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いえ…やはり、こちらから耳を向けなければ分からない音よりも、人が発する大きな音のほうに耳が向きがちなのは当然です。
人の気持ちも同じようなもので。
…私、ですか?
私はお仕事でこちらに居りますし…。
[淋しいも何もありませんと、微笑んで]
ナタリア様がお一人が淋しいと思うとき、ふと心に浮かぶ特別な…そんな方はいらっしゃらないのかと。
[隣室の音に、そろそろ時間であることを思い出し、短い窓の開放を終えてぱたりと閉める]
お隣にどなたかいらっしゃるようですし、ナタリア様がよろしければお声を掛けてみられては…?
[先に桟橋に降り立つと、足元に気をつけるようにと手を差し出して。]
じゃ、戻るかね?
[海底で見た魚の話なんかしながら、カートのハンドルを握って、屋敷へ。
付いた頃には、ランチに丁度いい時間になっているだろう。]
淋しい時に……心に浮かぶ、方……
[島で出会った方々の顔が浮かんでは消えて。
誰という答えも出せぬままそっと俯き]
……まだ、わからないのです。
[そう呟いて困ったように笑い。声をかけてみてはと言われれば少し考えてから]
私はもう少し此処で本を読もうかと……。
差し出がましい口を……。
[困ったように笑うナタリアに小さく礼をして、読書の邪魔をしないようにと来た道を戻ろうとする。しかし主寝室の中に、張り詰めた空気を纏い無心にキューを繰るセロンの姿を見て]
………。
[しばし逡巡し、結局そっと廊下側の扉から副寝室を抜け出すと、しっかりと扉を閉じる]
…何かお手伝いができれば良いのだけど…。
[しかし双方ともに自らしゃしゃり出て行っても良いものにも思えず。談話室に入りピアノの前に座ると、思考の邪魔にならないように抑えて、緩くノクターン第1番変ロ短調op.9-1を弾いている]
[ただ、無心に珠を突く、その中に差し込んで来る調べに、手を止め]
……ふむ
[主寝室からでて談話室へ、演奏の邪魔をせぬように静かにソファに腰掛けて、やがて静かに*目を閉じて*]
/*更新前にまとまって確認できそうなのがこれで最後になりそうなので。
現設定だと吊り襲撃重ね大なのですが、まずいでしょうか?
日数考えて積極的に送り込むか、意見下さい。場合によってはランダム襲撃もありかと。二人で別に*セットとか。*
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