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話ができるのは、人狼だからじゃないか?
[ただの肉食獣ではなく、人間に化ける獣だからこそ人間として振舞える。
心を痛めたことなど、一度もない。
それでもネリーの哀しそうな声を聞いていれば、初めて心が痛む。
生きていけるかの問いには、答える必要がなかった。
ネリー自身で、答えを導き出しているのだから。]
……そうか。
[答えがどうあれ、今宵は自分一人でと思っていた。
色を感じさせない声で一言囁いて、男は立ち上がり。
久しぶりの狩り。楽しむとするか。
そう声を出さずに呟いて、朱い瞳を輝かせた。]
[ギルバートの当たり前すぎる返答に、思わず噴き出してしまう。]
ふふ、神様は意地悪ね……。
[それだけを呟く。訂正もしなかった。きっと、ギルバートには通じないのだろう。]
[ギルバートの「気」が、一気に膨らんだ。恐らく狩りへと心を駆り立てているのだろう。色めきたつギルバートとは逆に、ネリーの心は沈んでいくばかりだった。
しかし。
何かがちりちりと音を立てる。
逃れられないのだと、責め立てる。
そして、ギルバートの波長とシンクロしようと騒ぐのだ。]
意地悪じゃないさ。
[こうして、女の同胞を与えてくれたのだから。
心に響く女の声は心地いい。]
……ったく、俺もまだまだ甘いな。
[自嘲するように呟く。
村を滅ぼすとは、言えなかった。
言えば、人間としてのネリーが哀しむと思ったから。]
…きっと、私の神様とギルバートさんの神様は、別人なのね。
[ため息ともつかない言葉。揺らいで、揺らぎすぎて、ぐちゃぐちゃになりかけている。
それでもわずかなアルコールが作用しているのか、自嘲気味だが笑いが漏れる。]
何が甘いのかしら?
[外は漆黒の闇。
少しずつ、男の力が増大する。
気を集中すれば、口からは鋭い牙が生え始める。]
何かを護りたいなんて、初めての感情でな。
人狼に、そんなもの……必要ないってのに。
[ネリーを、同胞としてではなく、人間として護りたいと思った。
そんな感情が己にあることに、自嘲は止まない。]
守る…。
[そうなのだ、ギルバートにとって自分は、やっと見つけた同胞。失いたくないのも当然だった。]
そんなことは無いわ。どんな生き物だって、心があれば、理解しあえる対象は守りたいと思うものだと思うわ…。
私だって、ギルバートさんの足を引っ張ることだけはしたくない…。
[心細さゆえに。今独りになっては、ネリーは何をどうしていいのか全く分からなくなってしまう。]
ははっ、お前に足引っ張られたら…俺どうするんだろう。
[ネリーと出会わせた神を、恨むだろうか。
今はまだ分からない。]
なぁ、今夜は一人なんだろ…?
眠れそうか?
[意図して牙を隠し、ネリーに尋ねてみる。]
…逃げてください。私を置いて。
[そう、はっきりと。]
私はこのままでは、ひとりでは生きられません。
でもギルバートさんは違います。逃げのびて生きることができれば、また再び同胞と出会うことができるでしょう。
…せめて吸血鬼ならば、相手を仲間に引き入れることができたのでしょうに…。
人狼とは、なんて業の深い生き物なのかしら…。
今夜、ですか…?
[昨日はただ混乱だけだった。しかし今は混乱の種類も判明している。ただ納得するのに時間がかかっているだけで。
また、アルコールの作用がとろとろと睡魔を運んできているようにも思える。]
…大丈夫、です。これくらいは、ギルバートさんの手を借りずとも…もう大丈夫。
ちゃんと独りで眠れます。
[無駄に自信ありげに言い切った。]
逃げろか……参ったな。
逃げるかどうかは、その時の気分次第ってことにしておくか。
[笑みを含んだ声で、そう囁いておく。
それだけはしないと、心に決めていたけれど。]
ばぁか。
―――お前以外の同胞なんて、要らないぜ。
……そうか、それなら良かった。
[安堵の息に、微かに溜め息を含ませる。
昨晩のように、声だけでいいから触れたかったのだから。]
眠れなくなったら、またまじないしてやるよ。
遠慮なく、言うといい。
[溜め息を隠すように、いつもの調子で囁いた。]
気分次第って、そんな…。二人揃って掴まってしまったら、元も子もないわ。それだけは…嫌。
[お願いと、そう念をこめて囁く。]
まあ、私以外は要らないなんて。この先他の仲間にも会えるかもしれないのに…。独りは淋しかったでしょう?ふたりよりも、三人、四人…たくさん仲間はいたほうがいいわ。
…ああ、でももう…。
[穏やかな結婚と暮らし、赤ちゃんをデボラに抱いてもらうようなことは、叶わない。]
おまじない…。ええ…。
[昨夜のことを思い出して、わずかに赤面する。あの安心は得がたいけれど、何だか全てを見透かされて探られているような気にもなって…。
平たく言えば、恥ずかしいからゴメンナサイ。ということでもあった。]
二人捕まるのがそんなに嫌なら、足を引っ張らないことだ。
[卑怯だと思った。
それでも、失いたくなかったのだから囁いた言葉。
ようやく見つけた同胞、この先もずっと共に……男はそう願っている。]
淋しいなんて、思ったことないぜ。
だが、お前に会えた今、一人になったら淋しいかもな。
[ネリーが叶えたかった夢は分からない。
嗚呼と落胆する様子に、再び胸が痛む。]
ははっ、また断られたか。
俺……婆さんに呪いでもかけられてるんだろうか。
[心の痛みを隠すかのように楽しげに囁いた後、優しい音色で]
そろそろ、休んだ方がいい。色々考えて、疲れただろ?
[ギルバートの言葉に息を呑む。]
そうね、足を引っ張らなければ済むことなのだわ。ええ、そうね。
ここでいきなり後ろ向きになっていては、いけなかったわ。
[自信のなさの表れをずばりと言い当てられたようで、少々しゅんとなってしまった。]
うん、一度でも他人とのふれあいがあったなら、それがなくなると…淋しい…。
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