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/*
で、明日桃子がいなくなって、
明日もう一度布団部屋を開けて
いなくなった寂しさ的な
ドラえもん風展開も好みです。
それやるには歩に繊細さ(の持続性)が欠けるが。
*/
【公民館→砂浜】
あちっ、あちちっ。
[砂浜に着くと、早速靴をぽいぽいと投げ捨る。
熱く熱せられた砂が、じりじりと足の裏を焼いた]
っひゃー!あつい!
[ぽいぽいとTシャツと短パンを脱ぐ。
服の下には既にスクール水着を身につけていた]
ひゃっほー!
[そのまま駈けだして、さばさばと海に入っていった]
[砂浜とは違って、海の水はとても冷たい。
しかし火照った体を冷ますには十分だ]
……んーーっ
[大きく息を吸って、がぼっと頭まで浸かった。
水の中で目を開けると、砂底に光が当たって
キラキラ輝いているように見えた]
……ぶはっ。
[流石に息が続かず、水中から顔を出す。
海水が口に入り、しょっぱい、と当たり前のことにも
つい驚いてしまう]
海ってほんとに体浮くんだねー。しょっぱいし。
[プールや川とは違い、いちいち発見が面白かった]
んーー、無人島って、あっちかなー……
[海の向こうに目を細める。泳ぎが得意な歩でも、
さすがにそこまで泳いでいくのは無謀だ。
川で泳いだこともあるが、あまりの流れの速さに
溺れかけたことがあるのも記憶に新しい。
現に今回、雛が溺れていた。
自分の力を過信するつもりはなかった]
[十分泳いだ後海から出、ぺたぺたと砂浜を歩く]
ふふん♪ ふんふん〜〜♪
[しゃがみ込んで鼻歌交じりに作るのは、
砂で作った『SOS』の文字]
えす、おー、えす!
えす、おー、えす!
[特に意味はないが、砂の文字と言えばこれだろう、
そう昔読んだ本の記憶が頭に残っていた]
【男子部屋:昼食後】
僕ももうすぐあっちに行くかな。
[そんな事言いながら、如月を思い出し荷物の整理をしはじめた。
さっきまでいた健二はどこかへ出かけたようだ。
海に行きたいと言っていた様な。]
海か。
……いいなあ。
[立ち上がり、ベランダ側の大きな窓から海を見る。]
僕も泳ぎに行きたいけど……
昼間は泳げないし、夜は真っ暗で……ちょっと怖いし。
屋内海があればいいのにー。
[子供らしいわがままは、誰かにかなえて欲しいものではなくただのありえない願望だ。]
――回想――
【公民館】
はよ。
[いつものようにラジオ体操と朝の勉強をこなした後、少し眠ったようだ。
その後如月と雛を見送る。「向こうの皆によろしく。」と声をかけて手を振った。
真っ青な海原に吸い込まれる船を、消え行くまで眩しそうな目で見つめている。向こうに行った皆は、どんなことをして過ごしているのだろう。]
ん。
[少し寂しさも覚えつつ、公民館に戻る。
今日の昼食は何だろうか。]
【正午・船着き場】
[手を振りながら 四人で出迎えた]
今日は如月と樫村かぁー!なんだか軟弱そうな二人が来たな・・・!お疲れー!よし行こうか!
とにかくすげぇから!秘密基地や湧き水もあるし、釣りもできるし、木の実も取れるし!あと洞窟もあったし!まだ入ってないけどなっ!好きな所で遊ぶがいいぜっ!
・・・まっとりあえず荷物置きに秘密基地だなっ!
[強引に二人の荷物を持つとさっさと歩き出した]
【→秘密基地*】
【昼・大広間】
[大広間に戻って昼食の用意を手伝う。
箸などを出し終えると、テーブルの空いたスペースが自然と目に入る。]
…人が減ると、公民館が広く感じるな。
[ぽつんと落とした言葉も、広い部屋に吸い込まれる。
昼食は坦々面。
「用意する数が減った分、手の込んだものも出せるね。リクエストがあったら言っておくれよ!」とみよ子が明るく笑っている。
自分からそういう希望を持つことがあまりない宏樹は、考えとく、と呟いて麺をすすった。
少しピリ辛な坦々麺を食べ終えると、額から汗が噴出していた。
泳いで汗でも流そうかと、タオルや道具を取りに男子部屋へ戻った。]
【昼食後・男子部屋】
[部屋に戻ると、北斗が荷物を整理しながら羨ましそうに海の方を見ているところを見かけた。]
ん。北斗。
どうした?
[荷物からタオルを探しながら、北斗に声をかける。]
【秘密基地】
[階段を駆け上がり二人分の荷物を隅に置くと 下にいる皆に声をかけた]
じゃあ俺、昼食用に魚釣ってくっから!
いっしょに来たい奴は俺に着いて来るがいい!
残る奴は期待して待ってろ!
[うははと笑うと タライは持たずに釣具を手にして駆け出していった]【→浜辺】
/*
海で泳ぐことはしてないけど……
ぶっちゃけこの海は海水浴場じゃないので、大人がいないところでは泳がせにくいんですよね。
なのでこっちでは泳がないで昆虫採集とかを重視しようかなと。
向こうなら校長先生がついててくれるから泳ぐ気ですがw
*/
あ、宏樹君。
……海みてた。
[話しかけられてハッとする。
宏樹の方を向き、えへへ、と照れ隠しのように笑う。]
ねえ、宏樹くんって、泳ぐの得意だっけ?
【浜辺】
もうお昼過ぎそうだし・・・急がねぇとな!二人共腹空かせてるだろうし・・・
[ミミズをつけ 思いっきり竿を振って遠くまで飛ばした]
・・・・・ [71分経過 額の汗が一筋流れた]
・・かかった!!!
[勢いよく錘が沈み、竿が大きくしなり力いっぱい引っ張った]
[53←55以上なら魚が釣れるだろう]
[海見てた、という北斗に合わせて自分も海の方を見る。
すでに海で泳ぐ、幾つかの小さな影が見えた。]
泳ぎ?
ん……普通。
[と言いつつ、学校の授業では27(50)メートル泳げたなということを思い出す。]
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