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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
藤本 如月 は 柿田 博 をうしろゆびさしたみたい。
柿田 博 は 紫藤 健二 をうしろゆびさしたみたい。
紫藤 健二 は 越川 宏樹 をうしろゆびさしたみたい。
長峰 小百合 は 柿田 博 をうしろゆびさしたみたい。
樫村 雛 は 柿田 博 をうしろゆびさしたみたい。
越川 宏樹 は 阿紫花 北斗 をうしろゆびさしたみたい。
加納 梨子 は 柿田 博 をうしろゆびさしたみたい。
津野 歩 は 柿田 博 をうしろゆびさしたみたい。
阿紫花 北斗 は 鏑木 実 をうしろゆびさしたみたい。
鏑木 実 は 藤本 如月 をうしろゆびさしたみたい。
杉田 桃子 は 柿田 博 をうしろゆびさしたみたい。
藤本 如月 は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
柿田 博 は 6にんからうしろゆびさされたみたい。
紫藤 健二 は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
越川 宏樹 は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
阿紫花 北斗 は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
鏑木 実 は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
柿田 博 は ぎわくをかけられて、なきながらどこかにいっちゃったみたい。
加納 梨子 がどこかにいっちゃったみたい。
のこってるのは、藤本 如月、紫藤 健二、長峰 小百合、樫村 雛、越川 宏樹、津野 歩、阿紫花 北斗、鏑木 実、杉田 桃子の9にんだよ。
【公民館玄関】
いっちゃった。
……またね、向こうで。
[博の姿が見えなくなってから、振っていた手を下ろした。]
[傍に居た小百合を見て]
おはよう、小百合ちゃん。
風邪引いてない?朝ラジオ体操着てなかったよね?
[心配そうに尋ねた。]
【公民館玄関】
あ、北斗君。うん、大丈夫。昨日ゆっくり寝たら、すっかり元気になったみたい。
[えへへ、と笑っていますが、髪に寝癖がついてしまっていることには、気付いていない様子です。]
ら、ラジオ体操!?う、うん。今日起きたら予想以上に遅くて、びっくりしたけど…具合が悪くて、行けなかったんじゃないから…
[寝坊しました、とは言えませんでした。]
【公民館前】
いってらっしゃーーーい!
しょーへーと久美ちゃんにもよろしくねー!
[博と梨子にぶんぶんと両手を振って、
無人島へ送り出した]
へっへっへ、実はさゆりんは女子部屋で、
あたしと一緒にラジオ体操してたんだよー
[小百合にぎゅーっと抱きついて、
北斗に向かって下手な嘘をつく。
今日もラジオ体操はさぼってしまったのだ]
ねー、さゆりん♪
[珍しく寝坊した小百合にぱちんとウインクをした]
え、歩ちゃんと部屋で?そうだったんだ。
[あっさりと騙された。]
ラジオの音聞こえた?
僕もそうしたいな。朝いつも早めに起きるの大変だし……
あ……でも、
カードのハンコってもらえないよね……
[人より屋外に出るのに準備がかかるため、北斗は少し早めに起きている。
それを面倒だと思ったことがあるので、うーんと唸りながら真剣に考えている。]
行ってらっしゃーい。
[写真を撮った後、
船の形が小さくなるまで三人に手を振って見送ってから]
……あー。
今日の分のドリル。
[自転車を走らせて、公民館へと戻った]
ハ、ハンコ?
[ぎくり、と北斗を見る。
歩のカードは未だに真っ白、
ハンコどころか汚れ一つついていない]
そ、そうだねっ!
今日はトクベツだからっ、
やっぱりみんなと一緒に外に出て
ラジオ体操やった方がいいと思うよっ。
[必死に誤魔化しつつも、自分の言葉と
それを全く実行出来ない自分に少し凹んだ]
(たいへんなほくとだって頑張ってるのに、
あたしってやつは……とほ)
[明日はちゃんとラジオ体操をするんだと心に誓うと、
ぼんやりと座っている如月を見つける]
どうしたの、如月君?
[視線の先には、無人島への船に続く道。
翔平、久美子、博、梨子の4人はもうここにはいない]
そっか……
[自分もそっちに向き、さわやかな潮風に目を細める]
少し、さみしくなっちゃうねぇ……
[聞こえたか、聞こえないかの小さい声でつぶやいた]
[歩の声に振り向いて]
そうだね。
でも、ここに来てから毎日、みんなの新しい顔が見られてすごく楽しいよ。何年も一緒に学校に通ってたのに、知らなかったこと、たくさんあったんだね……。
[そしてちょっといたずらっぽく笑って]
ちなみに僕は、毎日夢の中でラジオ体操してるから。
真似はしちゃダメだよ?
/*
……というか(墓下ログ閲覧中)
あれ? 既にフラグ立って、る……?
うわああああ! 昨日のぼくの苦悩はなんだったんだ!
恥ずかしい! 恥ずか死ぬ!
ぼくの見通しが甘酸っぱい!!
……ご飯食べてこよ。
[指摘されて、慌てて寝癖を確認しました。…これは櫛を使わないと直らないかも…]
あ、あはは…あは…
[さらにラジオ体操にぎくりとしますが、歩ちゃんの助け船に乗っかります。]
う、うんうん。今日は部屋で体操しちゃったけど…ハンコ欲しいし…
[明日こそは、とラジオ体操への参加を心に誓うのでした。]
[みんなと一緒にという歩に、]
そうだね、うん。
皆と一緒だと楽しいもんね。
[そう言って納得した様だ。]
[如月に話しかける歩の背中を見て、んーっと背伸びすると屋内に向き直った。]
(今日はずっと公民館にいるつもりだし、花火のオマケしてもらったから、みよ子さんのお仕事手伝うんだ。)
[そう決意して、まずは厨房へ向かった。
お昼ごはんがそろそろ出来上がる頃だろう。]
みよ子さん、何か手伝うことありますか?
[この数日も配膳などで少し手伝っていたが、いつもよりしっかりと手伝うつもりだ。]
[如月の声に、こくこくと頷く]
そうだねえ、勉強してるだけじゃ分からないよねえ。
[きもだめしで宏樹が頼もしかったことや、
雛のかわいい浴衣姿、梨子の盆踊りがすごかったこと、
如月の輪投げを思い出してぷっと吹き出した]
あたしも知らないこと色々わかったよ。
[そして、夢の中のラジオ体操の話を聞いて目を輝かせる]
えええー、如月君そんなことしてんだー!
すごいなー!そんなのできるんだ!
[さっきの反省はどこへやら、ラジオ体操も
勉強も夢の中で出来たらいいのになーと想像した]
[北斗君が公民館に戻るようなので、一緒に戻ります。]
[内心、昨日雛ちゃんが練習していたプールも気になりますが…昨日の今日だし、水遊びは控えます。]
あれ…?北斗君、どっち行くの?
[階段と違う方向へ行く北斗君。
聞いてみたら、みよ子さんのお手伝いをするそうで。]
ふぅん…あ、そっか、もうお昼…
[遅れて朝ご飯を食べたため、まだお腹が…]
…わ、私も手伝うよ!
(私、さっき朝ご飯食べたばかりだから、私の分は無くていいってことも、みよ子さんに伝えなきゃ…)
【公民館・男子部屋→大広間】
[男子部屋に戻ると、鞄からドリルの用意をして大広間へ。
広間のいつもの隅っこへ座ると店を広げた]
あー、もう。
最大公約数って何だっけ。
[今日は昼を回ったせいか、少し暑くて集中力も途切れがち]
うん?
[追いかけるようにやってきた小百合に、じゃあ一緒にお手伝いしようと頷く。]
[今日のお昼のメインは……3(3)
1オムライス
2そうめん
3親子丼]
/*
今日明日はリアルでうちの近所が祭りっぽい。
かき氷50円、焼きそば100円。
あとジュースとビールくらいの
めちゃちっこい下町の祭りだけど。(公園で盆踊り)
*/
[素直に感動している歩を見て笑いをかみ殺すと]
さて、昼ご飯の時間かあ…。
[ふと思い立ったように、ぱたぱたと男子部屋へあがっていった]
わぁ…今日は親子丼かあ…
[無人島に向かった梨子先輩と柿田先輩は、何を食べるんだろう?と思いつつ。]
えっと…じゃあ、ご飯を盛りつける係は私がやりますね。
[みよ子さんの傍に、ご飯を盛ったどんぶりを置いていきます。]
(私は…このくらいでいいかな。全然食べないとまたみんなに心配させちゃいそうだから、小盛りで。)
[男子部屋に入ってきて]
家から持ってきたお菓子のこと、すっかり忘れてたなぁ。
ゼリーは梨子さんにあげたし……
[小さなおかきの詰まった缶を開けると『男子部屋用。好きに食べて良し。ただし粉を散らかさない』とメモを貼って机の上に置いた]
これは男子用。きっと女子も秘密のおやつとかあるに違いないし。
[そして丸い缶を持って、再び男子部屋を出て行った]
[2人で厨房へ向かう北斗と小百合、
急いで2階へと向かった如月を見送り、
思いっきり伸びをした]
うーーーん…… はぁっ
[真昼の太陽はじりじりと肌を焦がす。
真っ黒な歩の体は、ところどころ皮が剥けかけていた]
もうすぐお昼かなー?
今日はなんだろーー?
[ぐうぅ、とお腹がそれに応える。
大広間でお昼を*食べることにした*]
[男子部屋から丸い缶を持って出てくると、階段を下りて厨房の中へ。みよ子さんと手伝いをしている子に微笑みかけて]
みよ子さん。これうちの父が持っていけっていった差し入れなんです。
今日の昼のデザートか、3時のおやつってことにしていいですか?
みよ子さんもぜひどうぞ……って、みよ子さんは駄菓子屋さんですけど……ぜひ。
[丸い缶の中には、貝の形をしたマドレーヌが12個入っていた。あまり普段はお目にかからない洋菓子かもしれない]
紫藤 健二は、越川 宏樹 にうしろゆびをさすことにしたよ。
[みよ子特製ふんわり卵の親子丼のいい匂いが厨房に溢れる。
手伝いには、ご飯をよそったり使った調理器具を洗ったりする仕事を割り当てられた。]
[小百合がご飯を盛り付けているので、北斗は洗い物をする。途中足りなくなったらしい三つ葉をキッチンハサミで切ったりもした。]
[親子丼を作り終えたところで、
「あとの片付けなんか私がやっておくから、あんたたちも冷めないうちに早く食べな、手伝いありがとうね。」
みよ子からそう言われて、大広間へ移動し、食事をはじめた。]
【厨房→大広間】
いただきます。
[先ほど、藤本先輩が持ってきてくれたデザートが気になりますけど…食べてばかりいると、です。]
…後で、身体を動かさなきゃ…
[どう見ても細い方なんですが、それでも気になるものは気になるのです。]
[親子丼を一口。ふんわりした玉子と、柔らかな鶏肉。お出汁のベースは、昨日のたぬきうどんのおつゆでしょうか。美味しい…]
【厨房→大広間】
[如月の持ってきたお菓子らしいものの中身は知らない。あとでみよ子に聞いてみるのもいいかもしれない。]
いただきます。
[小百合の隣に座り、親子丼を口に運んだ。]
わー、おいしい!
[思わず声を上げた。
よく箸が進むのはいつものことだが、親子丼は特に気に入ったらしい。]
ごちそうさまでした。
[ぺろりと平らげて、両手を合わせて食後の挨拶をした。]
ねぇおくさま、ききました?
あそこの宇田川 みよ子さんったら○○なんですって!
[...はいやがらせのうわさをながしまくった。]
[宇田川 みよ子が あらわれた。]
あんたかい、こんなくだらない噂を流したのは。んん?
[宇田川 みよ子は わらっている]
[かいしんの いちげき!]
[...は392のダメージをうけた]
[...は、死んでしまった]
こんな感じですか?よくわかりません。
阿紫花 北斗は、鏑木 実 にうしろゆびをさすことにしたよ。
ふふ…北斗君、すごい食欲だね。
藤本先輩の持ってきたデザートって…何だろうね?
[箸を置いて、手を合わせます。]
私もごちそうさま。あ、みよ子さん…お片づけも手伝います。
お、お掃除とかも…ええ、お世話になってるし、みよ子さん、駄菓子屋さんの方もあるでしょうから…
はい。まずはシーツの交換ですね。お片づけが終わったら、女子部屋のを集めておきます。
それじゃ、北斗君、また後でね。
[今日の昼間は、みよ子さんの手伝いをすることにしました。]
【大広間→厨房】
【大広間】
[公民館に戻った時には、すでに少し食事の時間を過ぎていたようだ。
すでにほとんどの人は食事を済ませている。
大広間で少し遅い昼食として、親子丼を食べている]
へえ、北斗と長峰も手伝ったんだ。
えらいな。
[美味、美味と幸せそうに
一人前をぺろりと平らげて、食器を厨房へと運んでいく]
/*
あぶねー!あぶねー!
同居人がバグで終電逃して(多分今までにあったパターンの、飲みの後残業オチ)今から帰りっぽい。
ネカフェじゃなくて良かった!
*/
【船の上】
梨子さんもよろしく。
船酔い、大丈夫かな?
[船に乗り込んだ後、梨子にも声を掛けた。
その後は、一層濃くなる潮の香りを楽しみながら、しばしお喋りにふける*だろう*]
[厨房で食器の片付けを終え、広間へ戻るとドリルと格闘を始める。
うなりながらも今日のノルマを終えると、それらを置きに男子部屋へ。
掃除やシーツ交換を率先して行う北斗と長峰の姿をカメラに収め]
んじゃ、男子部屋の掃除くらいは俺がやるかね。
そうかな?美味しいもんね。
[北斗はいたって普通のつもりで、自覚なく大食いの様子。
如月の持ってきたものは北斗も気にしているようで、頷く。]
うん、何だろうね、あの缶の中身。
[食器を厨房に運び引き続き小百合と同じように手伝うことを伝えると、今度は広間の食事の終わった机の上を拭いてくる仕事を貰った。
その途中で健二にほめられると、照れ笑いを浮かべるのだった。]
[布団のシーツ交換、厨房と廊下の掃除、雑巾がけなど、精力的にこなしていく。]
藤本 如月は、紫藤 健二 にうしろゆびをさすことにしたよ。
【公民館内掃除中】
[自分に向けられた健二のカメラには気付かなかった。]
ふう……
[今日も相変わらず強い日差しが照りつけている。
しばし掃き掃除の手を止めて外を眺め、昨日のことを思い出した。そして、鼻の頭を触る。]
(もう痛くない。赤みも引いたかな。
手の甲も……うん、殆ど大丈夫みたいだ。)
[寝起きに僅かだったが顔が日に焼けて赤かったのを白いクリームでごまかしていた。]
(小百合ちゃんたちには気付かれてないみたい、よかった。)
[ホッとしながら男子部屋に戻ると、健二が掃除をしていた。
邪魔をしないように黒い長袖のシャツに着替えて、掃除に戻った。]**
【船の上】
[船の中、昨日、大広間に立てかけておいたタライが乗っているのを目にし、安心した。
今日行くことになる子に持って行ってもらおう…と思い立てかけ、そのまま忘れていたのだった。]
柿田くん、船に乗せてくれたん?ありがとー!
うん!よろしくなー♪
船酔い?…大丈夫やと思う!
もし吐きそうになったら、先生の船汚さんように、タライに吐こうなー!
[梨子は、柿田に、無邪気に話しかけた。]
[箒を引っ張り出して、
埃が立たないように丁寧に部屋の掃除を済ませる。部屋に戻って着替える北斗に]
あ、北斗。
昨日借りた服とタオル、後で持ってくるよう長峰に言っといてくれるか?
自転車で返しにいくから。
[ついでに何かお礼も持って行かないと、と考えていたが
如月のマドレーヌによってその悩みが解決することはまだ知らない]
[みんなより少し遅れて食事を終えると]
ごちそうさまでした。じゃあ、この缶はここに置いておこうっと…。
[ふたを開けたマドレーヌの缶に『ご自由にどうぞ、早い者勝ち、ただし食べ散らかさないこと』と書いたメモを貼りつけた]
僕も手伝わないとね…
[階段を上がって男子部屋へ]
[掃除している健二を見つけ]
お、ご苦労さま。
宿題もさっきやってたんだって? 健二、なんか突然上級生らしくなっちゃって。
あ、お風呂は僕が掃除しとくよ、まかせて
……へへ。そうか?
[きっかけは如月の言葉なのだが
褒められると素直に嬉しそうな顔]
おう、任せた。
[ちょっぴり鼻歌なんて歌ってたり]
【みよちゃんのお店】
[珍しくお昼に起きています。
みよちゃんのお店に行くと、桃子はねずみ花火を二つ手に取りました。]
みよこさーん。これくださいなー。
[花火代の100円玉をみよちゃんに渡し、ねずみ花火を袋に包んでもらいました。]
コレを使って明日の朝は……ふへへ。
[ねずみ花火に驚くであろうみんなの姿を想像して楽しそうに笑うと、またお昼寝をしに公民館へと戻るのでした。]
[掃除を終えて、なけなしの小遣いをポケットに部屋を出た。
みよちゃんに行くつもりだ]
……あれ、杉田?
[公民館の入口でばったり。手に持った袋に注意を向けます]
うぐ? 紫藤くん?
[公民館前で紫籐くんに見つかり、ぎくりとした表情になります。
思わず袋を後ろ手に隠してしまいます。]
き、きぐーだね。みよこさんのお店にお買い物?
いってらっしゃい。
奇遇……なのか?確かにあんまり会わないけど。
[後ろ手に隠した袋が気になって、覗き込もうと首を動かした]
杉田、今暇か?
海、泳ぎにでも行かねえ?
[覗き込まれると、くるっと体を捻ってさらに隠して]
ずっとほら、桃子寝てるから、へへへ。
海かー。水着持って来てないんだよね。
昼間に外に出かける気なかったから。
[隠されるとますます気になったが、それ以上は諦めた]
どっか具合でも悪いんか?
なんかもったいねえな。
せっかく臨海学校来たんだしさ。いつもと違う場所って、わくわくしねえか。
水着くらい、みよ子さんに言えば貸してくれるんじゃねえ?
……ん、昼間に?
[最後の言葉に引っ掛かって、不思議そうに顔を見る]
【船の上】
校長先生!あたしも運転したい!!
…えー!!これも、めんきょいるん!?
……ぶー!!
[父の軽トラックを運転したいと言ったときにも『免許持ってないから梨子はダメ』と言われたのを思い出し、ふくれる梨子。]
わくわくはしてるよ、毎晩。
お昼は眠くて苦手なの。てへへ。
……って、そんなことはどうでもいいよ!
みよこさんのお店、早く行かないとしまっちゃうよ!!
[不思議そうな紫籐くんを誤魔化すように、大声ではやくはやくと急き立てました。]
[ぎぎくっ!っと、体を硬直させます。]
よ、夜に、子供が、出歩いちゃ、だめって、先生が、言ったよ。
[だらだらと汗を流しながらまるで機会のような棒読みで答えました。]
……怪しすぎるぞ。図星か。
[明らかな棒読み口調と流れる汗に確信すると、自分の頭を抑えた]
それで。
どっか面白そうな場所、あったか?
[図星か、と言われると言葉をなくしてしまいます。]
…みんなには内緒だよ。
海と山と、それから昨日は町の中の探検をしたの。
海はきらきらして綺麗だった。山はちょっと怖かったな。
町の中は、なんだか知らない場所みたいで面白かったよ。
おう。内緒だな。興味持たれて、迷子になられたら大変だし。津野とか。
[探検と聞くと、目を輝かせて話を聞いた]
へえ、山まで行ったのか。結構遠くねえか?
*09西表山猫*とか出てきそうだし。
この辺だと、夜はみんな寝静まってそうか。違った顔が見られそうだ。
[うずうずが顔に表れる]
でも昼も楽しいんだぜ。たまには一緒に昼にも遊ぼうぜ。
山はちょっと遠かったけど、面白かった!
でも茂みからねこちゃんが出てきて、びっくりしてその日は帰っちゃったんだけどね。
[えへへと、桃子は笑います。紫籐くんが内緒にしてくれると約束してくれたので、安心したようです。]
昼と夜じゃ全然違うの。不思議な世界に入り込んだみたいで、面白いんだよ。
昼は……桃子、お日様苦手だから。
でも起きれたら、うん。
それじゃ桃子はそろそろお昼寝するから、また話そうね。
[そういうと、桃子は紫籐君に手を振りました。
いつも夜におきだして行動しているので、そろそろ眠くて仕方ないようです。
あふ…と小さくあくびをすると、公民館の中へと戻っていくのでした。**]
やっぱ出るんだ、猫。
夜は暗いし、人ほとんどいないし。
一人で行くなら気をつけろよ。
[昨日の事故のこともあって、止めた方がいいかもとは思った。
けれど止めなかったのは、杉田の笑顔がちょっと新鮮だったからか]
お日様苦手かあ。それじゃしょうがねえか。
じゃ、もし俺が夜起きてたら、探検に同行してもいいか?
おう。おやすみ。またな。
[杉田に手を振ると、みよちゃんへと向かった]
【船の上】
[その後は、柿田と共に、一層濃くなる潮の香りを楽しみながらお喋りをした。]
柿田くん、学級委員っち、大変?
…
あたし、兄ちゃんしかおらんけぇ、下の子、弟とか妹できたみたいで嬉しー!
けど、あたしよりしっかりしとる久美ちゃんと話しとると、久美"お姉ちゃん"ができた気分になるー。
歩ちゃんと小百合ちゃんは、あたしと同じくらいに思うー!
…
紫藤くんは妹がいるけぇかなあ?雛ちゃんのことよく見てくれてて助かるー。
あれー?けど、柿田くん・藤本くんは、兄弟おらんのに…みんなの面倒見、いいよなぁー。
桃ちゃんっち、兄弟おるんやったっけ?
…
4年生の北斗ん・実るんは、弟みたいで可愛いー!
宏樹んとこのクロも可愛いー!
…
夏休み中も学習塾あるん?
[さまざまな質問や感想を、思いつくままポンポン口にする梨子。めずらしく早起きしたため、いつの間にか眠りに落ち、静かになった。]
【船の上】
…
♪ゆけーゆけー かきたの ひろし♪
♪ゆけーゆけー かきたの ひろし♪
♪ゆけーゆけー かきたの ひろし♪
♪どーんとー ゆーけー♪
[よだれを垂らしつつ、探検の夢を見ながら、寝言で歌う梨子。
その後は、誰かに起こされるまで、ずっと寝ていた。]**
【みよちゃん】
こんちはー。もうかってる?
[置かれた花火のラインナップと、他の人が買った花火を聞いて確認して
変わった花火を探しに出かけようと思っていた矢先]
『言っとくけど
うちにない花火を探すなら、山の向こうまで行くことだね。』
[はっとしてみよ子の顔を見ると、してやったりという笑顔。
女性はエスパーかもしれない、と思った瞬間だった。
普通の花火が一番だよ、と諭され]
それじゃあ……これと、これかな。
[在庫の切れたドラゴンに不満の声を漏らし
ナイアガラやロケット花火を選んで、
最後に締め用の線香花火を加え、100円玉2枚にまけてもらった]
[部屋に戻り、買ってきた花火を置いた。
翔平や博の荷物の置いてあった場所を眺めてから、窓の外を見やる。
日差しは強い。遠くで海鳥の鳴く声が聞こえる]
……行ってくるか。
[部屋で海パンに着替えて、上にTシャツを着た。
みよ子の手伝いに精を出す北斗や長峰に少し気が引けたが
泳ぎに行ってくると伝えて、外に出た]
【午前中・海岸の岩場】
[朝食の後、翔平と一緒に魚を釣ってみることにした。校長先生が貸してくれた釣り竿や掬い網を持って、適当な岩に腰掛ける]
釣れるかな?釣れるといいね。
翔平くん、あんまりそっちに行くと危ないよ。
[危ないところへ行かないように、天気が変わりだしたらすぐ基地へ戻るように、との注意を受けてから、校長先生を見送った]
わかりました。校長先生、行ってらっしゃい。
[岩場からは、船着き場を出ていく船がよく見える]
[日も高くなり、気温はぐんぐん上昇する。ときおり強くなる潮風に、飛ばされそうな帽子を手で押さえる]
あっつい……。
[手を休め、水筒に入れてきた湧き水で喉をうるおす]
もっと、大きい水筒持ってくればよかったな。
うん、大丈夫。なくなりそうになったら、汲みにいくから。ちょっと歩くけど、「脱水症状」になったら大変だもん。
…………。
翔平くん、釣れた?
…………。
ねえ、どうなったら、釣れたってわかるの?
[釣り糸を揺らすのは、打ちつける波だけ]
…………。
釣れなかったら、お昼ご飯、焼きそばかな……。
【男子部屋・ベランダ】
[部屋の担当箇所の掃除を終え、出てきて涼んでいる。下を見ると、健二と桃子が話しているのが見えた]
あ、良かった。ももちゃん、元気だったんだね。
[6年間一緒だが、まったくペースの掴めないクラスメートの姿を見てほっとした
そのあと、部屋を出て1階の厨房に行き、お茶を飲んだ。おそらく健二とは会わずにすれ違ってしまっただろう]
【海】
[人もまばらな砂浜。
Tシャツを脱いで、岩の上に置く。軽く準備運動をして]
へへ。こんなもんでいっか。
[波打ち際を見つめ、波が引いた瞬間に海に向かって走り出す。
向かって来た波に足を掬われると、水面に柱を作る。
一瞬前後左右が判らなくなる。水中で2(6)回ほど回った後]
ぷあーっ。
[水面から顔を出して、大きく空気を吸う。口と鼻に独特の塩の風味が広がった]
楽しいな、海。
[海面に反射する光を浴びて、何とも言えない高揚感に包まれる。
そのまま陽が傾くまで、海での泳ぎを*満喫していた*]
[結局、太陽が真上に来るまでの自分の釣果は、1(10)3(10)4(10)だった]
01.86cmの魚
02.91cmの魚
03.17(20)cmのエビ
04.手で獲った貝
05.小さなイカ
06.olive◆な64cmの魚
07.75cmの魚
08.手で獲った貝
09.紫◆色の長靴
10.何もなし
※1〜5は食べられる、6〜10は食べられない
[突然、すごい力で竿を引っ張られる]
え、何これ!?釣れたの?
きゃああ!翔平くん!翔平くーん!お願い手伝ってー!
[翔平と二人で大騒ぎして、体長86cmの魚を釣り上げた]
すごーい……!こんなに大きいの釣っちゃった!
すごいよ、すごい!
これ、食べられるのかな!?
あー、カメラ持ってくればよかったー!
これ、バケツに入らないよ?どうしよう。
さばくのは……できないできない!
やったことないよ!?
[協議の結果、波の当たらない岩場の隅に、石を積み上げて仕切りにする。海水を溜めて作った即席水槽に、大きな魚を入れた]
あ、こんなところに、大きなエビがいるよ。
え、捕まえるの?危ないよ……!
[浜辺で遊んでいた宏樹が、カニに指を挟まれたのを思い出す]
[また大騒ぎの末、体長17cmのエビを捕まえた]
これならバケツに入るね。ふふ。
あ、この貝、食べられないかな?
[岩に貼り付いていた貝をひとつ、手で獲った]
[戦利品の魚とエビと貝を眺めて、にこにこ]
大漁だね!これなら、5人分のお昼ご飯に十分足りそう。
……あ。
あれ、校長先生の船じゃない?誰が乗ってきたのかな?
[近づいてくる船影に、背伸びして思い切り手を振った。戦利品の入ったバケツを片手に、船着き場へ*走ってゆく*]
[残っている小遣いを確認する。祭りの屋台や輪投げで200円、線香花火は数束買っても50円だった。残りは250円]
さて、僕もこれは使っちゃおうかな。
[公民館を出て駄菓子屋みよちゃんへ。]
みよ子さん、こんにちはー。え? そうです。僕も花火。
あははっ、ごめんなさい。みよ子さん優しいから、僕らだと全然もうかってないでしょ?
[花火の棚の前で話を聞くと、250円を渡し色々な手持ち花火をまぜこぜで20本ほど買った]
やっぱり、普通の花火は多ければ多いほどいいよね。島に行った後もやるかも…。
みよ子さん、ありがとうございます。またあとで。
[買った荷物を置きに部屋に戻ると、再び表に出てきて散歩に出かけただろう]**
とりあえず、やっぱり梨子で良かったのねというか。
でもいつの間に女子PCも知ってることになったんだろう?ざっとしか読まなかったから読み飛ばしちゃったかな?
【午前中 海岸】
[公民館に向かう船を見送ると 針にミミズをぶっ刺すと釣り糸を垂らした]
・・・・釣れないなぁ・・・
[83分経過]
・・・・・・あちぃ
[59分経過]
つ、釣れん・・・ ちょ 桜野!引っ張ってる!
[ちょうど諦めかけた時桜野の竿が大きくしなる 急いで手を貸し二人で大騒ぎしながら大物を釣り上げた]
でっけぇ!すげぇ桜野!釣りの才能あんぜっ!
[と自分の竿もピクリと動いた慌てて竿を引き8(10)を釣り上げた]
ってー!今さっき俺が拾った貝じゃんか!何で引っかかってんだよっ!
[大きい貝殻を拾って足元に置いていたのがいつのまにか針にくっついていたらしい 地団駄を踏みながら悔しそうに貝を海に投げ捨てた]
[思いっきり腕を振りかぶって投げる82m先に水しぶきを立てて落ちた]
[結局収穫は桜野の釣った魚と海老と貝だった 何も入っていない自分のバケツと桜野のバケツを羨ましそうに見くらべながら]
(今度は負けねぇ・・・)[と歩きながら心の中で呟いたのであった 桜野が突然海の方を見ながら大きく背伸びをし手を振った 自分も其方に目をやりあっと口を開ける]
おおーい!こっちだぞー!
[桜野に負けないように声を上げながら 一緒に船着場へ走っていった]
【船着場】
おっせーぞー!二人とも!
[桜野と並んで 船を迎えいれる 船に乗っていたのは博と梨子]
おぉ! 博と加納かよっ!学級委員も餓鬼のお守りは大変だなっ!お疲れ!
[目的語はもちろん梨子のつもりである 眠そうな顔をしていたら更にはやしたてるつもりだ*]
【回想:公民館掃除中】
あ、小百合ちゃん。
[服を着替えると男子部屋から出て、階段で小百合と会った。]
昨日借りた服とタオル、後で僕のところに持ってきてくれるかな。
健二君が自転車で返してきてくれるって。
[さきほど部屋で健二に言われた伝言を伝えた。]
一緒に行ったほうがいいかなって思ったけど、自転車で行くなら追いつけないし、大勢で行くのも迷惑かとも思うんだよね。
[自分の考えは伝えたが、もし小百合が行くというのなら自分も使った立場だからと一緒に行くだろう。]
[その後も掃除を続け、みよ子には大きく感謝された。
気付けば日の落ちかけた夕方だ。]
【回想・朝・公民館→田んぼ】
[さすがにおかわりまではしないもののしっかりと朝ごはんを食べた後、越川が宿題をしている間に道具などを準備する。ちゃんと2人分揃えたところで誘われて、連れ立って田んぼへと]
久しぶりだなぁ。もう二年くらいザリガニ釣りしてなかったから…。
[あぜ道に落ちたむぎわら帽子の影が濃い。今日も暑くなるのだろう。
目的地について側溝を覗くと、しっかりとザリガニの姿が確認できた]
わ、大きいのがいる。たくさん釣ってみんなで食べようね。
[小さな折りたたみ椅子を2人分並べて座ると、手早く仕掛けを作っていく。ザリガニの巣に狙いをつけてそっと餌のさきいかを落とすと、すぐに反応があった。
でも、まだ。もう少し待ってから…]
ほら、釣れた!
[ザリガニ釣りはタイミングが全てだ。雛は器用にひょいひょいと釣り上げていく。俗に言う入れ食い状態だ。しかも大きなはさみをものともせずに上手く掴んで餌から引き離し、バケツの位置も確かめずにぽんぽん放り投げている]
【回想・朝・田んぼ】
ザリガニって害虫扱いなんだって。稲を食い荒らしたり、あぜに穴を開けて決壊させたりするから。
おいしいんだもん、みんなもっと釣ればいいのにね。
食べるときはね、おかあさんはね、二、三日泥抜きしてからって言うの。
あ、泥抜きって、水につけて放置しておくのね。そのほうがザリガニの中の泥が出るし臭みも消えるからって。でもそうすると、水っぽくなって味が落ちてしまうの。
おとうさんは断然、そのまま派。私もそのまま派。
食べるところ少ないけれど、味はまるっきりエビだしおいしいのよ。
紫籐くんは、何だか納得がいかない顔をしていたけれど。
なぜかなぁ?
[久しぶりで楽しいのか、一人で色々と取り留めなく喋っている。
やがて日も傾きかけて、釣果の確認。雛は100ほど釣ったらしい]
【回想・夕方・田んぼ→公民館】
[ふと見たバケツの中では、恐ろしい勢いでザリガニがひしめき合っていた。長峰あたりが見たら失神どころの騒ぎではないかもしれない…。
雛はちょっと困った顔をして]
調子に乗って釣りすぎちゃった…。
さすがにこれは持って帰るのも大変ね。でもまた放すわけにもいかないし。
[うーんと悩んでいたら、田んぼの持ち主の人が現れた。ザリガニ駆除を喜んでくれて、半分引き取ってくれた上にいくつかの花火をくれた]
わわ、ありがとうございます!
[高い花火を買ってしまったのであまり数がなかったのが心残りだったのだけど、これでもっと楽しめる。数えてみたら37本あった]
これ、みよ子さんに塩茹でにしてもらおうね。
[道具を片付けると、ぎっしりとザリガニの入ったバケツをふらつきながら運んだ。今晩の食卓には、真っ赤に茹で上がったザリガニが上るだろう]
ザリガニ100匹とか、激しすぎて卒倒する勢いですね!
中の人は元・野生児なので全然平気ですが、小百合は基本、家っ子かつ本の虫なので、生き物苦手です。
【夕方・公民館前】
[昨日借りたタオルや着替えを持って、川の上流にあるおばあちゃんの家に行ってきました。
紫藤君が自転車で持っていってくれると申し出てくれたんだけど…借りたのは自分だからと、言い張って聞きません。
結局、紫藤君と北斗君にも協力してもらって、3人で借りたものを返し、お礼を言ってきました。溺れた子が無事だったことも伝えて。]
…ふう。またごちそうになっちゃった。
[おばあちゃんはカステラを出してくれて、食べきれなかった分は、「お友達とお食べ」と持たせてくれました。]
花火大会のことを話したら、家にあった花火までくれちゃったし…お礼しなきゃ…あれ?お礼に行ったはずなのに…?
[臨海学校から帰った後にでも、お礼のお手紙を送ろうかな。そんなことを考えながら、公民館前を掃き掃除。]
【夕方・公民館前】
[大量のザリガニをバケツに入れて帰ってきてみると、玄関前で長峰が掃除をしていた。思わず越川と顔を合わせる]
…どうしよう、これ、見られたらまた…。
[裏の勝手口に回ろうかな、なんて考えて]
【公民館前→厨房】
[掃き掃除を終え、お夕飯の仕度を手伝おうと厨房に来たところで、置かれた缶に気付きます。]
あれはっ…!藤本先輩のデザート…!!
[どんなデザートが入っているんでしょう。すごく気になりますが、時計は無情にも、お夕飯が近いことを知らせます。]
うう…今食べたらお夕飯が…がまんしよ…
[泣く泣く、お夕飯の仕度に取りかかります。さあ、今日のお夕飯は何でしょうか?]
勝手口に回ると、厨房から出てきた小百合とばったり鉢合わせ。
びっくりした拍子にバケツが揺れ、ザリガニがぴょーんと小百合の顔に…という流れですね、分かります。
…分かるかー!
そうだったー!今日はザリガニの塩茹でがメインディッシュになるのだったー!
お夕飯の手伝いに行ったらザリガニわらわらで、また楽しいことになりそうですね。
【夕方・公民館内】
[小百合と健二の3人で着替えやタオルを返しに行った。
貸してくれたのはやさしそうなおばあさんで、カステラをご馳走してくれたうえに、帰りには花火も持たされた。]
カステラ美味しかったあ。
いいひとだね、おばあちゃん。
お礼?お礼のお礼で、お礼して……終わらないみたい。
[あはは、と小百合の言葉に笑った。]
[公民館に戻ると、残った掃除を片付けてから厨房へ。そろそろみよ子が夕食の準備に取り掛かるだろう。それを手伝うつもりだ。]
【→厨房】
【玄関前→勝手口】
[そっとその場を離れて裏の勝手口に周り、厨房へと。みよ子に大量のザリガニを見せると、目を輝かせて一番大きななべを取り出し]
「ほらここに入れな。まずは水洗いして泥を洗い流したら、酒につけて臭みを抜くから」
[後はみよ子におまかせして、雛たちは解散することに]
【回想 正午すぎ・船の上】
ああ、それか。
タライ持って行きたいって言ってたのに、忘れちゃったら大変だもんね。
[礼を言う梨子ににこりとする]
うん、大丈夫ならいいんだけど。
タライ……うん、そうだね。
[そして、船の運転を禁止されてふくれる梨子に、くすりと苦笑いするのだった]
[梨子の矢継ぎ早な質問に、マイペースに答えていく]
んー。そこまで大変じゃないかな。
みんな協力してくれるから、他の子とやってる事大して変わらないし。
…
兄弟かぁ。ぼくはいないからよくわからないけど。
そうだね。ここの生徒はみんなしっかりしてるよ。
梨子さんくらいが年相応なんじゃないの?
…
如月くんは、やっぱりおうちでいろんな人と触れ合うからじゃないかな?
ぼくは面倒見いいのかな……みんなが仲良くやっていけるように、って思ってるだけなんだけど。
桃子さんのことはよくわかんないなぁ。ミステリアスな子だよね。
…
弟か。確かにそんな感じだね。
クロか……最近会ってないなぁ。
…
塾? あるよ。
今回は先生に頼んで、特別にお休みもらってきたんだ。
[そんな風なやりとりをする内、いつの間にか寝ている梨子に、備え付けの毛布を掛ける。
寝言で連呼される名前に、恥ずかしいようなくすぐったいような気分になるのだった]
【回想】
[泳ぎに行く前、借りた服とタオルを返しに行こうとするも
北斗と長峰の願いを聞いて、一緒に行くことにした。
気を使わせそうなので、結局土産は持っていかなかった。
お婆さんにお礼を言い、お願いして写真を一枚撮らせてもらった]
本当、助かりました。
ありがとう。
[気付くと土産までもらってしまった。恐縮しながらも、笑顔でお暇した]
【船着き場】
[船が岸に近付くと、出迎えに来た久美子と翔平の姿が目に入った。
立ち上がって手を振るうちに、船が止まって校長先生が到着を告げた]
久し振りだね、二人とも。
[船から降り立った途端、翔平の賑やかな声が響いた]
が……ガキのお守り?
[一応、表向きの目的は「島に行った子たちの面倒を見るため」だったので、翔平が口にした言葉にびっくりした表情をする。
けれど梨子に向かって囃し立てるのを聞けば、すぐに自分の勘違いに気付いた]
相変わらずだなぁ、翔平くん。
君がいない男子部屋は随分と静かだったよ。
[そういえば、枕投げしてないなぁとぼんやり思う。
あれだけ遊びまわっていれば、みんな夜には疲れ切ってしまうのかもしれない]
【厨房】
[何も知らない小百合は、北斗君と一緒に、鍋で何かを煮立てているみよ子さんに近づきます。]
みよ子さん、お夕飯でお手伝いできることは………
[あのバケツ…バケツから出ているハサミ…どこかで見覚えが…]
ざ…ザリガニ…どどど、どうするんですか、それ…?
えええ!?し、塩茹でにして、それが今日のお夕飯!?
[蠢くザリガニの群れを惚けたように見つめています。]
[今日は準備簡単だから手伝いはいらないよ、と言われ、そのまま無言で回れ右。]
【船着き場】
[船が近づき、ようやく乗っている人の姿が判別できた]
博くーん!梨子ちゃーん!
[翔平と二人、さっきからずっと手を振り続けだ。白いTシャツの袖から伸びる腕は、ここ3日でずいぶん焼けている]
[博と梨子が船から降り立ち、翔平がさっそく梨子をからかう]
翔平くん、またそんなこと言って。
梨子ちゃん、先輩なのよ。
……梨子ちゃん、大丈夫?眠い?
うん、博くん、久しぶり。
[相変わらず真面目で穏やかな口調の博に、にこりと笑って返す]
……まだ、一日しか経ってないのにね。久しぶりって感じがする。
【厨房】
みよ子さん、夕食の準備手伝います。
[厨房に入りながらそんな声をかけると、小百合も手伝いに来たところのようだ。]
[一緒にみよ子に近づくと、その近くには大きなバケツ。中には真っ赤なものが詰め込まれていた。]
あ、ザリガニ!!
え、これ夕食なんですか?へえ、食べれるんだ。
[知らなかったあ、とバケツを覗く。特に苦手でもないが、外で遊ぶ事が普通の子より少ない北斗は、あまり見ることのないザリガニをまじまじと見つめる。ぎちぎちと狭い場所に詰め込まれ、随分と大漁なようだ。]
……小百合ちゃん?どうしたの?
[手伝い不要といわれると、小百合は硬い動きで回れ右。
普段とはどこか違う様子の小百合に北斗は目を丸くした。]
【公民館→堤防】
[厨房でのことは気づかないまま。道具を片付けて手と顔を洗ってから散歩に出かけた。家にいたときはいつもの日課だった散歩も、こちらへ来てからはいろいろとあって、のんびりとただ歩くことはあまりできずにいた]
夕日、海に落ちてる…。
[惹かれるようにして堤防に登り、腰掛ける。ぼんやりと見ていたら、視界の隅に見知った姿を見つけた。紫籐だ。
一人で泳ぎを満喫する姿に叶わぬ思いが交錯する。
雛はその場でばっと立ち上がると、両手をメガホンのようにして口に合わせ、紅く溶けながら落ちてゆく夕日に向かって思いっきり叫んだ]
ば か や ろ ー !
[そのままくるりと振り返ると、公園に向かって歩き出した]
【1階廊下→女子部屋】
[北斗君に心配されて]
うん、て、手伝いいいみたいだから、部屋、へ…ま、また後、で…
[厨房を出ると、ふらふらと女子部屋へ向かいます。]
あれ…食べられるの…?どうやって、食べる、の…?
梨子さん、今日はちょっと早起きだったみたいだからね。
それに、船に揺られてると眠くなっちゃうし。
[そういう自分は言うほど眠くなさそうな顔をしている。
しかし船の揺れが体に残っているのか、足取りが少しだけふらついていた]
……ん。そうだねぇ。
ここに来てからの一日ってすごく長いよ。毎日いろんなことがあるし。
夏休みの残り全部合わせたより忙しいんじゃないかな。
[自分は塾に行って宿題やって……の繰り返しだから、余計にそう感じるのかもしれない。
笑顔に苦笑が混じった]
【海】
[夕日が海を赤く染める頃。
水を滴らせて、海から上がってくる]
ぷう。
へへ、だいぶ海にも慣れたな。
[濡れた髪を左右に振り、飛沫を飛ばす]
……?
[遠くから聞こえた、誰かの叫ぶような声に顔を上げる。
声の主らしき小さな人影は、すぐに堤防の向こう側へと消えてしまった]
【厨房】
あ……うん、またあとで……
[小百合が厨房を出て行くのをぽかんと見送ってから、]
じゃあ、僕も部屋に戻ります。
みよ子さん、何か手伝うことができたら呼んでください。
[そうみよ子に告げると、厨房を出た。]
【→男子部屋へ】
【女子部屋】
はぁ…今日のお夕飯、ザリガニなの…
うにょうにょしてた…足が細い…
[なんだか違和感を覚えて、部屋を見渡しました。]
そっか…久美子ちゃんと梨子先輩が島に行っちゃったから、なんだか、広く感じたのね…
校長先生の無人島、どんな感じなんだろう…
木の上に作られた家とかあるのかな…?
[本で読んだ知識を下に、あれこれ想像してみます。]
明日は誰が行くのかな…?私もそろそろ、行って平気、かな…?
[うーん、と悩みます。]
[夕焼けの頃、散歩を続けている。海を通りかかると上がってくる健二が見えた]
おーい、健二! 泳いでたんだ。誘ってくれたら良かったのに。
僕も泳ぐのあんまり得意じゃないからさ。さすがに後ろには進まないけど……。
誰か得意な人と一緒に泳ぎたいんだよね。またよろしく、健二先生。
[そのあとは、そろそろ夕食の時間だろうか、と公民館のほうへ向かっていくだろう]
共鳴会話は今日はこれが一発目とか…わーお。
今日は人狼役の子を狙うのもあり?
率先して力仕事のできそうな紫藤君に行ってもらうというのはどうかな?
よし、共鳴会話でボソッと言っておこ。
【男子部屋】
あーーー。
疲れたっ!でもいい汗かいた!
[畳にごろんと横になる。
部屋にいた掃除の様子を見ていたらしい誰かに、お疲れ様と言われた。]
えへへ、みよ子さんの花火のお礼だからね、頑張った。
[夕飯は何かと聞かれれば、
準備今してるよ、ザリガニなんだって。
と答えた。]
暑いなあ、体べたべた。汗流してくるね。
[そう言って風呂場でシャワーを使った。]
これはまた大きいのを良く釣ったね。
[藤十郎は感心して魚を見た。丸々としたそれは何人分あるのだろうか?]
今日も2人連れてきたし、5人がかりなら食べきれるだろう。
さてどう料理しようかな。
[水から引き上げると、出刃包丁を使って魚の脳に一撃を食らわせ〆る。そして頭を下にして岩に立てかけ血抜きをしている間に山に入り、自生しているサトイモの大きな葉をいくつか取ってきた。]
[血抜きをした魚は内臓を取り出し塩水できれいに洗うと、腹の中と表面に味噌を塗りこむ。
浜に穴を掘って適当に石を敷き詰め、サトイモの葉でびっちり包んだ魚を乗せて細かい石をかけ、真上に木の枝を組んで火をつけ焚き火開始。]
後は焚き火が燃え尽きるまで放置!
…ちゃんと捌くのが面倒だったわけではないぞ?
[一応、念を押しておいた。]
そうね。船なんて、滅多に乗らないし。早起きした日だと、眠くなりそう。
[自分は翔平につられてはしゃいでしまい、あまり眠くはなかったなと思いながら]
博くんも眠い?ちょっと酔っちゃった?
[わずかにふらついた博に、首を傾げる]
うん、そうね。言われてみれば、一日が長いかも。
いつもより早起きで、夜更かしだし。
でも、何かやってる時は、あっという間に終わっちゃうの。
[博の顔を見上げれば、笑顔というにはほんの少し、複雑な表情が見える]
……あの、ね。博くん。
ううん、えっと、疲れたよね、梨子ちゃんも。
先に、荷物置いてきちゃった方がいいよね。
翔平隊長、先導お願いしまーす。
[行き先は内緒のまま、新しい島民を島の中へと案内する。秘密基地を見たら、二人はどんな顔をするだろう]
うーっす。
[如月の声が聞こえると、大きく手を振った]
悪い、最初は一人で泳いでおきたかったんだ。
また明日か、島に行ってからな。
後ろに進むのって、結構難しいんだぜ。
[如月が公民館へと向かうのを見て、服とタオルの置いてある所へ。
タオルで身体を拭いて、Tシャツを着た。海に沈む夕日は綺麗だった]
[今日は昼間あちこちお掃除したりして、疲れました。壁にもたれて、窓から外の景色を眺めます。無人島があるのは…どっちの方角だったろう。]
今、島にいるのは有松君、久美子ちゃん、梨子先輩、柿田先輩、か。
向こうで何してるんだろうなあ…みんなを迎える準備とかもしてるのかな?
次は…男子からは、紫藤君が行ったりすると、いいかなぁ。
紫藤君、運動神経良いし、頼れる人だし…力仕事とかも、率先してやってくれそうだものね。
[昨日、溺れた雛ちゃんに渡すタオルを借りた時、自転車に乗って駆けつけてくれた紫藤君を思い出し、ほうっと溜息をつきました。]
んー、酔ったというほどでもないよ。すぐに治るんじゃないかな。
[心配する久美子にそう伝える]
そうだね。確かに、盆踊りなんかはあっという間だったな……。
[何か言いたそうな久美子が気になりはしたけれど、確かに立ち話もなんだったので、二人について島の中へ進む。
途中、香ばしい魚と味噌の香りを嗅いで、今日の昼ご飯を想像したりしながら]
[シャワーを浴び終え部屋に戻ると、如月の置いたおかきが目に入った。
メモによると、自由に食べてもいいらしい。]
如月君の字だね。
ちょっとだけいただきまーす。
[少し前にカステラを食べ、夕食前なので控えめにしようと思いながらおかきに手を伸ばす。]
[ぽりぽりと74個ほど。]
【公園】
[雛は、ブランコに座ってぼんやりと揺れていた。大声でばかやろうと叫んだのに、心は晴れなかった]
おかしいなぁ、ザリガニ釣りをしているときはあんなに楽しかったのに。
泳ぎたいな。一人でも大丈夫なくらい、泳げるようになりたいな。
[ぽつぽつと呟く。
誰か、泳ぎを教えられそうな人…。紫籐くん?それか、有松くん?]
……有松くん、頼んだら教えてくれるかな?
意地悪せずに教えてくれるかな?
[何となく紫籐には、泳ぎを習うより、泳げるようになった姿をビシっと見せたい気がした。
情けないところばかり見せてきたのが、いやだった]
……。(きゅぅ)
[悲しいときでもお腹はすく。雛は考えながら公民館へと戻った]
[公民館にたどりつくと、ぷん、と良い匂いがして]
ん…この匂い、エビ…?
[夕食のしたくがほとんど整った大広間に入り、大皿に盛られたそれを見て、目を輝かせた]
わぁ!ザリガニだ! すっごい量!
【→ 大広間の中】
あ……
[しまった。
気付けば思った以上に食べていた。半分以上ではないだろうか。]
……
[思わず自分のかばんの中からお菓子を入れた袋を取り出す。
出発してから一つも食べていない。
その中から「プチスターラーメン」やマーブルチョコ・笛吹きラムネなどを取り出すと、おかきの缶の隣に置いた。]
[コレも食べていいよ 北斗
とメモに追記。]
そう?涼しいところで休めば、楽になるかな。
[博に頷いて少し歩きかけてから、船を繋いでいる校長先生のところへ駆け戻る]
あ、そうだ、校長先生!
お魚、釣れたんです。食べられる魚かどうか、見てもらえますか?
[どれ、とバケツを覗き込む校長先生に]
え、あ、これもそうなんですけど、お魚はあっちに。
[先ほど作った簡易水槽の方向を指さす。こーんな大きいんだぜ、と手を広げる翔平に、久美子以外の面々は、半信半疑の目を向ける]
[校長先生に戦利品を見てもらい、どれも食べられるとのお墨付き。良く釣ったね、と褒められて嬉しくなる。魚の調理は、校長先生が引き受けてくれた]
エビと貝は、どうしようかな。
一匹ずつしかないから、フライとかはだめよね。
みんなに相談しよっと。
[かまどのそばに一度バケツを置き、ふたたび秘密基地へ向かった]
【女子部屋→1階廊下】
[そろそろお夕飯の時間です。
まあ、調理されてしまえば、元が何だって分からないだろうし…と思い、覚悟を決めて降りてきました。]
今の歓声は…藤本先輩?
…見て分かるんだ、ザリガニって…
[できれば原型を止めてないくらいが良かったなぁと思いつつ、大広間に入りかけて、ギョッと立ちすくみます。]
大きなお皿に…真っ赤なザリガニが…山盛りになってる…
[目を点にして、その場で固まりました。]
【→秘密基地】
よっし!俺に任せろ!こっちだ!
[桜野の言うままに先頭に立って歩き出す]
[二人に秘密基地を見てもらうのが楽しみでしょうがないらしくずんずん進んでいく]
くっくっく!どうだ!!!すげぇだろ!?
[嬉しそうに大皿に盛られたザリガニたちのだいたいの数を数えようとしていると、廊下で固まっている小百合の姿が目に入り]
さゆりちゃん? どうしたの?
……あ、もしかして、ザリガニ食べるの、はじめて?
[生暖かな潮風が身体を撫でる。
潮でべたべたする髪をタオルで拭きながら、公民館への道を歩く]
……そういや
宏樹たちのザリガニ取りはどうだったんだろう。
また玄関に大量のザリガニが放置されてたりしてな。
[ぺたぺた、とビーチサンダルの形をした水の足跡を作り出す]
[藤本先輩の方に、ギギギ、と首だけ向けて]
せ、先輩…ざざざザリガニが、そのまま…山になってます…!
あれ…どうするんですか…?まさか、殻剥いて、実を取り出すの…?
[なおも硬直していると、みよ子さんに背中をばんと叩かれ、食べ方の説明を受けました。]
あ、頭としっぽの部分を持って…え?え…?
【公園→公民館】
[何となく肩を落としながら歩いていたら、紫籐と鉢合わせてしまった。しばし固まる。
しかし次の瞬間、紫籐にびしぃっと指をさして]
絶対に、負けないもん!
[なぜか宣戦布告。
そのまま理由もなく、くるりと公民館に向くとずんずんと歩いて中に入っていった]
人狼の誰かが島に移動するのか。
カップルで行くとしたら、北斗と長峰か、如月と津野?
樫村を島に送って、
加納と翔平と樫村の三角関係にわくてかしたい所なんだけど。
俺、ライン読み間違ってる?
さゆりちゃん、大丈夫だよ。エビは平気でしょ。食べ方さえわかれば怖くない怖くない。
じゃあ食べはじめていいのかな? いただきます。
[みよ子さんの説明を横目に、ばきばきとザリガニを引きむしり、泥を取り除くとぱくりと身を食べた]
ひさしぶりの味だなぁ……これこれ。
そうだね。荷物置いたら、お昼までちょっと休憩かな。
[久美子に頷く。
翔平が広げた両手にびっくりして、そんな魚は切り身しか見た事ないなあ、などと思いながら]
【→秘密基地】
[翔平の先導でずんずんと進んでいく。
女子たちが置いていかれるようなら、少し立ち止まったりするのは自分の仕事だ]
[しばらくすれば、木の上に造られた秘密基地が見えるだろうか]
うわぁ……すごい!
あんな高い所にあるんだ……眺めがいいだろうなぁ。
【秘密基地 付近】
あと午前中にでけぇ魚を釣り上げたんだぜっ・・・・・・桜野が・・・
[語尾は少しだけ悔しそうに小さく言った]
校長先生が料理してくれるらしいぜっ!本当にすっげぇでかかったんだぜ!これくらいだったな!
[両手を広げて大きさアピール]
【→大広間】
[ずんずん歩く勢いで大広間に入ると、みよ子に食べ方のレクチャーを受ける長峰の隣に座り、無言のままがしっとザリガニを手にすると、思いっきり引きちぎる。ワイルド]
…ふぅ。
[しかしそこで気が抜けた。その後は丁寧に殻をむき、ひたすらもくもくと食べていく]
うん、味噌もたまごもおいしいけど、やっぱり爪がいいよね。
[引きちぎりもぎ取った爪を口にくわえて一気に吸うと、「ちゅっ」という音とともに爪肉が口の中に吸いだされた]
【男子部屋→大広間】
[ゆでたカニやエビと同じような匂いが廊下にも広がっている。]
ザリガニ、っておいしいのかな?どんな味だろう。どんな風に食べるんだろう?
[食べたことの無いものに興味を持ちながら大広間に入る。]
[机には大量にゆでられたザリガニの山があった。
すでに如月はその前に座り、食べ始めているようだ。]
【公民館前】
よう。
どうだった、ザリ……。
[樫村の姿を見つけ、挨拶がてら話しかけようとした所、
いきなり変な様子。指を差された。しかも宣戦布告されたぞ。ぽかーん。
遠ざかる背中を、唖然として見送った]
何だあ、あいつ……わかんね。
ま、元気にはなったみたいだな。
[複雑なオトメゴコロとやらなのかね、と肩をすくめて、男子部屋へと向かった]
[自らもぱくぱくとザリガニを食べながら、雛を見てくすっと笑った]
ひなちゃん、みよ子さんから聞いたけど、これひなちゃんたちが取ってきたんだって? すごいね!
僕ザリガニ食べるの久しぶりだから、すっごく嬉しいよ。
それにしても……食べ方も板についてるんだね。
【大広間】
え、エビやカニと同じようなもの、かな…
[席に着き、改めて、山のように積み重なったザリガニに目をやります。その内の1匹と目が合った気がして、思わず身震い。]
[しかし、これを食べなければ。他にはお米とおみそ汁、お漬け物しかありません。意を決して、一番小さいのに手を伸ばします。]
えっと…こう持って、こう?きゃっ!
[予想以上に簡単に、頭としっぽが2つに分かれます。しっぽの方からは、何かがぷらーんと。]
こ、これが腸?これ、取るんだよね。…どうやって取るの?
[藤本先輩がおいしそうに食べるのを見て、真似をしてみます。]
ううん…これでいいのかな…?
[さて、お味の方は?]
[ためらい無く引きちぎり手馴れた様子で殻を剥く雛を見て驚く。]
わ、わいるど。
[思わず呟く。北斗の中で雛は気弱そうなイメージが強かったらしい。]
[とりあえず席に着き、如月や雛の手元を見ながら見よう見まねで殻を剥く。
雛の隣の小百合も、おそるおそるという具合だが上手に剥けている。]
[+表+(表なら殻剥き成功)]
【→秘密基地】
[まだ眠そうな梨子に付き添って、のんびり歩く。博が立ち止まってくれるのへ、手を振って「大丈夫」の合図]
[基地に到着すると、感心する博や梨子を促して]
ね、ね、すごいでしょ?上ってみて!
[みんなで一緒に基地へ入り、島の簡単な説明をする。それから校長先生のところへ戻り、昼食の支度を手伝った]
[一匹ずつのエビと貝は、小さめに切る。たくさんの野菜や茸で具を補って、炊き込みご飯にすることにした]
[口に入れて、しばらく無言でもぐもぐしています。]
んんっ…エビっぽい?かな…
[首を傾げつつ、殻剥きを始めました。徐々に慣れてきたようです。]
雛ちゃんはこういうの、得意なんだね。
[雛ちゃんの食べ方を真似てみますが…]
むっ…っ!けほっ、けほっ…
[爪肉を吸い出そうとして、勢い余ってそのまま飲み込んでしまったようです。]
ん…?うん、越川くんとふたりで釣ったの。楽しかったぁ。
この倍釣れたんだけど、さすがに多いから、半分田んぼの持ち主の人にあげたの。
かわりに花火をくれたのよ。
うん、毎年…食べてたから。
ザリガニを食べるときは、みんなひたすら目の色を変えてもくもくと食べるの。
[笑われて、ちょっと恥ずかしそう]
…ねぇ、藤本くん。
良かったら次の無人島行き、私を推薦してもらえないかなぁ?
[いきなり切り出した]
あ、まだみんなには相談してないの。だから他にも立候補する人がいたら、また変わるかもだけど…。
【秘密基地】
久美子さんが? ……へえ、すごいなぁ。
[翔平の言葉に、感心したように久美子の顔を見て]
うん、じゃあ遠慮なく。
[荷物を持って基地へと上がる]
うわぁ、思った通りいい眺めだ。
ん、ここ、滑り台もあるんだね。
[公園にあるものより少し高くて、スリルのありそうな滑り台だ]
[久美子たちから島の説明を聞いた後、昼食の手伝いに行く久美子を見送って、自分はしばし休憩する事にした。
高い所を吹き渡る風は、浜風ともまた少し違って気持ちがいい]
[しばらく待てば、その風に魚介類の煮える香りも混じるだろう]
【風呂場】
[シャワーを浴びて、身体についた海水を洗い流す。
競泳用のパンツを洗って、風呂場を出る。
どこに乾かそうか考えて、結局ベランダへ]
さって、飯、飯。
[着替えを済ませ、
おかきを3(10)個つまんで口に放り込むと、夕食を取りに大広間へ]
−回想−
【船上→船着き場】
『よーし!もうすぐ到着だぞー!!』
[よく通る校長先生の声で、目を覚ました。]
…んー…。…んんんー…ぐぎぎぎぎ………!
[大きく伸びをする梨子。
目に入る太陽の光の眩しさに、目を細める。]
…ふわぁぁぁーーーっ!!きっれーーーいっ!!
紫藤 健二は、樫村 雛 をおそっちゃうことにしたよ。
お、おー……
[時間はかかったが、皆と同じように上手に剥けた。]
いただきます。
[ぱくりと口に入れる。]
あ、思ってたより美味しい。エビっぽい。
[少し慣れた様子でいくつか剥いて、それをおかずにご飯とお味噌汁と一緒に食べる。]
ごちそうさまでした。
[いつもの北斗よりも量少なめに早めに食事を切り上げると食器を流しへ置いて、大広間を出た。
雛の提案は聞いていない。]
んー、ちょっと散歩しようかな。
[独り言を言いながら、公民館を出る。
向かったのは海の方。]
【秘密基地】
[得意げな表情で立っている 桜野が準備に降りていくと]
此処で寝れるんだぜ?最高だろう!あぁ博やっぱり桜野は料理が上手だったぜ・・・今日の朝飯のうどんも超美味かったな!
[と言ってにやっと笑った 辺りに漂う味噌の焼ける匂いと香ばしい炊き込みご飯の匂い]
腹減ったなっ!ご飯にしようぜっ!
[早く早くと二人をせかすと秘密基地から降りた もちろん滑り台で]
[雛の言葉にちょっとザリガニを喉につまらせかけてむせると、周りをぐるりと見る。みなザリガニに集中しているようだ]
ごほごほっ……!
あ、えっと…ひなちゃん、体はもう大丈夫なの?
だとしたら、別に推薦するのはいいんだけど……。
理由…は聞かないほうがいいんだよね……?
・雛の現在
凄く単純に、紫籐とは「対等になりたい」ですね。
そこには好きだ嫌いだ惚れた腫れただは無くて、「憧れの人」なのですね。
雛からすれば、いろいろ知っていていろいろできる、オトナに近い人物。それが紫籐。
雛には恋愛的なスキとかは、まだまだよくわかんないって感じなのです。
[必死に殻と格闘していると、気付いたら自分の傍にも小さなザリガニ山ができていました。]
…結構、食べちゃった…
[自分のことなのに呆然としています。殻剥きに夢中で、雛ちゃんの話は聞いていなかったみたい。]
ごちそうさまでした…もう食べられません…
[さて、このザリガニの殻の山はどうやって片づけたらいいんでしょうか。みよ子さんに聞くため、厨房へ向かいます。]
【大広間→厨房】
うん。こんな所で寝るの初めてだよ……楽しみだなぁ。
[翔平に頷いて]
ん、そっか。そっちも楽しみだよ。
[料理の話題についてもそんな風に答える]
そうだね、そろそろ……って。
適応早いなぁ……。
[当然のように滑り台を使う翔平に驚いた様子。
自分はまだはしごの方を使ってしまう]
【→調理場へ】
【男子部屋→大広間】
[髪は仄かにシャンプーの香りを漂わせ、少し濡れたまま。
廊下まで漂う匂いに、頬が緩む。広間に入ると、真ん中の大皿には大量の甲殻類]
美味そうな匂いだな。お、エビ?
[みよ子から説明を受ける]
宏樹と樫村が取ってきた奴だろ。
へえ。凄え、大量じゃん。
……そういや
[思い出したように、昨日カニに怯えていた長峰の様子を見た]
−回想−
【船上→船着き場】
[キラキラと光る水しぶき、輝く海、どこまでも青い空。
うっとりとした表情で景色を眺める梨子。
ふと思いつき、指でキャンパスのかたちを作る。]
紫藤くんやったら…どんな風に撮るんかな?
北斗んやったら…どんな風に描くんかな?
[そんな指のキャンパスに、人影が映し出される。]
…あ…!!翔平と久美ちゃんやー!!
お迎えに来てくれたんかなー!?
かきたのひ…… 柿田くん!!
["かきたのひろし隊長!!"と口が滑りそうになったが、無事に柿田くんと言い直せた。]
わわ、藤本くん、大丈夫?水、水…。
[藤本にコップの水を渡しながら]
うん、私は丈夫が取り柄なの。昨日はものすごく久しぶりに熱なんか出しちゃって、自分でもびっくりしちゃった。
…理由?有松くんに泳ぎを習うの。でも内緒ね?
[至極あっさりとあっけらかんと。なぜ聞かないほうがいいのか、理解できてないらしい]
/*
ご飯食べようと思ったら、
さゆりんとほくとはもう終わったのか。
タイミングわりぃー
雛ちゃんが無人島の話してるし、
ちょっと様子見
*/
【大広間】
うわーーーっ!
めっちゃいいにおい!!
[バタバタと大広間に駆け込み、
山盛りのザリガニを見つけて目を輝かせる]
うわーーっ エビだ!!
[ぼすっと飛び移るように椅子に座り、
両手をぱちんとあわせた]
いっただきまーす!
【調理場】
[調理場に辿り着くと、翔平が言った通りの大きさのものが葉っぱに包まれているのを見付け、目を丸くした]
これが、久美子さんが釣ったっていう魚……?
へえ、すごい! 本当に大きいんだなあ。
[横の飯ごうからも、お焦げの香ばしい香りが漂っている]
こっちは久美子さんが?
料理が上手いって本当なんだね。
やっぱり、みんなの投票は間違ってなかったみたいだ。
このエビつめがでっかいねー。
ちょっとお得だねー。
[爪の部分をパクパク動かす。
自宅に置いてきたクワガタに似ている]
うーん、赤いクワガタもかっこいいなあ。
[赤=ヒーローっぽい、かっこいいの法則らしい]
ふ、ふうん。そっか、そうなんだ。
……ふむ、女子のほうが強いらしい。
あ、なんでもないよ。
わかった、みんなにもひなちゃんの要望を伝えておくね。
[ちょっと考えるように首をかしげて]
んー、でもひなちゃんと翔平で訓練?
ちょっと心配だな。翔平は、ほら、デリカシーがな……やんちゃだからさ。
まあ、博くんとくみこちゃんも居るし、ね。
心配だから本当は僕もついていきたいし、無人島には行ってみたいんだけど……。
なんか僕があまりはやく行くと、博くんが妙な気をまわしちゃうような気がして……
[ちょっと溜息をついて、ザリガニに目を落とした]
[サトイモの葉っぱを木の棒でそっと開けた 蒸された白身がほくほくと湯気をたてており えびと貝の入った炊き込みご飯も炊けて 思わず唾を飲み込んだ]
う、美味すぎる……
[昼からの贅沢な食卓に 舌鼓を打ちながら夢中で食べている]
[長峰の前には、いつしかザリガニの殻の山が出来ていた。
何も心配はいらなかったらしい]
いただきまーす。
[両手を合わせて、ザリガニへと手を伸ばした。
周囲の人の見よう見まねで殻を剥いて、身を口へ運ぶ。
ここにいない人数と残り数をざっと確認して、
次のザリガニへと取り掛かった]
うめえー。
エビって言われたらそのまま信じちまいそうだ。
[津野の声が聞こえて来た。エピだと信じているようだ]
えーっ、赤いクワガタ?
クワガタはやっぱり黒だろ、黒!
[博と梨子、翔平がやってくる。校長先生も交えて5人の食卓]
お魚、おいしそうでしょ?お味噌を塗って、サトイモの葉っぱと石で、蒸し焼きにしたんだって。
校長先生、何でもできちゃうんですね。
バスの運転も、船の操縦も。
あの秘密基地も、校長先生が建てたんですか?
???強いの?そうなの?
[よく分からないという顔で]
有松くんは確かに意地悪だけど、やさしいよ?
藤本くんたちがそういう言い方をしたら、かわいそうだよ。
[めっ、という感じで言う]
えっ?どうして気を回すの?
藤本くんたち、もしかしてけんかしちゃったの?
そういうのはよくないの。はやく仲直りしようよ。
ね、せっかくだから、一緒に行こうよ。
[ため息をつく藤本に、にっこりと笑って]
[魚を釣った話になれば]
え、でも、釣り竿を貸してくれて、場所を教えてくれたのは校長先生だし。餌は翔平くんがつけてくれたし、結局、海から上げてくれたのもほとんど翔平くん。
私、ただ座ってただけみたい。
でも、すっごく楽しかった!
[博の「やっぱり」に反応して首を傾げる]
……え?投票?
翔平くんもちらっと言ってたけど、もしかして私、野外料理ができそうっていって選んでもらったのかな。
ど、どうしよう。あんまり買いかぶらないでよ?
[顔を赤くして、ごまかすように皆へ皿を配る]
[健二にぱっと向き直る]
えーーーっ!
うちのくわまん(※クワガタの名前)も黒いけど、
赤い方が絶対かっこいいよーーー!
[それになんか3倍強くなる気がする、
と自分の自由研究であるクワガタvs色々な虫で
カブトムシに勝てなかった悔しさを思い出す]
やっぱこんなんがいいよー
[ザリガニをもしゃもしゃ食べながら、
その殻を手にして色々な角度で眺める]
【秘密基地】
わーーー!うわーーーー!!
[梨子は、ただただ驚くばかり。
"秘密基地"自体にも驚いたが、何より、無人島の暮らしにすっかり馴染んでいる2人にも驚いた。]
…翔平と久美ちゃん、ふーふみたいやー…。
[おままごとが本当になったような感じ…を指して、皿を受け取りながら、梨子はそう表現して呟いた。]
【浜辺】
[特に目的地もなく、一人でふらふらと散歩する。
静かに波音を響かせる海のを見ると、真っ暗だった。]
どの辺かなあ、無人島。
博君たち元気かな。
[波打ち際沿いに歩き、丁度肝試し大会の前に博と貝を拾った場所にさしかかる。
街頭の明かりを頼りに足元に落ちている、あの時と同じ亜麻色の貝を拾った。
しかし、名前を書いたような大きいものは落ちていない。]
あの大きさってレアだったみたい。
[そんなことを言いながら、拾った貝を足元に戻した。]
[翔平がサトイモの葉っぱを開けたのを見て、自分もつっつく事にした。
蒸し焼きの白身に味噌が絡まって、なんとも食欲をそそる味だ]
すごい! 美味しいです、校長先生!
[飯ごうの中身も、みんなで分け合い食べ始める。
エビや小魚のうまみが染みたご飯もまた、食欲をそそり箸が進む]
こっちも美味しい……!
やっぱり、新鮮な魚介類は味が違うんだなぁ。
[皿の上に新しいザリガニを1匹置き、
その横に自分のクワガタを向かい合わせることを想像する]
うーん、エビはハサミ2本あるから強いなよー。
でも、あたしのくわまんも負けないからっ。
あ、海の中ならくわまんやばいけど、
陸ならエビに勝てるかも。
[頭の中では巨大化したザリガニとクワガタが、
街の中を破壊しながら戦っていた]
柿田→桜野
藤本→梨子
こうだと思うんだよね。
多分、紫籐はそういう感じのキャラではない肌触り(←ナニソレ
少なくとも雛のことはそんな感じに思ってないよね?
ただし、雛→有松と思われてもアレなので、そこのところはどうにか伝わらないものか。
やっぱり、やさしいね、ひなちゃんは。
うん、翔平はいい子だよ。男子だってわかってるよ。
ひとつだけ覚えておいて。嫌なことがあったら「いや」ってはっきり言うんだよ。そしたら翔平はちゃんとわかってくれるからね。
[雛の笑顔に、ちょっと困ったように]
うん、どうしようかな。
僕もね…本当は行きたいんだよね、だって、もう向こうに……。
あ、ううん、なんでもない。なんでもないんだ。
[ふっと息をつくと、雛に笑顔を向けた。]
そこらへんは女子におまかせ! いいかな?
でも、できれば決まったら朝のうちに教えてね。
そっかあ?
赤って何か弱っちい感じするけどなあ。
絶対黒の方が、強い虫ーっぽいだろ。
[そこは簡単には譲れない所らしい。
津野が皿の上のザリガニで遊んでいるのを見ながら]
食わないならもらうぞ。
[ひょい、と手を伸ばした]
[料理をもぐもぐほおばりながら]
いやいや皆 桜野はしっかり者だって言ってたぜっ!
・・・加納は無人島でもずぶとく生き残りそうだからって言ってた奴もいたなっ!何でも食いそうだし・・・
[と言ったのは自分だった くくくと笑い加納の言葉には]
あ? ふーふ?俺と桜野が? ・・・バーカ
まっ加納よりは結婚してぇかな!料理うめぇし!
[べぇと舌を出した]
そうなんだ。
釣りの餌って、ちょっと触るのに抵抗があるからね。
翔平くんも、意外と頼りになるんだなぁ。
[感心したように翔平の顔を見て。
投票の話題になると]
うん、料理が上手そうっていうのと。
あとはしっかりしてそうだから、だったかな?
ぼくはあんまり話し合いに参加出来なかったんだけどね。
[顔を赤くする久美子に微笑んで]
そうかな? 飯ごうでご飯炊けるだけでもすごいと思う。
ぼくだったら、炊飯器でも上手く炊けるかわかんないのに。
……ん? ふーふ?
[梨子の言葉に、思わず久美子と翔平の顔を見比べてしまったり]
あ、やっぱ読み間違えてたっぽい?
恋愛ライン読み苦手だ。あはははー。
両方の矢印が合致してないだけか。
ん、如月と樫村でいいのかな?
お魚、おいしいね。
[炊き込みご飯もおいしくできた、とは思うけれど自分では言わない]
無人島って、あんまりおいしいものは食べられないかと思ってたけど、校長先生のおかげでとっても贅沢。
え?だって、木の実とか、見たこともない魚って感じしない?無人島の食事って。
……ふーふ?夫婦?
[梨子の言葉にきょとんとして、なぜかちらりと博の顔を見る。相手もこちらを見ているのに気づいて、慌てて食事に夢中な振りをする]
[健二に横からザリガニをかすめ取られ、
ぶーと頬を膨らます]
こらー!それはあたしのだー!!
[右手を振り上げて抗議しようとし、健二の赤い服(ということで一つ……髪だとあれなので)に気付いて、にやーーーと笑った]
健二君も赤いのにーー、
健二君よわっちいんだーー。
[ぷぷっと吹き出した]
/*
うーん、博くんたちはどうしてるかなぁ
僕このタイミングで行くとか、昨日のアレが…w
ちょっとタイミング的にw
まあなんとかなるだろ。ていうかきっと如月は行きたいんだよね。ほんとは
*/
阿紫花 北斗は、樫村 雛 をおそっちゃうことにしたよ。
[ザリガニを31(50)匹ほど食べて満足したのか、
今度はその殻を分解し、組み立てて遊ぶ]
んー、こういうカブトみたいにして、
ハサミを頭の所に持っていって、
こうしてくわまんに被らせたら、
赤くてもっと強くなるかも。
[うんうん、と1人で納得している]
もしくはくわまん、足が6本もあるから、
2本くらいこのハサミを被せて……
あ!あのあごにこのハサミつけたら
めっちゃ強いかも……!
[強い鎧をつけてレベルアップした、
『超スーパーウルトラスペシャルくわまんレッド』
を想像し興奮した]
[男子ふたりから、口々に褒められれば]
しっかりしてる、かなあ……。
家ではいつも、末っ子だから甘えてるって言われるの。
末っ子って言っても、お兄ちゃんと二人だけなのに、ひどいよね。
[しっかりしてると言われたいのか、言われたくないのか、よくわからない]
えー、翔平くん、お嫁にもらうなら校長先生の方がいいよ?
[魚の切り身を箸で持ち上げ]
お料理上手だし。
飯盒のご飯ね、やっぱり火加減は校長先生に見てもらわないとだめだけど、だいぶ覚えたかも。
夕飯からは、博くんたちも手伝ってね?
うん。
校長先生の腕前もそうだけど、やっぱり、島で取れるもの以外にも食材があると違うのかな。
『十五少年漂流記』でも、船の食材を上手く使っていたよね。
この魚は見た事なかったけど、味は普通に美味しいな。
木の実? そういえばここ、木の実はあるの?
[久美子の言葉に答えているうち、ばっちりと目が合ってしまった。
慌てて逸らすその顔が、少し赤くなっていたかもしれない]
うん、大丈夫。私も前より、色々と言えるようになったと思うの。
[藤本の言葉に、首をかしげる]
行きたいのならば、ちゃんと行きたいって言ったほうがいいよ。
藤本くん、おかしいな。藤本くんってそんなふうに気持ちを隠す人、だったかな?
[あまり雛から話しかけたことはないから詳しくは知らないものの、いつもズバっと言っているようなイメージを持っていた]
んとね、泳ぎを教えられそうな人、有松くんしかいないけど、私がお願いしただけじゃいやって言うかもしれないの。
だから、藤本くんも一緒に行って、一緒にお願いしてくれないかな?
[習うだけなら紫籐でも良かったのだが、雛的にそれは受け入れがたい理由があった]
食い物は早い者勝ちって相場が決まってんだ。
[めき、とザリガニの殻を剥いて、口を大きく開けた所で]
なっ。
[津野の視線が赤いTシャツに向いているのに気付いて]
……ってことは、津野から見たらかっこいいってことだな。
何しろ、赤だから。
[ザリガニの身に齧り付いた]
げっ
[健二の返しにあからさまに顔をしかめる]
ちがうよー!
くわまんだからかっこいいんだよー!
[ザリガニにかぶりつく健二に、
ぴしっと殻を投げた]
尻尾の代わりにハサミをつけてみたらどうだ?
どっから襲われても対応できるぜ。
[分解された殻の位置に、横から口を出した]
ふう。腹いっぱい。
なあ、杉田ってまだ部屋で寝てんの?
[少し小さな声で津野に聞いてみた]
校長先生と結婚!…男じゃん![当たり前のことを言った]
中々良いコンビだったよなー俺と桜野!なっ桜野!
[博と桜野の間に流れる微妙な雰囲気など気がつかない]
『十五少年漂流記』!俺も読んだ!読んだ!楽しいよなっ!木の実かぁ…探したらあるかもなっ!
えー俺 食材探しに行くから 博と桜野でやってよ!
[夕食の準備は面倒だなっと思って口にした]
【食卓】
ん?あたしだって、苦手な食べ物あるよー。
うん!久美ちゃんは料理、本当にうまいよなー♪
あ!知っとった?藤本くん、いなり寿司作ったことあるみたい。
バスの中で、いなり寿司食べてくれたときに知ったん。
あたしは、久美ちゃんと藤本くん、どっちをお嫁さんにもらおーかなー…。
[『何でも食いそう』を誤解して捉えたり、思いっきりあさってな返答をする梨子。翔平にさらにバカにされた。]
えー!!久美ちゃん!
校長先生は、お嫁さんやないよー!藤十郎おじいちゃん!
[夕飯のお手伝い…できるかなあ?と考えながら、もそもそもそもそ久美の料理を食べた。]
[雛に困った顔を向けて]
秘密っていうか……。うん、僕だけのことなら全然かまわないんだ。
ただ、今回は僕の気持ちでどうにかなるとか、そういう問題じゃなくって。博くんとかほかの子にも関することだから僕が勝手にこれ以上は言えない。
[きっぱりした口調で言い切った]
ひなちゃん、じゃあはっきり言っちゃうけど、たぶん健二……と行きたくないんだよね?
だとしたら、しかたないかもしれない。そう思う。
だから、まかせる。僕が言えるのは、それだけ。
[そう言うと席を立ち、食事の後片付けに向かっていっただろう]
しっぽ!?ハサミ!それいい!かっこいい!
[健二のアイデアにすぐにテンションをあげる]
……お?桃子ちゃん?
[うーんと人差し指を口にあて、考える]
あたし今日は外出遊んでて、
部屋に戻ってないからなー。わかんない。
あ!
[昨日のことを思い出し声をあげた]
[急に神妙な顔になって、健二に小声で話す]
そういえばさ、あたし、昨日夜中に起きたんだけど。
[昨日の夜、桃子の後をついて行ったことを話した]
そんで、あたしこけちゃって
桃子ちゃんがどこに行ったかわかんなくなったけど、
どこいってたんだろうー???
[何となくヒミツの匂い、そして探偵の尾行のような行為に
わくわくした気持ちを思い出す]
楽しかったよ。翔平くん、意地悪言わなかったし。大人になった?
あ、でもさっき、梨子ちゃんに変なこといったから減点。
[あははと笑う]
……十五少年漂流記。
[博が口にした書名を、繰り返す]
実は、読んだことないの。タイトルはよく聞くんだけど。
翔平くんも読んだの?面白かった?
みんながこっちの島にきたら……十三少年少女漂流記、ね。
木の実は、そういえばまだ探してないね。ご飯食べたら、探検してみる?
いってぇ!
投げるか、普通。信じられん奴。
[殻のちょうど尖った部分が顔に直撃して、顔をしかめた。
テンションの向上にはそうだろ、と何か得意げ]
……ん、どうかしたんか?
[いきなり上げた大きな声に、津野の顔を見た]
んー?
それなら逆に、お兄さんをお手本にしっかりしたんじゃないかな?
校長先生か……。
[お嫁にしたら毎日楽しそう……いや大変かな……とこっそり考えた]
あー、はじめチョロチョロなかパッパ? だっけ?
パッパってなんだろう。
でも、一日で覚えられたならすごいと思うよ。
うん、手伝いはもちろん。でも、大したこと出来ないけど。
[母親が専業主婦だし祖母もいるので、家で料理はあんまりしないのであった]
[きっぱりと言われると、さすがに何も言えなくなる。雛には男の子たちの事情が全く分からないのだから。しかし]
…ええっ?
どうして、紫籐くんと行きたくないとか、そういう話になるの?
[分からない。どうしてそんな話になるのか、さっぱり分からない。
なぜそう思うのか聞こうとしたときには、既に藤本は席を立ってしまっていた]
……何がどうなっているの…?
[呆然と、手元のザリガニを見つめた]
うん、仲良くやってたならいいんだけどさ。
[久美子に話し掛ける翔平ににっこり。ちょっとうらめしそうだったかもしれない]
へえ、翔平くんも読んだんだ。
冒険のお話だから、楽しく読めるよね。
ぼくと久美子さんで……うん、いいけど……
[なんとなく、また久美子の顔を見てしまった]
へえ。それって何時ごろの話?
[小声にこちらの表情も引き締まった]
しっかし、津野探偵は尾行失敗ですかー。
案外、実は津野が夢見てたとか、そんなんじゃねえの?
[津野のテンションが上がっているのに危険信号を感じて
おどけたような口調で話した]
変なこと?
[桜野の言葉には首を傾げ 何のことだろうという表情]
これからみんなで木の実探しにでも行くかっ!
[満腹になったお腹をさすりながら]
夕食の準備は…加納の料理は少し不安だからなっ!博の方が器用そうだぜ・・・!
[ぐははと笑って後片付けをし始めた]
そうなんだ。別に難しい話じゃないし、時間ある時に読んでみるといいよ。
図書室や図書館で普通に見付かると思うしね。
十三少年少女か……。でも、校長先生がいるからちょっとは楽出来るよね。
うん。探検、いけるなら行ってみたいな。
今日は夕飯の支度で時間がないかもしれないけど。
甘瓜あたりの山とはやっぱり違うのかな。
[周囲を見ていろいろ想像しながら相槌を*打った*]
わ、嬉しい、梨子ちゃんがお嫁さんにもらってくれるの?
藤本くんも、何でもできるよね。次期校長先生になれるかも!
……ね、藤本くんたち……みんな元気?
まだ一日しか経ってないのにね。
[食事の準備を面倒がる翔平に]
えー、食材探しも大切だけど、私のお料理ばっかりだと飽きちゃうよ?
博くんが一緒に作ってくれるのも、う、うん、嬉しいけど。
翔平くんのお料理も、梨子ちゃんのお料理も、食べたいな。
[何となく落ち着かない様子で答える]
えーー、部屋の中真っ暗だったし、
電気つけたらみんなおきちゃうから
何時かはわかんないよー。
真っ暗だったから夜中だと思う、みんな寝てたし。
あたしもこけたあと部屋に戻って寝たから、
桃子ちゃんがいつ帰ってきたかはわからないや。
[健二の夢を見ていたとの言葉にカッとなる]
なんだとーーー!
そんなことないよー!絶対ほんとだって!
ねー、ひなっちはどう思う?
[藤本と話がおわっらたしい雛に振る。
雛が何の話をしているのか分かってないことに気付かずに]
……へっ?えっ!?
[突然津野に名前を呼ばれて、びくりと振り返る。
様子からしてこちらの話を聞かれていたわけではないらしく、そこはほっとするのだが]
ご、ごめんなさい。津野さんたちの話、全然聞いてなかったの。
なにを話していたのかな…?
[少し気が抜けたような声で]
/*
キャラ的には真っ先に無人島行きたいって
立候補するんだと思うけど、
無人島行き=イベントでもあるので、
何となく残ってしまった。。
まあ、エピでもいっか。
*/
【食卓】
…くっ!!
[翔平の『加納の料理は少し不安だからなっ』は明らかに自分をバカにしてる!…と気がつき、言い返してやろうと思ったが、後に続く『博の方が器用そうだぜ・・・』はもっともだ…と納得してしまい、何も言い返せなかった。]
【公民館・色々飛ばして夜】
[無人島に行ったメンバーを見送ってから、そのまま浜辺をぶらぶら]
[ある程度暗くなるまでそうして、夕食の時間になったら戻って来るだろう]
わ、良い匂い!今日の夕ご飯はなーに?
[大広間にいる人にそう聞いた]
[落ち着かない様子の二人にはやはり気がつかない]
俺 料理作ったことねーもん!加納と俺が食材探し係で博と桜野は食事係なっ!決定!
[梨子が乗ってくれたことを善いことに二人に押し付けた]
[雛に聞かれて、あ、そっかぁとけらけら笑った]
んとね、昨日の夜にね……
[桃子の後をつけたことをもう一度話した]
まーあたしもかなり寝ぼけるけど、
あれはきっと夢じゃないと思うんだよ。
[はっとして、自分の膝小僧を見た]
ほらほらほら!ここ、すりむいてるし!
昨日こけたとこだよ!
犯行時刻不明かよ。
それじゃ容疑者のアリバイを立証するのは無理だな。
杉田がトイレ探して寝惚けてただけかもしれないな。
[デリカシーの欠片もない]
それなら杉田本人に聞くのが手っ取り早いんじゃねえ?
[津野が振った先の相手を見て]
ああ、別に大した話じゃねえから。
[あんまり話を大きくしたくなかった]
[博が教えてくれる、本の話に頷いて]
うん、家に帰ったら読んでみるね。
博くんと翔平くんの話を聞いてたら、面白そう!
臨海学校の後で読むと、気分が出ていいかも。
……もう、翔平くんってば。
[梨子に軽口を叩いたことを、すっかり忘れているらしい翔平にあきれ顔]
木の実、探しに行こっか。
あんまり遠くに行かずに、この近くだけなら時間もかからないんじゃない?
[辺りには、名前のわからない木がたくさん生えている]
今日見つからなかったら、明日朝から遠出してもいいし。
[食事の片付けをして、みんなが賛成すれば探検の準備に入る]
[実を見つけて、両手にザリガニを持って手を振った]
おーい!もうたべてるよー!
今日はエビいっぱいだよー!
[健二の言葉を耳にして、口を尖らせる]
ぶー。
たいした話じゃないってひどいなー。
それに、犯人に聞いたら探偵の意味ないじゃん。
[ぶつぶつ文句を言う]
そんなの、いつこけたかわかんねえじゃんか。
[津野の膝小僧を見て、ため息をついた]
それよりさ。
花火、するんだろ?
早くしねえと、真夜中になっちまうぜ。
[剥かれた後の殻を一箇所にまとめていく]
【厨房】
[洗い物をしながら、ちょっと溜息]
うーん、僕、ダメだなぁ。こういうときは、健二とか翔平みたいにばしばしものが言えちゃえればいいのにと思うよ…こういうときだけ…。
博くん…昨日の博くんの気持ちがちょっとだけわかったかも。
[溜息をつきながら、男子部屋に帰って行っただろう]
[津野の説明にはくすっと笑ってこくこく頷くが、紫籐が「大した話じゃねえから」というのを聞いて]
…あ、そっか。紫籐くんは津野さんと秘密のお話をしたかったんだね。
ごめんなさい、割り込んじゃって。
私はもうお腹いっぱいだかし、部屋に帰るね。
もうだいぶ暗くなったし、花火の用意しなくちゃ。
[のろのろと立ち上がると、自分の皿を持って厨房へもって行き、そして女子部屋へ戻った]
【大広間→厨房→女子部屋】
……犯人?
[自分で言ってどこかピンと来ない]
うーん
[たとえて言うと、あの火曜日にやっているドラマ、
そこで謎の美女が探偵から逃げるように姿を消す、
それを追う探偵、最後に崖の上で真相が……!]
うん、こんな感じかな。
[自分の想像に勝手に納得した]
/*
ちなみに北斗は、如月が行きたいというと、
最後まで健二を残す条件で賛成するつもり。
6年生がいなくなるのは嫌なので。
花火!?
[花火と聞いてガタッと立ち上がる。
雛と健二の微妙な空気には全く気付かずに]
まってひなっち!
あたしも花火!準備するっ!!
[ちらかしたザリガニの殻もそのままに、
女子部屋まで走っていった]
[樫村の言葉から棘を感じて、大広間を出て行く樫村を見送った]
……なあ、津野。
俺、何か樫村を怒らせるようなことした?
[首を傾げて津野に聞いたが、すでにそこは無人だった]
【食卓】
どろ団子と葉っぱのサラダやったら、自信持って人に出せるんやけどなあ…。
…食べられんもんなあ…。
[梨子は、しょんぼりしながら、もそもそと久美の美味しく食べられる料理を口に運び続けた。]
あ!片付けは手伝えるよ!!けっこー得意!!
[翔平に「聞いたかっ!」というような顔をしながら、胸を張る梨子。]
うん♪終わったらみんなで木の実探しに行こう!
場所も分からんけぇ、久美ちゃん島のこと色々教えてなぁー。
翔平っちなー、肝試しのとき、ひどかったんでー!!
やけんなー、案内は頼まれんわー!帰られんくなる!
[ここぞとばかりに、翔平にやり返しながら、久美の手伝いをした。]
[部屋に戻ると、隅っこで座り込んでため息]
…結局、どうすればいいのかな…。
[とりあえず、自分が島に行きたいという提案も、いったん凍結すべきなのかもしれない。いろいろとこんがらがっていて、よく分からない]
/*
如月くんが秘密にしたい事ならあれだけど、ぼくの方に気を遣ってるなら、独り言で事情説明とかもありかな? と思った。
でもそうすると、後で赤ログ読む楽しみは薄れるよね……難しい。
えび!?すごいすごい!
[真っ赤に茹で上がったそれは、エビにしか見えず]
いっただきまーす♪
[ぱきぃんと真ん中から割って、醤油をつけてぱくり]
おいしー!誰が取ってきたの?これ。
[梨子の肝試しの時の話にはわーわー騒いで口を塞ごうとしたが 華麗にかわされた]
ぐぅ・・・じゃあ出発しようぜ!後片付けが済んだら10分後に此処に集合なっ!解散!
[いつも通りに仕切ろうとしている]
よっし!じゃあしゅっぱーつ!
[皆が集まれば出発する 梨子に言われたことを少し気にして前に立たずに皆と並んで歩いた ふと思い出したことを口にした]
あぁ そういえばさ!俺あっちにいる時にみよちゃんで花火買ったんだよ!今夜皆でやんねぇか?
[もちろん手持ち花火なんて可愛いものは買ってない]
……宏樹と樫村。
んじゃ、先に部屋戻ってるぜ。
[鏑木に答えた後、お皿の近くを軽く片付けて
厨房経由で男子部屋へ向かう。どこかテンションは低かった]
【→男子部屋】
そんな事ないと思うけどなぁ……。
[自分も後片付けをしながら、翔平の「博の方が器用そう」にそんなコメントを]
うん、まあ……やるからには頑張るよ。見栄えは期待しないでね。
[久美子に木の実探しを提案されると、頷いた]
そうだね、まずは近場から探してみようか。
まだ何日かあるから、焦らなくてもいいしね。
[自分の方も探検の準備に入った。
もちろん、双眼鏡も首に掛けた]
[翔平に言われた通り、10分後には戻って来ていた。
元々大した準備もいらないのだろうけど]
[翔平の仕切りに素直に従っていたのだが、先頭に出ようとしない所に少し首を傾げたかもしれない]
お、花火か。ぼくもちょっと買ったんだよ。
うん、それじゃみんなでやろうか。
丁度梨子さんがタライ持ってきたしね。
[団扇で扇いでいると、
部屋の中から唸る声が聞こえてそちらを見る。
座り込んでいた如月の存在に今さら気付いた]
……如月、どうかしたのか?
いえーい やろうぜ花火!・・・へぇ 案外加納も気が利くな・・・
[梨子がタライを持ってきたと言う事を聞いて感心し 木の実がないかなー?と上を見上げている]
中々ねぇな…あぁ風呂はドラム缶風呂だぜ 二人くらい入れる大きさかな・・・もちろん外だぜ!
[これくらいと手で輪を作った]
柿田くんが立候補したって、理由も聞いたけれど、何だかピンと来なかったな。
柿田くんは遊びたくて真っ先に行くタイプじゃないと思うけど、責任感からならば逆に先に行って色々と準備するって言いそうなんだもん。
今日行かなければならない理由があったのね。
そして藤本くんには、明日行けない理由があるんだね。
なんなのかなぁ?
考えても、分からないことなのかな。
私がオトナじゃないから、分からないのかな?
オトナになったら分かるのかな?
[考えすぎて、何を言っているのかも分からなくなってくる]
【調理場】
肝試しのとき?
翔平くん、梨子ちゃんに意地悪したの?
……もう。
[梨子の言葉に、後片付けの手を止めて翔平を軽く睨む。が、梨子の口を塞ごうとじたばたする翔平の姿に、思わず噴き出してしまった]
はーい、みんなで探検ね!
10分……って、翔平くん、時計持ってた?
[支度といっても、水筒と虫除けスプレーくらいのものだ。すぐに集合し、みんなと出発する]
花火?わあ、やりたい!
[楽しく話しながら、木立の中を歩く]
【→森の中?へ】
あ、健二……。
[ちょっと迷ったが、かいつまんで話すことにした]
あの…ひなちゃんが…明日島に行きたいんだって。
泳ぎの練習がしたいから。それは、いいんだけど。
なんか、僕が一緒に行って、翔平にうまく頼んで欲しいとかなんとか……。
でも、僕が今、島に行っていいものかなって
【浜辺→公民館】
ただいまー。
[適当に歩くだけの散歩から戻ってくると、大広間の前でみよ子とあった。
その手には水を張った大きなバケツ。さっきまでザリガニが入っていたものだ。]
それ、何かするんですか?
[北斗が尋ねると、歩が花火をしようと大声で話していたためバケツやろうそくを準備しているとのこと。]
あ、花火……!いいな、僕も!
[「おばちゃんのオマケした花火で楽しんでおくれよ」
みよ子に大きく頷くと、急いで部屋に花火を取りに戻った。]
【→男子部屋】
おおぉ、発言無いと思ったら、津野さんがリアルシャワータイムだった!
ハァハァしながら待つしかないのか?ハァハァ
↑訳分からなくて壊れかけてる
[歩きながら、翔平の話にうんうんと頷き]
そう、お風呂ね、ドラム缶なの!
そうねー、二人入れるかな。
[思い出しながら答える]
梨子ちゃん、一緒に入る?最初は一人で満喫した方がいいかな?
うーん、人数が増えてきたら、時間節約で二人ずつの方がいいかも。
十三少年少女になったら、一人ずつだと時間かかりそう。
あ、そうだ。つい立てとかないから、お風呂は水着着て入ってね。
ふうん。樫村がね。それはいいんじゃねえか。
翔平がいれば、一人で溺れるような真似にはなんねえだろうしな。
……島に行ってもって。
如月は、何を悩んでるわけ?
何か悩んでるなら、言っちまえよ。
一人で抱えても、いい方向には行かないぜ。
【風呂場に着く前・木の実探しの道】
♪ゆけーゆけー さくらのくみこ♪
[歌いながらみんなの後をついていく梨子。翔平に花火の話題を振られ、驚く。]
えぇっ!!翔平も花火買っとったん!!
そーゆーんは、昨日のうちに言ってよぉ!!
[昨日は離れていたから伝えようがないのに、無茶苦茶を言った。]
そうそう♪タライ、あるよ!!
花火のために持ってきたんやけど…
…大きい魚釣ったときにも…使えるよ!
[久美の料理を思い出しながら言った。]
【→森の中】
こういう所にあるのって、どういう果物なんだろう……。
アケビとか木イチゴとか?
[翔平に倣って木々を見上げたが、ジャングルというほど熱帯でもないので、簡単には見付からない]
へえ、五右衛門風呂なんだ。
ドラム缶に二人ってきつくない?
あはは、露天風呂か。いいなぁ。
[翔平の手の輪っかを見ながら頷いた]
つまり……その……
あのね、たぶん博くんは、くみこちゃんが好きで……
僕はくみこちゃんは大事な友達なんだけど……
博くんは、なんか、僕とくみこちゃんを勘違いしているっていうか。たぶん、そう。うん、たぶん。
だから、その、僕の居ないところでふたりでしばらく話してもらえたらって、その…そう思ってて
[いつになく歯切れの悪い感じで答えた]
木の実、木の実……。
[足もとを探したり、上を見上げたり。見つけた物は8(10)]
01.食べられる木の実12(20)個
02.食べられない木の実8(20)個
03.食べられない白練◆色のキノコ
04.卵が4(6)個入った鳥の巣
05.蜂の巣
06.78cmのヘビの抜け殻
07.きれいな淡黄◆色の石
08.洞窟の入り口
09.見たことのない花
10.蝉の抜け殻
[無言で如月の言葉を聞いて、如月の様子を見て。
それからちょっとだけ躊躇って]
……あー。
なあ。
本当に勘違い、なのか?
[如月の正面に移動して、目を見たまま、聞いた]
[考えすぎて、疲れた。雛はもうひとつため息をつくと、手持ちの花火を全部持って立ち上がった]
ぱーっと花火をやって、ぱーっと楽しもう。うん。
[部屋を出て、外へと向かう]
ね、あそこ、洞窟っぽくない?
[指さしてから、しまったと後悔する]
今から中に入っちゃ、だめだからね!?
ちゃんと校長先生に言って、懐中電灯とか持ってから!
明日!
[慌てて強い口調で皆を、というより翔平に釘を刺す]
ね、ほら、今日は木の実探し。
時間はかけない約束よ。
そうそう星が綺麗だぜ・・・・・はぁ それにしても暑ぃ・・・
[腕の皮をぴりぴり剥がしながら 木の実を探している]
……何の歌だっ!それは!ぎゃははは!
[梨子の創作歌を気に入ったらしく 自分もふんふんと鼻歌を歌っている]
・・・むっ!これ食える奴じゃね?うん食えるよ!
[1(10)を手に取った]
え? それって、僕がくみこちゃんを好きかってこと?
違うよ! 僕が好きなのは、梨子ちゃん!! あっ…!
[思わず今まで誰にも言ったことのない秘密をしゃべってしまい、口をおさえた]
[水着を着て入ってね、の言葉に頷いた]
そういえばみんなは、学校の水着を持ってきたの?
[と、久美子が指をさした先を見て]
うわぁ、本当だ!
こんな所もあるんだね。
[と、釘をさす久美子に苦笑した]
そうだね。中に何があるかわかんないし、時間がある時じゃないと。
あ、あれなんだろ。
[話題を逸らすように別の場所を指差した。そこにあったのは――9(10)]
【風呂場 ※木の実探しの道】
うわぁ…!!…すっごー…!!
[梨子は、ドラム缶の周りをぐるりと1周した。]
…これが石川ゴエモンが煮られたお風呂…かあ…。
これに入るん…ちょっと怖いかもしれん……。
[その後、柿田に正しい説明を受け、大丈夫なのだと知った。]
…うーんと…うーんと…。
最初は…ひとりで入るー。
[久美の問いかけに、ちょっと恥ずかしそうに答えた。]
…ありがとー!
【女子部屋→外】
[手にありったけの花火を持って外に出た。みよ子の姿を見つけ、一緒に砂浜へと]
「他の子はどうしたんだい?北斗くんはさっき会ったけどね」
…分からない。
[ただ一言だけ。
そんな雛の様子に、みよ子はそれ以上言及しない。みよ子は水入りのバケツと火のついたロウソクを用意し、ロウソクは堤防にぽたぽたと数滴ロウを落としたところに立てて接着した]
ありがとう、みよ子さん。
[礼を言うと、まずはザリガニと交換でもらった花火を手に取る。巨大ポッキーみたいな花火の先に火をつけると、しゅわわわわときれいな火花が散った]
ふうん、そっか。そっかあ。
[口を押さえた如月に、何度も頷いた]
それなら、何の問題もねえんじゃねえ?
樫村と一緒に島に行けば。
むしろ渡りに船って奴だろ?
うんうん食える食える!
[1個口にいれてもぐもぐしている残り11個 あっと声をあげた桜野の指差す方向に洞窟があった]
おっしゃ いっくぜ…!
[いつもの勢いで駆け出そうとしたが 桜野に止められずっこけた]
むうそっか・・・花火もしないといけないしな・・・時間はかけられん!明日の楽しみに取っておこう・・・!
[目の前にある冒険を惜しむようにその場を離れる]
ほんとだ、食べられそうだ。
でも一応、校長先生に……って。
食べちゃった。なんともない?
[翔平にあきれたような、心配そうな顔を向ける]
大丈夫ならいいんだけど……。
あ、あれ。
珍しい花だなぁ、初めてみたよ。
綺麗だね。
[卯の花◆の花にそっと近寄った]
[扉が開くとそちらを見た。そこには固まった北斗の姿]
よう、お帰り。……聞こえた?
その顔は聞こえたって顔だよな。
とりあえず、扉閉めて中に入りなよ。
[健二に言われたとおりに扉を閉める。]
え、えっと……えっと?
[話の内容にしばし戸惑う。
健二の言葉だと、雛が無人島に行きたくて、如月が梨子を好きで、だから如月君が明日は一緒に雛と無人島に行く、という話だろうか。]
/*
私が男なら、「んなら俺が行くぜいえーーい!」
とか空気を読まずに言うんだが。
雛ちゃんも健二君と行かないフラグぽいしなあ。
(翔平とのフラグ回収か?)
*/
ふーん博は花を見つけたのか 花は食えないしな…
[大して興味のないように 自分は両手に木の実を乗せている]
加納は一人で入るのか 溺れんなよ!くくく
[いつもの軽口を叩いた]
[はっと振り向くと入り口には北斗の姿]
あっちゃー、今日は厄日かぁ……北斗、あとで立ち聞きのおしおきね。
[健二の言葉を聞いて]
渡りに船って、まさにぴったりな言葉だね。船で島に渡るわけだし……ってそんなこと言ってる場合じゃない。
うーん、僕は博くんと違って、今どうこうしようなんてつもりないんだよね。梨子さん、ああいう性格だし。
それに梨子さんのことも好きだけど、博くんも健二も、北斗のこともみんなのことも好きだよ。
そうだ、健二と北斗は、まだ島に行きたくない?
誰か一緒に行きたい人、居る?
【風呂場を通った時】
[怖がっている梨子に苦笑して]
丁度良い湯加減に調節すればいいんだから、大丈夫。
でも、ドラム缶は熱いから当たらないようにね。
底の方には踏み板が入ってるから、大丈夫だと思うけど。
伝わって無かったって、藤本の好きな人の話でいいのかな?
いや結構、分かりやすかった…よね?あれ?
長嶺の人も気づいてなかったっぽいし、男子全員気づいてなかったとかそういう話?
いやそもそも好きな人の話なの?恋バナなの?
女子部屋ではそんな色っぽい話は一切無いんだよ!!!(笑)
【木の実探しの道】
[3人の隊長の後を行く梨子。]
うん!
水着、あたしは学校の持ってきたよー。
よそいきの水着でも良いよ…っち先生言いよったけど、あたし他に持ってないけぇー。
…柿田くんは?…皆はどうなんかな?
[さくらの隊長の命令に従う ありまつ隊長の姿にニヤニヤ笑い、ひろし隊長の助言には敬礼で答える梨子。]
【砂浜】
おー、ひなっちはっけーん!
[雛とみよ子の姿を見つけ、走って駆け寄った]
部屋にいなかったからちょっと探したよー!
あ、あたしも花火するー!
[短パンのポケットからへび花火を見せ、
得意げに笑った]
色気より食い気なんだなぁ、翔平くん。
記念に一本持って帰ろうかな。押し花にすれば長持ちするだろうし。
[余計な傷をつけないよう気を付けながら、一本失敬する。
基地に戻ったら問題集にでも挟んでおこう]
可哀想だろ、そりゃ。
[おしおきはレクリエーションの一環だし止める気はないが]
余裕だな……知らないぞ?
女の子って、気付いたら別人みたいに変わるかもしんないぜ。
如月ったら、また嬉しいことを。
俺?そうだなあ。こっちでも十分楽しめるし。
一緒に行きたい人も特にはいねえな。
んー……みよ子さん?
【少し前・女子部屋】
zzz…zzz…ふわっ!?
あれぇ…?寝ちゃってた…?
[今日はいろいろあって、疲れてしまったようです。少しうたた寝してしまいました。]
ん〜…あれ?雛ちゃん?
[戸が開く音に、顔をそちらに向けると、ちょうど雛ちゃんが花火を持って出て行くところでした。]
あ、そっか…花火、花火…
[昨日買った花火に、今日おばあちゃんからもらった分も取り出しました。]
雛ちゃん待っ…あっ、そうだそうだ…これも持って行こう…
/*
女子部屋で誰が好きなの的なカミングアウト
キャッキャウフフだけど、わたしや桃子ちゃんは
そういう話言い出しそうにないしなー。
なかなか上手くいかないものです。
*/
ああ、ぼくは新しいの買ってもらったんだ……桑の実◆色の。
学校のでいいって言ったんだけど、折角なんだからおしゃれなの持ってきなさいって、お母さんが。
お節介なんだからなぁ。
[水着の話題にそう返事した]
おしおき……
[何をされるのだろうとどきどきしながら二人の近くに座る。]
(何でここで博君が話に出てくるんだろう?)
[ハテナマークが頭の中にぽんぽん出てくるが、話の腰を折らないように疑問を飲み込んだ。]
(つまりは、如月君は出来たら梨子ちゃんに会いたいなってことでいいんだよね?)
[その結論で話をする。]
梨子ちゃんに会いたいなら、行ったら良いと思うけど。
どうこうする?ってよく分からないけど……
会いたいなら会いに行っても良いと思うな。
[北斗の答えは単純なものだった。]
僕も如月君好きだよ。健二君も、皆好き。
一緒に行くの?んー……誰だろ。
[北斗の頭には主に男子の姿が浮かんだ。その中で、女子一人。
小百合がちょっとだけ出てくるが、あまり気にしていないようだ。]
俺も4年生の時から使ってるスクール水着だし気にすんなよ!
[梨子の言葉には 女子と男子とでは考え方も違うし家のこともあるだろうがいつもの調子だ]
っておい 蜂の巣じゃねぇかよ!あぶねぇ!
[木の実も見つけたし早くここを離れようぜっ!と言いその場を離れる 途中で1(10)を見つけ 喜ぶだろう]
【女子部屋→砂浜】
[慣れない砂の上。何度かつんのめりそうになりながらも、何とかみんなの下まで辿り着きます。]
追いついたー。みんな、これした?
[虫除けスプレーを取り出します。花火をしていると蚊がいっぱい寄ってきますから。「自由に使ってね。」]
それじゃあ…私も!
[久しぶりの花火。まずは定番・ススキ花火に点火しようとしますが…]
んー、なんか僕、考えすぎてた?
そういえば、翔平のことも心配だし、翔平とひなちゃんを二人だけで泳ぎに行かせるのも心配だし……。
こっちは、健二と北斗がこんなにしっかりしてるんだもんね、僕驚いたよ。
だから……
あ、こんなに時間たっちゃったんだね。ごめんね。
北斗、あとでゆーっくりね……。
[にやっと笑って北斗にそう囁くと、自分も花火を持った]
あ、津野さん。それはなあに?
[ヘビ花火を見て、なんなのか分からずにじっと見つめる。手に持った花火は、ちりちりと小さな音と火花を残して燃え尽きた。バケツの中に入れる]
【木の実探しの道(蜂の巣の下)】
うーん…。よう見えん…。
…石を投げてみるであります!
[梨子は、ポケットに入れていたパチンコを取り出して、近くの石を挟み、対象物に飛ばそうとした。
それに気付いたありまつ隊長が、大慌てで止めた。]
ぶーっ!!せっかく試せるチャンスやったに!!
えっ!?蜂の巣!?それを早く……
[ありまつ隊長に従い、その場から撤退した。]
【→秘密基地】
大量 大量!もうそろそろ戻るか!
[ほくほく顔で合計23個になった木の実を運んでいる]
俺 採集の才能があるかもしれねぇ・・・
[はっはっはと笑いながら歩いている*]
そうだね、また寝る前にしようか。
今は……花火!
[女の子特有のいくつかの声が玄関を潜っていくのが分かる。きっと何人かはもう花火を始めているのだろう。
カバンを漁ると、ビニール袋に入った花火を半分持ち出した。]
あ、あとでゆーっくり……?
し、しーらないっ!
[如月の傍をするりと抜けるように駆け、部屋から飛び出した。]
ん? あ、蜂の巣だ!
刺激しないようにしないと……。
[翔平の言葉に同意して、足早にその場を離れた。
また食べられる木の実が増えたのは、怪我の功名というやつかもしれない]
[よくぞ聞いてくれました!
とばかりに思いっきり雛の方を向いた]
これね!へび花火っていってね……
[乱暴に袋を開け、ボタン電池のような
小さく真っ黒い花火を、
トーテムポールのように縦に積み上げる]
うひひ。
普通はこれ、ひとつずつやるんだけど、
あたしいちどにやってみたかったんだ。
[そして他の花火を指さして]
ろうそくで火をつけるのは難しいから、
その花火の火花を向けて、火、つけてみて。
そうそう、花火もするんだから。
[洞窟探索を思いとどまった翔平にほっとする]
あれ?翔平くん、何持ってるの?
木の実みつけたんだ、すごい!
でも何の実かな?
[知っていそうな博の顔を見るが、ゆっくりと首を振られる]
そっか。食べられるかどうか、わかんないね。
え?食べちゃったの?お腹痛くなったり、してない?
パチンコ……。梨子さん大胆だなぁ。
[隊長の後について、元来た方角へと戻っていく]
うん、これだけあれば十分デザートになるよね。
[結構見付かるものだなぁ、と頷いた]
【→秘密基地】
…あれ?なんで火が点かないの?
[マッチの火を近づけますが、先端部が焦げただけで、何も起きません。]
おかしいなあ…湿気っちゃった?
[気付いたみよ子さんが止めようとしますが、時既に遅し。
小百合は花火を自分の方に向けて、先端部を見ようとして…
その時。]
きゃあっ!
そうそう。北斗は随分しっかりしてたよな。
樫村助けるためにプールに飛び込んだり
今日も一生懸命、みよ子さんの手伝いしてたし。
いろいろと見直したぜ。
[北斗が逃げるように部屋から飛び出す様子を、微笑ましく見送った]
……じゃ、俺たちも行くか。
宏樹や鏑木もすぐ来るだろう。
[男子部屋を後にする]
[津野のやっていることを見て、首をかしげて]
…それって、危険じゃないの?
[みよ子のほうを見て、たずねてみた。みよ子は「困ったもんだねぇ」みたいな表情をして、肩をすくめた]
……うーん…。
[ちょっと遠巻き]
水着はね、学校のとは違うよ。
あとで見せ……
[何となく恥ずかしい言い方になった気がして、言葉を切った]
え、何かあった?
[博が指さす方を見れば、見たことのない白っぽい花]
わあ……きれい。
うん、押し花にしても、きっときれいね。
[自分も一輪欲しかったけれど、むやみに花を摘むのはやめておく]
梨子ちゃん、何?
[パチンコを構える梨子と、慌てて止める翔平が目に入る]
蜂の巣だったの!?梨子ちゃん、あぶないよ……!
【浜辺】
あ、やってるー!
[予想通り、すでに女子たちが花火を始めているのが見えた。
軽く駆けながら合流しようと近づく。
手にはみよ子にサービスしてもらった花火20本を抱えていた。]
【秘密基地】
[秘密基地に帰り着くと、ありまつ隊長が皆に、『木の実を23個拾った』ことを威張って告げる。]
23個?…23……23………
…あっ!
[梨子は、肝試しのとき翔平が口にしていた『23分』を思い出した。]
あんなー、肝試し終わった後なー、時計見て喜びよったやん?
あれっちなあに?何かいいことあるん?
[1番の組には賞品…というようなことを知らない梨子は、ずっと不思議に思っていた。]*
[歩ちゃんの制止も間に合わず…顔を近づけそうになったところで、遅れて花火が噴き出しました。
幸い、当たりはしなかったようですが、間一髪。]
[みよ子さんに怒られ、きつく注意されて、しょんぼり。]
んー…
[気を取り直して…思わず落っことしてしまった花火を拾い上げ、とりあえず、誰もいない方に向かって、円を描いてみます。]
♪〜♪〜
[炎の軌跡が面白くって、色々動かしてみます。
傍目には小百合本人も珍妙なダンスを踊っているような動きですが、自分では気付いていない様子。]
翔平くん、また木の実見つけたんだ?
やっぱり、食材探しは任せた方がいいのかな。
……だめ。やっぱり、翔平くんと梨子ちゃんも、お料理手伝ってくれなきゃ。
[洞窟へ突っ込む翔平と、蜂の巣を確認せずにパチンコで狙う梨子のコンビを、食材探しに行かせるのは危険すぎると思った]
【→秘密基地へ】
/*
如月君の梨子ちゃんは、昨日の出発間際でなんとなくそれぽく感じなくも無かったですけど、
それ以外に特にコレといったものが無かった気がするのです……
肝試し?は、「じゃあ僕は博君と……」になるのであまり重要視せず。
【ちょっと前】
ん? うん……じゃあお風呂の時にね。
[そう答えてしまってから、なんだか期待してるみたいだなぁと気付いて咳払いした]
そうだね……
[同意する久美子に頷き、白い花の方をじっと見て、それから久美子の方を見た]
ん。ちょっと来て。
[久美子を軽く手招きし、その髪に花を差そうとする]
うん。やっぱこういうのは女の子が持ってる方がいいよ。
【→砂浜】
[公民館を出て、堤防の上を歩く。
砂浜を見下ろすと、いくつかの小さな灯りと動く人影。円を描く炎の軌跡]
もう始まってるみてえだな。
[先に駆けていった北斗が転ばないかとはらはらしつつ
買った少量の花火を手に、砂浜を歩く]
あ、あぶなっ
花火はしけっててもついちゃうこともあるから、
やばかったよー。
特に打ち上げ花火とか、筒の奴はこわいよ。
[怪我のない小百合を見てホット胸をなで下ろす]
あ!ほくと、こっちー!
もうやってるよー!
[そして距離を取る雛に笑いかけた]
へーきへーき!
これこわいやつじゃないし!
【秘密基地】
そうだね。練習しなきゃうまくならないよ。
[翔平と梨子も手伝いを、という久美子に頷いて]
そういえば、ご飯どうするの?
また魚もなんだし、先生が持ってきたもので作るのかな。
[危機一髪だった長峰の姿を見てしばし硬直していたけれど、呪縛が解けたら、津野をじっと見つめて、次いで重ねられたヘビ花火を見て、はぁ、とため息をついた]
こっちの花火はどんなかな…。
[紙で巻いてある花火を手にとって火をつけ、海に向かって捧げもって光の乱舞を楽しむ]
…ごめんなさい。
…?歩ちゃんのそれは…なに?
[積み上げられた真っ黒い物体、あれも花火なんでしょうか?]
これ…え?持たなくていいの?
[興味津々になりゆきを見守っています。]
[後からやってくる健二と如月にも手を振る。
北斗が大量に花火を抱えているのを見て、
自分のへび花火タワーを指さした]
ねえねえ、ほくと。
この花火に、その持ってる花火で火、つけてみて。
めっちゃ面白いから。
[にやっと笑う]
[歩の呼び声に手を振りながら駆け寄る。
持ってきた20本のいろいろな種類の手持ち花火を砂浜に置いた。]
はい、コレ僕の。皆で遊ぼう!
[ふと小百合を見ると、火の付いた花火を手にダンスを踊っている様に見える。思わず拍手した。]
ん?へび花火?
[歩の近くにある花火はそのようだが、積み上げられている……何をするんだろうと興味深く見守る。]
え、僕の?
[火をつけたばかりの一本目の花火を、歩の言うようにへび花火群に近づけてみる。]
めっちゃおもしろいって、どうなるの?
[とわくわくしながら。]
[北斗君から拍手されましたが、理由が分からず、キョトンとしています。]
…あぁ、1本目が終わっちゃう…2本目!
[火を分けてもらって、2本目点火。今度はちゃんと点きました。]
北斗君、歩ちゃんが、これに火を点けてみて、だって。やってみて!
[あの黒いのがどんな火の噴き方を見せるのか、楽しみです。]
【ちょっと前】
う、うん、その時に。
[水着の話には、何でもないことのように笑おうとしながら、そう答えた]
……なに?
[白い花を見つけ、手招きする博に近づいていく]
え。
[博の手に持った花が、茎をこちらに向けて顔に近づいてくる。反射的に目を閉じると、
細い物が耳の近くに当たる]
[ごめん、と小さく謝る声がして、再トライ。今度はするりと、髪の中に花の茎が挿し込まれた]
……博、くん。
えっと。くれる。の?
[どうしてだか、ひどく緊張する。何を言っていいのか戸惑っていると、女の子が持ってる方がいいよと言われる]
……うん。ありがとう。ごめんね。博くんの記念にするはずだったのに。
私も、後で押し花にするね。
[北斗が花火を近づける。
なかなか点火はしないが、直にしゅぼっと火がつき、
大量の煙を吐きながら、真っ黒な花火がへびのように
にょろにょろと伸びてくる]
うっひゃあ!
やったぁ……げほげほ
[勿論火がついてすぐにタワーは崩れ、
しかし崩れた後も様々な方向にへびは頭をもたげる。
そして大量の煙が辺り一面を覆った]
よう。
……何、それ?
[津野のへび花火タワーを見た後、
その安全性を確認しようとみよ子に視線を向けた。
北斗が言われるままに花火で点火するのを、
期待と不安半々で見守っている]
【花火大会終了後・男子部屋】
さっきの話だけど……
[健二と如月に向かい北斗は話しかける。]
できたら、6年生のうち誰かは最後までいてほしいなって思ってたんだ。やっぱり頼りになるから。
博君はもういないから、二人のうちどっちか。
如月君が行くなら、健二君だね。
でもね、雛ちゃんって健二君と仲が良いから、
健二君と行きたいんじゃないかなって思ってた。
でも、健二君がこっちにいたいのなら別にいいのかなって思った。
それに雛ちゃんが如月君とって言ったみたいだし。
あ、でも……頼りになるって言われたのは、嬉しかった。
[そんなことを話す。]
あっ…。
[阿紫花を静止しようとしたけれど、遅かった。一応距離を取っていたので実害は無かったが、あたりが一面煙だらけに…。そっと風上に移動する]
……よ、よく分からない…。
[残念ながら、何が楽しいのか雛には理解できなかった]
[浜辺の仲間たちのところにたどりつくと、そこは一面もうもうたる煙だった]
うわっ・・・ごほごほ・・・
これ、なに?どうしたの?
[ふと見ると、少し離れたところに雛が居る]
あ、ひなちゃん!ちょっといい?
[積み上げられた花火にようやく火が点きました。あの黒いのはどんな火を…あれ?]
え…何これ?動い…きゃああ!
[突然うねうねと伸び出した『花火』に、びっくり。]
わぁぁ!く、黒いのが、黒いのが生き物みたいに…!
なに、何なの!?これ!?一つこっちに来るよ!やだー!
[初めて見るヘビ花火に、逃げまどっています。]
げほっ、ごほっ
きゃっはっは……げほっ
[皆に煙攻撃を浴びせかけ、自分も涙目になりながら
思いっきり煙を吸い込むも、楽しくて笑った]
このにょろにょろがいいんだよー
げほっ、げほっ……
【秘密基地】
ふー。暑かったね!
[樹上の風が、汗だくの全身に、少し熱くなった頬に心地よい。髪に挿した花が飛ばないよう、そっと手で押さえる]
夕ご飯、どうしようか。木の実だけじゃ、さすがに足りないよね。
校長先生のクーラーボックスに、お肉も野菜もいろいろあるけど……。
えっとね、昨日はお昼がパンとシシカバブ。夜は肉野菜炒め。
今朝はおうどん。で、お昼がお魚と炊き込みご飯。
夕ご飯……何がいいかな?
【少し前】
[少々苦戦しながらも、どうにか久美子に花を飾ることが出来た。
緊張しているような久美子に笑って]
ううん、いいよ。他にも記念に出来るものはあるだろうし。
押し花よりも、やっぱり本物の方が綺麗だからなぁ。
あ、そうだ。あとで写真に撮ろう。使い捨てカメラ持って来てたんだ。
[健二のカメラが大活躍していたので、自分のカメラの存在を忘れていた。
今も荷物のどこかに紛れているはずだ]
【花火終了後・男子部屋】
……そうか?
樫村って翔平と仲いいし、やっぱ一緒にいたいんじゃねえかな。
昨日溺れたりして、心細くなったんだと思うぜ。
如月も、こっちのことは気にせず加納と遊んで来いよ。
何だかんだ言ったって、臨海学校一緒に過ごせるのは今だけなんだからさ。
……つっても、向こうは向こうで大変かもしんねえけど。
それに博と桜野のことも気になってんだろ?
自分の目で、どうなったかちゃんと確かめて来いよ。
[名前を呼ばれたようで目を凝らす。藤本の姿が煙にまぎれて確認できた]
…えと、いいですけれど…。
こちらに来てもらえますか?
[さすがに近づきたくないらしい]
【秘密基地】
へえ、こっちの食事も結構豪華なんだね。
シシカバブって初めて聞いたよ。
んー、どうしようか。
味噌汁とか卵焼きとか……ああ、簡単なのしか思いつかないや。
メニュー考えるのって大変なんだな。
【ちょっと前】
写真!?
[汗で額に貼り付く前髪を慌てて整えてから、はっと気づく。花を飾った自分を撮るわけではなく、ここへ戻ってきて、咲いている残りの花を撮るつもりなのだろう]
う、うん、それがいいね。
……。
……?
あー!カメラ持ってるなら、さっきのお魚、撮って欲しかった…!
[思わず大声を出し、緊張がほぐれる]
げほっ……
凄えな、あの動き。
[少し距離を取って、バケツの水を用意しながら
逃げ惑う長峰をはじめ困惑する人を眺める。
如月と樫村が何か話してるのが見える]
[雛のそばに近づき、騒がしさに負けないよう耳元に顔を近づけて]
さっきはごめん。僕、いろいろと考えすぎてたっぽい。
健二と北斗にあきれられちゃった、ははっ。
明日、僕ひなちゃんと一緒に島に行きたい。
ひなちゃんと翔平を2人で泳がせるなんて、やっぱり僕心配すぎて怖いよ。
だから、着いてきたい。それで、いいかな?
鏑木の人はなんというか、さすがに寝落ちすぎだと思うのよ…。
自分からカプ相手誘ったほぼ直後にいきなり寝落ちてるの見たときは、相手の人が本当に可哀想だったもん。
【夕食後・花火大会】
[たらふく食べたら、お楽しみの時間]
[自分も買ってきたねずみ花火を部屋から持ってきました]
ふふー。楽しいんだよね、これ。
[こーっそり、見つからないように着火します]
いっけー!
[直後、3(10)個のねずみ花火が一斉に皆の足元を駆け抜け、ぱぁんと爆発しました]
【秘密基地】
そう言えば、お味噌汁って、まだ作ってなかったな。
卵も食べてないし。
ご飯とお味噌汁と……卵焼き、じゃ寂しいから、何かのオムレツ?
ねえ、梨子ちゃんと翔平くんも、相談に乗ってよー。
[何やら遊んでいる二人に、声をかけた]
そっか、うん。いいと思うの。
[藤本の言葉に微笑む。が、少し気になったらしく訂正]
でも私は別に、有松くんと泳ぎたいわけではないの。
有松くんに泳ぎを習いたいだけなのよ?
何が心配で怖いのか、分からないの。
[首をかしげる]
/*
雛ちゃんは小二病的なネタはだめかな・・・
私もリアル小学生時はどちらかというと冷めた子だったけど(+鈍感)、逆に大人になったから分かるあの馬鹿をすることの楽しさというか。
大学時から、小学性脳だった気がする。
冷蔵庫の中で4年間卵を放置してみたり。
会社に配るバレンタイン用で、うまい棒全種類買ってみたり。
*/
――回想――
【田んぼ】
[ザリガニをひととおり取ったと思って樫村の方を見ると、その横にはものすごい量のザリガニの山が。]
……。樫村、お前何者?
[尊敬の目で見つつ呟いた。]
な、なんだったんだろう…あれ…
[煙を吐きながら動かなくなったヘビ花火を見て、呆然としています。]
い、いろんな花火があるんだね。おばあちゃんからもらったのにも、普通じゃないのが…
この筒みたいなの、何かな?
[妙な筒型を見つけて、点火してみました。とりあえず、みんなのいない方向に向けてみます。]
ぎゃあっ!!!
[足下でねずみ花火が爆発して、思わず大声で叫んだ]
ちょっ……
[ねずみ花火が来た方を見ると、実が舌を出している]
こらー!びっくりしたじゃんかもう!
[言葉では怒っていても、顔は笑いを堪えきれないようだ]
ちょっとー!鏑木君たら、人がロケット花火構えているところに何と美味しいネタをwww
いいのね?足下のネズミ花火に驚いて、あらぬ方向にロケットぶっ放してもいいのね?
さゆり、いっきまーす!
【秘密基地】
そっか、それなら今日は、シンプルに済ませてもいいかもね。
[などと言っている横で、翔平や梨子は夜の花火の事しか考えていないように見えた]
……今度はカメラ、忘れないようにしないとな。
[釣り上げた魚を写真に残せず残念がる久美子の事を思い出した。
確かに、あんな立派な魚はもう獲れないかもしれない]
[ちょっと顔をしかめて]
ん? 僕は、ひなちゃんが誰と泳ぎたいかはわかってるつもりだけど……ふふっ。
……僕も本当は、あまり泳げないからわかるんだけど。
あのね、翔平は、本人があんなに元気だろ?
あの子はね、運動神経が悪いってことの意味をわかってないんだ。だからきっとすっごい無茶させようとするはず。
ていうか、そうだった、と思う……
[ちょっと目をそらして]
とにかく、そういうこと!
[ヘビはどうやら動かなくなったようだ。
安堵したのも束の間、近くではねずみ花火の轟音。
他にも何か、と周囲を見回して、視線が一点に止まる]
……長峰、それって。
危ない、離れろ!
[突然、足下を動く何かが駆け抜け、パァンと弾けました。
さっきのヘビ花火よりも、遥かに速い『何か』です。]
きゃあぁぁっ!
[驚いた拍子に、手元が!1(5)]
1.空に向けてロケットが飛んでいきます。
2.海に向かってロケットが飛んでいきます。
3.仕掛けた鏑木君の顔面すれすれにロケットが飛びます。
4.歩ちゃんの頭上すれすれにロケットが飛びます。
5.紫藤君の足にロケットが当たります。
津野 歩は、藤本 如月 にうしろゆびをさすことにしたよ。
紫藤君がグッドタイミング過ぎる制止。
しかし、なぜかここでチキンハートになるランダ神。
惜しい。いやここは喜ぶべきなんでしょうか。何も無かったことを。
分かってる…?……。
[何だか微妙な顔をして、それでも続く言葉には何となく納得をする。
…そしてねずみ花火に驚いて、思わず藤本に抱きついた]
きゃぁあ!?
長峰 小百合は、藤本 如月 にうしろゆびをさすことにしたよ。
わわっ、さゆりんそれあぶなっ!
[制するまもなく小百合がロケット花火に火をつけると、
パンという音と共に、ロケットが真上に飛んだ]
お、おおーーーーー!!
[危ないと思ったのも忘れて、暫し見とれ、
はっと我に返る]
さゆりん、ロケットはあぶないよー。
そういうのは男子につけてもらうといーよ。
[校長先生に相談して、ジャガイモとベーコンのオムレツを作ることになった。5人分をひとつのフライパンで作る、豪快なサイズのオムレツだ]
すごーい、ケーキみたい!
[皆でわいわいと盛り上がりながら切り分ける]
[それからお味噌汁と、みよ子さん提供の新鮮生野菜サラダ。
デザートには翔平が見つけた木の実(校長先生鑑定済)。今日も充実の食事を堪能した]
ね、花火、どんなの持ってきたの?
……あ!翔平くんも買ってきたんだよね?私だけ買ってない……!
ごめんね。お菓子提供するから、花火分けてくれる?
――回想2――
【公民館】
[その後ザリガニを抱えて公民館へ戻り、昼食にしてもらう。
たくさんのザリガニにすごいね、と喜ばれると、]
別に。
コレとったのほとんど樫村だから。
[淡々と樫村の成果を皆に紹介したりしつつ、ザリガニを慣れた手つきで貪っていた。]
……はあ。
[長峰の手元から、空へと飛んでいくロケットを呆然と見上げた]
はは、は。
ははっ、あははは
[気が抜けると、笑いが込み上げてきた。
しばらく笑いが止まらなくなった様子は、とても怪しく見えるだろう]
樫村 雛は、藤本 如月 にうしろゆびをさすことにしたよ。
[自分で自分の飛ばした花火に、目を瞠っています。]
わ、うわーーー…
こ、この筒型って、こんな花火だったんだ…うん、こ、これは男の子にお願いした方がいいね。
[反動もありましたが、それ以上に勢いよく飛んだことにびっくりしました。人がいない方角で良かった…]
ごっ、ごめんなさい…。
[まだ半ば何が起こったのか分からないでいる。藤本から離れて立つと、周りを見てみた。何だかそこかしこで惨状が起きていて、紫籐などはおかしなくらい笑ってる]
……えっと、みんなの考えてた花火って、こんなだったの…?
[お味噌汁に卵焼きの代わりのオムレツ、生野菜のサラダや木の実が加わり、提案した以上に豪華な食事となった。
自分も野菜を切ったりちぎったりを手伝った。……少々不格好になってしまったけれど]
ごちそうさま! 美味しかったー。
ん、花火? こんなのだよ。
[かばんから取り出してきた、手持ち花火10本に線香花火5本のセットを見せる]
そんな、これくらいプレゼントするよ。
お菓子だってどうせ適当に分け合うんだし。ギブアンドテイクだよ。
【夕食前】
オムレツ、オムレツ……思いつかないね。
材料見て、校長先生にも聞いてみよっか。
[立ち上がりかけて]
あ、博くん、先降りてて?
[紙コップに水筒から湧き水を注ぎ、髪に挿してあった花をそっと生ける]
落としちゃうと、大変。せっかくもらったのに。
梨子ちゃん、翔平くん、行こう。
だーめー。ふたりとも、手伝ってよ?
[二人を連れ出して、調理場へ行った]
[実には、人を驚かせるんじゃない、とちょっとガミガミと言っただろう。そして周りを見渡すと]
はい! みんな! 好き放題しない!
危うく事故になりそうなことばっかりじゃないか!
みんなでちゃんと楽しもう?
ほら、ふつうの手持ち花火はここに置くよ? 火をつけるのは1本ずつね!
で、置くかたちの花火は健二が火をつけてくれるので頼みましょう。
【夜・花火会場】
[午後も元気に外で遊んだ後、夜は皆に誘われて花火をすることに。
宏樹は買った分の半分の量を持ち込み。
ロケット花火を無人島に向けて飛ばして、聞こえるといいなと思ったり、ねずみ花火に人をつけて、何秒掴んでいられるか根性試しをしているようだ。ちなみに記録は23(30)秒。
女子にはそんな危険なことは勧めたりせず、手持ち花火を分けてもらって宙に光の輪を描いたりして遊んだようだ。**]
今度はちゃんとカメラも持ってきたし。
[タライに水を張ったりロウソクを立てたり、と花火の準備をしている時にふと気付く]
あ、お花。もう取っちゃったんだ。
[髪に差したままだとしおれちゃうし、久美子なりに大事にしてくれたのだろうけど。
ちょっと寂しげな顔になった]
わーん!如月、ごめんってばー!
[如月に向けて平謝り]
次はちゃんと宣言してからするからー。ね。
[宣言したところでどうこうなるものでもないのだが。]
[藤本の仕切りにほっとした表情を浮かべる]
ありがとう、藤本くん。
[礼を言うと、300円のドラゴン花火を手に紫籐のところへ駆けていく。
花火を見せて]
紫籐くん、これに火をつけてもらえるかなぁ?
う、うん、ごめんなさい…
[珍しい花火は避けて、慣れたすすき花火を取りました。]
これなら安心…
[シュワワッと噴き出る、いつもの花火を見て落ち着きます。
ふと思いついたらしく、おもむろに花火を腰だめに構えました。]
………やらせはせん。やらせはせんぞー (ボソッ
【夕食後】
ごちそうさま!今回もおいしかったね。
ほら、みんなでやると、準備が早く済んだでしょ?
花火、いいの?ありがとう。
ギブアンドテイク……難しい言葉知ってるね。
盆踊りの時のたこ焼きももらっちゃったし……うん、後で、私からもみんなにお返しするね。
[皆で手分けして、花火の準備を始める。博がこちらを見ているのに気づき、振り返った]
う、うん、お花、落としちゃったり、汚したら可哀想だから。
水に活けないと、早くしおれちゃうし。
[大切に扱ったつもりなのだけれど、なぜだかきゅっと息が苦しくなる]
きゃ!?
[鋭い音がして、足元から9(10)mほどのところを小さな炎が走る。翔平のねずみ花火だ]
もう、始めるならちゃんと言ってよ!
校長先生、準備オーケーですか?
じゃあ、みんなもやろっか。
【花火大会終了後・男子部屋】
[北斗の話を聞いて]
うん。さっき、ひなちゃんに話しておいたよ。
だからたぶん、僕が明日島に行くことに決まったと思う。
あと、よろしくね。もし6年生が先にいなくなっちゃっても、宏樹とか実とも協力してしっかりね。僕は心配してないよ?
[健二のコメントには複雑な顔で笑うと、ぼそぼそと独り言を言った]
(……んー、わかってないかな。まあそのあたりは、今後の彼女の努力次第かな。ま、いっか!)
[駆け寄ってきた樫村を見る。
先刻のことを思い出して少し身構えたが]
ああ、いいぜ。
……あ、ドラゴンじゃん。
[マッチを手にして、目を輝かせた。
地面を平らにならすと慎重に花火を置いて、マッチを近づける]
【夕食後】
そっか。お返し、楽しみにしてるよ。
[久美子に答え、それからみんなで準備を進めて]
そっか、そうだね。
ちょっと、元気なくなってきてたみたいだし。
[久美子の返事に頷く。少しだけ沈黙した後]
……あの。
もし良かったら、後でもう一度、花を髪に飾ってくれないかな。
その……記念に、さ。
[と、カメラを指さし。
大した事のないお願いなのに、何故か緊張する]
[実の耳をぎゅーっとつねってから解放して、ススキ花火を手渡した]
お・と・な・し・く ふつうの花火をしーなーさい。
[危ないことがないか気をつけながら、まわりを見守って言いる。ちょっと危ない挑戦をしていた宏樹のことは、ちゃんと人から離れてやっていたので咎めるのはやめた]
ああ、翔平くん相変わらずだな……。
人に向けちゃだめだよ。
[やんわりとたしなめつつ、久美子に同意して]
うん、始めようか。
とりあえず、これ。
[お菓子のポッキリみたいな形の花火を手にし、ロウソクに近付ける。
バチバチと派手な火花が散り始めた]
[微妙にぎくしゃくとした動きを見せた紫籐を、不思議そうに見る。
さっきのことはさっきのこととして、雛にとってはまた別の話らしい]
うん、ドラゴンなの。紫籐くんが話していたから、買ってみたの。
これで300円なんて、すっごいぜいたくな気分。
[そう言いながら、ちょっと興奮しているようだ。どんなものが見られるのか、わくわくして頬が高潮している。
マッチの火をつけて、じゅうぶんに距離を取る。
最初はパチパチと花が咲くように弾けていたのが、ある瞬間から間欠泉のようにとんでもない勢いで銀色の火の粉が吹き上がる。4メートル近いその火柱は雛の目に存分に存在感を示し、やがて、しゅうんと消えて暗闇が残った。
しかし網膜にはしっかりと光の乱舞が焼きつき、しばらくはチカチカと]
…ドラゴン、すごかったぁ……。
[ほんとうにたったの数十秒。でも全然もったいないと思わなかった。
雛は思わず拍手をして、すごい、すてきを繰り返した]
もう一度?
[博の言葉にぱちぱちとまばたきをし、カメラを指さす彼の意図に、少し考えてから気がついた]
うん、いいよ。記念写真ね。
じゃあ、花火が終わったら、お花つけてくる。
お風呂入る前の方がいいな。だって、お風呂上がりは寝る用の格好になっちゃうから。
[はにかんで笑う]
翔平くんの花火、だいぶ離れてたし、大丈夫じゃないかな。
9mくらいあったから。
じゃあ、私はこれもらうね。
[線香花火を一本手に取った。チリチリ音を立てて、小さな星が足元に散る]
[誰もいない方向で一人遊びをしていたら、急に背後が明るくなり、驚いて振り返りました。]
なに!?…わぁぁ!おっきい…
[いつも家族で遊ぶ時は、手持ち花火ばかりだったのって…地面に置いて火を点けるタイプのものを見るのは初めてです。]
綺麗…こんな花火もあるんだね…
[そう言えば、まだ筒型のが…と花火セットの方に目をやって、さっきお空に飛ばしたロケットのことを思い出し、自分で触るのはよそうと思い直します。]
【花火終了後・男子部屋】
[部屋に戻ると、北斗が健二や如月に真剣な顔で話をしていた。
雛がどうとか言っているが、事情を知らないためかける言葉はない。]
……ん。
[雰囲気を壊さないように近くに座ると、会話に耳を傾ける。
聞かれなければ答えないが、宏樹は無人島は行きたい奴が行くのが一番だと考えているようだ。
誰が行っても、みんな案外しっかりしているからいいだろ、と。
また、他人を理由に自分の気持ちを抑えるのは気に入らないとも思うらしい。**]
うん、そうだね。
花火が終わって、お風呂に入る前にね。
[はにかむ久美子を見たら、こっちも少し照れてしまった。
誤魔化すように、消えてしまった花火を片付け2本目を手にする。
赤い火花のお陰で、多少は表情を誤魔化せただろうか]
ぷぇー。
[いくつかねずみ花火は残っていたが、ポケットに押し込んで]
とー、せい、やっ!
[火のついたすすき花火で宙に字を書いてみます]
[その軌跡は自分の名を浮かび上がらせるでしょう]
うん、あれくらいならいいんだけどね。
[ちょっとうるさく言い過ぎてしまったかな、と思ったけれど、翔平は気にしない様子で遊んでいる]
[赤からindigo◆に変わって燃え尽きた花火をタライに入れて、次は線香花火。
チリチリという音が、並んで響く]
[点火しながら聞く口調からは、いつもの樫村のようだ。
微妙に不思議がるも、思考はそこで停止した]
……わあ。
[暗い夜の闇に、湧き上がった光の噴水が映える。
数十秒のショーの間、視線はそこに釘付けだった。
やがて花火は静かに終わる。
光を放たなくなった筒を見つめ、その余韻に浸っている。
聞こえて来た拍手の音に、我に返る]
な、な、凄えよな。
[口の端を緩めて笑みを浮かべ、自分も拍手をした]
久美子ちゃんの約束
・藤本くんに、臨海学校の間に「いいもの」を見せて貰う
・帰ったら「十五少年漂流記」を読む
・花火が終わったら、お風呂の前に花をつけて写真
・お花がしおれる前に押し花に
[うん、と博に頷いて、しばらく沈黙が訪れる]
[線香花火の立てるかすかな音と、砂浜に寄せる波の音。翔平と梨子がはしゃぐ声を聞きながら、二つの小さな火花を見つめる]
……あのね。
[視線はそのままに、ぽつりと口を開く]
[ふと後ろを見ると、ドラゴンが火を吹いていました]
[その幻想的な光景に、思わず目を奪われます]
・・・すごーい。
やっぱり花火って言ったらこういう派手なのだよね!
[火花が出なくなるまで瞬きもせずに見つめているだろう]
うん、すごい。
[紫籐と一緒になってはしゃぐ]
一個しか買えなかったの。もっとたくさんあるとよかったのになぁ…。
残念。
[何だか、すっかりメインイベントが終わってしまったような寂しさまで感じてしまう]
火をつけてくれて、ありがとう。紫籐くん。
[礼を言うと、次の花火を手にとってロウソクで火をつけ、小さく揺らしてその軌跡を楽しんでいる]
……そういえば、紫籐くんは、向こうに行っている人に伝言とか、ある?
[ちらりと目を上げれば、自分がしていたのと同じように俯く博に気づく]
え、あのね。そんなに凄い話じゃないの。
昨日、玄関のとこまで見送ってくれたときにね。
博くん、元気ないような気がしたから、どうしたのかなって。
翔平くんより自分が先に来たかった、ってタイプじゃないし。
……何かあったの?
え?
[久美子に問われた事に顔を上げて、目を瞬かせる]
あ、あれは……さ。
その、久美子さん、が……
[顔を逸らす。すごく言いにくそうに]
ぼくよりも、他の人に見送って欲しいんじゃないかって、思ってたから……
一個でも十分だよ。
[興奮冷めやらぬ表情]
……いや。
そっちこそ、綺麗な花火見せてくれてありがとな。
[次の花火が揺れるのを眺めている]
伝言?
ああ、樫村が行くことになったのか。そうだなあ……特に個人宛はねえなあ。
[上を向く。花火の煙のせいで、あまり星は見えない。ちょっと考えてから]
悔いのないように楽しめ、って。
そんだけかな。
−回想−
【秘密基地】
[翔平が拾った木の実をビー球代わりに、遊んでいた翔平と梨子。
久美に呼ばれ、しぶしぶと準備の手伝いをした。
梨子が手伝った夕食も、昼食同様、美味しいものだった。]
…おいしい!!
[「どうだっ!食ったか!」というような顔をして、翔平を見る梨子。
梨子がこなせた仕事は、卵を割りかきまぜる係とケチャップを上にかける係だけで、作ったのはほとんど久美なのに…妙に勝ち誇る梨子。
しかも、ケーキのように切ったオムレツの上にかけられたケチャップは、生クリームを真似たつもりだろうが…かなり不恰好だった。]
…ごちそうさまっ!!!
[満足げに、にこにこ笑う梨子。
その後、デザートに翔平の木の実を食べ、朝に藤本から渡された『箱(ゼリーの詰め合わせ)』のことを思い出した。]
あっ!藤本くんが、何か、くれとった!
…何が入っとるかはまだ見てないけどー…たぶん、ゼリーか水ようかんやと思う!明日はそれを食べよーなっ♪
−回想−
【秘密基地】
…あ。
あんとき…藤本くんあたしの頬っぺ触っとったけど、また、ご飯くっついとったんかなー?
朝食べてなくってー…その前の夜はうどん食べてー…
……いつのご飯やったんやろ?
[藤本に突付かれた頬っぺたを撫でながら、ボンヤリ考えた。]
そっか、一個でじゅうぶん…。ありがたみがなくなるものね。
[うん、と納得して頷く]
ううん、私が見たかったの。すてきなものを教えてくれてありがとうね。
[紫籐につられて空を見上げる]
…無人島だと、まわりに明かりが無いから、星とかすごくきれいに見えるんだろうな…。きっと藤本くん、行ってよかったと思うよ。
他の人も、きっといっぱい楽しんでると思うよ。
でも、その言葉伝えるね。紫籐くんもいっぱい楽しんでね。
私がいっぱい迷惑かけちゃったけど…でも、次に会ったときは、絶対にびっくりするくらい進化してるんだから!
[なぜ雛が島に行きたいか紫籐は知らないはず。華麗な泳ぎを見せて「すげぇ」と驚く紫籐の姿を想像して、くすくすと笑った]
[意外な答えに、思わずじっと博の横顔を見つめ]
え?私……?
だって、小百合ちゃんたちも来てくれたし。
博くんに見送って欲しくないわけ、ないじゃない。
出かけちゃったり、寝ちゃったりで来てない人もいたけど、
他の人……って。
[誰、とは聞かない。火の落ちてしまった線香花火に目を落とし、寂しげに笑う]
違うの。あのね、たぶん、違うよ。
[自分の声が震え始めるのに気がついて、立ち上がる]
うん。でも、答えてくれて、ありがとう。変なこと聞いてごめんね。
[翔平と梨子の方に歩み寄り]
梨子ちゃん、打ち上げる花火持ってたよね?
UFO花火?見たいなー。
[ことさらにはしゃいだ]
藤本 如月は、樫村 雛 をおそっちゃうことにしたよ。
【回想・夕食後】
[満足げな梨子に]
うん、おいしかった。梨子ちゃんがデコレーションしてくれたおかげで、ケーキみたいなオムレツだったね。
藤本くんが?
ゼリーか水ようかん……って、重いよね。藤本くん、家から持ってきたのかな?
梨子ちゃんも、重かったでしょ?
でも、ここに来てから甘いの食べてないから、嬉しいな。
湧き水の流れてるところに置いといたら、だいぶ冷えると思う。
【花火場】
[翔平の花火を見て楽しんでいた梨子。]
ん?久美ちゃんどしたん?
うん!いいよ!!
それなー、翔平と説明書読んだけど…難しくって、やり方よく分かんの。
後で柿田くんに聞こうと思っとったん。
[自分の買った花火を手にし、久美と一緒に柿田の元に行き、お願いをした。
そして、違う日にもやりたいから、1つずつ、残しておくようお願いした。]
あ!それとなー!
使い捨てカメラ!貸してー!
へへ。
じゃあ、来年は下級生に教えてやってくれよ。
そうだな。綺麗なんだろうな。海も、景色も。
迷惑?んなこたねえぜ。
学校の勉強だけじゃ、わかんねえこといっぱい学べたしな。
……次に会った時って、何だかどっか遠くに行くみてえな言い方だな。
今でも随分進化してるんじゃねえ?
ごめんなさいが少なくなった。ありがとうが多くなった。
ま、楽しみにしてる。俺だって負けねえから。
ん……
そっか。そうだよ、ね。
[気分を害してしまっただろうか。
顔を窺い見たけど、俯いていて表情はわからない。
指先が震えたのか、まだ残っていた花火の玉が、ぽとりと落ちて黒くなった]
違う?
違う……そっか。
[何に対して違うと思ったのかはわからない。
けれど、立ち上がる久美子を見ると、それ以上は何も言えなかった]
変なのはぼくの方だよ……多分。
[久美子が翔平たちの方に声を掛けた後、ぽつりと呟く。
健二や如月に一蹴されてしまったあの事は、結局口には出せないままで]
下級生、かぁ…。
下の合同クラスでは、去年は確かに上級生だったはずなのだけど、あまりそういう区別無しに楽しんでいたような気がするの。
上の合同クラスに入って、いきなり何だか雰囲気が違ってて、みんな凄く大人びて見えて…声が掛けづらく感じてしまって、そのまま。
今回の臨海学校が無かったら、ずっとあのままだったのかなぁ…。
…あ、紫籐くんたちが悪いわけじゃないの。私が勝手に思い込んでいただけだし。
遠くになんか行かないよ。すぐまた会えるよ。絶対に。
少しでも進化してるなら、嬉しいなぁ…。
[火花が止まった花火をバケツに入れて、次は線香花火を取り出して火をつける。そっとしゃがんで風から守るようにして…。76秒間弾けて、ぽとりと落ちた]
…紫籐くんが?負けない?
紫籐くんが私に負けてるものって、何かあるのかな…?
[不思議そうに首をかしげる]
ん? UFO花火?
へえ、ぼくも見るのは初めてだよ。
[梨子に話し掛けられると、普段通りの――むしろ、少し明るいくらいの声で答える。
お願いはもちろん承諾した]
これは……ここに火をつけるのかな。
危ないから、ちょっと離れて見ててね。
[翔平には、悪戯しないように念押しした]
カメラ? うん、いいよ。
[そちらも頷いてカメラを差し出した]
[違う、と言ったことの意味は、博に伝わったのだろうか]
[話しかけると元気に答えてくれる梨子の笑顔に、できるだけ意識を向ける]
説明書?
花火って、持つか地面に置くかして、火を付ければいいんじゃないのかな?
[洞窟のときと同様に、また言ってから後悔する。いきなり火を付けて、大変なことになる可能性があるのだ]
あ、梨子ちゃん?
[花火を持って博のもとへ向かう梨子に、少しためらってからついていく]
確かに、俺も4年生になりたてん時は、周りみんなオトナびて見えたな。
……もっとも、一週間くらいでみんなと仲良くなったけど。
[いろいろ過去を思い出して、小さく微笑んだ]
良かったじゃん。変われてさ。
その繰り返しだよ、オトナになるのなんて。校長に感謝だな。
[同じようにしゃがんで、線香花火を取り出し火をつける。
ぱちぱち、と雪の結晶のような光が爆ぜる。落ちるまでは69秒。
名残惜しそうに、その花火をバケツへ]
あるさ、たくさん。自分じゃ気付かないだけで。
……じゃ、今度会うときまでの樫村の宿題な。
[梨子にカメラを渡してから、UFO花火に挑戦した。
翔平がやりたがったかもしれないが、失敗するとどうなるかわからない事もあり、今回は遠慮してもらう]
[手持ち花火用のロウソクを借りて、導火線に火を点ける。
すぐに避難して、みんなのいる辺りで振り返った。
UFOが勢い良く回転しながら、4(10)mほど浮き上がった]
すごい……!
ヘリコプターの原理なのかな。
[感動しつつも、意識が向くのはそっちの方]
他のもやってみようか。
あ、パラシュートは昼にする?
[そんな風に、珍しいくらい積極的に花火に手を出す。
久美子にはなんとなく、声を掛けられないまま**]
[梨子の頼みに応える博の声は、明るく聞こえる。説明書にざっと目を通し、小さく頷く様はいつも通り頼もしい]
そっか、離れてなくちゃ。ほら、翔平くんも。
[言われたとおり、離れた場所で見守っている。やがて花火に点火した博が、こちらへ駆けてきた]
わ、わ、回ってる!?
[回転しながら、一気に4mの高さに上昇する花火を、みなで見上げた]
ほんとだ、UFOみたい。面白いね、梨子ちゃん。
[買ってきてくれた梨子に、声をかける。視線は上空の飛行物体に釘付けのまま]
そうね、少しずつ、自分でも気づかないうちにオトナになっていくのかな…。
…あ、勝ったぁ!
[紫籐よりも長く花火の種が持って、嬉しそうにブイサイン]
えっ、そんな宿題!?えーとえーと、紫籐くんより早く、学校の宿題終わるよ!
ザリガニもいっぱい釣れるよ!線香花火も長いよ!それと後は…うーん?
[悩む]
でも、すぐにみっつも思いついた。わわ、結構凄いよ私!
そっか、うん。
[立ち上がると、片づけをはじめる。もう夜も遅い]
…ね、お願いがあるの。もし私が…ゴニョゴニョ…できるようになったら、かなえてくれるかな?
何のお願いかは、ナイショ。
[無茶もいいところだ]
【花火場】
うっわぁぁぁぁぁ!!
[梨子は手を上に上げて喜んだ。]
こういう花火やったんやー!!
[翔平と勘を頼りにやらなくてよかった…と思った。]
【花火場】
…えへへ♪
[柿田から貸してもらった使い捨てカメラを手にし、UFO花火に釘付けになっている3人にレンズを向けた。]
パシャッ
[久美・翔平・柿田、3人の驚いた表情を撮ろうとしたが、手がぶれて、翔平の身体が1%入りきれなかった。]
宿題は学年で内容違うし、俺がザリガニどれだけ釣れるか知らねえはずだから却下。
線香花火は……むむ……次は負けないんだぜ。
[苦し紛れ。
始めた片付けの途中、足を止めて振り返る]
え?よく聞こえなかったんだけど。
何だよ、それ。
[怪訝そうな顔で少し考えて]
……ま、いいぜ。花火のお礼な。
【花火場】
翔平がちょっと欠けちゃったかも?
[その後、もう一度挑戦すると、{{柿田 博}}と{{柿田 博}}が映った。]
内容は違ってるけど「ぱーせんてーじ」が大切なの。
それに「ザリガニのお雛」と呼ばれた私に勝てると思って!?
[何のテレビ番組で仕入れたネタなのか、ポーズを取って少し低い声で口上を述べて。自分でもおかしかったのか弾けるように笑い出した]
何かは、ナイショ、ナイショ。紫籐くんにも、宿題!
ん、約束だよ!
[紫籐の右手を取ると、自分の小指と強引に絡めて、ぶんぶん振る]
ゆーびきーりげーんまん、うそついたら針千本、のーます。ゆーびきった!
よし、がんばるぞー!
[両手をこぶしにしてぐっと握り、気合を入れる。本来の雛はこれくらい元気だったのだろう。そう思えるくらい自然に明るく、よく笑う。
やがて片づけが終わり、みんなで公民館へと*戻っていった*]
【花火場】
うっ!!!
[UFO花火を成功させてくれた柿田を撮ろうとシャッターを押したが、柿田が他の花火に目を向け動いたため、フィルムに2重に映った。]
…大丈夫…よな? うん……。
[不安になったので、もう一度柿田に向けてシャッターを押した。フィルムには、はにかんだ顔の柿田と微笑んだ顔の久美子が収められた。]
【花火場】
…あ…。しまった!久美子ちゃんも入れちゃった!
あたしには…カメラの才能はないのかも…。
んー…。ま、いっか!!ツーショットってことで!!
[「出発前、船着場で紫藤くんが撮ってくれた写真は上手く撮れているんだろうなー」と思いながら、柿田に使い捨てカメラを返した。]
カメラ、ありがとー!!
[部屋に戻ると、まずは絵日記を描きあげた。昨日の分と、今日の分。
昨日の分は悩んだ末に、溺れた自分とみんなを描いた。今日はザリガニとドラゴン花火]
全部、すてきな思い出、だよね…。
[荷物を片付け整理して、必要なものをより分けてパッケージングしなおすと]
あっ、忘れてた…。
[バナナチップスだ。しけらないように口をくるりと巻いて、ゴム飛び用のカラフルな輪ゴムでとめてある。半分を男子用にするつもりだったのに。
雛はうーんと考えて、残っているバナナチップスを二等分にした。半分は島に持っていくつもりだ。残りはまた封をして、メモをつけてちゃぶ台に置いた]
「誰か、男子に渡してください。お願いします」
[残った花火もきちんとしまいこんで、できあがり。バッグはひとつに納まった。
そこまで済ますと、明日のために*就寝*]
【無人島のあちこち】
[花火大会の片付けが終わった後、藤本にもらったゼリーを久美の引率で、湧き水の流れてるところに置きに行った。
その後、学校の水着に着替えて、一人でお風呂に入った。]*
【昼前】
[きちんと起きて、ラジオ体操に行ってスタンプをもらって、朝ごはんもしっかり食べて]
…みんな、いきなりわがままを言い出してごめんなさいね。
一足先に行ってくるね。
[雛は公民館を*後にした*]
【男子部屋・朝】
おーはーよー!朝だよ!朝だよ!
[恒例のモーニングコール。起きれる人を引き連れてラジオ体操へ向かうだろう]
【回想 夕食時】
ぎゃははは! 当たった当たった!
[梨子と一緒に木の実でビー玉遊びをしていると 桜野から声を掛けられるとしぶしぶ夕食の手伝いをし始めた]
むっ でりゃ!割れた!
[卵に力を入れすぎて黄身も割れたが オムレツだからセーフだった]
[ふわふわのオムレツの上に梨子がケチャップをかけ、出来上がった]
自分で作ったら尚更うめぇな!木の実もうめぇ!
[卵しか割っていないのだが自画自賛 木の実も甘酸っぱくて美味しかった]
【回想 花火前】
[夕食の後片付けをさっさと済ますと 秘密基地に上がりリュックの中身を漁った]
あった!花火!
[散らかったリュックの中身をぎゅうぎゅう詰め込んで一応2パックとも手に取り花火場に駆け出していった]
【回想:浜辺の花火大会】
[実のしかけたねずみ花火に驚いたり
ドラゴンに圧倒されたりしながら、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
あれだけ沢山あった花火は殆ど消化済みのようだ。
残った分はみよ子に頼んで保管してもらった。
無人島で皆がそろってからもう一度出来たらいいな、と思いながら。]
[締めの線香花火の線香花火は、光が落ちるまでの時間を競った。
ぱちぱち、しゅわしゅわ、手元の火花が変化していく様を見守る。
北斗の記録は、60秒。]
長いようで短いなあ、線香花火。
[皆と一緒に後片付けを済ませると、部屋に戻った。]
【→男子部屋】
【回想 花火時】
[桜野が大切そうにコップに花をさしているのを見て博が桜野にあげたなど思いもよらず 桜野も取ったんだなーと自分の中で解決した]
いえーい!ピースピース!
[花火場でカメラを構える博には アングルに入ろうと出しゃばり 博が頬を染めながら桜野に頼んでいるのには首をかしげた]
(あの花は珍しいものだったんだな・・・)
[とまたまた自分の中で納得した ねずみ花火に火をつけ手を離した1個目は桜野の方にやんわり近づき終わった]
[ちぇと残念そうに小さく舌打ち 梨子に声を掛けられ一緒にUFO花火の説明所を覗き込む]
えーこれをあーしてこーすればいいんじゃね?
[と適当に火をつけようとするが梨子に奪われ博の所に]
【回想:花火大会後の男子部屋】
[「僕は心配していないよ」と如月に言われ、少し躊躇いながらも首を縦に振った。]
[じっと話を聞いている様子の宏樹にも話を聞くと、
弘樹は「行きたい人が行くべき」「皆しっかりしている」という答えを返してくれた。]
そっか。
……うん。
[宏樹に言われて決心できたのか、北斗は如月に向き直り、]
わかった。
如月君が行くのがいいと思う。
そうだよね、行きたい人が行くべきだ。
あはは、僕も如月君の心配性がうつったのかなあ?
[笑いながら言った。]
【花火場】
悪戯なんてしねーし!!!
[博の念押しには元気よく言い放って ぎりぎりの所まで近づき見ている]
おお上がった!おもしろいなぁ!
[花火が4mくらい浮き上がると空を見上げ歓声をあげた くるくる回りながら地面に落ちたのを確認するとなんとなくツンツンつついた]
よし!2個目だ!
[2個目のネズミ花火をつけた 今度は{{柿田 博}}の方に9cm近づくだろう]
【男子部屋・朝】
[昨日の絵日記には、公民館の掃除とザリガニ、花火大会のことを書いた。
絵には、真っ赤なザリガニが。
あまり食べられなくて残念だったな、などと思いながら。]
ん……実君、おはよ。
いつも起きるの早いね……。
[いつものように実に起こされ、ラジオ体操に行くべく身支度を整える。
肌の赤みは既に消えている。いつも通りの日焼け止めクリームを塗る。
長袖シャツに長ズボンの慣れた服装で部屋から出た。]
【朝:ラジオ体操会場】
[日課のラジオ体操をこなしながら、少し皆と離れた日陰から集まったメンバーを見る。]
今日は小百合ちゃんと歩ちゃん、来てるかな?
部屋だとハンコ貰えないよ?
[そんな風に呟いた。]
ぎゃはは!そのネズミは博が好きみたいだな!よし3個目!
[博の結構危ない位置までネズミ花火が近づいていたのだが博は小さい驚きの声をあげて最小限の動きでかわされる]
よっしゃいけ!俺の花火!
[今度は{{加納 梨子}}の方へ58cm近づくだろう]
ぎゃはははは!今度は加納の所だっ!
[加納の反応には手を叩いて喜ぶ]
次はお前等だっ!任せた!
[花火を自分のペットの様に扱う
次は3個同時に火を付けた3個とも{{柿田 博}}の方へすごい勢いで近づいてくるだろう]
[3匹とも博の方へ向かったのを見て 地面で笑い転げる]
いけいけ!お前等! 博逃げろ!逃げろ!ぎゃはは!
[その後も喉を鳴らして笑い続けていたがやっと落ち着き、立ち上がった]
はぁ 楽しい・・・でっかい花火もいいけど こういうのも楽しいよな・・・
[大きく息をついて 空を見上げた*]
【男子部屋】
[ラジオ体操を終えて一度戻ってくる。
自転車で付近を散策した後、朝食。
今日は部屋でドリルをやって
如月が荷物の準備を終えた頃には、出発のお見送り。
午後は軽く泳いでから昼寝でもしよう、と*思った*]
【大広間】
[ラジオ体操を終えて公民館に戻ると、いつものように美味しい朝食をとる。]
(雛ちゃんと、如月君が今日無人島に行くんだよね)
なんだか……ちょっとずつ人が減っていくのって、寂しいなあ。
[小さな独り言が口から漏れた。]
ごちそうさまでした。
[食器を片付けると男子部屋へ戻る。]
【→男子部屋へ】
あーあいつ等 何してんだろーな…もう2日もあってない奴がいるんだな・・・・・長い間、会ってないように感じる・・・
[夜空を見上げながらポツリと呟いた]
・・・・・・うしっ最後のネズミ花火放出!お前の出番だっ!
[残りの一個は兄へのお土産にしようとポケットにしまいこんだ]
[最後のネズミは{{有松 翔平}}の方へ向かう]
【男子部屋】
[如月が荷物の整理を始めたのを眺めている。]
(翔平君と博君と、今日は如月君と。
3人向こうに行ったらこっちは4人。)
[こっちにきた時はずいぶんと賑やかで、多少手狭に感じられた部屋の中も、広さを感じるようになってきていた。]
・・・うぎゃあああ!お前裏切ったな!
[しゅるしゅると火を上げながら自分を追いかけてくるネズミ花火から声を上げて逃げ回る]
はぁはぁ・・・ ぎゃはは!逃げ切った!この野郎!
[ネズミ花火が燃え尽きるとげしげし踏みつけ 笑った]
【花火場】
[UFO花火が無事上がってほっとしたのも束の間]
こっちの花火は、って……わっ!
[別の花火の説明書を読んでいたため、ネズミ花火の接近に気付かなかった。
幸いもう燃え尽きそうだったので、近い方の足を上げて火花をかわす]
びっくりしたな……って、またきた!
[口で言うほど驚いていないような顔をしていたが、次に3個の花火が一斉に向かって来るのを見ると、さすがに危機感を覚えて逃げてしまう]
はあ……サンダル履きじゃなくて良かった……。
[移動しやすいように、常にスニーカーを履いていたお蔭で火傷は免れた]
【回想 夕食前】
[梨子が木の実の数で肝試しのことを思い出すように言ったので 自分もすっかり忘れていたことを思い出した]
・・・あっ!あれな一位になったら、なんか校長先生が賞品を用意してくれているらしかったんだよ!花火の後で聞いてみっか!
[今度は忘れないぜっ!と親指を立てた]
【回想 終了】
【秘密基地の中】
…ん…ぐぎぎぎぎぎ……!
…ふわぁ〜…
[いつものように、寝起きの伸びをする梨子。
昨日は風呂から上がると、睡魔に勝てず、そのまま眠り落ちてしまったのだ。]
[秘密基地の中から、公民館のある陸の方向を眺める。]
昨日、陸でも花火大会やったんかなー?
桃ちゃんとか実ん…あっちにおる間、お外におるん見かけんやったけど…花火、やったかなー?
…くふふふ♪
昨日のネズミ花火…最後の翔平の顔…けっさくやったなあ!!
[もそもそと、Tシャツとキュロットに着替えながら、思い出し笑い。]
[花火が終わると笑いながら秘密基地へ 見守る様に離れて立っていた校長先生に走りよった]
こうちょーせんせい!あのあれ!あれ!あの肝試しの賞品!ください!加納と俺の分!
[ずうずうしく手を差し出し 催促した]
[校長先生も忘れてたわけじゃないぞ?という顔をして*12殿様蛙*の色違いキーホルダーを渡した]
うひひ ありがとう!
[大切そうにポケットに仕舞い込んでお風呂へ]
はあ……楽しかったね。
[花火が終わった後は、後片付けをしてから秘密基地へ。
お風呂の順番を決めてから、適当な物陰で水着に着替える]
…………。
[先程水着の話をしていたせいで、なんとなく久美子の方が気になってしまうのだった]
【回想・花火大会後、夜】
[おそらく健二や雛よりもはやく、実たちと一緒に公民館へ戻っただろう。ちょっと空を見上げて]
今晩が最後かぁ……明日の夜は、無人島?
そういえば、誰かも言ってたけど、島の空ってどんな空だろう。
わ、なんかどきどきしてきた。
[いろいろと悩んでいたことも忘れ、空と星のことで頭がいっぱいになると、一人でにっこりと笑った]
今日はちゃんと寝て、明日は早起きしないと……!
ああ、無人島、楽しみだなぁ。
【→ 男子部屋】
【秘密基地 夜】
[もちろん女子の入った後に風呂は入った]
・・・ 加納はもう寝てるのか・・・
[秘密基地に着くと梨子は毛布にくるまってすやすやと寝息をたてていた そろそろと足音を忍ばせながら毛布を手繰り寄せ横になった]
[珊瑚朱◆と紅消鼠◆の蛙のキーホルダーを上に掲げながら]
・・・明日 渡そっと・・・
[目を閉じると睡魔に襲われ すぐに眠りについた]
藤本 如月は、おまかせ をおそっちゃうことにしたよ。
【朝・秘密基地】
ん……うーん……
おはよう。
[目を覚ましてから、まずは周囲の子たちに挨拶]
北斗くんがいっぱい持ってたからね、花火。
桃子さんや実くんも、楽しめていればいいけど。
[梨子の声が聞こえたら、そんな風に答えた]
そういえば、ラジオ体操ってどうするのかな……。
[校長先生に訊ねれば、電池式の携帯ラジオがある事を教えられるだろう]
【朝・男子部屋】
[早起きしよう、その宣言の“とおり”にラジオ体操が終わって皆が戻ってくるころにはごそりと起きだした]
む……じゅん……び……
[もともとあまり荷物は散らかしていない。もそもそと、ゾンビのスピードで荷物の最終整理を始めた]
【秘密基地 朝】
[梨子が着替えた後 しばらくたってから自身も眠そうな顔をしながら起きてきた]
ふわあ 眠い・・・あー昨日は俺自分で歌いながらやったぜ・・・歌ってやろうか!
[博の言葉にちゃちゃらちゃちゃちゃちゃ ちゃっちゃらちゃらちゃらと寝ぼけた顔で口ずさみ体操をし始めた]
ラジオ体操 第二〜チャチャ ぐぅ
・・・顔洗ってこよ〜
[完全に寝ぼけている 湧き水で顔を洗って出直してくるようだ]
[戻ってきた後にはきちんとラジオ体操に参加するだろう]
【秘密基地の中】
[探検の余韻で、ひろし隊長に敬礼しながら答えた。]
声を出して、号令とればいいであります!
自分は、これから浜辺の調査に行くので、参加できないであります!
[翔平の体操の音楽が耳に入る。]
……ありまつ隊長の音頭では…危険であります!
[耳を塞ぐフリをして、にーっと笑いながら、麦わら帽子を被り、タライを持って、昨日花火会場となった浜辺に遊びに出かけた。]
【少し前・朝のラジオ体操】
[昨日は花火大会で、色々ありましたが、楽しく過ごしました。
部屋に戻ってからも興奮冷めやらず、しばらく話したりして起きていましたが…外に出てきた時には、もう曲が流れ始めています。]
わ、待って待って!
危なかった…またラジオ体操に遅れちゃうところだった…
[最後に大きく深呼吸して、ラジオ体操終了です。]
んん…?少し身体、堅くなってるかな…?
少し伸ばしてみよ。
[座り込んで、足を開いて、地面にべたんと上体を付けたり。]
へえ、すごいなぁ。
[第一を歌い切り第二でダウンした翔平に感心する。
自分は歌えるかな……と、翔平が顔を洗いに行っている間にこっそり口ずさんでみた。
どうやら、94%くらいは歌えるようだ]
/*
如月は人の行動、言葉、表情から心理を読めるタイプ(聡明な小学生男子に時々居るような)と思って動かしてた。
だからきっと桃子ちゃん(謎)と雛ちゃん(心の結論と体の行動のつながりがわかりにくい)みたいなタイプのことはうまく理解できないだろう…とか勝手に思っていたら…。本当に昨日噛み合わずw
男子だったら翔平、実、宏樹は普通の態度で大丈夫。
体の弱そうな北斗には、臨海学校の色々まではほんとにオカン気分だったんじゃないかと。
健二は親友だと思ってる。博くんは唯一尊敬の念を抱いている同級生、かな。
*/
りょ……了解である、梨子隊員。
[なんとなく梨子にのって答えてみた。
普段とは違う口調が照れくさい]
浜辺の調査任務、頑張りたまえ。
……行ってらっしゃい。
[結局元の口調に戻してしまった]
【→大広間・少し前のこと】
[軽く柔軟運動もプラスしてから、朝ご飯。
昨日の反省も踏まえ、定刻にみんなと食べます。]
今日は雛ちゃんと…藤本先輩が行くことになったんだっけ。
これで、ほとんど半々に分かれたね。私も無人島、見てみたいな…
………
無人島行って、みんな何をしているんだろう?
海で泳いだりしてるのかな…?
[そう言えば、こちらへ来てから、まだ一度も泳いでいません。
先日の事故のこともありますし、今日は誰かを誘って、泳ぎに行ってみましょうか。]
【秘密基地 朝
今日のご飯は何だろな 腹減った〜まだか〜
[ラジオ体操が終わった後うろちょろと動きまわっている]
あれ?加納がいなくね・・・?トイレか?
[きょろきょろと辺りを見渡して梨子の姿を探す 博から浜辺に行ったよと聞けばしょうがねぇな迎えに行ってやっかという顔をして【→浜辺へ】駆け出した]
【浜辺】
[靴を脱いで、裸足になり、浜辺調査!…の前に、腹ごしらえをすることにした。】
1 ティンくるチョコレート
2 コミットさん
3 りんごの唄
4 歩からもらったガム
5 桃子からもらった粉ジュース
6 その他
2(6)
【少し前・大広間】
ごちそうさまでした。
みよ子さん、これはここで良いですか?
[朝食後、みよ子さんを手伝って、お片づけをします。]
お掃除は昨日したし…そう言えば、まだお小遣いが残ってたっけ。
お菓子はスパマッチョとサクラドロップが残ってるし…どうしようかな。
[色々考えながら、部屋に戻って荷物を確認してみることにしました。]
【大広間→女子部屋】
【→調理場へ】
今日のご飯か……うーん……
というか翔平くんも考えようよ。
[翔平に言われて首を捻っていたが、梨子が浜辺にいる事を伝えると、当の本人はさっさと駆けだしてしまった]
仕方ないなぁ……
朝だし、あんまり重くないものの方がいいよね。
[校長先生と相談して、今回はコンソメスープを作る事にした。
キャベツ、ニンジン、ベーコンと、それなりに具だくさんだ。
翔平たちが戻ってくる頃には、火が通っていることだろう]
[荷物の整理が終わるころにはだいぶ目が覚めたらしく、自分の布団をたたみながら、その時部屋にいる男子に話しかけた]
おはよう。部屋は最後まできれいに使って、最後に船に乗るメンバーはちゃんと全部確認してね。
そういえば机の上におやつを置いておいたからみんなで食べておいて――ん、すでにかなり減ってるか。みんなもう食べたんだね。
昼間は船だっけ。じゃあちょっと僕は朝ごはんもらってくる。
【→1階へ】
【浜辺】
おーい加納 何してんだよ!
[タライを抱えて何かをしている梨子に近づいた]
あーお菓子食ってる!俺にもよこせっ!
[梨子が食べていたコメットさんに自身も手を伸ばした]
【浜辺】
[ビニール袋の中に入れてきたコミットさん(三角型したスナック菓子)をポリポリ食べながら、浜辺に足を浸け、うろうろ歩く。]
…ん?あそこに見えるは、ありまつ隊長でありますか?
[博に『浜辺の調査任務、頑張りたまえ。』と送り出されたのを受け、ひとり調査隊ごっこ気分で楽しんでいる。]
【→大広間】
[他のメンバーの朝ごはんはすっかり終わっている頃、それでも如月にとっては充分早い時間。部屋から出てくると大広間へと下りていった]
みよ子さん、おはようございまーす。
ごめんなさい。荷物の整理してたらまた遅くなっちゃった。
僕船に乗るんで、今のうちに何か食べるもの残ってたら……あ、朝ごはん取っておいてくれたんですか。ありがとうございます!
[大広間でひとり朝ごはんを食べる]
【女子部屋】
[部屋に戻ってくると、ちょうど雛ちゃんが出発の準備をしているところでした。]
あ、雛ちゃん…そうだね、そろそろ船に乗る時間だね…
え?バナナチップス?…うん、わかった。北斗君たちに渡すね。
男の子たちと一緒にお菓子食べてなかったな…うん。
[今日お菓子を食べると、無人島へ行ってから食べる分が足りなくなりそうです。]
[向こうにお店は無いでしょうから、今日いくらか買っておいた方がいいかも。]
【浜辺】
[浜辺に到着するや否や、梨子の朝ごはん−コミットさん−に手を伸ばす翔平。]
…ぶー!!
[調査隊ごっこを台無しにされたのと・朝ごはんを少し取られ、思いっきり頬をふくらませる梨子。]
[部屋をきれいに使って、の言葉に笑顔で答える。]
うん、分かってる!大丈夫だよ。
……え。
……そ、そーだねー。
[お菓子の話になるとやや挙動不審になる北斗であった。]
[食事が終わると、ぐるりと大広間の中を見渡して]
ここともお別れかぁ……。
[公民館の中をゆっくり見て回りながら、荷物を取りに男子部屋へといったん戻った]
皆 準備してんだぞっ!遊ぶなよっ!
[むしゃむしゃコミットさんを奪って食べながら 膨れる加納を見てにやにや笑う おまえは何しに来たんやー?と聞かれると 俺?俺は加納を迎えにくる係だっと威張った]
そんなにむくれんなよ!くくく
・・・ああそうだ また忘れる所だった!
[手についた粉をぺろっと舐め ごそごそとポケットを漁り蛙のキーホルダーをんっと差し出した]
肝試しの時の賞品!俺はどっちの色でもいいぜっ!
[珊瑚朱と紅消鼠色 赤みがかったピンク色と青みがかった黒色だ]
【男子部屋】
[自分の荷物をすべて持つと、男子部屋の中もゆっくりと見渡して]
じゃあ、もう下におりてるね。
お世話になりましたー。
【→1階へ】
[ふと気になって、布団部屋の方を見てみます。]
ふふ…今日は桃子先輩、手を伸ばしてないのね。
[安心したような、少しがっかりしたような、微妙な気持ち。]
この部屋も、歩ちゃんと先輩と私と…3人だけになっちゃうと、すごく広く感じるね。
もう、半分になっちゃった…
[ベランダに出て、外の景色を眺め、少し感傷的に。]
あ、言い忘れた!
[ドアの外から部屋にひょっこりと顔をのぞかせると]
僕はもう今日船に乗るから、投票はみんなにおまかせだよ。よろしくね。
[そういうと今度こそ、下へ下りていった]
そろそろお見送りの時間かな?
桃子先輩、起きてますか…?
今日は雛ちゃんと藤本先輩が、無人島へ行くそうです…
私、お見送りに行ってきますね。
[桃子先輩にも声をかけ、見送りのために、玄関へと向かいます。]
【女子部屋→玄関】
[コンソメスープが出来たら、翔平たちを待って朝ご飯にするだろう。
来なかったら先に頂いてしまうかもしれない]
[そして正午が近くなれば、浜辺に移動して、校長の船を待つ*だろう*]
【男子部屋】
[部屋に戻った如月に]
うん、こちらこそお世話になりました。
[ぺこりと頭を下げた。]
あ、僕見送りする!投票?うん。大丈夫。
[荷物を持つ如月の後を追いかけた。]
[如月がご飯を食べて部屋にいないうちに、かばんの中には手紙を入れておいた。
如月はいつ気づくかなとわくわくする。]
[「梨子ちゃんと仲良くね! 北斗」
そんな、お節介すぎる一言だけの手紙だ。]
【浜辺】
[赤みがかったピンク色のキーホルダーをランドセルの横に下げ、女言葉を喋る翔平を想像した。]
…ぷ…!…おかしいやろ…。
[ひとりでくすくす笑う。]
ん!
このピンクのヤツもらうー♪
[翔平から受け取ると、さっそく、キュロットのベルト通しに付け、ぶら下げる。]
【女子部屋→公民館前】
[外に出てみて、風が涼しくなっていることに驚きました。
日差しは相変わらず燦々と照りつけていますが、海を渡る風は、少しずつ温度を下げているみたい。]
………
長かった夏休みも…もうすぐ終わり、かな…
[海の方を見つめながら、出発する人達を待ちます。]
[男子部屋から小さくまとめた旅行道具入りのバッグと、それより大きな望遠鏡ケースを大事そうに持つと、1階へと下りてきた]
この公民館にもお世話になりました……と。
[厨房か駄菓子屋に居るみよ子さんのところにも行き、先にあいさつ]
みよ子さん、お世話になりました。
[そして公民館の前で、ちょっとぼんやりと辺りを見回している]
【→公民館前】
【男子部屋→公民館前】
[如月を追うように、日傘を差して公民館前に出た。
如月と雛の出発を見送るつもりだ。]
忘れ物……はないよね、如月君だもん。
よっしゃ やっぱりそっちだよな!
[梨子がピンクを選んだのをやっぱり女の子だったかと揺れる蛙を見ながら笑う 梨子が想像していることなど分からずにただ満足げににやにや笑っていた]
・・・俺は財布に付けよっと![とポケットに再び閉まった]
・・・博と桜野も待ってるしもうそろそろ戻るか?
[もう少し探索がしたいと言えばそれにつきあいその後は秘密基地に戻って 博の用意してくれた朝御飯を食べ始めるだろう**]
[公民館前で会った小百合と北斗に微笑みかけて]
あと、よろしくね。
やんちゃな子たちのこと、無茶しないようしっかり見ててあげて。
[そして手を伸ばすと、北斗のほっぺたをぎゅっとちょっと強めにつねった]
ほくとー、ほくとは口の堅い子だよね? 僕わかってるからね?
健二にも、ちゃんとそう言っておくんだよ?
あ、藤本先輩…もうすぐ出発ですね。
先に向こうに行ったみんなにも、よろしくお伝え下さい…
………
ご、ごめんなさい…なんだか、変なこと言ってますね、私…
こ、こほん!私たちもすぐに行きますから、楽しみながら待ってて下さいね。
花火もまだ、使い切れてませんし…お菓子も、買って持っていきますから!
[笑顔になります。本当は少し、寂しいけれど。]
鏑木 実は、藤本 如月 にうしろゆびをさすことにしたよ。
最初の挨拶、なんだか先に戦地に出立する同僚を見送る兵士みたいです。
そして、最後の一行が如月先輩に気があったように見える件。
小百合ちゃんはどうしてこうなっちゃうんでせうか。
[しっかり見てて、といわれ]
うん!頑張る!
[張り切って答えたが、その後頬をつままれて。]
ふ、わふぁってう!けんいふんにほいっほくー!
[分かってる。健二君にも言っとく、ということらしい。]
[小百合の言葉に笑ってかがみこむと顔を覗きこんで]
うん、わかった。待ってるね。
あゆちゃんと、ももちゃんのことよろしくね。
さゆりちゃんも、もう無茶はしないように。
[そして耳元に口を寄せてこっそり耳打ち]
あと、北斗のことも……よろしくね。
[北斗君と藤本先輩のやり取りを、怪訝な表情で見守ります。]
…?
男子には男子の秘密があるのかな?
[そして、出発する2人に向き直ると]
それじゃあ…雛ちゃん、藤本先輩、いってらっしゃい!
[手を振って、見送ります。]
はい。でも、歩ちゃんや桃子先輩、私よりずっとしっかりしてますから…大丈夫だと思いますけど…?
[急にかがみこんだ藤本先輩に驚き、さらに耳元で囁かれた内容に…]
ええっ!?な、何のことですか!?
せ、先輩!せんぱーい!
[言うだけ言って、先輩はさっさと船着き場へ行ってしまいます。]
[やってきた雛と連れだって、船の出発場所へ向かっていくだろう。見送ってくれた子たちを振りかえると、手を振り返して]
みんな、いってきます!
みよ子さんに迷惑かけないように!
好き嫌いしないでちゃんと食べるように!
あと……夜更かしと寝坊をしないように!
【→ 船へ】
……?
[如月の耳打ちは何を言っているのだろうと気にしながら、出発の時間になった。]
[如月と雛が公民館を出て船着場に歩いていく。
その背中に大きく手を振る。]
いってらっしゃーい!
まーたーねー!
[大声で叫びながら、途中何度か振り向いて手を振ってくれる二人を、その姿が見えなくなるまで見送っていた。]
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