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しかしこのままでは恐らく、梨子と柿田と桃子とは話せそうに無い。
ナシ・カキ・モモかよ!
桃栗三年柿八年柚子は九年でなりさがり梨の馬鹿めは十八年!
今から名前を「柚子」に変えていいですか!?(駄
私は本を返しに来たの。感想文は、私は終わっているけれど。
[合同教室なので、6年生が何をやっているかはなんとなく把握しているものの、さすがに4年生にの雛が6年生の宿題をどうこうはできない。一緒に勉強会もむりだなぁと思いながら]
もしかして紫籐くんは、臨海学校でも勉強するつもり、なのかな…?
[でなければ、終わらないのではないだろうか?]
そう、かな?ありがとう。
[健二に字を褒められて、少し照れる]
宿題はね、ドリルと、日記と、自由研究が残ってるの。
ドリルはページ数を決めて毎日やってるし、日記も毎日だからいいんだけど、
自由研究が、まだ何にするか決まらなくって。
みんなはどんなことするのかなあ?
雛ちゃんも、感想文終わったのね。
早く終わらせちゃうと、楽でいいね。去年もこうすればよかった。
私は、臨海学校には日記だけ持って行くよ。
お母さんは、6年生の子に宿題見てもらったら?って言うけど、せっかく遊びに行くんだもん。
うう……。
[如月に諭された時の言葉が頭に蘇った]
あ、空いた時間にちょこちょこっとな。
俺も来年はもう中学生だし。
いつまでも遊んでばっかりじゃいられないんだぜ。
[力ない笑いを浮かべる]
夏の友も自由研究も読書感想文もドリルも終わったから、あとは絵日記だけ。
絵日記は最初の一週間で終わらせることはできないものね。
5年生以上は絵の無い日記だったっけ?
そういえば、臨海学校でもラジオ体操はするのかなぁ?
[来年は中学生。その言葉を聞くと、いきなり紫籐がオトナに見えて羨ましい]
いいなぁ、中学生。
【出発前日・自宅】
[母から渡された浴衣と着替えを、スポーツバッグに入れている。浴衣の柄や色には興味を示さないが、靴下に大きく反応した。]
あっ!…あんなー、靴下なぁー…ふせてないんが…いい。
[学校では上靴を履く(靴下見えない)ので、祖母がふせた靴下を履いて行ってるが、臨海学校に行くのに、それはちょっと恥ずかしいと考えている。]
[母の許しを得て、タンスの引き出しを開け、新しい靴下を下ろした。ぱんつも新しいの下ろしていいと言われ、それも新しいのにした。]
(安心)…♪
[ニコニコ笑う梨子を、居間から寝転んで見ていた兄と祖母が「履かれりゃいい!」「誰も見らん!」と、からかった。]
あーー!うるせーなー!いいやんかー!
[梨子は、ぶーっとふくれた。父は酔っぱらって寝ている。]
……計画的なんだな。
[桜野の言葉に敗北を悟ると、膝を折った]
俺もそろそろ日記付け始めるか。
今からなら1日に3日分で間に合うかな。
[指を折って計算している]
自由研究は……そうだなあ。朝顔の観察日記は地味すぎるし、飽きたし。
一応、計画してることはあるけどな。
【自宅・出発前夜】
[お風呂からあがって、明日持っていく荷物の最終確認をします。全部ちゃんと用意できたはず。]
[今日は準備のためにあちこち出かけて、すっかり疲れてしまいました。でも、おかげでぐっすり眠れそうです。]
今日借りてきた本、向こうでも読めるように持っていこう…
明日は…10時30分出発、ね。早く寝て、朝にもう一度、持っていくものを確認しよう…
ふぁ…お休みなさい…
やっぱ朝のラジオ体操はあるんじゃねえかな。
第一と第二。
[宿題をちゃんとする人たちに囲まれて立場がない。
樫村の羨ましがる言葉には、少し自慢げ]
へっへ。
中学に行ったら思いっきり部活動するんだぜ。
【出発前日 自宅】
[夕食前に兄の机を荒らした荒らしてないで一悶着があったが母親の一喝で兄弟喧嘩は止まった][ポケットにはお望みの銀色のコンパスが入っていた]
宿題?全部 済ませたもんね!
[母親の問いに得意気な表情 出来は抜きにして日記以外は済ませたようである]
読書感想文は*12殿様蛙*物語を読んでだろ…
漢字ドリルも計算ドリルもやったし…
[指で宿題を数えていて はっとした]
…自由研究…忘れてた…[そう言った途端に母親に頭をこずかれた]
[雛に頷いて]
うん、日記の絵は描いてもいいけど、描かなくてもいいの。
私は、絵は下手だからなあ。好きだけど。
3日分って、健二くん、まとめて書いちゃうの?
書かないよりいいけど。あ、お天気、間違えちゃだめよ?
[くすくすと笑う]
計画してること?ってなに?
朝顔……は、1年生のときにやっちゃったなあ。
ラジオ体操、するんじゃなかったかな?
あれ、何時に起きなきゃいけないんだったっけ。
中学生、そっか。
来年は、健二くんも、博くんも、藤本くんも中学生なのね。
何だか、寂しいね。
お兄ちゃんを見てると、勉強大変そうだから…私はあんまり羨ましくないな。
【出発前日・自宅】
あー?
兄ちゃん、"りんかいがっこう"うらやましいんやろー?
中学生は行けませーん!残念でしたー!…ざまーみろー!
[居間で寝転んでいた兄はカチンとし、持っていた本を、仏間の梨子に投げつけた。本は梨子の左腕にヒットした。]
…いってー!!…ばかやねん!!本なんか投げるけん、ますます馬鹿になるんや!!
[母と祖母は、「また始まった…」と、叱ることも止めることもせず放っている。父は相変わらず寝ている。梨子は兄が投げた本(※廃品回収に出てた少年J)を見て、図書館の本が返却期限を過ぎているのに返していなかったのを思い出した。]
…図書館の本!!返しに行ってくる!!
あ、でも、中学は部活があるのね。
健二くんは、何やるの?運動部?
やっぱり、いいなあ。
いけない、また話し込んじゃった。お習字遅れちゃう。
じゃあ、そろそろ行くね。また明日!
[二人に手を振って*歩いていった*]
それじゃ、ラジオ体操カードも持って行かないとね。
休まずスタンプ押してもらったら、お菓子の詰め合わせかボールペンがもらえるし。
部活!いいなぁ、すごい。
[部活の響きだけで、盛り上がってる]
日記の絵は描かなくてもいいのね。それは淋しいかな。
でも毎日描くのはちょっと大変かも。
[習字に向かう桜野に手を振った]
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