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吟遊詩人 コーネリアス は赤の聖痕者に決定されました。
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が4名、人狼が2名、占い師が1名、霊能者が1名、狂人が1名、狩人が1名、聖痕者が1名いるようだ。
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。
当日、現場に出入りできたのは今ここにいる者で全部だ。
とにかく十分に注意してくれ。
自警団長 アーヴァインが「時間を進める」を選択しました。
唐突に始まってた。
開始は、時間を指定したほうがいいよー。
プロローグ最終発言のつもりが1日目にずれ込んだらもったいない!(そこか
そしてすんなり人狼ゲット。
相方はどなたでしょうか?
アーヴァインは、入って来るなりそう告げた。
その腕に持った鏡が、窓から差し込んだ稲光を受けて、一瞬輝いたように見えた。その次の瞬間、そこから光は完全に失われていた。
「ところで、全員揃っているのか」
アーヴァインは集会場の中を見回す。
「光が示したのはもっといたはずだが……。おかしいな」
言って外へ出ようと扉を開けた。扉の外、敷地はあった。門へ続く道。その先にあるのは、闇。
[集会場の中、風一つないというのに、
男の首にかけられている革紐が、ゆらりと揺れる。
服の中に隠されたその先には、白く鋭い牙。]
……次は、この村だな。
[幾つもの村を旅し、その度に村を滅ぼしていった一匹の人狼が、低い声で囁く。
今までに、共に旅した仲間は居ない。
頼れるものは、己の力と、母の形見である牙一つ。]
「どういうことだ? まさか……。お前たちはここにいろ」
そう言って駆け出す。が、すぐその姿は又集会場へと戻ってきた。
「門から外が見えない。おまけに、扉も開かない。どうやら、この鏡と共にあった伝説は本当だったようだな」
手に持った鏡を皆に見せた。そして、話し出したのは人狼の存在と、それに対抗できる力の持ち主の存在のことだった。
…あん?
[ようやくお出ましかい、と声をかけ、顔をしかめた。]
なに言ってんの、お前。
この中にそんな化け物が居るってのか?
頭冷やせよ。
[酔ってんじゃないだろうな、と、自分の事を棚にあげて問う。差し出された鏡を、不審な目で見た。]
[ヘンリエッタは稲光に怯え、集会場へと下りてきた。
そこに現れた自警団の男]
何がおこってるの?
おにいちゃん…
[無意識に、ラッセルの服のすそをぎゅっと握りしめた]
寝言は寝て言え。そんだけなら帰るぞ。
[来て早々の一言。鏡に映る稲光に目を細めつつ、食事を終えたため、席を立ち外へと行こうかとして、駆け出して再度戻ってきたアーヴァインの言葉を聞く]
…ふぅむ…人狼…かぁ…
一通り話した後、一旦口を閉ざす。その先を言うのは戸惑われたのか、一度だけそこに集う人の顔を見回した。
「この中に人狼がいるのは間違いない。それを探さなくてはならない。そうしなければ、この村は終わってしまう。
もし、ここにいる誰かが殺されたときは、投票を行い一人ずつその命を絶っていったほうがいいだろう。……以前も、そのようにして難を逃れたらしい。それから、この鏡は何があっても傷つけないように」
重苦しく口を開く。皆から向けられる言葉に、少しだけ眉を顰めたが、
「それがただの噂であればどんなに良かったか」
アーヴァインは以降沈黙する。腕に持った鏡を大事そうに抱え、窓際に立つと外を*眺めた*
[自衛団を睨みつけたまま、暫し無言で耳を傾ける。
文句は話を聞いてからにしよう、そう思っていたのだが]
百歩、いや一万歩譲って、人狼が居ると仮定しよう。
何故、俺らが…俺が容疑者扱いなんだ。
それに、あんなチビを疑うなんて…頭可笑しいんじゃねぇの?
[集められた者、あまり知らない者の方が多いが、見る限り人狼には見えない。]
…ぁー…冗談きついぜ。ったく…む?
[人狼と、それに連なる説明に気をとられていたため、裾を握る手に気づくのに半瞬遅れる]
上手く説明できない。
ただあのおっちゃんがいうには、人狼っていう御伽噺のような存在がが実在するため犯人を捜す…というのに巻き込まれたらしい
ていうか人狼時の設定を一切考えていなかったことに気づいた。どーしよっかな?
独り言も有限だから、テキストエディタにいったん書いておいて、ある程度溜まったらまとめて落とすことにしようっと。
開始したばかりなのにお風呂逝ってますた!
…ギルだった。うーん、相手は最初から自分の正体が分かってるタイプみたいだし、こっちは知らないまま目覚めたことにしよう。
[真剣な表情のアーヴァインに、ふぅ、と溜息をつく]
まったく…酔いが覚めちまったぜ。
命を絶つとか、何の冗談だっつーの。
あー、はいはい。誰かが殺さるなんてことがあれば、ちったぁその戯言を信じてやってもいいぜ?
[肩をすくめながら、窓際のアーヴァインに吐き捨てた。]
[食事を取っていた手を止める。入って来たアーヴァインから発された言葉に、表情まで固まらせた]
どういうことだ? その鏡ってそんなに偉いのか?
大体命を断つって……。
[言葉を切ると、部屋に戻ってきたヘンリエッタが目に入った]
[自衛団が抱えている鏡をきっと睨みつけて]
そもそも、その鏡…胡散臭いな。
どう見ても、普通の鏡じゃねぇか。
真の目的は何よ。
俺らに、殺し合いしろとでも言いたいわけ?
[溢れる怒りは、次第に呆れへと変わる。]
次…?この村…?
その声は、ギルバートさん?
どこから聞こえているの?
いったい何がどうなったの?
私は、どうしてしまったの?
ああ、これは何?
この衝動は、ナニ…?
[あの時目にした稲光が瞳を刺し、身体中を駆け巡る。その感覚にひたすら震え、ネリーは立ち尽くしたまま。]
命を た つ ?
[たくさんの覚悟をしてここに来た。だけど、それは考えてもいなかった言葉。本気の話。現実の世界。それを悟らせる、自警団員の顔]
……お家に帰れば、よかったかな…
[ぺたりと座り込んだ]
……まあ、ケネスさんの言うとおり、ここで何か起きた時は信じてみようか。何日かいて、何もなければそれでいいわけだからな。
[ショックを隠せないまま、食事を再開する。立ち尽くすネリーやギルバートの様子が目に入るたび、その手を止め、食べ終わる頃にはすっかり冷えてしまっていた]
[恐怖からか、立ち尽くしているネリーに気がつけば、傍へ歩み寄って肩に手を置いた。]
……心配するな。ただの戯言だ。
だってよ、ここに居る奴等はお前がよく知ってる奴等だろ?
そんな奴等が、人を襲う化け物なわけないだろ。
[ネリーを安心させるように、静かに言葉を掛けた。]
[ラッセルの説明が耳を通り抜ける]
人、狼………
[見つめるその顔。やっぱり、おにいちゃんと似てるなと、座り込みながらぼんやりと思った]
[アーヴァインの言葉が途切れると、それに呼応するようにネリーの緊張の糸も切れたようだ。ふらりと倒れそうになるのを何とか踏みとどまるが、しかし目の前のテーブルにもたれかかるのは止められず、顔を伏せた。
その表情は、まだ呆然としたまま。]
ころ、す…。
こ、ろし、あ…う…。
そんな…間違いでは、なかったの…?
本当に、本当に…!?
[身体を小刻みに震わせて、何度もぶつぶつと呟いている。]
[聞こえてきた声。
耳にではなく、直接心に響く声。
嗚呼、懐かしい心地がする。]
……ネリー?
[肩に手を置いた女を見遣るも、唇は動いていない。]
[老婆はアーヴァインの台詞に盛大に顔を顰めた。]
なんちゅう残忍なことを…。
おまえさん、村のみんなを何じゃと思うとる。
こがいに未来ある若者ばかり集めおって…。
念のため聞くが、自分が人狼じゃと、名乗り出る者はおるかえ?
そもそも…
[広間に居る面子をぐるりと見回す。]
この中に人じゃない奴が居るってぇのが…なぁ。
どう見ても…そうは思えねぇよ。
[ギルバートに声をかけられ肩に温かな感触を受けて、はっと顔を上げる。目の端に涙の珠が浮かんでいる。]
そう、ですよね。
だってみんなとても優しい方ばかりで…そんな、そんなこと…。
[自分に言い聞かせるように、目をぎゅっと瞑った。涙の珠が頬を伝い落ちた。恥ずかしそうに呟く。]
いや、だわ。エッタさんだって、あんなにしっかりしているのに…。私がこんなだなんて…。
くそっ。
せっかく人がいい気分で楽しんでるってのに……
[並べられている皿を見れば、シチューから立ち上る湯気は無い。
ほろ酔いも醒めてしまい、ネリーの肩に置く手に力が籠もる。]
嗚呼、そうだな。
考えるのは、何か起きてからでいい。
起きるかどうかも分からないのに、考えるだけ無駄だ。
なんでそんなに妄信できんだろ。あのおっちゃん。
[座り込むエッタの目線にあわせるようにしゃがみこみ、表情こそ仏頂面なままだが声音は幾分柔らかく]
…エッタ…大丈夫…か、どうかはわかんないが、何かが起こると決まったわけじゃないし、大丈夫さ
[ 皆が口々に文句を言う中、アーヴァインの言葉を確かめようと扉をくぐり門へと向かう。そこで目にしたのは言葉通りの事。閉ざされた門に諦めの溜息を吐き集会場の中へと戻る。]
…どうやら、文句を言ってりゃ済むって話じゃないようだよ? アーヴァインの言った通りさ。敷地から外にゃ出られやしない。
なあ、デボラ。アーヴァインの話に嘘が無いんなら、多分、名乗り出やしないだろと思うよ。
[ 皆を見回す。]
[自分の名を呼ぶ声。間違いない、ギルバートだ。目の前にいるはずのギルバートの声が、心のそこから沸きあがるようにして内側から耳に響いてくる。]
ギルバートさん…。
ギルバートさん…。
ギルバートさん…!
[わけが分からない。半ば混乱して、何度も名前を呼ぶ。]
裸にひん剥いてみたら、もっさりした毛でもはえてんなら話は別だがなぁ。
[冗談めかして言ったものの、自分も周りも、それを笑える雰囲気では無かった。]
まぁ…まだ何も起こっちゃいない。
自警団長殿の妄想ってオチが着く事を祈ってるぜ。
嗚呼。俺だよ、ネリー。
まさか、仲間に会えるなんて思ってもなかった。
しかも、それがお前だなんて……な。
[ネリーは、自分が人狼だと分かっていないのだろうか。
落ち着かせるように、静かな甘い声を囁いた。]
そんな職種に就いた覚えはないね
[デボラの言葉にあっさりと否定を返して]
ぁー、本当だったんだ。それはなんとも…
[とローズの話を聞き言いかけた言葉を止めて、考え事をするように二度三度己のこめかみを軽く指で小突く]
ほうか。
疑わにゃいけんのは…悲しいのう。
[老婆は憔悴した様子で溜息をつく。皆、自分の半分も、多くは3分の1も、生きていない若者達ばかりだ。空になった椀を、静かにテーブルに置いた。]
ババはもう休ませてもらうよ。
ネリー、ごちそうさん。
[元々曲がった腰が更に曲がったように、頼りなげな背中が、寝室へと消えた。**]
ラッセルにケネス、ローズマリー…
ヘンリエッタまで呼び出されていたのか!!
皆が言ってるのは本当なのか、昔に日曜学校の帰りにそんな話は聞いたことがあるが人狼とやらが旅人を襲っていて、本当にこの中にそいつらがいるのか?
俺は送り狼だと言われたことはあるが、人狼だと言われたことはないぜ。
[デボラには、いつものような冗談を言ってみる。
少しでも、場の雰囲気を和やかせたい気持ちだった。]
ローズ、お前、まさか……
自衛団の言うこと、信じてるのか?
[半分呆れた表情で、ローズマリーを見遣る。]
[デボラからの問いに、頭を振って否を示した。巻き毛がふるふると揺れる]
うん…ありがと。
おにいちゃ…あ、ラッセルさん、だった。
だよね。何かが起こったわけじゃないもの。間違いだわ。きっと大丈夫よ…ね。
[言い聞かせるように呟き、ゆっくりと立ち上がる]
ギルバート、さん…なのね…。
これはいったい何なのかしら?
仲間とはいったい…。
[ギルバートの声に、ふっと緊張がほぐれる感じがした。少しずつ混乱が落ち着いてきたようで、言葉もゆっくりとなるが、理解が及んでないのはそのまま。]
[地響きを感じたような気がしたが、見上げるとミッキーが上から降りてきた足音だった。]
…よぅ、おデブちゃん。
小説も真っ青なホラーサスペンスストーリーが、今幕開け……って感じかな。
[冗談めかして答える。目は笑っていなかったが。]
[ローズマリーの「名乗り出やしない」という言葉が、重くのし掛かる。]
みんな、悪いやつではないと思うんじゃ。
女にだらしがなげなんも、酒癖が悪いんも、普通じゃろう?
普通の顔をして、ババ達を騙しとるモンがおるとは…悲しいのう。
みんなが何をしたゆうんじゃ。
何でこがいな目に遭わんにゃいけんのんじゃ…。
[独り言を呟く老婆の目には、涙が。**]
……そうか。
お前は、まだ分かっちゃいないんだな。
後で、落ち着いて話そうか。
此処は邪魔な奴等が多くて、危険だし……な。
[後で部屋に誘ってみる心算で、同胞に囁いた。]
ああ、おばあちゃん…。腰は大丈夫?枕もとのお薬、飲んでくださいね。
[小さく消えていくデボラの後姿に、ふっと不安が湧き上がりそうになるのを、耐えて飲み込む。]
人狼。
昔、幼い頃にそんな御伽噺を聞いたことはあるわ。
でも本当に、いるの?そんな…。
[こめかみに指を当てて、まだ覚めやらぬ衝撃を収めるように唇を噛んだ。]
お前は酒さえ飲んでればいいかもしれんが、こっちはそうじゃないんだよ。
カラス麦の手入れも途中だったし、母さんに馬の世話は任せられないし、こんな騒動が起こるなんて困るんだよ。どうなってんだ。
[ふと見れば、昨日だったか少しだけ顔を合わせた事がある男。]
お前、ミッキーっていうのか。
俺はギルバート。
ふらりと寄った村で容疑者扱いされた被害者さ。
[簡単に自己紹介をして、ケネスの言葉に頷いた。]
デボラ婆、言って出て来るなら幸いだが、出てきたところではいそうですかって手にかけるとか無理だろ。
ああ、ミッキー。
[説明しようと思ったが、言葉に出来ず、そしてデボラが部屋に戻っていくのを目で追う]
ローズマリー、本当に出られなかったのか。そりゃ、こんな空は始めてみるからな。どうなるんだ、ほんとに。
[窓の外を見る。真っ暗だった。夜だからか、夜が明けたら明るくなるのかもわからなかった]
分かってない…。
[ギルバートの言葉を繰り返して呟く。確かに分かっていない。しかし嫌な予感はしていた。いや、予感でもなく、多分それは確信。]
ああ……。
[悲鳴にも似た、絶望の吐息を漏らす。]
…はい…分かりました…。また、後で…。
[ミッキーの言葉に肩をすくめ]
おいおい、男のヒスはカンベンだぜ。
どうなってんだ言われても、それはこっちが聞きたいって。
まぁ、自分だけが不幸だなんて思うなよ。
巻き込まれて迷惑してんのは、ここに居るみんな同じだ。
[ デボラの悲しげな背を見送る。]
おや? ミッキー。あんたもいたのかい。
ああ。おかしなことになってるようだよ。
[ ギルバートに、くいくいと親指で外を示す。]
ギル、あんたも見てきたら良いよ。自分の目で確かめるのが一番だろうさ。
[ネリーの肩から手を離し、集会場の扉を開ける。
扉を開けば、そこは闇。
夜だから暗くて当たり前――そう自分に言い聞かせて、門をくぐろうとするも、それは叶わず。]
……っくそ。
[軽く拳を握り締め、集会場内に戻った。]
ああ、ミッキーさん
久し振りね。ミッキーさんもここにいたなんて。
いつ以来だったかなぁ。
それから、そちらの方達にはまだ自己紹介してなかったわね。ごめんなさい。
[昨日から、何度目かになる名乗り。行動的な女の人。すらりとした青年は、さっき自分のことをチビと言ったけれど、庇ってくれたようだったので許してあげることにする]
ああ、ミッキーさん。あの、とりあえず、おなかは空いてませんか…?
シチューを温めなおしてきますから…。
[混乱を抑え込むように、いつも通りの行動をしようと、ミッキーに微笑みかけた。その微笑みは少しぎこちなかったかもしれないが。]
エッタさんも、シチューを食べませんか?
何言ったって、出られないのが確定なら、言うだけ無駄だな。アーヴァインだって何も起きないのに、誰か殺すって言ってるわけじゃない。
何も、起きなきゃいいだけだ。
本当に――。
[自分に言い聞かせるように口にする。ミッキーの不満が耳に入った。自分も一緒だと、思ったが口にはしない]
お前の言う通りだったぜ、ローズ。
でもよう、だからって自衛団の話を全て信じる気にはならねぇ。
[男は、自分の目で見たものしか信じない。]
お前の名前は、ネリーから聞いてるぜ。
しかし、ネリーの言うとおり、チビのくせに健気だな。
[ネリーとは違い、涙一つ流さない少女への感想を漏らした。]
しかし、人狼……ねぇ。
[顎の無精ひげを撫でながら、思案する。]
本当にこの中にいるなら、見事に化けたもんだ。
どっかしら、体の構造とかに違った部分とか無いものか…?
[それが内臓だったりするなら、お手上げだけどな、と小さく呟く。まさか生きてる相手を殺して解剖するわけにもいくまい。]
ありがと、ネリーさん。
そういえばお腹がぺっこぺこなの。
ここからしばらく出られないなら、食べられる間に食べとかなきゃね!
…昔、エッタのおにいちゃんがそう言ってたわ。
[そう言うと、ギルバートに顔を向けた]
褒めて下さったみたいだけど、チビって言うのはやめて下さる? ギルバートおじさま!
いや、気にするな。エッタちゃんが怖がって不安になるのは当然だしね
…人狼。対抗できる力…なんであの鏡が大切なんだかなぁ
[無自覚に独り言を呟いて、己の中で一つの結論が出たのか止まる。]
ああ、俺も誰かが変わりにやってくれることなんてないしなぁ…その後の生活ぐらい保障してもらわなきゃやってられん
[と、同じような不満を幾分軽く口にした]
こんな感じでいいのか
よくわからねええええ
もめ
希望して村人、人狼騒動での混乱についていけず死ぬ予定
企画村wikiから適当に世紀のはざかい期の北米の農村が舞台と認識。ロールプレー参考資料はAnne of green gables
[部屋に戻るデボラを見遣る。
小さな背中が、更に小さく見えた気がした。]
狼っていうくらいだから、尻尾とかあるんじゃねぇの?
[ケネスの呟きには、想像で答えてみる。
一人一人尻を触れば分かるのだろうかとか、それなら男ではなく女の尻が触りたいとか思ったけれど、流石に口にはしなかった。]
おいこら、チビ。
俺はそんなに歳食っちゃいねぇよ。
俺は、お兄様。分かったか、チビ。
[清ました顔で、おじさまと呼ぶヘンリエッタに渇一つ。]
見て分かるような違いがあれば、こんな回りくどいことはせずに身体検査などで済ませてしまうのではないかしら…?
[ケネスに呟く。]
エッタさんは、本当に凄いわ…。
少し待っていてね。すぐに温めて持ってくるわ。
[エッタの元気に癒されながら微笑んで、シチューを温めに厨房へと入っていった。]
[ギルバートの言葉に片目を瞑り]
…尻尾か。
よし、お前らケツ出せや……って、さすがにレディには言えねぇな。
[そう言って、からからと笑う。]
いや、あんがとギル。おかげで気持ちが楽になったよ。
[ ギルバートの言葉に頷いて。]
ああ、何でも鵜呑みにすりゃあ良いってもんでもないしね。
ただ……ここには言い伝えがあるのさ。古い古い言い伝え。死んだ母さんが、良く聞かせてくれたっけ。鏡と人狼の話……
おっと! そういや、夕食がまだだった。ネリー、あたしの分もあるかい? 何か手伝おうか?
[ 重くなった空気を払おうかとするかのように、わざとらしい程明るい声でそう言った。*]
[ギルバートへささやかな意地悪をこめておじさま呼ばわりする。少し大きな声を出すと、気力が戻ってきた。まだ何も起こっていない。きっと大丈夫。そこへ再度聞こえた、チビの一言]
まったく、あなたってレディに対する態度が最悪ね。
これでも気をつかっておじちゃんとは呼ばなかったのよ。
それぐらい察して欲しいわ。ギルおじちゃん。
ほかの方達は、みなさん親切なのに。
[ラッセルに向かってにこりと微笑む
化ける、ねぇ。
でも、本当に人狼がいるとして、そいつらが狼の姿してるかどうかも怪しくないか? 尻尾があれば、毛が生えてりゃ判りやすいんだろうが……。
[もう一度見回した]
見た目は誰も変わらない。それは、村に潜んでたなら当然そうだろうし。いないならいないでいいんだが。
見て判るんなら、そもそも集めたりしないだろう。
[ネリーの言葉に頷いて、頭をぽむぽむと軽く叩く。]
…だな。まったくその通りだ。
どうも頭が固くなってていけねぇ。
メシも食ったことだし、ちぃと休ませてもらうとするかね。
[瓶に残ったワインを一息にあおると、ソファに座って*目を閉じた*]
[ケネスに礼を言われれば、ふると首を振るも同じように片目を瞑り]
いいや……、でももし尻触って確かめるならよ。
ケネスは男担当で、俺は女担当な。
ローズ、分かってるじゃん。
って、言い伝え? へぇ、聞いてみたいねぇ。
[厨房から、温かな匂いを漂わせてシチューの皿を持ってくる。三人分を並べながら。]
ええ、ローズマリーさんもどうぞ。お気遣いありがとうございます。
…あのね、エッタさん。ギルバートさんのああいう言葉は、エッタさんを気に入っている証拠なの。デボラおばあちゃんにも同じように軽口を言うのよ?
[ギルバートからは声を潜めるようにして、エッタの耳元に口を近づけ、こっそりと耳打ちした。]
[ラッセルから話を聞いてもよく理解できず、近くの女性陣から補足説明を聞き何とか納得する。
その後に外出を試みるがそれが「出来ない」現実を目の当りにする。やはり理解が現実に追いついてない]
ふうー、ああネリー 有難う。さすがに疲れたし腹も減った、あり難く食事を頂戴するよ。
[ギルバードに挨拶を返し、皆の雑談に一言二言応じてはいるものの気が気でなく、ココロココニアラズが誰の目にもはっきりと見える]
レディ…ね
[にこりと微笑むエッタに表情はそのままに内心苦笑する。なにせちゃん付けで呼んでますからね]
んー…"人"狼っていうぐらいだし、人の格好ができるということなんじゃないかな?
どういう基準で集められたか…俺の場合は旅人が襲われた日に何してたか証明できるのがいないんだが、どっちにしろこれ以上は絞り込めなかった…ってことだろうな
ぶっ、お前がレディ…?
[思わず吹き出して、大声で笑い出す。
しかし、何度も”おじちゃん”と呼ばれれば]
こうやって俺を見れるようになったらレディって呼んでやるよ。
[ヘンリエッタの前で肩膝つき、抵抗がなければその上に座らせる。
座ったのなら、視線の高さは同じ。]
[ネリーの耳打ちに、そうなの? と視線で問いかける。そうよ、という目線の返事。それならば、まぁ、しかたない]
わぁ、シチューなのね。美味しそう!
…あ、でも、にんじん嫌いなの。少し避けてもいいかなぁ?
[そう言うと、なぜかみんなの視線が笑った気がした**]
[ローズマリーの「言い伝え」の言葉にそちらを見た]
言い伝えってあれか。
俺も、さわりだけなら聞いたことがあるな。聞いたっつってもさ、悪い子はいい子にしないと人狼に襲われるぞ、みたいな御伽噺だけどさ。
人狼がやってくるっていうのと、鏡がその存在を示すって言うの位しか聞いたことないな。ただ、最後は目出度し目出度しで終わってたと思う。
[誰と話していても、同胞の声を聞き逃すことはない。]
生えるというか、もう生えてるんだが。
後で、俺の本当の姿を見せてやるよ。
俺の姿は、お前の姿。
容易く姿変えれるようになるまで、時間がかかるかもしれないが。
[ネリーの耳打ちに、そうなの? と視線で問いかける。そうよ、という目線の返事。それならば、まぁ、しかたない。だけど]
………!
[膝の上で視線を合わせられる。一瞬、怒りに頬が染まったけど、この感覚は懐かしい。ネリーの言葉も思い出す]
…仕方ないわね…っ。でも、チビはやめて、エッタにしてよね。おじさ……、ギル さん。
鏡が、人狼の存在を示す……ねぇ。
で、自衛団は鏡を使って、俺らを呼び集めたと。
[ふむ、と暫し考えていると]
嗚呼…、分かったよ、エッタ。
でも、生意気なこと抜かしてるとチビって呼ぶからな。
[ひょいと膝から下ろし、悪戯な笑みを向けた。]
えっ!?もう…!
[驚く声。あたふたと自分の臀部をそっと触る姿が目にできるかもしれない。]
……あ、ありません…。ギルバートさん、からかわないでください…。
[涙声になっている。しかし、続く言葉に不安げに、考える様子が伺える。]
本当の姿って……ええ、分かりました…。
でももう少し待って…。もう少し…心が落ち着くまで…。
ようやく会えた仲間なんだ。
お前を困らせるようなことはしたくない。
お前の望むままに。
お前が待てというなら、幾らでも待つさ。
[殊更、甘く、甘く囁く。
心を包み、溶かしてしまうほど甘く。]
ああ、ネリー、ありがと。
うん……美味いよ。さすがだね。ネリーは良い奥さんになれるよ?
[ ケネスに言われたようなことを言ってから、”言い伝え”に興味を持ったふうのギルバートとグレンを交互に眺め。]
そ。めでたしめでたしで終わった話さ…御伽噺の方ではね。
でも、その元になった話があったって言うんだよ。誰と誰が集められて、誰が死んで誰が生き残ったか。そんなことまで書き残されてるんだって。
[ギルバートの返答につんとした顔をする。まぁ、エッタと呼ばれることに異存はないのでよしとしよう]
わぁ、このシチュー美味しそう!
…あ、でも、エッタ、にんじん苦手なの。
グレンさんの前でこんなこと言うの、申し訳ないんだけど
んとその…少し、にんじん避けてもいいかなぁ?
[そう言うと、なぜかみんなの視線が笑った気がした**]
ミッキーさん、大丈夫ですか…?食べてらっしゃいますか…?
[さっきから混乱してばかりの自分がこんなことを言うのはおかしなものだなと思いながら、ミッキーに声をかけた。
こう見えてミッキーも神経が細いタイプらしい。とにかく落ち着いて…それからはその時になって考えるしかない。]
ミッキーさんは、何か好物はありますか?他の方も、何か食べたいもののリクエストがあれば、お作りします。
……ギルバートって、意外と面倒見がよいよな。
[ギルバートとヘンリエッタの様子を見ていて一言漏らす]
デボラ婆についてもだしさ。
エッタも、子どもじゃないとかチビじゃないとかいったって、実際一番小さいんだし、たまには子どもである特権を活かしたっていいと思うんだ。
子どもなんだから多めに見ろってな。
[ははは、と笑って二人を眺めた]
[ソファーで休むケネスを見て、自分もそろそろ休もうかと思う。
居間に居る面々は、不安げだったり、困惑していたり様々で。]
……ネリー?
[歩み寄り、耳元で囁くのは]
一人が不安なら、俺の部屋に来ればいい。
心配するな、女の弱みにつけこむようなことはしねぇよ。
それは、生き残ったやつの家系に……
[ アーヴァインに目を向ける。]
鏡と一緒に、今も伝えられてるんだってさ。
[ アーヴァインはちらりとこちらを眺めただけで、何も語らず窓の外へと目を向ける。]
[男が気遣うのは、やはり女。
ローズマリーはあの様子だと大丈夫だと思い、先刻涙を流していたネリーを誘うことにしたのだが。
誘いにのるかどうかは、ネリー次第。]
ふふっ、褒めても何もないぜ?
[グレンにへらと笑い、一足先に部屋へと戻った。*]
…あぁ……。
[つきり、心に甘い棘が刺さる。でも痛んだのはほんの一瞬。この感覚は何なのだろうか?同胞ゆえの共感?共鳴?
皆に見せる微笑みの影で、ネリーは胸の辺りを掻き毟り抱きしめる。制御するすべを知らず、そんなイメージを飛ばした。]
ギルバートさん…私…私……。
[言葉にならない。何を言いたいのかも分からない。]
ありがとうございます…。
[ローズマリーに微笑み、ギルバートとエッタのやり取りに小さく噴き出す。]
あら…素敵なにんじんコンビね。
明日はにんじんのケーキを焼こうかしら…。
[やっと、そんな言葉も出てくるようになったらしい。]
嗚呼、そうだ。いい忘れた。
皆の前では、いつも通りに……な。
大丈夫だ。
自分はケーキ屋で働いてる普通の女だと思ってればいい。
[まだ自分の正体が分からない様子の同胞に、教えることは山ほどある。
一先ずは、一番大切なこと――人間として振舞うことを告げたのだった。]
元になった話、ね。……それは初耳だな。もっと詳しくって御伽噺をねだったこともあったが、うちの親はそれ以上は話してくれなかったからな。
[ローズマリーの視線の先、窓の外を見るアーヴァインの姿に、ふうん、と内心で頷く]
生き残ったってことは、その時は退治できたって事かな。
ああ、お休みギルバート。
[部屋へ戻るらしいギルバートの背を見送る]
[ギルバートが寄って来て、耳元に何事か囁いた。その内容は…さすがにその意図することくらい、ネリーには分かる。弱みにつけ込むようなことはしないと言っているが、それは信じても良いのか、ネリーには分からなかった。]
…そ、その、ギルバートさん…。
[考えている間に、さっさとギルバートは部屋へと戻ってしまった。確かに心細いのだが、だからといって嫁入り前の娘。]
おばあちゃんにも、叱られちゃいますし…
…はい、いつもどおり…。そうするしかできませんもの。
でも、その、お部屋に誘われても私…。
[戸惑いと恥じらいの声。]
[自室に戻った男は、バンダナを外す。額には大きな傷跡。
以前居た村で、村人と争った時に出来たもの。
窓ガラスを鏡にしてその傷を映し出していれば、闇に浮かぶのは双の朱い瞳。
きらりと、妖しく光る。]
――…人狼の存在を映し出す鏡、か。
[忌まわしいものがあるもんだと、心穏やかではない。]
ああ、気を使ってくれてありがとうネリー。
ばたばたしてたのでちょっと疲れたというのは正直な所だが、体だけは頑丈だから大丈夫だ。
ただ、こんなことになるなんて考えても無かったからな。出るときにダニエルさんに家の事をお願いすると声をかけたんだが、もう母さんはほとんど目が見えないからなあ。明日には帰れるといいんだけどな。
ははっ。ネリーに、任せるさ。
見せたいものがあったが、そう急がないしな。
[ネリーを誘ったのは、ギルバートとしては何ら不思議ではない。
女好きの男――女を口説く様子を見られても、怪しむ者は居ないだろうと。]
[ほてりを収めようと、両手で頬を包むように覆う。ふぅと大きく深呼吸をして。]
…エッタさんだってお一人ですもの。私が弱音を吐けませんわ…。
[ああ言うからには、きっと本当にただ、安心させようとしただけなのだろう。ネリーはそう考える。エッタくらいの年齢ならば甘えられただろうが、もはや無理だ。]
ギルバートさんったら…誰にでも優しいのは、罪作りですよ…。
ミッキー、ミッキーのとこは大変だろうな……。うちも大変だけど、別に両親とも動けないってわけでもないし。
畑の世話は頼んできたけど、でもずっとは無理だろうな。
[ミッキーの言葉に、どうしようかと考え込む]
帰れるといいが、何もなくても明日すぐに帰れるとは思えない。人狼が二人いるなら、その二人が進んで出て来ない限りさ。悲観的になるつもりはないけど、楽観視も出来ないからなぁ……。
あたしの母さんはさ…アーヴァインのとこの家の出なんだよ。だからだろうね、詳しかったのは。
[ グレンは話に理解を示したが、ギルバートはさして信用したふうでも無く部屋に戻って行く。もっとも、他所から来たとあっては無理からにことではあるのだろう。]
ネリー。怖かったらあたしのとこにおいで。
あんな女たらしの言うこと信用したら、馬鹿を見るよ?
ええと、空いてる部屋は、と。
それは良かったわミッキーさん。今回のことで疲れているのは誰も同じことでしょうけれど、少しでも居心地よくここで過ごせたなら、幸いだわ。
お母様のことは心配ですね…。
[ネリーも、自分の両親のことを思い出す。まだそれほどの年齢でもなく、健康ではあるのだが、自分たちの愛娘がこんなことになっていると知ったら悲しむに違いない。]
ええ、きっと明日には…。おかしな結界らしきものも、消えてなくなりますわ。
めでたしめでたし…って、この先の未来がそういう言葉で締めくくられる感じはしないなぁ
…これ以上考えても仕方ないか
[ここでされる御伽噺は十年前にやってきた...には馴染みなく。
ギルが何かいってか赤くなっているネリーはそっとしておいて]
ま、こんな機会だし…ね
[いって持ってきた手荷物から、研石などとりだしと短刀や鉄の串のようなものなどを取り出して磨いていく]
ごめんなさい、ギルバートさん…。
やはりもう少し待って…。
[おかしな理由で誘われたわけではないのは分かるが、今日は一人で居たかった。まだ、一晩寝て起きたら全ては夢だったと…そんなことをほんのちらりと考えていたのかもしれない。]
嗚呼、構わないぜ。
[幼い頃から人狼として歩んできた自分とは違い、突然自分が人狼だと分かれば、受け入れるのに時が必要だろう。
少し焦りすぎたかと自嘲して、宥めるような声を囁く。]
だが、これだけは信じてくれ。
俺はお前を裏切ったりはしない。絶対に……な。
[ローズマリーに誘われて悩む。まだほんの少し、寝て起きたら全ては夢だった…そんな希望が心の隅にこびりついて離れない。
ローズマリーの厚意に甘えることは全てを認めることになりそうで、漠然とした不安を感じる。]
いいえ、それではダメなの。ちゃんと現実を見なければ…。
[頭では分かるが心が反発をする。今までこんな事態に巻き込まれたことが無かったというのは言い訳で、ネリーは自分の弱さに歯噛みをした。]
はい、ありがとうございます…。
[ギルバートの言葉が、すっと心に染み渡る。理屈ではない安心感。
自分の正体が何であるのか、それは悪夢のようなできごとで…。しかしそれでも、夢が覚めたとしても、この柔らかく心を包む感覚は手放したく無いと願った。]
思ったよりキッチリと出してきているなぁ。
こちらはそれなりに隠すべきかな?匂わせたほうが楽しいかな?
悩ましいね。
うーん、展開的には、ここでローズと同衾(待て)して、何らかの発見をしたほうがいいのかもしんない。
よっしゃ、行くかー。
[少しだけ、落ち着いた様子の声が聞こえれば、一人自室で笑みが零れる。
同胞に囁いた言葉に、嘘偽りはない。]
―――母さん、ようやく見つけたぜ。
俺が本当に大切だと思える仲間を。
[男はまだ、気づいていない。
同胞としてだけでなく、女として惚れ始めているということに。]
[ぐるぐると考えすぎて、頭痛しそうになってきた。ラッセルとグレンのやり取りなども目に入らない。身体だけは無意識に動いて一通り食卓の片づけを済ませると、ふらふらと二階へと上がって、奥の自分の部屋へと入っていった。]
[しかし、しばらくすると。
夜着に着替え枕を抱きしめたネリーが、ローズマリーの部屋をノックする姿が*見られたかもしれない*。]
[漸く見つけた同胞。
失うわけにはいかない。
何があっても、共に生きる。
共に生きるために、男は女を護ろうと決意する。]
しかし、同胞が女って……神は俺の味方か?
[女好きの人狼は、楽しくて仕方がない様子。]
まーね。でも何もなければお話にもなりゃしないけどな
ならなくていいけど
…ああ、これは俺…どっちにしろ今すぐやることがないから空いた時間で道具の手入れを…ってね。魚捌くのも野菜切るのもこれ使ってるし…他にも色々なものをね
今晩はローズマリーさんの所にお邪魔することにしました。
考えすぎてよく分からなくなってしまって、結局不安だけが募ってしまって…。情けないわ…。
[しかし「女だ」と喜びを隠せない様子の声に、少しだけ呆れたような色が滲み出す。]
…ギルバートさんって…。
[声にならないため息。]
ふうん? ま、刃物は研いどかないと、使えなくなったら困るからなぁ。うちも鋤とか鍬とか、たまに研ぐんだが、研いだ後はスピードが違うね。根っこを切る速さが違うんだ。
と、俺もそろそろ寝床に入るかな。体力は残しといた方がいいだろうから。
[それじゃ、とラッセルに手を挙げて、寝床のある部屋へと*向かうことにした*]
……そうか。
まぁ、ローズのところなら大丈夫か。
[他の男のところなら、今すぐにでも止めにいってしまいそうな勢い。]
嗚呼、でも簡単に人を信じるなよ。
この中に、忌まわしい力を持つ奴も居るだろうからな。
[過去、何度も危ない橋を渡ってきた。
人狼だと告知されたこともあったのだから。]
ん…?
[溜め息にも似た声が聞こえ、不思議そうに呟く。
嗚呼、と何か分かった様子で]
俺、女好きだし、そっち方面の経験豊富だが…
本気になったことは一度もないぜ。
人狼が、人間に恋するわけないだろ…?
って、まだ分からないかもしれないが。
そうそう道具もただじゃないしね。
そうはいっても普段はやる時間があんまりないから…ま、誰しも…ほとんどの人は暇じゃないってとこかなぁ
[人狼がいるらしいという。よって生命の危機があるという感覚も自覚しているのか。自覚が甘いのか。ただ日々の生活の足しのためにと道具の管理をした]
[ならば、女の同胞に対してはどうなのか。
それはまだ、自分でも分からない。
男が女を好む理由はただ一つ。
―――狩りが楽しい。
恐怖に打ち拉がれる顔も、許しを乞う顔も。
そして、女が流す涙は、真珠のように美しいのだから。]
[「簡単に人を信じるな」その言葉が心に突き刺さる。ギルバートは自分を心配して言ってくれているのは分かるのだが、つい先ほどまでは本当に信頼していた人たちなのだから。
ただし信頼を裏切るのは、間違いなく自分のほうなのだ。]
…はい…。
[絞り出すような声で、了解を返す。]
[ギルバートの言葉に、どう返答を紡げばいいのか分からず、勢い押し黙る。
ギルバートの姿は、やがての自分の姿。
狩りに思いを馳せる喜びの種類を知り、自分自身を強くきつく抱きしめた。
悲しくて、辛くて、涙がただ零れる。]
…今までの私は、いったい何だったのかしら…。
[同胞を心配する余り、行動を制限しているような気がした。
自分とは違い、ネリーにとってこの村での思い出は多いだろう。]
まぁ、好きにするといいさ。
お前がヤバくなったら、護ってやるから。
[微かに肩の力を抜いて、心を包み込むように囁いた。]
[哀しい同胞の声。
実際に見ていなくても、泣いているのが分かる。]
傍に居たら、抱きしめてやれるのに…
狩りをしたくなきゃ、俺がするさ。
お前が今まで通りで居たいのなら、そうすればいい。
だが、心は共に。
―――俺の傍から、離れるなよな。
/*
あ、あれれ?
朝6時に発言回復だと思ってた。
(2009/09/07(月) 20:43:11 に発言追加回復)
orz
…ごめんなさい…。私がギルバートさんを危険にさらしてしまうかもしれない…。
私は、私の思うようにしか、きっと、動けないから…。
[今までたくさんの人に囲まれて暮らしてきた自分。仲間を探し、隠れながら独り逃亡生活をしていたであろうギルバート。
できれば、同胞と呼ぶその人の手助けをしてあげたかった。でも。]
……ぁ…?何…?この感覚…。
[ふと、妙な感じを受け取って、ネリーは身じろぎをした。不快というわけではないが、妙に不安を感じる。その出どころは…。]
……ローズマリー、さん…?
[ローズマリーの部屋に入れてもらい、同じベッドに寝ている。その隣の相手から流れ出る、よく分からない触手のようなもの。]
[己を危険に晒すかもと言われれば、多少不安が過ぎる。
それでも、抑止はできない。
自分とは違い、同胞はこの村を愛しているのだろうから。]
……ネリー?
[それでも困ったように息を吐いてしまうのは意図してではない。
不安そうな声に、一つ名を囁いた。]
−一階奥の個室−
[丁度アーヴァインが屋敷に飛び込んできた時分、不意に差し込んだ稲光の輝きで目を開ける]
何……でしょう? 今の、雷? ああ、散策から戻ってきて……いつの間にか寝ていたようですね。
ふう……何か、体が痛みますね。それに、妙に熱を持って……。
[苦しそうに眉根を寄せ、それから、ふと気づいたように顔をあげる]
? 外が……暗い。
[眠りに落ちて無防備となった人間が発する素のオーラ。それを感じ取って、ネリーは震えていた。自分を脅かしかねないと感じる…それは本能なのだろうか?]
…何かの、間違い…よね?
[訳が分からず、ギルバートに同意を求めた。色々とあって、神経が敏感になっているだけ、そう思い込んで、感覚をシャットアウトしようと身を硬くする。]
[間違いだと、否定するのは簡単だが……]
間違いだと思うのなら、間違いだと思うぜ。
[己が教えなくても、いづれ本能が教えるだろう。
そう思って、同意に頷くような答えを囁く。]
……ネリー?
今、俺を想像できるか?
[ふらふらと、広間に顔を出す。いつもの場所でデボラ、それから髭を生やした見知らぬ男が眠っている]
あの……これは?
[無表情でナイフを研いでいる青年に話しかけるのは躊躇われ、窓辺に立っている強面の男に問い掛ける]
何を……言っているんです?
それに、これ以上事件なんて、皆が集められているなか殺人なんて、起こるわけないじゃないですか。
[口元を僅かに歪める]
それに伝説……? ほんとに閉じ込められたなんて……そんなことが!
[ギルバートの言葉に、子供のようにかぶりを振る。ソウジャナイ、ソウジャナイ。コノヒトハ、キケン。
他の人でも、こんな感覚を受けるのだろうか?よく分からない。]
間違いなの…?これは、間違いなの……?
…ギルバートさんを、想像…?
[言われて、素直にその姿を思い浮かべようとする。茶色い髪、軽口ばかりの表情、バンダナ…。ふと、髪につけたままの飾りが囁いた気がした。マモルカラ。]
よし。そしたら、ゆっくりと瞳を閉じて……
[男は、暗闇の中、朱い瞳を妖しく輝かせる。
瞳に映すは、今は見えないネリーの姿。
雑貨屋の前で、クリスタルの髪ピンをつけ、くるりと回転した女の姿。]
今、俺……お前を抱きしめてる。
[何かに怯えてるだろう、その震えている身を、声だけで柔らかく包み込む。
頭に回した指先に、こつりと固いものが触れたような気がした。*]
……。
[ぴくりとも動かない門。伸ばした手の途中から、すっぱりと切られたように覆いつくす漆黒の闇]
ほんとに……。
[ぎゅっと鉄の門扉を握り締める。硬く、冷たい感触]
結局……どこまで逃げても、いつかは追いつかれるんですよね。
[言われるままに目を瞑る。すうっと全身の力が抜け、闇に落ちていくような浮遊感覚に身がさらされた。
無意識に手を伸ばし、何かを掴もうと指が動く。]
…あぁ…。
[するりと指に絡むそれは、間違いなくギルバートの指。握り締め、包まれる。あたたかい。
ぬくもりは不安を押し去り、ネリーを繭に*閉じ込めた*。]
−集会所・広間−
こんな時に何ですが、お腹が空きました……。
[厨房からベーコンシチューをよそって来、席に着く。アーヴァインから幾らか話を補足する]
全員で11人ですか。
あ、アーヴァインさんは容疑者ではないんですよね?
セシリアさんとゴードンさんは帰宅……ということは、彼らの容疑も晴れたということでしょうかね。
ごちそうさまです。
[空になった皿。にんじんも残されてはいない。しばらく、それを眺めていたが、やがて考え込むように顎に手を置く]
ここにいる誰かが殺されたとき……。
[そう呟くと、そっと目を閉じた**]
うーわー、コーネも何か能力持ってるっぽい!
狂人ぽくはないから、村側だよねきっと。
逃げてるって何だろう?
しかし、こういう村での狂人って、どう動くもんなんだろう?
そして多分きっと、ギルの人は「ローズ能力者」の振りに気づいてない気がするが、それはそれでよかろー。
ケネスあたり襲って、吸血鬼みたいに血だけ抜き取ってかわりに赤ワイン詰めてみたいとか(待て
襲撃描写は匿名メモでこっちが出さなくてもいいのかな?どうなのかな?
この時間に出すと、コーネが狼っぽくない?(笑)
逃げてるし。
>狂人→陰謀州の場合、狼陣営ではありませんので、狼に加担する必要はありません。
うちは狼陣営だから、こっちに加担してくれるんだろうか?
口々に問われ、それでも釈明を行わなかったのは、何もなければいい、と自分が一番思っているからかもしれない、とアーヴァインは思った。
「幼い子を、手にかけたいなど思うはずもないだろう……!」
悔しさの篭る声。震える指の間から、ポト、と床にロケットの着いたペンダントが落ち、開く。セピア色の写真。映るのは女性と幼い子ども。
慌てて拾い上げる。
あまりに慌てていて、鏡に対する配慮を一瞬忘れてしまった。腕から零れる鏡は、そのまま下へと落下する。
鏡面を下に、拾おうとして叶わず、派手な音を立てて落ちた。
「……割れ、ない?」
古い作りの鏡は、それでも表面にはガラスが張られている。けれども、拾い上げてもそれはヒビ一つ入っていなかった。
何も写すことのなくなった鏡は、不気味な黒さを持ってそこに在った。
慌てて拾い上げる。
あまりに慌てていて、鏡に対する配慮を一瞬忘れてしまった。腕から零れる鏡は、そのまま下へと落下する。
鏡面を下に、拾おうとして叶わず、派手な音を立てて落ちた。
「……割れ、ない?」
古い作りの鏡は、それでも表面にはガラスが張られている。けれども、拾い上げてもそれはヒビ一つ入っていなかった。
何も写すことのなくなった鏡は、不気味な黒さを持ってそこに在った。
鏡を再び大事そうに抱える。
伝えられていたのは、以前あった出来事とそれに伴う鏡の奇跡。
昔、人狼に村が襲われた。鏡は、その数を示した。同時に、対抗できる力を持ったものの存在を。
そして狼が全ていなくなったとき、鏡は再び光を取り戻し、屋敷を被っていた厚い雲は散り空は開けた。
雲は厚く、夜には闇を招き、昼にはそれでも少しは明るくあったが、太陽の光はそのほとんどを遮られた。
そして今も同じ状況が起きている、と、もう一度窓の外を見た。
闇。
昔、残った人々は又村を再興させた。アーヴァインの家系もその一つだった。
それが書かれた古びた本は、アーヴァインの家に一冊、後数冊は同じように古くからある家に残されているはずだった。
ただ、鏡だけは、彼の家だけに伝わるものだった。
集会場の中を見回す。
自分の二代前にアーヴァインの家はもといた所を村に提供し、新しい家に移ったとされている。
村の新しい集会場は、村の住人のそれぞれの家長が集まるにはちょうどいい広さで、提供した際にはとても喜ばれた。
本には書かれていなかった。以前闇に包まれたその場所が、その家だということは。
窓の外、異変に気づいたほかの住人が、ここを見ているのかもしれないとアーヴァインは思う。
「俺に何かあったら、後は頼む」
小さく零した言葉は、外にいる誰かへ。片手でロケットを強り握り締め、再び*沈黙した*。
匿名の方>
襲撃についてはそのような感じでお願いします。
尚アーヴァインは何か聞かれても沈黙を守りますが、「言い伝え」については多少のことは口にしますが、何を喋ったかは各自で作ってくださって構いません。
(又ひょっとしたら家庭について書かれるかもしれない方へ、アーヴァインの妻子(写真)は生きています。特に意味はありませんが念のため)
……良いよ。入ってきな。
[ 気だるげ…というよりも眠たげな声で、控えめにドアをノックした者に答える。ネリーだと思い疑わないのは、無警戒なのか、良からぬことを思っての者であれば追い払う自信があるゆえか。]
生憎、ベッドはひとつずつしかないみたいだね。良いよ、遠慮しないで。ソファでなんか寝てたら、風邪引いちまう。
……ん? ああ、こんな訳の分からない状況じゃね、怖くて当たり前さ。あたしだって同じ。
だからね、ネリーが来てくれて、あたしも少し安心できるんだよ?
[ 右手でネリーの手を握りながら、左手で頭を撫でる。
やがて、ネリーが寝息を立て始めるのを見届けると、ローズマリーも眠りへと落ちて行ったのだった。*]
……結局、来なかったか。
[昨晩、自室に戻った後しばらくはネリーを待っていたのだが、いつの間にか眠りに落ちたらしい。
誘いを断った女は初めてで、微かに興味を覚える。]
ネリー…――か。面白い女だ。
[紫煙を燻らしながら考えることは、女のことと、ローズマリーが話した言い伝えの話。*]
[どれ程の時間、ネリーを抱きしめていただろうか。
細い指が絡んでくれば、力強く握り締める。
厨房で触れたことのある手、鮮明に想像できた。
男が眠ったのは女が寝静まった後。
まだ時は早いと、乾いた飢えを必死に抑え、眠りへとついたのだった。*]
[広間のロッキングチェアに座る姿。茫洋とした表情で揺られていたが、鏡の落ちる大きな音ではっとする]
ああ……大丈夫なんですか?
それが、くだんの鏡ですね。何といいますか、覗くのも躊躇われてしまいます。
さすがに、あまり眠れなかったようです。
それにしても、今は何時ごろなんでしょうね?
こんな真っ暗闇では、朝か昼かもわからないな。
確か廊下に柱時計がありましたね。
ちょっと見てまいります。
[それから、窓際の男に笑みを向ける。彼の悲痛な叫びを聞いたからかもしれない]
貴方は少し休んだ方がいいのではないでしょうか。
[時間を確認し、再び外の暗さに驚愕する。改めて、これは異様な事態なのだ、という認識を強くする]
一晩経つと、何事もなかった夢の話……だったら、どんなに良かったでしょうね。
さてと、私も皆さんのために食事でも作るとしましょうか。
……といっても、できるものなど限られているんですけど。
[そう言って、厨房に行き食材を見渡す。自分の料理でグレンの野菜などを犠牲にしてしまうのは躊躇われた]
ありがとうございます。考えすぎてよく分からなくなって、結局不安だけが膨らんでしまったの。情けないわ…。
[ローズマリーの部屋に招き入れてもらい、ベッドに並んで横になる。
しかし目を瞑ればするりと眠りへと落ちたらしい。ローズマリーが寝入った後で、多少うなされていたようだが、それもほんの少しのこと。すぐにまた穏やかな寝顔に戻り。]
………さん……。
[寝言で誰かの名前を呼んだ。]
[ぱちりと目を覚ます。ネリーの中では朝が来たと告げている。しばしぼんやりと自分の置かれた状況を確認し、そっとベッドから抜け出した。
朝のはず。しかし窓の外が異様に暗く、鳥も虫も何の声も聞こえない。]
…夢、ではないの、ね…。
[足元が崩れていくような感覚。昨日まで確かにそこにあった日常が、跡形も無く黒く塗りつぶされてしまっている。ぎゅっと手を握り締め、唇を噛む。]
ありがとうございました。
[まだ寝ているであろうローズマリーに小声で礼を言うと、再び枕を抱きしめて部屋を出た。自分の部屋で身支度を整える。鏡の前で何度も深呼吸をして、笑う練習。]
ギルバートさんが声をかけたのも、しっかりしていなかったからに違いないわ。エッタさんだって私を見て不安になったら辛いでしょうし、いつもどおり、笑って…。
うん、頑張れるわ…。
[髪を編みなおしクリスタルの飾りピンで留めると、広間へと向かった。]
[厨房でコーネリアスの姿を見つけると、微笑んで挨拶を。いつもより少し元気すぎるくらいの声だったかもしれない。
そしてまたパン生地を捏ね、コーネリアスのリクエストがあればそれに応え、一緒になって食事を用意していくだろう。]
しっかり食べてみんなで元気になれば、おかしなものなどきっと消えていなくなります。だからおいしいものをたくさん食べましょうね。
[やがてテーブルには湯気立つ温かな*食卓が*。]
[こんなに安心して眠ったのは久しいことだった。ローズマリーのベッドの上で、ぼんやりと思考を巡らせる。まだずっと幼い頃ぐずった時に、両親にはさまれて川の字になって眠ったときはこんな感じだったろうか?]
…親代わりにしたら、ギルバートさんはがっかりするかしらね…。
[つい、くすりと笑う。]
でも……私の両親は、人狼などではなかったはず…。元居た町で人狼の被害の話は聞かなかったもの。
私はいったいどうしてこうなってしまったのかしら…。
[考えても答えなど出るはずも無い。窓の外の異様な暗さは、見ていて心が痛んだ。]
どうせ閉じ込めてしまうのは変わらないならば、もっと綺麗な景色を見せてくれればよいのに。
[もう一度、無防備に眠るローズマリーのそばに寄って、神経を研ぎ澄ませて手のひらをかざすように近づけてみる。]
……。
[ちりちりと、手のひらが焼けるような感覚。危険を伝える感覚。
悲しげに目を瞑る。]
……もう、戻れないのね…。
[部屋に戻り身支度を済ませて鏡を覗く。そこに映る自分の顔に、変化は見られない。なのにもう自分は確かに、違う存在になってしまった。そしてこれからは、否応無くもっと変わっていくのだろう。
見つめる鏡の中の自分の瞳が、翡翠の風を孕む。]
さようなら…。
[色々なものに*決別を*。]
[快活なネリーの声に笑みを零す。調理に悩まなくて良くなったことに胸を撫で下ろしつつ]
そうですねえ、私は温野菜のサラダなど頂きたいです。
あ、洗いますね。
[ネリーとの会話で、彼女もアーヴァインの話を聞いていたことを知る。では、気丈に振舞っているのだろう……と察するが、口には出さない]
へえ、他にケネスさんとラッセルさんという方が来られたのですか。ええ、昨夜、広間でお見かけしたと思います。
髭の方……ケネスさんですか。寝てらして、もうひとかたは……、ええ、若くて整った顔立ちの……真剣な顔で刃物を研いでおられたので、まだ言葉を交わしてはいないんですよね。
あとローズマリーさんですか?
いえ、まだお会いしたことありませんね。
綺麗な女性の方……と聞いてしまいますと、やはり嬉しくなるものです。
[笑みをもう一段和らげる。わずかなりとも手伝いができたことに安堵して、広間へ**]
[朝だと思った。目を覚ますと、まず窓の外を確認する]
なんて暗さだ。たく、やってられんなぁ。敷地の外はどうなってるんだ……?
[起き上がり、まずは広間へと向かった]
美味しそうな匂いだな。後でいただくよ。
ちょっと、外を見てくる。一晩経って違う部分だって出てきたかもしれないから。
[ネリー達にそう声をかけると、アーヴァインにも頭を下げてから扉を開く。薄暗い外。夜よりは若干明るい程度だった]
門の外も見えないのか……開かないし。
ここは、父さん達の話じゃ昔はアーヴァインのお爺さんのものだったって話だけど。
[門戸を確かめてから、敷地内を回る。厨房側、勝手口の外には井戸]
[しばらく歩けば暗さにも慣れてくる。敷地の一番奥、大きな樹木に囲まれて、それはあった]
なんだこりゃ。……まさか、絞首台……?
[息を呑んだ。古びた樹で作られていて、高く平行に張られた梁に、ロープがぼろぼろに朽ちていた]
……何の、冗談だよ。昔使ってたって事か?
[後退る。踵に何かが当たって足元を見た。積まれた石。野ざらしだったのか、元の形も怪しいそれは、墓に見えた]
なんで、こんなものがあるんだよ。言い伝えは本当だったって、わけか?
[それ以上は口に出来ず、足早に建物の中に戻る。気付かず、顔は蒼白になっていた]
[目を醒ますと、窓の外が暗いのが分かる。]
何てこったい。
ババはもう死んでしもうたんかのう。
こがいに暗い所で…って、毛布もベッドもあるじゃないか。
まだ生きとるようだね。
[ほっと安心し、編み物の続きを始めた。**]
うーん。
これはさすがに、ちょっと怖いかも。
[集会場の窓辺。外を見つめるが、瞳に映るのは庭と門扉。その先には闇ばかり]
エッタも建物のまわり全部を確認してみたいけど…
ん? あれは、グレンさん?
[青白い顔をして、早足に扉に近づく農夫を見つけた。バタンと扉が閉まり、エッタの横を無言で通り過ぎる]
いま、グレンさんどっちから来たっけ? 裏手?
なにか見つけたのかしら…
それとも、 なにかしてたのかしら…?
[聞こえないよう呟き、椅子に座り込むグレンを見つめる。昨夜の彼とは随分と様子が違う]
[何があったのと聞きたいけれど、答えを聞くのも怖くて]
…………
んと…あ、そうだ!
そろそろ夕食の準備をする時間、だよね。今日のメニューはなにかな?
[わざとらしくそう呟くと、ネリーの姿を求めて厨房へ駆けていった**]
[外の闇が心地良い。
夜を感じさせるような闇は、己の力を増してくれるような気がするのだから。]
…………。
[同胞の、決別を誓う声が聞こえた。
その声の儚さに男は何も囁かなかった。
ただ自室で一人、じっと声に心を傾けて。]
[ネリーが何故、人狼と変じたのかは分からない。
生まれた時から人狼だった男は、己の宿命を受け入れることなど容易かったけれど、同胞は違うだろう。
決別をした今でも、悩み、苦しんでいるのではないだろうか。
だから、男は同胞が求めるまでは教えない。
今までしてきたこと、そして、これからしようとしていることを。
それらは、女のネリーにはあまりに残酷なことなのだから。]
[外は一向に晴れない。
昨晩よりは多少薄れているが、決して昼を感じさせるようなものではない。
自室を出て階下に下りれば、食卓に並ぶ食事が目に入る。]
よう、グレン。どうした、顔色悪いぞ。
[センスのいい食事を作ったのは誰か、知るのは簡単なこと。
怯えていたようだったが、食事を作る気力があると思えば、ほっと胸を撫で下ろす。]
[空腹を満たしながら、グレンの話に耳を傾ける。]
……絞首台? ふんっ、馬鹿げてる。
そういやぁ、自衛団が投票してどうのって言ってたな。
まさか、それを使わせる気か?
そもそも、人の命を多数決でとか、ふざけてるだろ。
[少し口調を強めて、問いの言葉。]
何処にあるんだよ、それ……。ぶっ壊してくる。
[ 目覚めてみれば既にネリーの姿は無く。ふぁー、とあくびをしながら体を伸ばす。]
こりゃ、朝だか昼だか、さっぱりだねえ。
[ ゆっくりとした動作で服を着替える。朝は苦手で、いつも寝起きはしばらくはぼうっとしたままだ。しかし、今が朝か夜かも定かではなかったが。
そして、荷物を詰めてきたバッグを漁りブラシを取り出すと、髪を梳かしてゆく。]
……そういや、ここには風呂ってあるのかねぇ。
[教えられた場所に辿り着くと、足を止めて見上げる。
一瞬言葉を失ったが、すぐさま飛び跳ねて梁を下ろそうとするも、あまりに高くて叶わず。樹に登ろうとするも、それを阻むような太さに叶わなかった。]
……っくそ。
[吐き捨てて、悔しそうな面持ちで中に戻る。
壊せなかったこと、グレンには分かるだろう。]
犠牲者が出たわけじゃねぇし、そんな顔すんなよ。
使わなくていいかもしれないぜ。
[ 場違いとも言えるような己の言葉に、苦笑して。]
そんな場合って訳でもないか。でも、ま、後で探してみようかね。
――さて。
[ 立ち上がり扉を開ければ、朝餉の匂いが漂ってくる。]
感心、感心。
こんな時だってのに、ほんと、良い子だね。あたしが男なら放って置かないよ。
……なるほど。
俺ら以外にも、昔人狼が居たわけか。
[絞首台を見た時、男はそんなことを考えていた。
そして、他に考えていたことは]
首を吊る……ねぇ。
[処刑の仕方は村様々だから、この村のやり方は初めて。]
[ 広間に行けば、怒りを滲ませた声がする。]
おい、どうしたんだよ? ――って、あ……行っちまった。
なあ、グレン。何があったんだい?
……ああ、本当にあるんだ。聞いちゃいたけどさ……本当に……
[ 広間に居る者を見回す。怖れと嫌悪の混ざった気分が湧き、思わず我が身を抱きしめるようにして身を震わせた。]
……面白いじゃねぇか。
俺は、そんなに簡単には殺られないぜ。
[男は余裕そうに呟く。
この方法なら、逃げ出すことは簡単なわけで。
だから、恐れるものはただ一つ。
過去、何度か危険に晒されたこと。
―――人狼だと、告知されること。]
[人狼だと告知され、それでも生き延びることができたのはある存在のお陰。
人間のくせに何故か嘘をついて、擁護してくれた狂い人。]
……この村にも居るのかねぇ。
[居たとして、役に立つかは分からない。
足を引っ張る狂い人も、過去に何度も見てきてるのだから。]
……そうだね。
使わずに済むんなら、それが一番良いんだけど……さ。
[ 言いながら、暗い外へと目を向ける。
自分で言いつつ、果たし使わずに済むのだろうかという不安が胸を騒がせる。それを表に出すまいとはするものの、その試みは上手くいっていたかどうか。]
[ローズマリーが歩み寄ってくれば、視線を移す。
言葉の内容は同じだが、語尾が微かに詰まったのが分かる。]
昨日は大丈夫だと思ったが……ローズ、怖いのか?
怖いんなら、抱きしめてやるが。
[にやりと笑みを浮かべた。]
―客室―
上手に砥げました…なんてな
[起床。昨夜雑念をはらって一つのことに集中したおかげか。無自覚だが普段よりも気分がいいのは明白だろう。けれど]
…相変わらず暗いな…さすがにこれを分厚い雲が大量…とかいってられないんだろうなぁ
[いって、俯くときには既にもとの仏頂面である]
…そんな…いきなり納得して人を殺す選択を取る…なんてできないよなぁ…
[それは現実から顔を背けているのか。逃げなのか。それとも諦めか。一つ息を吐いて、広間へと向かったのだが]
お邪魔?
[ギルバートとローズマリーに悪気もない態で首を傾げてみた]
[ 笑みを浮かべるギルバートを見る。自分の顔に浮かんだ表情には気付かない。拒絶、怒り、嫌悪……そのようなものはなく、戸惑ったような、途方に暮れたような、そんな気分が浮かんでいた。
広間に居る者を見回す。……ふうっと息を吐いて気分を落ち着けた。]
お生憎さま。あんたに慰められるほど、堕ちちゃいないよ?
――さて、ネリーが腕によりを掛けた料理を頂こうかね。
何言ってんだい、ラッセル。
そんな、あんたが邪魔になるようなことはしてないよ?
[ 笑いながら言って、テーブルに向かう。ギルバートとすれ違い様、耳元に――。]
……せめて、もうちょっとムードってもんを考えて暮れたら、ね?
[ そっと囁いて。くすり、と笑いを残して席に着くと、ネリーの料理に舌鼓を打つのだった。]
そっか。そりゃよかった。
それで、相変わらず真っ暗で眠気を誘うけど、何か変な事とか起きてないかな?
[あっさりとした様子に気にしないことに決めて、広間の椅子に腰掛ける。
当然ローズマリーが囁いてる言葉は聞こえてない]
邪魔になる予定だったが、残念。
[大袈裟にがっかりして、余裕そうにラッセルに笑いかけて]
酷いことを言いやがる。
女はみんな、俺に堕とされたい……って言うんだが。
[ローズマリーにも余裕あり気に応える。
それでも少しだけ肩を落としていたら、耳元で囁かれ]
本当に邪魔になるときは人気が少ない場所にしてくれ。
行き場所に困る
…団体生活ってこういうとき困るのか…
[なんだかしみじみと間違った認識を抱いている]
特に、これといったことは起きてないみたいだぜ。
[口端が上がったまま、ラッセルに。
まだ全員の姿を確認したわけではないが、取り立てて新しい騒ぎにはなっていない。]
嗚呼、でもグレンが絞首台を見つけたんだ。
俺も確認してきたが、敷地の奥にあった。
随分と昔のものみたいだったが、自衛団が言ってた”人狼退治”のために使われていたのかは分からない。
そっかぁ。絞首台があっただけかぁ…そんなのここにあったのかよ
昔…人狼退治か…ぁーあ。くれー話だな。
こういうときこそ、酔えたら…幸せなのかなぁ
[ ラッセルの問いに答えようとすれば、先にギルバートが口を開いたので、その様子を眺めるながら、食事を進める。
団体生活ってこういうとき困るのか、との言葉に思わず噴き出してしまい、口元を押さえ笑う。]
暗いっつうか、馬鹿げた話だ。
[男はまだ、人狼という存在を信じていない様子。
村の住人ではないのだから、言い伝えもまるで他人事のよう。]
ラッセル、酔いたいのか?
酔いたいなら、とびっきり強い酒を教えてやるが。
……ふん。
[大分前から目は覚めていたが、目を開けずに広間に出入りする人々の足音を注意深く聞いていた。苛立ったり、慌てたような足音はあったもの、特に不審に感じるようなものは無い。]
こりゃ…やっぱ自警団長殿の妄想…ってオチじゃないかねぇ。
[首をこきこき鳴らし、腕を伸ばして大きな伸びをした。]
む?どうかした?ローズマリーさん
[まさか自分のことで噴出されてるとはしらずに聞いて]
ばかげた…か。いえてる。人狼が関係なくてもそういうのが必要な場所はあるだろうが…ここにはいらないだろうしな
酔いたい…ってほどでもないよ。ただ楽なのかなぁって思っただけかな。
[広間に集まっている面子に、軽く手を上げて挨拶の代わりにした。]
あーん?
これだけ外が暗いんだ。おねんねしほーだいってもんだぜ。
[くい、と顎で窓の外を指し、辛気臭い顔のアーヴァインが視界に入ると溜息を吐いて肩をすくめて見せた。]
何やら表に物騒な物があるってか。くわばらくわばら。
この状況で、誰のお膳たてなんだか、ご苦労なこった。
おっはよ。ケネスさん
それはそれで…なかなか手の込んだ演出だけどね。
…あのおっちゃんの狂言ってことは…あるのかなぁ。ないのかなぁ。
刑務署があるまいし、必要ないよな。
ったく、この村はどうなってるんだか。
つまらない事考えるから駄目なんだよ。
あんな胡散臭い奴のいうことなんて、信じるだけ無駄だぜ。
[窓際に立つ、アーヴァインを親指で指差す。]
俺なんて、まるで信じてねぇから、楽も楽。
[扉の外で話し声が聞こえる。広間は賑やかそうだ。老婆は、重い腰を上げた。天候に左右されてか、飲み薬を飲んでも腰が痛い。]
こがいに平和な村に、誰が人狼なんぞ持ち込んだんじゃ…。
[ラッセルにも、ひらひらと手を振りつつ]
まぁな。
あの年でボケが始まったって事なら、笑って付き合ってやってもいいんだがなぁ。
[無精髭をぼりぼりかきつつ、軽く目を瞑る。]
ボケといえば、強欲婆さんの姿が見えんが…部屋にでもいんのかね?
なんか視界に居ないと、どっかでぽっくり逝ってそうでちょい不安になるなぁ。
みんな、おはようさんというには、時間が経ち過ぎとるのう。
ババは早うに休んだからよう知らんのんじゃが、あれから何か新しい事は分かったのかえ?
[言いながら長椅子へと移動した。]
だよなぁ…ここにきて結構立つけど怪しい話なんてきかねーしな
…ああ…いや、別に無理はしてないぞ。なんであっても、腹が減ったら飯を食う。眠くなったら寝る。考えようが考えまいが変わらないことはあるし、なら楽なほうが俺は好きだからな。
ただ手持ち無沙汰なのも結構困る
[答えながらアーヴァインのほうには一度視線を向けて、すぐに戻してケネスへと視線を向け]
あの年でボケ…外で日に当たりすぎた…なんてね
ああ、ラッセル、何でもないんだ。気にしないでおくれ。
[ 笑って言いながら、ひらひらと手を振る。
ギルバートとケネスの話を聞いている内に、思わず、はぁと溜息が出る。]
良いねぇ、お気楽でさ。
[ 呟きは、誰かに聞こえたろうか。]
おっとぉ。
[話のネタにしていた張本人が現れ、芝居がかったように大げさに手を広げてみせる。]
婆さん、心配したぜぇ。
老い先短い年寄りは、あんまふらふらしてんなよ?
[そう言って、からからと笑った。]
ババに夜這いする勇気があるならしてみい。
これでも若い頃はじいさんだけじゃのうて村中の男がババの身体に夢中じゃったんじゃ。
もしかすると、若さを吸い取るかものう。
[ニヤリとギルバートとケネスを交互に見る。]
絞首台があったんだって昔のものらしいけど
[デボラさんは知ってるのかな?と]
でもただそれだけで特にはないかな
あ、今はケネスさんとギルバートが男同士でデボラさんを取り合う壮絶な修羅場を繰り広げようとしている…ところ?
[なんだか疑問系の説明]
[ローズの呟きに、片目を瞑りながら]
まぁ、今んとこ何も起こってないわけだし。
あんまり気をはってても疲れるだけだろーよ。
…って、婆さん。生まれてない時の話をされてもなぁ。
若さ吸い取るなら、ほれ。俺以外に若い美丈夫が二人も揃ってるから、存分に吸い尽くすといいと思うぜ?
[そう言って、ギルバートとラッセルの肩を叩いた。]
[出した拳をすぐさま引っ込める。
勝負にのったものの、勝率半分の勝負に不安があったのは事実。]
婆さん、その姿で言われてもなぁ。信じられん。
若さ、吸い取る…か。
有り余ってるから、どんなに吸われても無くならねぇよ。
[同じようににやりと笑った後、ラッセルの頭を軽く小突いた。]
馬鹿言うな、ケネス。
俺はエッタに言わせれば、おじちゃんらしい。
だから、ラッセルにするといい、うん。
[ヘンリエッタに呼ばれた呼び名を都合よく使う。
そして、ラッセルの肩を叩いて頷いた。]
[広間のほうの喧騒から離れた 今は外出できない出入り口付近でしゃがみこむミッキー]
「……ぶつぶつぶつ とにかくアーヴィンの旦那があの調子だし何が起きてるのかがさっぱりわからん。
ただ何か理解を超えた事が起きてるのは確からしい。子供の時にそんな話を聞いた事があるが、そんな事が起きるとも思えん……」
吸い取って若返ったらデボラさんの若い頃の姿が見えるなら…いや、俺は平凡な人生と寿命を送るよ。うん。辛気臭い俺には若さがないしな
そういうのは張り切って勝負しようとしていた二人に譲るよ。
[と、肩を叩かれたり小突かれたりしたが、こちらはただ視線だけを二人とデボラへと交互に向けた]
[グレンの話を聞いた後、ギルバートに従い庭の奥へ。結果はギルバート>>112。ただ、見上げることしかできなかった]
でも……、ええ、そうですね。
使わなければすむこと。
それでも、良い気はしませんよね。
[その後は自室代わりの部屋でひとりで過ごしたが、皆の集まる広場へ戻ってくる]
あらあら、男2人はデボラの魅力に参っちまったのかい? デボラも罪な女だねぇ。
[ 現れたデボラに笑いを向ける。常のどこかからかうような響きは無く、それがローズマリーなりのデボラへの敬意を表していた。]
何じゃ。皆謙虚じゃのう。
遠慮せんでも良かろうに。
[とウィンクをしてみせる。]
絞首台、か…。
ああ、あれは昔使われていたものに間違いない。
[急に表情が曇り、それ以上は話したくない、というように口を噤んだ。]
うん。わかったよ。ギルバートおじちゃん
[なんてわざとらしい満面の笑みを浮かべおじちゃん呼ばわりする。がその笑みも作りものとばかりにすぐに仏頂面へと戻って]
でも長生きしてくるなら…ね。吸い取られるのは困るけど。デボラさん。何か食べる?
「家の事も気になってしょうがないが、確か狼に対抗できる能力を持った者もいるらしい。何かあったら、そいつらに期待するしかないのか。
投票して、村の仲間を…なんて 考えたくも無い、クリスチャンにあるまじき行為だ。」
[無学が故の保守的な常識に囚われ、自分が見たいと欲する現実しか見ようとしないミッキーは どうどう巡りの思考を繰り返していた]
[デボラの言葉に、微かに眉を上げる。]
……昔ねぇ。
俺はあいにくその手の話にはとんと疎いんだが、この町にもそんな血生臭い歴史があったんかね。
[そう言って、相変わらず暗い窓の外を見る。]
[ヘンリエッタは食事を終えると、ソファの上で膝を抱えて大人達の話を聞いていた]
(ギルさんてば、昨日はあんなにおじちゃんて言われるの、嫌がってたのに。都合いいんだから)
[巫山戯あった話の端々から、グレンが見たものが何か、推察できた。これだけは、愉快な内容とは言い難い]
デカい体して、びびってんのか?しっかりしろよ。
[入り口の方で何やら呟く声が聞こえれば、視線を移してミッキーに声をかける。
コーネリアスには片手を挙げて]
ほら、数えてみろよ。全員揃ってるじゃねぇか。
何も起きやしないって。
[少し離れた厨房には、ネリーとヘンリエッタの姿が見えた。]
−集会場・広間−
[予想していたより、会話が弾んでいる様子にほっとする]
お邪魔します。
おや……初めての方がいらっしゃいますね。ええと、コーネリアスと申します。
あまり、一般的と言える邂逅ではないでしょうが、これも何かの縁でしょう。よろしくお願いしますね。
[昨夜、姿を見ただけのラッセルとケネス。それから、初めて目にするローズマリーに挨拶をする]
>>155
ギルおじちゃん。
エッタは、ここにいるわよ♪
[ソファの陰からぴょこりと顔を出す。さっき、ギルバート自ら、おじちゃんと呼ばれるのを肯定したことを踏まえて、あえてそう呼んでみる]
[広間に入ってきた長髪の男に首を傾げる。]
おろ?あんた余所から来た人かい?
丁寧な挨拶あんがとよ。
どうよ、お近づきの印に一杯……奢ってくれるっていうのは?
なんてな。
[軽く笑いつつ、自分の名を告げる]
俺はケネス、よろしく。
昔…か。
[デボラの暗い表情にこれ以上は聞かずに]
ぉお…美丈夫?…じゃなくて初めまして。ラッセル…あなたはコーネリアスさんね
まあ奇妙な縁だけぉ
[とコーネリアスへの挨拶途中でギルバートの頬を挟まれて言葉が止まる]
[デボラが絞首台について断言しても、ボケたかと思っただけ。
外の闇は気になるが、それ以外何ら変わりはない。
だから、今の時点で”人狼”の存在を信じる気にはなれない。]
何か、言いたそうだなぁ。
そんな顔してっと、人参食わすぞ。
[自分のことは棚にあげ、少女に小さな意趣返し。]
ああ、グレンが見たとか言う処刑台とかやらを確認してきた所だ。
とにかく理解できないが出れんのは事実のようだからな。もう家の事を心配してもしかたないか
きゃー。暴力はいけないのよ。
助けて、ラッセルさーん。
[笑いながら、するりとラッセルの側に]
にんじんは、ギルさんが食べるならエッタも食べるよーだ。
[と、反撃。夕方、厨房でネリーの邪魔をしながら、ギルバートの人参嫌いは聞いている]
[噴出した拍子にギルバートの手を払い退く]
悪いおじちゃんだなぁーもうー
[幼ささえ感じれる憎たらしい満面な笑みを浮かべ、やっぱりすぐに仮面が剥がれるように仏頂面へと戻り]
んー…変だけど、なるように…なるようにしかならないんじゃないかな
[心配している様子のミッキーに投げ遣りともとれる己の今の結論]
[話の流れを聞いて、くすくす笑う]
おやおや……デボラさんは随分おもてになるんですね。
女性陣に嫉妬されてしまいますよ。
一杯ですかあ……生憎酒を持ち合わせていないものでして、あ、料理酒なら厨房にありましたね。
[昨夜のビネガー一気飲みのことは知らず、気軽に言う]
[コーネリアスやエッタなどと食事を用意し食べている間、外に出た面々が幾人か。みな一様に負の表情をして戻ってきた。漏れ聞く言葉でおおよその内容は理解できたが、ネリーにはどうしようもない。
ただひたすらに笑顔で出迎え、食事を勧める。]
まずは腹ごしらえをなさってください。大抵の悩み事は、お腹が満たされれば解決すると聞きましたわ。
[誰かが、ばかげたことだと笑うだろうか?]
[やがてデボラを囲むようにして話題が盛り上がると、そのやり取りにネリーも心の底から楽しそうに笑いだした。]
おばあちゃんったらモテモテね。
…あら、若い男性を相手にせずとも、同年代同士でお付き合いするのも素敵だと思うわ。ギルバートおじちゃんはいかがかしら?
[言った自分が一番に噴き出す。]
おっとっと
[己の傍にくるエッタを形だけでも庇うようにしてみてから]
さてと…俺も何か食べよ
[起きぬけで食欲がなかったが、時間がたったことで食欲も出てきたので、やはり用意だけでも自力で…と食事を開始した]
ギルバートさん……そんな子供みたいな悪戯をして。
もういい大人なんでしょうに。
って、私もギルバートさんと同年齢ぐらいな気がですね……お、おじちゃんですか。
[ショックを受けたようだったが、ネリー>>165に持ち直す]
ええ、食事は大切なことですよね。
あ、野菜を洗ったのは私とエッタさんなんですよ。
[コーネリアスの言葉に、うへぇ、と情けない顔をする。]
…ちぃと厨房関係の酒は鬼門でな。
[そうぼやくと、食事の支度が出来たらしく、ネリーが慌しく動いている。]
お、今日もいい匂いだねぇ。
ありがたく頂くとするか。
[ヘンリエッタはラッセルの側でネリーの言葉に吹き出した。それが何かを忘れるためでも構わない。久々の団欒が楽しくてならない]
ふふ、もう、笑いすぎてお腹いたい。
あん、いっけない。そろそろ寝なきゃ。
じゃあ、また明日ね。
[変わらない明日が来る。そう信じて、少女は部屋に帰って行った**]
[少女が人参を食べる条件を言い出せば、最早何も言い返せない。
口で負けたことが悔しくて、ふんと鼻を鳴らした。]
ラッセルはともかく、ネリーまで……
俺、立ち直れない。
[しょんぼりと肩を落とすが、居間に笑いが戻ったのだから良しとすることにした。]
男の心は、いつまでも少年のままって言うだろ?
ずっと一筋……。
デボラさんの旦那さんはさぞ格好良い方だったんでしょうねえ。
んー……意外と、ギルバートさんみたいな方かも?
[言いながら、デボラとギルバートが寄り添う姿を想像し、くすりと笑う]
エッタさんお休みなさい。そうですね、良いレディはもう寝る頃合ですね。
良い夢を。
[ 厨房から戻る。その手にはグラスと酒瓶が。]
ネリー、ご馳走様。美味かったよ。
コーネリアス? 見ない顔だね? へぇ、この村に着たばかりでこの騒ぎにね。そりゃ、ご愁傷さま。
[ 部屋に戻って行くエッタの背を眺めながら、グラスにウィスキーを注ぎ、口元に運ぶ。]
この中から、誰かが死ぬ。
そして……誰かを殺す?
……っと、ネリー。
今日は、自分で装うよ。
[差し出される前に、自分で装うと立ち上がる。]
嗚呼、また明日な。
腹出して寝るんじゃねぇぞ。
[ヘンリエッタに、緩く手を振って見送った。]
ああ、エッタおやすみ
[もそもそと食事をしつつ挨拶をして見送る]
ん?コーネリアスさんギルバートと同じぐらいなんだ。…若く見える
[別におじちゃんよばわりしたからとか関係ない率直な感想だがしょんぼりとギルバートにとって追い討ちになるのかもしれない]
くるい、びと。
[ギルバートから流れ込んだ思考に、ネリーはしばし考え込んだ。そんな人間がいるとは…。]
その人が協力してくれたら…・
[逃げおおせるのだろうか?しかしこの闇を晴らすには、どうすればいいのか分からなかった。ネリーには分からないことばかりだ。]
[食事を用意しながら、何度かそれとなしに寝ているケネスにそっと近づこうとして失敗する。みな不安を抱えているためか、ネリーの挙動不審には気づかなかったらしいが、そうこうしているうちにケネスは目覚めてしまった。]
……。
[結局、分からない。ローズマリーに危機を感じたように、ケネスや他の人間にも感じるものがあるのだろうか?感じなければ、もしかして狂い人かも…?]
おやすみ、エッタ嬢ちゃん。
[ヘンリエッタに声をかけてからコーネリアスに]
じいさんはうっとりするほど良い男じゃったぞ。
そんじょそこらの男とは比べ物にならんな。
共通点はタバコ呑みっちゅうところだけじゃ。
[聞いてきた皆へと外の絞首台について話した。壊してくる、といって出て行き、戻ってきたギルバートの様子に、少しだけ落胆する]
あれは、ずっと使われてないような感じだった。
そりゃそうだ。悪いことして捕まった奴だって、絞首刑になんてならなかったんだからな。
[絞首台と荒れた墓、そして外の闇について考えるうち、広間の中が騒がしくなる。顔を上げるといつの間にか人が集まっていた]
[エッタの言葉に、時計を見る。]
ああ、子供は寝る時間だな。
おやすみ、良い夢見ろよ。
[お前は寝なくていいのか?と、笑いながらギルバートに声をかけた。]
おい、お前……今変な想像しなかったか?
勘弁してくれよ。例え想像でも、我慢できん。
[コーネリアスに向けた笑みは、困惑へと変わる。]
お前、酔ってるのか?
死ぬとか、殺すとか……女が言うもんじゃないぜ。
[ローズマリーに向ける笑みは、微かに慰めるもの。]
ああ、エッタ、お休み。
……いい匂いだな。そういや腹減ってたんだった。俺も貰うよ。
[気を取り直して、自分の分を装う。酒の匂いにローズマリーの方を見た]
俺にも一杯もらえるか。気がめいった時は飲むのが一番だからな。
[無理して作った笑顔で、コップを差し出した]
[酒瓶を持ってきたローズに、にやりと笑って空のグラスを出す。]
良いもん持ってんな。
俺にもわけてくれよ。
[彼女の小さな呟きは、聞こえたのか聞こえなかったのか、表情を変えぬままに。]
食べたばかりだから、すぐに横にならないのよ?牛になるわ。
[もう寝るというエッタに手を振る。ジャガイモをふんだんに使ってコロッケにしてみた今日の夕餉は、手をかけただけあって少し豪華に見えただろう。]
ギルバートさんはコロッケがお好き?
おばあちゃんがひとつでいいみたいだから、その分増やしても構わないわ。
[絞首台の話になると口をつぐむ。聞くほうに徹するつもりらしい。]
そうだな。俺もそろそろ……って、何言わすんだよ。
俺の夜はこれからだぜ。
[男は、夜を好む。
酒と、そして女と共に過ごす時間。
眠るのが惜しい。何度そう思ってきたことか。]
[ローズマリーの手にした瓶を目にし]
あ、酒があったんですね。知らなかったな。良かったですね、ケネスさん。
まあ……災難はお互い様ですしね。……え?
それは……いいえ、そのようなことは決して……。
[ローズマリーの呟きに、きゅっと口を結ぶ。それから、ラッセルに向き直る]
多分、同じくらいじゃないかな、と。
うーん……ギルバートさんは色々と経験がおありそうなので、年季が入って見える気がしますね
ふーん。仲…よかったんだなぁ。
[デボラの話を聞いて呟くのは、羨ましさかそれとも失った悲しさなのかは自分にも解らない
お酒を口にしだす面々を見つつ今日は口にしないつもりでただ食事を終えて食器を片付けに一度厨房へといく]
年季…っていうのかな。あれは。
姿はともかく雰囲気でいえばコーネリアスさんも落ち着いてるようにみえるけどね。
[ギルバートが落胆してるなんて無自覚にまたこんなことを厨房にいく最中にいった]
お、コロッケか。
[ネリーが作ったコロッケに、人参は入ってるか否か。
分からないが、好物らしく満悦な笑みを浮かべて]
増やしてくれんの? やりぃ!
[少年のように瞳を輝かせれば、好物だということが分かるだろう。]
[ぎこちなさはあったものの、笑い声が響く広間に穏やかな気持ちになる]
良いものですねえ。
[きっと、今はこの突然の事態に順応しきれていないだけで、このまま何事もなく数日も経てば、皆が健やかな表情になるだろう。そう思えた**]
おや? そんな顔もできたんだね?
…大丈夫、酔っちゃいないよ。ラッセルじゃないが、酔った方が楽かも知れないけどね。
ん? はいはい、じゃあ、ローズマリーさんが商売抜きでお酌してやろうじゃないか。滅多にゃ無いことだからね。ありがたく思うんだよ?
[ 冗談めかしてそう言うと、グレン、そしてケネスに酒を注ぐ。
しかし、すぐにその表情を引き締めて。]
言いたかないさ。あたしだって。
でもね、母さんの話を聞いてるからね……アーヴァインの言う事も冗談事とは思えないんだよ。
[ 空になった己のグラスにまた酒を注ぐと、くいっと呷った。]
こう……あれだな。
坊主は顔に似合わず、なかなか言うねぇ。
将来大物になるかもな。
[厨房に向かうラッセルの背中に、苦笑いしつつ声をかける。]
[酒を貰ってから食事と一緒に口にする]
ありがとよ、ローズマリー。
まだ、何も、起きていない。そうだ。あれは昔のものだし、今回も起きるとは限らない。
[墓だと思ったあれも、違ったかもしれない。そう思い込ませるように、一気に酒を呷った]
おっとっと。
ありがてぇありがてぇ。
美人の酌なら、酒の美味さも何倍も増すってもんよ。
[注がれた酒を、くいっと一気に飲み干した。]
…ふーん。
[飲み終わった空のグラスを軽く振りつつ、ローズの続く言葉に、少し思案顔。]
[皿を洗い拭って片付ける。一人分だと大した手間でもないけれど、こうして人が多いと手間がかかるのだろうな。などと一人暮らしになれたせいか。そんな素朴なことを考えつつ、厨房の裏口より外へ…そして件の絞首台のもとへと向かう]
うん・・・古いな。…人狼を退治か…もしそうだと仮定して…なぁ。お前は人狼と無辜の人とどちらを多く殺したんだい?
[喜ぶギルバートの様子に、くすくすと笑う。]
大丈夫よ、エッタさんのためにもにんじんは入れてません。ギルバートさんだけならばたっぷり入れるところだけれど。
安心してたくさん召し上がれ。
…でも、にんじんはここにいます。
[やはり作ったものを喜んでくれるのは嬉しい。作ったかいがあるというもの。
コロッケとは別に用意したにんじんのグラッセを指差して微笑んだ。]
年季って、婆さんに使うような表現するなよ。
俺とお前……たぶん、同じくらいだぜ。
だから、そのギルバートさんってやめてくれ。
[コーネリアスには、呼び名を変えるように言う。
そして、厨房へと向かうラッセルの背をじろりと睨みつけた。]
旨いな、これ。ネリーの愛を感じる。
[単に、そう思いたいだけで言葉を紡いだ。]
ま、こうして考えててもしゃーない。
とりあえず、戸締りだけでもしっかりしといた方がいいだろ。
裏口の方とか、ちぃと確認してくるぜ。
[ネリーとローズに、ごっそさん、とお礼を言うと、広間に集まってる面子に軽く手を振って*部屋を出た*]
[酒がはいると少しだけ気が大きくなったのか、陽気な気分になってくる]
なんだ、ギルバート人参苦手なんだ? 美味いぞ人参。
色が苦手なのか味が苦手なのかわからないが、ネリーの作ったこれなら、苦手な奴だって好きになるくらいの美味さだ。
[そういうとグラッセを一つ口に運んだ]
…ぁあ…そうか。本当の意味で無辜の人間なんてここで死んではいないか。飢餓に苦しむのが食い合うのと一緒ってとこか?
[別に、これから何か起こるなどと信じているわけではない。ただそこにあったのかもしれない過去への仮定を想像しただけで]
ま、何もなければどっちでもいんだろうけど。
しかし…こう暗いと眠いな
[どうやら、人参が嫌いなことは皆に知れてるよう。
弱みを握られたと、困ったような表情で]
グレンの野菜は旨いんだが、流石に人参は……
色っていうか、味っていうか……全て。
[きっぱりと言い切った後]
ネリーが口移しで食べさせてくれるんなら、頑張るかも。
どういたしまして?
ふふ、あんたは、いつもそんなことばっかりだね。ま、ほんとの事だろけどさ?
[ ケネスとグレンに言いながら笑うものの、続いたグレンの言葉にもの言いたげに目を細める、が……言葉を飲み込み頷いた。
……覚悟をしておいた方がいい。そう思う。だが、言っても仕方が無いのかも知れない…今はまだ。]
愛を感じますか…?
実は一番愛を込めたのは、そのにんじんのグラッセなのです。
他の方はギルバートさん以上に私の愛を感じてくださっているはずですわ。
[ねぇ?とグレンに微笑みかけた。]
口移し…まぁ、すずめの雛みたい。
[色っぽい想像よりもそちらが先に思い浮かんだらしく、肩を揺らして笑い出した。]
[誤魔化すような欠伸を一つして裏口より厨房…そして広間へと戻り、途中すれ違うケネスには軽く手を振って]
ん?…なんだか暗そう?明るそう?
[なんとなく各人の温度差を感じて、そのままに呟く。]
[男の中の、本能がざわり、ざわりと騒ぎ出す。
危険を察したようなざわめき。]
……ローズ、お前……
[男は、今までのローズマリーの言葉を思い出す。
言い伝えと言いながら、人狼の存在を知っているような口ぶり。]
―――ま さ か。
あ、ああ、ケネスさんもお休み。戸締りしても、外から入ってこれるんだろうかな。
[ケネスを見送り、そのまま視線は窓の外へ]
まだ暗いままか。夜だから仕方ないかもしれないが。
何かついてるか?
[ローズマリーの視線に首を傾げ、見た]
何か、おつまみがあったほうがいいかしら…。
[食事からお酒の時間に移行してきたらしい。自分も飲みたい気分ではあったが、正直強くないので迷ってしまう。
頭の中で、使えそうな食材を選別する。ふと、食材の備蓄量と何日分なのかを考えている自分に気づいた。いったい何日間、この状態が続くのだろうか。今の状態ならば少なくとも5日はもつ。しかし…人数が減れば、それ以上…?]
…いやだ、考えるのはよしましょう…
[ギルバートが感じたざわめきが、ネリーにも伝わる。昨夜のあの違和感も蘇り、ネリーは小さく震えた。]
…ギルバートさん…まさか、まさか…。
[ ネリーとギルバートのやり取りを笑って眺める。]
色男にも、随分と可愛い所があるじゃないか?
[ 勿論、その声にはからかいも含んで。でも、何より楽しげに。]
……こうして、何事も無く過ぎてくれるんなら…ね。
デボラ婆、落ち着いて。ギルバートだって本気で言っちゃいないだろう。本気かもしれないが、無理矢理ってこたないだろうさ。
[デボラへと笑いかけると、2杯目の酒を口にする]
ネリー、美味しいよ、グラッセ。でもこれに含まれてる愛は、誰かにってより野菜にだと思うんだがなぁ。
うぅ。
[愛が籠もっていても、流石に人参は。
悔しそうな、困惑したような面持ちで、ネリーをみつめる。
立ち上がり、グレンの皿に盛られたグラッセを一つ掴んで]
……駄目、だ。
[グラッセを元の場所に戻し、激しく落胆した。
ネリーの笑いを見る余裕はなさそうだ。]
[ グレンの問いに首を振る。]
ううん。そう言うわけじゃないよ。
ただ…どうしたものかと思ってね。
[ そう言ってまた酒を呷る。空になれば自分で注いで。
そうしている内に、いつしかまどろみの中へと誘われていた。*]
そうね、ギルバートさんったら可愛らしいわ。
[ローズマリーに同意して頷く。しかし想像しているのはあくまでも「ピヨピヨ」と鳴いて餌をねだる雛の姿。]
野菜に…そうかもしれないわ。でも野菜を経由して伝わる愛情もあるはずよ。
グレンさんが丹精込めて育てた野菜だもの。グレンさんの愛情が伝わってくるように。
…あら?ならばこれはふたりの愛の結晶ね?
[普段ならばあまり口に出ない軽口かもしれない。]
……まさか、すっかり人狼になってしまうと、にんじんが食べられなくなるの…?
[先ほどまで震えていたネリーだが、いつの間にか疑問が違う方向に摩り替わってしまっていた。]
ギルバート、無理して食べても野菜は喜ばない。まずいと思って食べられるくらいならな。
でも食べてみれば美味いんだけどなぁ。仕方ないか。
[ギルバートが戻したグラッセをフォークで刺すと、口に運んだ]
ふうん? どうしたものかといわれてもな。どうにもならないんじゃないか。このままじゃ。
俺だってどうすりゃいいのかわからないし。
[酒を呷るローズマリーを心配そうに見る]
[からかいが含まれていても、ローズマリーに笑顔が戻った。
それが何より嬉しくて、男は女の傍に歩み寄って]
やっぱり、お前は笑ってる方がいい。
怒った顔や、照れてる顔もいいんだが……な。
[じっと、顔を覗き込んだ。]
ふぅむ。
[周囲の話に耳を傾けるように静かにまた椅子へと座っていたが、そう、何かがあったわけではない様子で、だから会話に積極的に加わりもせず]
アーヴァインのおっちゃんの狂言で…人狼がいたぞとかいいたいがために、人を襲うなんてこたぁーねえだろうな
[ぼそりと呟いた]
[ネリーが口にした軽口に苦笑して]
ああ、そうだな、確かに。ははっ。
羨ましいだろうギルバート。食べればネリーからの愛情が享受出来るかも知れないぞ?
[食べ終わった皿にフォークを置くと、グラスに残る酒を飲み干す]
まあどーしてもだめってのはあるからなぁ。
[グレンの言葉に拳を下ろす。ローズマリーにも声をかけるギルバートを見て]
二兎を追う者は一兎をも得ず、じゃぞ。
[釘を刺すように]
いや、人参が嫌いなのは、人狼だからじゃねぇよ。
[食事が見つからなかった時、畑に植えられていた生の人参を齧ったことがあった。
大切な牙を折ってしまいそうなほどの固さと、何ともいえない味。
それからというもの、人参が食べられなくなっただけとか。]
……ネリー。 ローズには要注意だ。
[まだ確信はもてないけれど。
傍から漂う危険な香り。男は、何かを探るように女をみつめていた。]
ローズマリーさん…あまり続けざまに飲むのは身体に良くないわ…。
[しかしそう言っている間に、どうやら酔いつぶれてしまったらしい。どうしようかと迷い、その場の面々に視線で訴える。]
ギルバートさんはにんじんに何かあったのかしら?
うさぎにいたずらをして、にんじんののろいを掛けられたとか…?
[デボラが口にした言葉に、想像がまたおかしなほうに広がった。]
…そういや、ギルバートってローズマリーさんとネリーさんとデボラさんと誰が好みなの?
[デボラの二兎を追う者の言葉に反応したのか。
どっちにしろ悪気のない直球である。]
そうなのね、良かった!
[にんじん嫌いにならないと聞いて、ほっとして喜ぶ。ネリーは結構にんじんが好きだった。]
…あの、あっぱりローズマリーさんは、…危険なの…?
特別に危険、なの…?
[恐らくギルバートよりも早く危険を察知していただろうネリーには、疑問系で言葉を紡ぎながらも、意図するところはすっと理解できた。]
俺は、狙った女は絶対に堕とす。
それが、一人でも、二人でも……な。
[本気か冗談か。
へらと笑って見せれば、冗談だと思われるかもしれないけれど。]
そんなに旨そうな顔しやがって……
[ローズマリーから離れると、悔しそうな面持ちでグレンに言った。]
ローズマリー?
[どうやら眠ってしまった様子のローズマリーに声をかける]
眠っちまったか。ここで眠ると風邪も引くし、部屋につれてった方がいいだろうな。
[デボラのギルバートへの言葉に苦笑しつつ、眠ってしまったローズマリーを見下ろす]
運ぶか。ネリー、部屋知ってるか? 知ってるなら俺運ぶから案内してもらえると嬉しいんだけど。
何でそこに、婆さんが入るんだよ。
[ラッセルが並べた名の最後に、盛大に吹き出す。
ネリーとローズマリーが居るこの場所で、流石に一人の名は言えない。]
今日はサービスだ。
嗚呼、婆さんが一番だぜ。
[助かったと、この時ばかりはデボラに感謝した。]
[ローズマリーと答えたら、ネリーは傷ついたのだろうか。
それならそれで、少し嬉しいかもしれない。
だが、同胞を傷つける趣味はない。]
俺は、ネリーが一番だぜ。
[同胞としてか、それとも一人の女としてか。]
まあ、堕とすだなんて怖いわ。
大丈夫よおばあちゃん、私は浮気性の人は相手にしませんわ。
[ころころと笑う。]
あら、運んでくださいますか?ありがとうございます。
ローズマリーさんのお部屋なら存じてます。お願いしますね。
[抱えるのを手伝って、グレンに礼をした。]
……なんだギルバートとデボラ婆、両思いなんじゃないか。よかったな、ギルバート。
[笑いをこらえながら、二人を見る]
美女三人を前にして俺には一人に絞れないな。
素直になったじゃないか。
[ヒッヒッと笑い。その意図は見抜いていたけれど、揶揄ってみたくなる。]
ババの部屋の鍵は開いとるぞ。
いつでも若さを吸い取られに来い。
[投げキッスを送った。]
ローズは、恐らく一番危険だ。
[まさか、ローズマリーが……と思うが。
男はあることを思いつく。]
ムード……ねぇ。
こりゃぁ、堕としてみる価値はありそうだ。
[ふふっと妖しく呟いた。]
なんとなくだ。
[なんでデボラが入るという言葉にはどきっぱりと言う。特に逃げ道を用意したという意図はないが、デボラとギルバート二人の様子を見てそれ以上の話をするのはやめて]
堕とす…ねぇ…
[一度、じぃとギルバートをみて、まあいっか。と水を口にする]
…はいはい。分かってます。
[苦笑いをこらえたような返答。
ギルバートにとってネリーが特別なのは、もうよく分かっていた。ネリーにとってもギルバートが特別なことも。
昨夜のあの安心感は、もはやヒトからは得られない特別なもの。男女関係なしに存在する、種としての連帯感。「違う」ことを本能に叩き込まれたのだから。]
知ってるか、なら良かった。
[ローズマリーを抱えあげると、落とさないように気をつけて、ネリーに案内してもらう]
眠ってりゃ、気の強い部分なんか見えないんだけどなぁ。
[時折見下ろして、寝顔を覗き込む。寝息が聞こえてどきりとした]
[グレンを先導しながら、ローズマリーを部屋に運ぶ。]
気が強いのは、弱さの裏返しとも言いますわ…。
[寝顔を覗き込むグレンにくすっと笑って。]
女性の寝顔をまじまじと見るものではありませんわ。見たければ本人に許可を取ってから…。
そう、お父様が仰ってらしたわ。
待て。俺は浮気性じゃない。
[ネリーの言葉を訂正する。
どの女に対しても本気。だから浮気じゃないとは言わないが。
グレンをきっと睨みつけた後で]
俺が変な気起こしてもいいように、頼むから鍵閉めておいてくれ。
[デボラの投げキスには苦い顔をして、笑ってみせた。]
ん。グレンさん。がんばって。
[運ぶというのに必要なさそうなので手伝おうとはしないまま]
道具の手入れもしちまったし…薪とか用意しても仕方ないし、繕うものもねーし…ないないづくしだな。こりゃ
[はぁ。と疲れたように息を吐いた後。しばらくすれば、泊まっていた部屋へと*戻るだろう*]
ああ、もちろん鍵は閉めておくよ。その後ネリーに預けておけばいいしな。
[ギルバートへそう声をかけて、ローズマリーを部屋へと運ぶ]
弱さの裏返しね。弱い部分もあるだろうが、女は男よりいざとなったら強いからな。頼りにしてるさ。
本人の許可? 貰おうと思ったらいつまでももらえないなぁ。ははは。
[部屋に入ってベッドへ降ろすと、毛布をかけてやる]
[ローズマリーを運ぶ、グレンとネリーを見送る。
今日のネリーなら、一人でも大丈夫だろうと思い]
さぁて、俺は部屋で一杯やるかな。
[飢えた酒欲を満たすため、厨房から数本の酒瓶を取り出して]
おやすみ。
これでよし、と。
ネリーはどうする? 俺はこのまま部屋に戻るけど。
この部屋の鍵、預けといても大丈夫かな。
[部屋の鍵をネリーに見せる。本人が眠っている以上、誰かいなければ中から鍵はかけられない]
しかし良く寝てる。酒がちょうどいい鎮静薬の代わりかな。
私は一人だけに本気な人が良いわ。だって、子供のパパになってもらうのだもの。
[二階へ上がる階段の途中で振り返ると、至極当然なことを言ってから部屋の中へと消えていく。]
まぁグレンさんったら。強いか、もらえるかではないわ。強くあろうとするか、もらおうとするか、それが重要なのよ。
…ほら、ギルバートさんは恐らく、その一心で動いているわ。
[ギルバートに聞こえないと思って、結構失礼なことを言う。]
[ローズマリーを堕とす目的は、ただ一つ。
己の存在を脅かす、邪魔者の排除を容易くするため。]
ネリー、お前……本当に分かってるのか?
[何だか、勘違いされてるような気がして、小さく囁いた。]
私は居間の後片付けをしてから休みます。
鍵は預かります。外からかけておいて、明日ローズマリーさんに返せばよいわ。
中から出るだけならば鍵は要りませんし。
[手のひらを出して、グレンから鍵を受け取る。]
…お酒は、その場は良いのですよね…。でも酔いが醒めた後に、余計に辛くなるの。
他の呼び方…ギルバート、様?
ふふ、冗談ですよ。
ミスター付けで呼ぶ方が気楽なんですよねえ。
[デボラのババが一番、発言に破顔する]
いやいや、ほんとデボラさんは素敵な女性ですね。私からもおふたりに祝福を送ります。
さて、私もそろそろお暇させていただきますね。
皆さんお休みなさい。**
[自室に戻った男は、乾いた飢えを酒で満たす。
何度酒瓶を傾けても、飢えは一向に満たされない。
―――嗚呼、血が欲しい。
そうは思うも、同胞に囁かないのは、どこまで決意を固めたのか分からないのだから。]
ええ、きっと、分かってます。
[恐らく、ギルバートが思うよりもずっと、分かっている。ローズマリーは「特別」なのだ。「特別」な味がする、トクベツなエモノ。
ちらり。
ネリーの瞳の奥に、翠の光が渦巻いた。ネリーは自分自身が思うよりもずっと早く、本能に目覚めつつあった。]
強くあろうとする、か。うん、そうだな。
ああ。でも俺はギルバート見たくそうしたいわけじゃないから。ローズマリーは綺麗だと思うけどな。
ありがとう、じゃあ渡しておく。
ネリーもお休み。後片付けもいいけど、ほどほどにな。明日みんなでやるってことも出来るんだからさ。
[ネリーへ鍵を渡すと、廊下に出る。それから自室と決めた部屋に戻った]
[まさかネリーの中の本能が、それほどまでに目覚めているとは思っていない。
本当に、分かっているのだろうか。
ローズマリーを狙う真の意図、そして自分の宿命を。]
……ネリー、俺の話、聞いてくれるか?
[確認するために、男は一つ、同胞に尋ねた。]
[どこか場の空気に馴染めてないミッキーは夜風にあたり酔いを覚ましていた]
寝ないといけないのだろうが、こういう時は寝れないんだよな
もちろん、グレンさんとギルバートさんは違うけれど…。あら?そうなの?
グレンさんのお好みではないのかしら…?
[ネリーからすればローズマリーは、どんな男でも口説きたいと思う女性なのだろうという認識だった。]
明日は明日で、たくさんやることがありますもの。酵母たちにご飯もあげなくてはね。
[部屋を出て鍵をかけ、グレンと分かれると階下へと降りた。]
[部屋に入ると窓から人を見た]
……本当に闇だな。何も、見えない。
何も、起きなきゃいい。そうしたら、又元の生活に戻れる。きっと。
[言い聞かせるように口にする。ベッドへはいると横になり、くらい部屋の中で余計に色々なことが頭を埋めていく。2度、咳き込んで吐き気を覚えたが、我慢して眠れるように*目を閉じた*]
ええ。でも、ひとつ聞いておいてください。
まだ、ヒトの自分と人狼の自分が、うまく噛み合わないの。分かっているのだけれど、ヒトの自分は取り乱してしまうかもしれない…。少しずつ融合していくのだと思うの。
[この村の人々との楽しい思い出は、思い出そうとしたらいくらでも溢れてくる。それを抑えることはやはり難しい。心がふたつに千切れそうになる。]
嗚呼、分かった。
焦らないでいいって、言っただろう?
[何から話せばいい。何を話せばいい。
人間としてのネリーを混乱させないように、自然と口は言葉を選び始める。
男はそれに、気づいていないようだが。]
俺は生まれた時から人狼で、人狼の母親に育てられた。
二人で村を転々としながら暮らしてたんだが、ある日、母さんの正体がバレてな。
――…母さんは村人に殺された。
……許せなかった。
俺が初めて狩りをしたのは、母さんが殺された翌日。
ただ憎しみだけで村人を喰らい、母さんが残した牙だけを持ってその村を去った。
一人になった俺は、一度山奥に身を潜めることにした。
だが、すぐに村に下りたんだ。
母さんから聞いてはいたが、生きた人間の血は一度知ったら忘れられない。
俺は一人狩りを続けた。
村を滅ぼしては、また次の村を探し…そんな生活が続いた。
年頃になった俺は、食事のためなら何でもするようになった。
求められればそれに応え、最後には喰らう。
女を狩るのは楽しかったぜ。密よりも甘いから…な。
俺が旅するのは、狩りをするため。
この村に来たのも、同じ。
[長い話の最後、村に来た真の目的を告げる。そして]
……ネリー、俺は今宵、自衛団を喰らう。
俺らを、こんな窮屈な場所に閉じ込めた報いだ。
一度、血の味を知ったら戻れない。
だから、お前がまだ完全でないなら、手を出さなくてもいい。
[祭りのあと、なのだろうか。三々五々に人が散っていった広間は閑散としていて、物寂しげだった。皿を下げてシンクに浸し、次いで空になって放置された酒瓶を一本ずつ拾い集めていく。]
…こんなにたくさん…。
[ネリーはお酒の種類までは詳しくないが、ラベル裏の度数表示を見れば、どれもそれなりに強いものであることが分かる。
ため息をつきながら一通り片付けて箒で掃き、てきばきと皿も洗ってしまう。]
[男は、ネリーが望むのなら、戻れるための選択肢を与える。
狩りに慣れた人狼、一人でも十分な筈。]
―――如何する……ネリー。
[名を囁く声は、甘く。
まるで、愛しい女を誘うような声。]
[ヒトの理性と、人狼の本能が、ネリーの中で葛藤を続ける。ギルバートの話に、ぽろりと涙が落ちた。]
……楽しんでいるの、ね。
ヒトだって、他の生き物を狩って食べるわ。でもそこには食するものへの敬意があるはず。生きるために、自らの血肉になる存在に対して…。
どうして、人狼はヒトと会話ができるのかしら?
意思の疎通のできない関係であれば、これほどまでに互いに心を痛めることなど無かったでしょうに…。
普通の食事だけで、普通に生きていけるの…?
いえ、普通にヒトの間で、生きていけるの…?
…無理、だから、こんなことが起きているのよね…。
私はもう、一方通行の道に迷い込んでしまったのね…。
[ネリーにとっての「戻る」は、ヒトの暮らしに戻ることでしかない。しかしもはや叶わない願いなのだ。]
[厨房からすっかり片付いた広間をぼんやりと見て、そしてネリーはひとつの瓶を手に取った。りんごジュース。…に、酵母を少し混ぜて一晩放置しただけのもの。ほんのわずかだけアルコールが混じるお酒もどき。
コップに一杯注いで、口をつけた。]
…あまい……。
[こくこくと喉を鳴らして、一気に半分ほど飲んでみた。それだけで、何だか良い気分になる。]
[残りも飲んでしまうと、小さく息を吐いた。誰も見ていない、そう思ったからこその行動。空になったコップを洗い片付けると、両手で顔を覆って俯いた。
泣いているわけではない。
ただ、我慢して明るく振舞っていた反動が、揺り返しのように襲っていた。]
…大丈夫…大丈夫……。
みんなで、また以前のように…元気に…。
[暗示のように自分に言い聞かせる。しばしそうして、やがて自室に*戻っていった*。]
話ができるのは、人狼だからじゃないか?
[ただの肉食獣ではなく、人間に化ける獣だからこそ人間として振舞える。
心を痛めたことなど、一度もない。
それでもネリーの哀しそうな声を聞いていれば、初めて心が痛む。
生きていけるかの問いには、答える必要がなかった。
ネリー自身で、答えを導き出しているのだから。]
……そうか。
[答えがどうあれ、今宵は自分一人でと思っていた。
色を感じさせない声で一言囁いて、男は立ち上がり。
久しぶりの狩り。楽しむとするか。
そう声を出さずに呟いて、朱い瞳を輝かせた。]
[ギルバートの当たり前すぎる返答に、思わず噴き出してしまう。]
ふふ、神様は意地悪ね……。
[それだけを呟く。訂正もしなかった。きっと、ギルバートには通じないのだろう。]
[ギルバートの「気」が、一気に膨らんだ。恐らく狩りへと心を駆り立てているのだろう。色めきたつギルバートとは逆に、ネリーの心は沈んでいくばかりだった。
しかし。
何かがちりちりと音を立てる。
逃れられないのだと、責め立てる。
そして、ギルバートの波長とシンクロしようと騒ぐのだ。]
意地悪じゃないさ。
[こうして、女の同胞を与えてくれたのだから。
心に響く女の声は心地いい。]
……ったく、俺もまだまだ甘いな。
[自嘲するように呟く。
村を滅ぼすとは、言えなかった。
言えば、人間としてのネリーが哀しむと思ったから。]
…きっと、私の神様とギルバートさんの神様は、別人なのね。
[ため息ともつかない言葉。揺らいで、揺らぎすぎて、ぐちゃぐちゃになりかけている。
それでもわずかなアルコールが作用しているのか、自嘲気味だが笑いが漏れる。]
何が甘いのかしら?
[外は漆黒の闇。
少しずつ、男の力が増大する。
気を集中すれば、口からは鋭い牙が生え始める。]
何かを護りたいなんて、初めての感情でな。
人狼に、そんなもの……必要ないってのに。
[ネリーを、同胞としてではなく、人間として護りたいと思った。
そんな感情が己にあることに、自嘲は止まない。]
守る…。
[そうなのだ、ギルバートにとって自分は、やっと見つけた同胞。失いたくないのも当然だった。]
そんなことは無いわ。どんな生き物だって、心があれば、理解しあえる対象は守りたいと思うものだと思うわ…。
私だって、ギルバートさんの足を引っ張ることだけはしたくない…。
[心細さゆえに。今独りになっては、ネリーは何をどうしていいのか全く分からなくなってしまう。]
ははっ、お前に足引っ張られたら…俺どうするんだろう。
[ネリーと出会わせた神を、恨むだろうか。
今はまだ分からない。]
なぁ、今夜は一人なんだろ…?
眠れそうか?
[意図して牙を隠し、ネリーに尋ねてみる。]
…逃げてください。私を置いて。
[そう、はっきりと。]
私はこのままでは、ひとりでは生きられません。
でもギルバートさんは違います。逃げのびて生きることができれば、また再び同胞と出会うことができるでしょう。
…せめて吸血鬼ならば、相手を仲間に引き入れることができたのでしょうに…。
人狼とは、なんて業の深い生き物なのかしら…。
今夜、ですか…?
[昨日はただ混乱だけだった。しかし今は混乱の種類も判明している。ただ納得するのに時間がかかっているだけで。
また、アルコールの作用がとろとろと睡魔を運んできているようにも思える。]
…大丈夫、です。これくらいは、ギルバートさんの手を借りずとも…もう大丈夫。
ちゃんと独りで眠れます。
[無駄に自信ありげに言い切った。]
逃げろか……参ったな。
逃げるかどうかは、その時の気分次第ってことにしておくか。
[笑みを含んだ声で、そう囁いておく。
それだけはしないと、心に決めていたけれど。]
ばぁか。
―――お前以外の同胞なんて、要らないぜ。
……そうか、それなら良かった。
[安堵の息に、微かに溜め息を含ませる。
昨晩のように、声だけでいいから触れたかったのだから。]
眠れなくなったら、またまじないしてやるよ。
遠慮なく、言うといい。
[溜め息を隠すように、いつもの調子で囁いた。]
気分次第って、そんな…。二人揃って掴まってしまったら、元も子もないわ。それだけは…嫌。
[お願いと、そう念をこめて囁く。]
まあ、私以外は要らないなんて。この先他の仲間にも会えるかもしれないのに…。独りは淋しかったでしょう?ふたりよりも、三人、四人…たくさん仲間はいたほうがいいわ。
…ああ、でももう…。
[穏やかな結婚と暮らし、赤ちゃんをデボラに抱いてもらうようなことは、叶わない。]
おまじない…。ええ…。
[昨夜のことを思い出して、わずかに赤面する。あの安心は得がたいけれど、何だか全てを見透かされて探られているような気にもなって…。
平たく言えば、恥ずかしいからゴメンナサイ。ということでもあった。]
二人捕まるのがそんなに嫌なら、足を引っ張らないことだ。
[卑怯だと思った。
それでも、失いたくなかったのだから囁いた言葉。
ようやく見つけた同胞、この先もずっと共に……男はそう願っている。]
淋しいなんて、思ったことないぜ。
だが、お前に会えた今、一人になったら淋しいかもな。
[ネリーが叶えたかった夢は分からない。
嗚呼と落胆する様子に、再び胸が痛む。]
ははっ、また断られたか。
俺……婆さんに呪いでもかけられてるんだろうか。
[心の痛みを隠すかのように楽しげに囁いた後、優しい音色で]
そろそろ、休んだ方がいい。色々考えて、疲れただろ?
[ギルバートの言葉に息を呑む。]
そうね、足を引っ張らなければ済むことなのだわ。ええ、そうね。
ここでいきなり後ろ向きになっていては、いけなかったわ。
[自信のなさの表れをずばりと言い当てられたようで、少々しゅんとなってしまった。]
うん、一度でも他人とのふれあいがあったなら、それがなくなると…淋しい…。
[この先、手をかけることになるのであろう人々が脳裏をよぎる。自らそのふれあいを絶つことになるのかもしれない。]
あら、おばあちゃんは呪いなんかかけないわ。きっと愛のせいよ。
私のことは、にんじんの神様が守ってくれているのだわ。ほら、ギルバートさんの神様と私の神様は違うから。
[悲しいことを振り切るように、冗談を口にして笑った。]
ええ、疲れたわ…。もう寝ます。
……あの、手を繋ぐだけなら。…いや、えっと、なんでもないわ…。
[ぽつりと言って、慌てて取り消した。]
/*
NG?何かあったかな?特に何も気にするようなことはないので、どんどんイケイケでどうぞ!面白くなりそうだと思ったらどの方向にでも対応します。
それよりも、匿名メモで勝手に襲撃に関して出しちゃいましたごめんなさい。アーヴァインに関してはよろしくお願いします。その後についてはその場の流れで。
婆さんの愛は勘弁。俺が欲しい愛は……
[自然と口に出た言葉に驚いて、続きを飲み込む。
そして、冗談らしい神の名に思わず吹き出した。
ネリーからは見えていない表情は、固まっていたけれど。]
ははっ、無理強いはしねぇよ。
[どうやら、本気になったらしい女には積極的にはなれない様子。]
[途切れた言葉に、首を傾げる様子。]
はっきりしないなんて、ギルバートさんらしくないわ。言いにくいことなのかしら…。
…ああ、うん、言わなくてもいいの。
私も無理は言わないように気をつけるわ。私だって、いっぱい迷惑をかけているし…。
…おかしな話だけれど、ギルバートさんがいてくれてよかったわ…。
[ネリーの無理なら、何だって聞くさ。
そうは思っても、声には出さない。]
ははっ、嬉しいこと言ってくれるぜ。
[単に同胞として向けられた言葉であっても、男の心は満足げ。
どの女に囁かれるよりも、心地よい。]
ねえところで…。
[誰に聞かれるわけでもないのにいきなり声を潜めて、硬い声でこそりと呟いた。]
おばあちゃんのところに、行くの…?
はあ?
[何を言い出すかと思いきや、その意味が分からなくて間抜けな声を漏らす。]
今日喰らうのは、自衛団だが……
[きっと、男は何か勘違いしている。]
アーヴァインさん、だけ?
おばあちゃんは…。
[動きが鈍くなっている老婆は襲いやすいだろう。しかも鍵はかけていないなどと言っていた。誰を襲っても同様に辛いとは思うが、デボラは普段から交流が多かったために、つい真っ先に心配してしまう。]
―――お前が哀しむような狩りはしない。
[これだけで伝わるだろう。
今宵だけでなく、何時であっても老婆を襲うつもりなどないことが。]
だから、安心してお休み。
[宥めるような声で、そっと囁いた。]
…ありがとう……。
[心からほっとして、ゆっくりと目を閉じた。疲れとアルコールが睡魔を呼び込み、さすがに眠りの淵が近づいたらしい。]
おやすみなさい、ギルバートさん…。
[そして意識は*沈んでいった*。]
[同胞の声が止んだ。
ネリーの姿を想像し、柔らかく髪を撫でる。
よく眠れるように……と祈りながら。]
さて、行くか。
[自室の扉を開け、一度辺りを見回す。
誰も居ないことを確認すると、足音立てずに階下へ。]
…………。
[居間の窓際で自衛団の姿をみつければ、まずは様子を伺う。
狩りは慎重に―――母の教えを守っているようだ。
自衛団が一階の部屋に入っていくのを確認して、ゆっくりと後を追って]
おっさん、ちょい話があるんだが。
[扉が閉まる前、膝を入れて抑止する。
怪しまれただろうか、そんなことはどうでもいい。
半ば強引に部屋へと入り、男は自衛団と向き合った。]
[朱い双眸に自衛団を映しながら、少しずつ距離を縮める。
流石に、この瞳を見れば、自衛団は男の正体が分かったようで。]
いいねぇ、その顔……
こんなの見せたら、もっと見せてくれるのか?
[そう尋ねる口からは、鋭い牙。
あまりの恐怖で声を出されそうになり、慌てて片手で首を掴む。
大人の男の体でも、容易く宙に浮く。]
[時は、人狼の力を最も増大させる刻。
悲鳴一つ上げられない自衛団を、憐れむような瞳でみつめる。]
俺を呼び出したこと、あの世で後悔するんだな。
[そう言って、空いている方の手の先で、心臓を一突き。
夜が明ける頃には、自衛団の姿は無残なものへと変わっているだろう。
血を得た人狼は満足げに笑い]
絞首台があった、という話に、アーヴァインはグレンの方を見た。そして壊せなかったと戻ってくるギルバート達の方を見る。
口にすることはせず、あれのことかと思い起こしていた。
それ程大きくはない敷地ではあったが、その一角に木々に挟まれた場所がある。
普段は行くことのない場所。子どもが迷い込んでも、梁には気づかない高さ。足元に転がる石は何を示すのか。
一度だけ案内されたそこは、昼間でも暗く、夜には何も見えなかった。
何故今は見えているのだろうと疑問に思い、ちらと鏡を見る。
おまえか、と内心で聞いてため息をついた。
カツカツと音を立てて、広間にあるソファへと腰を下ろす。
誰もいない時間。珍しく今日はみな部屋に戻ったようだった。
鏡をテーブルの上に衝立を立てて置くと、ここに来て一度も眠っていなかったと目を閉じる。
「人狼など、本当にいるのか」
言えなかった疑問を口にして、眠りに落ちていく。
胸から下げたロケットを握り締めた。
その先は、闇。
―――― 深い深い、*闇の中*
/*
後はエピまで天声お預け。
と言うかもし赤ログでどこで襲ったとか描写あったらごめんなさい。
適当にソファから動いたこという事で。
さて狂人としてどうやって動こう
/*
騙りに出ると色々めんどくさいというか、ガチっぽくなりそうなので。
なら「狼に加担する人間」を演じてみよう。
もしくは狼に魅せられていく狂人。
狂人ネタで書いたあれを基に。
/*
普通に村人で狼側に組する人間という位置づけでもいいんだけど、誰が狼かわからんのだ(´・ω・`)
COがあるとありがたいけど。
さて。どれだけがちにならずにいけるのか。俺は行かない。そんな脳はもうどこにもない(うぉい
[少しだけ洗物が残ってるのに気がつき、皿洗いをする。家事はずっとやってきてるはずだがミッキーが洗ったものには汚れが残ったままだ]
ああ、たぶんまだ朝だよな。眠れるんだったらもう少し寝てみるか……
色々と暗躍していたら全く寝られなかったマジック。
ミッキーの神出鬼没っぷりに和みます。
アーヴァインを真っ先に発見する予定でいるけれど、いつごろ貼り出すつもりかなぁ?
今日は休みだし、頑張ってこのまま起きちゃうかな…。
[ちらりとアーヴィンに目をやるが、アーヴィンの存在は既にほぼ背景と化してたのか、特に記憶には残らない。
ミッキーはとぼとぼとあてがわれた自室に戻り、そこでその音を聞くことになるだろう…]
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