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[思わず山の頂を振り返ると、光は未だ変わらずそこにある。]
……っ。
[震える手で、祈るように手を組んだ。
流れ星に 願うように――]
……もう一度、あの手に 触れたい…。
[涙が一筋、頬を伝わって*地面に落ちた*]
[聖杯が、三度目の振動を起こす。
そしてソレを最後に、聖杯の魔力は霧散し、聖杯戦争の終わりを告げた。]
最後のは……まぁいいでしょう。
コレで此度の戦争も終わり。
あとは何時もどおりの日常へと戻り、残るは膨大な後始末と上への報告だけ、と。
まったく、特に今回は上も五月蝿そうですしねぇ。
[九鬼は溜息をつくと、深々と椅子に座りなおした。]
それではエピローグにはいります。
最大の注意点ですが
【生存者のエピローグが終わり、GMがfinマークを入れるまで独り言を含む全ての発言を禁止】します。
それでは、エピローグ間も無く開始です。
−教会−
本当に、お疲れさまでした。
[九鬼の事務机に、紅茶とクッキーを置く。クッキーは槍の形をしている。]
マスターの生存者は4名ですわね。
そしてそのうちの、2名が聖杯に何かを願った……。
本当に、イレギュラーが好きな聖杯ってことですのね。
報告です。
梧桐さんですが、肉体の治療は完治しており、後は本人の気力次第、という状態になっています。
魔術回路修復に関しては
……申し訳ありません。今現在絶望的と言わざるを得ません。
何か奇跡でも起きない限り……
[そのとき、治療室に小さな物音がした。]
平 芽祈が「時間を進める」を選択しました。
ああ、ありがとう。
[紅茶のカップを手に取り一口。]
それに振り回されるこっちの身にもなって欲しいものです。
後は後始末ですが……今回の勝利者は何を願ったのやら。
私達が駆けずり回ることの無い願いならいいんですがね……。
[報告を聞きながら。静かに眼を瞑る。]
奇跡、ですか。
本来ならば、ソレを一番に信じるべきは私なのでしょうが。
――いや、やめておきましょう。
[そしてクッキーを手に取り、まじまじと見る。]
……食べにくい形、ですね。
[そしてソレを口に運ぼうとした時、治療室からの物音で手を止めた。]
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