口めかしたそれ以上を
語らないものの、持て余す感慨と共に其れを
彼と分け合いたく考えている様子だった〕
〔回し呑みに傾ける酒は、彼が好むという其れで。
北よりの移民が血を継ぐ此方は、その強さに
大いに喜んだのかもしれない。
――そして、どちらからともなく訪れる沈黙の間、
此方は卓へ酒のみを残して丁寧に片づける。
明け空の曖昧に陰影深くする、相棒の面差しを
長く見詰めた後…名と何事かとを不明瞭に囁いたようだった〕
…
…ユージーン。…
……――、…―――。…
〔彼は微睡の淵に、足首を浸していたか否か。
望めば総て終わった後にでも、其れを思い出すことも
あるのではと憶え〕
[追い詰める包囲網を作る。
逃がさぬように、逃がさぬように。
カルヴィネン准尉が用意した密会の舞台。
そこに現れる筈の裏切り者を追い詰める為に。]
オルステッド、そちらはどうだ。
……現れんか。
引き続き監視を行え。
[踊らされているだけだとしても、
最期まで踊り続ければいい。]
……上層部が?
ハ、腐った豚どもに用はない。
我々は我々の使命を果たす。
[息を潜め、狩は続く。]
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