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そういや記号とか使ってなかった
*これを使うといないから絡むなよって事なのかな
なんか人狼騒動というよりリア充どもの出会い系合コンに紛れ込んだキモオタみたいな私
[夢から目覚めた男は、納得したように一つ頷く。
今までも十分に強いと思っていたが、その存在を得て更に強くなったような気がするのだから。]
……ネリー?
[聞こえてきた声は、恐怖の中に悦楽を含ませるもの。
その声に、男は暫し酔いしれるのだった。]
[どたどたと、誰かが廊下を歩いている]
んん…もう、朝?
お外が暗いとよくわからないなぁ。
せっかく、朝日のあたる部屋を選んだのに
これじゃあ意味ないじゃない…
[足音は部屋の前を素通りした。閉められたドアに、まだ寝ていると思ったのか。それともここが少女の部屋だと知っていたせいか]
…あ、ぁ、わた、し……。
[自分を呼ぶ声。落ちていた意識が、またふっと戻った。]
血が……。
[血が。血。血が。…口がそう動く。
意識がギルバートに伸びてくる。何かの匂いをかぎつけて、ギルバートの周囲を漂う。]
…見つけた……。
[ギルバートに伸びたネリーの意識は、それを見つけて嬉しそうに微笑んだ。
アーヴァインを突いた、ギルバートの手。それを手に取り頬擦りし、ぺろりと舐める。]
ああ、おいしい…。
[くすくすくす。何がおかしいのか、分からない。
でも、くすくすくす。
血の名残を求めて楽しげに、ギルバートの指を舐める。]
[声の様子から、狩りの結末を見たのだろうと思う。
漂う気は同胞のものでも、声はどちらのネリーのものか。]
嗚呼、俺は此処に居る。
……大丈夫か?
[まずは宥めるような声で、同胞に囁いた。]
[身支度を調え、扉の外へ顔を出す。しんとした、無人の廊下]
足音がしたと思ったけど…
下の方からした音だったのかしら?
ああ、もうネリーさんが起きてるのかも。
今日の朝ご飯、なぁにかな。…ふふっ
[にんじんが入ってたら嫌だなぁ、と考えて、そこから昨夜の会話を思い出し、くすりと笑う]
なんだ? 朝っぱらからうるさいな。この重量感はミッキー辺りか。
[ベッドから身を起こす。廊下に出るとミッキーの姿を探した]
どうしたミッキー。なんかあったのか?
寝てるやつもいるんだから静かにしろよ。
[掌に感じる頬の温もりと、柔らかい感触。
美味しいと漏らす声は、今までのどの声よりも色香を感じる。]
嗚呼、旨いだろ?
新鮮な血は、もっと旨いんだぜ?
[誘うような声で囁き、脳裏にネリーの姿を浮かべる。
柔らかそうな唇は、紅を塗られたように染まっていき]
――…綺麗だ。
[とんとんと階段を下りる。どこからかミッキーの声がする]
…居間にいるのかな? ミッキーさん、随分と早起きなのね。
[挨拶をしようと移動する途中。それに、気付いた。開け放たれたドア。何かの…臭い]
………ひっ!!
[覗いて見てしまったそれ。息を飲んだところで
「おはよう」
と声をかけられた。グレンの姿を確認した瞬間、呪縛が破れ、ヘンリエッタは叫び声を上げた**]
た、たいへんだグレン
アーヴィンが殺されている、こっちに来てくれ
[視界にちらりとヘンリエッタが入ったが、彼女への配慮をする余裕はミッキーからは完全に失われていた]
腹減ったな。広間行くか。ネリー辺りは起きてるだろう。
[あくびをしながら、廊下に出て歩いたところで、嫌な匂いが鼻を突いた]
なんだ……? この臭い。……血?
[ヘンリエッタが開いた扉の場所で立ち止まっていた。ミッキーの言葉に慌てて叫び声をあげたヘンリエッタの方へ駆け寄る]
[血に夢中になる同胞に、嗚呼と感嘆の息を漏らす。
暫くはされるがままに。
そして、指についた血が次第に薄れ無くなった頃]
此処にも、あるぜ。
[濡れた指先で示すは、己の唇。
同胞の理性、残っているのだろうか。]
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