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[二人から声をかけられて観念する]
ごめんなさい、私です、ケヴィンです。
[二人に名乗り、姿を見せる]
その…ちょっと休憩しようと思ってここ来たんですけど…お二人がなにやら大事な話してるように見えたんで…その…盗み聞きするつもりなんか無かったんですけど…聞こえてきちゃって…立ち去るに立ち去れず……その…
ごめんなさい。
[しかられた子犬のような表情で謝る]
[彼が聴く姿勢だったことに気づけば、手を止めた事を少し悔いて。]
温室でお会いするのは初めてですね。
トムさんもお花がお好きですか?
[巨悪とか倒すとか物騒な言葉が聞こえたような気がしたが、それは気のせいということにしてそれには触れずに話しかける。]
うわぁっ!
[...は、いきなりの曲の中断とナタリアに声をかけられてびっくりしてしまった]
あ、ナ、ナタリアさん…?
ご、ごめんなさい、お邪魔してしまいましたか?
邪魔にならないように曲を聞かせてもらおうと思ったのですが…
[...は、悪戯を咎められた時のように、しょんぼりとしてナタリアに頭を下げた]
[姿を現したのがケヴィンだったのにほっとして]
ケヴィンさんだったんですね。
ちょっとびっくりしました。
そんな、隠れることなんかないのに…。
別に聞かれて困ることなんて話してないですよ。
ね、ヴィヴィアンさん?
[とヴィヴィアンに同意を求めるとヴィヴィアンも素直に頷く]
えっ?あっ?えぇっ???
[なぜゴドフリーが噴き出し笑い出したのかが分からず、きょとんとして、次いでおろおろとして]
ご、ご主人様は島にいないので…。
[思わずそんなことを口走る。
元気が出たみたいだとまで言われると、これは喜ばれるための料理と言葉なのではないのかと混乱し、なんだかじわじわと居たたまれないような恥ずかしさが湧き上がり]
ど、ど、ど、どうぞ…お召し上がりください…。
[皿をゴドフリーに押し付けてしまうと、真っ赤になって俯きながら、一刻も早くその場から立ち去るために裏口へと駆け出そうとする]
[...は、ナタリアに自分の腫れた目を見られないようにサングラスの位置を確認しながら…]
いえ、僕はこの島に来てから、まだ温室には来た事がなかったので来てみたんです。
…気がついたらこの旅行も残り半分ですから、帰る前にいろいろと見ておかないとな〜と今さらながら思っちゃって見て回ってる所なんです。
ナタリアさんはこの島は全部見て回られましたか?
[二人の前で恐縮する]
そうですか?
それなら幸いなんですが…
それに、さっきポール君とちょっとやりあいまして…いや喧嘩じゃないですよ、手合わせですよ…それでちょっと精神が高ぶってたんで、お二人にそんな顔見せるのもなぁ、なんて思いまして…
そんなこんなで、思わず隠れちゃいました。
[二人が怒ってないようなので、少し笑顔を見せる]
[船上、キアの身体を背中から抱きしめる。その腕の中の冷えた身体からほのかに伝わって来る温もりに]
良かった……
[自然と涙が流れてくる]
「いざというとき、大事な人を守ってあげてください」
[そんな昼間のケヴィンの言葉を思い出した]
だれかにめんどうをおしつけちゃうよ。
族長の息子 ポールは 領主の娘 ゲルダに せきにんをまるなげしたよ。
あら…驚かせてしまったみたいですね。
ちょっと練習していただけなので大丈夫ですよ。
[しょんぼりとされると思わずトムの頭を撫でたくなるがぐっと堪えて]
聴いて貰えていたのなら弾き続ければよかったかしら。
[ぽつりと先ほどの小さな悔いを言葉にし。]
…あぁ、もう旅も折り返し地点なのですね。
色々と観ようと思っていたのに、屋敷の中ばかりうろうろしていて、
行ってみようと思っていた灯台にもまだ足を運んでなかったわ。
トムさんは見て回って、何かいいものみつかりました?
[じっと顔を見つめて興味深げに問いかける。……サングラスを少し不審に思っているかもしれない。]
いやホント、ゴドフリーが本気で「そういう意味で」こっちを見ているのかどうかが分からない。
シリルとの関係もあやふやなままだし…。
単に「可愛い子」程度のような気がするのよね…。
うーむ。
[暖かなぬくもりに顔をあげれば零れ落ちる美しい宝石のような涙。そっと手を伸ばし頬に手を添える]
泣かないで、あなたが助けてくれたから、あたいは大丈夫よ?
[そのまま泣き止まないのなら優しい口付けを頬に、目元に、額に、そして唇に与えるだろう]
[キアの言葉で、初めて自分が涙を流していたことに気づいたが、しばらくはそのままキアの存在を確かめるように、抱きしめているだろう]
[船は静かに島へと向かい、やがて船着き場へとつくだろう]
じゃあ急いで捏造しましょうか?
木は無理ですけど、そんな伝説に似合いそうな場所なら…
一晩もらえれば、どうにかそれっぽく仕上げますけど?
そもそも、ゴドフリー様はそのような意味で私を見ているわけではないように思います。
何というか…何となく。
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洞穴はあります。
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