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セイバーは、眞奈 みなみ を能力(襲う)の対象に選びました。
[今どこに立っているのか。
己が手にしているのは何なのか。
自分が今なすべきことは、何なのか。
意識さえも虚無の中に放り込まれたように、空白で埋め尽くされる]
――――。
――故に私は願ったのだ。
私は彼らの無念を以って座に就いた。
私は私ではなく、無念に固め上げられて出来た虚像。
……いや、確かに私はスパルタクスだが。「スパルタクスという象徴」であるのも確かだ。
目的は無念の成仏であり。
再びその無念が繰り返されるなら。
陽に笑う全ての民から幸福を根絶やしにし、陰に蔑まれる民に幸福を渡す。
……いや。
既に世が矮小な不幸に気付くつもりすら無いのならば、人類の滅亡が結果であっても構わない。
――――。
「私」の目的は無念であり。
その行動も無念故の塊だ。
今更、私一人が人間として生き、「彼ら」を差し置いて幸福を享受しようなどとは思わん。
……戯言はそれで終わりか。瀬良悠乎。
[スパルタクスは背を向けた。]
[喪われた五感、そして意識。淡く輝く光点を見出した、と感じた。それを手がかりに、自らを呼び戻す]
……そうだ。
……私、は。
[回復した意識。それが求める強い衝動があった。
右手の宝具を元の形状に戻し、身を起こす。魔力で編んだ剣を何処からともなく引き抜いた]
……死な、なければ。
[少年が手に在るは断頭の剣。
かつてゴリアテから奪い、その首を断ち切った因縁の剣。
ゆっくりと掲げ、自らの首筋に突き立てようとする]
Ay amor――
[一度、目ばたいた。幻聴のように響いた麗しい声。
だが少年は変わらず、ゴリアテの剣の切っ先を見つめる]
ダビデっ!
[令呪の生んだ光が瘴気に包まれ塗り替えられる。太陽が染めた橙色までもを消し去り、辺り一体がその渦に包まれたようだった。
目を凝らしてみれば、真っ直ぐに向かっていったそれはダビデを傷つけることがなく、けれど吸い込まれていった瘴気は確実にダビデを蝕んでいるようだった]
だめ――っ!
[再び響く、声。今度ははっきりと聞き取れた]
Ay amor――
生きて!
[声の主を、思い出す。眞奈みなみ。
再びの契約と契りとによって結ばれた、己がマスター。
そう気づいた瞬間、剣を握った手の自由が取り戻された]
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