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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
1人目、自警団長 アーヴァイン がやってきました。
自警団長 アーヴァインは、村人 を希望しました。
平和な村だった。
今日ものんびりとした一日が終わろうとしていた。
ただ一つ。
村を訪れた旅人に、話しかける村人の姿。
その旅人の姿が、消えてしまった以外は。
噂が大きくなり、自警団長であるアーヴァインは考えた末に、村人を集めることにした。
村に伝わる「鏡」を使って、人狼の疑いがある者は集められる。人狼に対抗できる力を持つものも一緒に、その鏡は光を示した。
この村は20発言でRP村をやってみようという主旨の村です。
ガチをやりたい方は回れ右をした方が身の為です。。
進行中、どうしてもガチ思考になってしまうのを止める事は出来ませんが、他の方に対してそれを強要しないようお願いいたします。
又、禁止事項は守っていただきたく思いますが、それ以外についてはPC同士RPで乗り切ってください。
役職等の言い換えはありません。占い師や霊能者など、特殊能力者はご自身でどのような能力なのか設定してください。
投票は無記名です。プレイヤー視点(物語が面白いと思う方向)での投票推奨です。襲撃についても同様にお願いします。
勝負度外視、狼は必要があればCOして構いません。
COしている狼がいるからといって、そこに投票するかしないかはあなた次第です。
なお、この村は11人以上集まっていれば、5日に開始予定です。
身内村ではなく、飛び入りがいないと始まらない村です。
その他についてはまとめwikiの方を参照してください。
重ねて言いますが、この村は勝負度外視の完全RP村です。
喉に注意しつつ、物語を作っていきましょう。
村の設定が変更されました。
2人目、文学少女 セシリア がやってきました。
文学少女 セシリアは、人狼 を希望しました。
[パタン――
自宅の扉を後ろ手に閉め、深夜の村の中へ踏み込んだ]
全く、面倒事は起こして欲しくないな。
それを処理するのが自警団だろう。
此れでは本を読む時間も減ってしまう。
[愚痴を零しながら、地を歩む。今宵は秋風が心地好く、それが少しだけ心の清涼剤になり得たから、集会場に向うことにした。そうでもなければ自警団に抗議しているところだったかもしれない。]
[秋風が揺らす前髪。その奥の瞳は明確に世界を捉え]
集会場…。自警団が呼び出した先は明かりも点らぬ場処だった、か。全く…――
[またぶつくさと愚痴を零し、集会場内に立ち入れば明かりを点ける。当然今は自分以外誰も居ない。ふぁ、と欠伸を噛み殺す。夜更けまで本を読み、そのまま此処に訪れたので碌に睡眠を摂っていなかった。]
綺麗なベッドくらいあるだろうな?
[そう訝しげに呟いて、集会場の奥へと*]
3人目、流れ者 ギルバート がやってきました。
流れ者 ギルバートは、狂人 を希望しました。
[集会場へと向かう間、男は何度も髪を掻き毟っていた。
この村に辿り着いたのは一ヶ月前。
村の住人でない自分が、何故……と苛立ちが募る。]
ったく、俺は殺る側じゃなく、殺られる側だぜ?
[男の耳にも届いていた噂話。
人狼という存在を完全に信じているわけではないが、
仮にその存在が真実なら、”旅人”という共通点を持つ自分は殺られる側だと思っていたのだが]
簡単に殺られるつもりはないが…な。
まぁ、面白い。
[不機嫌そうな表情に、笑みが浮かび始める。
そして集会場に辿り着くと、撒いていたバンダナを締め直して]
ちーっす。
容疑者一人、ご到着っと。
[いつもの調子で、集会場の中へと入っていった。]
何だよ、誰も居ねぇじゃん。
[閑散とした集会場。
肩に背負っていた荷物をテーブルに置き、窓際へ向かう。
その縁に腰を下ろしながら、煙草に火をつけて]
…………。
[紫煙を燻らしながら、首につけていた革紐の先端を弄る。
男は物思いにふけた後、それを服の中に隠したのだった。*]
4人目、農夫 グレン がやってきました。
農夫 グレンは、おまかせ を希望しました。
[少し大きめの麻袋を両手に提げて、ドアを開けた]
ちわっす。
…………。なんだ、アーヴァインの野郎いないのか。呼び出しといてこれかよ。
旅人がやられた、ねぇ。おおかた野犬にでも襲われたとかじゃーないの? 畑の世話とか色々あんだけどな、こっち。
[つかつかと広間にやってくると、麻袋をテーブルの上へと置く]
[窓際に座る男に気付くと、帽子を少しあげて声をかけた]
あんた、新入りだな。
ま、こういう田舎だからさ。よそ者には今回の事件は居心地が悪いかもしれね。
俺はグレンってんだ。
[人懐っこい笑顔を見せると、麻袋からいくつかの野菜を取りだした]
さてと、昼飯昼飯。
5人目、老婆 デボラ がやってきました。
老婆 デボラは、おまかせ を希望しました。
やれやれ腰が痛いわい。
こがいなババまでこったら遠い場所に集めよってからに。
[老婆は曲がった腰を拳で叩きながら集会所のドアを開けた。見れば。窓際に余所者の男一人。]
あやつはこのババの腰をさすってはくれんじゃろうのう…。
[呟くと壁側に置いてある長椅子に腰掛けた。]
おおイタタ…。
6人目、鍛冶屋 ゴードン がやってきました。
鍛冶屋 ゴードンは、村人 を希望しました。
おい!
なんだこの招集状は!?
俺を疑ってるのかアーヴァイン!
怪しげな鏡なんぞ出しおって、いったいどういう…!!
[騒がしく入って来た男は、長椅子に揺られる老婆の姿に声を止めた]
[そっと老婆を覗き込み、寝息を確認すると安堵の表情を浮かべる]
やべぇやべぇ。起こしちまうとこだったぜ。
にしても、デボラさん、またこんな所でうたた寝かよ。
いい歳して、風邪でも引いたらどうすんだ。
ったく。なにか掛けとかねぇと…
んー。ま、こんなのでもないよかマシか。
[男はソファの背にあった飾り布を、老婆の膝に掛け…窓辺の男に気が付いた]
新入りって、此処は刑務所かよ。
……って、似たようなもんか。
俺もあんたも、容疑がかかってるみたいだし…な。
俺はギルバート。
[にやりと笑い、自分もまた名を名乗る。
料理ができるらしいグレンを暫く視線で追い、その後に再び窓の外へと。]
[その後、グレンに続くように召集された面々が集い始める。
老婆の呟きは聞こえなかったが、腰が悪そうな様子を横目で見て]
(若い女の腰なら、擦ってやるんだが…な。)
[自分から話しかけようとはせず、新しい煙草に火をつける。
それを幾度か吸った後で、騒がしい男の声が聞こえ視線を移す。]
……嗚呼。
飯なら、さっきグレンって奴が……
しかし、こんな婆さんにまで容疑がかかるとは…な。
俺を疑うことといい、自衛団の考えはよく分からん。
[短くなった煙草を外に放り捨て、窓を閉める。
そして、長椅子で眠っている老婆に近づきながら]
しかし、こんな婆さんにまで容疑がかかるとは…な。
俺を疑うことといい、自衛団は何を考えてるんだか。
どうせ疑うなら、若い女にしろよ。
一つ屋根の下で時を同じくするなら、若い女がいい。
[老婆は眠りから醒めた。永遠の眠りにならなかった事を神に感謝する。]
…何じゃこの布は?
[ちら、とこちらに近づいてきていた余所者を見遣る。]
おまえさんが掛けてくれた…のではあるまいな。
誰か知らんがありがとうよ。
[手提げ袋から輪になった毛糸を取り出した。呆け防止に良いと聞いたあやとりである。]
それにしても…こかぁ飯は出んのんかいの?
不親切じゃ。
7人目、ケーキ屋 ネリー がやってきました。
ケーキ屋 ネリーは、ランダム を希望しました。
[集会場の扉を静かに開けると、扉の隙間から中をそっと覗いてみる。知っている顔、知らない顔、何人かが散見された。]
あ…おばあちゃんもいる…。
[一番見知った顔に、戸惑いながらもほっとしたような表情を浮かべると、中に入って音を立てないように扉をゆっくりと閉めた。デボラの傍らに歩いてゆき腰を落ち着け、その指先の動くさまを楽しげに見つめながら、労わるように腰を撫でる。]
おばあちゃん、お身体の加減はいかが?また腰を痛めてないかしら?
……あら、そこは指を下から入れて左右に開くと…そう、そうすると、ほら天の川。
[出来上がった毛糸の模様に、小さく手を叩いて賞賛の意を。]
ああそうだわ。
これを食べてね、おばあちゃん。梨のコンポートを使ってアップサイドダウンケーキを焼いたの。お店に出すつもりだったのだけど…。
[手にしていた籠から顔を上げて、室内に視線を漂わす。そして長い睫毛を伏せ表情を曇らせると、やるせなく呟いた。]
この分ではしばらくお店を開くのも無理なのかしら…。
よりによって、おばあちゃんや私が容疑者だなんて、どういうことなのかしら。なぜこんなことに。
……ともかく、早く解決しますように…。
[しかしその解決方法を思って、ぎゅっと目を*瞑った*。]
おおネリーや、おまえさんはいつも優しいのう。
この老いぼれの腰をさすってくれるのかい…。
[老婆は顔を皺くちゃにして微笑んだ]
ケーキも貰おうかね。
ババの好きな梨か。嬉しいねえ…。
おばあちゃん、はい。喉に詰まらせないように、ゆっくりと食べてね。
[温かい紅茶を淹れると、デボラの前に置いた。
そして改めて室内の面々を見てみる。一人、見知らぬ人がいて、軽く首を傾げる。]
…おばあちゃん、あの方はどなたかご存知?
[運良くギルバートの軽口は聞かずに済んでいたようだ。ギルバートの手にある煙草から立ち上る細いけむりを何とはなしに見ながら、デボラにたずねてみた。]
紅茶もありがとうよ。あったまるねえ。
あの男かい?
ちょっと前に来た余所者だよ。
まったく老い先短いババの前で更にタバコを吸うなんて老人を労ろうという気がないねありゃ。
ネリーや、おまえさんはあんな男に引っかかるんじゃないよ。
一発言の制限が予想以上に短いね…。いつもの半分くらいだわ。まさか入村時の発言が三分割になるとは思わなかった。
それとwikiのこれがどの程度の強制力を持つかが良く分からん…。
>ト書き:一発言中2行まで。[ ]でくくります。
「2行まで」って、どういう基準で2行なんだろう?
[自分の分の紅茶も用意して、その香気をゆっくりと吸い込みながらひと口含んだ。こくりと飲み下す。]
あらいやだ、引っ掛かるだなんて。私はお魚ではありませんのよ?
[デボラの言葉に、ひとしきりころころと笑った。]
それにあの方、ちゃんと窓際で吸ってらっしゃるわ。私も煙草の煙や匂いは好きではないけれど、迷惑をかけないように気を使ってらっしゃるならば、それ以上は言わないでも良いと思うの。
[厨房奥のテーブルで眠っていたらしい。大きな欠伸をして目を覚ました]
ふあ……っ。
あー。何時だ? ずいぶん疲れが溜まってたのかねぇ。
広間のほうから話し声もするな。誰かいるのか?
[立ち上がると、広間のほうへ向かう。こちらへ来たらしい鍛冶屋には気づかないまま、広間の二人に気づくと手を振った]
知らない男にも優しいねえ。
じいさんが肺ガンで逝っちまったからね、ババにとってタバコは敵なのさ。
でも、おまえさんがそう言うなら、これ以上は言うまいかねえ。
[孫娘のように可愛がっているネリーの言葉に、老婆は自分の尖った心が柔らかくなっていくのを感じた]
[老婆はグレンに気づいた]
おや、農家のとこの坊じゃないかい。
おまえさんも来てたのかい。
ババにこの布を掛けてくれたのはおまえさんかえ?
[グレンの姿に気づくと、微笑んで小さく手を振り返した。]
グレンさんもいらっしゃったのね…。朝に野菜を納入してくれたときには、まさかこんなことになるとは思わなかったわ。お互いに災難ね。
おばあちゃんの旦那様は、そうだったのね。おばあちゃんの気持ちも知らずに、あれこれ言ってしまってごめんなさいね…。
[この町に来てまだ数年、親しくなったとはいえ知らないことも多すぎた。しゅんとして俯く。]
メモはどうやら読まれてない?
でもそれに近い感じにはなったからいっか。
グレンさんとも無理やり繋げてみた!ダメかな?(汗)
ネリーにデボラ婆も呼ばれたのか。あの鏡って奴はほんとに正しいのかねぇ?
布? いや、俺じゃないな。
そこのギルバートじゃないのか?
[デボラの問いに答えながら、椅子へと腰を降ろす]
ああ、ネリー。俺もまさかここに呼び出されるとは思わなかった。おかげで野菜の世話どうするか考えてっとこだ。しばらくは親父やお袋がやってくれるだろうけど。
分からないわ。でも犠牲者が出たのは確か…。
私はお店をいったん閉じてきたの。日持ちしないものはご近所に配って、少し籠に入れて持ってきたわ。
早くお店に戻って、あの甘い空間の中でお菓子を存分に作りたい…。
[そう言うネリーの髪からは、もう染み込んでしまっているのだろうバニラの香りが漂う。清潔を保つために短く切りそろえられた爪の先で、カップのふちを軽く弾きながら、視線は店の方向へと飛ばされた。]
さあてね。
で、アーヴァインの野郎はまだ戻ってこず、か。
野菜だけなら持ってきたんだが……一旦家に戻って他に持ってきた方がいいのかね。
厨房も特にめぼしい食材なかったし。仕方ないけどさ。
[デボラの呟きが聞こえたか、誰にともなく相槌を打って大きく伸びをした]
[小声でも、隣に座るネリーには聞こえてしまったようだ。]
(最初から優しくないだろうって思ってそう接していたら、相手の方もその空気を感じて優しくしようとは思わなくなってしまうものだと思うわ…。)
[つい口に出そうになって、寸でのところで噤んだ。
先ほど口にしたことでデボラに嫌な思いをさせてしまったことを思い出す。デボラがそう考えるには、相応の理由があってのことなのだろう。]
[老婆は欠伸をした]
おや、もうこんな時間かい。
ババはもう寝るよ。
確かこの奥に寝室があったろう。どこか使わせてもらおうかねえ。
[老婆はゆっくりと立ち上がった]
おやすみ、二人とも。あまり夜更かしをするでないよ。
[ふたりについては、この先何かがあったなら、仲をとりなすことができれば良いなと考える。]
アーヴァインさん、人狼を見つけて捕まえてくださらないかしら?
[無理だからこそこんなことになっているのだろうが、つい言わずにいられない。]
調味料ならば一通り持ってきたわ。ここの厨房も普段全く使われていない訳ではないから、道具などは揃っているはずだし、食材はアーヴァインさんに頼めば持ってきてくれるはず。
あら、おばあちゃんおやすみなさい。
そうね、おばあちゃんは腰の状態もあるから、一階の部屋を使わせてもらうのがいいわね。私は二階の部屋にしようかしら…。
[デボラに先んじて立ち上がると、デボラの身体を支えて立つ手助けをする。]
グレンさんはまだおやすみにならないのかしら?
/*たきさん、村建てお疲れ様です。
参加者の皆さん、どうぞよろしくお願いします。
恋愛RPは全開相当凄い事になってしまったので回避するために老婆で。
ギルにはしょっぱなから敵意向けてごめんなさいね。腰をさすってくれてたら好意的になったんだけど(ぇ
それにしても苗字考えるの面倒だ。何でみんな綴りまで出してるの。頭働かないよー。
グレンの人、寝落ちた…?
ふと見たら独り言が20回なことに気づいた。そうかこの発言制限だと独り言も少ないのか…(遠い目
[デボラを部屋の前まで送ってから集会場の広間に戻る。グレンはどうやら椅子に座ったまま船を漕いでいるようだ。]
風邪を引かないようにしてくださいね。おやすみなさい。
[一応声をかけて、デボラが置いていったひざ掛けを肩に羽織らせる。窓辺で煙草をくゆらすギルバートにも軽く会釈をすると、二階への階段を上り、一番奥の部屋を選んで*入った*。]
お集まり頂いた皆様、ありがとうございます。
今回は変更点を一つお知らせ致します。
まとめwikiにてト書きを一度に2行まで、としておりましたが、2回まで、に訂正したいと思います。
CSSによって行数が変わってしまうための措置ですが、あまり長くならないようにご配慮頂ければ、と思います。
なお、プロローグは30発言まで、一日経つと初期回復しますので、プロローグの間は存分に喉をふるって下さい。
―集会所・広間―
もう朝じゃというのに誰もおらん。
こがいな人のおらん所におったら誰とも話せんで呆けてしまうわい。
[老婆は厨房に移動し、グレンの持ってきた食材を拝借すると、鍋いっぱいに押し麦のスープを作った。それを啜ると、また長椅子であやとりを始めた。]
文学少女 セシリア が村を出て行きました。
7人目、文学少女 セシリア がやってきました。
文学少女 セシリアは、人狼 を希望しました。
――集会場・奥の個室――
[集会場に来てからしたことと謂えば、眠ることと本を読むこと。]
気分が晴れないな。
[ぽつり呟いて、集会場の広間へと顔を出す]
おや、デボラ婆。
婆まで呼び出されるとはね。自警団は何を考えているんだか。
[軽く肩を竦めた後、暫しデボラのあやとりに見入っていた。ふと、空腹なことに気づくと同時に、厨房から良い香りがすることにも気がついた]
デボラ婆が作ったのかな?貰っていいかい?
[謂いつつも返事も待たずに、押し麦のスープを椀に掬った**
8人目、吟遊詩人 コーネリアス がやってきました。
吟遊詩人 コーネリアスは、おまかせ を希望しました。
−集会所・前−
と、ここが集会所ですか。
ふう、暑いですねえ……髪切ろうかな。
それにしても、こんなのどかな村で悼ましいことですね。
野犬の仕業、ということではないのでしょうか……。
しかし、ここに集められたってことは私疑われているのでしょうかねえ。
[首を傾げぶつぶつ呟きながら、長髪の男が集会所の中に入っていく]
おやセシリア、おまえさんもかい。
遊びたい盛りの若者がこがいな所に押し込められるなんざ不憫だねえ…。
たくさん作ったからたんとお食べ。食材は後でグレンに礼を言っとくれ。
ええと……お邪魔致しますね。……と。
[広間にいるのが老婆ひとりであることに戸惑いを感じる。彼女も容疑者のひとりであるというのか?]
こんな時間ですがおはようございます。
ふうむ、まだ人が集まっていないみたいですね?
良い匂いがするなあ。
[ちら、と押し麦のスープを見やる]
おや新入りだね。おはようさん。
おまえさんはどこから来たんだい?
[老婆は物腰の柔らかい青年に警戒心を解いた]
ああ、ババの作ったスープでよけりゃ、ほれ、あすこの厨房の鍋にあるよ。
これはありがたい。それではお言葉に甘えまして。
[いそいそと厨房に行き、椀にスープを注いで戻ってくる]
私は諸国を渡り歩いているのですが、生まれはここよりずっと東方の国になります。
乾いた地です。あまり住むに適した土地ではありませんが、良い所でしたよ。……もう長いこと帰っていないなあ。
お婆さんはずっとこちらに住んでいらっしゃるのでしょうか?
ババはずっとこの村じゃ。
ここしか知らんがここが最高じゃと思っとる。
じゃが、別の土地の話にも興味があるのう。
食べたら旅の話でも聞かせてくれないかえ?
ごちそうさまでした。大変おいしかったです。
そうですねえ……ここに来る少し前に立ち寄った村の話ですが、炭鉱の盛んな土地でして、嫁不足といいますか、若い娘さんがほとんどいらっしゃらなくてですね。
で、私やたら手厚いおもてなしを受けるものですから、人手不足で私にも仕事を手伝って欲しいということなのかな? と思っておりましたら、単に女性と間違われてちやほやされていただけという……。
こほん、ええ、そんなことがありました。
男だということがわかってからは、急に素っ気無くされましたよ。
土地の話というより小咄ですね。
さて、腹も満たされましたし、少し休んでくるとしますか。
中は勝手に歩き回っても構わないでしょうかね。それでは、ちょっと失礼致します。
[言いながら、集会所の奥へ歩いていった**]
その長い髪を切ればおなごに間違われる事もあるまいて。
ああ、この集会所の敷地内なら動いていいみたいだよ。
たいしたものぁありゃせんがね。
ああ、セシリア、すまんがこの椀を洗ってくれんかねえ?
ありがとうよ。
[二人分の椀を厨房でそのまま食べたらしいセシリアに渡すと、またあやとりを始めた]
/*
なるほど、瓜科は無発言キックの期間が短いんだな。
ちょっと様子見してたらタイムオーバーでした。
コーネリアス可愛いよハァハァ
よ。何やら賑やかになってきてるな。ご苦労なこった。
っかし、アーヴァインはいねぇのか。
あの若造、俺にびびって顔出せねぇんじゃねーか?
あいつが来るまで部屋に籠もるぜ。
…お前さんら、そんな顔するな。
逃げやしねぇし、びびってるんでもねぇからよ。
[どうやら眠っていたらしい。椅子の上で目を覚ました]
いい匂いがすんなぁ。
デボラ婆の料理か?
厨房に野菜置いてるからさ、適当に使ってくれよ。
しっかしよく寝た。で、まだアーヴァインは戻ってきてねーのな。
ミートソースのパスタか。
俺もいただこう。
[立ち上がると、自分の分を皿によそい、又テーブルにつく]
デボラ婆は今まで人狼の噂とか聞いたことあるのか?
だってさ、突然だろう? ひょっとしたら野犬かもしれないのに、こんな大げさにさ。
いや、一人でも死んでるんだから大げさってわけでもないが。
やあ、良い匂いがしますね。
[広間に入り、グレンとデボラに笑みをかけると、空いている椅子に腰掛ける]
アーヴァインというのは我々を集めた方ですね?
確かに、何か説明などあっても良さそうなものですよねえ……。
皆が揃ってから、ということでしょうか。
おっ、いい匂い。
グレン、俺のもあるか?
[部屋から出て、居間に二人の姿をみつける。
思えば、昨日は何も食べていなかったから流石に空腹なよう。]
年寄りのわりには、随分といい食べっぷりだな。
んー?
[パスタを半分ほど食べたところで、男に気づいた]
はじめてみる顔だなぁ。旅行者かい? だとしたら難儀だね。狼扱いされてさ。
俺はグレンだ。アーヴァインはそうだな、自警団の団長やってる奴さ。まじめ腐った顔しただろう。
[にっと笑顔を作る]
[ギルバートの姿にそちらへ視線をやる]
ああ、あるみたいだな。足りなきゃ茹でれば大丈夫だろう。パスタさえあれば、ソースは後から作ったっていいわけだしな。
[そう声をかけて、再びパスタへ向き合った]
茹でるって、俺料理できねぇし。
まぁ、どっかの婆さんみたいに大食らいじゃねぇから…
[嫌味を言いながら、厨房へ向かいパスタを装う。]
なかなか旨いじゃないか。
あの別嬪が作ったのか?
[ギルバート>>54の言を聞き、ふむ、同じ流浪の民か、と得心する。それから、ギルバートの笑みに気づき、微笑みを返した]
はい、私はコーネリアスと申しまして各国を旅しております。
ここには先週参りまして……村外れにある森の散策を毎日しているんです。
いやあ、とても綺麗な所ですね。
それはそうと、人狼、ですか?
本当に? 確かに招集状にはそのようなことが書かれておりましたが、てっきり何かの比喩だとばかり思ってましたよ。
ふうむ……少々信じ難いですね……。
アーヴァインさんというのはは自警団の団長殿ですか。怖そうですね。まあ、ゆっくり待つとしますか。
へぇ…、ただの老い耄れじゃないんだな。
[少し罰が悪そうに言って、再びパスタを食べ続ける。
何となく、このままでは負けた気分がして]
嗚呼、でも腹が減ってれば何でも旨く感じるからな。
ご馳走さん、なかなか旨かったぜ。
[ミートソースで彩られた口で、一つ礼を言った。]
コーネリアス、ね。りょーかい。
なんだギルバート、手が止まってるぞ。
[くっくっく、と笑みを浮かべて、食べ終わった皿を片付けようと椅子を立つ]
デボラ婆が作ったからって何か入ってるわけじゃないから安心しろ。だいたい、歳食ってる方が料理は上手いもんだ。年季はいってるからな。
あ、あのお婆さんが作られたのですね。
昼間のスープもおいしかったし、さぞかし…。
[足取り軽く、パスタを取りに行く]
ところでお婆さんに髪を切れば、と言われたのですが、切ってしまうと、どうにも地味な…といいますか冴えない感じになってしまうんですよね……。
[コーネリアスの声が聞こえると、男だったのかと少し肩を落とす。]
……へぇ、あんたも余所者か。
俺も同じ。と言っても、俺は一ヶ月前に来たけどな。
俺はギルバート。
綺麗な処? あまり他の村と変わりないように見えるが。
まぁ、他の村と違って静かだから暫く滞在しようと思っていたが。
あの婆さん、俺のこと嫌いみたいだからよ。
毒の一つ入ってても不思議じゃない。
料理が上手いのは別嬪。
そう相場は決まってるんだ。
[ふんっと鼻を鳴らし、袖口で口の周りを拭き取った。]
ババの作ったモンがいらないなら自分で作りな。
曲がった腰で丹精込めて作った料理は、美味いと思う者だけ食べてればいいのさ。
[ふん、と鼻を鳴らして]
美味いのは農家の野菜が良いからだよ。ありがとうよ、グレン。
旅の人にこの村がどう見えてるかなんてわからないけどさ。住んでる者からすれば変わりばえはしないなって思うよ。景色も人も。
飽いちゃいないけどな。
[食後の紅茶を入れると、匂いを楽しみながら口へ運ぶ。コーネリアスの短い髪型を想像して苦笑した]
じゃかあしゃあ!!
いくらおまえさんが老いぼれを労らん無礼者じゃいうても、折角作った料理に毒なんか入れるわけなかろう!!
[老婆は一喝した]
嗚呼、切った方がいいぜ、その髪。
俺みたいに勘違いする奴だって居るだろうし。
[声さけ聞かなければ、まるで女のような出で立ち。
先刻の笑みを返せと言わんばかりの勢いでコーネリアスに頷く。]
誰もいらないなんて言ってないだろ?
旨かったって言ったじゃないか。
野菜ってのはさ。ちゃんと世話してちゃんと日が照ってくれればうまく作れるもんだ。
でも、そう言ってもらえるのは嬉しいね。
[デボラの声が響くと、一瞬目を丸くした]
怖い怖い。ほらほら落ち着いて。あんまり興奮すると心臓に悪いよ。
地味なのが一番さね。
人も、土地もな。
特にこの村みたいに時間の流れがゆっくりな所はな。
[グレンの紅茶をもらう。匂いをかぎながら]
良い匂いじゃ。
こうやって、ゆっくりしながら死にたいもんじゃのう…。
ババが死んだら、じいさんの隣に埋めとくれ。
そうそう、グレンの言う通りだ。
血圧上がってぽっくり逝っちゃうぜ?
[詫びをいれるどころか、からかいの言葉は止まない。]
まぁ、婆さん落ち着けよ。
俺のせいだって言いたいのかよ。
人の冗談鵜呑みにして、勝手に怒り出したのは婆さんだろうが。
[少し強めの口調だが、表情は柔らかい。
くつっと喉を鳴らして、席を立つ。]
ちょっと一服してくるわ。
[そういうと、窓際ではなく集会場の外――庭まで出たところで、紫煙を燻らすのだった。*]
[老婆はギルバートの去った方角を見た。今度はきちんと外に出ている]
ちゃんと気を遣う事もできるんじゃないかい…。
[ネリーが昨日庇ったように、あの男は、そう悪い男ではないのかもしれない。]
ネリーに看取られたいとか、物騒なこというなって。
あ? ああ。気をつけてな。
[一服してくると外へ向かうギルバートの背を見送る]
さてと。俺も食事の後片付けしてくる。
コーネリアス、婆さんの事ちょいと見ててくれよ。
[食べた後の皿をまとめると、それを持って厨房へと*向かった*]
実際に住んでいる方からすると、そういったものなんでしょうねえ。
ふふ、まるで親子みたいですね。
[デボラとギルバートのやり取りに、そんな感想を漏らしてから、慌てて口を押さえる]
あがいなへらず口ばかりの息子なぞいるかい。
[口をへの字に曲げる]
ババの息子は産まれてすぐ死んでもうてのう…。昔は大した医者もおらんで、ババは二度と子が産めんようになったんじゃ。生きとったら言い合いも出来る仲になっとったんじゃろうか…。
あ、グレンさん私の皿まで……ありがとうございます。
うーん、親切な方だらけですね、ほんと良い所です。
[呟いた後で、この中に『容疑者』がいるかもしれないということを思い出し、真顔になる]
ほんとに……何かの間違いであればいいのですけど……。
ところで、ネリーさんってどなたでしょう? 他の方ともお会いしたいものですね。
グレンはこまい時から親を手伝って偉い子だよ全く。
[老婆はグレンに礼を言った]
ネリーかい?ケーキ屋をやってる器量良しの娘さ。
ババは孫みたいに可愛がっとる。
それは……そうだったんですか。
お辛い体験ですね。
私は人を慰めるのが下手なので、あまり上手い言葉が出ませんが……、旦那様はどうされているのですか?
ケーキ屋の娘さんですか!
ひょっとして昼間スープを飲んでいたメガネをかけたお嬢さんかな?
―集会場・外―
何が親子だ。
[肺の奥まで吸い込んだ煙を、勢いよく吐き出す。]
生きてたとしても、あんなに歳食っちゃいねぇよ。
[煙草を地に落とし、足で踏み潰す。
手は自然と革紐の先端へ、愛しいそうにそれを弄るのだった。]
じいさんはとうにあの世さ。
ババ一人、こうして村のみんなに助けてもらいながら今日まで何とか生きとるんじゃ。
旅人さんよ、何か言うだけが慰めじゃないんじゃ。
そこにおって、相手の事を思いやりながら話を聞く、それだけで救われる者もたくさんおるんじゃから。
ああ、メガネのはセシリアいうてな。まあ、ちょっと内気な子じゃが、あれも良く気がつく子よ。
話を聞くだけでも助けになっているのなら嬉しいものですね。
ああ、別のお嬢さんでしたか。
セシリアさん……と。ご本人の前でなくて良かったです。
さて、私もちょっと夜の散歩に出てまいりますね。
ほんとは集会所から外に出ない方が良いのでしょうが……アーヴァインさんご本人もまだ来られてないようですし、少しなら構わないですよね。
[そうひとりごちると、デボラに会釈して広間から出て行った**]
9人目、ごくつぶし ミッキー がやってきました。
ごくつぶし ミッキーは、村人 を希望しました。
随分と寒さを感じるようになったわね。
[夜道を歩く人影ひとつ。月明かりは濃い影を地面に描き、ネリーは自らの影を辿るように歩いていた。
ふと立ち止まると、後ろを振り返って月を仰ぎ見る。]
なんて美しい月かしら…。怖いくらいに綺麗。冷え冷えとした月ね。
…にしても、虫の声も聞こえないなんて、やっぱり何かが起きているのかしら。
[ひとつ身震いをすると、再び集会所への道を急ぐ。]
[集会場へと差し掛かると、その外に人がいるのを見つけた。月明かりの下でいつものように煙草を吸う姿に思わずくすりと小さく笑うが、足で踏み潰す仕草を認めて困ったようにため息をついた。]
ギルバートさん、こんばんは。
吸殻はちゃんとごみ箱に捨ててくださいね。あちらにありますから、お願いしますね。
でも、外で吸ってくださってありがとうございます。
[指で集会所外の一角を示し、ごみを捨てる場所を伝える。そして微笑みながら礼を言った。
ギルバートの前を通り過ぎて集会所の扉を開けると、そのまん前に立ち尽くす人が…。]
あら、ミッキーさん…?
あなたも呼ばれたのですか?
[軽く会釈をしながらたずねてみた。]
もしかしてもういなかったりしますか?ミッキーの人。
とりあえず1時まで待って返答が無かったら切り上げて寝よう。
明日は早く帰れますように…。
…っくしゅん。
[両手で口元を覆い、横を向く。ミッキーからの返事を聞く前に、うっすらと寒気を感じてくしゃみが出た。]
いやだわ、夜道でちょっと冷えたみたい…ごめんなさいね。
みなさん既におやすみのようですし、私ももう寝ますね。
良い夢を。
[ミッキーに会釈をして、二階の部屋へと*戻っていった*。]
[2、3本煙草を吸ったところで、女の声が聞こえ、咄嗟に革紐の先端を隠す。
女がそれに気づいたかどうか。]
よう、別嬪。まずいところを見られたなぁ。
[まずいとは、煙草のこと。
誤魔化すように、指し示された場所に吸殻を捨てながら]
あの婆さんが煩いからよ。
何処で吸おうと俺の勝手だってのに。
[まるで、外で吸えと言われかのように一つ不満を漏らした後]
そういやぁ、お前の名前聞いてなかったな。
――…ネリーか。
あまり夜道を一人で歩かない方がいいぜ。
女を狙うのは人狼だけとは限らない。
[喉を鳴らして笑った後、暫くした後で集会場へ入り、部屋へと戻った。*]
―回想―
[言い訳をしながら吸殻を拾うギルバートの妙にぎこちない動きが、いたずらを誤魔化そうとする子供のようで、何だか微笑ましく感じる。口元を手で隠して笑いをかみ殺しながら。]
ギルバートさんがどこで吸おうと勝手なように、何の文句を言おうと勝手だと、きっとおばあちゃんは言うわね。
私も煙草は苦手よ?でも煙や匂いを強制されなければ…そして吸殻などを道端に捨てられなければ、構わないと思っているわ。
[ネリーは、煙草とは対照的なバニラの香りを纏っている。甘い世界に漂うのを好むらしい。]
それにしても別嬪という呼ばれ方は…ええ、自己紹介がまだでしたね。ネリーです。
ケーキ屋を営んでいます。ギルバートさんは、甘いものはお好きかしら?
ここではあまり手の込んだものは作れないけれど、リクエストがあればどうぞ。
この町にそんな不謹慎な方はいませんわ。
[ギルバートの言葉にころころと笑う。両親に愛され守られて育った人間特有の、警戒心のなさ。]
でも心配してくださってありがとうございます。やはりギルバートさんは良い方ね。きっとおばあちゃんも、すぐに良さに気づくわ。
…では。
[まだ外にいるつもりらしいギルバートを残し、集会場の中に*入っていった*。]
―回想・了―
やれやれ…腰が痛いわい。
[老婆は耳障りな咳を何度か繰り返した]
じいさん…ババもそろそろじいさんの元へ行けそうかねえ…。
[再び目を閉じた**]
[身支度を済ませて階下へと降りると、手にした籠を広間のテーブルに置いた。中には腰痛用の飲み薬と湿布薬。効くと評判の町外れの医療所のものだった。昨夜遅くなったのはこのため。
デボラ宛に使ってくださいとメモを付けて。]
これで少しでも楽になると良いのだけれど…。
[扉越しにも聞こえるデボラの咳き込む声に悲痛な表情を見せるが、入っていくわけにも行かない。]
[台所に移動すると、全員分の食事を用意する。
オニオングラタンスープ。
柔らかな白パン。
簡単なサラダ。
そして、あたたかいお茶もポットに入れて。
自分は手早く食べてしまうと。]
いけない、お店に忘れ物をしていたわ…。
[取りに戻るために、集会所から*出て行った*。]
こんな時間まで寝ていられるのは、流浪者の醍醐味ですねえ。
単に怠け者とも言いますが。
……と、美味しそうですね。
誰も手をつけていない料理を乱すのは心苦しい気もいたしますが……空腹の誘惑には耐えられません。
[席に着き、白パンを手に取る。作りたてなのだろう、ふっくらとして柔らかい]
これもお婆さんが作られたのでしょうかね?
[壁の長椅子で目を瞑っているデボラを見やる。どうやら眠っているようだ]
待遇が良いので、何のために呼ばれたか忘れてしまいそうですねえ。
しかし、私も何か仕事をした方が良いかもしれません。
ちょっと探してくるとしますか。
[食べ終わると、静かに広間の外に出て行った**]
――回想――
[デボラから頼まれた椀の洗い物を快諾し、細い指に水が伝った]
食べて寝て本を読んで……か。
[自身の対人とのコミュニケーションの苦手さを自覚しながら、今一歩踏み出せないで居る。だからその場はすぐに個室に戻って本を読んだのだった。]
――現在――
[ベッドに寝転がり、片手を天井の方へ掲げる。ゆら、ゆらり。太陽の光と違って薄暗いこの部屋では、血管が透けて見えることは無いけれど。]
今の侭では唯の機械だな。
[ふ、と嘆息を漏らし、がばりと上体を起こすと、本を一冊片手に集会場の広間へと降りて行った。]
デボラ婆…――寝てる、のか。
[念の為に規則正しい寝息を確認しておかないと、何だか不安になる程にデボラは華奢で儚い存在に思えていた。老いるということはこういうことなのかと、デボラを見て一寸思う。齢19に成ったばかりの自分には実感が無い]
死とは必ず訪れる。
それは老いた故でもあれば、若かりき頃に迎えることもある。
死とは平等である。
[哲学書の基本と謂い得るそれを、呟いた]
…ババは寝室におるんじゃが。
あれか、メモを弄っとらんのがいけんのんか。
ネリーはちゃんと反応してくれたのにのう…。
ここは長椅子にワープした事にでもするかのう。
[寝室を出て、広間に入ると、ネリーの残してくれた薬が目に入る。優しさが有難い。湿布はからだが固くて貼れそうになかったので、後で貼ってもらう事にし、食事を貰うと飲み薬を服用した。そのまま、長椅子で眠っていたらしい]
何じゃ…また眠ってしもうたのか。
最近よう眠くなるのう…。
セシリア、おまえさんいつの間にババの隣におったんじゃ。
[呼びかけるが返事はない。本に夢中なようだ。]
湿布を貼ってもらえんかのう…聞いとらんのんじゃろうな。
ババとておなごじゃから、男がおる前で服を脱ぐのは嫌じゃし…寝る前にネリーに貼ってもらおうかね。
[独り言を言うと、あやとりではなく、毛糸の玉と棒針を取り出した。まだ外は暑いが、寒くなるまでに自分が生きていられるとは限らないから。]
[暗い部屋の中、男はベッドで眠っていた。その体がぴくりと動くと、繰り返されていた寝息が止まる]
ん…む。ああ……もう夜か。
灯りをつけなくては………
[枕もとに手を伸ばす。遠くからかすかに響く獣の鳴き声]
[やることもない、と軽く身体を動かしてから又集会場の中に入ってきたのは夕暮れ時]
セシリアも呼ばれてたんだな。
また、んなかたっくるしい本読んでんのか。
[セシリアの読む本に一瞬目をやった後]
じゃ、俺食事でも作ってくるな。食いもんだけはとっとかねーとさ。
[厨房へ向かうと、食事の準備を始めた。せめてパンがほしい、と思いながら、野菜を丁寧に洗って形良く刻んでいく]
やっぱスープかねぇ。後は芋蒸かしてマッシュポテトでも作るか。
[トマトベースのスープに数種類の野菜を放り込んでいく。やがていい匂いが厨房から広間へと、流れてこんでいった]
[老婆は耳は割と遠いが鼻は利く]
ああもう夜なんじゃな。
グレンや、ババにももらえるかえ?
[編み始めたベージュ色の毛糸は既にマフラーの形になっていた]
[目覚めたのは、日が高く上った頃だったか。
部屋で一服した後に居間へと下りて、並べられた食事を摂る。]
これは流石に婆さんのじゃねぇだろ。
センスがある。
[これだけの料理を作れる人間は、自分が知る中で限れている。]
やっぱり、別嬪が作る料理は違うわ。
[昨日は、”甘いものは苦手だ”と断ったのだが、少しだけ断ったことを後悔して。
コーネリアスが言っていた綺麗な景色を見る為に、一人集会場を出て行った。]
自衛団の奴が来るまでは、好き勝手しててもいいだろ。
[人狼容疑がかけられ、集会場に呼ばれてから約二日。
ずっと屋内に閉じこもっていたのだから、久しぶりに体を動かす喜びを感じる。]
[トマトスープとマッシュポテトを持って広間へと入ってくる]
お、デボラ婆起きてたのか。てっきり寝てるのかと思ったよ。
今出来たところだし、ちょっと待ってな、デボラ婆の分よそうからさ。
ほらよ、と。
[に、と笑うと、スープ皿にスープとマッシュポテトを小皿に、スプーンと一緒にデボラへと差し出した]
……へぇ、こんなところもあったのか。
あいつの言う通り、綺麗なところだ。
[森の奥、ひっそりと存在する湖をみつけては感心の息を吐く。
秋とはいえ、太陽は熱く眩しい。
気づけば、日が暮れるまで転寝してしまった。]
そろそろ、自衛団戻ってきてっかな。
さすがのババも手を動かしながら寝るこたぁできんわい。
ありがとよ、グレン。
歯の弱いババにも食べやすい料理で助かるのう。
[感謝して料理に手をつけた]
おおそうじゃ、おまえさんにも何か編んでやろうかのう。靴下か何かにしようかねえ。
[集会場の入り口で、ギルバートとはち会った。微笑んで小さく会釈をしてから。]
ただいま戻りました。
[布がかけられた籠を腕に持ち、集会場へと入ってきた。重いのか少し籠側に傾いて、歩くたびにちりちりとガラスの触れ合う小さな音が響く。]
あら、いい匂い…。グレンさんがもう食事を用意してくださったのね。ありがとうございます。
…おばあちゃん、お加減はいかがですか?
おおネリーや、朝食と薬をありがとうよ。
飲んだら腰は少しは痛うないなったわい。
じゃが、湿布は貼れんでのう、寝る前に貼ってもらえるかえ?
[テーブルについて自分も食事を取る]
俺に? ……そうだなぁ。冬場は靴下あると助かるけどな。結構寒くって冷えるんだ。
よう。
なんだ? そりゃ。
[入ってきたネリーに手を挙げる。腕に持った籠へと目を向けた]
[デボラの言葉に嬉しそうに微笑む。]
それは良かったわ。ええ、湿布は後で貼りましょう。
食欲もあるようだし、まだ10年は大丈夫よおばあちゃん。
[空になった食器を見ながら、ね?とグレンに同意を求めるように顔を向けた。]
これは私の宝物。大切に育てているのよ。
持って出るように用意をしていたのに忘れるなんて…容疑者になったという動揺が大きかったのね…。
[癖になってるかのように、指で挟んだ煙草を地に落とそうとしたところで、ネリーとすれ違う。
微笑みに、”よう”と軽く片手をあげて、昨晩教えられた場所に吸殻を捨てて中へと入る。]
よう、グレン。
婆さんはまだ生きてたか。
[憎まれ口をたたき、デボラに近くで真剣に読書をしている女に視線を移す。]
何、読んでるんだ?
[ネリーの言葉に頷く]
ああ、婆はまだまだいけるんじゃないの?
全部食ってるし。食欲があるってのはいいことだ。
で、そいつが宝物ねぇ。育ててるってことは植物か、それともお菓子か何かに使う菌類か? パン作ったりするのには大事だろう。
[しげしげと籠を見る]
[上からひょいと本を取り上げるようにして、書かれている文字を読み始めるも]
くぁー、こんなんが面白いんか?
俺には難しすぎて分からねぇ。
[セシリアの反応がどうあれ、すぐさま本を返す。
怪訝そうに見られただろうか。]
俺は、ギルバート。お前と同じ容疑者の一人。
お前の名前は?
[ギルバートの軽口に、噴き出しそうな表情で「困った人ね」と小さく呟く。あれはあれで親愛の情を示しているのだろうと判断して。
籠の布を取り去ると、中からはさまざまなサイズの瓶が顔を覗かせる。ひとつ取り出してグレンに見えるように示した。中には何らかの果物らしきものが浮かぶ液体で、少しあわ立っているように見える。]
ほら、いい感じでしょう?
[グレンには分かるだろう、天然酵母。]
ふん、残念じゃったな。
ババはまだまだ健在じゃわい。
見張っとらんと可愛いネリーがどこぞの男に攫われるかもしれんしな。
[老婆はギロリとギルバートを見た。ギルバートのネリーへの視線が邪なもののように見えるらしい。]
[ネリーに見せられた小瓶をスプーンを片手にじっと見て]
ふうん、酵母か。ネリーにゃ大事だよなぁ。
[うんうんと頷き、セシリアに話しかけてるらしいギルバートへと目を向けた]
読んでる間は聞こえてないかもしれないぞ? 熱中すると気づかなかったりするだろ。
おーい、セシリア?
嗚呼、実に残念だ。
婆さんが生きてる間は、ネリーに手も出せん。
[本気か冗談か、自分も負けじに言葉を返す。]
んぁ、セシリアっていうのか。
読んでる間は気づかないって、変わった奴だな。
嗚呼、実に残念だ。
婆さんが生きてる間は、ネリーに手も出せん。
[本気か冗談か、自分も負けじと言葉を返す。]
んぁ、セシリアっていうのか。
読んでる間は気づかないって、変わった奴だな。
[知らない人には果実酒にも見えるかもしれないその瓶を、軽く揺らして耳元に近づける。目を瞑ってじっと耳をすますと、しゅわしゅわという命の音が響くのが聞こえて、満足げに頷いた。]
これはもういい頃ね。なににしようかしら…。
[考えながら、セシリアの方に視線を向ける。]
いつも思うけれど、集中力が素晴らしいわね。でももし火事が起きても逃げそびれるのではないかと思って、たまに心配になるわ。
ほうかほうか。
じゃあババはまだまだ死ねんな。
可哀想に、おまえさんはじじいになっても独身じゃのう。
[老婆は楽しげにげらげらと笑った]
[ギルバートの軽口におかしそうに笑う]
ははは、ギルバート、手を出す時はちゃんと相手を見極めろよ? 毛布をはいでみたらデボラ婆かもしれないぞ。
俺は朝早いからそんなことしてる間はないけどな。
[くくくと笑いながら、スープを飲み干した]
[自分の周りの何だかおかしな会話のやり取りに少し首を傾げて考えて。]
ああ、そうなのね。ギルバートさんは、おばあちゃんが長生きするためのはりあいを与えてくれているのね。
ありがとうございます、ギルバートさん。
[真面目に礼をした。]
ギルバート、たぶんだけど、ネリーにそういう冗談は通じそうにないぞ。
さあてと。
[デボラの分まで皿を重ねて立ち上がる]
明日とかアーヴァイン戻ってくるといいんだけどな。集めるだけ集めといて自分はまだとか、職務怠慢だぞ。
片付けてから回りでも見てくる。怪しい奴がいないか、とかな。
ギルの人はもしかして退席記号つけずにいなくなっちゃったのかな?
メモも残ってないなぁ。
この村、コアが早そうだ…。
あんまり絡めないかもしれないなぁ。
洗い物はしますね。
[皿を運ぶグレンにそう声をかけて厨房に向かうと、まずは酵母の瓶を棚に置いていく。大小さまざまに8本ほどの瓶が並んだ。中身もさまざまで、何が入っているのかも分からないようなものもある。
そして洗い物を済ませると。]
おばあちゃん、湿布をしましょうか?
[広間に戻ってデボラにたずねた。]
おお、ありがとうよネリー。
ついでにもう休ませてもらおうかねえ。
[老婆は布袋に毛糸と棒針をしまうと、どっこいしょと立ち上がった。]
みんな、おやすみ。
おやすみなさい、皆さん。
[湿布の入った籠を手に取ると、デボラをそっと支えながら立つ補助をする。そのままデボラについて歩き出した。]
夜は随分と冷えるようになりましたね。お布団寒くないかしら?
毛布をもう一枚出しましょうか?
自慢の、だなんて。
[くすりと噴き出すと、デボラの先に立って部屋の扉を開ける。「お邪魔します」と一言断ってから中に入ると、備え付けのクローゼットから毛布を一枚取り出し、ベッドを設えなおした。]
これで大丈夫かな。もう少し寒くなったら、湯たんぽなども用意しましょう。
湿布はどのようにするのがいいかしら?ベッドに横になった状態で貼るのが楽かしら?
最初は少し冷たいから、ちょっとだけ我慢してくださいね。
[湿布を貼り付けていく。ひやりとしたそれは、しばらくするとぽかぽかと発熱するような感覚に変わり、身体をじんわりとあたためていくはずだ。]
元気になって、長生きしてくださいね。
私の祖父母はみな私の幼い頃に亡くなってしまったので、かわりに、私の花嫁姿を見て欲しいわ。
[湿布を撫で付けるようにしてそっとデボラの腰を労わると、服を戻した。]
ありがとうよ。
そうさねえ、おまえさんが、本当に好きな男の嫁になって、可愛い赤ん坊を産むまでは生きていたいねえ…。
[言いながらも、段々眠気に襲われる。そのまま、寝息を立て始めた。**]
おいおいおい、まだアーヴィンさんは戻ってないのか、ほんとどうなってんだ。
うわっ、セシリア! お前さん、いたのか、びっくりした。
まったく、セシリアとかまでが人狼って疑われてるのか、いったい誰々がここに集まるんだ、ぶつぶつ
やあ、すっかり遅くなってしまいました。
もう皆さんお休みでしょうかね?
[寝ている者を起こさぬよう、静かに部屋に入ってくる]
うわ、びっくりしました。
ええと……ミッキーさん? ええ、アーヴァインさんは未だ姿見えず、みたいですね。
あそこで本を読んでいるのがセシリアさん……、では、あちらのおさげのお嬢さんがネリーさんかな?
マッシュポテトとスープがありますね。
ミッキーさん? 温めなおしてきますので、良かった一緒にいただきませんか?
ええ、ぜひとも私の赤ちゃんを抱いて欲しいわ。
……あら……おやすみなさい。
[寝息を立て始めたデボラにそっと掛け布団をかけると、明かりを消して物音を立てないように部屋の外に出た。そのまま広間に戻る。]
こんばんは、みなさん。
ええと…あなたは初めてお会いする方で良かったかしら?
[コーネリアスを見て頭を下げる。]
ああ、確かコーネリア……さんか、ああ こんばんは
そうだな、そこの娘がセシリアで、奥にああネリーがいるな
。食事は結構だ、というかこの騒動で良く食えるな。
あんたは何かアーヴィンさんから聞いてないか。あの人が今回の騒動に一番詳しいらしいからな
[厨房でスープに火をかけていると、ネリーの瓶に気づく]
へえ……面白いな。
ビネガーか何かでしょうか、綺麗ですね。
おっと、あまり温めてると煮詰めてしまう。
[再び広間に戻ってきて、皿を並べる]
ささ、置いておきますのでご自由にどうぞ。
まあ、といっても私が作ったものではありませんけれどね。
はい、コーネリアスと申します。
すれ違ってばかりだったようで、顔を合わすのは初めてですよね。
ネリーさんのお名前だけは……よく皆さんの話に出ていたので、どんな方なのだろうかと気にかかっていたんですよ。
そのせいか、あまり初めて、という感じがしませんねえ。
いえ、一方的にですが。
ああ、食事はされないのですか。
[ミッキー>>150の言葉に意外そうな表情を見せる。ふむ、案外神経が細い男なのだろうか。いや、自分が無神経なだけなのか? とも思い巡らす]
……おいしいですよ。
アーヴァインさんからは何も伺っていないですねえ。
といいますか、顔を会わせたこともないものでして。
今回の騒動に関しましても、正直、よくわかっていないんです。
コーネリアスさんですね。改めてはじめまして、ネリーです。
[もう一度礼をした。]
あら、そんなに話題に出てました?どんな風に言われていたのかしら?手作りお菓子がおいしい、などでしたら嬉しいのだけれど。
コーネリアスさんはこちらへはどのような目的でいらしたのですか?来た早々にこんな騒ぎに巻き込まれてしまって、不運でしたね…。
[スープ皿を置き、ネリーに礼を返す]
そうですね……よく気の利く、別嬪……あ、いえ、気立ての良いお嬢さんだと伺っていましたよ。
お料理に関しては……、そうそう、今日の昼食はネリーさんが作られたんですよね。
すごくおいしかったですよ。
私の旅は目的のないものです。
強いて言えば、創作力を喚起される美しい情景を求めてあちこちを彷徨っている、という程度のものです。
この村の森は素晴らしいですねえ。
そういえば、今日散歩途中でギルバートさんの姿を見かけたな……。
騒ぎといえば、村の方々こそ不安なことでしょう。
私は、その、人狼……ですか? あまり信じてはおりませんが、もし、そんなものが存在するというなら、普段、同じ村で一緒に生活している人の中にそういう……。
[言いかけて、口を噤む]
随分と褒めていただいているのね、嬉しいけれどちょっと気が引き締まる思いだわ。実物に会って幻滅されないようにしなくては。
[気恥ずかしそうに微笑んだ。]
お料理、お口に会いましたかしら?良かったわ。
気候が不安定だから、風邪の予防になって温まるものが出せたらいいのだけれど。
目的のない旅…少し憧れます。でも私のしたいことには拠点が必要だから、どうしても動き回れません。両親も非常に心配しますし。
旅の楽しいお話がありましたら、教えてくださいね。
…そういえば、ギルバートさんも旅をなさっているのでしたわね。ギルバートさんの目的は何なのかしら?
[そこで人狼の話が出て、コーネリアスにつられてはっと言葉が止まる。一瞬、しんとした空気が漂ったような気がした。]
…きっと、なにかの間違いです。アーヴァインさんがやってきたら、ちゃんとした説明があるはずです…。
この頃は寒いかと思ったら、すぐ暑くなって……ほんとに不安定ですよね。
素晴らしい気遣いですね。
まあ、女性の一人旅というのはあまり薦められるものではありませんしねえ。
したいこと、ですか。お若いのしっかりしておられる。
[少々、ばつが悪そうな表情だ]
旅の話は今度時間がある時にでも。
もう随分な時間ですしね。
メモ見たらいつの間にかミッキーが外に出ていることになってた!
通知しないメモは表ログ的に綺麗だけど、見るの忘れがちになるな(汗)。
なんかこう、ログとは別枠で、表示が出るようにしたほうがいいかなぁ?
主に自分のために(汗)。
[ネリー同様、重たい静寂を感じるが、やがて空気を払うように口を開く]
そうですよね。
やはり、説明を聞かなくてはわからないことですし。
私もそろそろ休もうかな。
確か2階に空いているベッドがあったようでしたので、そこで休ませてもらいますね。
おやすみなさい。
[食べた皿の片付けをしてから、2階に上がって行った**]
22になりましたし、もうそんなに若くはありませんわ。粉と卵を相手に魔法使いごっこをしていたら、いつの間にか今の歳になってしまいました。
両親にもそろそろ実家に戻って結婚を…と勧められます。分かってはいるけれど、まだまだ店にも愛着があって動きたくないのです。
ああ、そうでしたね。もう遅いですし、ミッキーさんはお外に行かれたようですし、またよろしくお願いします。
たくさん人がいらっしゃるときに一緒に色々聞けたら、楽しくお話できると思いますわ。
おやすみなさい。
[コーネリアスと別れると、厨房に移動する。ガラス瓶をひとつずつ手にとって軽く振り、ふたを開けて空気を入れ替える。全部し終えると。]
…今日のお仕事はおしまい。私も寝ましょう。
[二階の一番奥の部屋へと*入っていった*。]
―回想―
[セシリアが無言のまま本を読む様子や、ネリーの瓶を不思議そうに眺める。
酵母なんて今まで縁がなかったから、酒か…なんて思いながら。]
布団剥がなくたって、部屋に入っただけで分かるさ。
若い女は、婆さんとは違っていい匂いがするからな。
[デボラにはふんと鼻を鳴らし、グレンに答える。
昨夜、集会場の外で話した時に漂った甘い匂い。]
[ミッキーとは自己紹介くらいは済ませただろう。
ネリーが居間に戻ってくれば、煙草を消して笑みを向ける。]
―――いい女探し。
[旅の目的はない。
気まぐれに旅を続けているのだが、冗談の通じないらしいネリーには言葉通りに受けられたか。
その後、自分もまた部屋に戻り、朝を迎えるのであった。]
―回想・了―
[朝早く目が覚めて、居間の窓を全開にする。
まだ、誰の姿もない。]
アーヴァインはまだ……か。
一体、いつになったら戻って来るんだか。
[文句を漏らし、窓際で乾いた肺に紫煙を満たす。
肺が満ちると、今度は喉を満たすために厨房へと]
[厨房で、ネリーが大事そうにしていた瓶をみつけて手に取る。
どう見ても、酒にしか見えない。
瓶を元に戻し、喉を潤いながら呟くことは]
いい天気だし、村の案内でも頼んでみるか。
[一ヶ月居たとはいえ、この村のことは何も分からない。
昨日みつけた湖以外に、何かあるのか知るのも悪くは無い。
男はそんな気まぐれを起こし、ネリーに会えば誘ってみる心算。*]
―回想―
いい女探し。
[ギルバートの言葉を復唱する。さすがのネリーにもその意味は理解できた、らしい?]
ああなるほど、結婚相手を探してらっしゃるのね。私のおじもお眼鏡に適う女性を見つけるために王都まで旅をしていましたわ。
ギルバートさんって、なかなかのロマンティストですのね。どんな女性を選ばれるのかしら…?やはり、華やかでスタイルの良い方?
[窓際に戻り、紫煙を燻らす。
僅かに空腹が襲っているが、三度の飯より煙草が良いらしい。]
しかし、あいつはどこまで冗談が通じないんだか。
結婚なんて、考えたことねぇよ。
[昨晩は、からかうのが面白くてネリーの言葉に頷いた。
尤も、問われた好みの女には、”胸がデカい女”と本気か嘘か分からない言葉を返したのだが。]
[階下に下りると既にギルバートの姿があり、多少意外に思いながらも。]
おはようございます、ギルバートさん。旅をする方の朝は早いのですね。
瓶は強く振らないでくださいね。驚いてしまいますから。
[エプロンをすると、ギルバートが手にしたのとは違う、内部が泡だらけになった一番大きい瓶を取り出す。既に元種になっている。
粉などに混ぜ込んで平台の上でパン生地を捏ねる姿は、思ったよりも力強い。]
ああ、良い香りね。麦とバターと、それに少しお酒の匂い。
[厨房にほんのりと朝の匂いが充満しだす。焼きあがる頃には、広間にまで流れ出すくらいパンの香りが溢れるに違いない。
捏ね終わるとボウルに入れて濡れ布巾をかぶせて、二倍以上になるまで放置。]
…ん、これでしばらくのんびりね。普段は平行して他にもお店用に色々と作るのだけれど…。
[少し淋しそうに呟いた。]
―回想―
そうだわ。ギルバートさんは後でおばあちゃんの若い頃の姿絵を見せていただくと良いわ。
おばあちゃんはとても美人で、胸も豊かなのよ。きっとギルバートさんの好みにぴったりだと思うわ。
[見て好みぴったりだったとして、それでどうするのだと呆れられそうだが。]
―回想・了―
やっと起きたか。
この村の奴は、皆朝が遅いのか?
[似たような意味の言葉を返し、煙草を消して厨房へ。
ネリーが生地を捏ねる様子を、感心の息を吐きながら眺め]
ずいぶん、力強いんだな。
お前と喧嘩したら、俺が負けそうだ。
[相変わらず冗談を口にする。
漂ってきた匂いは、すぐに煙草の匂いを消し去るように広がり、一つ大きく息を吸った。]
昨日の話だが、婆さんの写真はいらねぇよ。
興味もない。
[もともと、女の好みなど存在しない。
言い寄ってきた女は受け入れるが、本気になることなど一度もなかったのだから。]
なぁ、それ膨らむまで少し時間かかるんだろう?
ちょっと外行かねぇ? 軽く案内してくれよ。
煙草も買い足しておきてーし。
[エプロン姿の女を見ているのも悪くはないが、
あまりの天気の良さに、外に出かけたい気持ちが勝った。]
[ネリーがパンを捏ねるのをじっと見ていたギルバートの姿を見返して、たずねる。]
パン作りに興味がありますか?生き物相手だから、面白いのよ。へそを曲げてしまうと、ぺちゃんこになっちゃうの。
それは、ギルバートさんは女性相手に本気でけんかをするような人では無いということね。素敵なことだわ。
おばあちゃん綺麗なのに…。でもそうね。今の年齢を重ねたおばあちゃんも、歳相応の美しさがあるものね。
村の案内?私はあまり出歩くほうではないし、そんなに色々と知っているわけではないの。でも、そうね。パンが膨らむまでの間ならば。
[エプロンを外しながら返事をする。]
朝が遅いわけではないのよ。みんな単にちょっと、のんびりしているだけ。
朝露が消えないうちには起きるわよ。
[手を洗うと、小さな籠を用意した。せっかく出かけるならば、何かを採集するつもりらしい。]
パン作りというか……パン作りしているお前に興味がある。
エプロン姿、なかなか似合ってるしな。
[へらと笑い、からかってみる。
興味があるかどうかは別として、ネリーのエプロン姿に対しては本心だった。]
そんなに俺を持ち上げても何もないぜ?
お前、あの婆さんのこと、本当に好きなんだな。
[集会場を出た後、煙草に咥えながら歩き出す。
紫煙を吐き出す向きは、ネリーとは逆の位置。]
昨日、この奥で湖みつけたんだよな。
夏なら泳いでみたかったが、流石にこうも涼しくなると…な。
[気づいたら、ネリーより早く歩いていることに気がつき、歩を遅める。]
この村って、何か名物な場所とかあるのか?
似合っていますか?ありがとうございます。
なるほど、胸の大きな女性を好む男性は母性を求めると聞いたことがあります。エプロンやパンを作る姿も、似たようなものなのかも…。
ギルバートさんは家庭的な女性を求めてらっしゃるのね。
[すっかり勘違いが定着してしまったらしい。]
おばあちゃん、大好きよ。強がって見せることが多いけれど、優しくて朗らかな女性だわ。
[朝からちまちまと編んでいたおかげで、靴下は完成した。次はゴードンの帽子にでもしよう。]
湿布のおかげでずいぶん腰も良くなったわい。
じゃが今日はちいと食欲がないのう…。
[わざと横を向いて煙を吐き出すギルバートに、気づかれないようにくすっと笑う。ちゃんと風下に立っていることに、自分でも気づいているのか?]
あの湖は、冬場には氷が張るから滑って遊ぶことができます。でも今は無理ね。
釣りが楽しめるそうだけれど、あまりなさらないかしら?
[のんびりと歩きながら各家の庭木を指差して説明をする。あの木は去年は咲かなかったが、家人と一緒に肥料をあげるなどして今年は実をいっぱいつけているなど、あまり興味深いとは言いがたい内容だがネリーには楽しいらしい。]
ちょっとした丘に切り立った崖があって、その上からだと遠くが見えるわ。
王都の時計台が見えるなんて言う人もいるけれど、さすがにそれは無理。でも湖も森も隣町の町並みも、一望できるわ。
[風下に立っているのは意図してではない。
だから、気づかずに村内を歩き続ける。]
嗚呼、村の奴には優しいみたいだな。
俺にはちっとも優しくないが。
へぇ、氷張るのか。それは凄い。
釣りなら得意だぜ。釣りといっても、俺のは手掴みだが。
ギルバートさん、私も数年前にここにやってきた新参者なの。だから正確には村の人間ではないわ。ずっとこの村にいてここに骨を埋めるかは分からないの。
それにね、おばあちゃんは理不尽なことを言い通す人ではないわ。ギルバートさんが「優しくない」と感じるならば、そういうおばあちゃんを望んでいるということだと思うわ。
…ごめんなさいね、何だか難しいお話になってしまったわ。
手掴みは釣りの範疇なのかしら?
[ネリーの案内に、珍しく無言で耳を傾けていた。
取り立てて興味があったわけではないが、楽しそうに説明しているが微笑ましくて。]
崖って、あれか?
確かに、あそこからなら景色は最高だろうな。
でも、落ちたら生きて帰れなさそうだ。
[少し離れたところにある崖地を指差してみる。]
そうだったのか。
お前は、この村に来る前は何処に居たんだ?
別に、俺は優しい婆さんを望んでるわけじゃないぜ。
そもそも、婆さんに興味はない。
小煩いのが嫌なだけだ。
そう、あそこ。
[ギルバートが指し示した場所に、自らも首を向ける。村の中からでも遠目に望めるその場所には、冬場でも葉が茂る大きな木が一本生えていた。
ふと、その葉の茂りが、大きく口を開けた狼の横顔に見えた気がして、思わず足を止めてしまう。]
…私は、ここと王都の中間あたりにある町にいたの。
人が多い場所よりもゆっくりと自然とともに過ごせる場所を探して、おじとは正反対のこの村にたどり着いたのよ。
[崖地に立つ大樹は、離れた場所からでも分かった。]
お前も、静かな場所が好きなのか。
俺と似たようなもんか。
[ネリーが何故足を止めたのかは分からなかった。
ちらと女を見遣り、行こうぜと声をかける。]
[その後、暫くはネリーの案内を受けながら歩き、店が立ち並ぶ場所で煙草を購入する。
そして、その隣の雑貨屋で目を引くものがあれば、それも購入。]
ほら、案内してくれた礼だ。
気に入らなきゃ、あの婆さんにでもやるといい。
[ネリーに手渡したのは、花型をあしらったクリスタルの髪ピン。
先刻パンを捏ねている間、前髪が邪魔そうだったからという理由。]
発見した。1つの発言が短いと、同時に複数の発言を出そうとして、そのタイミングによっては話が前後しちゃうんだー!
そして既に飴をもらってしまった罠。
後最低ふたり、早く入らないかなぁ?
下手すると開始が夜勤に重なっちゃって、夜全く喋れないという状況が…(涙)。
[ギルバートにせかされ。ひとつ頷いて歩き出す。崖の後ろに日が落ちる時間になると、木の影が伸びて村を襲う、そんなイメージを振り切り。]
小煩わしいなんて、おばあちゃんが聞いたらまた元気な言葉が返りそうね。
その調子で相手をしてくださると嬉しいわ。
静かで穏やかな空気の満ちた場所が好き。良い香りが漂えば幸せ。
[再び表情を崩して笑った。おっとりとしがちなネリーには、街中の喧騒は合わないらしい。]
[ギルバートが雑貨屋に入っている間、ネリーはその裏手で薬草などを摘んでいる。その後合流して礼を渡され、嬉しそうに受け取った。]
わあ…嬉しいです。こういうの最近あまり見たり買ったりしていなかったし…。
[手にとって日に透かすようにして見上げ、そのきらきらした反射をしばし楽しむと、早速髪につけてみた。]
似合いますか?
[必要もなく、その場でくるりと回転。]
[帰りは違う道を辿り、小さく村内をまわって帰るようなルートで集会場に戻った。
本当に、景色以外にこれといって見るべきものは特にない。しかしそんな村の中で、ネリーはいくつもの発見を毎日繰り返していることが良く分かる案内だったろう。]
お粗末さまでした。
[集会場前でひとつ礼をすると、厨房に戻ってパン作りを再開した。]
[パンを釜に入れてしまうと、時計を見た。広間のいかつい柱時計の針を読み取り、一階奥の部屋の扉に視線を移す。]
さすがにこの時間に起きてこないと、心配ね…。
[目覚めと食欲増進に効くというレモングラスのお茶を淹れると、トレイに乗せてデボラの部屋の扉を遠慮がちにノックした。あたりにゆっくりと、レモンの爽やかな香りが流れ出す。]
おばあちゃん、まだ寝てますか…?
[デボラの応えに、小さくほっと息をつく。]
いえ、なにもないわ。おばあちゃんがこの時間になっても広間に現れないから、ちょっと様子を伺いに来てみただけなの。
お茶を淹れたので、飲みませんか?以前作ったソフトクッキーもあります。その程度ならばおなかに入るかも…?
[促されるままに部屋に入る。昨夜見たままの室内に、厚いカーテンだけを開けて軽く光を招きいれた。]
おまえさんはいつも優しいねえ…。
そうさね、薬も飲まんといけんから、何か腹に入れた方が良いかもしれんねえ。
[室内に茶の良い香りが漂って、老婆は微笑んだ。そうだ、次はキルトでミトンでも縫おう。]
みんなそれぞれに、おばあちゃんのことを思っているわ。
ギルバートさんだって。
[髪の飾りを示して。]
気に入らなかったらおばあちゃんにあげてって言っていたけれど、気に入ったので私がもらってしまったわ。
[カップにお茶を注ぐと、ソーサーにクッキーを添えてデボラの前に置いた。]
もう口説かれたのかい。
お気をつけよ、おまえさんみたいなのはああいう危険な香りのする男に惹かれやすいからね。
…髪飾りは、よう似合うとるね。見立ては良いんじゃな。
[ゆっくりお茶を飲み、クッキーを口に運ぶ。1枚で、少し嘔吐感を感じ、そこまでにしておいた。]
少し休むよ。
ありがとさん。
[デボラの言葉にころころと笑う。]
口説かれる?いいえまさか。
ギルバートさんの好みは、私とは違って、若い頃のおばあちゃんみたいな人のようよ。
これは村の中の案内をして、そのお礼にいただいたの。
それだけなのよ。
[しかしデボラの調子があまり良くないのに気づき、声を潜めて。]
ええ、ゆっくりと休んで、また元気なおばあちゃんになってくださいね。
[お茶を片付けると、代わりに、寝たまま水が飲めるように小さな水飲みを薬と一緒にサイドテーブルに置いてから部屋を出た。
部屋を出ると、廊下までパンの焼ける匂いが漂っているのに気づく。]
あら、そろそろ焼きあがるわ。
[焼け具合を確認して釜から取り出すと、網の上に広げて荒熱を取る。その間にスープとサラダを用意して、食卓を整えておいた。]
今気づいた。メモで完全非村建て発言してるわよ!ぐふっ…。
ぶ、ぶらふなのよ?ほんとなんだからねっ!
このキャラで人狼もいいかもしんないと思い始めた。
こっそりキドニーパイ焼きたい。
ケーキ屋 ネリーは、人狼 に希望を変更しました。
−森の中−
そろそろ、戻らないといけませんね。
[もたれかかっていた木の陰から身を起こす。ネックの長いリュートを手にしている、が、弦はない]
[食事の用意がしてある食卓を見て、顔をほころばせる]
私が帰ってくる時は、いつも何かしらあるんですよね。
タイミングが良いんでしょうねえ。
厨房に置いてあった瓶は酵母だったのですね。
そういえば、以前身銭稼ぎにパン屋で働いたことがあるのですが、全く膨らまなくて…随分怒られたものです。
[思い出してくすくす笑う]
[サラダとスープを取り分け、まだ温かいパンを一片切り取った。ふと、気になるように奥へと続くドアに目を向ける]
デボラさんはあまり加減が良くないようですね。
天気の良い時にでも外に出てみたら、少しは気分転換になるかもしれません。
お供ぐらいならできると思いますし。
文学少女 セシリア が村を出て行きました。
コーネと互いに物陰からチラチラ覗きあう姿を思わず想像してしまった。
うーん、後数人集まらないものかな…。
このままだと出てこない役職があるなぁ。
[パタンと冊子を閉じる。めくっているうちに、うたた寝していたようだ]
ふあ……。
へえ、ギルバートさんは今日はネリーさんとデート……、あ、いえ、外出していたのですか。
お礼に髪飾り、とは気が利いておられる。
……実は私も前髪が邪魔だったりするんですけどね。
あ、いえお気になさらず。
髪飾り、良く似合ってらっしゃいますよ。
[皿やコップを並べる手を止めて、コーネリアスに微笑む。]
ありがとうございます。最近あまりこういうものに気を配っていなかったから、ちょっと新鮮な気分だわ。
[そっと髪の飾りに手を触れる。]
コーネリアスさんは髪を伸ばしてらっしゃるけれど、結ったりはしないのですか?
前髪も編みこんでしまうと素敵だと思います。銀色で、とても美しい髪ですもの。
実は首の後ろに傷があるのです。
……というようなことはなくて、暑い時などは結い上げたりもしますね。
ふうむ、編み込みですか……難しそうですよね。
不器用なので、ネリーさんのようなおさげにしようとしても、左右の大きさが違ってしまうぐらいです。
美しいですか……ありがとうございます。
手入れも何もしていないので、気恥ずかしいですね。
気分が変わるのって、心地良いものですよね。
かわいらしいですよ。
鍛冶屋 ゴードン が村を出て行きました。
[ふと、気づいたように口元に手をやる]
そういえば、ネリーさんのお菓子って、まだ口にしたことないですね。
ここにいる間は、お店は休業中なんでしたっけ?
開いているなら、明日にでも買いに行きたいのですが。
邪魔にならないことと手がかからないことを第一にしてしまうので、ずっとこの髪型に…。もう少し歳相応の格好をすべきなのでしょうけれど。
編みこみは、慣れれば難しくありませんわ。
ただし私も自分の髪はすぐにみつあみにできますけれど、他の方の髪はなぜか上手く編めません。手が慣れてしまっていて、指が絡まってしまうの。
…もう、そんなに褒めないでくださいな。
[くすぐったげに首をすくめながら。]
今は一時的に、お店は閉めてしまいましたわ。
日持ちがする焼き菓子はいくつか持ってきていますから、おすそ分けしましょう。
[デボラに出したのと同様のソフトクッキーと、パウンドケーキを持ってきて見せる。]
生菓子は、リクエストがあればお作りします。
この村に来て数年、がむしゃらにお店を切り盛りしてきて…気がついたらこんな事件が起きて、少し、ほんの少し、のんびりしたいなと、思ったのです。
8人目、お嬢様 ヘンリエッタ がやってきました。
お嬢様 ヘンリエッタは、おまかせ を希望しました。
[集会場の前にたたずむ少女。荷物を抱え、来た道を何度も振り返る。帰ろうか。そう思うたび、突然やって来た自警団員の、怖い顔が目に浮かぶ]
エッタ、大丈夫だよね。おにいちゃん…。
もう何度目かの小さな呟き。戻っても、きっとまたあと自警団員がやって来て、今度は無理やり連れてこられるだろう。護ってくれるはずの兄は、今、遠い場所にいる]
うん。大丈夫。
おにいちゃんが戻って来たら
こんなことがあったのよって
笑って話せるようにしなきゃだもん!
[自分に言い聞かせるように、今度は少し力強く呟いた。思い切って、扉を開く]
[ネリーのくすぐったげな表情に微笑を浮かべる。気取らない真っ直ぐな女性なのだ、と好感を持つ]
自分らしいのが一番だと思いますよ。
よくお似合いなのですから、年相応等を気にされる必要はないかと。
ああ、それはよくわかります。
私も以前貴族のお屋敷でお世話になっていた時、小さなご子息の衣装を後ろ前に着せてしまったことがあります。
……少し違うかもしれませんね。
あの、こんばんは!
自警団の人に、ここに来るように言われたの。
よろしく、お願いします!
[ぺこり、とお辞儀をする。綺麗に巻かれた髪が、ぴょこんと跳ねた]
あら、いらっ…。
[ヘンリエッタの姿に、反射的にいらっしゃいを言おうとして言葉が止まった。ここは容疑者の集まる場所であり、こんな小さな子が来るところではないことを思い出したから。
しかし不安を与えてはいけないと、急いで取り繕って微笑む。]
こんにちは、お嬢さん。どうしましたか?迷子かしら?
…えっ…。
[しかし自己紹介に、さすがに表情が凍った。]
[ソフトクッキーとパウンドケーキを嬉々として覗き込む]
焼き菓子! 大好物です。
うーん、これはおいしそうだなあ。嬉しいですね。
しかし……そうですか。
こんな事件は勿論、喜ばしいものではないですが、休養を摂るというのは悪いことではありませんから。ゆっくりなさってください。
……と、いつも食事の世話になっていながら何ですけども。
[バツが悪そうな顔になる。それから開いた扉に気付き、目を向ける]
[入ってきた少女の姿を見て、呆然とする]
お嬢さん?
え……いや、これはいくらなんでも……アーヴァインさん……?
ええと……、君にも招集状が来たということなのかな?
[こちらを向いて微笑んだ人は、遠くから見たことがある。
ケーキ屋の、お姉さんだ。
微笑んだ顔が一瞬ひきつったのを見て、この場所に集められるということの意味の暗さに、泣きたくなった。けれど、さっきの決意を思い出し、元気よく言った]
お姉さん、お兄さん、エッタは迷子じゃないわよ。
しばらくここに居なさいって言われて、自分で歩いてきたんだから。
招集状だって持ってるもん。子供扱いはしないでね。
エッタはもう、11歳よ!
[長い髪をした綺麗な男の人。声を聞かなければ、お姉さんと呼んでいただろうけれど]
[菓子を見て喜ぶコーネリアスにぎこちなく微笑み返して、ちらりとヘンリエッタを視線だけで示した。さすがにどう声をかけていいか分からないらしい。
しかしヘンリエッタの元気な声に、けなげさを感じて思わず駆け寄り抱きしめようとする。]
…いらっしゃい。歓迎、します。
疲れていないかしら?おなかは空いていないかしら?
ちょうど食事を準備したところなのよ。さあ、どうぞ。
[広間のテーブルを指し示した。]
私、村外れの森の側に住んでるの。
あの大きい家よ。知ってるでしょう?
ここまで来るの、大変だったんだから。
それで、ちょっと疲れちゃって。 ここでしばらく、休ませてもらえる?
[そういうと、荷物を床に置き、一人掛けのソファにちょこんと座り込んだ]
[元気な少女の声に、笑顔を返す。少女が秘めた決意には気付かなかったが、その声にはほっとさせられるものがあった]
そう、11歳ですか……それはレディとお呼びしなければなりませんね。
お名前はエッタと言うんですか?
あ、私はコーネリアスと言います。初めてお目にかかりますよね。
ありがと、お姉さん。
えっと、ネリーって呼んでいいかしら?
そちらの方はコーネリアスさん、ね。綺麗な顔!
エッタのことはレディ、でもいいけど、エッタって言われる方がいいな。そう呼ばれると元気が出るの。
[広間の食事を見ると、お腹がなった。そう言えば、あの時から何も食べていない]
美味しそう!いただくわ。
そういえば、立派なお屋敷がありましたねえ。
距離もありますし、あそこから歩いてきたとなると……、子供の足ではさぞ疲れたことでしょう。
あっと、もう11歳でしたね。失礼しました。
エッタさん、ですね。了解しました。
ふうむ、今日は髪に顔に褒められる日ですねえ。
[村はずれの森側ということは、ネリーの店とは村内でほぼ対角線上に位置する。姿を見た記憶が無いのも仕方が無いことだろう。]
そう、あんなところから…。大変だったわね。
ええ、ネリーでいいわ。私はエッタちゃん…いいえ、エッタさんって呼ぶわね。
[エッタのおなかの音を聞いて、やっと表情がほぐれてくすりと笑うと、席をあつらえて皿にパンやスープをよそって並べた。]
素晴らしい食べっぷりですねえ。
あ、そちらの……ネリーさんに頂いたものなんですか、よろしければ食後にこちらのクッキーも食べませんか。
私、お茶を淹れてきますね。
[ソファから立ち上がり、厨房に向かった**]
コーネリアスさんの顔見たら、誰でも綺麗って言うと思うの。
ん、美味しい!
ネリーさんてお料理上手ね。
んと、ケーキ屋さんなのよね?
すごいな。色々作れるんだ。
エッタはまだ、目玉焼きしか作れないのよ。
[勢いよく、しかしお行儀もよく、会話をしながら食事を続ける。美味しい料理で少し心が明るくなった]
[明るく無心に食事をするエッタを見て少し安心する。が。]
確かりんごのジュースがあったはずだわ。持ってくるわね。
[そんなことを言ってそそくさと広間から離れ厨房に入ると、両手で顔を覆った。気づかれないように、声を漏らさないように、嗚咽を殺しながらしばし涙を流す。
そして軽く顔を洗ってから、ジュースをコップに入れて広間に戻ってきた。もうすっかり、落ち着いた微笑みを湛えて。]
はい、どうぞ。
わぁ、りんごのジュース、大好きなの!
[こくこくと、甘酸っぱい味を楽しむ]
うん。美味しい。疲れてるのが治っちゃうね。
[ジュースが出されるまでの時間の長さが気になったけれど。優しそうに微笑むネリーの顔を見て、聞かないでおくことにした]
それは良かったわ…。
ここには1階と2階にそれぞれ個室があるから、空いている部屋を好きに選んで使ってね。
分からないことがあれば、何でも聞いてね。
[1階奥と2階への階段を示して説明をする。]
他にも何人かの人が居るけれど、そのうち顔を合わせることがあると思うわ。
2階もあるのね。じゃあ、そこから選ぼうっと。 朝日が入る部屋が空いてたらいいな。
ネリーさん、いろいろありがと。
ホントはちょっと…かなりね、不安だったんだけど、吹き飛んじゃった!
[ネリーの頬に、唇を寄せた。ふわりと軽い、感謝のキス。兄以外にこのキスを贈るのは、久々だ]
コーネリアスさんもレディの扱いが上手だったし、他の方達に会うのが楽しみだわ。
それじゃ、おやすみなさい!
[言いながら頭を下げる。またぴょこんと髪が跳ねた。荷物を抱え、階段を登っていく。その目の中に、もう不安は隠れていなかった**]
[エッタからの、背伸びして頬にかける淡い感触。ネリーは少し驚いて手を添えると、にっこり微笑んでエッタを緩く抱きしめた。壊れないように、慈しむように。]
ええ、今日はもう、おやすみなさい。
何か食べたいもののリクエストがあれば受け付けるわ。お菓子も、手の込んだものでなければここでも作れると思うから。
[軽やかに階段を上る後姿に温かな眼差しを投げかけながら、しばしその場で立ち尽くした。]
[やがてのろりと動き出すと、細々とした雑用を済ませて自分の部屋へと戻った。
窓からは冴え冴えとした月明かりが忍び込み、背中をひやりと撫でるようで、しんとした室内がやけによそよそしく感じる。]
明日にはアーヴァインさんが説明を…。
[言葉がかすれ途切れる。半分の歳のエッタがあれだけ気丈に振舞っているのに。
しかしたとえようの無い心細さにベッドに潜り込むと、深い眠りに*落ち込んでいった。*]
お嬢様 ヘンリエッタは、人狼 に希望を変更しました。
ほんとおいしいクッキーでした。
またお店を再開した際には、ぜひ生菓子もリクエストしたいと思います。
エッタさんは目玉焼きが作れるんですね。
あれもなかなか綺麗に作るのは難しいのですよねえ……。
さてと……では、私もそろそろ休もうと思います。
皆さん、お休みなさい。
全ての生ある者に良い夜を。
おや、ミッキーさんこんばんは。
そうですか……アーヴァインさんの到着が遅れていると。
了解しました。
皆、待ちわびていると思いますよ。
[あのような子供まで招聘して……満足のいく説明など聞けるものだろうか? と内心訝しみながら]
ミッキーさん、今日は食欲はおありですか?
少しは食べた方がよろしいですよ。
ゴードンだったのだけど、絡みにくいし、むさ苦しいし、彩りがないので転生したの。
ごめんなさい!(こゆ事、言っていいのかな?)
RP村は初心者なのよ。ログ読みもあまりないの。
やれるかなぁ。
希望は人狼。
***************
こんな小さな子が集められる理由はひとつ。
容疑が一番濃かったから。でしょう?
アーヴァインさんはかなり有力な証拠を握ってると思うの。
エッタと…エッタのおにいちゃんが、人狼だっていう。ね。
*************
という設定があるけど、幼い無実の容疑者になるのも素敵よね。どうなるかしらん?
―集会場―
[目が覚めて体を起こそうとすると、頭がずきんと痛んだ。
布団の周りには、空になった酒瓶が幾つも転がっている。]
今、何時だ?
[頭を掻きながら、重い体を起こす。
開けっ放しの窓から緩く秋風が吹き込めば、カーテンが揺れて眩しい日が差し込んでくる。
ネリーに村内を案内してもらい、礼の品をつけた彼女に似合っていると言って……]
[集会場に戻ってきて、厨房にあった酒瓶を抱えて自室に戻った。
それからの記憶はない。
しかし、部屋の様子からするに、ずっと酒を浴びていたのだろう。
今までにも、酒を浴びて記憶を失うことは多々あった。]
……また、やっちまったか。
[自嘲しながら、一階へ。
今日もまた、誰の姿もない。
厨房で水を一気に飲み干して、いつものように窓際で一服。]
9人目、酒場の看板娘 ローズマリー がやってきました。
酒場の看板娘 ローズマリーは、おまかせ を希望しました。
[ コンコンと集会場の扉を叩く。返事の有るも無いも気にせずに扉を開ければ、煙草の匂い。それを気にしたか気にぜずか、気だるげな吐息を漏らすと、扉をくぐる。]
おや? なんだ、あんたも呼ばれたのかい?
[ 窓際で紫煙を燻らす男を認めると、声を掛ける。僅かにからかうような響きの感じられなくもない声だが、向けた笑みには華もある。この酒場の娘の独特の態度。]
お前は確か…ローズだったな。
[村に来てから、何度か足を運んだことのある酒場の女。
それほど多く言葉を交わしたわけではないが、女の名を忘れるわけがない。]
そういうお前も呼ばれたのか。
女が増えるのは結構なこった。
[女にからかわれるのは嫌ではない。
余裕そうに言葉を返し、緩く笑みを浮かべた。]
おや? 覚えててくれたんだね?
いつもぐてんぐてんになってくから、覚えちゃいないかと思ってたよ。
[ 正体を無くし、時には酒場で酔い潰れる姿を思い出しながら、やはり、からかうような笑みを浮かべてみせて。呼ばれたのかとの問いに、ひとつ頷いて。]
ああ。鏡に映った姿がどうこうってね。
まあ……なんでもいいさ。
[ そう言って、部屋に他の者が居ないのを見て取ると、ポケットから煙草を取り出す。更にポケットを探るが……]
ちぇ、マッチを忘れちまった。
ギル、火を貸してもらえるかい?
[ ギルバートの方へ歩くと、気安い様子でそう頼む。よそから来た男であっても、人に垣根を作る性格でもなかった。]
お前みたいな別嬪、忘れるわけないだろ?
[楽しげに、くつりと喉を鳴らして笑う。
女の前では、いつもこのような調子。]
嗚呼、それは俺も言われた。
しかし、呼んだ張本人がまだなんだよ。
戻ってきたら、一発入れないと気が済まねぇな。
嗚呼、いいぜ。もっと近づけよ。
[にやりと笑い、ライターではなく吸いかけの煙草を近づける。
二人の顔の距離は、ちょうど煙草二本分。]
間近で見ると、別嬪が余計別嬪に見える。
[火を渡す間、男の視線は女の瞳。
少し見下ろすような位置合いだから、すらと伸びる睫毛が綺麗に映った。]
[ようやく戻ってきたその両手には麻袋]
ふぃー、さすがに重いわ。
でもこれで食料に心配はなし、と。
ん? ローズマリーも呼ばれたんだなぁ。本当にあの鏡ってのはよくわからねぇ。
[広間に入ってくると、二人の姿に手を挙げてから、足は止めずそのまま厨房へと向かう]
よう、グレン。
食料持ってきたのか? 有り難い。
酒はローズが持ってきてくれるだろうし、これで容疑がかかってなければ、いい暮らしなんだがな。
[別嬪と一つ屋根の下で過ごせるし――とは心の中でだけ呟いて、
煙草を挟んでない方の手を軽く挙げ、グレンに言葉を返した。]
[麻袋だけ厨房に残し、また広間へと戻ってきた]
野菜だけはたっぷり持ってきたからな。あと秘蔵のベーコンも一塊。飢えて死ぬことはないさ。
ギルバート、いい暮らしってなぁ。そりゃお前にとってはそうかもだけどさ。俺は仕事できないってだけで窮屈過ぎら。
んでも、野菜はともかく、酒はたくさん持ってくるってわけにも行かないだろ。なぁ?
[肩を竦めてローズマリーの方を見る]
ふっ。
あんた、女には誰にでもそう言うんだろ?
[ 鵜呑みにするほど初心ではないが、それでも、別嬪だと言われれば悪い気はしない。]
ふうん、アーヴァインは来てないんだ。まだ、血相変えて走り回ってるのかねぇ。
ベーコンもあるのか。酒のつまみには最適だな。
グレンは、そんなに仕事好きなのか。
偉いというか、変わってるというか……
まぁ、たまには休養も必要だぜ?
俺はいつも休養ばかりだが。
[得意げに、へらと笑ってみせた。]
……ばか。しょうがない男だね?
[ 軽く苦笑を浮かべ、しかし、まあいいかと顔を寄せる。
お互いに息を吸えば、やがて煙草の火が移ってゆく。]
己を覗き込む瞳力強く映る。思わず引き込まれそうな感覚を覚えて、身を引いた。]
ふん……そういうのは本気の女だけに言いなよ?
[ バンダナを巻いたギルバートの額を指で弾いて、窓の外に目を向ける。]
仕事がすきって言うより、そればっかりだったからなぁ。
落ち着かないっての? 身体はなまるしさ。
ギルバートだって休養ばっかりじゃやることないだろう。
たまにはうちの畑手伝うか?
[くくっと可笑しそうな笑い顔を見せる]
ローズ、お前照れてるのか?
強がってるローズもいいが、そういうのもいいな。
[日の光が、微かに変わった頬の色を教えてくれる。
バンダナで隠している傷が微かに呻くのを、からかうことで誤魔化した。]
何人呼ぶつもりなのかは知らないが、男はもういらねぇよ。
あと、婆さんもいらねぇ。
あら、グレンもなんだね。そ、あたしもさ。
しかし、随分と運んで来たもんだね。そりゃあ重いだろうさ。
[ グレンが荷物を運ぶのを感心した様子で眺める。酒の話に、ギルバートとグレンを交互に見やり。]
ま、あたしの細腕じゃ、そんなに運ぶってわけにゃ行かないね。
力持ちが運んでくれるってんなら別だけどさ?
[ そう言って、小首を傾げて二人に笑みをみせる。]
お前、人生…損してるぜ。
仕事で終わる一生なんてつまらねぇ。
人の生涯なんてたかが知れてるんだし、楽しく生きなきゃな。
いや、畑は勘弁。別嬪の相手で忙しいし…な。
[理由にはなってない理由で、やんわりと断る。]
ばか。怒るよ?
[ ギルバートの言葉に軽く表情を尖らせて。しかし、怒りを見せるのは、それが図星であったからか。]
で、どうするのさ?
[ 語気を強めて2人に問うのは、その気分を隠すちゃめだろうか。]
ばか。怒るよ?
[ ギルバートの言葉に軽く表情を尖らせて。しかし、怒りを見せるのは、それが図星であったからか。]
で、どうするのさ?
[ 語気を強めて2人に問うのは、その気分を隠すためだろうか。]
浴びるほど酒飲ませてくれるんなら、力貸してやるぜ。
一晩相手してくれるんなら、何往復でもしてやるが…どうだ?
[冗談交じりに、手伝うことを了承する。
そして、ローズマリーとグレンを交互に見遣った。]
ふん、そんなこと言ってるんなら、手伝ってくれなくてもいいよ? あんたには飲ませないからね。
グレン、あんたはどうする?
[ グレンが何と答えたか。どこからかかすかに聞こえてきたくしゃみに、他にも来ている者がいるのだなと思いつつ、2人の返事も待たずに集会場を出て酒場へと歩き出す。]
待てよ。ったく、冗談通じない女だなぁ。
[微かに肩を落としながら、ローズマリーの後を追う。
一晩共に、どころか酒までお預け食らうのは勘弁な様子。]
グレンも手伝えよ。
店の酒、全部かっさらってやろうぜ。
[聞こえてきたくしゃみは色気がないと思うも、色気があったら困るから敢えて何も言わず。
グレンに声をかけて、集会場を後にした。*]
[ひょこっと広間に顔出す。煙草の匂いがしたので部屋を見渡したが、既にギルバートの姿はない]
すれ違いましたかね。
ああ、グレンさんおはようございます。
[ ギルバートの声を背中に聞きながら、くくっと小さな笑いを漏らす。ささやかな仕返しが功を奏したらしいことに満足を覚え、そのまま振り返らずに歩を進めて行く。
……空は曇り。
それは不吉を予感させるように思えて、ローズマリーはその気分を振り払うかのように、見上げた空から視線を戻すと、大きく息を吐いた。**]
[グレンに天気のことや農作物のことなど、軽い世間話のようなものをふる]
今日はアーヴァインさんが来られるんでしたよね。
となると、しばらく外出は難しくなるのかな。
今のうちにちょっと出歩くとしましょうかね。
[そう言って、集会所を後にした**]
仕事がすきなんだからしょうがないだろう。
そうやって生きてきたんだ。
[ギルバートには素っ気無く応えて、ついでローズマリーの声にああ、と思案した]
いや、俺はここにいるよ。ギルバート、いいところを見せるチャンスだ。いって来いよ。
[出て行くギルバートの背を見送る]
ん? コーネリアス。おはよう。
[ほとんど入れ違いに入って来たコーネリアスへと会釈した]
誰かお探しかい? 今ここには俺だけだけどさ。
さっきまでローズマリーとギルバートがいたんだが、酒を運ぶってんで出て行った。
しかしやーな雲行きだねぇ。不吉な予感がするな。
[窓の外を見る。薄暗い雲が、空を被い始めていた]
[老婆は広間に行こうかと思ったが、ドアを開けるとタバコの匂いがしたので顔を顰めた。]
…匂いがもうちいと無いなるまでは、ここにおろうかねえ。
それゃあ大変だよ。虫が出たら一つ一つとっていって雑草が生えれば栄養取られちまうからな。
アーヴァイン今日来るのか。
[話の途中、不意に変わった話に表情を変えた]
出られなくなんのか。出ようと思えば出られそうだが、どうなんのかな。
……ああ、いってらっしゃい。
[散歩に行くというコーネリアスを見送ると、椅子の上で少し大きめの*ため息をついた*]
[広間に行くと、いつもよりも濃い煙と匂い。無意識に口元に手をやり、その主を探すが見当たらず、椅子の上の人影にたずねてみる。]
グレンさん、だけ?
[ローズマリーも居たことを聞き、なるほどと納得する。
広間の全ての窓を開け放ち、カーテンもひとまとめにして、空気を入れ替える。少し気温は下がるが、ネリーにはちょうどいいくらいの涼やかさだった。]
[しばし風の通り道に立って後れ毛が揺れるのを楽しんだ後、空気の入れ替えを完了して窓を半分に閉めた。]
これでいいわ。
[グレンが持ってきたものを確認し、今日はベーコンのシチューを作ろうかな?などと考えながら、デボラの部屋の扉をノックした。]
おばあちゃん、まだ具合がすぐれないのかしら…?
[応えにほっとする。こんなやり取りを何度も繰り返しているような気分に陥る。恐らく今までも毎日のように、デボラの家に様子を見に行っていたからなのだろう。]
はい、ネリーです。
お加減はいかがですか?
10人目、のんだくれ ケネス がやってきました。
のんだくれ ケネスは、おまかせ を希望しました。
……ひっく。
ちきしょう、何だってんだ…?
[ふらつきながら、集会所にたどり着く。小さく舌打ちをすると、手に持っていた空の酒瓶を草むらに放り投げた。]
うおーい、来てやったぞアーヴァイン。
[バタンと大きな音をさせてドアを乱暴に開ける。]
11人目、青年 ラッセル がやってきました。
青年 ラッセルは、おまかせ を希望しました。
[ノックを三回。集会場へと入る]
こんにちは
[感情のこもらない声で扉を開けると同時に中を確認することなく挨拶。
微か香るタバコにも顕著な反応をすることなく静かに扉を閉めた]
ええ、空気を入れ替えたからもう…えっ?
[乱暴に開けられた扉の音に、びくりと肩を震わせてそちらを向いた。顔はたまに見たことがあった気がするが、直接会話を交わした記憶がなかった。いつも酔っていたから。
その後にラッセルが入ってくる。]
…こんにちは…いらっしゃい……。
[動揺を隠しながら、ぽつりと挨拶を。]
……って、おろ?
[きょろきょろと辺りを見回す。]
…なんでぃ、人を呼び出しといて当の本人は留守ってぇのは、失礼な話だねぇ。
よう、坊主。お前も呼ばれた口かい?
[へらへらと笑いながら、傍らの少年に話しかけた。]
どうかしたかえ?
[驚いたようなネリーの声に少し不安になり、編みかけの毛糸と棒針をいつもの布袋に入れると部屋を出た。]
…おや。
[集まった顔を見回す。]
ケネスさん。程々にしときなよ…ま、飲みたくなる気分もわかるけどね
[一足先に集会所先に入ったケネスに一応なりとも一言いいつつ]
ああ、俺も…アーヴァインさんに。ってことはケネスさんもか。
言いたいことはいくつもあるが…呼びつけた張本人がいないんじゃなぁ
[部屋の隅の方から、か細い少女の声が聞こえた気がして、眠そうな視線を向けた。]
よう、嬢ちゃん。
…誰だっけかな、メアリーだったか、マリアだったか?
よければ、ちぃと酒でももらえんかねぇ。
手持ちの分は先程切れちまってな。
こんにちは。ネリーさん。デボラさんも…何日ぶりだったかな?
[首をかしげみながらも、表情は不機嫌さも併せもった仏頂面]
他にも結構集まってるのかな?
おー、婆さん、まだくたばってなかったのかい。
[元気そうで何より、と言葉を続けつつ、少年の頭をくしゃりと撫でる。]
だーいじょうぶだって。
なんせ俺の血は酒で出来てるかんなぁ。むしろ飲まないと死ぬわけよ。
[そう言って、高らかに笑った。]
私はネリーです。はじめまして…。あなたのお名前をお聞きしてもよろしいかしら?
お酒は…料理酒くらいしか。
ローズマリーさんに聞けば、他にも何かご用意できるかもしれませんけれど…。
ラッセルさん、お久しぶりです。本当に随分長いこと会っていない気がしますわ。
他にも何名かいらっしゃいます。
アーヴァインさんは私たちを呼んだだけで、それから姿を見せてくれてませんの。
早く何らかの説明が欲しいのですが…
ラッセルにケネスかい。
ラッセルは相変わらず辛気くさい顔しとるねえ。
ちいたぁ笑わんとモテやせんぞ。
[ひひ、とラッセルに笑いかけるとケネスにいーと歯をむき出した]
残念じゃったのう。ババはあと100年は生きるぞ。
のんだくれのおまえさんの方が先に死ぬじゃろうて。
ネリー、ね。良い名だ。
[言われた名前を繰り返し、続く言葉に肩をすくめてみせる。]
…ローズも来てるんか。
やっべ、ツケ払えって怒鳴られそうだな…。
料理酒?
アルコールが入ってるなら何でも受け付けるぜ。
[そう言うと、傍らにあったソファにどかりと座り、欠伸をした。]
[老婆は楽しそうに笑った。ケネスの飲んだくれになる前を知っている身としては、いつまでも悪ガキのイメージが抜けないらしい。]
それにしてもアーヴァインは遅いのう…。
[窓際にあるベッドに当たっていた朝日はとっくに移動し、中天から西側へ向かって落ち始めている。階下から聞こえる複数の声に、少女はやっと目覚めた]
ん…あれ?
窓が違う…天井も…
[目に入った光景に呟いて、昨夜のことを思い出した]
[本人からは聞けなかったものの、デボラの言葉にケネスという名前を知る。デボラの100年生きるという軽口を聞いて、ケネスもギルバート同様の悪い人間ではないことを感じ取り、くすりと笑った。]
おばあちゃんは長生きしますもの。
でもケネスさんも多少はお身体に気をつけてくださいね。
料理酒でもよろしいの…?
[困ったような顔をして、首を傾げる。少し考えてから厨房のほうへ。]
あぁ。だったら飲まないと不味いだろうね
でもあまり血の量が多過ぎるからどっちにしろ程々がいいかもね
[撫でられる手を特に避けることはせずにいうたしなめの言葉は強くない]
そうだね。しばらくこちらに来てなかったしね。…ふぅーん。そうなんだ…でもみんな呼ぶだけ呼んで。音沙汰なしって…なんかいい加減だなぁ
[やはり仏頂面でめんどうくさい。あの卵帽子が、などと内心で毒づく]
[厨房から戻ると、なにやらちょっと白濁した液体を満たした少し大きめのコップを持っている。]
はい、どうぞ。
[ちゃめっけを含んだ笑いをこらえながら、ケネスに渡した。
それは失敗した酵母のエキス。醗酵自体はきちんと進んでいるのでちゃんとアルコールにはなっているが、それよりも何だかとっても酸っぱい匂いも鼻を突く。アルコールと酢の中間だ。]
ネリーオリジナルのお酒ですよ。
[それぞれ移動を開始した面々を見ると、ここ数日の特等席となった長椅子で編み物の続きを始めた。]
結局ここにゃ何人ぐらい来るんかねえ…。
こんなに長くなるなら、じいさんの墓の世話を誰かに頼んでくるんだったよ。
別に無理にもてようと思わないからいいんだよ
でも辛気臭い…のか
[デボラの言葉に少し悩んで、笑みを刻んでみて…妙に引きつったような可笑しな顔になって、自分でもそうと想像がついたのでやめて]
うん。デボラさんなら後100年は生きれそうだよね。
[特に悪気もなくいいながら、広間の椅子に腰掛ける。]
わぁ、お日様があんな所にある。
エッタ、寝過ごしちゃったみたい。だわ。
んと、お顔洗って、着替えて、髪を整えて、おはようのご挨拶…じゃないわね。
こんにちはを言いにいかなきゃ。
どんな人達がいるのかな…。
ばあさん、100年は強欲過ぎるだろーよ。
まぁ、最後はちゃんと見取ってやるから、その時が来たら、じたばたしねぇで安心してあの世に旅立つといいや。
[ネリーの笑い顔に、口笛を吹く。]
心配してくれてありがとさん。嬢ちゃん良い女になるぜ。
おばあちゃん、ラッセルさんみたいなのは「落ち着いている」で良いと思うのよ。
ラッセルさんも真に受けて無理をしなくても良いと思うわ。
[ケネスやギルバートと同等に張り合うデボラの言葉なのだから。]
フルーティーでしょう?
葡萄のエキスがちゃんと出ているから、ワインビネガー酒、かな?お酒を嗜みながら健康にも配慮できます。
[味は一切保障しません。]
[老婆は自分を疎ましがらない村の面々と話すのが大好きだ。コーネリアスに「ここが最高だ」と以前言ったのは、そういう訳もある。]
ババの最期を見たいならおまえさんもあと100年生きにゃいけんのう。
[デボラの言葉に、からからと笑った。]
確かに坊主はちぃと辛気臭ぇかもな。元は良いのに残念なこった。
ちぃとアルコールでも入れてみるかい?
[ラッセルに向かって、くぃ、と飲むポーズをしていると、ネリーから何やら鼻をつく液体を渡される。]
……なんじゃい、こりゃ。
あら、こんなにたくさんいるなんて。
こんにちは。
昨日の夜遅くやってきたの。エッタって呼んでね。
ネリーさん。昨日はありがとう!
あの綺麗なお兄さんはいないのね。
みなさん、初めましてばかりだわ。
フルーティ……ねぇ。
[匂いに少し顔をしかめながら、渡された液体を、ぐいっと一気に煽る。飲み終わる際に、少しむせた。]
…げふっ、……なるほど、こりゃー健康に良さそうだ。
二杯目はいらんがな。
おい、ばーさん、100年計画ならこれ飲んどくといいぜ。
[現れた小さな少女を見て、目を丸くした。]
…おいおい。
なんだってこんなガキまで呼んでんだ?
子供はさっさとおかーちゃんの元に帰んな。
帰り道が怖きゃ、おにーさんがついてってやるぜ?
[老婆は子どもの声に目を見張った。あんなに小さい子まで…]
嬢ちゃんはどこから来たんだい?
知らん人ばかりじゃと不安じゃろうが、この村のみんなはみな優しいでのう、安心しい。
ババはじいさんが死んだ年から酒はもう飲まんと決めたんじゃ。
ババ用の健康に良い飲み物はネリーが別に用意してくれるでのう、それはおまえさん専用じゃ。
[ひひひと笑う。]
エッタさん、こんにちは。しっかり眠れたかしら?
[現れたエッタに微笑んで挨拶をする。しっかりと飲み干したケネスに目を丸くして。]
あら、一気飲み…。
[ひとしきりころころと笑った。]
元はって…別にいいんですよ。ネリーのいうとおり落ち着いてるのも辛気臭いのも含めて俺でしょうしね
アルコールは…それはやめとくよ
[無理しないどころか諦めたように肩を竦めつつ
アルコールというのにはネリーが差し出したものがもののようなので遠慮する]
ああ、こんにちは。エッタ…なんでこんな子供もいるんだ
[挨拶をしつつ気づいたように率直に言う]
[部屋にいたのは昨夜も会ったネリー、土の匂いのする農夫、老婆。酒臭い男と、なんだか飄々とした青年。この青年は、なんとなくおにいちゃんに似ている。おにいちゃんは、もっと明るい雰囲気だったけれど、なんとはなしに好感を持った]
>>300
あら、失礼なおじさまね。
ガキじゃないわ。レディよ。エッタと呼んでくださる?
[なぜこんな子供が。みんなの視線と言葉を受ける]
エッタも、なんでここに呼ばれたかわからないの。
あの自警団員の人に聞きたいのはこっちの方だわ。
ここで説明があると思ったけど、みなさんも、何も聞いていないようね。
あの人に、ちゃんと誤解よってわからせないとね。
どういう基準で集めたんだろなぁ…
[おおむね。家に帰ったらというケネスの言葉に同意だが呼ばれたならばそれもできないだろうと椅子に腰掛けたままで]
エッタちゃんも呼ばれたってことかな?
[小さい子供に対してだからか少しだけ声音を柔らかして確認するように*聞いた*]
[少女の返答に、噴出しそうになるのをこらえつつ]
おっと、レディだったかい。こりゃ失礼。
じゃあ、エッタと呼ばせてもらおうかね。
俺はケネスだ。ちなみに、おじさまじゃない。おにーさまと呼べ。
[そう言うと、ソファの上で大きく伸びをする。]
…眠くなってきちまったぜ。
アーヴァインの野郎が来たら、起こしてくれや。頼むぜ。
人が増えている!
びっくりだ。そしてありがとうございます<(_ _)>
今から出てくるのでそこから村建て発言を落とそうと思います。
あら、こんなところで…。ちゃんと部屋があるのに。
[その場で高いびきのケネスに呆れつつも、最初に見かけたときは道端で大の字で寝ていたことを思い出す。自分ではどうしようもなくて、アーヴァインを呼んで運んでもらったのだった。
薄いタオルケットを持ってきてケネスに掛けると、エッタのほうに向き直る。]
たぶんみんな、自分が持っている以上の情報は持っていないはずね。だから知りたくて聞くのでしょうけれど…
[青年…ラッセル、というらしい。彼の隣りの椅子に腰掛けると、招集状を取り出し見せた]
>>301
婆さまの言うように、みなさん優しいみたいで安心したわ。
エッタは村外れの大きな家に住んでるの。リオンハート家って言ったら、お婆さまならわかるんじゃないかしら?
父様や母様が生きてた頃は、有名だったらしいから。
おにーさま、ねぇ。
[ガキと言われた仕返しにおじさまと呼んだけれど、謝られ訂正されてしまっては仕方ない。でもおにーさまと呼ぶにはちょっと、としばし思案]
ケネスさんとお呼びすることにするわ。
[ソファに転がった男に向かってそう宣言した]
[ヘンリエッタの声に、ますます目を見張る。]
あの屋敷のお嬢様かえ?
赤ん坊が産まれたっていう話は聞いた事があるが…ほうか、こがいに大きゅうなったんじゃな…。
あすこには坊ちゃんもいらっしゃったが、坊ちゃんはお元気かえ?
ご両親の葬式の時にはババは腰が悪うて行けんかったからね、気になっとったんじゃ。
セシリアの人って入りなおしてないのかな?文章的に似た人がいない。
ゴードンはタイミング的にエッタになったのかな?とか思うんだけど。
そうね。私もいろいろ、知りたいのだけど。
自警団の人はいつ来るおかしら。
人を待たせすぎては、いけないのよ。
[最後のセリフには、別の誰かにも向けられていた。心にあるのは、遠く離れた兄のこと]
ああ、お婆さまはやっぱり知っているのね。
おにいちゃん…兄は、元気だけど今は国を出ているわ。
ここにいてくれたら、こんなことにはならなかったのにな…
お嬢様 ヘンリエッタは、村人 に希望を変更しました。
[ここも随分賑やかになった、そんなことを考える。たまにバザーなどがあるときはここを利用していたが、そのときの賑わいを一瞬思い出してつい頬が緩む。
しかし次の瞬間に現実を思い出して、やるせない気持ちで満たされてしまうのだ。]
おかしいわ、私はこんなに思い悩む人間だったかしら…。
[状況が特異すぎるゆえに、何を考え何をすべきか良く分からない。
とにかく自分ができることを探し、厨房へと向かった。]
ほうか、坊ちゃんは今おらんのんか…じゃあ寂しいねえ。
こっちにおった方が賑やかで楽しいかもしれんよ。
[老婆は優しく微笑むと、毛糸と棒針に目を落とした。**]
[パンを捏ね、シチューを作り始める。無心でパン生地を捏ねていると、少しだけ心が落ち着く気がした。蒸かしたジャガイモを丸ごと包んだり、ハートの形に編んでみたり、あれこれとパン生地で遊びながら成形を施して釜に入れる。
ベーコンのシチューが出来上がる頃には、小麦が焼ける良い匂いも一緒になって広間へと漂い、みなのおなかの虫を騒がすことだろう。]
……なるべく普段と同じことをすればいいんだわ…。
皆様、お集まりいただき本当にありがとうございます。
本日夜、コアタイム前に開始したいと思っております。
一日目は途中発言追加回復があると思いますが、それについては使っていただいてかまいません。
編成はまとめページにも記載していた通り、通常編成に聖痕者を入れた編成にしたいと思います。
なお、セシリアからは村建ての方にリアル事情での退村のご報告がありました。
ゴードンが戻ってらっしゃるかわかりませんが、開始直前までお待ちしたいと思います。
もちろん他の方の入村も大歓迎です。
最後に、開始時刻は19−21時ほどを予定しております。未発言での退村にご注意ください。
[酒場からの帰り道、セシリアとすれ違う。
読書している姿しか見たことがなかったら、何処に行くのかと興味を持ち声を掛けると、家に帰るとの返事。
早く戻って来いよと言い足すも、返事は返ってこなかった。]
なぁ……これだけ持たせて、報酬は何もなしか?
[ローズマリーに何かを懇願するように聞いてみる。
男が女に強請るものといえば一つ。
それが叶えられない望みだと分かってはいたけれど。]
[溢れるほどの酒瓶を抱え、ようやく集会場に辿り着く。
足で器用に扉を開け、とりあえずはテーブルの上に置いた。
すぐ近くのソファーで寝ているケネスが、酒呑みだとは知らない。]
人が増えてるな。
[居間を見回してみると、新たに男が二人と少女が一人。]
何だよ、女は増えてないのか。
って、あの小さいのは何しに来たんだ?
[少女に興味はないから、自分から話しかけることはない。
まさか、容疑者候補として呼び出されたなんて思いもしなかった。
厨房から漂う匂いに誘われて、其方の方へ。]
……旨そう。
味見、味見っと。
[ネリーが手にしている御玉を、そのまま自分の口へ運ぶ。
手が触れたかどうかは彼女次第。]
やっぱり、別嬪が作った料理は違うわ。
この野菜って、グレンのか?
流石仕事好きだけあって、なかなか旨いじゃん。
[グレンを賞賛し、ネリーに微笑む。
表情が曇っている彼女に、笑みが浮かべばいいが。]
知らない間に人が増えてるが、あいつら誰?
[鍋をかき回す手をいきなり掴まれておたまごと持ち上げられる。驚いて振り返ると、ギルバートがシチューに直接口をつけていた。しばし硬直したのち。]
あ、熱い、ですよ?火傷しませんでしたか?
[火にかけてぽこぽこと沸き立つシチューは熱々で、大丈夫かとギルバートの姿をじっと見た。…平気らしい…?]
また別嬪だなんて…ふふっ、それはきっと口癖ですね。
ええ、グレンさんが持ってきてらした野菜です。
あの方たちも皆さん、……容疑者、です…。
[わずかに声を潜めた。]
エッタさんはまだ11歳なのに、呼ばれた意味をちゃんと理解してらして…健気です。
後はお酒がお好きなケネスさんと、ラッセルさんは森の奥に住んでる方です。
[軽く指をさして名前を伝える。]
匿名の方>
プロローグでは人の出入りができるため、実際に「敷地」から出られなくなるのは初日からになります。
開始後、その旨は範囲含め、村建て発言欄にて落とさせていただきます。
また、集会場内の施設については、大きすぎない程度に増やして頂いてかまいません。
火傷したって言ったら、介抱してくれるか?
[笑いながら、遠まわしに大丈夫だと告げる。
微かに、舌がひりひりするけれど。]
嗚呼、ネリーに対しては口癖になってるな。
別嬪に別嬪って言って何が悪い。
[ローズマリーにも同じようなことを言ってるが、調子いい言葉を並べ立てる。]
グレンとして出てないのは村建てが誰かを出さないためでもあるのですががが、もっとしゃべれって感じですね。すみません。
開始したらもっと喋ります>< プロローグ苦手なのが駄目すぎる。
あの小さいのが容疑者?
[流石に驚いて、ヘンリエッタをみつめる。
年齢の割りには落ち着いて見えるけれど、容疑者には見えない。]
あんなチビ疑うなんて、自衛団…頭可笑しいんじゃねぇ?
―――酒が好き、だと!?
そりゃ火傷したら当然手当てします。…大丈夫ですか?
[本人が猫舌なだけに、心配の度が少し高めだ。]
褒めてくださるのは嬉しいしちょっとくすぐったい気分ですけど、あまり言い過ぎてもありがたみが薄れますよ?
きっとローズマリーさんにも同じように言っているのでしょう?
[当てずっぽうだが、恐らくそうだろうと笑う。]
ええ、ちゃんと召集状を持ってらしたわ…。
いったいどういうことなのかしらね…。
[慌てて酒瓶を隠すギルバートに、くすくすと笑って。]
血がお酒でできている…とか聞きましたわ。
奪われないようにご注意くださいね。
[いい具合に出来上がったのか、シチューの火を止めて、パンも釜から取り出した。厨房が一気に温かな食卓の香りに満たされる。]
[手当てしてくれると聞けば少し後悔するが、今更言い直せずに小さく頷いた。]
俺、思ったことは言わないと気が済まない性質でね。
ローズには言ってねぇ。ネリーだけだ。
[嘘を隠すのは得意だが、見抜かれるような気もしたとか。]
まぁ、話は自衛団が来てからだな。
まずは、何でこうも男ばかり……いや、何でもない。
血が酒で出来てるとか、俺以上の酒呑みだな。
ケネスっていったっけ。あのおっさんには要注意だ。
[自分自身に言い聞かせるよう、何度も頷いて]
そうだ、昨日言い忘れたんだが…
俺に敬語は要らないぜ。”さん”付けも要らない。
良かった…。
[頷くギルバートに、火傷が無くてほっとして微笑む。ネリーだけというギルバートに、少し意外そうな表情をして。]
あら…本当に?ごめんなさいね、疑ったりして。
でもローズマリーさんのほうがギルバートさんの好みに合っているように思ったの。
[本命には何もいえなくなるタイプなのかしら?なんて思ったりしている。]
本当に男性が多いわね。
人狼が…その、なりすましやすいのかしら…?
[言葉は聞こえたが、違う風に受け取ったらしい。
ふとじっとギルバートの姿を見つめて、はっと気づいて。]
あ、あの、ごめんなさい。ギルバートさんがどうこうなんてことではなくて…。
…嫌だわ。本当に、早く解決して欲しいわ…。
あら?でもお酒が好き同士、お話は合うかもしれませんわ。
……え、と……。あの、男性を呼び捨てにしたことが無くて…あまり…。
[敬語もさん付けも要らないと言われて、逆に戸惑っているようだ。]
ギルバート様では堅苦しすぎるかしら?
[口元に手を当てて、悩ましげに考えている。]
もしかして、前に言った俺の好み、本気にしてんのか?
まぁ、無いよりあった方がいいが……
俺の話より、お前の話が聞きたいね。どんな男が好みなんだ?
[そういえば聞いたことがなかったと、興味深々で尋ねてみる。]
そんなに見たきゃ、もっと近くで見せてやるが。
[ネリーの勘違いには気づいていない。
少しだけ距離を詰めて、顔を近づけてみせた。]
話が合うかは分からないが、一度一緒に呑んでみたいかな。
何かを賭けて呑み比べとか最高。
……って、お前。
[ネリーが口にした呼び名に、思わず声を揚げて笑う。
慣れて無さそうな様子に仕方ないと言わんばかりの表情を浮かべて]
まぁ、そのうち呼んでくれればいいさ。
ぶへっくしょいっ!
[派手なくしゃみをして、目が覚めた。思わず手で鼻を拭う。]
……っと、もう日が傾きかけてきたな。
[くぁ…と欠伸をして大きく伸びをする。かけられていたタオルケットが床に落ちた。ん?と首を傾げてそれを拾う。]
[盛大なくしゃみが聞こえ、居間の方に視線を移す。
見れば、酒呑みの男が目覚めたようで]
おっさん、酒呑みなんだってな。
ここにある酒は俺のだから、勝手に呑むなよ?
欲しかったら、俺にお願いすること。
[きっといつかバレるだろうから、先手をうっておく。
尤も、効果などあるわけないだろうが。]
んー?また誰だか人が増えたんかね。
容疑者も絞り込めないようじゃ、やっぱ奴は無能だわな…。
[漂ってくるシチューの香りに鼻をひくひくさせつつ、まずは喉を潤すのが先決とばかりに広間の戸棚を見渡す。]
…ちっ。客人用に、酒の一本や二本は常備しとくのが礼儀だぜ。
えっ?違ったのですか?あら?私の勘違い?嫌だ…ごめんなさい…。
[頬を赤らめてお詫びを言う。]
私の好みですか?あまり具体的に考えたことは無いのですが…。
やはり、誠実で優しくて、できれば子煩悩な方だと嬉しいわ。
[どうしても判で捺したような理想像になってしまうのは仕方の無いことだろうか。顔を近づけられると、俯いてしゅんとなった。]
い、いえ、あの、本当に…その…。
[台所から現れた男の言葉に、一瞬で顔を輝かせる。]
おっと、兄さん、渡りに舟とはこの事だぜ。
お願いだけで頂けるんなら何度でも、この通り!
[ギルバートの前で、手を合わせて祈るようなポーズをする。]
[ネリーに向ける笑みは止まない。]
誠実で優しい……ねぇ。
俺とは正反対の男ってことだな。
[わざとがっかりしてみせて]
あはは。
こんなんで俯くなんて、お前みたいな女は初めてだよ。
飲み比べですか?
…身体を労わりつつほどほどにしてくださいね。
[呼び名に対して大声で笑われて、そんなにおかしかったのかと不思議顔になった。ともかくも「そのうち」という話なので、ネリーは神妙に頷いた。
しかし首を傾げて。]
ギルバートさんは子煩悩かどうかは分かりませんが、誠実だし優しいと思いますわ。
[デボラなどへの態度を見て、そう判断していた。また笑われて、さらに不思議顔。]
おっさん、酒のためならプライドも捨てるのか。
ふふっ、面白いぜ。
[祈るポーズをするケネスを気に入ったのか、一本だけ酒瓶を渡した。]
俺は、ギルバート。。
今日から俺に足向けて寝るなよな。
俺が、誠実で優しい?
そんなこと言うの、お前くらいだぜ。
[優しいとは、過去に何度か言われたことはあるが、最後にはいつも最低と罵られる。
そう言われることをしてきたのは自分だが。]
子煩悩、ねぇ……
ガキなんて作ったことねぇから分からないわ。
あら?ケネスさんが目を覚ましたようだわ。大きなくしゃみ…風邪を召してないかしら?
[広間のほうに視線を向けた。ケネスとギルバートのやり取りに、思わずくすくすと笑いながら。]
本当にお酒が好きなのね。
そろそろお夕飯だから、その分の胃は空けておいてくださいね。
[酒瓶を手渡され、満面の笑みで口でコルク栓を抜いた。]
俺の高貴なプライドは、そんな簡単に出しゃしないって事さ。
ギルバート、ね。俺はケネス。よろしく。
ああ、足なんて向けねーよ。もっとも、どっちの方向に兄ちゃんがいるんだか知らないがな。
[そう笑いつつ、言うが早いが、美味そうにぐびぐびと喉を鳴らした。]
[台所から顔を出したネリーに、上機嫌に手を振る。]
このタオルかけてくれたのネリーか?ありがとよ。
おお、大丈夫大丈夫。
酒とメシの入る胃は別だからな。
[そう言って、酒をあおった。]
[ケネスが美味しそうに酒を呑んでいるのを見れば、自分もまた酒が恋しくなる。]
ネリーも呑まないか? 果実酒くらいなら呑めるだろ?
[ネリーを誘った後で、自分も酒瓶を一本取り出し居間の方へ。]
流石だなぁ、おっさん。
いい呑みっぷりだ。
[そう言って、自分もまた酒瓶を真上に傾けたのだった。*]
あら…そうなの?皆さんわざわざ口にしないだけなのかしら?
私も子供を産んだことはまだ無いから、良く分からないわ…。でも結婚したら子供は欲しいもの。子供なんか欲しくない!って言い出すような男性だと、やっぱり悲しいわ。
[言いながらケネスを見る。あっという間に酒瓶の中身が減っていってるのを見て、ぽかんと。]
…水でも飲んでいるみたいだわ…。
ええ、私がかけたの。風邪は大丈夫かしら?
[ケネスと競うように直接瓶に口をつけるギルバートにも、やはりぽかんと。お酒を誘われて頷くが、とても肩を並べて飲むような勢いではない。]
え、ええ、たぶん、少しくらいならば…。
[カルヴァドスをソーダで割って用意すると、居間に移動してふたりの酒豪を交互に見ながら、飲み始めた。]
むしろ水より、こっちのが体に馴染むねぇ。なぁ、ギル。
[一緒に飲み始めたギルバートに、にやりと微笑む。]
風邪?ああ、平気だぜ。
むしろ、日頃地べたに寝てるようなもんだから、こういうのかけられると何だかこう…こそばゆいな。
[笑って言いながら、頭をぼりぼり*掻いた。*]
流れ者 ギルバートは、人狼 に希望を変更しました。
/*
人狼希望に変えてみた。
狂人と人狼、どっちが人気だろうか。
村側でも大丈夫な設定にはしてあるが、できれば人狼側やりたい。
[日ごろ地べたに。そう聞いて納得しかけて、思わず炭酸にむせそうになった。]
それはそうなのかもですけれど、これからの季節は冷えますから。
…ふぅ…。そろそろお食事の時間ね…。
[言いつつ、もう顔が赤らんでいる。かなり薄いカルヴァドスをコップに半分飲んだだけで、気分良さそうに頬が高揚していた。
全部飲むのは諦めてコップをテーブルに置くと、少しおぼつかない足取りで厨房へと*向かった*。]
―― 回想:酒場からの帰り道 ――
[ (>>318)セシリアを見送った後、足を止めたギルバートからの問いに、困ったような笑いを小さく浮かべ。
両手の塞がったギルバートに近寄ると、しばし無言でその顔を見つめ……その頬に微かに唇を触れさせる。
そして、困ったような笑みをまたひとつ見せると、ふいと背を向けて、早足で集会場への道を辿った。]
―― 回想:酒場からの帰り道 ――
[ ギルバートは何と言ったか。
集会場へ戻ってみると、その中からは何人かの話し声が聞えて来る。]
ギル、中に運んどいてくれるかい?
ん? あたしは外で煙草吸ってから入るよ。
[ 言ってひらりと手を振る。煙草を咥え、酒場から持ってきたマッチを擦ると、拝むように火を点ける。
大きく息を吸い込んで……ひとときの至福を味わうように、ゆっくりと息を吐いた。]
―回想―
[デボラとエッタとの会話で、エッタがいいところのお嬢さん…森の近くのお屋敷に住む子だというのはわかったが、そのお嬢さんが自分の隣に来たことまではわからない]
ああ、そうだな…こういうことは早く終わったほうがいい
[ただこちらをみて呟く言葉に頭をぽんぽんと撫でながらいった。もし咎められればちょうどいい位置に手があったからとでもいうだろう。]
[それから酒をもって入ってきた男に目礼を一つして台所へと行くのを見送って。
酒の到来にか目覚めたケネスが酒を飲み始めるという今の状態に至った]
―回想終了―
―― 集会場の外 ――
[ 壁に背を凭れながら紫煙を燻らせていれば、集会場の中からの会話が漏れ聞える。盗み聞きをしようというつもりでもなかったが、特に防音に気を使った建物というわけでもないので、自然と音が漏れた。]
――ふん。
やっぱり、女なら誰にでも言ってるんじゃないか。
ほんと……しょうがない男だね。
[ 言って、ふっと息を吐く。予想通りではあったのだが面白くない。しかし、何故そう思うのかを己でも分からぬまま、地面に投げ捨てた煙草を、腹立ち紛れに踏み消した。]
[見るからに薄い酒なのに、半分呑んだだけで頬を高揚させるネリーを微笑ましく思う。
ローズマリーとは違った女らしさ。]
……大丈夫か?
[覚束ない足取りのネリーを見守りながら、酒を煽り続ける。
ラッセルがケネスの方を見ているのに気がつくと]
お前も呑むか?
[コーネリアスとはほぼ入れ違いにネリーが戻ってきた。他のみなの様子を伝えた後、ケネスやラッセルまで姿を見せたことには手を挙げて挨拶をした程度。二人ともによく知っているわけではない、というのが理由だったが。
他愛無い話をしながら、広間にやってきたヘンリエッタの姿に、驚く]
アーヴァインのやつ、何考えてるんだ。
[零した声には少しだけ怒りが込められていた]
…ぁー。すげーのみっぷ
[ケネスとギルバートの飲みっぷりを交互に眺め呟き]
ん?いいの?…じゃあ少しだけもらおうかな
[物欲しそうに見えたのかな。と一瞬思ったが素直に受け取るが、酒にはまだ口をつけず]
ねぇ…酔うのって楽しいのか?
[外の空気を吸ってくる、といって集会場を出る。戻ってきたのはギルバートたちが戻ってくる少し前だっただろうか。奥の部屋、自分の寝床で服を着替えると、また広間へと戻ってくる]
またずいぶんと酒を持ち込んだんだな。
早速飲んでるんだな。ケネスさんも、飲みすぎは体に悪いですよ。
[多量のお酒とすでに上機嫌に酒を飲むケネスの姿に、半ば呆れたようにため息をついた]
ええ、大丈夫です。これくらいならば。
[振り返って楽しげにギルバートに答える。判断力は残っているらしく、皿などはワゴンに乗せてそろそろと押して戻ってきた。]
グレンさん、野菜など使わせていただきました。
今晩はベーコンホワイトシチューに、焼き立てパンです。パンはちょっと遊んでしまったからいろいろな形があるけれど、気にせずに食べてくださいね。
[いつもよりゆっくりとした仕草で給仕をはじめた。]
[滅多に酒を譲ることはないのだが、気分が良いからか今日の男は違った。]
嗚呼、楽しいぜ。
悩みや考え事を、一気に忘れさせてくれる。
ある意味、酒は麻薬だな。
お前、酔ったことないのか。
―― 集会場の外 ――
[ 建物から少し離れた所でまた煙草をふかす。足元には既に何本かの吸殻が落ちていた。そうしている内に、ふと腹を立てていることが馬鹿らしく思えてきて、苦笑を浮かべ頭を掻く。]
やれやれ。しょうがないのはあたしも、か。
[ 最後の煙草を踏み消すと、吸殻に土を被せて集会場の方へと足を向けた。]
[ネリーの言葉と漂ってくるおいしそうな匂いに軽く口笛を吹いて]
ああ、構わないよ。その為に持ってきたわけだしさ。
しっかし旨そうな匂いだな。さすがネリーというべきか。
作った側としちゃ、おいしく料理してもらえればそれに越したことはないからな。
[椅子に座ると、頬杖をついてネリーの給仕を待った]
グレンも来いよ。 一緒に呑もうぜ。
[軽く手を挙げて誘う。
ネリーがシチューを運んでくれば、一度立ち上がり厨房からワインの瓶を数本持ってきて]
シチューにはこれだよな。
おっさん、今日はサービス。
[そう言ってケネスに二本目の酒瓶を手渡した後、ワインを瓶ごと呑み出した。]
[自分にとってはジュース程度の酒で、顔を赤くしたネリーの後姿に、笑いながら声をかける。]
おーい、鍋ひっくり返したりするんじゃねーぞー。
…って、グレンー。お前も来てたんか。
[声をかけられ、傍らにいた男に気付き、手をひらひらと振る。]
飲み過ぎ?本気はまだまだこんなもんじゃないぜぇ?お前さんもどーよ一杯。
ギルバート、飲むのはいいが、ワインはグラスで飲んでやれよ。瓶で飲むのはワインに失礼だぞ。
[椅子を立って一度厨房へ向かうと、ワイングラスを二つ手に戻ってくると、グラスを差し出した]
俺の分も頼む。料理と一緒に楽しむからな。
ふーん…そうなんだ
[ではケネスやギルバートは何が忘れたいのかとか]
ああ、ない…多分。さっき持ち込んだの全部飲んでも酔わないよ。
でもあなたはあまり飲みすぎないほうがいいんじゃないかな。刺されそうだし
[ちびちびやって噴出されているわりにそんな大胆に、そして先程聞こえてきた会話からそう答え、戻ってきたグレンには軽く手を振る]
では最初にグレンさんに。召し上がれ。
[頬杖をする姿に微笑んで、皿にたっぷりとよそってスプーンと一緒にグレンの前に並べた。続いてそれそべれにシチューを配り、籠にパンを入れてテーブルの中央に置く。]
バターとジャムはご自由にどうぞ。
[こまごまと瓶やバターナイフなども並べ、食卓が整っていく。]
[グレンのグラスにワインを注ぎながら]
ちびちびなんて呑んでられっかよ。
それに、俺がグラスで酒呑むなんて、似合わないだろ?
[ラッセルが思いのか酒に強いらしくて]
お前、結構呑める口なんだな。
気に入った。お兄さん、気に入ったぞ。
嗚呼、俺はギルバート。あなたなんて、よしてくれ。
あたし抜きで酒盛りを始めるたあ、随分じゃないのかい?
[ 扉を開けると、シチューとパン、そして酒の匂いが漂ってくる。居並ぶ面々をしげしげと眺め。]
ケネスやラッセル、ネリーまではまだ分かるけどさ。
お嬢ちゃんは? そう、エッタね。ああ、あのお屋敷の。旦那さんと奥さんが元気な頃に何度か酒を届けた事があるよ。
で、エッタも疑われてるのかい? デボラも? アーヴァインもどうしたんだかねぇ。
ありがとう、ネリー。温かそうだな。
シチューにパンをつけてもいけそうだ。
[にこっと笑うと、スプーンを手に食事に手をつけ始める。一口飲んでからパンを手に取った]
ん、旨いな。ベーコンの旨みもちゃんと出てるし。何よりソースがうまい。ネリー、いい嫁さんになれるぞ。
[パンにバターを塗ると、そう言って口に*運んだ*]
[ネリーが装ってくれたシチューを、美味しそうに口に頬張る。
味見した時よりも煮込まれていて、頬を綻ぶ。]
サンキュ、ネリー。 やっぱり…… うん、旨いな。
[今度は別嬪とは言わずに、微笑んでみせる]
刺される? 俺、そんな簡単に刺されないぜ。
[ラッセルが何故そんなことを言ったのか、思考する力は残っていなかった。]
お鍋をひっくり返したら、今日は皆さんお食事がお預けね。
でもケネスさんはお酒だけで満足してしまいそう。
[相変わらずの飲みっぷりにくすくすと笑いながら。]
あら…ローズマリーさんもいらしてたのね。こんばんは。
ええとこれで…私も含めて12人…?
[セシリアやゴードンも含め、この建物の中で出会った人間の顔を順に思い出していく。結構な人数に思えた。]
[聞き慣れた声に顔を向けると、見知った顔の女性。]
おー、ローズ。昨夜ぶりだな。
マスターに言っといてくれよ。お代は出世払いで頼むわってな。
[本気とも冗談ともつかぬ口調で、笑いながら告げる。]
丁度ネリーの美味そうな料理が出来た所だ。ナイスタイミング。
一緒に頂こうぜ。
ああ、ネリーさん…うん。いい匂いだけど…ぇーっと…
[給仕をはじめるネリーに...は少し戸惑い。]
手伝うよ…最低限自分の分ぐらいは
[遠慮がちにそういって、グラスをおいて立ち上がった]
何だよ、ローズ。今まで煙草吸ってたのか?
早く来いよ。つーか、もっと酒持ってきて。
[酒場と勘違いしてるわけではないが、つい癖のように言ってしまう。]
セシリアは、さっき家帰るとか言ってたぜ。
そういやぁ、ゴードン見かけてねぇな。
逃げ出したんじゃねぇの?
本当ですか?嬉しいわ。でもその前に素敵な旦那様を見つけなくてはね。
[グレンの言葉に、頬をさらに染めて喜ぶ。しかしギルバートとラッセルの不穏な会話に首を傾げて。]
刺されるだなんて、怖いお話…。なぜそんなことに?
[状況が状況なので、少し敏感に反応をした。]
わかったよ。ギルバート
いける口…なのかな。でも俺。そんな風に酔った覚えないから…酒の楽しみかたとして間違ってる気がするんだよなぁ
[だからかあまり量をとらずにちびちびとしていたのだが]
…まあそう簡単に刺されないことを…
ローズマリーさん。こんばんは…わかられても困るけどね
あの人がなに考えてるのかさっぱりわからないのは同意だけど
ああ、こんばんは、ネリー。
12人? そんなにいるのかい。
[ 改めて、もう一度広間を見回して。]
じゃ、まだ、あたしが顔を合わせてない面子が結構いるんだねぇ。
ケネス、あんた、親父はそれで良いって言うかも知れないけどさ、そりゃあ、あたしが許さないよ? 今度来る時には耳揃えて持って来な?
[自分ですると言うラッセルには、素直に皿とおたまを譲る。好き嫌いや量の調節を自分でしたいという理由で給仕を断る人がいたため、特に疑問にも思わない。]
どうぞ。このあたりのベーコンとこのにんじんがおすすめよ。
[鍋の中を簡単に指差して微笑んだ。]
セシリアさんは一時帰宅?ゴードンさんは見かけないわね。
でも自警団の人が見ているし、逃げることはできないと思うわ…。
[自分の分は自分で…と思ったがネリーの手際がよければそうはならないだろうが]
怖い?…ああ、これは自業自得という話。行き過ぎた場合だけだから心配するまででもないと思うけどね
[思考が回っていないギルバートに敏感に反応するネリー。対して...は特に気にも留めないようにあっさりといった]
[誰にも気づかれないように、人参を皿の隅に追いやる。]
あいつが、俺が刺されるって言うんだ。
俺刺されるようなこと、してないのにな。
まぁ、刺されるなら刺し返せばいいだけの話。
問題ないぜ。
[そんなに怖がるなよ、とぽんぽんと軽く頭を叩く。
ふわり、柔らかい髪の感触が掌に残った。]
[ローズの言葉に肩をすくめて笑った。]
へいへい。仰せのままに。
しっかりしてるねぇ。良い嫁さんになるぜ。
[ギルバートの不審な手元を見て]
んー?どしたんギル。
なんかゴミでも入ってたか?
[ 軽口を叩くギルバートに歩み寄ると、その頭に軽くげんこつを落とす。]
むしろ、あんたがあたしに酒を持ってくるべきなんじゃないのかい?
誰んとこの酒だと思ってるのさ?
[ 笑いの中にからかうような調子――それと、ほんの少しの腹立ち――を含ませてそう言って。]
ああ、セシリアもだったのか。帰って行ったけど、容疑が晴れたってことなのかね?
あ、いや……何でもない。
おっさん、これやるよ。おすすめらしい。
俺からのサービス。
[暫し睨めっこしていたが、流石に人参は苦手なようで。
尤もらしい理由を言って、人参をスプーンで掬ってケネスへと。]
ふふっ
[ケネスの悪びれのない言葉に思わず小さく笑いつつ、ネリーのお薦め通りスープをすくい。皿へと移してパンも持ってまたもとの席につく。その頃にはいつもの仏頂面で]
…考えたらお金もってないな
[今更ながら気づいたように口にしつつ、まあいいか。と食事を始めた]
自業自得?行き過ぎる?よく分からないわ…。
[しかしラッセルの様子からは、あまり深刻なことではないらしい。分からないなりに区切りをつけて、ギルバートに向き直る。
少し悲しそうな表情で。]
にんじん、お嫌い…?
[頭を叩く感触は嫌ではないものの、刺すとか刺し返すとか、不気味な話に思えて曖昧な表情で立ち尽くしている。]
―――っいて。
何すんだよ、ローズ。
[大袈裟に頭を庇い、強い口調を向けるも、緩んだ目元は怒っていないことを表している。
拳に含んだ僅かな感情に、気づくわけもない。]
仕方ねぇなぁ。
[酒の出どこを言われれば、素直に従った方がいいだろう。
そう判断して、新しい酒瓶を一本彼女に差し出した。]
[自分の皿へ追いやられた人参を見て、噴出さずにはいられない。]
…おいおい。ガキじゃねぇんだから…。
食べないと、大きくなれないぞー…って充分デカいやな。
まぁ、酒の恩もあるし、食べてやるとすっか。
[ひょい、と人参をすくうと、もぐもぐと口に入れた。]
おや、ラッセル。久しぶりに顔を見たね。
ん? 人をどうこうできるような可能性があるかどうかってことさ。さすがにエッタやデボラは、ねぇ?
[ ケネスの言葉に笑みを浮かべ。]
お世辞を言ってもまからないよ?
でも、ありがと。ま、生憎とあたしを嫁にしようって物好きもいやしないけどさ。
[老婆は酒を口にする若者達を見て、呆れ顔になった。]
やれやれ…みんなケネスが伝染ったのかい?
ネリーまで飲んでしもうてからに。
[今日は昨日よりは食欲がある。少なめによそってもらったシチューを食べ始めた。]
きゃあ…!?
[目の前でローズマリーがギルバートを殴ろうとするのを見て、両手を口に当てて小さく悲鳴を上げた。見れば大した衝撃のものではなく、からかい口調のローズマリーを見ても何かが起きそうにも無い。]
いや、あの、なんでもないの。声を上げたりしてごめんなさい。
[刺すという話を聞いた直後だったので、敏感になりすぎているようだ。恥ずかしそうにしてローズマリーに謝る。]
ぇ……ぁ。
い、いや嫌いというか……。
[その続きは言えずに、困ったような表情でネリーをみつめた。
今回はケネスが食べてくれたからいいが、次からはどうしようか、そんな事を考えながら。]
……サンキュ。
[ケネスにだけ分かるくらい小さな声で、礼を一つ。]
[口をもごもごさせたまま、ローズの言葉に首を傾げた。]
お世辞じゃねーよ?
物好きって…そりゃお前さん、自分の事を知らなすぎるぜ。
[なぁ、とギルに向かって笑う。]
…って、婆さん、俺が伝染るとかずいぶんな言い草だな。ったく。
飲んで酔いたい気分…てことじゃないのかな
[デボラの呆れたような声が聞こえて答える。とはいえ、自分はその気分というのに該当しないわけだが]
そうだな。お久しぶり。ローズマリー。ああ、いいたいことはわかるよ。そもそも獣…いや、この話は食事中にするものでもないか
セシリアさんは容疑が晴れたのね。ゴードンさんもかしら?
間違いが起きているのならば、私たちもみんな間違いで済むかもしれない。そうなるといいのに…。
[デボラに少なめにシチューをよそい。]
何となく飲んでしまったわ。いつもはそんな気分にならないのに、なぜかしらね…。
[なぜと言いつつもその理由に自分で気づいてる。だから、ケネスやギルバートが必要以上に飲む姿を見ても、あえて強くは止めなかった。]
[ネリーの悲鳴に、思わず噎せ返る。
どうやら、悲鳴の原因は自分にもあるようで。]
嗚呼、悪ぃ。
[一つ詫びて、ネリーを見遣る。]
婆さん、居たのか。
黙ってるから、幽霊かと思ったぜ。
[にんじんを残すギルバートを見てひっひっとおかしげに笑う。]
良い男ぶって、にんじんが嫌いなのかい。
こまい子みたいじゃのう。
かわいいところもあるもんじゃ。
グレンのにんじんは甘いからうまいのにのう。
ああ、ごめんよ。
いいって。ネリーは優しいから、ちょっと刺激が強かったかねえ。
[ 悲鳴を上げたネリーに、ちょっと済まなさそうに笑って見せる。
ケネスとギルバートは似た者同士のようじゃの。
年もそう変わらんようじゃし。
[老婆を無視しない二人の軽口が心地良い。シチューの美味さも手伝って、自然と顔が綻んだ。]
[ケネスの同意を求める言葉には、嗚呼とはっきり頷く。
良い嫁になるかどうかは別として、良い女であることには間違いなかった。
次の同意を求める声には、仕方ないと少し肩を竦めて]
婆さん、何が可笑しい。
人間、誰だって苦手なもん、一つや二つあるだろ。
嫌いじゃなくて、苦手なだけ。
[少し自爆気味だが、自分で自分の言葉が分かっていない。]
空は黒く、厚い雲が被っていた。
アーヴァインは急ぎ足で集会場へと向かう。
手に持った鏡は薄暗く、光を完全に失おうとしていた。
集会場の敷地へと足を踏み入れる。遠くで稲光が走り、一瞬だけその建物の姿を闇の中に映し出した。
「悪い予感がする」
振り返り、空を一度だけ見てから、アーヴァインは集会場の扉に手をかけた。
ちょっと待て、婆さん。
確かに、ケネスとは酒好きって部分で似てるが……
―――俺の方が、良い男だ。
[ふんと鼻を鳴らして、勝ち誇った顔でケネスをみつめた。]
村の設定が変更されました。
[ローズマリーに謝られて、首を振る。よく考えたらあまり年齢は変わらないはずなのに、ギルバートやローズマリーから頭を撫でられている。さすがにもう少ししっかりしなくては…などと考えて。]
いつもならば、多分気にしなかったのよ。ここ数日必要以上に色々と考えてしまっているのがいけないの。
[にんじんが好きだ嫌いだ苦手だという、なんでもないやり取りに微笑む。]
[ ネリーの頭から手を離すと、ギルバートが差し出した酒瓶に目を移し、しばし眺めて…ギルバートの顔に目を向ける。]
ふうん。
ここでグラスを渡して注いでくれるなら、良い男なんだけどね?
[ にっと笑う。そして、デボラの物言いに、思わず口元を押さえ。]
ケネスが伝染るって。
[ ローズマリーが伝染ると言われてもおかしくはない、自分の事は棚に上げて、声を上げて笑う。]
はいはい。
[ニンジン嫌いはいい男らしいとか流すぐらい軽く聞きながら]
ん。グレンさんの野菜。ネリーさんのスープ。合わさって美味しい
[と食事をとりつつ新たに集会所へとやってくる人の気配に、扉へと目を向けた]
[鼻を鳴らしたギルに、一瞬きょとんとし、それから大声で笑った。]
あっはっは。
そうだなぁ、お前さんのがいい男だとも。
[子供のような目の前の男の言動や仕草に、笑いが止まらない。]
つーか、こんなおっさんと同列に扱っちゃあ気の毒ってもんだ。
匿名の方>
吊り襲撃の描写ですが、レーティングが一般のため、詳しい描写等は避けてください。血は流しても大丈夫ですが、血がどこからどのように流れているか、等は避けた方が懸命です。
例を挙げるなら、TVドラマの推理ミステリーものの描写くらいでしょうか。
それでは、そろそろ始めたいと思います。
[ お世辞ではないというケネスの言葉は、しかし、ローズマリーにはぴんと来ない。
ラッセルの言い掛けた言葉に、どういうことかと問おうと思ったところで何者かが集会場の扉が開く。
ローズマリーはそちらに首を回し、誰が来たのかと見つめた。]
[視界の端、窓の外で稲光が走った。何事かと顔を向けた瞬間、光に遅れてごろごろという落雷音が耳に響いた。一瞬硬直する。]
…雨が降るのかしら…?
お前に、グラスは似合わない。
[ローズマリーにはっきり言い切って、顎で酒瓶を指し示す。
ほら、呑めよ――口に出さずとも伝わるだろう。]
ようやく、お出ましか。
[集会場に入ってきた自衛団をきっと睨みつけた。
一瞬、集会場が闇に包まれても、微動だにせず。]
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