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ええ、きっと、分かってます。
[恐らく、ギルバートが思うよりもずっと、分かっている。ローズマリーは「特別」なのだ。「特別」な味がする、トクベツなエモノ。
ちらり。
ネリーの瞳の奥に、翠の光が渦巻いた。ネリーは自分自身が思うよりもずっと早く、本能に目覚めつつあった。]
強くあろうとする、か。うん、そうだな。
ああ。でも俺はギルバート見たくそうしたいわけじゃないから。ローズマリーは綺麗だと思うけどな。
ありがとう、じゃあ渡しておく。
ネリーもお休み。後片付けもいいけど、ほどほどにな。明日みんなでやるってことも出来るんだからさ。
[ネリーへ鍵を渡すと、廊下に出る。それから自室と決めた部屋に戻った]
[まさかネリーの中の本能が、それほどまでに目覚めているとは思っていない。
本当に、分かっているのだろうか。
ローズマリーを狙う真の意図、そして自分の宿命を。]
……ネリー、俺の話、聞いてくれるか?
[確認するために、男は一つ、同胞に尋ねた。]
[どこか場の空気に馴染めてないミッキーは夜風にあたり酔いを覚ましていた]
寝ないといけないのだろうが、こういう時は寝れないんだよな
もちろん、グレンさんとギルバートさんは違うけれど…。あら?そうなの?
グレンさんのお好みではないのかしら…?
[ネリーからすればローズマリーは、どんな男でも口説きたいと思う女性なのだろうという認識だった。]
明日は明日で、たくさんやることがありますもの。酵母たちにご飯もあげなくてはね。
[部屋を出て鍵をかけ、グレンと分かれると階下へと降りた。]
[部屋に入ると窓から人を見た]
……本当に闇だな。何も、見えない。
何も、起きなきゃいい。そうしたら、又元の生活に戻れる。きっと。
[言い聞かせるように口にする。ベッドへはいると横になり、くらい部屋の中で余計に色々なことが頭を埋めていく。2度、咳き込んで吐き気を覚えたが、我慢して眠れるように*目を閉じた*]
ええ。でも、ひとつ聞いておいてください。
まだ、ヒトの自分と人狼の自分が、うまく噛み合わないの。分かっているのだけれど、ヒトの自分は取り乱してしまうかもしれない…。少しずつ融合していくのだと思うの。
[この村の人々との楽しい思い出は、思い出そうとしたらいくらでも溢れてくる。それを抑えることはやはり難しい。心がふたつに千切れそうになる。]
嗚呼、分かった。
焦らないでいいって、言っただろう?
[何から話せばいい。何を話せばいい。
人間としてのネリーを混乱させないように、自然と口は言葉を選び始める。
男はそれに、気づいていないようだが。]
俺は生まれた時から人狼で、人狼の母親に育てられた。
二人で村を転々としながら暮らしてたんだが、ある日、母さんの正体がバレてな。
――…母さんは村人に殺された。
……許せなかった。
俺が初めて狩りをしたのは、母さんが殺された翌日。
ただ憎しみだけで村人を喰らい、母さんが残した牙だけを持ってその村を去った。
一人になった俺は、一度山奥に身を潜めることにした。
だが、すぐに村に下りたんだ。
母さんから聞いてはいたが、生きた人間の血は一度知ったら忘れられない。
俺は一人狩りを続けた。
村を滅ぼしては、また次の村を探し…そんな生活が続いた。
年頃になった俺は、食事のためなら何でもするようになった。
求められればそれに応え、最後には喰らう。
女を狩るのは楽しかったぜ。密よりも甘いから…な。
俺が旅するのは、狩りをするため。
この村に来たのも、同じ。
[長い話の最後、村に来た真の目的を告げる。そして]
……ネリー、俺は今宵、自衛団を喰らう。
俺らを、こんな窮屈な場所に閉じ込めた報いだ。
一度、血の味を知ったら戻れない。
だから、お前がまだ完全でないなら、手を出さなくてもいい。
[祭りのあと、なのだろうか。三々五々に人が散っていった広間は閑散としていて、物寂しげだった。皿を下げてシンクに浸し、次いで空になって放置された酒瓶を一本ずつ拾い集めていく。]
…こんなにたくさん…。
[ネリーはお酒の種類までは詳しくないが、ラベル裏の度数表示を見れば、どれもそれなりに強いものであることが分かる。
ため息をつきながら一通り片付けて箒で掃き、てきばきと皿も洗ってしまう。]
[男は、ネリーが望むのなら、戻れるための選択肢を与える。
狩りに慣れた人狼、一人でも十分な筈。]
―――如何する……ネリー。
[名を囁く声は、甘く。
まるで、愛しい女を誘うような声。]
[ヒトの理性と、人狼の本能が、ネリーの中で葛藤を続ける。ギルバートの話に、ぽろりと涙が落ちた。]
……楽しんでいるの、ね。
ヒトだって、他の生き物を狩って食べるわ。でもそこには食するものへの敬意があるはず。生きるために、自らの血肉になる存在に対して…。
どうして、人狼はヒトと会話ができるのかしら?
意思の疎通のできない関係であれば、これほどまでに互いに心を痛めることなど無かったでしょうに…。
普通の食事だけで、普通に生きていけるの…?
いえ、普通にヒトの間で、生きていけるの…?
…無理、だから、こんなことが起きているのよね…。
私はもう、一方通行の道に迷い込んでしまったのね…。
[ネリーにとっての「戻る」は、ヒトの暮らしに戻ることでしかない。しかしもはや叶わない願いなのだ。]
[厨房からすっかり片付いた広間をぼんやりと見て、そしてネリーはひとつの瓶を手に取った。りんごジュース。…に、酵母を少し混ぜて一晩放置しただけのもの。ほんのわずかだけアルコールが混じるお酒もどき。
コップに一杯注いで、口をつけた。]
…あまい……。
[こくこくと喉を鳴らして、一気に半分ほど飲んでみた。それだけで、何だか良い気分になる。]
[残りも飲んでしまうと、小さく息を吐いた。誰も見ていない、そう思ったからこその行動。空になったコップを洗い片付けると、両手で顔を覆って俯いた。
泣いているわけではない。
ただ、我慢して明るく振舞っていた反動が、揺り返しのように襲っていた。]
…大丈夫…大丈夫……。
みんなで、また以前のように…元気に…。
[暗示のように自分に言い聞かせる。しばしそうして、やがて自室に*戻っていった*。]
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