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……なぁ、ネリー。
[眠るネリーに気を飛ばし、そっと傍に寄る。
朱が映す姿は、想像ではなく現実の人間の女。]
俺らが身代わりにできる奴はもう、ミッキーしかいねぇ。
人狼が二匹居るってことは、自衛団の言葉でバレてる。
共に生き抜く方法は、一つしかない。
―――此処に居る奴、全員喰らう。
[優しい声へ、一瞬だけ鋭いものへと。
しかしまた、すぐさま優しい音色へと変わり]
できるかどうか、初めてのことだし分からない。
……いいか、ネリー。
お前は何があっても、正体は隠せ。
例え俺が危険な目にあっても……だ。
[人間のネリーを思うと、少女を喰らうことに若干の抵抗はある。
もしも頼まれるのなら、少女一人くらい生かしておくつもりだ。
非力な子供、生かしておいて害はないだろう。]
……ったく、ここまできてもこの甘さか。
[自嘲する息を吐き出して、小さく笑う。
そして、女から漂う甘い香りに酔いしれるよう、男はその場で眠りについた。*]
/*
あまり参加できない日に襲撃を任せることになると思う。
すまない。
今後の流れは全てお任せだ。
こちらの動きは、お前に合わせる心算だ。
[ヘンリエッタの声に、廊下の方を見やる。ほんの少し眉を顰めた。]
…座ってろ。
おっちゃんが見てきてやっからよ。
[立ち上がろうとするヘンリエッタの額を、笑いながらピンと弾き、もう一度椅子に座らせると、ゆっくりと立ち上がり広間を後にした。]
[そう長くはない廊下にある、いくつかの部屋。
その中の一つが、開け放たれている。あの部屋は、確か――]
……。
[無言で部屋に入る。
その部屋の中の惨状を目にし、一瞬目を見開いた後、ふと、遠くを見るような目になる。
床に倒れているコーネリアスの姿に気付くと、その前にしゃがみ、頬をぴしゃりと叩いた。]
……おいこら、しっかりしろ。
俺は男を運んでやる気なんか無いぞ?
[ぼんやりと目を覚ましたコーネリアスに、手を貸して立たせ、足取りが平気そうなのを見ると、皆への状況の説明を頼む。]
…俺は、ここを片付けておくよ。
このままには、しておけねぇからな。
[青い顔で頷くコーネリアスがドアを閉めるのを見送り、足音が去った後、深く長い溜息を吐いた。]
[死体の損傷にしては、流れている血が驚く程少ない。
まだ白い部分を多く残すシーツで、ローズの体を包む。手がそこからだらりと落ち、それを支えようと手を伸ばして、指先に違和感を感じた。綺麗に整えられていた爪の一つが不自然に欠けている。]
……ああ、そういう事…か。
[くっ、と声をあげて笑う。
すべてを理解した後、紙のように白くなった女の顔に、かかっていた髪をそっとかき上げる。]
[もう二度と開かない、固く閉じられた瞳。]
……。
[その瞼に、唇でそっと触れると、ベッドの上にシーツで包んだ体を寝かせる。
そして、その部屋を*後にした。*]
[熱に浮かされた目をぼんやりと開ける。そこには、己の力を誇示して自慢げに肉を差し出す男の姿。
ネリーはそれを見て、小さく首を振った。涙がまた零れる。]
……可哀想……。
[それは誰のことなのか。ネリーは悲しげな表情のまま、再び目を閉じた。渡された肉には口をつけない。布に包み胸に抱きしめて呟いた。]
あなたのことを本当に愛していたならば、良かったのに…。
[もはや言葉を発しない肉片に、唇を噛む。もう少し出会いが早ければ、ああはならなかったのだろうか?出て行くギルバートの後姿を見送って、再び呟く。]
ごめんなさい、私ではきっとダメなの…。ギルバートさんは変わらない…。
私はどうすれば良かったのかしら…。
[あの日に戻れるならば、恐らくきっと、デボラの代わりに死ぬのが良かったのだと思う。しかし混乱ゆえにそれができなかった。]
[ネリーはローズマリーを大切に戸棚の奥に隠すと、ふらふらと起き上がり身支度を整えた。血の匂いを隠し、熱やいろいろなもので憔悴した表情で部屋を出る。
目の前で、ケネスがローズマリーの部屋から出てくるのが見えた。何が起きているのかは分かる。それでもたずねなければならなかった。]
…ケネスさん?なぜローズマリーさんの部屋から…?
[扉が開いたままの部屋の中を覗く。そして発見するのだ。]
コーネリアスさん…?…ああ…!
[扉に縋りながらくず折れる。熱のせいなのか悲しみなのか死体の発見のショックなのか、もはやネリー自身にも分からなかった。
ただ悲しかった。
あの、美しく強く凛々しい女性の、物言わぬ姿。]
ローズマリー、さん…。
[そして、それを行う本能が、自身にも備わっていること。目覚めれば恐らく、ギルバートよりも残忍であろう自分に絶望が走り、視界が黒く赤く瞬いた。]
[ギルバートの声に、ただ悲しげに俯いた。いったん人狼としての生を走り出してしまったからには、もう戻れない。食い尽くすしか道が無いのならば、その業を背負って生きるしかないのだろう。]
…甘い…。
[違う、それは甘さではない。エッタの姿を思い浮かべる。あの子は非力でもなんでもないのだ。それに気づかないギルバートに感じるは…もはや憐憫の情。]
[ネリーたちが生きるうえで、ケネスやコーネリアス以上に、あの子が脅威になることがネリーにはよく分かる。
そのエッタを残そうというギルバートの心に、ふたりの未来が垣間見えた気がした。]
約束、したから…。
共に生き延びましょう…。
[そう呟いて、心を決めた。あの子の憎しみも怒りも負って、できうる限り生きようと。]
ケネス……あんた、ずっと?
[ 美人だとか、良い嫁になるとか、いつもそんなことばかり言って。
お世辞か冗談だとばかり思っていた。いや、そう思いたかったのかも知れない。友達か、駄目な兄かというように思っていたから。
思えば、それを分かっていたのだろうに、それでもケネスは優しかった。]
ごめん……
[ 一筋の涙が流れた。*]
/*
いえ、前々からの予定なので仕方がありません。
こちらこそすみません。
ネリーは熱で寝込むことにして表から早めに去りますが、ケネス襲撃をセットします。
ギルバートの正体を隠すために。
…今日、吊られますよね?ミッキーあたりが吊られるならばそれはそれで(笑)。
どう転んでも大丈夫です。
更新前にセット確認くらいはできるので、何かあるようならば対応可能です。
ケーキ屋 ネリーは、ごくつぶし ミッキー を投票先に選びました。
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