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[ちらりと目を上げれば、自分がしていたのと同じように俯く博に気づく]
え、あのね。そんなに凄い話じゃないの。
昨日、玄関のとこまで見送ってくれたときにね。
博くん、元気ないような気がしたから、どうしたのかなって。
翔平くんより自分が先に来たかった、ってタイプじゃないし。
……何かあったの?
え?
[久美子に問われた事に顔を上げて、目を瞬かせる]
あ、あれは……さ。
その、久美子さん、が……
[顔を逸らす。すごく言いにくそうに]
ぼくよりも、他の人に見送って欲しいんじゃないかって、思ってたから……
一個でも十分だよ。
[興奮冷めやらぬ表情]
……いや。
そっちこそ、綺麗な花火見せてくれてありがとな。
[次の花火が揺れるのを眺めている]
伝言?
ああ、樫村が行くことになったのか。そうだなあ……特に個人宛はねえなあ。
[上を向く。花火の煙のせいで、あまり星は見えない。ちょっと考えてから]
悔いのないように楽しめ、って。
そんだけかな。
−回想−
【秘密基地】
[翔平が拾った木の実をビー球代わりに、遊んでいた翔平と梨子。
久美に呼ばれ、しぶしぶと準備の手伝いをした。
梨子が手伝った夕食も、昼食同様、美味しいものだった。]
…おいしい!!
[「どうだっ!食ったか!」というような顔をして、翔平を見る梨子。
梨子がこなせた仕事は、卵を割りかきまぜる係とケチャップを上にかける係だけで、作ったのはほとんど久美なのに…妙に勝ち誇る梨子。
しかも、ケーキのように切ったオムレツの上にかけられたケチャップは、生クリームを真似たつもりだろうが…かなり不恰好だった。]
…ごちそうさまっ!!!
[満足げに、にこにこ笑う梨子。
その後、デザートに翔平の木の実を食べ、朝に藤本から渡された『箱(ゼリーの詰め合わせ)』のことを思い出した。]
あっ!藤本くんが、何か、くれとった!
…何が入っとるかはまだ見てないけどー…たぶん、ゼリーか水ようかんやと思う!明日はそれを食べよーなっ♪
−回想−
【秘密基地】
…あ。
あんとき…藤本くんあたしの頬っぺ触っとったけど、また、ご飯くっついとったんかなー?
朝食べてなくってー…その前の夜はうどん食べてー…
……いつのご飯やったんやろ?
[藤本に突付かれた頬っぺたを撫でながら、ボンヤリ考えた。]
そっか、一個でじゅうぶん…。ありがたみがなくなるものね。
[うん、と納得して頷く]
ううん、私が見たかったの。すてきなものを教えてくれてありがとうね。
[紫籐につられて空を見上げる]
…無人島だと、まわりに明かりが無いから、星とかすごくきれいに見えるんだろうな…。きっと藤本くん、行ってよかったと思うよ。
他の人も、きっといっぱい楽しんでると思うよ。
でも、その言葉伝えるね。紫籐くんもいっぱい楽しんでね。
私がいっぱい迷惑かけちゃったけど…でも、次に会ったときは、絶対にびっくりするくらい進化してるんだから!
[なぜ雛が島に行きたいか紫籐は知らないはず。華麗な泳ぎを見せて「すげぇ」と驚く紫籐の姿を想像して、くすくすと笑った]
[意外な答えに、思わずじっと博の横顔を見つめ]
え?私……?
だって、小百合ちゃんたちも来てくれたし。
博くんに見送って欲しくないわけ、ないじゃない。
出かけちゃったり、寝ちゃったりで来てない人もいたけど、
他の人……って。
[誰、とは聞かない。火の落ちてしまった線香花火に目を落とし、寂しげに笑う]
違うの。あのね、たぶん、違うよ。
[自分の声が震え始めるのに気がついて、立ち上がる]
うん。でも、答えてくれて、ありがとう。変なこと聞いてごめんね。
[翔平と梨子の方に歩み寄り]
梨子ちゃん、打ち上げる花火持ってたよね?
UFO花火?見たいなー。
[ことさらにはしゃいだ]
藤本 如月は、樫村 雛 をおそっちゃうことにしたよ。
【回想・夕食後】
[満足げな梨子に]
うん、おいしかった。梨子ちゃんがデコレーションしてくれたおかげで、ケーキみたいなオムレツだったね。
藤本くんが?
ゼリーか水ようかん……って、重いよね。藤本くん、家から持ってきたのかな?
梨子ちゃんも、重かったでしょ?
でも、ここに来てから甘いの食べてないから、嬉しいな。
湧き水の流れてるところに置いといたら、だいぶ冷えると思う。
【花火場】
[翔平の花火を見て楽しんでいた梨子。]
ん?久美ちゃんどしたん?
うん!いいよ!!
それなー、翔平と説明書読んだけど…難しくって、やり方よく分かんの。
後で柿田くんに聞こうと思っとったん。
[自分の買った花火を手にし、久美と一緒に柿田の元に行き、お願いをした。
そして、違う日にもやりたいから、1つずつ、残しておくようお願いした。]
あ!それとなー!
使い捨てカメラ!貸してー!
へへ。
じゃあ、来年は下級生に教えてやってくれよ。
そうだな。綺麗なんだろうな。海も、景色も。
迷惑?んなこたねえぜ。
学校の勉強だけじゃ、わかんねえこといっぱい学べたしな。
……次に会った時って、何だかどっか遠くに行くみてえな言い方だな。
今でも随分進化してるんじゃねえ?
ごめんなさいが少なくなった。ありがとうが多くなった。
ま、楽しみにしてる。俺だって負けねえから。
ん……
そっか。そうだよ、ね。
[気分を害してしまっただろうか。
顔を窺い見たけど、俯いていて表情はわからない。
指先が震えたのか、まだ残っていた花火の玉が、ぽとりと落ちて黒くなった]
違う?
違う……そっか。
[何に対して違うと思ったのかはわからない。
けれど、立ち上がる久美子を見ると、それ以上は何も言えなかった]
変なのはぼくの方だよ……多分。
[久美子が翔平たちの方に声を掛けた後、ぽつりと呟く。
健二や如月に一蹴されてしまったあの事は、結局口には出せないままで]
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