42 【RPonly】最前戦の村
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【独】 見習いメイド ネリー
私には見えた。
スカートに手を掛けた者かどうかは断定出来ないけれど、
少なくとも欲情を抱いた者の姿。
＞リッタ
こうですか＞＜
わかりません＞＜
墓守 ユージーン
〔不意に漂う血の香りに指先が微か動き〕
止まれ。
［立ち止まりシャーロットに静かに囁き
けれど張り詰めた空気の無いのに瞬く］
如何やら祭りの後に遭遇したか。
［大丈夫だ、と歩き始めると見える人影
更に近寄り倒れるクインジーを見止め］
何があったのかね？
〔一目で死んでいると判り微か力が篭る〕
牧師 ルーサー
>>3:86
…私が擁いている疑問と、同じところに辿り着くのですね。
コーニィ…そう、我々には判別もできないというのに。
〔矢張りこの子は賢い、とコーネリアスを幼い頃から
知っている此方は思う。其の考えから、どのような
可能性の分岐が生まれるのか知りたかった。
――併し、〕
>>8
は、それは。元々、出身が此方でありますので。
……？…
確かに、…教会は建て替えこそあれ、
祭壇は旧くより守られていると聴いています。が…
〔リッタが切り出す話に、肯定出来る部分だけを返す。
枢機卿云々の話は知らない。かつてこの教会は、
半ば此方が蔵書管理をしていたというのに〕
――少佐…！ お待ち下さい、荒唐無稽過ぎます。
いきなり連行などとは…！
【赤】 墓守 ユージーン
［――私には見えた。］
ネリーは見えるのかね？
〔添えられた手に僅か力が篭る〕
ルーサー、見つかったやも知らん。
［囁く声は淡々と静か］
見習いメイド ネリー
[不意に聞こえた声音に振り向いて、
ユージーンとシャーロットの姿を捉え
その目を見開く。]
……どうしてお嬢様が一緒に
[低く零す呟き。
一寸キャロルにも目を向けたが、
すぐに鋭い眼差しをユージーンに向けた。]
私のお嬢様に寄るな……――
――人殺し。
見習いメイド ネリー
……お嬢様も危機感が欠けています。
危険人物と二人で夜道を歩くだなんて。
――尤も、ご無事であったことを喜ぶべきなのかもしれません。
[突然のことに彼女は戸惑っているだろうか。
或いは凛と受け止めるだろうか。
スカーの傍から離れ、其々の中間まで歩んだシャーロットの腕を抱いた。]
ユージーンさん……
貴方がスカーを殺めたことを、
認める、と？
【独】 墓守 ユージーン
〔告発されて尚も注意の向くのは倒れ伏すクインジーで
亡骸を前にして幾度も頭を撫でて呉れる手は優しくて〕
是ももう起きぬのか。
【赤】 牧師 ルーサー
〔目の前で、コーネリアスへ連行命令が下されようとしている。
此方の動揺は、当然演技ではなく――其処へ届く相棒の声〕
……、
〔ぐ、と喉奥が鳴る。〕
ジーン。…
〔低く…漸く名を呼んで。〕
…ジーン。よして下さい。
如何か。
【赤】 墓守 ユージーン
あの鉄砲玉はまた随分と手荒な真似をするものだな。
［溜息混じりに呟く調子は何時も通り
続き聴こえる声に幾らか思案した後］
何を止せと言うのかね？
我は言った筈だ、
そう易々とやられる気は無いと。
隠し子 リッタ
[納得できぬ、という様子で沈黙を保つルーサー。
やがて、リッターは目をあげると、ゆっくりと彼に、一通の書面を差し出した。]
……首都発。本陣からの電報だ。この教会に傾ける、上層部の並々ならぬ熱意が、へたな小説などよりずっと良く伝わってくる。
構わないよ。読むといい。
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