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【時は移り、場所を変える。】
……これは。
[秀麗な眉を寄せ、
小さく歯軋りをする。
軍部より報告を受け向かった先。
村の中、大柄な体躯の男が倒れている。
アーヴァインが死んでいた。]
[あてがわれた部屋は、大して優遇されているわけでもなく。
また、廊下からは絶えず巡回の足音が聞こえる。
厳戒態勢なのだから、当たり前と言えば当たり前なのだが…]
…
[看護婦の姿のまま、椅子に座り窓の外をじっと見つめる。
その瞳には暗い空だけが映っていた]
急所を一撃。
何処かで見たような正確無比さだな。
……やってくれる、『人狼』。
警戒を強めよ。
誰も出してはならない。
入れてはならない。
『人狼』を駆逐せよ。
[ざ、と敬礼を返す部下達を見、己もまた役目を果たすため動き出す。]
ああ、全く厄介ごとばかりだな―――
お前に逢うといつもこうだ。
お互い様か。
[ジーン。
その名は息に紛れて消えてしまう。
アーヴァインが殺された事は波紋のように瞬く間に広がって行くだろう。
最早手を下さねばならないところまできていた。]
…
[此処へ来たとしても、診療所に居る時となんら変わりはない…
否、掃除をしなくても良くなった。
食事を作らなくて良くなった。
そして…患者は此処にはやっては来ない]
…何も…することが、無くなってしまいました。
[ポツリと呟く言葉は部屋の中に静かに響く。
その呟きを聞くのは看護婦の近くで佇む鞄だけだった]
〔指先に微かな苛立ちにも似た気配
けれど先程より幾らか落ち着いて
眉間をなぞって呉れる指は優しい〕
絡まる思惑の行く末は見えぬな。
[遠く聴いた兵達の言葉を思い返し首を傾げ
宵の墓地に立ちポケットへと視線を落とし]
土の中で眠る気分とはどんなものか、
我も何れ朽ちれば判るのかね?
〔答える声がある筈も無く〕
さて、少尉殿は面倒事にかかりきりだろうし、
我は是から如何するか。
そう言えば、粗野な連中に囲まれて、
ニーナは大丈夫かね?
[別れ際の様子を思い出し呟く]
What do you think the beast to stand in cage still?
[静寂の中、紡ぐ言葉は誰に教わった言葉だったか]
If it is free, it is in that nail.
Only, as much as a cage is stuck.
It can run with limbs.
Only, as much as it hits a cage.
[…其れは見せ物の獣の王のお話]
As for being an obstacle, cage.
But, a beast is protected in the cage.
[嗚呼、とても重なる。
そう、思うも…看護婦には爪すらも無かった。
それどころか…望む自由すらも不明瞭で]
お尋ね者 クインジーは、見習いメイド ネリー を能力(守る)の対象に選びました。
[…また部屋に静寂が訪れる。
音を鳴らすと言えば、廊下を歩く兵士の足音]
…
[何も動きを見せない看護婦に、巡回の兵士はどう思っているだろうか。
そんな事を思いつつ、部屋の中は次第に外の闇を取り込み始めた]
内から外から攻め立てられるとは。
此処を突き崩されては後が無いというのに。
[『人狼』は、何処だ何処だと
ざわめきが大きくなる。
無線で伝える。
軍人には須らく伝わるだろう。]
……アーヴァインが殺された。
『人狼』だ。最早悠長に構えてはいられない。
これは命令だ。国、本部からの命令だ。
『人狼』を見つけ出し、殺せ。
手段は問わない。
この村全てが容疑者だ。
救援物資は引き続き送られる。
[擦れ違う軍人達の視線を意に介さず
歩きながらに煙草を咥えて火をつけ]
既に疑心暗鬼の始まりか。
[思案気に軍人達の後姿を見返り]
下手に疑念の目を向けられるよりは、
診療所の方が過ごし易いやも知らん。
[仮宿舎に向かう道中で見覚えのある黄金の髪
一拍見詰めて息を吐き諦めた様子で歩み寄る]
擦れ違うオマエの部下達の視線だけで傷だらけになれそうだったが、
あんな連中の中にニーナを置いておくのも忍びない。
身元を引き受けて病院に送り返しても構わんかね?
ジーンか。
お前なら分かっているな。
見てのとおりだ。最早どうしようもない。
[殺気立った互いを疑う目の中で女は肩を竦めて見せた]
そうだな、
こうなった以上は自分が良いと思えるところに行くがいい。
私は言った。拒否権はあると。
村から出さえしなければ何処に居ても構わんよ。
もっとも、私も疑いを向けられれば
いつ殺されてもおかしくはないんだがな。
[…部屋の中に闇が充満する。無機質な瞳は大きく開いて…]
…
[窓から見えた星の光を入れる。
しかし、其の光はとても微弱で…心の檻を放つことも、闇の中から照らし出すことさえも叶わない]
…
[ゆっくりと瞼を閉じれば、目に入るのは似た様な闇。
其れでも、微かに輪郭が分かる瞼の外の方が幾分マシなのか、もう一度瞼が開いた]
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