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【少し前・朝のラジオ体操】
[昨日は花火大会で、色々ありましたが、楽しく過ごしました。
部屋に戻ってからも興奮冷めやらず、しばらく話したりして起きていましたが…外に出てきた時には、もう曲が流れ始めています。]
わ、待って待って!
危なかった…またラジオ体操に遅れちゃうところだった…
[最後に大きく深呼吸して、ラジオ体操終了です。]
んん…?少し身体、堅くなってるかな…?
少し伸ばしてみよ。
[座り込んで、足を開いて、地面にべたんと上体を付けたり。]
【→大広間・少し前のこと】
[軽く柔軟運動もプラスしてから、朝ご飯。
昨日の反省も踏まえ、定刻にみんなと食べます。]
今日は雛ちゃんと…藤本先輩が行くことになったんだっけ。
これで、ほとんど半々に分かれたね。私も無人島、見てみたいな…
………
無人島行って、みんな何をしているんだろう?
海で泳いだりしてるのかな…?
[そう言えば、こちらへ来てから、まだ一度も泳いでいません。
先日の事故のこともありますし、今日は誰かを誘って、泳ぎに行ってみましょうか。]
【少し前・大広間】
ごちそうさまでした。
みよ子さん、これはここで良いですか?
[朝食後、みよ子さんを手伝って、お片づけをします。]
お掃除は昨日したし…そう言えば、まだお小遣いが残ってたっけ。
お菓子はスパマッチョとサクラドロップが残ってるし…どうしようかな。
[色々考えながら、部屋に戻って荷物を確認してみることにしました。]
【大広間→女子部屋】
【→大広間】
[他のメンバーの朝ごはんはすっかり終わっている頃、それでも如月にとっては充分早い時間。部屋から出てくると大広間へと下りていった]
みよ子さん、おはようございまーす。
ごめんなさい。荷物の整理してたらまた遅くなっちゃった。
僕船に乗るんで、今のうちに何か食べるもの残ってたら……あ、朝ごはん取っておいてくれたんですか。ありがとうございます!
[大広間でひとり朝ごはんを食べる]
[食事が終わると、ぐるりと大広間の中を見渡して]
ここともお別れかぁ……。
[公民館の中をゆっくり見て回りながら、荷物を取りに男子部屋へといったん戻った]
【女子部屋→公民館前】
[外に出てみて、風が涼しくなっていることに驚きました。
日差しは相変わらず燦々と照りつけていますが、海を渡る風は、少しずつ温度を下げているみたい。]
………
長かった夏休みも…もうすぐ終わり、かな…
[海の方を見つめながら、出発する人達を待ちます。]
[男子部屋から小さくまとめた旅行道具入りのバッグと、それより大きな望遠鏡ケースを大事そうに持つと、1階へと下りてきた]
この公民館にもお世話になりました……と。
[厨房か駄菓子屋に居るみよ子さんのところにも行き、先にあいさつ]
みよ子さん、お世話になりました。
[そして公民館の前で、ちょっとぼんやりと辺りを見回している]
【→公民館前】
【男子部屋→公民館前】
[如月を追うように、日傘を差して公民館前に出た。
如月と雛の出発を見送るつもりだ。]
忘れ物……はないよね、如月君だもん。
[公民館前で会った小百合と北斗に微笑みかけて]
あと、よろしくね。
やんちゃな子たちのこと、無茶しないようしっかり見ててあげて。
[そして手を伸ばすと、北斗のほっぺたをぎゅっとちょっと強めにつねった]
ほくとー、ほくとは口の堅い子だよね? 僕わかってるからね?
健二にも、ちゃんとそう言っておくんだよ?
あ、藤本先輩…もうすぐ出発ですね。
先に向こうに行ったみんなにも、よろしくお伝え下さい…
………
ご、ごめんなさい…なんだか、変なこと言ってますね、私…
こ、こほん!私たちもすぐに行きますから、楽しみながら待ってて下さいね。
花火もまだ、使い切れてませんし…お菓子も、買って持っていきますから!
[笑顔になります。本当は少し、寂しいけれど。]
[しっかり見てて、といわれ]
うん!頑張る!
[張り切って答えたが、その後頬をつままれて。]
ふ、わふぁってう!けんいふんにほいっほくー!
[分かってる。健二君にも言っとく、ということらしい。]
[小百合の言葉に笑ってかがみこむと顔を覗きこんで]
うん、わかった。待ってるね。
あゆちゃんと、ももちゃんのことよろしくね。
さゆりちゃんも、もう無茶はしないように。
[そして耳元に口を寄せてこっそり耳打ち]
あと、北斗のことも……よろしくね。
[北斗君と藤本先輩のやり取りを、怪訝な表情で見守ります。]
…?
男子には男子の秘密があるのかな?
[そして、出発する2人に向き直ると]
それじゃあ…雛ちゃん、藤本先輩、いってらっしゃい!
[手を振って、見送ります。]
はい。でも、歩ちゃんや桃子先輩、私よりずっとしっかりしてますから…大丈夫だと思いますけど…?
[急にかがみこんだ藤本先輩に驚き、さらに耳元で囁かれた内容に…]
ええっ!?な、何のことですか!?
せ、先輩!せんぱーい!
[言うだけ言って、先輩はさっさと船着き場へ行ってしまいます。]
[やってきた雛と連れだって、船の出発場所へ向かっていくだろう。見送ってくれた子たちを振りかえると、手を振り返して]
みんな、いってきます!
みよ子さんに迷惑かけないように!
好き嫌いしないでちゃんと食べるように!
あと……夜更かしと寝坊をしないように!
【→ 船へ】
……?
[如月の耳打ちは何を言っているのだろうと気にしながら、出発の時間になった。]
[如月と雛が公民館を出て船着場に歩いていく。
その背中に大きく手を振る。]
いってらっしゃーい!
まーたーねー!
[大声で叫びながら、途中何度か振り向いて手を振ってくれる二人を、その姿が見えなくなるまで見送っていた。]
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