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[本当にいたのかいなかったのかも分からない存在。
奴隷数万。起こした戦いは「反乱」と認識され、そして故郷にも墓にも還ることの出来なかった彼らは、「その他大勢」としてしか殺されたことを認識されなかった。
彼ら個人個人が「殺された」ことも、そして彼ら自身を覚えていた者は、きっと――――。]
――それだけで、十分だ。
[最期、彼女は一人の魔術師の腕に抱かれて死んだ。
最期、彼女は一人の魔術師の心を揺さぶった。
最期、彼女は――――。
ならば、きっと彼女の姿を見た彼らが、「彼女」を受け継いで行くだろう。きっと彼女の生涯が無駄であったかどうかは、もっと先に分かることなのだ。]
ちぃィ!
[ 手にしていた絵の具をキャスターの足元へと投げつければ、それは途中で爆ぜて赤銅色の煙とない膨れ上がった。
そのまま、左之助へと向けて駆け出した。]
[今までの薄皮1枚とは違う確かなダメージ。煮えたぎるような腹の痛みに耐え、左之助は笑う。]
く、はははは!やるじゃねぇか!
ふざけやがってぇぇえ!
[左之助の宝具である槍に、爆発的な魔力が集まっていく。
人間の蒲生相手なら容易く命を奪える大技を左之助は今まさに放とうとしていた。]
[手を伸ばしかけたバーサーカーの手を、少し残念そうに見た。]
……私は忘れない。私が殺した者達のことも、私が生きていたことも、聖杯戦争で出会った人たちのことも。
もちろん、おまえのこともだ。バーサーカー。
おまえは私を娘扱いしたが、私から見れば、バーサーカー、おまえは子どものようだった。
[くす、と笑う]
―東ブロック・ビルの屋上―
[昨晩の少女は、見殺しにした。
助けようとしたマスターを非難さえした。
それが、“戦争”と呼ばれる行為に求められる非情さだと、当然のように確信していた。
だが視線の先の娘に対しては――それが当然だと思えなかった]
何故、だろう。
別段、見た目が彼女と似ているわけではないのに。
……弱さ、から?
……あるいは、率直さ、から?
[思い起こされる生前の記憶。バトシェバとの出会い。
生真面目すぎる夫、ウリヤに顧みられる事のなかった女。
彼女の寂しさと弱さに付けこんだ罪。
出て行くべきか、否か。煩悶を抱え、その姿を追い続けた]
[
一瞬の自失。
その隙に、ゴドウの魔術が視界を覆った。
危険を感じて身構え、風の呪を唱えて、煙を吹き払ってみれば。
戦いの場へと駆ける、魔術師の背。
そして、左之助の槍にと集中する、魔力の渦。
――……あれは、拙い。
考えるまでもなく、サーヴァントとしての本能が、そう告げていた。
極限の鍛錬を積み、魔術の小細工を駆使し、神秘を抱いた古刀を振るっても。
――宝具にだけは。人の身では、届きはしない。
]
[
――……ならば、どうする。
いまゴドウを殺したとて、直ぐ消失するわけでもない。主を殺す時間に充分過ぎるだけの時間は残されているだろう。
で、あれば――ゴドウを殺さず、左之助を止めさせる必要があった。
]
――いかせません!
流砂よ、捉えろ!
ريگ سريع
[
一帯の地面を、足を呑み込む流砂と化す呪。
だが、間に合うかどうか――それを、駆けるゴドウの前方へと撃ち放った。
]
[これまでと明らかに違う、膨大な魔力の渦がランサーの槍に向かって収束していくのを感じる。]
む、……っ。
[それでも、出来ることと言えば、一つしかなかった。
蒲生正宗を正眼に構え、ランサーの一撃に備える。]
な…この!
[ 足元が流砂と化す。即座に絵の具を足元へと投げつけるも、変化はなかった。干渉力が違いすぎる。]
く、一文字…ッ
[ 為す術なく足をとられ、ツカサは腰まで流砂に埋もれた。]
――東ブロック アパート――
[部屋の隅で、影のように座り込んでいる。時折ぼやけた輪郭から顔が湧き出、ブツブツと何事かを呟いた。
みなみが外に出て行ったのには気づいたが、キラーは動かない。昨夜に起こったことが、キラーに何をもたらしたのか……ブツブツと、ブツブツと、浮き上がり消えていく顔たちは呟き続ける]
[信長の言葉に、思わず下を向く。]
…じゃあ、私は…
[その後に言葉を続けようとして、突然、左手の令呪が引きつるように痛んだ。]
……近くに、マスターが居る…っ!
[硬い声で、信長に告げた]
――……彼を止めなさい、魔術師!!
[言って。主の願いを訊ねた、ゴドウの言葉を思い出して、付け加える。]
願いが――貴方にも、生きて叶えたい願いがあるのでしょう!!
こんなところで、死にたくはないはず! そうでしょう!?
[決定的な一撃を放とうとした時、左之助は流砂に埋もれていく梧桐の姿を見る。
続けてキャスターの方へと目を向けた。
今放てば、シエラはツカサを殺すだろう。
マスターの同時消滅と言う事態が頭を掠める。
左之助は次に取るべき行動に悩んだ。]
[ 背中越しに、鋭い魔力の気配。脅しとも交渉とも取れるキャスターの言葉。選べる答えはひとつしかない。だが果たしてそれに乗っていいものか…。]
一文字。
[ こちらへと迷う瞳を向ける左之助。その顔を見て、やはり現状には他に手立てがないと悟った。]
………判った。助けてくれるなら、うちのサーヴァントにも手を引かせよう。
[ 不利な交渉にはならぬよう、言葉を選びキャスターに答えた。]
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