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……早とちんなよ、チビ。
[腕にしがみついてきたヘンリエッタの頭を軽く撫でると、ミッキーに瓶を突きつけたまま、ネリーの方を向く。]
…一つ聞きたい。
ギルバートに毛布をかけたのは…お前か?
[ケネスに問われ、素直に頷く。]
ええ、ギルバートさんにも、ケネスさんにも、コーネリアスさんにも、毛布をかけました。
ギルバートさんは人狼でしたが、死んだ存在までは憎めません…。
それは、誰でも同じこと。
たとえ、自分のこの手で殺したのだとしても…。
[そっと、髪に飾られたクリスタルのピンに手を伸ばした。言葉に嘘はない。ギルバートはネリーを庇って死んだ。自分が殺したようなものなのだ。]
[エッタはミッキーを庇った。ケネスもどうやら自分を疑っているようだ。そう感じ取り、ネリーはうっすらと微笑む。]
…私は、できる限りのことが、できましたよね…?
未熟で半人前以下の人狼だけれど、最後まで生きようとしましたよね…?
[ケネスの腕を押さえる少女の頭にあったのは、ミッキーを吊ろうとしたあいつの声だった。飛び込んできたミッキーの顔。昨夜の怯える姿。
あいつとミッキーとケネス。3人きりになっていたのに、生きていたケネス。
コーネリアスさんの死。直前の叫び声。ネリーの足音。ミッキーがあいつの仲間なら、どうしてあんなに来るのが遅れたのか]
人狼に情けをかける人間は、殺すべきなのですか…?
[悲しそうに呟いた。]
私は、誰も死んで欲しくなかっただけ…。誰も、誰も…。
[涙が零れる。なぜこんなことになってしまったのだろう。]
ケネスさんのばか! おどかさないでよ!
[自分の言葉に驚いた反動で叫んだ。また、涙がこぼれた]
ネリーさんが、化け物のはずないのに…
[ネリーは違う。絶対に違う。感情がそう言う。だけど、牙をむいた獣。あいつの爪はネリーに届かなかった]
…間違ってるかもしれない。
そうだな、ギルバートに毛布をかけたのは、お前の事だから、単なる皆への平等な優しさなんだろう。
ただ…。
[俺達の事を、『人狼と変わらない』と奴は言った。それが嘲りの言葉であろうとも。]
あれが、……同胞への情であってほしいと願っている。
その形に押し込めたいだけさ。俺のエゴだな…。
同じ…?ギルバートさんが、そんなことを…。
ふふ、おかしいわ。なんておかしいの。
殺し合いをする人の中で、「情があるから人狼」だなんて。
ケネスさんは、自分が言っていることの意味が……わかっているの、ね。
ねえ、ケネスさん。もし私が人狼で、私を殺して生き延びたとして、あなたはヒトとして、生きていけるの…?
[ちらり、エッタをも見てみた。どんな答えが返るのだろう?]
…おいチビ、叱っていいんだぜ?
自分の我侭で、人を一人殺すのかって。
[傍らのヘンリエッタに自嘲気味な笑いを浮かべ、問う。]
もう俺は狂ってて、正常な判断出来てないんだろうからな…。
[ネリーの言葉に、ふ、と笑って目を閉じる。]
……さぁ?
もう随分前から、俺は道を踏み外してるのかもしれねぇ…。
人の死に、段々心が動かなくなっている俺は、人狼以上に人では無いのかもな。
[ネリーには分かった。何もかもが、分かってしまった。自分がどこから来たのか。]
私は、ニンゲン。でも人狼のタネを持っていた。
[それはネリーの両親が受けたものか、それともずっと前の祖先が受けたものなのか。ネリーに受け継がれたその因子は、ギルバートと出会うことで開花した。
ヒトのおろかさと、人狼の情を解するニンゲンへと…これは、人狼としてのネリーの最後の仕事だ。
さあ、タネを継ごう。]
[ケネスに割れた瓶を突きつけられたネリーの雰囲気が、口調が、かわったように思われた]
ネリーさん…。エッタは、もう前のエッタには戻れない。
そんなことはできないの。でも、会いたい人がいるから。もとのままじゃなくても、生きていきたい。
[ネリーが少女をちらりと見ながら言った言葉。ケネスへの問いかけのはずだが、答えなくてはいけない気がした]
[ケネスの返答に、ゆっくりと頷いた。]
では私は、ヒトとして死にましょう…。
[最後に、ケネスの瞳を覗き込む。そのネリーの瞳に宿るのは、翠の種子。
ケネスは一瞬めまいを感じたかもしれない。しかしケネスには、何が起きたかは気づかないだろう…。]
私の役目は、これで終わりました…。
[ネリーは晴れ晴れとした微笑みを浮かべて、ケネスたちに笑いかけた。それはケネスたちがよく知る、明るくて屈託の無いネリーそのもの。
そしてネリーはきびすを返すと、独り、広間の外へと*歩き出した*。]
我がまま?
それなら、エッタもそうだよ。
ごめん。ごめんね、ネリーさん。エッタは…。
ネリーさんが化け物のはずないって思う。
思うけど…ミッキーさんは…殺せない…。
[自分もまた、狂ってるのかもしれない。ネリーとの思い出が、いくつもいくつも浮かんでくるのに]
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