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[外の闇が心地良い。
夜を感じさせるような闇は、己の力を増してくれるような気がするのだから。]
…………。
[同胞の、決別を誓う声が聞こえた。
その声の儚さに男は何も囁かなかった。
ただ自室で一人、じっと声に心を傾けて。]
[ネリーが何故、人狼と変じたのかは分からない。
生まれた時から人狼だった男は、己の宿命を受け入れることなど容易かったけれど、同胞は違うだろう。
決別をした今でも、悩み、苦しんでいるのではないだろうか。
だから、男は同胞が求めるまでは教えない。
今までしてきたこと、そして、これからしようとしていることを。
それらは、女のネリーにはあまりに残酷なことなのだから。]
[外は一向に晴れない。
昨晩よりは多少薄れているが、決して昼を感じさせるようなものではない。
自室を出て階下に下りれば、食卓に並ぶ食事が目に入る。]
よう、グレン。どうした、顔色悪いぞ。
[センスのいい食事を作ったのは誰か、知るのは簡単なこと。
怯えていたようだったが、食事を作る気力があると思えば、ほっと胸を撫で下ろす。]
[空腹を満たしながら、グレンの話に耳を傾ける。]
……絞首台? ふんっ、馬鹿げてる。
そういやぁ、自衛団が投票してどうのって言ってたな。
まさか、それを使わせる気か?
そもそも、人の命を多数決でとか、ふざけてるだろ。
[少し口調を強めて、問いの言葉。]
何処にあるんだよ、それ……。ぶっ壊してくる。
[ 目覚めてみれば既にネリーの姿は無く。ふぁー、とあくびをしながら体を伸ばす。]
こりゃ、朝だか昼だか、さっぱりだねえ。
[ ゆっくりとした動作で服を着替える。朝は苦手で、いつも寝起きはしばらくはぼうっとしたままだ。しかし、今が朝か夜かも定かではなかったが。
そして、荷物を詰めてきたバッグを漁りブラシを取り出すと、髪を梳かしてゆく。]
……そういや、ここには風呂ってあるのかねぇ。
[教えられた場所に辿り着くと、足を止めて見上げる。
一瞬言葉を失ったが、すぐさま飛び跳ねて梁を下ろそうとするも、あまりに高くて叶わず。樹に登ろうとするも、それを阻むような太さに叶わなかった。]
……っくそ。
[吐き捨てて、悔しそうな面持ちで中に戻る。
壊せなかったこと、グレンには分かるだろう。]
犠牲者が出たわけじゃねぇし、そんな顔すんなよ。
使わなくていいかもしれないぜ。
[ 場違いとも言えるような己の言葉に、苦笑して。]
そんな場合って訳でもないか。でも、ま、後で探してみようかね。
――さて。
[ 立ち上がり扉を開ければ、朝餉の匂いが漂ってくる。]
感心、感心。
こんな時だってのに、ほんと、良い子だね。あたしが男なら放って置かないよ。
……なるほど。
俺ら以外にも、昔人狼が居たわけか。
[絞首台を見た時、男はそんなことを考えていた。
そして、他に考えていたことは]
首を吊る……ねぇ。
[処刑の仕方は村様々だから、この村のやり方は初めて。]
[ 広間に行けば、怒りを滲ませた声がする。]
おい、どうしたんだよ? ――って、あ……行っちまった。
なあ、グレン。何があったんだい?
……ああ、本当にあるんだ。聞いちゃいたけどさ……本当に……
[ 広間に居る者を見回す。怖れと嫌悪の混ざった気分が湧き、思わず我が身を抱きしめるようにして身を震わせた。]
……面白いじゃねぇか。
俺は、そんなに簡単には殺られないぜ。
[男は余裕そうに呟く。
この方法なら、逃げ出すことは簡単なわけで。
だから、恐れるものはただ一つ。
過去、何度か危険に晒されたこと。
―――人狼だと、告知されること。]
[人狼だと告知され、それでも生き延びることができたのはある存在のお陰。
人間のくせに何故か嘘をついて、擁護してくれた狂い人。]
……この村にも居るのかねぇ。
[居たとして、役に立つかは分からない。
足を引っ張る狂い人も、過去に何度も見てきてるのだから。]
……そうだね。
使わずに済むんなら、それが一番良いんだけど……さ。
[ 言いながら、暗い外へと目を向ける。
自分で言いつつ、果たし使わずに済むのだろうかという不安が胸を騒がせる。それを表に出すまいとはするものの、その試みは上手くいっていたかどうか。]
[ローズマリーが歩み寄ってくれば、視線を移す。
言葉の内容は同じだが、語尾が微かに詰まったのが分かる。]
昨日は大丈夫だと思ったが……ローズ、怖いのか?
怖いんなら、抱きしめてやるが。
[にやりと笑みを浮かべた。]
―客室―
上手に砥げました…なんてな
[起床。昨夜雑念をはらって一つのことに集中したおかげか。無自覚だが普段よりも気分がいいのは明白だろう。けれど]
…相変わらず暗いな…さすがにこれを分厚い雲が大量…とかいってられないんだろうなぁ
[いって、俯くときには既にもとの仏頂面である]
…そんな…いきなり納得して人を殺す選択を取る…なんてできないよなぁ…
[それは現実から顔を背けているのか。逃げなのか。それとも諦めか。一つ息を吐いて、広間へと向かったのだが]
お邪魔?
[ギルバートとローズマリーに悪気もない態で首を傾げてみた]
[ 笑みを浮かべるギルバートを見る。自分の顔に浮かんだ表情には気付かない。拒絶、怒り、嫌悪……そのようなものはなく、戸惑ったような、途方に暮れたような、そんな気分が浮かんでいた。
広間に居る者を見回す。……ふうっと息を吐いて気分を落ち着けた。]
お生憎さま。あんたに慰められるほど、堕ちちゃいないよ?
――さて、ネリーが腕によりを掛けた料理を頂こうかね。
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